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差出人: Yumiko Tanno <[email protected]>件名: 日時: 2015年4月25日 10:39:50JST
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狂童女の戀〈人
形・歌・朗読
の夕べ〉
[ユトロ]とともにJu
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Musica poetica 2015夏~秋
撮影:井桁裕子
撮影:井桁裕子
Musica poetica 2015初夏
2013年秋、映画「ハーメルン」(監督:坪川拓史)に登場し観客を幻の世界へ誘った操り人形「ユトロ」が今、「ハーメルン」出演の人形遣い黒谷 都、校長先生役の坂本長利ともども舞台に登場!この瞬間をお見逃しなきよう!
岡本かの子■原作武久源造■作曲/ピアノ/チェンバロ坂本長利■朗読淡野弓子■メゾソプラノ黒谷 都■人形[ユトロ]操演井桁裕子■人形[ユトロ](Jutro)人形制作
「ユトロ」・プロジェクトチーム■大野 幸/井桁裕子/石山友美/佛願広樹/風間久和/仲村映美(響和堂)主催/企画制作■ムシカ・ポエティカ T.03-3970-0585 F.03-3998-5238 e-mail:[email protected]
チケット予約/マネジメント■菊田音楽事務所 T&F 042-394-0543
5月1日[FRI]三鷹市芸術文化センター[星のホール]
19:00開演(開場18:30)2015
一般(自由席)4,000円/学生(自由席)2,500円
7.23 木19:00開演(18:30開場)
三鷹市芸術文化センター「風のホール」
三鷹市芸術文化センター「風のホール」
4,000円/ 2,500円
4,000円/ 2,500円
4,000円/ 2,500円
デュオ・うめももpresents~ロマン派とジャズの交差点~
Soprano■淡野 桃子/Piano■梅谷 初ラプソディ・イン・ブルーほかアメリカ、フランス、日本歌曲の夕べ
主催■ムシカ・ポエティカ 03-3970-0585/03-3998-8162 e-mail:[email protected] チケット予約/マネジメント■菊田音楽事務所 T&F 042-394-0543
主催■ムシカ・ポエティカ 03-3970-0585/03-3998-8162 e-mail:[email protected] チケット予約/マネジメント■菊田音楽事務所 T&F 042-394-0543
11.12 木19:00開演(18:30開場)
10.16 金19:00開演(18:30開場)
武蔵野市民文化会館小ホール
主催■ムシカ・ポエティカ 03-3970-0585/03-3998-8162 e-mail:[email protected] マネジメント■アレグロミュージック 03-5216-7131
映画「ハーメルン」(監督:坪川拓史)を観たのは2013年の秋だったと思います。西島秀俊、倍賞千恵子、坂本長利といった真の実力派の演技も心に沁みましたが、私を驚嘆させたのは劇中の人形芝居に出てきた人形と黒衣の人形遣い黒谷都でした。もの云わぬ人形は当然といった面持ちでフルートを吹き、ドビュッシーの組曲《子供の領分》の「小さな羊飼い」の旋律が流れました。人間界に関心を寄せるような、寄せないような、その超然とした姿はやはりこの世のものではありません。ある種の異次元からふわりと舞い降りた不思議な物体。是が非でもこの人形をこの眼で観たいとの思いで制作者の友人に頼み込んで、人形の創り手である井桁裕子さんに人形の近況を訊ねて戴きました。 「映画に出ていたJutroちゃんなら、うちに居ます。そんなに重くないし、どこかに連れて行ってもいいですよ。」との返事が! 対面の日が来ました。井桁さんが操って実際に動き出したユトロちゃん! その面差し、まなこ、手は何を語ろうとしたのでしょう。いやそんなことは問題になりません。彼女は存在するだけで充分でした。それは私がこれまでに遭遇した幾つかの奇跡物語の中でもかなり特殊な1ページとなりました。帰り道、私はこらえきれずに叫んでいました。「ユトロちゃんと一緒にコンサートが出来ないかしら? もっと沢山の人にユトロちゃんを観て欲しいんです。」 私の脳裏を過ったのは岡本かの子の短編『狂童女の戀』でした。登場人物はある奇妙な体験を述懐する詩人と詩人に恋する狂童女です。ユトロちゃんにはこの狂童女になってもらいましょう。この時点では夢というより妄想に近いアイディアでしたが、奇跡は奇跡を呼び人形遣いには黒谷都さん、朗読には坂本長利さん、といういずれも映画「ハーメルン」で重要な役を担われたお二人が協力して下さることになりました。話の間に流れる音楽は武久源造さんにお願いし、これ以上は望めない最高の方々が勢揃いしたのです。 『狂童女の戀』を読んでいるといろいろなアイディアが浮かんできました。 西原北春という名で登場し「ころがせ、ころがせ、びいる樽」と微吟する詩人は北原白秋だ、そうだ、白秋詩に作曲された山田耕筰の《曼珠沙華》を歌おう… 狂童女の原型は恋人テーゼオに置き去りにされ嘆き狂うギリシャ神話のアリアドネーか? モンテヴェルディの《アリアンナの嘆き》はひょっとしてピッタリかも知れない… この少女の純粋性は『薔薇は生きてる』を遺した山川彌千枝と重なる。彌千枝の詩に武久源造が曲を付けた《バラの花よ》や《風の中の桜》もどこかで歌いたい… プログラムの流れは、坂本、黒谷、武久の三氏が私の一人勝手を尊重して下さり乍らそれぞれに意見を出され、紆余曲折を経てやっと決まったものですが、練習の過程で更なる変化も予想されます。 この新しい試みに興味を寄せられ、どんなものか、と「星のホール」へ足をお運び戴けるなら、こんなに幸せなことはありません。
感謝と愛のうちに2015年 弥生の月 淡野 弓子
淡野弓子・小林道夫 ─歌曲の夕べ─
~魂の慰めのために~〈レクイエムの集い〉2015
J.ブラームス《ヴィオラとアルトのための二つの歌曲》Op. ほかM.Soprano■淡野 弓子/Viola■杉山 光太郎/Piano■小林 道夫
Chorus■ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京/Conductor■淡野 太郎柴田南雄 《無限曠野》 ほか
前口上
www.musicapoetica.jp
JR三鷹駅南口(4)(5)番バス三つ目「八幡前」下車
差出人: Yumiko Tanno <[email protected]>件名: 日時: 2015年4月25日 10:44:43JST
1 個の添付ファイル、3.5 MB
撮影:風間久和
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撮影:松木雄一
坂本 長利 [朗読] Nagatoshi Sakamoto
俳優。1929年10月14日、島根県出雲市生まれの85歳。1951年、山本安英、岡倉士朗らが主宰する「ぶどうの会」に入団。「ぶどうの会」解散後、1965年に演劇集団「変身」を結成し、小劇場運動の先駆けとなる。1971年の「変身」解散後は映画・テレビなどにも多数出演。独演劇「土佐源氏」(宮本常一聞き書きによる)は、1967
年の初演以来、出前芝居と称して国内外で公演回数を重ねて1168回を数える。このほか代表作として、作家・水上勉が坂本の独り語りのために書き改めた「越前竹人形」の上演も行う。2013
年秋公開の坪川拓史監督・映画「ハーメルン」(西島秀俊、倍賞千恵子ほか)に主演。1985年、紀伊国屋演劇賞特別賞、2000
年、旅の文化賞を受賞。
黒谷 都 [人形操演] Miyako Kurotani
1974年、人形遣いとして活動開始。『銀猫商會』を旗揚げ、企画主演をつとめる。その間、舞踏集団「ダンス・ラヴ・マシーン」に在籍。1994年チュコ研修では、チェコ国立芸術大学のペトル・マターセク教授に師事する。現在、自らの流儀を「利己的物体と奉仕的肉体」とし「genre:Gray」リーダーとして活動。「国立ラボ」を拠点に、緩やかに繋がる仲間たちと人形と人形遣いの在る表現を探り、その関係により、心象の「モノ語り」を立ち上がらせようとしている。命なきモノに命の痕跡を見つけそのモノの生き還る束の間を遊ぶ、古来からの傀儡の有り様が息づき、自身と人形の水平な関係、また、命が両者を行き来するやわらかな幻惑に特徴がある。海外演劇祭参加では、女性演技者賞、グランプリ、芸術に対する特別賞など受賞多数。
武久源造 [作曲・ピアノ・チェンバロ] Genzoh Takehisa
1957年生まれ。1984年東京芸術大学大学院音楽研究科修了。以後、国内外で、活発に演奏活動を行う。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり 様々なレパートリーを持つ。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。91年よりプロデュースも含め30数作品のCDをALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」 1~9 、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「 バッハオルガン作品集 1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。著書「新しい人は新しい音楽をする」アルク出版企画・2002年 。1998~2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。
淡野弓子 [メゾソプラノ] Yumiko Tanno
東京藝術大学声楽科卒業。在学中より故 八村義夫の《しがらみ》初演ほか新作発表演奏に数多く係わり現代音楽に関心を持つ。即興演奏や邦千谷の前衛的舞踏に合わせ声を発するなどの実験的活動を経てドイツへ渡り、ヘアフォルト教会音楽大学に留学、ハインリヒ・シュッツの音楽に出会う。1968年東京にハインリヒ・シュッツ合唱団を設立、以来指揮者として40年に亘りシュッツ全作品をはじめ内外の主要合唱音楽の演奏に携わる。1984年音楽グループ「ムシカ・ポエティカ(音楽詩学)」を組織、言葉と音楽の関係をテーマに研究・演奏活動。歌い手としては中世から現代に至るさまざまな音楽を組み合わせ独自の舞台を制作。2013年2月、小林道夫氏のピアノと共に〈歌曲の夕べ〉を開催、好評を博す。
Nagatoshi Sakamoto:
Reading
Miyako Kurotani: Genzoh Takehisa: Yumiko Tanno:
撮影:風間久和
「曼珠沙華」北原白秋 詩/山田耕筰 曲
狂童女の戀岡本かの子
◉挿入歌◉
Performers
序章◆「
バラの花よ」 山
川彌千枝 『薔薇は生きてる』より 武久源造 曲
終章◆「風の中の桜」 山川彌千枝 『薔薇は生きてる』よ
り 武久源
造 曲
「ころがせ、ころがせびいる樽」北原
白秋 詩
/武久源造 曲
(新作)
「 私を死なせて」リヌッチーニ 詩/ モンテヴェルディ 曲
アリアンナの嘆き
きちがひの女の児に惚れられた話をしませう。と詩人西原北春氏は話し始めた。
LAMENTO D'ARIANNA~Lasciatemi morire!