か。 ていた. - rcsp.main.jprcsp.main.jp/newspaper1.pdf日本弁護士連合会の「目撃...

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朝日(')199B年(平成10年)S月17B 火曜日 3版14 日本弁護士連合会の「目撃 証言研究会」で去年四月、奈 良女子大の山本登志哉助手 (一一sの実験が報吉された。実 験はこん、な内容だった。 奈良市の幼稚園で、遊びに 一来ていた三歳児の姿が消え た。ほかの十人の子どもらが ビデオを見ている問の出・釆聿 だった。その後登園した実習 生が子どもらと話していた昼 前、三歳児が見つかったと連 絡が入った。 山本助手らが事実関係を調 べるよう研究室の学生らに指 示した。三歳児壼連れ出した のは元園長だったが、「実習 生が連れ出した」との一誤った 情報をあらかじめ与えておい た。学生らが子どもたちから 聴き取りを重ねた結果は「子 どもらは朝から実習生と折り 祇遊びをした後でビデオを見 §』『毒裟韓叩.篭.・・溌簿蕊韓燕蝉蕊叩奪蕊幾錠韓溌蕊韓. ZS 三歳児がいなくなってから 登園した実習生がなぜ、朝か ら来ていたことになったの か。 山本助手は、実習生が事件 前日までの一週間、毎朝登園 して子どもらと折り紙遊びを していたことを挙げ、「日常 生活の一場面として定言して いた記憶に事件当日の記憶が 紛れこんだ」と指摘する。実 習生と三歳児が同じ時間帯に た。三歳児は途中、一人で部 屋を出て行った」という内容 に変化していた。 ■■ 甲山事件で被告の元保母 (男)が、死亡した男児を連れ 出したとされた状況を想定し ていた. I Ⅱ||量 L L ;「覚えてない」繰り 返すだけ 蕊のなめたがし一とたとの弓査かたれれいたた保だ事日を在 1蕊アいら過。混、人し。弁誘園記でらのる出や。の母甲oを常繰園 :織り・れ去 5事艶謂識這脹僅力堤畷雛箪誤呈そ ;蕊ノ、差たの 識イしの記■て件児廷戻は有述をて以人事一男の児達件全一憶すい 蕊審戻は億 ;蕊‘雇毒蝿潅口誼獣窯澤蕊畿瑳窯員蕊篭韮 蕊理し園を 蕊I十でばどと日証理特かぐ性め官た四か話き弓撃決戸た定、の 蕊四はかる結常言学別らりやたに後人らしず元証め地と胃玉麗 灘人元りよ論のを者弁対検取o当のは供たつ保言手倹いのもで 鱗の保でうづ記分は穫立察調時再事述とて母だとがう出ら質 ‘蕊証母は求け憶析、人し側官!の捜件しさ連がつし元の来は問 曽:蕊:E ‐,;軽: ;蕊を証れま刻母だまのいれかじれの人 議元七人てせをか兵かしこ、、け事ボた出が甲山事件「甲山学園」(廃 繍保十尋おん聴ら庫らてとと細た務う。来法園)の浄化槽から水死体で見っ 凝議 含::蕊 諜ヨヨ 識検者らで戻で月園施のちし間とめとはた。同地検は、保母が起こした 織証を二判し見、ー設兵は、か、して指、 驚蕊撰祷妻屋雨質禮嘩蕊鶏蕊撫蕊蛎燕 驚。鑪窯調誕豐.篭茜;瞳纂蕊驚聴罪鬘鰯群 :蕊鱗鐵≦:識蕊鱗襟撰 酋藻蕊識豐蕊魑簿産謂室‘こ蛤…犀囎月に結審した.

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199S年(平成10年)3月17B 火曜日 菫月

なかった。で不起訴処分にした。が七六圧十月、「容疑は十分後、元保母の拘置延長を神保母に無罪を言い渡した。やり直しを同地裁に命じ

園児の一人が「元保母がこの間、山田元保母は捜で不起訴は不当」と議決し戸地裁に請求したが却下さ判決は「園児証言は取調官た。判決は「園児証言の信

男児と非常口の方へ歩いて査の不当性を追及する国家たことで状況は一変する。れ、三月九日に元保母を殺の誘導に基づくものである用性を正しく判断するため

行くの壼見、匡ど証言した賠償請求訴訟を神戸地裁尼神戸地検は事件発生の三年人罪で、その後、元園長と疑いが強く、元保母の自白には取り調べ状況などの事

ことや、男児の衣服と元保崎支部に提訴。審理で荒木後、「男児を連れ出す元保母元指導員を偽証罪でそれぞも断片的で信用できない。実調べを尽くす必要があ

母のコートにそれぞれよく元園長と多田元指導員が、を見た」などとする園児四れ同地裁に起訴した。繊維も事件当夜以外についり、自白についてもアリパ

蒸蕊霊蕊』溌淺霊霊謂宝甥農蟆蕊。|審は無罪簿溌蓬毒鰄蕊繧醗鯆

神戸地険尼崎支部は同月ニイーを証言した。を殺人容疑で再逮捕した。神戸地裁は初公判から七大阪高裁は九○年三月、に繊維の相互付菅の可能性

朝日(')199B年(平成10年)S月17B 火曜日 3版14

日本弁護士連合会の「目撃

証言研究会」で去年四月、奈

良女子大の山本登志哉助手

(一一sの実験が報吉された。実

験はこん、な内容だった。

奈良市の幼稚園で、遊びに

一来ていた三歳児の姿が消え

た。ほかの十人の子どもらが

ビデオを見ている問の出・釆聿

だった。その後登園した実習

生が子どもらと話していた昼

前、三歳児が見つかったと連

絡が入った。

山本助手らが事実関係を調

べるよう研究室の学生らに指

示した。三歳児壼連れ出した

のは元園長だったが、「実習

生が連れ出した」との一誤った

情報をあらかじめ与えておい

た。学生らが子どもたちから

聴き取りを重ねた結果は「子

どもらは朝から実習生と折り

祇遊びをした後でビデオを見

§』『毒裟韓叩.篭.・・溌簿蕊韓燕蝉蕊叩奪蕊幾錠韓溌蕊韓.

ZS

三歳児がいなくなってから

登園した実習生がなぜ、朝か

ら来ていたことになったの

か。

山本助手は、実習生が事件

前日までの一週間、毎朝登園

して子どもらと折り紙遊びを

していたことを挙げ、「日常

生活の一場面として定言して

いた記憶に事件当日の記憶が

紛れこんだ」と指摘する。実

習生と三歳児が同じ時間帯に

た。三歳児は途中、一人で部

屋を出て行った」という内容

に変化していた。

■■

甲山事件で被告の元保母

(男)が、死亡した男児を連れ

出したとされた状況を想定し

ていた.

…I

Ⅱ||量

LL

;「覚えてない」繰り返すだけ蕊の な めたがし一とたとの弓査かたれれいたた保だ事日を在1蕊アいら過。混、人し。弁誘園記でらのる出や。の母甲oを常繰園:織り・れ 去

5事艶謂識這脹僅力堤畷雛箪誤呈そ; 蕊ノ、差たの

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識検者らで戻で月園施のちし間とめとはた。同地検は、保母が起こした織証を二判し見、ー設兵は、か、して指、

驚蕊撰祷妻屋雨質禮嘩蕊鶏蕊撫蕊蛎燕驚。鑪窯調誕豐.篭茜;瞳纂蕊驚聴罪鬘鰯群

:蕊鱗鐵≦:識蕊鱗襟撰酋藻蕊識豐蕊魑簿産謂室‘こ蛤…犀囎月に結審した.

立証を許さないまま事件とともに神戸地裁で差し戻し

の関連性を否定したのは誤審の審理が続いていた。

り」と、一審の審理の不十起訴から二十年を経た甲

分さをその理由とした。山事件は、公安事件や審理

最高裁も二審判決を支持が中断したケースを除く

して元保母の上告を棄却。と、強盗殺人事件の「八海

元園長、元指導員の偽証事事件」の十七年八カ月を抜

件の裁判も一審無罪、二審いて、刑事裁判としては最

で無罪破棄・差し戻しと元長の部類に入る。