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平成26年第12回定例会 平成26年第12回定例会 平成26年第12回定例会 平成26年第12回定例会 江東区教育委員会会議録 江東区教育委員会会議録 江東区教育委員会会議録 江東区教育委員会会議録 平成26年12月19日(金) 江東区教育委員会 江東区教育委員会 江東区教育委員会 江東区教育委員会

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平成26年12月19日(金) 江 東 区 教 育 委 員 会江 東 区 教 育 委 員 会江 東 区 教 育 委 員 会江 東 区 教 育 委 員 会

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平 成 2 6 年 第 1 2 回 江 東 区 教 育 委 員 会 定 例 会 会 議 録 1 開会年月日 平成26年12月19日(金)午前10時00分 2 閉会年月日 平成26年12月19日(金)午前11時20分 3 開 会 場 所 江東区役所 4 出 席 委 員 宇佐美衛(委員長)、進藤孝、八島安男、松江恒治 岩佐哲男(教育長) 5 出 席 職 員 押田教育委員会事務局次長、中村庶務課長、青木学校施設課長 中野学務課長、浅岡指導室長、本多学校支援課長 原放課後支援課長、干泥江東図書館長 6 議 事 日程第1 議案第31号 江東区立学校通学区域に関する規則の一部を改正する規則 7 報告事項 (1)平成26年第4回区議会定例会(教育委員会関係)について (2)平成26年度東京都教育委員会職員表彰被表彰者の決定について (3)平成26年度学校職場巡視の結果について (4)平成26年度給食保健関係表彰について (5)平成26年度校(園)長・教育管理職選考の結果について (6)平成26年度「東京都児童・生徒体力・運動能力調査」の江東区の状況について (7)平成27年度江東きっずクラブ新規運営委託事業者の選定結果について 8 協議事項 (1)平成27年度江東区教育委員会基本方針の改正について 9 追加報告事項 (1)平成27年度新1年生の学校選択制度の抽選結果について 10 審議概要 宇 佐 美 委 員 長 ただいまより、平成26年第12回江東区教育委員会定例会を開会いたします。 本日の会議録署名委員をご指名いたします。進藤委員、八島委員にお願いいたします。 それでは、審議に入ります。 日程第1 議案第31号 江東区立学校通学区域に関する規則の一部

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を改正する規則を議題といたします。本案について事務局より説明願います。 押田教育委員会次長 議案第31号 江東区立学校通学区域に関する規則の一部を改正する規則。 上記の議案を提出する。平成26年12月19日。提出者、江東区教育委員会。 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条の既定に基づき、本案を提出いたします。 中 野 学 務 課 長 それでは、議案第31号 江東区立学校通学区域に関する規則の一部を改正する規則についてご説明申し上げます。 資料1の新旧対照表をご覧いただきたいと思います。本件につきましては、10月24日の本教育委員会及び12月16日の区議会文教委員会でご協議いただいたものでございます。内容といたしましては、平成27年2月に完成予定となっております辰巳一丁目7番28号のマンション、グランソシア辰巳の森海浜公園の通学区域を第二辰巳小学校から辰巳小学校に変更するものでございます。新旧対照表の下線の部分を変更することとなります。 変更理由といたしましては、第二辰巳小学校への収容が大変厳しい状況にある中、同校の負荷軽減のために、辰巳小学校の通学区域へ変更するものでございます。施行日は、平成27年1月1日でございます。 説明は以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本案について質疑願います。 宇 佐 美 委 員 長 ございませんでしょうか。 それでは、お諮りいたします。日程第1について、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 宇 佐 美 委 員 長 ご異議ありませんので、これを決定いたします。 これより、教育長の報告に入ります。 報告事項1 平成26年第4回区議会定例会(教育委員会関係)についてを事務局より説明願います。 押田教育委員会次長 それでは、お手元の資料2をお願いいたします。2枚になってございます。今回、第4回定例会の教育委員会に関するところをご報告するものでございます。 まず1枚目でございますけれども、先月、26・27日、本会議での一般質問についてご報告いたします。全体で52問、質問がございまし

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たけれども、そのうちの6本が教育でございました。太字の部分にポイントを絞りましてご報告いたします。 お一人目は、自民・星野議員、学校教育についてということで、ご覧のとおり、(1)から(5)の5点についてのご質問でございました。(3)の国旗・国歌教育についてということで、卒業式に日ごろの指導の成果が出るものと考える、本区でさらなる国旗・国歌教育の推進が必要ではとのお尋ねでございましたが、本区の指導は、学習指導要領にのっとり、適切に指導されているが、さらに充実に努めること、また、今年3月の本区の卒業式については、厳正かつ静粛な雰囲気の中で、校長・園長のリーダーシップと教員の指導の下、多くのご来賓のご理解とご協力を得て、晴れの門出にふさわしい式が挙行された旨をご答弁しております。 お二人目、公明・高村議員、学校教育についてということで、ご覧の4点のご質問でございます。(1)、(2)についてご報告いたしますが、(1)は、まずこの全体の質問をいただくに当たって、今年度調査し、来年度、区の教育の計画をつくっていくだろう、そこに向かって大きな柱になるということを考えて、この4点を質問するということで、質問が始まってございます。 1点目でございます。今後の特別支援教育の展開についてということで、現在、通常学級における特別な支援が必要な児童生徒の急増が大きな課題であること。この間、通級指導学級との整備、学習支援員の充実に努めて取り組んできたこと。今後は、都が第3次実施計画を進めてございますので、当該計画における各学校に配置する特別支援教室の配置を視野に入れながら、さらなる支援体制の充実に努めること。また、その質問の中のご指摘で、特別支援教育にかかる教員の専門性の不足についてどうかということだったんですけれども、これにつきましては、区内の特別支援学校との合同の研修会の実施、それから、教育課題研究校としての研究など、より指導力の向上に努めている旨、さらには、特別支援教育の充実は急務であること。今、学校現場とともに検討会を立ち上げ、課題の改善、今後のあり方を検討している旨、答弁いたしました。 次に、保幼小中連携教育については、「連携教育の日」をきっかけに、保幼小、公立幼稚園が核となって、合同研究会等の開催により指導力の向上に取り組んでいる。それとともに、5歳児の学校体験など、各地域ごとで取り組みが着実に広がっている旨、さらに、ご提案で、学びスタンダードがあるだろうと、この学びスタンダードを基本にした連携の取り組みを考えてはどうかというご提案でございました。これにつきましては、今、新しく連携教育検討委員会を立ち上げ、就学前から身につける力を明確にするとともに、ご指摘の点も踏まえて、連携プログラムの改善・充実に取り組む旨を答弁してございます。 お三方目、平和教育についてということで、こうとう50・板津議員

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からのお尋ねでございます。お尋ね、ご提案は、東京大空襲の体験や戦争の悲惨さを聞く機会を増やしてはということでございました。今、社会科の歴史の学習の中で学び、また、さまざまな実践をしている学校の取り組みをご答弁してございます。また、もう一つ、3月10日、東京大空襲、また、3月11日、東日本大震災でございますが、これを命の大切さ、平和の大切さを学ぶ日として、区内学校で制定してはというお尋ね、ご提案でございます。大きくは研究課題とさせていただきますが、各学校でその日、3月10日、11日前後で、朝礼等で校長が講話をしたり、それから、「3.11を忘れない」という副教材がございまして、これを活用した授業などは行われていること、これをご答弁し、命と平和の大切さを学ぶ教育の充実を進めていく旨をご答弁してございます。 4人目でございます。民主・徳永議員、教育政策の諸課題についてということで、ご覧の4点のお尋ねでございました。教育委員会制度改革については、改正内容の評価と本区の取り組み、検討課題についてのお尋ねでございましたけれども、私ども、今般の改革は、新教育長の設置、それから、総合教育会議の設置、大綱等の策定により責任体制が明確化され、区長部局との連携強化が図られることから、迅速な危機管理体制等の構築が実践できるものと評価している。また、教育推進プラン・江東の後期計画を策定していくけれども、これに盛り込む予定である教育ビジョンをもって大綱とし、今年度、区民の教育に関する意識調査を実施する予定であること、また、課題としては、種々の諸規定の整備、それから、総合教育会議、これは区長部局で運営する原則でございますが、この運営をどういった体制でするかということが課題である旨を答弁いたしております。 5人目、教育問題についてということで、共産・正保議員でございます。3点のお尋ねでございますが、道徳の教科化については、これは反対の立場から、評価については、児童生徒が自らの成長を実感し、さらに意欲的に取り組もうとするきっかけづくりとなる評価が重要だと私どもは認識している。お尋ねの内心の自由を侵し、心の中まで評価するものではない。また、国に対して、教科化の中止を求めていく考えはない旨を答弁いたしております。 最後に、6人目、自民・庄野議員でございます。徹底されていない文部科学省の通知についてということで、以下の3点でございますけれども、これは文部省が昭和49年に、副教材の選定に当たっては、特に政治や宗教において特定の思想や題材に偏らないように、都道府県教委に通知してございます。この通知の徹底も含めて、本区の状況はどうなんだというお尋ねでございます。私ども、各学校では、副教材の活用に当たっては、学習指導要領の内容に即し、児童生徒の発達段階に合わせた選定・活用しており、不適切な使用はないこと、また、選定に当たっては、区立学校の管理運営に関する規則に基づいて、学校長の責任の下で

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各校で選定し、私ども教育委員会に届け出て、承認となってございますので、適切な運用を図っていることをご答弁してございます。 おめくりいただきまして、これからは委員会の活動状況でございます。 11月27日に文教委員会を開催してございます。ご覧のとおり、議題は、幼稚園教育職員の給与に係る条例、それから、報告事項も、ご覧のとおりでございます。既に当委員会でご審議・了承いただいた上、文教委員会にかけてございますので、詳細の説明は省略させていただきます。 文教委員会(12月16日開催分)をご覧ください。ここに議題として上ってございます児童館条例等の改正に関する条例につきましても、審議の上、了承となってございます。それから、陳情でございます。(5)から(8)につきましては継続案件、これも審議の上、継続で、最後の(9)でございます。新しい陳情が2つありまして、臨海地域において、特別な配慮・支援を必要とするこどもたちが放課後や長期休暇を過ごせる施設の整備に関する陳情となってございます。これは要約いたしますと、特別な支援を要するお子さんにつきましては、障害者支援法等の改正により、放課後デイという福祉のサービスが始まってございますけれども、臨海部は土地が高く、場所もないことから、事業者が出てこない。そうすると、臨海部でそういったお子さんを抱えていらっしゃる親御さんが利用できない。こういったことについて、区の支援をと。これは福祉の厚生委員会のマターでございまして、私どもに付託されたのは1つでございまして、この陳情者のご主張は、経過的な措置として、それでは、きっずクラブで、今、小学生でございますけれども、特別支援学校に在籍中の中学生を、それから、特別支援学級に通うこどもたちも、きっずで経過的措置として通えるようにしていただけないかという状況でございます。担当課長のほうから、きっずの趣旨と運営状況等を説明して、継続審議となってございます。 報告事項をご覧いただきますと、この間、10月から11月の当委員会でご報告、ご審議いただいた上、ご了承いただいたものを文教委員会にかけてございますので、説明は省略させていただきます。 最後に、協議事項、先ほど学務課長のほうから規則のご説明をし、ご了承いただきましたが、それに関する案件でございますので、これも審議の上、了承されてございます。 以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本件について質疑願います。 松 江 委 員 ただいま次長から説明があったんですけれども、例えば、1番の星野議員の学校教育についてということで、5点あって、ゴシックが2つあるので、これは何なのかなと思ったら、この席で次長から説明がある部

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分をゴシックにしたと、そういう理解でよろしいですか。 押田教育委員会次長 質問は多岐にわたってございますので、全部ご説明をするのはなかなか時間的に難しいかなということで、特に現在課題になっていて、また、年を越して、3月にまた卒業式等ございます。それから、特別支援、教育委員会制度改革、道徳の教科化と、教育委員会として答弁いたしますけれども、先生方にもご理解もしくはご了解を得た上で答弁している内容で、要するに、今、一番重要と言いますか、まず先生方にご報告したいというものについて、お時間をいただいてということで、黒く浮き出すような形でご報告するようにいたしております。 宇 佐 美 委 員 長 ほかにございますか。 私から何点かよろしいでしょうか。 星野先生のこの視点なんですけれども、周年行事が無事に6校終わりました。どの学校も頑張ったし、地域も頑張ったし、いい式典がそれぞれの学校で行われて、よかったなと思います。それで、学校の先生方の服装なんですけれども、私たちは略礼服で黒を着て、白いワイシャツに白いネクタイで参列しました。学校の先生もそれなりの服装で参列されていたと思いますけれども、中には、略礼服に白いネクタイに白いワイシャツ限定ではないと思いますけれども、もうちょっと整えてもいいんじゃないかなと思われる先生も散見されたように私はちょっと印象を受けました。 こどもたちはよく見ていますので、こういうときには大人というのはきちっとした格好をするんだなということです。それが教育にもなりますし、大人がこどもに見せるということにもなりますので、普通のスーツでいいと思うんですけれども、アイロンをズボンにかけてくるとか、その日はネクタイだけはいいのをしてくるとか、そういうことだと思うんですけれども、そういったところ、そういう視点が私は必要だなと思って、私も意見をちょっと申し上げました。 それから、6の庄野先生の副教材の件なんですけれども、教科書採択が今年の夏ありまして、社会なんかを選ぶときに、江東区の、例えば、梅屋敷が載っているものとか、それから、俳句については、1年生から季語が関わっているものとかというのを、そういう視点で指導室のお話とともに私たちは勉強して、そういうのを採択してくるんだと思います。副教材も、例えば、社会の教科書なんかは、日本全国のことを扱った教科書なので、江東区限定で、副教材も、これで地域を教えていますというのが参考として出ました。それは特に、私はさっきの次長の報告で、適切であるか適切でないかでいけば、適切なものが副教材として使用されているという認識はあるんですけれども、何か問題があって、問題だとこの庄野先生が思われたのかどうか、その辺のところをちょっと教え

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ていただきたいと思います。 あと、東京大空襲なんですけれども、都の予算で各学校で地区道徳公開講座がやられていて、それで、初期のころ、戦争体験者、空襲をこの地で体験して大変だったという方が多く教壇に立っていたように思いました。それで、だんだん世代が亡くなられたりして、そういう方もなくあってきているんだと思うんですけれども、それも1つ視点としてあるなと感じました。 浅 岡 指 導 室 長 まず1点目の、先生からいただいたご意見での服装の件ですが、まさしくご指摘のとおりでございまして、学校は1年間の中で式と称するもの、これは入学式、卒業式は当たり前なんですが、始業式あるいは終業式、これも儀式的な行事でございます。こういう場において教員が、先生ご指摘のような、きちっとした服装で臨むことは、学校生活に折り目をつけて、こどもたちがまた新しい意欲に満ちて学校生活を送る極めて重要な位置づけでございますので、今伺ったご意見を私どもきちっと校長会にお伝えして、教員のいわゆるTPOに合わせた教員としてのふさわしい行動ができるように徹底していきたいと考えてございます。 それから、社会科の副教材の件でございます。これは、実は他県で、教員が使う教材の中に、一部、思想や信条等が偏ったものを使用した例があったといったご指摘が質問の中にございました。当然、本区ではこういった事例は全くございませんけれども、そういった中で、やはり公正公平、学習指導要領に沿った副教材を使用すべきという立場に立ったご質問でございましたので、区といたしましては、教育委員会がきちっと副教材についても届け出を受けておりますし、校長の責任と権限の下、適切に使用しているとご答弁申し上げたところで、そういった背景がございました。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 次に、報告事項2 平成26年度東京都教育委員会職員表彰被表彰者の決定についてを説明願います。 中 村 庶 務 課 長 それでは、平成26年度東京都教育委員会職員表彰被表彰者の決定についてご説明いたします。資料3をご覧いただきたいと存じます。 東京都教育委員会では、教育の発展、学術・文化の振興に貢献し、その功績が顕著で、かつ勤務成績の優秀な職員及び優れた教育実践活動、研究活動を行っている学校・グループの功績を称え、これを表彰するとし、毎年、都内教育委員会職員表彰を行っているところでございます。 26年度でございますが、東京都全体で個人表彰は101名、団体表彰は11団体が受賞しております。本区では、記載のとおり、個人表彰3名を推薦いたしまして、3名とも受賞する運びとなったところで、本

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日ご報告するところでございます。なお、団体表彰は、今回は推薦してございません。受賞者の功績につきましては、資料に記載したとおり、東京都からの功績ということでございます。そのまま載せてございます。 なお、表彰式でございますが、来年1月22日木曜日に、ホテルアジュール竹芝にて行われるということでございまして、3名の方全員が出席を予定してございます。 以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本件について質疑願います。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいでしょうか。 では、私から1つ。これは「こうとうの教育」、カラー刷りになったものには載るんでしょうか。 中 村 庶 務 課 長 載せる予定でございます。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 次に、報告事項3 平成26年度学校職場巡視の結果についてを説明願います。 中 村 庶 務 課 長 それでは、平成26年度学校職場巡視の結果につきましてご報告いたします。資料4をご覧いただきたいと存じます。カラー刷りで分かりやすいように、今回から工夫してございます。 本区では、小中学校・幼稚園の教職員の労働安全衛生管理体制をより一層充実させるために、平成21年度より、労使双方の委員に産業医を加えまして、江東区立学校衛生委員会を設置し、教職員の労働安全の確保、健康障害の防止等に関する対策を進めてきております。この委員会の活動の一環といたしまして、21年度から毎年学校巡視を実施してございます。本年度におきましても10月に実施いたしましたので、ご報告いたします。この実施内容でございますが、これにつきましても、学校衛生委員会を12月4日に開催しまして、今回ご報告する内容については合意を得ましたので、教育委員会にご報告するものでございます。 学校巡視につきましては、校務災害や健康障害のリスクを事前に把握し、対策を講じる上で有効な手法だということで、産業医からも指摘を受け、実施しているところでございます。今年度、小学校2校、中学校2校、幼稚園1園の5カ所を、各学校へのアンケート調査に基づきまして選定し、私どもの衛生委員会で決定して、巡視を行ったところでございます。職場環境の現状を把握する視点で巡視を行ったというところでございます。 実施結果につきましては、資料に記載のとおり、それぞれの学校の対

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策、改善、そうしたものを一通り整理して、この表にしてございます。主な意見と対応でございますが、左側のほうに、こうした意見、改善前がありましたが、これに対して、こう対応して改善しましたということで、それぞれの学校・園ごとに記載し、写真も載せてございます。私ども、巡視したときに、その場でもご指摘したこともしっかり改善されているところでございます。 特に今回は、全ての学校について薬品保管状況についてチェックいたしましたので、それについては、全ての学校共通に載せてございます。特に薬品の場合は、地震等があったときに、接触して割れてしまうということで、薬品が混ざり合って危険だということでございましたので、その接触防止措置がどうなっているのかということを重点的に見させていただきまして、実際の改善を見ていただきますと、中にダンボールを挟むなどでしっかり防止をされているということを結果としてご報告できると思ってございます。 4ページをご覧いただきたいんですが、私どもの今回の巡視の結果を受けまして、今後の対応を大きく9点まとめてございます。これ全てが一気にできるものもございますし、工事によって改善しなければならない点も幾つかございますが、今年度はこうした大きく9点を、今後の対応の課題として整理いたしたところでございます。 こうして、私どもとしましては、教職員の、特に学校で休養スペース等が課題として多くございましたので、今後の学校の増改築、改修工事に当たりましては、設計段階から教職員の方の意見も取り入れながら、しっかり対応していくことで、労働安全衛生の確保に努めてまいりたいと考えてございます。 なお、4ページの下段に、6番、その他でございますが、実は私どもは、豊洲北小学校のみ、50名以上の教職員を抱えるところは、労働安全衛生法により、単独の委員会を設けるとなってございます。今回から、この豊洲北小学校についても、この中で本年度の巡視した結果をここで記載して、ご報告するところでございます。マンモス校でございますので、しっかり豊洲北小学校についても、この委員会で巡視をして対応しているというように聞いてございます。 私どもとしましては、今後も教職員の健康増進につきまして、学校運営上のいろんな諸課題を認識してございます。引き続きこの学校巡視を実施して、積極的な労働安全衛生の確保に努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本件について質疑願います。 進 藤 委 員 これ、非常にいいと思うんですけれど、これはどういった周期で、今

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回は中学校2校、小学校2校、幼稚園1園なんですが、21年度から発足して、もう5年ということですが、もうどのぐらい学校を回っていらしたのか、その辺をお聞きしたいと思います。 中 村 庶 務 課 長 実は、どこの学校を回るかにつきましては、先ほどお話ししましたアンケート調査で、学校の行事で回れるのかどうかというものを聞いてございます。シーズン的には、いつも10月ごろをやってございますので、必ず重ならないようにはしてございますので、今まで21年度から、同じ学校には行かないようにはしてございます。ですから、基本的には全校、本当は回ればよろしいんですが、まだ回っていない学校もございます。それで、時期をずらしたらどうかという意見も委員会の中では出てございまして、課題としては事務局でも認識をしてございますが、どうしても産業医の先生のスケジュール、学校のスケジュール、また事務局のスケジュールを調整しながら、アンケートに基づいて、そこの中で行っていないところを選ぶということでございます。 また、今年度特徴的なのは、改修工事を終わった学校にも行かせていただきました。そういう意味で、今までですと、建物が古いところとかを選んでいましたが、そうではなくて、改修工事が終わって改善されたところも見たということで、実は委員の方からも、新しく改善されたところを見て、すごくよかったという意見も今回ございました。私どもも、全体の中で行っていないところをしっかり調整しながら、できれば全部の小中・幼稚園を回りたいということで調整をしていきたいという考えでございます。 宇 佐 美 委 員 長 ほかにございませんか。 では、私から。何回かこの報告を受けているんですけれども、PDSC、Plan-Do-See-Check のサイクルに初めて乗ってくる報告だったなと思います。以前は、プランの指摘にとどまって、ああそうですかということだったんですけれども、今度は、改善後はこういうふうにしましたということで、現場から報告が上がってきたということで、いいなと思って拝見しました。どなたの知恵なんでしょうか。 中 村 庶 務 課 長 これについては、委員会の中でもお話をしましたが、きっかけは、やはり教育委員会で報告をしているが、分かりづらいというご指摘も受けたり、今お話にあったような、しっかりチェックしたところが改善されているかどうかも含めて、トータルで見ていってご報告を新たにするということを、委員会の中でもまとまった見解でございますので、評価していただきありがとうございます。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。

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次に、報告事項4 平成26年度給食保健関係表彰についてを説明願います。 中 野 学 務 課 長 それでは、資料5をお願いいたします。例年この時期に報告しております給食保健関係表彰についてでございます。 表の中をご覧願いたいと思います。まず一番上の東京都功労者表彰でございますが、こちら、都民の生活と文化の向上に特に功労のあった方を表彰するものでございます。文化功労や福祉・医療・衛生功労等、13部門に分かれておりまして、平成26年度は、合計で257名が受賞されております。本区の給食保健関係では、福祉・医療・衛生功労部門において、香取小学校外8校・園の学校医耳鼻咽喉科の畠晃先生が受賞されております。 次に、東京都教育委員会表彰でございますけれども、こちらは健康づくり功労として、学校保健・学校安全の指導・運営において優れた功績がある学校関係者等を表彰するものでございまして、深川第二中学校の学校医・内科の船山秀昭先生、亀高小学校の学校歯科医の津田義夫先生、深川第六中学校の元学校薬剤師の大竹徹先生の3名が表彰されております。 次に、江東区区政功労者表彰におきましては、江東区の事業に尽力していただいた方等を表彰しておりますが、今年度はご覧の5名の方が受賞されております。 次に、その他となりますが、まず(2)の東京都学校歯科医会表彰として、小学校では八名川小学校外28校、中学校では深川第三中学校外7校、幼稚園では平久幼稚園外2園が、来年2月に表彰される予定となっております。 次に、(1)のほうに戻りまして、全日本学校歯科保健優良校表彰として、平久幼稚園が表彰されました。この表彰は、先ほど説明いたしました(2)東京都学校歯科医会表彰で表彰された中から推薦された学校・幼稚園でございます。全国の学校・幼稚園の中から、当区の幼稚園が選ばれたことになります。 以上、表彰関係の説明は以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本件について質疑願います。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 次に、報告事項5 平成26年度校(園)長・教育管理職選考の結果についてを説明願います。 浅 岡 指 導 室 長 それから、平成26年度校(園)長・教育管理職選考の結果についてご報告申し上げます。資料6をご覧いただきたいと存じます。

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最終合格者数をご報告させていただきますけれども、表の左が今年度、右が昨年度の状況となっております。また、合格率を最終合格者と受験者数で割り、パーセントで示してございます。 まず幼稚園でございますけれども、幼稚園園長合格者は2名、副園長合格者は1名でございました。ちなみに、特別区全体でございますが、園長合格者は、21名受験しまして、10名でございました。副園長のほうは、特別区全体で13名受験して、12名合格という結果でございました。 続きまして、小・中学校の結果でございます。まず校長の選考結果でございます。小学校校長の合格者は4名、中学校のほうは1名という結果でございました。東京都全体の状況でございますけれども、小学校の校長受験者は629名おりまして、最終合格者142名、4.4倍という倍率になりました。中学校の校長受験者は248名、最終合格者が59名、4.2倍という倍率でございました。 続きまして、教育管理職でございます。こちら、A選考、B選考、C選考とございますが、A選考は指導主事選考というふうにご理解いただければと存じます。B選考が副校長、それから、C選考は副校長受験者なんですが、50歳を超えた、各地区で優秀な方が受験する制度ということでなっております。A選考、B選考の中に一般と推薦の記載がございます。推薦の区分は、校長及び教育委員会の推薦を受けて、一次選考である筆記試験等が免除となりまして、面接選考のみのものでございます。一般につきましては、これまでどおり一次選考の筆記、二次選考の面接を行うものでございます。 まず小学校でございますけれども、A選考、指導主事選考でございますが、一般で1名受験し、最終合格には至りませんでした。推薦のほうでは、1名受験し、最終合格した1名。B選考、一般受験はございませんでした。推薦で6名受験し、最終合格者6名。C選考はおりませんでした。 続きまして、中学校ですけれども、まずA選考のほうは、推薦で2名受験し、最終合格者2名。B選考のほうですが、一般で1名受験し、最終合格1名、推薦で6名受験し、最終合格者6名。C選考の受験者はおりませんでした。 東京都全体の状況を申し上げたいと思います。まずA選考でございますけれども、一般・推薦合わせて95名が受験しまして、最終合格者が82名、1.2倍でございます。B選考でございますが、小学校、受験者161名、最終合格者が158名、倍率はほぼ1倍でございます。B選考、中学校の受験者が59名、最終合格者が58名、ほぼ1倍でございます。C選考につきましては、全都で小学校13名受けて、13名合格、中学校のほうが8名受けて、最終合格6名という状況でございます。 全体の傾向といたしましては、昨年同様でございますけれども、管理

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職選考A選考、いわゆる指導主事選考、B選考、いわゆる校長選考、この受験者数の確保が、引き続き全都の大きな課題となっております。また、率の低下によります教育管理職の水準の維持に取り組むことが、極めて重要な課題と考えております。 報告は以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本件について質疑願います。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 次に、報告事項6 平成26年度「東京都児童・生徒体力・運動能力調査」の江東区の状況についてを説明願います。 浅 岡 指 導 室 長 それでは、資料7、それと併せて、参考というカラー刷りの棒グラフの入ったものもご覧いただければと存じます。 まず調査の概要でございます。目的につきましては、一番左側のボックスにございますように、体力の状況を把握・分析し改善を図るということ、また、各学校が自校の児童生徒の体力や生活習慣を把握し、学校における体育・健康に関する指導の改善に生かすということが大きな柱になっております。 調査方法・内容が2番にございますけれども、実技に関する調査、質問紙調査となっております。実技は、小中学校ともに、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20mシャトルラン、中学校では、1500m走、1000m走、50m走、立ち幅跳び、ソフトボール投げ、中学校のハンドボール投げの種目になっております。調査対象は、小中学校全員を対象としております。 結果の概要、中央に小学校5年男女と中学校2年男女を抽出し掲載させていただきました。全国平均を50(紺色の実線)としたときに、区(緑の破線)及び都(赤い実線)の結果をレーダーチャートで示しておりますけれども、全体の傾向といたしまして、小学校では、投げる力、また、持久力に課題がございます。中学校は全体的に全国平均を下回る傾向にありますが、女子の投げる力が特に低い傾向にございます。全国との比較ですと、一部劣っているもの、また平均を超えているものが小学校等ではございます。また、中学校では全体的に厳しい状況ではありますが、今回の調査の中で、中学校の男子のハンドボール投げ、投げる力が大きく伸びる結果となっております。このハンドボール投げ、いわゆる投げる動作につきましては、50m走や立ち幅跳びといった種目と異なりまして、幾つかの体の動きをタイミングを合わせて行う技術が必要になります。 指導室では、体育主任を集めた連絡会を開催しておりまして、その中で、体力調査の実施についても事前の指導を十分行うようにということ

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で、各学校に働きかけております。また、実施の時期につきましても、4月当初ではなく、一定の期間がございますので、十分な指導なり、あるいは、児童生徒の意欲を十分に向上させた上での実施ということで、この間働きかけてまいりました。中学校の中では、このような各学校での取り組みが功を奏して、生徒のパフォーマンスが最大限出される結果となったと私ども認識をして、分析しているところでございます。 A4判の参考資料のほうをご覧いただきたいと思います。こちらは、課題でございます持久力、投力を抽出した状況でございます。大変申しわけございません。縦軸に単位が入ってございませんので、説明しながら申し上げたいと思いますが、小学校5年男子持久力、小学校5年女子持久力、これはシャトルランでございまして、縦軸は回数でございます。42回、47回、52回という回数でございます。このように、まず小学校のシャトルランの回数については、年々回数が上がってきております。 次の欄、中学校2年男子の持久力、中学校2年女子持久力、これは1500m走と1000m走でございまして、単位が秒になります。これは、例えば、中学校2年で申し上げますと、405秒から、現在400秒を切るということで、これも改善の傾向が見られております。 次の小学校5年男子投力、5年女子投力、中学校2年男子投力、女子投力、これはメートルになります。小学校のほうはソフトボール投げ、中学校のほうは若干大きいボールのハンドボール投げを行っております。小学校5年男子のほうで、今年度数値が下がっておりますが、他学年を見ましたところ、1年生から3年生は上昇傾向という傾向がございました。また、小学校5年女子も、横ばいではございますが、少しずつ伸びている。中学校につきましては、先ほど申し上げたように、着実に距離が伸びているといったところでございます。 A3判の資料に戻りまして、このような結果につきまして、質問紙の結果と併せ分析していきますと、やはり運動習慣、運動に対する意欲づけが、さまざまな取り組みによって功を奏していると私どもは見ております。しかしながら、運動する子としない子の二極化、また、学校体育における授業の改善、こういったものを引き続き強化していく必要があると考えております。 そこで、右側の下段、6のボックスにございますように、6点の取り組みを今後も継続してまいります。とりわけ「こうとう学びスタンダード」の体力スタンダード、こちらを十分意識させた体育の授業、実践的な体育的な活動を全校で展開するように、今後また教育課程の編成に際しまして、各学校に指導していきたいと考えております。 7に成果と課題をお示ししてございますが、その中で1点、やはり幼児期からの運動経験が体力の向上、運動の好き嫌いにさまざまな影響があることは、これまでも指摘されてまいりました。幼稚園での運動遊び、

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また、保幼小中連携教育、こちらの取り組みを生かしながら、体力の向上に関する啓発を幼児期から、併せて家庭や地域との連携も図って取り組んでいきたいと考えております。 説明は以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本件について質疑願います。 八 島 委 員 これでちょっと伺いますけれども、小学校5年男子の投力が今年度下がっているんですけど、どういうことで。 浅 岡 指 導 室 長 これは全体的な傾向でございますので、全ての学校が下がったということではなくて、各学校別の状況を見ているんですけれども、当然、上がっている学校もございました。ただ、その中で下がっている学校の率が高い状況がございましたので、今回、昨年度の状況を下回ったというふうに判断しております。 ただ、この結果を抽出する際に、1年生から3年生については、逆に数値が昨年より伸びておりました。また、6年生も若干伸びておりました。4年生と5年生にやや低下するような状況がありましたので、このあたりは、各学校での指導のあり方、先ほど申し上げたような、調査を実施する体制をもう少ししっかり分析していく必要があるかなと思っております。 松 江 委 員 一番最後の7の成果と課題で、課題のほうなんですけれども、こういう取り組みをしていくわけなんですが、一番最後、体育の授業以外で運動をほとんどしていない児童生徒への運動習慣の確立ということなんですけど、私のこどものころは、もうとにかく授業が終わるとすぐ校庭に飛び出すと。でも、中には、教室の中でもほとんど動かないようなこどももやっぱりいましたよね。やはり最初言ったように、幼児期からの運動が大事なんですけれども、そういうこどもたちを啓発して、表に出して、体を動かせるというようなことの取り組み方というのは、どんなふうにお考えでしょうか。 浅 岡 指 導 室 長 江東区の、例えば、小学校5年生の運動習慣についてのアンケートもとっているんですけれども、例えば、小学校5年生ですと、毎日運動している子が56%、それから、女子で申し上げますと数字が下がりまして、33%となります。つまり、毎日運動する子、つまり、学校が終わって外遊びをするような状況、私どものこどものころは、それが毎日常でありましたけれども、小学校5年生でさえ約5割ちょっとという状況にございます。 今ご質問ございましたように、こういったこどもたちに対してどうい

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うふうに関わっていくかということなんですが、まずもって私どもは、こどもたちが運動を好きになる一番の大きな要素は、体育の授業というふうに思っております。体育の授業の中でこどもたちが運動して、楽しい、あるいは運動ができた、こういう喜びがやはり生涯体育につながっていくと考えておりますので、年間90時間、あるいは105時間の体育の授業がありますが、その中で、いかに運動に興味を持つ、関心を持つ、そういうきっかけをどうつくるかということが最大のポイントと思っております。朝の体育朝会であったり、あるいは体育集会、それから、クラブ活動、中学校に上がっては部活動等々ありますけれども、一番こどもたちを意図的・計画的に運動好きにさせるポイントは体育授業と思っておりますので、まずそこをしっかりやっていきたいと考えております。 また、さまざまな地域行事、江東区でもドッジボールやスポーツデー、区長部局と連携した取り組みもございますので、こういった機会に、学校を通じて、なるべく多く参加できるような働きかけを粘り強くしていくということだと思っています。 そして、先ほど申し上げたような、幼児期に働きかけるような、特に小さいお子さんをお持ちのご家族、保護者の方々に、いかに運動の大切さ、運動の楽しさということを啓発していくことも、就学前に向けた私どもの働きかけも今後ますます重要になっていくと考えております。 原放課後支援課長 こどもたちの体力向上ということでございますけれども、体育の授業はもちろん承知してございますが、遊びを通じての体力向上というのも非常に重要なことだと思います。江東きっずクラブの保護者アンケートの中でも、保護者の方々から、きっずクラブで体を動かしたプログラムを取り入れてほしいというご要望はたくさん頂戴しておりますので、きっずクラブの中で、校庭あるいは体育館等を、学校とも調整して使わせていただいておりますけれども、今後ともそういったことで、遊びの中で体を動かす、そういうプログラムをより充実させて、学校教育とも連携して、こどもたちの体力向上に取り組んでまいりたいと思います。 松 江 委 員 このグラフで、ソフトボール投げとハンドボール投げの変化というか、これについては説明があって、理解できました。また、今もありましたように、これは私たちも同じことだと思うんですけれども、やはり運動と健康というか、そういったことの結びつきというのは私もかなり感じてきているわけですけれども、こどもたちも、そこら辺のものが基礎というか根底にあると、またちょっと体を動かそうというような、そうした意識になっていくのではないかなと思うんですね。体力スタンダード等にもそうしたことが書かれているのかとは思いますけれども、そういう観点、それから、きっずクラブ、げんきっず、こういうところで外で

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遊んでいるこどもたちを見ます。大変いいことだと思うので、校庭で遊べる時間と、施設というか、道具というか、そういったものの整備も、きっずクラブなんかがあるところでは必要なのかなと思いますけどね。 浅 岡 指 導 室 長 松江先生、今の1点目のお話にございました、運動と健康の結びつきということが非常に大事な点でございまして、まさしくご指摘のとおりでございます。小学校、中学校では、体育の学習の中に保健学習というものがありまして、こどもたちに知的な理解をさせていく学習がございます。つまり、単に自分たちが動いて体を鍛えるという側面と、やはり知識として、どういう力がつくかといったことを科学的に理解していくことは非常に大事ですので、そういったバランスですね。インとアウトの関係ではないんですけれども、バランスをしっかりとって、この体力向上については取り組んでいくことが必要かなと思っております。今いただいたお話も十分踏まえながら、体力向上に努めていきたいと考えております。ありがとうございました。 原放課後支援課長 きっずクラブ、げんきっずのお話がございましたので。まず先ほども申し上げましたように、校庭、体育館等を使わせていただいておりますが、やはりその際にも、ボールとか器具等も学校のほうにご配慮いただきまして、使わせていただいております。そういったことの取り組みを強めながら、また、きっずクラブ独自のメニュー等も考えまして、体力向上につながるようなプログラムに今後も力を入れて取り組んでまいります。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 次に、報告事項7 平成27年度江東きっずクラブ新規運営委託事業者の選定結果についてを説明願います。 原放課後支援課長 それでは、平成27年度江東きっずクラブ新規運営委託事業者の選定結果についてご報告いたします。資料8をご覧ください。 平成27年度江東きっずクラブ新規開設校7校について、運営委託事業者を公募型プロポーザルにより選定を行いました。今回の事業者募集におきましては、7校を6つのグループに分け、6事業者を公募いたしました。グループの内訳は、辰巳小・第二辰巳小の2校を1グループとし、浅間竪川小、第一大島小、第四砂町小、第七砂町小、豊洲西小をそれぞれ1つのグループといたしました。辰巳小・第二辰巳小を1つのグループとしたのは、第二辰巳小がA登録のみの実施であることや、両校が隣接していることなど、地域性を考慮したことによるものでございます。 運営委託事業者の要件といたしましては、幼稚園、学校、保育園、児

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童館、学童クラブ、放課後対策事業等のいずれかの運営実績があるものとし、実施校の決定に当たっては、総合評価が成績上位の者から事業者の希望順位に従い決定することといたしました。今回の事業募集では、6グループの募集に対して、6事業者の応募となりました。したがいまして、6者から6者を選ぶということで、応募事業者の中から優れた事業者を選定するということでは、競争原理があまり働かないというようなことでございました。このため、選定に当たりましては、まずはじめから全事業者の選定ありきではなく、江東きっずクラブの運営を委託するにふさわしい事業者であるかどうかを慎重に審査をし、もし実績あるいは運営方針について不安な要素が見られた場合には不合格とし、その場合には、最優秀事業者に複数グループの委託を協議することを確認いたしまして、選定作業を進めたところでございます。選定結果といたしましては、6事業者とも、実績または事業部分での企画提案に優れ、本事業を委託するにふさわしい事業者と評価し、選定したところであります。 それでは、選定結果についてご報告いたします。 まず、1の新規民間委託実施校・運営委託事業者候補・事業運営委託開始日でございます。今回公募により選定した運営委託事業者候補は、辰巳小・第二辰巳小が株式会社セリオ、浅間竪川小が特定非営利活動法人ワーカーズコープ、第一大島小が株式会社プロケア、第四砂町小学校が株式会社パソナフォスター、第七砂町小学校が株式会社マミー・インターナショナル、豊洲西小学校が株式会社サクセスアカデミーでございます。事業運営委託開始日は、7校とも平成27年4月1日でございます。 次に、選定方法でございます。選定に当たりましては、教育長を委員長とし、教育委員会事務局次長、庶務課長、学務課長、放課後支援課長を委員とする、江東きっずクラブ事業等運営委託事業者選定委員会を設置し、企画提案書による第一次審査とプレゼンテーション及びヒアリングによる第二次審査を実施し、選定いたしました。今回は、先ほどご説明したとおり、6グループの募集に対し6事業者の応募だったことから、特に第二次審査において、基本理念、事業計画、安全管理、実績等について慎重に審査し、本事業を運営するにふさわしいと評価された場合において、合計評価点の成績が上位の事業者から受託希望順に実施校を割り当てたところでございます。 2ページをお開き願います。次に、審査・検討経過でございます。平成26年9月17日に第1回選定委員会を開催し、選定方法及び募集要項等を審議し、決定いたしました。10月1日から事業者募集を開始し、区報及びホームページで公募したところでございます。10月24日には事業者応募を締め切り、6者からの応募がございました。応募者から提出された企画提案書を審査し、11月10日の第2回選定委員会にお

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いて、全事業者を第一次選考の合格者として選定いたしました。12月4日と8日の2日間にわたり第二次審査を実施し、プレゼンテーション及びヒアリング審査の結果を受け、12月9日の第3回選定委員会において、委託事業者候補として6者を選定したところでございます。 選定理由につきましては、辰巳小・第二辰巳小の株式会社セリオは、大阪市に本社を置く事業者でありますが、本事業に対する理解が十分である点や、本区において事業展開していく考えや意欲が高く評価されました。また、大阪市において、児童放課後いきいき事業という、これは本区の江東きっずクラブA登録に該当するものでございますが、この事業を大阪市の小学校28校で受託しており、運営状況も円滑に実施していることも高く評価されたところでございます。 次に、浅間竪川小の特定非営利活動法人ワーカーズコープは、地域との関わりを重視した事業展開などについて具体的な提案があった点が高く評価されました。また、現在、浅間竪川学童クラブの事業運営を行っておりますが、安定した運営を行っており、また、同クラブは、きっずクラブ浅間竪川小のB登録機能を受け持つことになり、きっずクラブ浅竪との連携を図る意味でも、円滑な運営が期待できる点が評価されました。 次に、第一大島小学校の株式会社プロケアは、職員配置及び研修に具体的な対策があり、また、本部のバックアップ体制が確立されている点が評価されました。同社は、今年度からきっずクラブ二砂の委託事業者でありますが、運営状況も大変良好でございます。 次に、第四砂町小学校の株式会社パソナフォスターは、本区でのきっずクラブの実績が豊富で、本事業に対する理解も十分である点が高く評価されました。 次に、第七砂町小学校の株式会社マミー・インターナショナルは、職員配置や研修対策が良好で、また、本区でのきっずクラブの運営実績も豊富かつ良好で、きっずクラブ七砂の運営においても安定した運営が期待できるものとして評価されました。 次に、豊洲西小学校の株式会社サクセスアカデミーは、安全管理方針や職員配置について具体的な対策があり、本事業に対する意欲も高いことが評価されました。本区においては初めての事業運営となりますが、新宿区や中野区、板橋区等において児童館事業や学童クラブ、放課後子ども教室事業の運営実績が豊富であり、江東きっずクラブ事業においても安定した運営が期待できるものと考えております。 4ページをお開き願います。第一次審査及び第二次審査の評価項目は、評価表記載のとおりでございます。第一次・第二次審査の配点は100点満点で、5人の委員の合計500点満点で評価いたしました。 5ページに決定経過を記載してございます。第二次審査の結果は、株式会社マミー・インターナショナルが435点で第1位、次いで2位が

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415点の株式会社パソナフォスター、3位が410点の株式会社プロケアと株式会社セリオ、5位が380点のサクセスアカデミー、6位が350点の特定非営利活動法人ワーカーズコープとなり、各事業者の希望順位により受託候補校を決定したところでございます。 報告は以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本案について質疑願います。 松 江 委 員 区として取り組んでいかなければいけない事業だと思っていますので、新たに事業者を決めて進めていくということは大変いいことだと思っていますけれども、5ページの決定経過のところで、500点満点で、チップと6番目でかなり。それでも500点満点ですから、70%ということであれば合格範囲なんだろうと思いますけれども、ちょっと差があるのが気になるんですけれども、その辺の考え方というか。 原放課後支援課長 委員ご指摘のとおり、第1位と第6位の間に差があるということは、認識しておりますが、第6位の事業者についても、350点で、平均は70点ということで、これは合格範囲なのかなというふうに判断しました。 また、先ほどもちょっとご報告いたしましたけれども、こちらのワーカーズコープにつきましては、現在、江東区で何カ所もきっずクラブを運営しており、実績はあるところで、十分やっていける事業者だと思っています。この低かったところは、プレゼンテーションがあまり得意ではないためなのかなと思いまして、そういう点はちょっと評価としては下がったと思いますけれども、実績としては十分円滑に運営いたしているところでございますので、安定した運営が期待できるものと考えております。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 これより、協議事項に入ります。 協議事項1 平成27年度江東区教育委員会基本方針の改正についてを議題といたします。本案について事務局より説明願います。 中 村 庶 務 課 長 それでは、平成27年度の江東区教育委員会基本方針の改正についてご説明いたします。資料9をご覧いただきたいと存じます。 本基本方針につきましては、平成13年11月に、「教育目標」と併せまして策定いたしたところでございます。毎年見直しを行っておりまして、平成21年度に大規模な組織改正がありました際に大きく改正をいたしましたが、それ以降は、毎年度部分的な修正を加えてまいったところでございます。

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そして、来年度の改正箇所でございますが、下線を引いたところでございます。 まず1ページ、表題を27年度に変えた以外に、2行目の「教育推進プラン・江東」のところでございますが、固有名詞だということで、括弧書きに今回変更したところでございます。 次に、基本方針1、「人権尊重の精神」と「豊かな人間性」を育む教育の推進の(4)いじめ、問題行動を許さない教育の推進のところの1行目と3行目でございますが、今年度新たにいじめ防止対策で取り組みました具体的な内容を入れて、表現を改めたところでございます。 次に、基本方針2、「確かな学力」の推進でございますが、2ページをご覧いただきたいと思います。ここにつきましては、今後計画を予定してございます(6)学校ICTの推進を追加いたしました。この追加に伴い、次の環境教育の推進の番号を(7)に変更したところでございます。 大きく変更箇所は、以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本案について質疑願います。 松 江 委 員 まず、基本方針1の(4)のところで、今、課長から説明ありましたけれども、いじめの問題ですけれども、学校ごとにつくるというような報告はたしか前に受けたように思うんですけれども、中段以降のところ、いじめ問題対策連絡協議会を設置しという、どういう形で、いつごろ――これは区でということだと私は理解しているんで――進めていこうとしているのか。 それから、(5)の社会体験、自然体験、職業体験、異年齢の交流活動等の機会や場を豊富に設定すると。これは、特に異年齢との交流というのが大事ではないかと私は思っているので、スケジュール等が分かればお願いしたい。 それから、基本方針2の括弧の中の4行目、分かる授業で確かな学力を身に付けさせるという、これはもう当たり前と言えば当たり前かと思うんですけれども、教える側の教師力が大事、これがないと、こういう形にはならないと思うので、その辺、取り組みがあったらお聞かせいただきたい。 それから、3ページの一番上ですけれども、「江東区連携教育の日」を核としたという、保幼小中、この連携はすごく大事だということで、本会議でも質問等があったということで報告を受けていますけれども、これは日にちは、これを見ると決まってはいないように思うんですけれども、どのような時期にどういう設定をしようとしているのか伺いたいと思います。

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浅 岡 指 導 室 長 それでは、松江委員のご質問にお答えさせていただきたいと存じます。 まず1点目のいじめの問題でございますけれども、ご指摘のとおり、「江東区いじめ防止基本方針」に基づきまして、いじめ問題対策連絡協議会を設置いたしました。去る10月の末に第1回目の協議会を持ちまして、学校代表、警察、人権擁護委員、民生児童委員、青少年委員さん、こういった方々にご参加いただきまして、1回目の会が発足いたしまして、ここでは、いじめ防止基本方針の概要等のご説明と意見交換ということでございましたけれども、今後、3月に第2回目を開催予定でございます。年間2回の予定で考えておりますが、私ども、この会につきましては、やはり実効性のある運営組織として運営していきたいと考えてございますので、またオブザーバーに今後関係機関の方をお招きする、あるいは、重篤な事案が発生した場合には、早急に会合を持つ、このような組織体として、いじめ問題の対応について取り組めればと考えております。各学校のほうも基本方針を策定されておりまして、各学校のホームページにアップするように指示をしておるところでございます。 続きまして、異年齢の交流活動の機会や場を豊富にというご質問でございます。こちら、主に学校の中で取り組むさまざまな、例えば、日光の移動教室であったり、富士見高原の体験学習であったり、そういったものがございます。これ以外に、例えば、幼稚園の運動会に中学生がお手伝いに行くような、職場体験と申しましょうか、異年齢の交流がございます。また、各学校の中で、上学年と下学年のこどもたちが日常的に関わるような場もございます。さまざまな交流の場がございますので、あるいは、高齢者、障害がある方、こういった方々も含めて、さまざまな場面で各学校の教育課程を十分創意工夫しながら、交流するような場を豊富に持っていこうということで、このような記載をさせていただいておるところでございます。 それから、3点目の教師力のところは、まさしくご指摘のとおりでございまして、これは基本方針の3ページの(5)教職員の資質の向上という項目がございます。ここに関連がございます。指導室では、教員の指導力を高める研修を、年間を通じて、体系を組みながら取り組んでいるところでございます。委員のお話にございましたような、分かる授業の根本は教師の力にかかっていますので、研修の充実、あるいは、指導室が取り組んでおります授業改善支援チームを活用した若手教員の育成と指導力の向上というものを核にしつつ、お話をいただいた点につきまして十分深く認識して、今後も取り組んでいきたいと考えております。 前後しましたが、保幼小中連携につきましては、年間2回の日程を組んでおります。年明けの1月21日が第2回目の「連携教育の日」になっておりまして、区内を23のブロックに分けまして、また、私立・公立問わず、就学前の事業所と小学校、中学校が一堂に会しまして、意見交換を進めていく予定でございます。

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宇 佐 美 委 員 長 ほかにございませんか。 では、私からちょっと、指導室長の今のお話の関連で。いじめ問題対策連絡協議会、教育委員会でキックオフしたばかりではなくて、各学校でやり始めたんだなという認識があります。私、明治小学校の評議委員をさせてもらっていまして、先月28日の15時から1時間、評議委員会がありました。その後、現役のPTAの会長と、それから、青少年委員の和田さんがそこに入られて、各学校の校長が、そのリーダー、委員長ですか、それでキックオフし始めて、その後どうなんですかという展開は、特にどうだったというのは私はその後聞いてはいないんですけれども、各学校でそういうのを設置して始まった。PTAの会長も入るし、青少年委員も地域の人も入るしということで始まったという認識でおります。 他の学校もそういう形でやっているんでしょうか。 浅 岡 指 導 室 長 委員長の方から明治小の取組についてお話をいただきましたけれども、私ども、全学校でそういった形でスタートさせていただいております。それぞれ各学校の委員構成、さまざまではございますけれども、今後、進捗状況については、指導室のほうで把握させていただいて、定期的に本委員会で報告させていただきます。 宇 佐 美 委 員 長 ほかにございませんか。 お諮りいたします。本案承認することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 宇 佐 美 委 員 長 ご異議ありませんので、これを承認いたします。 次に、本日は追加報告事項がございます。 追加報告事項1 平成27年度新1年生の学校選択制度の抽選結果についてを説明願います。 中 野 学 務 課 長 学校選択制度の抽選結果について、資料10をお願いいたします。 前回の本委員会におきましては、一次結果の状況までご説明させていただきました。その後、学校選択希望の変更を受け付けまして、11月28日に抽選の有無の公表といたしまして、抽選校・無抽選校を発表いたしました。12月10日には小学校、12月11日には中学校の抽選を実施いたしました。実は、昨年度は抽選において不手際があったことから、今回は前回のミスの原因を洗い出しまして、確認を2人体制から3人体制とするなどの対策を行った結果、無事に抽選会を終えることができました。大変ご心配をおかけいたしました。その結果を本日の資料にまとめてございます。 資料1ページに、抽選結果の表にありますAの欄が、二次結果におけ

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る通学区域外からの入学希望者数となっております。その後、抽選までの間に辞退される方がおりまして、その方をBの欄に掲示しております。この結果、AからBを差し引いたCの欄が、抽選対象者となっております。小学校では126人、昨年度は120人でした。中学校では928人、昨年度は990人でございましたが、抽選対象となりました。そして、今後の私立中学校等への入学見込みや無抽選校の当選者の決定を加味したDの欄に、抽選日当日時点での当選者数を掲載してございます。小学校では47人が、中学校では154人が当日当選となっております。最後のE欄につきましては、CからDを引きました補欠者数となっております。 なお、今回の抽選結果により当選者が決まりましたので、今後、私立中学校等への入学等により、補欠の繰上げが行われることとなります。この結果につきましては、12日からホームページで発表させていただいております。 学校選択抽選結果についての説明は、以上でございます。 宇 佐 美 委 員 長 本案について質疑願います。 慎重に準備をされて、万全の体制で臨まれたというお話をお伺いしています。ご苦労さまでした。ありがとうございました。 宇 佐 美 委 員 長 よろしいですか。では、本報告を終了いたします。 それでは、以上をもって平成26年第12回江東区教育委員会定例会を閉会いたします。