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2016年 冬号(No.95/1月17日発行) ボーイスカウト東京大田第6団 (東京都大田区田園調布 3-43-1 カトリック田園調布教会内)

URL http://www.bst-ohta6.org

制服の思い出制服の思い出制服の思い出制服の思い出 副団委員長 木村高弘 いま、みんなが着ているボーイスカウトの制服は、ベレー帽に長ズボンです。 でも、25年ほど前までは、ハットと呼ばれるぐるりと大きなつばのある帽子と、半袖半ズボンの上下服、そして膝下まである長いソックスを履き、ソックスを折返してガーターと言われるリボン状のもので止めていました。いまでは、小学生もあまり着ない半ズボンの制服なので、想像しただけで、ちょっと奇異に思うかもしれません。 熱帯地方や、夏季には適していましたが、冬でも同じ格好でしたから、夜などは、とても寒く、ひざを痛めるリーダーなどが多くいました。それでも当時は、その制服を「カッコ良い」と思って、多くのスカウトが愛用していました。 夏の暑いときはもちろん、春秋でも、歩いたり、山を登ったりするときは、ズボンがひざに絡みつかなくて、快適に動けました。とうぜん、ひざの傷が絶えることがなく、あちらこちらで、転んだりぶつけたり、大変な思いをしていました。 ただ、キャンプ生活などでは、短いズボンの取り回しや手入れ収納は簡単で、とても助かりました。半ズボンの着脱は、時に横着して、靴を履いたままでもできましたし、キャンプ時のセレモニー等で、制服を急いで着なければならない時など、とても助かりました。 制服の生地も、いまのように薄くなくて、化学繊維が多く織り込んであり、ちょっとやそっとで、シワになったりしませんでした。 一方、長いソックスとガーターには、手を焼かされました。短い靴下と違い、たくし上げな

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ければなりませんし、ガーターを巻いて止めるのは、時間とコツが必要でした。 一度濡れてしまうと、いつまでも乾かないで、泣かされました。 それで、古参のスカウトは、半ズボンの制服を作業用の長ズボンに履き替えても、靴下は履いたままで過ごしていたようです。みんな、水虫にならなかったのかなぁ? 今回の制服の改定で、ハットが取り入れられるようになりました。 雨が降っても、顔が濡れないすぐれものでしたが、新ハットは、どうでしょう。わたしはまだ、手にしていないのでわかりません。ただ、広いつばの部分が、濡れたりすると、下に垂れ下がってくる傾向があり、とてもスマートネスに欠ける形になってしまうので、スカウトたちは必ず平らなところに置いたり、蝋で固めたりしていました。 何しろ、ハットは、ボーイスカウトの象徴的なものでしたし、頭の上で、大きなものでしたから、スカウトたちはみな、とても気を使っていました。キャンプやハイキング等、行動時には着用しているからよいのですが、脱いだ時の取り扱いや保管場所など、とても大変でした。 わたしたちの団名が、東京66団から、現在の大田6団にかわってしばらくして、制服も変わりました。そして、スカウトの数も大幅に減ってしまいましたが、今回の新制服採用を機に、多くの新しいスカウトが集まってくれることを願います。

1962 年 アジアジャンボリーにて(旧制服)

新しいスカウトハット ツバは少し小さくなり、 色はオリーブです

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新年を迎えるにあたって ビーバー隊隊長 田中孝雄 保護者の皆さまへ 新年明けましておめでとうございます。 旧年中はボーイスカウト活動に一方ならぬご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 年末、年始、私たち大人は「一年なんてあっという間ですね」とよく言います。しかし、 スカウト諸君にとって一年は、相当の体力と努力を費やさねば越すことのできない長い時間であります。それゆえ、スカウト諸君がこの一年経験することは強い印象となり、深く思い出に刻まれることになると思います。この思い出は成長とともに、細部は忘れ去られるかもしれませんが、感動は心の奥底に残り、それは、これからのスカウト活動を続けていく原動力になると思います。 スカウト諸君が、ビーバー、カブ、ボーイ、ベンチャー、ローバーと上進し、多くの先輩、後輩と接し、経験を積み、仲間という宝を得るための原動力がいま蓄えられようとしています。 この重要な時期に、指導者としてスカウト諸君に接することができる喜びを感ずるとともに、課せられた重責を全うするために最善の努力をする決意を改めて確認する次第です。 私ひとりの力は微力であり、保護者の皆さまのお力をお借りする場合も多々あろうかと思います。何卒、ご支援、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。

ビーバー隊のスカウト諸君へ ことしも、げんきに、なかよくあそびましょう。みんなでしたいことはありますか? こんど、隊長におしえてください。 さあ、としのはじめはおもちつきから。おいしいおもちをいっぱいたべましょう。

編集者より ビーバー隊の田中隊長は3月13日、横浜マラソンに出場されます。 みんなで応援しよう!!

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新しい年を迎えて カブ隊隊長 田中 守 あけましておめでとうございます。 少し遅い新年のごあいさつですが、今年もよろしくお願いいたします。 さて、前年度も一昨年9月の上進式に始まり、8月のキャンプ(山梨県小菅村)まで、予定していたプログラムを無事終了することができました。ご協力いただいた保護者の皆様や団関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 ご存知の通りカブ隊の活動は昨年の9月より新しい年度がすでに始まり4カ月が経過しておりますが、お陰さまで現在のところ、集会中の事故なども無く予定通りプログラムが進んでおります。今後も1月の餅つきに始まり2月の BP 祭、3月のカブ隊合同集会・スキー合宿などを予定しておりますが、保護者の方々と力を合わせ楽しい集会を作り上げていきたいと願っております。 また、夏期キャンプは8月12日から16日の4泊5日間にわたって富士山麓の「国立中央青少年交流の家」で開催されるカトリックスカウトのキャンポリーに参加する予定です。全国から多くのカトリックスカウトが集い、海外から参加するスカウトとも交流できるジャンボリーのような大きな行事です。 カブブックの「世界の国々」にあるように各国の国旗やあいさつを勉強する良い機会です。 今年も力を合わせ、楽しい活動ができますように一緒にがんばりましょう。

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富士章を取って

VS隊 朝倉響 まずはじめに、僕を富士章が取れるまで、成長させてくれた方、応援してくれた方、手伝ってくれた方、本当にありがとうございました。いろいろな方に「おめでとう」と言ってもらえて、うれしかったです。 富士章について、少し説明したいと思います。富士章とは、ベンチャースカウトがもらえる最高位の章、となっており、様々なプロジェクトをして、面接を経たのちにもらえる章です。こう聞くと、大変そう、とか、難しそう、とか思うかもしれませんが、(こんなこと僕が言うのも変な話ですが)たいしたことはありません。というのも、僕自身、富士章を目標にしていたわけではなく、カブスカウトやボーイスカウト時代に友達と一緒に遊びながら活動をして、ベンチャースカウトになったら、自分の好きなことをプロジェクトにして、実施していた、それだけのことです。やらなくてはいけないことはボーイスカウトとしての活動を続けること。たとえ忙しい時期があっても、やめずに続けていれば、いいことがあるはずです。みなさん、ぜひボーイスカウト活動を続けてもらいたいと思います。 具体的に何をしたかについて。プロジェクト二つはニュージーランドのホームステイとスペインの巡礼です。どちらも僕に大きな影響を与えたと思います。ニュージーランドでのホームステイは、国際交流プロジェクトとして、ニュージーランドで実際に暮らし、学校にも行かせてもらったことで、短い期間だったとはいえ、異文化で得られるものが多かったです。次に、スペインでの巡礼。5 日間で 100㎞歩いたのですが、最初は余裕だろうと思って始めたら、意外と坂が多かったり、荷物が重かったりで、大変でした。ここでは、自分の体力はもちろん、精神も非常に鍛えられたと思っています。 このように、ボーイスカウト活動そのものが僕を成長させてくれましたし、そこで得られた技能は自信につながり、自分の支えになることもあります。先ほども書きましたが、そこで必要なのは続けていくことです。幸い、僕と同期は今でも何人もいて、一緒に活動することができます。一時的に参加できない期間があっても、続けながら、気が向いた時に来てくれればなあ、と思います。それは、もちろん自分のスキルアップにもつながりますが、友達のいい刺激にもなります。ぜひ、スカウト活動を続けながら、友達と切磋琢磨して、章も取りつつ、自信を深めていってください。 これから先も富士章受賞者がたくさん生まれて、大田 6 団、ひいてはボーイスカウト界全体がまずます発展することを期待するとともに、僕自身もそれに貢献できたらなあ、と思っています。 ありがとうございました。

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一緒に受賞した仲間と

団委員長とともに

進歩制度(バッジシステム)チャートの一部

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「山谷」奉仕活動報告(2) ローバー隊長 今泉達人 前回から掲載しておりますローバー隊の社会奉仕活動、「山谷夜回りの会」奉仕参加の2回目、今回は山谷とその周辺の歴史の話です。 山谷の成り立ち 前回も書きましたが、「山谷」は台東区日本堤周辺にあります。江戸時代の古地図には「山谷浅草町」と記載があるのでその名残なのでしょう。では、なぜ山谷が「路上生活者の町」となったのでしょうか。 江戸時代、江戸城の鬼門に当たるこの地域には忌み嫌われるものが集められました。 ・小塚原処刑場・・・跡地の南千住駅周辺は掘ると今でも人骨が大量に出てきます。そのため、駅前の商店街は通称コツ(骨)通りと言われています ・吉原遊郭・・・大門前の見返り柳、奥を隠した湾曲した道路などは今も健在、遊女が願を掛けた寺や病気になった遊女が捨てられたという沼のあとなどに歴史が刻まれています。 ・被差別部落・・・日本の部落のまとめ役、弾左衛門一族が幕府の命により居住し、彼らが担い、育てた皮革業、製靴業は今もこの地域の産業を担っています。 ちなみに当時は差別職業だった歌舞伎や芸能が後に浅草文化を花開かせました。 全国から人が集まった江戸の中でも“人種の掃き溜め”として成熟し、「ここへ来れば何か仕事にありつける、食べていける」とちょっと訳ありの「仕事」と「人」が集まる土地となったようです。 時代は変わって昭和に入ると日雇い労働者が集まる街となり、寝床だけの簡易宿泊所 <通称:ドヤ>が立ち並び、ますます人が溢れるようになりました。日雇い労働は雨になると仕事がなく、お金がなくなればそのまま路上に寝泊りする人が増えていきました。 戦後復興から高度成長期にかけて労働者需要は高まり、エネルギーに満ち溢れた街となりました。気性も荒く、アルコールも入るので喧嘩などのトラブル、更には劣悪な労働条件の改善を求めた労働争議<山谷闘争>により「荒れた街」という印象が強くなりました。 時代が平成に入ると昭和の時代を闊歩した労働者も高齢となり、生活保護や介護の手を借りながらひっそりと余生を送っています。段ボールの家は底冷えし、配給頼みの栄養はみるみる体力を奪っていきます。そのため、犯罪を犯す気力などはなく、ただ静かに時間が流れる街となりました。 (つづく)

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スキーキャンプへスキーキャンプへスキーキャンプへスキーキャンプへのお誘いのお誘いのお誘いのお誘い ことしも3月19日から21日まで(2泊3日) 菅平高原スキー場でスキーキャンプを行います。 詳細は各隊からご案内します。

世界 のスカウ ト-日本 連盟-東 京連盟- JCC世界 のスカウ ト-日本 連盟-東 京連盟- JCC世界 のスカウ ト-日本 連盟-東 京連盟- JCC世界 のスカウ ト-日本 連盟-東 京連盟- JCC SSSS 《今後の予定》 1 月 17 日 教会のお餅つき 〔田園調布教会〕 2 月 11 日 JCCS集会 〔イグナチオ教会〕 3 月 13 日 地区カブラリー 3 月 19~21 日 スキーキャンプ 〔菅平高原〕 3 月 27 日 復活祭 〔田園調布教会〕 4 月 24 日 団行事 8 月 12~16 日 JCCSキャンポリー 〔国立中央青少年交流の家〕 《編集後記》《編集後記》《編集後記》《編集後記》 明けましておめでとうございます。明けましておめでとうございます。明けましておめでとうございます。明けましておめでとうございます。 本年も「黄と緑」へのご支援をよろしくお願い申し上げます。本年も「黄と緑」へのご支援をよろしくお願い申し上げます。本年も「黄と緑」へのご支援をよろしくお願い申し上げます。本年も「黄と緑」へのご支援をよろしくお願い申し上げます。 今年のお正月はいつになく暖かく、今年のお正月はいつになく暖かく、今年のお正月はいつになく暖かく、今年のお正月はいつになく暖かく、そして素晴らしい晴天でした。本当はもう少し寒いほうがおそして素晴らしい晴天でした。本当はもう少し寒いほうがおそして素晴らしい晴天でした。本当はもう少し寒いほうがおそして素晴らしい晴天でした。本当はもう少し寒いほうがお正月らしいとも思うのですが、歳を重ねると暖かいほうが楽です正月らしいとも思うのですが、歳を重ねると暖かいほうが楽です正月らしいとも思うのですが、歳を重ねると暖かいほうが楽です正月らしいとも思うのですが、歳を重ねると暖かいほうが楽ですねねねね。。。。 今泉今泉今泉今泉ローバーローバーローバーローバー隊長からの報告に記載の古地図は隊長からの報告に記載の古地図は隊長からの報告に記載の古地図は隊長からの報告に記載の古地図は HPHPHPHP への公開版には掲載しておりません。への公開版には掲載しておりません。への公開版には掲載しておりません。への公開版には掲載しておりません。 本誌へのご投稿はいつでも大歓迎です。集会に対する感想やボーイスカウト活動への想いなどを本誌へのご投稿はいつでも大歓迎です。集会に対する感想やボーイスカウト活動への想いなどを本誌へのご投稿はいつでも大歓迎です。集会に対する感想やボーイスカウト活動への想いなどを本誌へのご投稿はいつでも大歓迎です。集会に対する感想やボーイスカウト活動への想いなどをお寄せいただければ幸いです。お寄せいただければ幸いです。お寄せいただければ幸いです。お寄せいただければ幸いです。 「「「「黄と緑」の次号は黄と緑」の次号は黄と緑」の次号は黄と緑」の次号は 3333 月月月月 22227777 日、日、日、日、復活祭の復活祭の復活祭の復活祭の日に発行の予定です。(谷岡日に発行の予定です。(谷岡日に発行の予定です。(谷岡日に発行の予定です。(谷岡 記)記)記)記) (表紙題字:石原(表紙題字:石原(表紙題字:石原(表紙題字:石原 一、一、一、一、 タイトルの「黄」は教会を、「緑」は平和を表しています)タイトルの「黄」は教会を、「緑」は平和を表しています)タイトルの「黄」は教会を、「緑」は平和を表しています)タイトルの「黄」は教会を、「緑」は平和を表しています)

2015 年 10 月 OB キャンプにて