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施工要領及び標準施工仕様書 1.適用下地及び下地処理 2.施工要領 3.標準施工仕様 4.使用材料及び使用器具 5.その他の注意事項 発売元 アイワテック株式会社 2013 年 1 月 アドグラ みかげ・ライム

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Page 1: アドグラ みかげ・ライム - aiwa-co.jp · 2 2.アドグラ施工要領 施工手順 施 工 内 容 塗り 回数 注 意 点 施 工 前 点 検 ・ 準 備 1 下地点検

施工要領及び標準施工仕様書

1.適用下地及び下地処理

2.施工要領

3.標準施工仕様

4.使用材料及び使用器具

5.その他の注意事項

発売元 アイワテック株式会社

2013 年 1 月

アドグラ みかげ・ライム

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1. 適用下地及び下地処理

■ 適用下地

コンクリート、モルタル、PC板、押出し成形板、コンクリートブロック、ALC 板、軽カル板、

スレート板、石膏プラスターボード、タイル、石材、アルミ・鉄・ステンレス等の金属下地

◇ 軟質ビニール、ガラス、木部及び床面や、常時水が掛かる部分には、使用しないで下さい。

■ 下地処理

新築・改修とも、アドグラを施工するのに適切な、平滑で強度のある下地を作成する。

■ 下地の種類と適合プライマー

下 地 の 種 類 適合プライマー

セメントフィラー・カチオンフィラー等で全面的に平滑で強固な

下地が作成されている場合 不要

コンクリート系下地 コンクリート、モルタル、PC 板、

押出し成形板、コンクリートブロック

プライマーSS

水性プライマー5E

各種板材 ALC 板、軽カル板、スレート板、

石膏プラスターボード

プライマーSS

水性プライマー5E

タイル・石材 カチオンフィラー

各種金属下地

アルミ板 、ステンレス、ホーロー鉄

板、溶融亜鉛処理鉄板 プライマーSX

錆止め塗装鉄板、

焼き付け塗装鉄板

プライマーSS

既存塗膜の状況により不要

FRP(ポリエステル系) プライマーSS

■ シーリング材についての注意

① 伸縮目地や開口部の目地のシーリング材を打ち替える時は、アドグラの仕上後に、

シーリング材をアドグラ仕上げ面に少し被せるように施工してください。

② 既存の伸縮目地は必ず現状のまま活かしてください。

③ 伸縮目地が無い場合は目地の作成を検討してください。

④ 目地シールの上には仕上げ材の施工を避けてください。

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2.アドグラ施工要領

施 工 手 順 施 工 内 容

塗り

回数 注 意 点

1 下地点検 (1) 下地の平滑度と乾燥を良く確認する 降雨後の乾燥を

入念に確認する

2 材料確認

(1) 使用材料の品名,数量,色番などを

確認する

材料の保管は室内

又は、それに近い

状態である

3 器具の点検 (1) 必要な器具類の有無を確認する

(2) コテ板・コテ類、ウールローラーは

清浄であること

(3)足場やメッシュシート等の飛散防止

設備に不備が無いか確認する

4 養

5 生

(1) アドグラ仕上げ面以外を、マスカー、

フィルム、テープ等で養生する

5 プライマー塗布

全 面 フィラー下 地

の時 は不 要

(1) 必要に応じて適切なプライマーを

ローラーで均一に塗布する

0.2~0.25kg/㎡

乾燥時間

3時間以上

6 目地材塗布

(1) 目地材BSに2~ 3%(0.4~0.6㍑)の

水道水を加えてオートマーゼルで十分

撹拌し粘度調整する

(2) ウールローラー(中毛)を用いて、

全面に均一に塗布する

0.3kg/㎡

1 回

目地材BSは素地

との付着力を向上

させたり、吸い込

みによる色ムラを

防止する役目があ

ります。必ず全面

に均一に塗布して

下さい。

乾 燥 時 間

5時 間 以 上

7 墨出し

墨打ち

(1) あらかじめ協議して決めた目地割り

にそって、バランスを考慮しながら

墨出しをする

(2) 白色チョ―クライナ―を使用して

墨打ちをする。

チョ―クは専用の白

色粉体を使用する

8 目地棒貼り (1) 指定幅の目地棒を墨にそって突き付けで

曲がらないよう貼り付け、しっかりと

押さえる

(2) 墨の線の上下、左右を統一して貼り付ける

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施工手順 施 工 内 容

塗り

回数 注 意 点

9 主材塗り

(1)アドグラの主材を開缶し無希釈のまま

専用マーゼルで軽く撹拌し調整する

(2)ステンレス製のコテで塗り付け、目地棒

の厚さにあわせて平滑に仕上げる

4.0kg/㎡

(3)朝・夕の光の入る方向を考えて仕上鏝の

方向を決める

(4)主材が乾燥する前に目地棒の離型紙を

取り除き、目地際を整える

1 回

★模様材を壊さない

ように撹拌は必ず

低速羽根無しの

専用マーゼルを

使用する

乾燥時間

15時間以上

10 サンディング

(1) オービタルサンダー (布ペーパー#40)

で表面の模様材のバリが無くなる

程度に軽く研磨し平滑に仕上げる

目安:60~90 秒/㎡

★主材の乾燥を

十分確認して

から施工する

★目地際や角部を

研磨しすぎない

よう注意

11 目地棒除去

(1) 千枚通しなどを用いて、目地棒を

取り除く

(2) 目地際のハネ・チリをカッターナイフ

等を用いて取り除き、目地際を整える

(3) エアーブロー又はダスター刷毛で表面の

埃を丁寧に取り除く

目地材の剥がれは

必ずタッチアップ

する

12 クリヤーの塗布

(1) シリコーンクリヤーをローラーで、

規定量を2回に分けて均一に塗布する

0.25kg/㎡

★溶 剤 クリヤーの場 合 は無 希 釈 で塗 布 する。

水 性 クリヤーを希 釈 する場 合 の水 量 は

3%以 下 を守 る。

2 回

溶剤型クリヤ―は

湿気硬化タイプな

ので開缶後は早目

に使い切る

乾燥時間

4時間以上

13 点検・検査

(1) 仕上面をよく点検し、不良箇所を丁寧に

補修する

(2) 同時に係員の検査を受けて

承認をもらうことが最善です

14 養生撤去

(1) シリコーンクリヤ―の指触

乾燥(1~2時間)を確認した後、

養生を取り外し清掃する

(2) 材料の飛散や汚れを確認し、あれば

早めに清掃・補修する

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3. アドグラ 標準施工仕様 シングル目地

工 程 材 料 塗 布 量 塗回数 乾燥時間

(時間)

1 下塗り アドグラ目地材BS 0.3 ㎏/㎡ 1 5時間以上

2 目地割り

墨出し

設計・元請けにて決定した目地割図に従って、メジャーで測り込んで墨

を打つ。

(基準墨は元請けにてお願いします)

3 目地棒貼り 指定幅の目地棒を墨にそって突き付けで曲がらないよう貼り付けし

っかりと押さえる。(墨の上下、左右を統一する)

4 主材コテ塗り

及びコテ押さえ アドグラ主材 4.0 ㎏/㎡ 1 15時間以上

5 サンディング

主材が十分乾燥後、オービタルサンダー(#40)

で軽く表面を研磨し模様材のバリを取り、

平滑に仕上げる。

直 後

6 クリーニング

目地棒除去

エアーで全面のホコリを払い、目地棒を除去し

目地部のハネ、チリを除去、目地際を整える。

目地材の剥がれは必ずタッチアップする。

直 後

7 上塗り シリコンクリヤー 0.25 ㎏/㎡ 2 4時間以上

8 養生取り

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4. 使用材料及び使用器具

品 名 アドグラ みかげ・ライム

■使用材料

材 料 名 入目及び荷姿

(1) プライマー プライマーSS(弱溶剤型)

プライマー5E(水性)

プライマーSX(溶剤型)

16kg・石油缶

2kg・角 缶

(2) 目地材 目地材BS(水性) 20kg・石油缶

(3) 主 材 アドグラ主材(水性) 20kg・石油缶

(4) トップコート シリコーンクリヤー(水性、弱溶剤型) 16kg・石油缶

4kg・角 缶

(5) 目地棒 長さ:1m 幅:6.7.10.15.20,25,30mm

厚み:2.0mm(両面接着・離型紙付き) 200本 ・紙 箱

50本 ・紙 箱

(6) 素地調整材

セメントフィラー又はカチオンフィラー

主材(粉体)

混和液

20kg ・紙袋

2.5kg・ポリ容器

混合比率はメーカーの仕様に従う

■使用器具

○オ―トマ―ゼル ---- 目地材やフィラーの撹拌に使用 ○主材撹拌専用マ―ゼル ---- 東芝 BMV-150A など羽根なし又は、低回転のもの

( 模 様フ レ ー ク を 壊 さ な いた め )

○ウールローラー 中毛 ---- 目地材、プライマー、トップコートの塗布用 ○ステンレスコテ各種 ---- 主材の塗り付け及び主材の押さえ作業用及びコーナー用

○コテ板

○オービタルサンダー #40の布ペーパー ---- 主材の表面研磨用 (フレークのバリ取り) ○カッターナイフ,千枚通し ○墨だし用具一式(白色チョ―クライナ― など) ○安全保護具(ヘルメット,安全ベルト,手袋,保護メガネ,マスクなど)

○養生用具(マスカー、ポリエチレンフィルム、シート、テープ類など)

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■標準塗布量及び標準施工面積

所要量は希釈前の数値です。

品 名 容量 塗布量 施工面積

プライマー (下地により選別する) 16kg 0.2~0.25kg/㎡ 64~ 80㎡/缶

目地材BS 20kg 0.3kg/㎡ 66㎡/缶

アドグラ主材 20kg 4.0Kg/㎡ 5㎡/缶

シリコーンクリヤー(2回塗) 16kg 0.25kg/㎡ 64㎡/缶

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5. その他の注意事項

・ コンクリート下地の乾燥は夏期 2 週間以上,冬期 3 週間以上とって下さい。

・ 気象条件は、気温 5℃以上,湿度 85%以下,風速 10m以下とし、降雨,

降雪下では施工しないで下さい。

・ 気温5℃未満の時や躯体の表面温度が 40℃以上の時は、施工しないで下さい。

尚、本要領書に表記する所要乾燥時間は温度 20℃,湿度 65%の条件下での時間です。

低温時や湿度の高い時、降雨後などは、乾燥時間を十分に取って下さい。