補修後もコンクリート表面のひび割れ等が見えるは...
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補補修修後後ももココンンククリリーートト表表面面ののひひびび割割れれ等等がが見見ええるるははくく落落防防止止工工
特許番号:特許第4127551号 NETIS登録番号:KT-100023-VR ( 活用促進技術 )
はじめに
NAV-G工法(UV仕様)(New Acrylics Visible-Glass fibre cloth)は、アクリル系樹脂接着剤を
特殊繊維シートに塗布含浸することにより透明度の高いFRPをコンクリート表面に形成でき、施工後もコン
クリート表面の既存ひび割れの進展状況や、新たなひび割れの発生等を目視観察することができる新し
いはく落防止工です。日々の点検作業の中で、実施した対策工の効果を継続して確認し、追加対策工の
必要性を判断することが可能となります。「NEXCO構造物施工管理要領 はく落防止規格」に適合した工
法です。
適用条件
適 用 構 造 物 ● 橋梁上部工(壁高欄、地覆、床版、桁)
● 橋梁下部工(橋脚、橋台)
● カルバート
● トンネル
● その他コンクリート構造物
気 象 条 件 ● 外気温 : -5℃以上、35℃以下
● 湿度 : 95%以下
● 降雨雪を避ける
コンクリー ト表面 ● 表面含水率 : 8%以下
● 凍結、結露、漏水が発生していない
※ 上記条件以外でも、強制乾燥など別途対策を検討することで適用可能となることもあります。
材料仕様
施工手順
※ 標準使用量はロス等を含んでいません。
施工後直ちに
施工後直ちに
硬化後
直後から
30日以内
NAV-G工法(UV仕様)の施工は一般的な繊維シート接着工と同様であり、特殊な施工手順、機械を
必要としません。
※1 既設コンクリートに著しい変状、漏水等を伴う場合は予め断面修復や止水等の処理をして下さい。
また、断面修復に用いる補修材料はデンカRISシリーズを使用して下さい。なお、詳細については事前にご相談下さい。
※2 作業の状況によってはAS380の添加量を微調整して下さい。
※3 構造物上面に塗布(下向き施工)する場合の施工間隔は、塗布後3時間以上から30日以内として下さい。
直後※3から
30日以内
3 耐候性
● 耐候性塗料クリアトップにより、紫外線に対する耐久性に優れます。
● はく落防止性能に加え、ひび割れ抵抗性や遮塩性も有しています。
特 長
1 可視性
● 従来のはく落防止工法に無い透明性が確保されます。
● 長期間にわたる可視性の持続が期待できます。
2 工期短縮性
● 接着剤のNAVレジンは速硬化性であるため、時間制限のある工事でも施工が可能です。
● 上塗り工までは、次工程までの養生時間を必要せず、直ちに施工できます。
・NAVレジンはアクリル系樹脂接着剤であり、エポキシ系樹脂接着剤に比べ、硬化性に優れます。
・アクリル系樹脂接着剤は、塗り重ねの施工性に優れます。
・上塗り工までの使用材料は、NAVレジン1、NAVレジン2、NAV-Gシートの3種類のみです。
・最短2日(下地処理~上塗り工1日、耐候性塗料塗布工1日)で施工可能です。
意図的にひび割れを発生させたコンクリート平板上の可視性を確認しました。
●ひび割れ抵抗性試験 ●塩化物イオン透過性試験
5 施工適用性
● 接着剤のNAVレジンは低温硬化性に優れるため、寒冷地の工事でも施工が可能です。
・NAVレジンの低温施工可能温度は、最適気温-5℃(適用可能気温-10℃)です。
・適用施工気温+2~5℃以上という多くの類似工法に比べ、温度条件による制約が少ないです。
● 重機が不要なため、施工スペースに制約されません。
・NAV-Gシートは柔軟性があり、入隅、出隅、水切などの細かい部材への施工性に優れます。
・軽量で取扱いが容易なため、手作業だけで施工可能です。
4 力学特性
● はく落防止抵抗性、付着性に優れます。
NEXCO構造物施工管理要領 はく落防止規格に適合してます。
6 安全性
● 接着剤のNAVレジンは環境ホルモン物質を含有しておりません。
変位10mm以上における最大荷重平均値が 1.5kN以上 ●押し抜き試験
0 5 10 15 20
変位(mm)
5
4
3
2
1
荷
重
(kN)
押し抜き試験(+23℃,標準)
0 5 10 15 20 25
変位(mm)
6
5
4 3
2
1
荷
重
(kN)
押し抜き試験(-5℃,標準)
※ 保持率=負荷後/負荷前
※ 試験方法
①はく落防止の押抜き試験 : JSCE-K533
②ひび割れ含浸試験 : NEXCO試験方法 試験法426
③耐久性試験 : NEXCO試験方法 試験法425
性 能
●NEXCO構造物施工管理要領 はく落防止性能
証明書取得
●国土交通省関東地方整備局によるテーマ設定
型(技術公募)「新素材繊維接着工(コンクリート
剥落対策技術)」に選定され、耐環境性や耐用年
数などを検証されています。
●NEXCO中日本により東名高速道路浜松管内の
ボックスカルバートにて施工し、長期にわたる性
状変化について追跡調査されています。
2017.4
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