食中毒 2018年11...

32
食中毒 週刊ネットニュース 2018年11月16日号 編集発行:笹井 勉 食品衛生アドバイザー (元墨田区食品衛生監視員) *このニュースは版権をクリアしているものでありませんので、個人用として使用してください 【注意】:2018年11月16日までにネット上等で食中毒や食の安全に関する情報で発表のあったもの を個人的にまとめて編集したものです。見出しは編集してあります。版権をクリアしたものではありませ ん。食の安全、食品取扱者の衛生教育用(朝礼など)に使うことを目的にしていますので、事例を参考 に「食中毒事故防止」や「食の安全な取り扱い」に役立ていただければ幸いです。 申し訳ありませんが、もし不都合な掲載があった場合はこちら [email protected] に連絡してい ただければただちに削除します。 トピックス ★今年もノロの季節、注意点は まず手洗い/吐いたもの処理後も10分消毒 【朝日新聞デジタル2018年11月13日05時00分】 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13765592.html?rm=149 ノロウイルスが流行しやすい季節になりました。予防の基本は手洗いですが、習慣や洗い方にはバラツキ も。吐いたものは適切に処理しないと二次感染の恐れもあります。注意すべきポイントは? 手を軽く丸めて、反対の手のひらで爪の周りを洗った後、爪を 立てるようにして指先を洗う 「ノロを含む感染性胃腸炎は、今ぐらいから流行が始まります」。今月8日、東京都江戸川区の「輝きベビ ー保育園 篠崎」で、園とダスキン主催の「ノロウイルス対策セミナー」があった。小児科医の十河剛さんが、 集団発生は保育所に多いと注意喚起。約10人の保育士が、予防法や吐いたものの処理を学んだ。 国立感染症研究所によると、ノロを含めた感染性胃腸炎の患者数は、直近の10月22~28日で1医療機 関あたり3・89人。「警報」レベルは20人だが、今後上昇するとみられ、九州ではすでに増え始めている。ノ

Upload: duongdat

Post on 01-Apr-2019

212 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

食中毒

週刊ネットニュース

2018年11月16日号

編集発行:笹井 勉

食品衛生アドバイザー

(元墨田区食品衛生監視員)

*このニュースは版権をクリアしているものでありませんので、個人用として使用してください

【注意】:2018年11月16日までにネット上等で食中毒や食の安全に関する情報で発表のあったもの

を個人的にまとめて編集したものです。見出しは編集してあります。版権をクリアしたものではありませ

ん。食の安全、食品取扱者の衛生教育用(朝礼など)に使うことを目的にしていますので、事例を参考

に「食中毒事故防止」や「食の安全な取り扱い」に役立ていただければ幸いです。

申し訳ありませんが、もし不都合な掲載があった場合はこちら [email protected]に連絡してい

ただければただちに削除します。

トピックス

★今年もノロの季節、注意点は まず手洗い/吐いたもの処理後も10分消毒

【朝日新聞デジタル2018年11月13日05時00分】

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13765592.html?rm=149

ノロウイルスが流行しやすい季節になりました。予防の基本は手洗いですが、習慣や洗い方にはバラツキ

も。吐いたものは適切に処理しないと二次感染の恐れもあります。注意すべきポイントは?

手を軽く丸めて、反対の手のひらで爪の周りを洗った後、爪を

立てるようにして指先を洗う

「ノロを含む感染性胃腸炎は、今ぐらいから流行が始まります」。今月8日、東京都江戸川区の「輝きベビ

ー保育園 篠崎」で、園とダスキン主催の「ノロウイルス対策セミナー」があった。小児科医の十河剛さんが、

集団発生は保育所に多いと注意喚起。約10人の保育士が、予防法や吐いたものの処理を学んだ。

国立感染症研究所によると、ノロを含めた感染性胃腸炎の患者数は、直近の10月22~28日で1医療機

関あたり3・89人。「警報」レベルは20人だが、今後上昇するとみられ、九州ではすでに増え始めている。ノ

ロが原因の食中毒も11月から3月に集中する。

ノロの特徴は感染力の強さだ。患者の便1グラムには約1億個ものウイルスがいるが、100個ほどのウイ

ルスでも感染するとされる。感染者の手料理を食べたり、ウイルスのついた便器やドアノブ、テーブルを触っ

たりすることで広がる。岡村和美・消費者庁長官は8日の記者会見で「乳幼児や高齢者は、脱水症状で重症

化することもある。手洗いなどの対策を徹底して」と呼びかけた。

ただ、消費者庁の2015年の調査では15・4%の人が「トイレの後に手を洗わないことがある」とし、「食事

の前に手を洗う」とした人は52・6%だった。意識して洗う部分(複数回答)として、洗い残しが多くなりがちな

「手首」や「親指の付け根」を挙げた人は2~3割。日本食品衛生協会によると、洗い残しが多い部分を意識

しながら念入りに洗い、よく洗い流して清潔なタオルで手をふき、乾燥させるのが大切という。

並んで重要なのが、感染が疑われる人が吐いたものの処理だ。大量のウイルスが含まれる可能性があり、

飲食店の衛生対策をサポートするダスキンの小林英明さんは「速やかな処理が感染を防ぐ」。正しい方法で

拭き取った後、さらに10分、消毒することがポイント。消毒を怠ると、乾燥後に飛散することもある。

症状がおさまっても1週間程度はウイルスが出る。国立感染症研究所の砂川富正・感染症疫学センター

第二室長は「高齢者らは、吐いたもので窒息するリスクもある。吐き下しが続くようであれば、医療機関を受

診してほしい」としている。(野村杏実、高橋健次郎)

【手洗いのポイントは……】

(1)手を軽く丸めて、反対の手のひらで爪の周りを洗った後、爪を立てるようにして指先を洗う

(2)親指は、反対の手で包み込むようにして洗う。付け根のふくらみも忘れずに

(3)指の間、手のひらのしわなども洗い残しがないようにし、よく洗い流す。清潔なタオルでふき、乾燥させ

る (日本食品衛生協会への取材から)

【吐いたものの処理方法は……】

(1)手袋、マスク、ゴーグル、足を覆う袋、使い捨てレインコートを。水500ミリリットルと塩素系漂白剤10ミ

リリットルで消毒液を作る

(2)吐いたものの上や周りにキッチンペーパーを敷き、消毒液をかける

(3)段ボールなどをヘラ代わりにペーパーごと静かにぬぐい=写真=、ゴミ袋に捨て、上から消毒液をか

ける

(4)床に再度キッチンペーパーを敷いて消毒液をかけ、10分間おいてから同様に捨てる (ダスキンの資

料から)

★感染性胃腸炎、首都圏で流行の兆し 東京の一部で警報基準値を超過

【2018年11月15日 CBニュース】

https://www.cbnews.jp/news/entry/20181115180042?layout_id=1051

ノロウイルスなどの感染によって、嘔吐や下痢といった

症状を伴う「感染性胃腸炎」が、首都圏で流行の兆しを

見せている。5日から11日までの1週間の患者報告による

と、東京など4都県で定点医療機関当たりの患者報告数

が前週と比べて増加。都内の一部では警報基準値を超

えた。【新井哉】

4都県の患者報告によると、東京が前週比約33%増の

6.81人、埼玉が約25%増の5.84人、神奈川が約33%増

の4.87人、千葉が約19%増の3.64人となった。

東京都では4週連続で患者報告数が増加した。特に台東保健所管内では、大きな流行となった2016年とほ

ぼ同じペースで患者が増えており、この週の患者報告数は警報基準値(20.0人)を上回る25.5人を記録した。

台東区はウェブサイトに、調理・食事の前やトイレの後に「しっかり手を洗う」といった予防のポイントを掲載。

腹痛や下痢、嘔吐、発熱の症状があった場合、早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。

感染性胃腸炎は、ほとんどがノロウイルスやロタウイルスなどが原因とされ、ピーク時には定点医療機関

当たり20人前後にまで増える年もある。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には

手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理が求められている。

1 食中毒

●ノロウイルス・サポウイルス (生カキや感染した調理人の手指等から

の汚染が原因に)

該当する記事は見つかりませんでした。

.●その他のウイルス(A型、E型肝炎ウイルス、ロタウイルスなど)

該当する記事は見つかりませんでした。

●病原大腸菌(O157は牛の腸内に、その他の病原大腸菌は外国より持ち

込まれたり、汚れた調理環境などが原因に)

★三重県:伊勢市の飲食店で 3人が食中毒 腸管出血性大腸菌O157

【三重県発表 2018年 11月 15日】

http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000807310.pdf

1 概要

平成30年11月2日(金)18時頃、三重郡菰野町内の医療機関から桑名保健所へ、腹痛・下痢・発熱等

の食中毒様症状を呈した救急外来患者を受診した旨の通報があったため、桑名保健所が患者に聞き取りを

行ったところ、患者は、伊勢市内の飲食店を利用していました。

このため、伊勢保健所が、当該飲食店に対し調査を行ったところ、平成30年10月28日(日)に食事をした1

グループ5名中3名が同様の症状を呈していることが判明しました。

伊勢保健所は、当該グループ全員に共通する食事が他にないこと、無症者を含む当該グループ5名全員か

ら腸管出血性大腸菌O157が検出されたこと、当該飲食店の従業員1名からも同菌が検出されたこと、採取

された6菌株を遺伝子解析したところ同一の遺伝子型であったこと、患者を診察した医師から食中毒の届出

があったことから、当該飲食店が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としまし

た。なお、有症者は全員快方に向かっています。

2 発病状況

1)喫食者 5名中 有症者数 3名

2)有症者数 3名:うち入院患者数 2名

3)有症者 最低年齢(18歳、男) 最高年齢(19歳、男)

4)主な症状 腹痛、下痢(16~20回)、発熱(38.3℃)

5)発病日時 平成30年10月31日(水)23時から11月1日(木)11時

3 原因施設

所在地 伊勢市小俣町湯田185-17 屋 号 和牛石アミ焼肉 たまちゃん 玉田 隆晟

業 種 飲食店営業(業態:一般食堂、レストラン等)

4 原因食事

1)平成30年10月28日(日)夕食

2)主なメニュー:焼肉コース(カルビ、ロース、タンシオ、伊勢どり、焼野菜、チシャナ、サラダ、つけもの等)、

牛タン刺し

※ 原因食品は現在調査中です。

5 原因物質 腸管出血性大腸菌O157

●サルモネラ属菌食中毒(食肉や鶏卵などが原因)

該当する記事は見つかりませんでした。

●黄色ブドウ菌(手指の傷などについて、弁当やおにぎりなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

●腸炎ビブリオ(夏場魚介類に付いてくる菌、刺身などで発生する)

該当する記事は見つかりませんでした。

●ウエルシュ菌(加熱済みの食品の前日調理などで起きます。給食病と言

われています)

該当する記事は見つかりませんでした。

●セレウス菌(加熱済みの米飯、パスタなどで起きます。)

該当する記事は見つかりませんでした。

●カンピロバクター食中毒(鶏肉の生食、沢水、未殺菌井戸水が原因)

★埼玉県:川越市の飲食店で 4人が食中毒 カンピロバクター

【埼玉新聞 2018年 11月 16日(金) 22:42配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00010006-saitama-l11

埼玉県の川越市保健所は 16日、川越市脇田町の居酒屋「鳥貴族・川越クレアモール店」でカンピロバクター

による食中毒が発生し、食品衛生法に基づいて、同店を 16日から 3日間の営業停止処分にしたと発表し

た。

同保健所によると、10月 27日午後 6時半ごろ、滑川町の小学生男児(9)と母親(32)、母親の友人女性 2

人の計 4人が焼き鳥や唐揚げ、サラダ、ポテトフライなどを食べた。同 29~30日までの間、男児ら 4人が下

痢や発熱などの症状を訴え、男児は 11月 2日に病院で診察を受けた。女性 3人は病院で受診していない

が、男児を含めた 4人は快方に向かっている。

母親から届けを受けた県が同月 9日、川越市保健所に連絡。同保健所が同店などを調べたところ、4人

の共通食は同店だけで、うち 2人から鶏や牛などの動物の腸内に分布し、食中毒を引き起こすカンピロバク

ターが検出されたため、同店を原因施設と断定した。

★兵庫県:姫路市の飲食店で7人が食中毒 カンピロバクター

【姫路市公表平成30年11月10日】食中毒の発生について

http://www.city.himeji.lg.jp/koho/press/_42909/_45397/_45834.html

概要

平成30年11月5日(月曜日)に市内医療機関から食中毒様の症状を呈している患者を診察したとの通報

があり、これを調査したところ、姫路市内の飲食店で会食した職場の同僚グループ25名中7名が11月2日か

ら5日にかけて下痢、腹痛を発症し、患者7名全員の便からカンピロバクターを検出した。

これら患者に共通する食事は平成30年10月31日に当該施設が提供した食事以外にないこと、患者の発

症状況が類似し、患者便から検出されたカンピロバクターの症例にあてはまること、患者を診察した医師か

ら食中毒患者の届出票が提出されたことから、当該施設が提供したこの食事を原因とする食中毒と断定し

た。

探知 平成30年11月5日(月曜日)

喫食日時 平成30年10月31日 17時30分頃

初発年月日 平成30年11月2日 19時00分頃

喫食者数 25名

有症者数 7名 ※全員男性(23歳から43歳まで)

主な症状 下痢、腹痛 など

原因食品

牛ホルモン鍋、焼物(とり身、とり皮、油肝、砂ずり、身付なんこつ、せせり、つくね、ささみ、手羽中、手羽先、

豚バラ、豚トロ、和牛すじ、干しシシャモ)、生もの(焼き肝、とりの湯引きユッケ、とりの湯引き刺し)、揚げ物

(からあげ、フライドポテト等)、枝豆、冷奴、鴨ロース肉の黒こしょう、鳥助サラダ、つくねスープ、親子丼、と

りユッケ丼、アイス、ほか

原因物質 カンピロバクター

検査状況

検便検査 患者7名(7名全員からカンピロバクター検出)

調理従事者2名(検査継続中)

処分内容

営業停止処分(平成30年11月10日から11月12日までの3日間)

★福岡市:早良区の飲食店で7人が食中毒 カンピロバクター

【福岡市発表:平成30年11月15日午後5:30現在(抜粋)】

http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/2785/1/181115syokutyuudokunohasseinitsuite.pdf?2018111

5182721

1 探知

平成30年11月12日(月)午後5時10分頃,早良区の医療機関から早良区保健福祉センター(早良保健所)

へ「食中毒が疑われる患者を診察し,他にも有症者がいる模様」との連絡があった。

2 概要

平成30年11月6日(火)午後7時頃から早良区の飲食店で食事をした1グループ26名のうち7名が,11月

9日(金)午前8時00分頃から腹痛,下痢,発熱等の食中毒様症状を呈したもの。

調査の結果,早良区保健福祉センターは,当該施設が提供した食事によるカンピロバクター食中毒と断定し,

1日間の営業停止処分とした。

3 症状 腹痛,下痢,発熱等

4 摂食者(判明分)14名

5 有症者(判明分) 7名※入院者はいない。全員快方に向かっている。重症者はなし。

6 検査 ・・・ 福岡市保健環境研究所で検査

有症者便 : 6検体・・・2検体からカンピロバクター検出,4検体は検査中

従業員便 : 1検体・・・検査中

施設ふきとり: 4検体・・・検査中

参考品(鶏もも肉):1検体・・・検査中

7 原因施設

(1) 営業所所在地 福岡市早良区西新四丁目9番20号

(2) 営業者氏名 株式会社 ジャパンフーズビー 代表取締役 大野 佳隆

(3) 屋号 備長吉兆や 西新店

(4) 業種 飲食店営業

8 原因食品 下記施設が平成30年11月6日(火)に提供した食事

枝豆&ポテトサラダ,海藻と豆腐のサラダ,串盛り5種(鶏皮,うずら卵,つくね,もも,ぼんじり),えびマヨ,

カキフライ,鶏ハム,わらび餅等

9 原因施設に対する指導事項

(1) 加熱用鶏肉等は十分な加熱を確認し,提供すること

(2) 調理器具類等の洗浄・消毒を徹底すること

(3) 手洗いの励行

(4) 施設従事者の健康管理の徹底

10 措置処分

福岡市早良区保健福祉センター( 早良保健所 )は,以下の理由により,当該施設が平成30年11月6日

(火)に提供した食事が原因のカンピロバクターによる食中毒と断定し,平成30年11月15日(木)午後6時か

ら11月16日(金)午後6時までの1日間の営業停止処分とした。

(1) 医師から食中毒患者届出票が提出されたこと。

(2) 有症者7名について,カンピロバクター食中毒の潜伏期間及び症状と一致すること。

(3) 有症者7名のうち,2名の便からカンピロバクターが検出されたこと。

(4) 有症者7名の共通食は,当該施設が提供した食事のみであること。

★東京都:世田谷区の飲食店で10人が食中毒 カンピロバクター

【世田谷区公表平成30年11月16日】飲食店営業施設等に対する行政処分等

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/146/627/d00144614.html

業種等 飲食店営業

主な適用条項 食品衛生法第6条第3号違反

行政処分を行った理由 食中毒の発生

行政処分等の内容 平成30年11月16日から平成30年11月18日まで営業停止

原因物質 カンピロバクター・ジェジュニ

備考 平成30年11月12日から平成30年11月15日まで営業自粛

詳細については、下記添付ファイルの「行政処分の詳細」をご覧ください

営業者氏名 CONA 下北沢

株式会社 調風

施設所在地 世田谷区北沢二丁目11番2号

●患者の主な症状 下痢、腹痛、発熱

●患者数 10名

●初発患者発生日 平成30年11月5日午後0時30分

●原因食品 カルパッチョ(鶏レバー) 鶏肉の鉄板焼き等

★東京都:品川区の飲食店で食中毒 カンピロバクター

【品川区:公表年月日 平成30年11月15日(抜粋)】

http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kenkou/kenkou-eisei/kenkou-eisei-syokuhin/kenkou-eisei-syokuhi

n-oshirase/hpg000025581.html

被処分者業種等 飲食店営業

施設の名称および施設の所在地 もつ千 五反田西口店

東京都品川区西五反田一丁目25番1号 KANOビル地下1階

営業者の氏名 株式会社もつ千 代表取締役 水口 尚広

東京都港区赤坂二丁目14番12号

適用条項 食品衛生法第6条第3号違反により、第55条第1項を適用

不利益処分を行った理由 食中毒の発生

不利益処分等の内容 平成30年11月15日から11月17日の3日間の営業停止

備考 原因食品: 当該施設が10月23日および25日に提供した食品

(お通し(キャベツ)、大山鶏のレバテキ、もつ煮込み)

病因物質:カンピロバクター

★宮崎県:宮崎市の飲食店、レバーのたたきで75人が食中毒 カンピロバクター

【宮崎市発表平成30年11月11日(抜粋)】

http://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/fs/2/5/0/3/1/7/_/250317.pdf

概要(事件の概要)

平成30年11月7日(水)、宮崎市内の飲食店を団体で利用した方より、利用後に体調を崩している者が複

数名いると連絡がありました。宮崎市保健所他管轄保健所にて調査を行ったところ、平成30年11月3日

(土)に県内外在住の男女114名で飲食店を利用、そのうち75名が発熱、下痢などの症状を呈していること

が判明しました。

宮崎市保健所が行った検査により、12名の患者便からカンピロバクター属菌が検出されました。市保健所

は本日、当該店舗で提供された料理を原因とする食中毒と断定し、当該店舗に対し、食品衛生法に基づき、

平成30年11月11日(日)から11月13日(火)までの3日間の営業停止を命じました。なお、患者は快方に

向かっています。

1 発症年月日平成30年11月4日(日)

2 発生場所宮崎市他

3 喫食場所宮崎市

4 原因施設住所宮崎市中央通6-16(宮崎ひなた横丁内)

屋号よっ田や(よったや)

営業者氏名田則彦(よしだのりひこ)

5 患者数75名(男性31名、女性44名)(18~25歳)

6 主な症状下痢、腹痛、発熱等

7 原因食品レバーたたき(鶏レバー、ハツ)

8 病因物質カンピロバクター属菌

9 措置営業停止

平成30年11月11日(日)から

平成30年11月13日(火)まで

10 その他

症状、メニュー、食中毒発生状況は別紙のとおり

【別紙】

1 食中毒有症者の症状の概要(平成30年11月11日12時現在)

・喫食者114名(男性45名、女性69名)(18~25歳)・有症者75名(男性31名、女性44名)(18~25歳)

・入院1 名(11月11日退院予定)

・喫食日平成30年11月3日(土)・発症年月日平成30年11月4日(日)~9日(金) 平均:喫食後62時間4

6分

・症状下痢(65名)、腹痛(56名)、発熱(35名)

2 提供されたメニュー

・レバーたたき、お任せ5本串(当該店舗より)

・ローストビーフサラダ、チョリソー、チキン南蛮、地鶏炭火焼、おでん他(別店舗より)

カンピロバクター食中毒

【特徴】

○家畜、ペット野生動物など多くの動物に生息しています。特に鶏肉での保有率が高くなっています。

【症状】

○潜伏期間が2~5日と長く、主症状は水溶性の下痢で、腹痛、吐き気、発熱もみられます。まれにギラン・

バレー症候群を発症します。

【予防方法】

○生肉の衛生的な取扱いが重要です。生肉を取り扱ったあとは、器具類、手などを十分洗浄・消毒してくだ

さい。

○鶏肉の生食は常に食中毒のリスクが伴います。肉の中心部まで十分加熱し、食肉の生食を避けてくださ

い。

○調理や飲料水などとして未殺菌の水は使わないようにしてください。

【飲食店の方々へ】

○加熱用の鶏肉を鶏刺しなどの生食用として提供しないようにお願いします。

※ 食中毒の予防のために、食品の取扱(温度管理、十分な加熱、迅速な処理等)、従事者の健康管理に対

する注意喚起をお願いします。

●エルシニア菌(低温発育菌、ブタが保菌しており、豚肉の汚染が高い)

該当する記事は見つかりませんでした。

●化学物資による食中毒(魚のヒスタミンや洗浄剤の誤飲など)

★だし汁と間違い…洗浄剤入りお茶漬け提供 長野の旅館で3人食中毒

【産経新聞 2018.11.11 16:40】

https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110045-n1.html

長野県は11日、同県茅野市の旅館「蓼科 親湯温泉」で9日の夕食に除菌洗浄剤が混入したお茶漬けが

誤って提供され、食べた埼玉県の40~70代の男女3人がのどの痛みや舌のしびれなどを訴える食中毒が

あったと発表した。全員が快方に向かっている。

諏訪保健所は、旅館側が、鍋に除菌洗浄剤を入れて汚れを落とした状態の液体を、だし汁と誤って焼きお

にぎりにかけてお茶漬けとして提供したことを確認。同保健所は除菌洗浄剤による食中毒と断定し、11、12

両日に調理部門を営業停止とした。

★「だし汁おかしい」茶漬けに洗剤入り液体 3人搬送

【テレ朝 news2018年 11月 12日 18時 46分】

http://news.livedoor.com/article/detail/15585456/

宿泊客が食べたお茶漬けのだし汁は実は鍋を洗った洗剤だった。

まさかの事態が起きたのは長野県茅野市にある旅館の蓼科

親湯温泉。9日、関東から来た男女 10人のグループが宴会場

で夕食を取っていた時のことだった。締めに出されたのが焼き

おにぎりにだし汁をかけて食べるお茶漬けだ。しかし、お茶漬

けを食べた客がだし汁の味に違和感を覚えたのだ。すると、3

人が喉の痛みや舌のしびれを訴えて病院に搬送された。食中毒だった。あろうことか、おにぎりにかけたの

は鍋の汚れを落とす洗浄剤が入った液体だったのだ。支配人によると、本来のだし汁は黄金色をしているが、

除菌洗浄剤が入った液体は白く濁った色だったという。違いは一目瞭然だが、なぜ間違えたのか。近い場所

に置かれていた鍋を経験の浅い女性従業員が間違えてしまったという。92 年前に創業し、昭和の文豪にも

愛されていたという老舗旅館。搬送された 3人は全員、快方に向かっている。

●寄生虫による食中毒(魚介類のアニサキスやクドアや、獣肉類など)

★山梨県:南アルプス市のスーパーの刺身で 1人が食中毒 アニサキス

【NHK山梨NEWSWEB2018年 11月 13日 18時 31分】

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20181113/1040004834.html

今月7日、南アルプス市のスーパーマーケットで購入した刺身を食べた女性が腹痛の症状を訴え、県は、

寄生虫のアニサキスによる食中毒と断定し、このスーパーを2日間の営業停止処分としました。

県によりますと、12日、中北保健所管内に住む30代の女性から、腹痛の症状で医療機関を受診したとこ

ろ、胃の中から寄生虫のアニサキスが検出されたと保健所に連絡がありました。

女性は、今月7日に、南アルプス市のスーパーマーケット「オギノ南アルプス八田店」で購入したアジの刺

身を食べていたということで、県は、寄生虫のアニサキスによる食中毒と断定し、このスーパーを2日間の営

業停止処分としました。

女性はすでに回復しているということです。

アニサキスは、さばやさんま、かつおなどの青魚を中心に寄生する長さ2、3センチほどの寄生虫で、胃や

腸の壁を傷つけ、激しい腹痛やおう吐などの症状を引き起こします。

県では、刺身で食べる場合は目視による確認を徹底するほか、氷点下20度で24時間以上冷凍したり、

アニサキスが寄生しやすい内臓を速やかに取り除いたりして、食中毒を防ぐよう呼びかけています。

★埼玉県:桶川市の東武ストアの桶川マインで、1人が食中毒 アニサキス

【埼玉新聞 2018年 11月 13日(火) 22:12配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00010008-saitama-l11

埼玉県は 13 日、東武ストアの桶川マイン店(桶川市若宮)で販売されたブリの刺し身を食べた 30 代の女

性が腹痛の症状を訴え、胃から食中毒の原因となる寄生虫アニサキスが摘出されたと発表した。

鴻巣保健所は、同店でさばいて販売された刺し身が原因と断定。食品衛生法に基づき、魚介類の販売につ

いて同日から 2日間の営業停止処分にした。

県食品安全課によると、同店で購入した刺し身を 8日午後 7時半ごろに食べた家族 5人のうち女性 1人

が、翌 9日午前 2時ごろから腹痛を訴えた。10日に医療機関から通報があり、同保健所が調査した結果、

女性の胃から摘出された虫体をアニサキスと確認した。

★岐阜県:美濃市の飲食店で8人が食中毒 セプテンプンクタータ

【毎日新聞 2018年 11月 15日】

https://mainichi.jp/articles/20181115/ddl/k21/040/238000c

県は14日、美濃市極楽寺の飲食店「日本料理 おおきに」で、12日にヒラメの刺し身を食べた42~70歳

の女性8人が下痢や吐くなどの食中毒症状を訴えたと発表した。いずれも快方に向かっている。県によると、

ヒラメから寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」が検出された。関保健所は同店を食品衛生法に基づき営業

禁止処分とした。

【岐阜県発表資料平成30年11月14日(水)】食中毒の発生について

https://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_11222/syokuchudoku1114.data/20181114kouhyou.pdf

1 探知

平成30年11月13日(火)17時00分頃、美濃市内の医療機関から、「11月12日(月)に美濃市内の飲

食店を利用した複数人が、食中毒様症状を呈している。」旨、関保健所へ連絡があった。

2 概要

関保健所が調査したところ、11月12日(月)に美濃市内にある飲食店「日本料理 おおきに」で食事をした

2グループ11人中8人が11月12日(月)から13日(火)にかけて、嘔吐、下痢、発熱等の食中毒症状を呈

し、うち5人が医療機関を受診していたことが判明した。

関保健所では、残品のヒラメから寄生虫の一種であるクドア・セプテンプンクタータ(以下クドアという)が検

出されたこと、患者らの発症状況及び潜伏時間がクドアによる食中毒と一致すること、患者らの共通食のう

ちクドアが寄生している可能性のある魚介類の生食は当該施設で喫食したヒラメの刺身のみであったこと及

び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、当該施設を原因とする食中毒と断定した。

なお、患者らはいずれも快方に向かっている。

3 発生状況

Aグループ Bグループ

摂食者数 5人 6人

有症者数 3人 (女性3人) 42歳~70歳 5人 (女性5人)57歳~60歳

受診者数 3人(入院0人) 2人(入院0人)

摂食日時 11月12日(月)19時00分 11月12日(月)19時00分

発病日時 11月12日22時00分 ~

11月13日0時00分

11月12日22時30分~

11月13日7時00分

主な症状 嘔吐、下痢、発熱 嘔吐、下痢

4 原因食品 ヒラメの刺身

5 病因物質 クドア・セプテンプンクタータ

6 原因施設 屋号:日本料理 おおきに 営業者:武井たけい 美樹よしき

業種:飲食店営業(料理店) 所在地:美濃市極楽寺274-3

7 検査 関保健所では、患者ら及び調理従事者の検便、食品及び調理場等の検査を実施し、原因究明に

当たっている。

8 措置 関保健所では、当該施設を11月14日(水)から食品衛生法に基づく営業禁止処分とした。

★東京都:豊島区の飲食店で 1人が食中毒 アニサキス

【豊島区公表平成30年11月15日】

http://www.city.toshima.lg.jp/215/kurashi/ese/shokuhin/documents/h30kouhyounaiyou.pdf

1.公表年月日 平成30年11月15日

2.施設の名称回し鮨 若貴

3.営業者氏名・住所 有限会社ワールドシーフーズ 代表取締役 石田 秀樹

東京都豊島区池袋二丁目78番2-701号

4.営業所所在地東京都豊島区東池袋一丁目22番5号 サンケエビル 1階

5.業種 飲食店営業

6.違反の内容 食中毒

7.備考 営業停止期間:平成30年11月15日(1日間)

原因物質:アニサキス

患者数:1名

●植物性自然毒食中毒(キノコや山野草などの中毒)

該当する記事は見つかりませんでした。

●動物性自然毒食中毒(フグ中毒や貝毒など)

該当する記事は見つかりませんでした。

●その他の食中毒関係情報

★福岡市:中央区の飲食店で 2人が食中毒(疑い) 病因物質等調査中

【福岡市発表 2018年 11月 11日(抜粋)】

http://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/shokucyudoku181111.html

次のとおり食中毒(疑い)が発生したので発表します。

1 事件の探知

平成30年11月9日(金曜日)、福岡市西区内の医療機関から、食中毒様症状を呈している患者を診察し、

検便の結果カンピロバクターが検出された旨、福岡市西区保健福祉センターに届出があった。

2 概要

患者の居住地を管轄する糸島保健福祉事務所が調査したところ、10月27日(土曜日)22時半頃から福

岡市中央区内の飲食店で会食を行った1グループ10名のうち2名が、腹痛、下痢等の症状を呈していること

が判明した。現在、同事務所において、食中毒疑いとして調査を進めている。

なお、福岡市に対して、同飲食店の調査等を依頼している。

3 発生日時 調査中

判明分:平成30年10月30日(火曜日)9時頃(初発)

4 摂食者数 調査中 判明分:2名

5 症状 調査中 判明分:腹痛、下痢等

6 有症者数 調査中

判明分:2名(男性2名)うち2名が医療機関を受診している。入院した者はいない。また、重篤な症状を呈し

た者はいない。

7 原因施設、原因食品、病因物質 調査中

★和歌山県:印南町の飲食店の仕出し弁当で6人が食中毒 病因物質調査中

【テレビ和歌山 2018年 11月 14日(水) 18:25】

http://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=51014

今月10日、印南町内の飲食店が提供した仕出し弁当を食べた34歳から71歳までの男女6人が、嘔吐

や下痢などの食中毒の症状を訴えていたことがわかり、御坊保健所は、この飲食店が提供した仕出し弁当

が原因の食中毒と断定し、今日から3日間の営業停止を命じました。

御坊保健所の調査によりますと、今月10日、印南町印南原の飲食店「華柳」が提供した仕出し弁当を食べ

た2グループ10人のうちの34歳から71歳までの男女6人が、嘔吐や下痢などの食中毒の症状を訴えてい

たことがわかりました。御坊保健所は、共通の食事がこの飲食店が提供した仕出し弁当以外にないことなど

から、これが原因の食中毒と断定し、この飲食店に対し、今日から3日間の営業停止を命じました。男女6人

は、全員が快方に向かっているということで、御坊保健所では、食事や便を検査し、詳しい原因物質を調べ

るとしています。県では、食中毒を防ぐため、食肉の十分な加熱など、注意を呼びかけています。

【和歌山県資料提供平成30年11月14日(抜粋)】

https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031600/consumer/cyudoku/index_d/fil/gobo.pdf

御坊保健所管内における食中毒の発生について

本日、次のとおり食品衛生法に基づき行政処分しましたので、資料提供します。

1 食中毒事件の概要

(1)発生日時平成30年11月10日(土)16時00分

(2)喫食者2グループ10名

(3)有症者6名(全員快方に向かっている。)30歳代男1名、女1名60歳代女3名70歳代男1名

(※ 最年少34歳女性、最年長71歳男性)

(4)症状嘔吐、下痢等

(5)原因食品11月10日(土)に下記施設で調理された仕出し弁当

仕出し弁当のメニュー内容

お造り(ヒラメ、エンガワ、マグロ、サーモン、ホタテ、ボタンエビ)、天ぷら(カニカマ、エビ、サツマイモ、インゲ

ン、ハモ、エリンギ)、さわら蒸焼き、エンガワユッケ、ホタテ焼き、だし巻き、サラダ、エビチリ、あわび、酢の

物、黄金イカ、小松菜の和え物、ごま豆腐、ゆでがに、ローストビーフ、握り寿司(ヒラメ、マグロ、サーモン、

ボイルエビ、ウナギ、イカ、ホタテ、イクラ)、煮物

(6)病因物質現在調査中

(7)検査等下記施設に保管していた食事、有症者及び従事者の便

2 調査の経緯

11月12日(月)11時頃に御坊市内の医療機関から御坊保健所に「食中毒症状を呈した患者を診察した。

患者は11月10日(土)12時頃に仕出し弁当で会食しており、他にも嘔吐、下痢等の症状を呈している者が

複数名いる。」との連絡がありました。

御坊保健所が調査したところ、原因食品を食べた2グループ10名のうち6名が同様の症状を訴えていた

ことが判明しました。

御坊保健所長は、有症者の共通の食事が原因食品以外にないこと、有症者の症状が類似していること、

感染症を疑う事例が認められなかったこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、下

記施設が調理した仕出し弁当を原因とする食中毒と断定しました。

3 行政処分

御坊保健所長は、当該営業者に対し、本日から3日間の営業停止処分を命じました。

平成30年11月14日(水)から11月16日(金)

4 原因施設

所在地: 日高郡印南町印南原1806-5

屋号: 華柳(はなやぎ)

営業者: 吉岡義拓(よしおかよしひろ)

業種: 飲食店営業

★「ノロウイルス食中毒警戒情報」の発令について

【神奈川県 2018年 11月 12日】記者発表資料(抜粋)

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/e8z/prs/r9204410.html

ノロウイルスを原因とする食中毒は、毎年、秋から冬にかけて多く発生しています。

ノロウイルスによる食中毒の発生は、「感染性胃腸炎」の多発時期と深い関連性があり、「感染性胃腸炎」

の患者の増加傾向が認められると、その後にノロウイルス食中毒の発生の増加傾向が認められています。

今年も感染症発生動向調査における「感染性胃腸炎」の患者数が、前週の値に比べ 3週間連続して増加

したことから、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令し、消費者や食品等事業者に対して食中毒予防の注

意喚起を行うこととしました。

1 ノロウイルス食中毒警戒情報の発令期間

平成 30年 11月 12日(月曜日)から平成 31年 3月 31日(日曜日)まで

2 ノロウイルス食中毒警戒情報の発令に伴う県の対応

ノロウイルスによる食中毒の発生を防止するため、飲食店(仕出し屋、弁当屋、旅館、すし屋、一般食堂)、

集団給食施設、総菜製造業、魚介類販売業、魚介類加工業等の食品等事業者に対し、次の事項について

監視指導等を強化します。

また、食品等事業者の自主的な衛生管理活動として実施している食品衛生指導員による自主的な巡回

指導の強化を要請します。

(1)調理従事者の手洗い及び健康管理の徹底

(2)原材料及び調理済食品の二次的な汚染の防止

(3)調理工程における衛生管理の徹底

(4)集団給食施設、仕出し屋等における「検食(検査用サンプル)」の保存の徹底

(5)カキなどの二枚貝の提供にあたっては、生食を控え、十分な加熱調理の徹底

(6)食品の衛生的な取扱い等の基準(管理運営基準)の遵守の徹底

県民の皆さんへ

食品に「ノロウイルス」が付着しても肉眼では分からない上、においや味、色などは変わらないので、食品

の取扱いにあたっては、次のことに注意して、予防対策を万全にしましょう。

ノロウイルスとは

ノロウイルスは、冬期を中心に急性胃腸炎を起こすウイルスです。

感染すると下痢や嘔吐、発熱などの症状を呈し、通常 2 日から 3 日で回復しますが、抵抗力の弱い乳幼

児や高齢者では重篤な症状になることがあります。

また、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病します。

感染者の便や嘔吐物には多量のノロウイルスが含まれ、二次汚染(汚れた手などを介して食品を汚染す

ること)なども食中毒発生の原因となります。

家庭での予防のポイント

1 外出先から帰宅した後、トイレの後、調理の前、食事の前には石けんを使ってよく手を洗いましょう。

2 まな板など調理器具は、十分に洗浄し、熱湯や台所用漂白剤で消毒をしましょう。

3 嘔吐物、排泄物などを処理する場合は、直接触れないようにしましょう。もし、触れた場合には、石けんを

使ってよく手を洗いましょう。

4 カキなどの二枚貝が感染源になることがあるので、二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調

理(85℃から 90℃で 90秒以上)して食べましょう。

2 感染性胃腸炎情報(食中毒に直結するノロウイルスやロタウイルス、夏

場は腸管出血性大腸菌など、及びその他の集団感染情報です)

★宮城・今シーズン県内初・感染性胃腸炎の集団発生 サポウイルス

【KHBニュース 2018年 11月 14日 19時 03分】

https://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/201811141906010.html

青葉区の保育園で今シーズン初めて感染性胃腸炎の集団発生が確認されました。15人が下痢などの症

状を訴え、このうち 2人からサポウイルスが検出されました。仙台市によりますと、今月 9日青葉区の保育園

に通う園児 14人と職員 1人のあわせて 15人が下痢やおう吐の症状を訴え、医療機関を受診しました。

このうち 2人からサポウイルスが検出され、市は感染性胃腸炎が集団発生したとみています。

重症者はいませんが依然、4人が症状を訴えているということです。市は冬場にかけて感染性胃腸炎が

多く発生することから、調理や食事の前には必ず手洗いをするなど予防の徹底を呼びかけています。

★6人から”ノロ” 福岡市の保育施設 園児21人発症 1人は入院

【テレビ西日本 2018年 11月 07日 19時 11分】

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/tvnc/region/tvnc-02919

福岡市の保育施設でノロウイルスに集団感染。

症状が出た園児21人のうち6人から、ノロウイルスが見つかり、重症の1人は入院しています。

福岡市によりますと10月30日から11月6日までに、東区の保育施設に通う、0歳から5歳までの園児21

人が、相次いでおう吐や下痢の症状を訴え、このうち6人からノロウイルスが検出されました。

1人は症状が重いため、6日から入院しているということです。

福岡市でノロウイルスによる集団感染が発生したのは、今年度7例目で、市は二枚貝などを調理する際は

十分に加熱することや、食事やトイレの際は手をよく洗うなど、注意を呼びかけています。

★福岡市早良区の保育施設ノロウイルスの集団感染

【福岡市公表 2018年 11月 10日】

市は10日、早良区の保育施設で0~6歳の園児14人に嘔吐(おうと)や発熱の症状が出て、うち5人からノ

ロウイルスが検出されたと発表した。重症者はおらず、全員が快方に向かっている。

★北九州:市内の保育所における感染性胃腸炎(疑い)の集団発生について

【北九州市2018年11月13日発表(抜粋)】

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000820591.pdf

市内において、感染性胃腸炎(5類感染症)が疑われる集団発生がありましたので、北九州市感染症公表

要領に基づきお知らせいたします。

1 概要

平成30年11月12日(月)、小倉北区の保育所(施設規模:50人未満)から北九州市保健所に、嘔吐・下

痢症状を呈している患者の集団発生について報告があった。

2 有症状者の発症状況15名(※ここでの有症状者の計上は、発症日から報告日までの新規発症者の累

計) 内訳:園児14名(男性7名・女性7名) 職員 1名 (女性)

3 発症年代

(1) 園児14名

(2)職員1名(40代)

4 症 状 嘔吐、下痢(※入院、重症者なし)

5 現在の有症状者 4名(平成30年11月13日時点)

6 行政対応

・施設に対して、健康調査と感染拡大防止(吐ぶつ処理や施設内消毒(清掃))などの指導を実施。

・手洗いの徹底などの予防の励行を広く呼びかけ。

・家庭内で二次感染を起こさないよう、感染拡大防止の周知を指導。

・発生の状況及び調査の結果から、食中毒の可能性は低いと考えている。

3 異物混入(異物混入は危険なものはもちろんですが、健康障害を起こさな

い事例でも経済的な損失をきたします)

★京都府:木津川市の小学校給食のスープに針金混入

【京都新聞2018年11月16日(金) 11:40配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00000011-kyt-l26

京都府の木津川市教育委員会は15日、同市相楽の相楽小で同日提供した給食に、バネのように丸まっ

た針金(縦約2センチ、横約1センチ)が混入していたと発表した。

市教委によると、5年の児童が給食を配膳中、器に入れたスープの中に針金が入っているのを見つけた。

食べる前に取り除き、けがはなかった。

同小の給食は、木津学校給食センター(木津川市相楽台)で調理して配送されている。同センターは市立

の小中学校と幼稚園計10校・園の給食を調理しているが、他に異物は確認されなかったという。市教委が

混入の経緯を調べている。

★大分県:臼杵市の給食にまた 豚キムチにビニール片混入

【毎日新聞 2017年 11月 11日 13時 10分(最終更新 11月 11日 13時 10分)】

https://mainichi.jp/articles/20171111/k00/00e/040/303000c

大分県臼杵市教育委員会は10日、同市立西中学校の給食にラップのような異物が混入していたと発表

した。今のところ健康被害はない。同校では今月7日にも異物混入があったばかり。ともに臼杵学校給食セ

ンター(同市海添)が提供しており、市教委は「原因の特定を急ぐとともに、食材に異物が混入していないか

どうか、確認作業を強化する」と話している。

市教委によると、8日午後0時25分ごろ、同校3年の男子生徒が給食の「豚キムチ」を食べようとした際、

約7センチのビニール片が入っているのを見つけた。給食センターや食材納入業者はラップのような物を使

用していないという。納入した段階で既に混入していたり、配膳の過程で混入したりした可能性もあるとして

調べている。

同校では7日にも、同センターが供給した「サケのクリームスパゲティ」から、円形の磁気治療器(直径5ミ

リ、厚さ2ミリ)3個が発見されており、異物混入が2日続いたことになる。【尾形有菜】

★島根県:出雲市の幼稚園で給食に針金のような異物

【NHK島根NEWSWEB2018年 11月 14日 21時 31分】

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20181114/4030001673.html

. 雲市の幼稚園で14日に出された給食のごはんに長さ1センチほどの針金のような金属片が混入している

のが見つかりました。

食べる前に気づき、子どもにけがなどはありませんでした。

出雲市教育委員会によりますと14日、出雲市の稗原幼稚園で担任が給食のごはんを盛りつけようとした

際、長さが1センチで髪の毛くらいの細さの針金のような金属片が混入しているのを見つけました。

食べる前だったため子どもにけがなどはありませんでした。

この幼稚園は出雲市内にある民間の炊飯センターからごはんの提供を受けていて、この業者を利用してい

るほかの幼稚園では被害などは報告されていないということです。

また、同じ業者を利用している市内の小学校と中学校など39校では給食でのごはんの提供自体を取りやめ

たということです。

出雲市教育委員会は「給食を提供する立場として納入業者も含めてこまめなチェックや指導を行い子ども

たちに安全安心な給食を届けたい」と話しています。

★愛知県:豊田市の私立幼稚園給食の豚丼に金属片

【メ~テレ(名古屋テレビ)2018年 11月 15日 23:27 】

https://www2.ctv.co.jp/news/2018/11/15/30478/

愛知県豊田市の幼稚園で、給食に出された豚丼に金属片が混入していたことが分かりました。

豊田市によりますと私立浄水松元幼稚園で 12日、給食で出された豚丼の具に金属片が入っているのを 4歳

の園児が見つけました。金属片は長さ約 11 ミリ、太さは約 1 ミリで、園児が食べる直前に気づいたということ

です。給食は市内の民間業者が調理していて、30 の幼稚園と保育園に提供されましたがこれまでに健康被

害の報告はないということです。業者が使っていた野菜スライサーの金属製のトレーに劣化による破損がみ

られたことから、市はこの金属片が混入した可能性があるとみて調査しています。

日テレより

★三重県:津市の県立城山特別支援学校給食にまた髪の毛

【伊勢新聞 2018年 11月 15日】

http://www.isenp.co.jp/2018/11/15/25195/

【津】三重県津市城山一丁目の県立城山特別支援学校(81人)は14日、職員の給食に髪の毛(15センチ)

が1本混入していたと発表した。同校では 10月にも2回、髪の毛やビニール片などが混入する事案が発生し

ている。

同校によると、髪の毛はチャーハンに混入。職員が給食にかかっていたラップを外す際に発見し、西谷嘉

修校長に報告した。同じ献立を小中高等部の60人に提供したが、他に髪の毛が混ざっていた児童生徒はお

らず、健康被害はなかった。

同校は在校生の保護者に文書で謝罪し、事情を説明。近く津保健所から調理手順や配膳室の確認を受

け、再発防止に向けて必要な改善策を検討する。給食の提供は 15日以降も続ける。

西谷校長は取材に「ローラーがけや2人1組での確認を実施してきたが、混入を防げなかった。安全安心

が第一の給食で不安を感じさせ、子どもたちや保護者に申し訳ない」と述べた。

4 食の安全情報

<食品衛生法改正・HACCP・認証関係情報>

★食品自主リコール報告義務化 食品表示法改正へ

【ニッポン消費者新聞2018/11/9】

http://www.jc-press.com/?p=2204

食品衛生法改正に伴う食品の自主リコール報告義務化が予定される中、食品表示法も改正し、2法を管

轄する厚生労働省と消費者庁が連携して、リコール情報の収集・提供に取り組むことになった。食品表示法

改正案は11月9日閣議決定された。

今年6月に公布された改正食品衛生法は今後3年以内の施行となる。改正内容には食品の自主リコール

報告義務化も含まれ、食品リコール情報の届出制度導入が予定されている。消費者庁は同制度の整合性

を図る観点から、食品表示法を改正し、事業者が安全性に関する自主回収を実施する際に行政機関への

届出を義務付けることにした。

<違反食品・自主回収等関係情報>

★東京都:港区、バナナからフィプロニルを検出、販売禁止命令

【港区公表平成 30年 11月 15日】

http://www.city.minato.tokyo.jp/shokuhinkanshi1/kurashi/shokuhin/anzen/kyoka.html

不利益処分等のお知らせ

違反食品等 品名 生鮮バナナ 数量 18パック 9.74kg

違反内容 人の健康を損なうおそれのない量として厚生労働大臣が定める量(0.005ppm)を超えてフィプロ

ニルが検出されました。

主な適用条項 食品衛生法第 11条第 2項、同法第 54条第 1項

輸出国 フィリピン

違反食品等の輸入者

氏名 ANA フーズ株式会社 代表取締役社長 土井 孝浩

住所 東京都港区赤坂六丁目1番20号

不利益処分等の内容及び措置状況

平成 30年 11月 15日、販売禁止命令を行いました。

該当食品は、生鮮食品であり長期保管が困難であったため、平成 30年 9月 21日に廃棄場所を所管する

保健所職員立会いの下廃棄されました。

備考

バナナにはフィプロニルの個別基準値が設定されており、人の健康を損なうおそれのない量として厚生労働

大臣が定める量(0.005ppm)が基準値となります。

★岐阜県:笠松町、食品製造業の「冷凍メンチカツ」から大腸菌検出 回収命令

【メ~テレ(名古屋テレビ)2018年 11月 12日(月) 19:20配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00189532-nbnv-soci

岐阜県笠松町の食品メーカーが製造した冷凍メンチカツから大腸菌が見つかったとして、岐阜県は商品

の回収を命じ、工場に立入検査をしました。

大腸菌がみつかったのは、笠松町の食品メーカーが製造した冷凍メンチカツのうち、賞味期限が「2019年

10月 1日」と記された 480パックです。岐阜県によりますと、このメンチカツは、岐阜県と三重県、沖縄県に出

荷されたということです。名古屋市内の店舗で販売されていた商品を名古屋市が検査したところ、大腸菌が

検出され、報告を受けた岐阜県が食品衛生法に基づき、商品の回収を命じました。今のところ、健康被害は

報告されておらず、商品に記載されている手順で調理すれば、健康被害のおそれはないということです。岐

阜県は、衛生管理に問題がなかったかなどを調べています。

★<東大阪市>学校給食の食材、食肉業者の登録抹消 衛生書類偽造で

【毎日新聞 2018年 11月 13日(火) 10:22配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000021-mai-soci

東大阪市学校給食会は12日、衛生管理などに関する書類を約10年にわたって偽造していたとして、大

阪府羽曳野市の食肉処理業「萬寿倶楽部」の取引業者としての登録を取り消したと発表した。

学校給食会によると、同社は市内の小学校の給食で使う牛肉と豚肉を納入していたが、食品衛生法に基

づく営業許可証や食品衛生監視票のコピーを知人らから入手したり、毎月提出することになっている従業員

の検便結果を偽造したりして、2009年から会に提出していたという。偽造書類は9種類に上る。

今年6月に会の職員が書類の不審点に気づき、発覚した。

同社は、不動産業が本業で、自前の食肉加工場を持っていないため、営業許可を得ておらず、知人の工

場で食肉加工をしていた。社長の男性は、偽造を認めているという。同社が納入した肉を使った給食は1日

に約2万3000食提供されていたが、児童の健康被害は確認されていないという。【池田一生】

★京都府:与謝野町の菓子店 禁止保存料使いようかんを製造 営業停止処分

【毎日新聞 2018年 11月 10日 地方版】

https://mainichi.jp/articles/20181110/ddl/k26/040/436000c

府丹後保健所は9日、生菓子製造での使用が禁じられている保存料「ソルビン酸」を使ってようかんを製

造・販売したとして与謝野町石川の菓子店「風美堂」を同日から3日間の営業停止処分とし、商品の回収を

命じたと発表した。同店の経営者は使用禁止の保存料とは知らず商品に使用を明示して40年以上製造を

続けていたという。

保健所によると、ソルビン酸は魚肉練り製品などに使用される保存料。先月26日にも同様にソルビン酸を

使っている菓子店を営業停止処分にしているが、使用禁止を知らないまま製造しているケースが他にもある

とみられる。【塩田敏夫】.

<アレルギー関係情報>

該当する記事は見つかりませんでした。

<食品表示関係情報>

該当する記事は見つかりませんでした。

<給食関係情報>

★休止中の中学校給食、「自校方式」で再開調整 大磯町

【カナロコ by神奈川新聞 2018年 11月 13日(火) 10:05配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00031016-kana-l14

中学校給食について自校方式を軸に議論を取りまとめることを決めた保

護者や学校関係者らの検討会=大磯町保健センター

昨年10月から神奈川県大磯町立中学校の給食が休止し

ている問題で、同町の保護者や学校関係者らでつくる検討会

は12日、2回目の会合を開き、給食再開の実施方式について学校内の調理場から配膳する「自校方式」の

採用を軸に調整する方針を決めた。ただ、学校敷地内で調理場を建設するには安全性の確保や周辺住民

との調整など課題も多く、実現に向けて難航も予想される。また、早急な決定に保護者らも難色を示したこと

から最終的な結論は来年1月に開く3回目の会合に持ち越した。

中学校給食を巡っては2016年、工場から配送するデリバリー方式が町内2校でスタートした。だが、昨年

9月に食べ残しの多さや異物混入などの問題が発覚し、その後、休止に追い込まれた。町は18年度、再開

に向けた実施方式の検討のため、業者に調査を委託。自校方式や共同調理場によるセンター方式などを含

めて検討していた。

この日の会合で、これまで調理場の設置スペース確保が困難とされていた国府中学校について、校舎南

側に運動場の観覧席の一部を撤去する形で建設する案を業者側が提示した。一方で大磯中学校でも現在

の駐車場と体育倉庫を調理場に建て替える案を示した。

また、自校方式とセンター方式について必要経費も算出。中学校2校の自校方式では建設費と今後30年

間の維持費を含め約30億円と試算。一方、1日900食を調理、配送するセンター方式での経費は56億円

となり、自校方式よりもコストが高くなるとした。

これまで保護者が自校方式を望んできた経緯もあり、「自校方式で再開という方針で結論を探っていく」

(栗原匡賢副町長)とした。来年1月の最終結論を経た上で19年度の関連予算計上を目指す。

町側は最短で3年後の給食再開を目指すが、課題もある。国府中では県の土砂災害警戒区域に指定さ

れている崖の下に調理場が建設されることになり、安全性を確保する必要がある。町は「丈夫な鉄筋コンク

リート造にすることで土砂崩れが起きても内部への被害はない」と説明する。

保護者からは町長選の告示を前日に控えたこの日の会合で最終結論を得ようとしていた町側の姿勢を疑

問視する声も聞かれた。

国府小学校PTAの古川環会長は「スケジュールありきで急いで結論を出す必要はない。温かくておいしい

給食のため、保護者の声を広く聞いてほしい」と訴えた。

★基地予算 生活にじわり 給食や保育費、ハードにも 名護市

【琉球新報 2018年 11月 14日(水) 13:54配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00000021-ryu-oki

名護市の渡具知武豊市長は 10 日の岩屋毅防衛相との会談で、前名護市政の間、交付されなかった米軍

再編交付金約 118 億円に代わる予算措置を要求した。岩屋氏は再編交付金が過去にさかのぼって交付で

きる制度ではないことを踏まえた上で、13 日の会見で「最大限対応したい」と検討する考えを示した。渡具知

市政で再開された再編交付金は 2026 年度まで交付が続く見通しで、これに加え不交付分に相応する財政

措置が決まれば「基地関連マネー」の存在感は一層強まりそうだ。

米軍再編の進み具合に応じて支払われる再編交付金を受け取るためには、自治体が防衛省の進める再

編事業に理解や協力姿勢を示すことが条件となる。米軍普天間飛行場の移設先となる名護市は 07 年度末

に対象市町村となり、09 年度までに約 17 億 6 千万円の交付を受けた。だが防衛省は移設に反対する稲嶺

進市長時代に交付を止め、16 年度までの約 118 億円が不交付となった。政府方針に協力的な渡具知市政

になって 17年度分から交付が再開されている。

再編交付金の年度ごとの交付額は事業の進捗(しんちょく)などにより変動するが、防衛省がこれまで名

護市に示した計画案では 22年度に辺野古移設の工事完成を見込み、今後 19年度から米軍再編特措法の

期限が切れる 26年度までに計約 119億円が交付される予定となっている。

これに加えて渡具知氏が今回初めて要請したのが、前市政で止まっていた不交付分を穴埋めする予算措

置だ。再編交付金は過去にさかのぼって交付できる仕組みになっていないものの、防衛省関係者は「法律

に書いていないことはできないので、他の方法を検討することになる」と語る。

再編交付金はハードだけでなくソフト事業にも幅広く使え、名護市は再開された分を給食費や保育の無償

化に充てている。市は不交付分の追加措置が認められれば、公共施設の再配置や総合運動公園の整備な

ど市全域の振興策を見越す。新基地を受け入れた見返りとなる国の財政支援は、市民生活にじわじわと浸

透している。

(當山幸都、阪口彩子)

★「現在の給食費では栄養量を満たす食材の確保は難しい」…郡市長「給食費

値上げ」視野に〈仙台〉

【仙台放送 2018年 11月 14日(水) 6:10配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00010001-oxv-l04

仙台市立の小中学校で給食の栄養量が不足している問題で、仙台市の郡市長は「給食費の値上げ」を視

野に入れて検討していく考えを示しました。

仙台市 郡 市長

「私としても、値上げせざるを得ない時期と思う。子ども達の育ちざかりの体を作っていかなくてはならない

時に、栄養状況が賄えないということであればそういう(給食費値上げ)判断もいずれ必要」

13日の定例会見で給食費の値上げに言及した郡市長。

この問題は今年 6 月、仙台市教育委員会が行った給食の栄養充足率の調査で小中学校の給食の栄養量

が不足していることが判明したものです。

仙台市教育委員会は、現在の給食費では基準の栄養量を満たす食材の確保は難しいとしています。

仙台市教育委員会は年度内に審議会を開き、「値上げを検討するよう」意見書をまとめる方針です。

<ジビエ関係情報>

★狩猟に女性が活躍、愛川町の有害鳥獣対策 ジビエ活用を

【カナロコ by 神奈川新聞 2018年 11月 15日(木) 9:05配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00031070-kana-l14

銃を構える三浦祥子さん(愛川町提供)

神奈川県愛川町が設置している有害鳥獣対策実施隊に、

本年度から唯一の女性隊員として厚木市在住の林野庁職員、

三浦祥子さん(49)が加わった。4月から毎週のように駆除

活動に参加。逃げられてしまうことも多かったが、シカ1頭を

撃ち止める成果も上げた。「もっと多くの女性が狩猟に参加し

て、ジビエ(野生鳥獣肉の料理)の活用などを進められたら」と願っている。

三浦さんは林野庁治山課課長補佐で、民有林の管理などに携わる山のプロ。だが、狩猟経験はまだ浅い。

北海道庁林務局への出向時代に地元ハンターとの付き合いが広がり、4年前に狩猟免許を取得した。

北海道では本州のシカよりも体の大きいエゾシカが一時は70万頭近くにまで増え、植林したカラマツの

苗木を食べるなど食害が深刻だ。「仕事柄、ハンターの皆さんがどんな苦労をして駆除活動をしているかを

理解するために、自ら狩猟免許を取ろうと思った」と三浦さん。

林野庁山梨森林管理事務所長を務めた際には、南アルプス・仙丈ケ岳の高山植物がシカに食べられて、

地面がむき出しになる被害も目の当たりにした。

これらの経験を踏まえて2年前、県猟友会に入会。町が農作物被害を防ぐために2015年度に設置した

有害鳥獣対策実施隊にも参加した。同隊発足以来唯一の女性メンバーだ。

三浦さんは「まだ、丹沢をすべて歩いたわけではないが、現在の丹沢はシカの生息密度が高く、下草が全

くなくなって裸地化している所も多いと聞いている」と指摘。「まだまだ自分は経験が浅いが、先輩たちからし

っかり教えてもらって、山を守ることに貢献したい」と話す。

猟銃だけで重さ4キロ、狙いを定めるスコープ、解体用のナイフなど装備を身に着けるとずっしり重い。女

性には体力的に厳しい世界だが、「もっと多くの女性に入ってきてもらい、捕獲したシカなどをジビエとしてお

いしく食べる工夫をできたら」と考えている。

★外食店でジビエ利用拡大 振興協会が商談会でアピール

【産経新聞 2018年 11月 13日(火) 17:54配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000597-san-bus_all

ジビエ料理を振る舞う日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表理事=13

日、東京都品川区

シカやイノシシなどの野生鳥獣肉(ジビエ)の有効活用に取

り組む日本ジビエ振興協会は13日、外食業界団体の日本フ

ードサービス協会が都内で開いた「JFフードサービスバイヤ

ーズ商談会」に参加し、飲食店でのジビエの利用拡大を呼び

かけた。

全国各地で野生鳥獣が農作物を食べ荒らす食害が深刻化する中、ジビエの有効活用が課題となっており、

同協会は料理コンテストや食肉処理施設の認証などの普及活動を行っている。

商談会ではシカ肉のミートボールやシューマイ、イノシシ肉のソーセージなどを出品し、食味をアピールした。

日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表理事は「消費拡大には安全なジビエの供給と外食チェーンなどでの需

要拡大が重要になる」と話した。

<鳥インフルエンザ・豚コレラの情報>

★22季連続「万羽鶴」 越冬地ならではのうれしさと不安

【朝日新聞デジタル 2018年 11月 17日 12時 52分】城戸康秀

https://digital.asahi.com/articles/ASLCK3HB5LCKTLTB004.html

国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市の出水平野で17日、地元の中学生ら約100人による今季2

度目の羽数調査があり、1万2634羽と22季連続の「万羽鶴」を記録した。世界の9割が集まるとされるナ

ベヅルが1万2530羽を占め、マナヅル89羽、クロヅル10羽、カナダヅル4羽、ナベクロヅル1羽だった。

調査に当たった市立鶴荘学園ツルクラブ部長の上間愛翔(まなと)さん(15)は「ツルが集中している所で

鳥インフルエンザが発生すると絶滅の恐れも出てくる。万羽鶴の達成はうれしいが不安もある」と話してい

た。

日の出直後の空へ次々と飛び立つツル=2018年11月17日

午前6時55分、鹿児島県出水市荘

★豚コレラ、岐阜で2頭の感染確認…21頭殺処分

【読売新聞 2018年 11月 16日 17時 47分】

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181116-OYT1T50007.html?from=yto

p_ylist

豚コレラが発生した岐阜市畜産センター公園内の消毒作業に当たる作業員ら(16日午

前10時58分、岐阜市で)=中村光一撮影

岐阜市の養豚場で家畜伝染病の豚とんコレラが発生した問題で、岐阜県

は16日、発生養豚場から約8キロ離れた同市椿洞つばきぼらの「岐阜市

畜産センター公園」で飼育されていた豚2頭の遺伝子検査をした結果、豚コ

レラの陽性反応が出たと発表した。豚への感染は今年、同市で国内では2

6年ぶりに確認されて以来2例目。同公園では計23頭の豚が飼育されて

おり、県は国と協議し、感染が確認された以外の21頭についても殺処分した。

県によると、岐阜市畜産課から15日午後2時40分頃、県の中央家畜保健衛生所に「畜産センター公園で

発熱や食欲不振などの症状がある豚が1頭いる」との通報があり、県が遺伝子検査をしたという。県などに

よると、同公園では、主に展示用に豚が飼育されており、大きくなると食肉として出荷もしている。直近では1

2日に2頭が出荷されていた。公園がある椿洞地域では、多くの野生イノシシが豚コレラに感染していること

もあり、県は国と協議し、国の検査を待たずに、16日午前4時半頃から豚の殺処分を実施し、完了した。

★豚コレラ、1例目と同型=遺伝子解析で―農水省

【時事通信 2018年 11月 16日(金) 21:51配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00000168-jij-pol

農林水産省は 16日、岐阜市の畜産施設「岐阜市畜産センター公園」で見つかった家畜伝染病「豚コレラ」

に感染の疑いのある豚について、国の機関でウイルスの遺伝子解析を実施したところ、豚コレラであること

が確定したと発表した。

9月に 8キロ離れた養豚場で発生した今年 1例目の豚や、その後確認された野生のイノシシから検出さ

れたウイルスと同じ型だった。

今後は専門家や学識経験者から成る調査チームが感染ルートの解明に努める。また岐阜県は同日、施

設における他の豚の殺処分や埋却、豚舎の消毒など、必要な防疫措置を終えたと発表した。

<民泊関係情報>

該当する記事は見つかりませんでした。

<食糧自給関係情報>

★<政府>米国産牛肉、月齢制限撤廃へ

【毎日新聞 2018年 11月 14日(水) 19:16配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00000091-mai-bus_all

◇BSE対策「健康に影響ない」

政府は牛海綿状脳症(BSE)対策で実施してきた米国産牛肉の輸入規制を撤廃する最終調整に入った。

15日に開く食品安全委員会(厚生労働相の諮問機関)の専門調査会で、月齢制限を撤廃しても人の健康に

影響がないとする評価案をとりまとめる。年明けに始まる日米通商交渉に向けて米国が強硬姿勢を示す中、

政府内には米国の圧力をかわす効果を期待する声もある。

日本は、米国で初めてBSE感染牛が見つかった2003年に米国産牛肉の輸入を停止。05年に「生後2

0カ月以下」を条件に輸入を再開し、13年に「生後30カ月以下」に緩和した。米国側はその後も「米国産の

安全性は国際的に認められており、日本の規制は科学的根拠がない」と主張。今年4月の外国貿易障壁報

告書でも撤廃を要求していた。

専門調査会は4月、危険部位の除去などを前提に月齢制限を撤廃した場合のリスク評価の検討に着手。

米国の農場や、と畜場の対策などを検証し安全性を確認した。食品安全委が意見公募を経て厚労相に答申

する。国際的にも月齢はリスク評価の要件外とされ、日本は昨年4月、国内のBSE検査基準で月齢制限を

撤廃していた。

関係者によると、米国産牛肉の9割は生後30カ月以下とされ、月齢制限解除が輸入量の急増にはつな

がりにくい。ただ、加工品やミンチ肉には高齢になった乳牛なども使用されており、米国生産者側の選別作

業の負担が減るという。【加藤明子】

★ゲノム編集した食品、どうする安全の証明

【日経新聞 2018年 11月 16日】

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3779676015112018X90000/

遺伝子を狙った場所で効率よく改変できる「ゲノム編集」を使った研究が盛んだ。農業分野ではゲノム編集

を使った新たな品種の開発が進み、栄養の多いトマトや毒を含まないジャガイモなどが実験的に作られてい

る。一方、食卓に並んで食べられるようにするには、国の安全審査の進め方など議論すべき課題は多い。国

立医薬品食品衛生研究所の近藤一成生化学部長に、ゲノム編集を使った食品の安全性について聞いた。

――ゲノム編集を使った品種改良は、従来の遺伝子組み換え技術とどのように違うのでしょうか。

「外来の遺伝子が細胞内に残らないのが特徴だ。従来の遺伝子組み換え食品は、外から別の生物の遺伝

子を植物に入れ、通常はその植物が作れないようなたんぱく質を作らせる。新しくできたたんぱく質の安全

性や、植物の遺伝子の働きが悪いものに変わっていないかなどを確かめる」

「一方、現在議論されているゲノム編集は遺伝子をある特定の場所で切断して機能を変える。外から入った

核酸が細胞の中に残らないので、薬剤や放射線を使って遺伝子の突然変異を起こす品種改良に近い。その

ため、安全性に対する不安が少ないと考えられている。ただ、間違った遺伝子を傷つける『オフターゲット』が

起きる可能性が指摘されている」

――遺伝子組み換え食品はどのように安全性を調べているのでしょうか。

「外来の遺伝子がどういった働きでどこに入っているか、新たな有害成分が存在しないかなどについて食品

安全委員会が審査する。一般的な品種改良では委員会への報告義務はなく、企業などが自主的に変異の

入った場所などを報告する」

「ゲノム編集は狙った遺伝子を切断するので、改変した部分がどうなっているかを調べることは簡単だ。ただ、

どこでオフターゲットが起きるかの予測ができないため、全ての遺伝子を調べても検出することは難しい。ど

こまでの審査を求めるかは現在、厚生労働省を中心に議論している」

――ゲノム編集食品は海外でも作られています。海外ではどのように調べているのでしょうか。

「海外でも審査法についての議論は進んでいない。米国では食品の安全性について、米食品医薬品局

(FDA)に個別に届け出るよう求めている。ただどこまで食品を調べるかなどは決まっていない。欧州連合

(EU)は今年 7月、裁判所がゲノム編集を使った品種改良を規制する決定を出した」

「理想はカナダだ。カナダでは遺伝子組み換えや品種改良の手法に関わらず、新しい形質を持つ品種は全

て行政機関に届け出ることになっている。そのためゲノム編集についても従来と同じ枠内で審査することに

なり、特別な議論はされないだろう。ただそれを日本に当てはめると従来の品種改良も全て審査することに

なり、適用は難しい」

――消費者が安心して受け入れるにはどのような工夫が必要でしょうか。

「ゲノム編集した品種の全ての遺伝子を読み取るためには装置を動かす莫大な費用と手間がかかる。また

標的と違う部分に遺伝子の変化が見つかってもオフターゲットによるものか、自然な突然変異でできたもの

かを見分けることはほぼ不可能だ。全ての遺伝子を調べる審査は非現実的だ」

「今までの品種改良と同じように国の審査をしないというのは消費者の賛同を得られないだろう。どのような

技術を使ったかだけではなく、品種自体の安全性はどうかというプロダクトベースで調べる考えが重要にな

る。その上で元の品種と比べて安全だと証明する情報を、行政が把握して管理することが必要だ」

■記者の目 進む品種開発、消費者の理解は遅れ

環境省は 8月、ゲノム編集で遺伝子の一部を切断して作られた品種に限り、野生生物への悪影響を防ぐ

「カルタヘナ法」の規制対象外とする方針を決定した。これを受け、実際に育てられた品種を食品としてどう

扱うかが厚生労働省を中心に議論されている。指針が決まっても審査法などの具体的な内容については、

指針の決定を受けて議論が進むとみられる。

ゲノム編集で作られた栄養の多いトマトは 19年度に販売することを目標に開発が進み、事業を担うベンチ

ャー企業も設立された。一方、消費者の間でゲノム編集についての議論は深まっていない。16年の調査で

は「良く理解できず何となくこわさを感じる」との回答が 46%に達した。丁寧な理解と審査がなければ、遺伝子

組み換え食品のようにあまり流通しない結果となるだろう。議論を慎重に進めることは必要だが、議論にか

ける時間はあまり残されていない。(福井健人)

<その他の情報>

★新型インフル想定、政府が初動対応確認首相「国内侵入できるだけ遅らせる」

【読売新聞(ヨミドクター)2018年 11月 9日(金) 13:46配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00050026-yomidr-soci

政府は9日午前、新型インフルエンザの流行を想定した訓練を首相官邸で実施した。安倍首相や関係閣

僚らが初動対応を確認した。

海外で鳥インフルエンザのヒトへの感染が拡大し、世界保健機関(WHO)がヒトからヒトへの感染を確認し

たとの想定で実施。政府対策本部を設置し、初会合を開く流れを確かめた。

首相は「今なすべきことは新型インフルエンザが国内に侵入する時期をできるだけ遅らせることだ」と述べ、

情報収集の強化や国内での発生に備えた対策を急ぐことなどを指示した。

新型インフルエンザは2009年に日本を含め世界的に流行した。内閣官房によると、10~40年周期で発

生するという。

★なぜ見分けられなかったのか?老舗旅館が「出汁」と「洗浄剤」を間違え宿泊

客に提供

【FNN PRIME 2018年 11月 13日】2018年 11月 13日 火曜 午前 11:35

https://www.fnn.jp/posts/00387410HDK

洗浄剤が混入した「お茶漬け」を宿泊客に提供

毎年、多くの観光客で賑わう長野県の温泉郷・蓼科にある、老舗温泉旅館「蓼科親湯温泉」で夕食を食べ

た 40代から 70代の男女が 3 人、のどの痛みや舌のしびれなどを訴え、11月 9日に緊急搬送された。その

原因は出汁と間違えて、洗浄剤が混入したお茶漬けを宿泊客に提供したことだという。

なぜ、出汁と洗浄剤を間違えてしまったのか、再現を元にその背景に迫る。

出汁と洗浄剤の鍋は同じ色でサイズも全く同じだった

90 年以上の歴史を持つ「蓼科親湯温泉」は、昭和の文豪・太宰治に愛されたと HP でうたわれ、信州の山

の幸を使った豪華料理が名物の有名老舗旅館。だが、11月 12日に訪ねてみると玄関には「臨時休館」の張

り紙がされていた。

休業中の旅館で代表と支配人に出汁と洗浄剤を間違えた理由を尋ねると、渡邊裕之支配人は「通常、スタ

ッフが調理場より出汁を持ってきて、お客様の側で出汁を掛けてお茶漬けを提供するシステムでございます

が、調理場から鍋を持ってくる際に“似たような鍋で洗浄中の鍋”がありました。それを“出汁と勘違い”して社

員が提供してしまった」と説明した。

出汁が入った鍋と洗浄剤が入った鍋の位置関係は、直線距離にして約 2 メートルあり、近い位置に 2 つの

鍋はあったという。

しかも、鍋の色は 2つともシルバーで、形やサイズも全く同じだった。

その結果、調理場経験の浅い社員が洗浄剤入りの鍋を持っていき、液体をお茶漬けにかけて宿泊客に提

供してしまったという。渡邊支配人は「最大の原因は、間違っている可能性のあるものを調理中の時間帯に

表記もせず、置いていたことが一番の原因です」と話した。

出汁と洗浄剤を見分けられるのか?再現で検証

では、他の従業員が「液体の色や匂いの違い」を事前に察知することはできなかったのか。旅館側から聞

いたレシピや情報を基に、出汁と洗浄剤が入った鍋を再現して色の違いを比較した。

出汁の色は、カツオと昆布ベースということで黄金色だが、洗浄剤は白く濁っている。また、匂いも出汁はカ

ツオの風味が効いている一方で、洗浄剤はほとんど匂いはなかった。

検証では、見た目も匂いも違った出汁と洗浄剤。なぜ、誰も気づくことができなかったのか?

渡邊支配人は「私どもの慢心ですが、間違った鍋を持っていかないだろうということで目視確認ができなか

った」と述べ、柳澤幸輝代表は「鍋は一個しかないと調理場は考えていましたのでヒューマンエラーになりま

す。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

食中毒を訴えて搬送された 3人は快方に向かっているというが、旅館を管轄する諏訪保健所は、11日と 12

日の2日間、調理部門の営業停止を決める処分を発表。旅館側も再発防止のため、夕食時と鍋の洗浄時間

をずらすなどの対策を取るとしている。

洗剤などを詰め替える際は要注意!

一方で、こういった洗浄剤混入事故に対して、日本食品衛生協会の飯田信行氏は「飲食店などで洗剤など

を間違えて、客に提供する例は毎年、全国で起こっ

ています。詰め替え用の洗剤や消毒液を例えば焼

酎の容器に入れてしまい、お客さんに提供してしまう

例もある」と警鐘を鳴らした。

東京都福祉保健局によると、数年前に焼酎の空き

瓶やみりんの空き容器に入れていた洗剤を客に提

供してしまったケースが複数あるという。

さらに街の人にも聞くと「詰め替え用のボトルがなく

て、洗剤をペットボトルのラベルなしに入れることがある」や「1回、子供が間違えてしまったので、それでやめ

ました」などといった声があがった。

日本食品衛生協会の飯田信行氏は「大前提として、詰め替え用の洗剤を容器に移す時は、必ず食品以外

の容器を使ってください。詰め替えたら、必ず何が入っているかを容器にマジックで書くなど、分かるようにし

てください。非常に危険な事になるので、注意してください」と話した。(「めざましテレビ」11 月 13 日放送分よ

り)

★「ペペロに幼虫」通報…ロッテ製菓「製造過程の問題でないだろう」

【韓国中央日報 2018年 11月 13日 8時 58分】

http://news.livedoor.com/article/detail/15587279/

ロッテ製菓の棒型菓子「ヌードペペロ」から幼虫が発見されたという消費者の通報が受け付けられ、ロッテ

製菓が調査を始めた。

12日、ロッテ製菓によると、11日、ある消費者はヌードペペロから幼虫数匹を発見したとして韓国消費者

院に通報し、ロッテ製菓側にも知らせた。

問題の製品は4月中旬に生産されてマートに陳列されたもので、消費者は通報当日に該当製品を購入し

たことが分かった。

通報によると、ヌードペペロ数本から生きている幼虫約10匹を発見したことが分かった。

これを受け、ロッテ製菓は製造過程の問題である可能性は希薄だと明らかにした。

ロッテ製菓関係者は「該当製品から出た幼虫はノシメマダラメイガ、別名『コクゾウムシ』と明らかになった」と

しながら「(該当製品に記録された)日付の生産施設、管理記録などを点検している。該当製品の製造日

は4月で、11月の購入時点に生きている幼虫が出てきたというのは製造過程の問題とみることが難しい」

と明らかにした。

製造過程で虫と卵が入ったとすれば幼虫に孵化して生産日から7カ月が過ぎた今まで生き残る可能性が

低いという説明だ。

ただし「流通過程で虫が浸透して卵を産んだものと見られる」としながら「商品を保管する過程でコクゾウ

ムシの幼虫が流入したと把握される。流通過程で虫が包装を突き抜けて入ることまで防ぐのは現実的に難し

い」と話した。

この関係者は「問題の製品を購入した消費者のところを12日に訪問して『検査を進めて原因を究明する』

と言ったが、問題製品のサンプルを受けていない」とし、「該当製品の購入先で販売された他の製品には異

常がなかった」と付け加えた。

また、「正確な原因を迅速に究明して流通過程の異物混入を防ぐために最善を尽くしていく」と話した。

★園児を集団感染から守る!ダスキンが「ノロウィルス対策セミナー」を開催

【Nicheee2018年 11月 13日 12時 0分】

http://news.livedoor.com/article/detail/15588162/

11月頃から発生件数が増え始め、12月~1月が発生のピークになる傾向があるノロウィルス感染。ダス

キンはこのノロウィルス対策として正しい予防法や対処法などを解説する「ノロウィルス対策セミナー」を 11

月 8日に都内の保育園にて開催した。

セミナーの冒頭では済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科 十河剛医師よりノロウイルス感染の特

徴や、発症した場合の対処方法の説明が行われた。感染症胃腸炎の原因病原体はノロウィルスの他にもロ

タウィルスやサボウィルスなど様々あり、毎年紅葉の季節頃に流行が始まるとのこと。

「ニュースでは飲食店などの食品を媒介したノロウィルス感染が報道され注目が集まりがちだか、実は人か

ら人への感染が最も多い。人伝播の感染場所の割合としては保育所が最も高い」と十河医師は話した。

ノロウィルスの潜伏期間は一般的に24~48時間。発症率は約45%で、主な症状としては嘔吐、下痢、腹痛、

発熱が見られる。治癒までには 1~2日、長いと 1週間程度必要とされるが、乳幼児、高齢者は重症化する

こともあるのだそう。また床に嘔吐した時にウィルスや細菌を含んだ吐物がか

なり遠くまで飛び散ってしまうため、さらに拡散しやすいとのことだ。

続いてダスキン ハイジーン・拠点推進室の小林英明氏が登壇。ノロウィルスの基本知識や正しい吐物の

処理方法などの解説が行われた。ノロウィルス食中毒の予防としては「持ち込まない」「拡げない」「つけない」

「やっつける」が原則であり、手洗いの徹底、調理器具の消毒、食材の加熱などの徹底が大切とのこと。また

ノロウィルスは非常に強力な感染力を持つため、保育園では「すばやく」「適切」な吐物の処理が感染拡大防

止のポイントとなると小林氏は強調した。

セミナーでは吐物(疑似)を使った適切な処理方法のデモンストレーションも行われた。処理を行う際には

次亜塩素酸ナトリウム、ペーパータオル、ポリ袋 2枚、使い捨ての手袋、マスク、ガウン(エプロン)、シューズ

カバーを準備。まず吐物の周囲に次亜塩素酸ナトリウムに浸したペーパータオルを敷く。

さらに浸したペーパータオルを吐物の上に被せ、次亜塩素酸ナトリウムをかける。

続いてダンボールの切れ端で、敷き詰めたペーパータオルを周囲から内側に向かって拭き取り、折り込み

ながら拭い取る。

拭い取ったペーパータオルを一つ目のポリ袋に入れ、次亜塩素酸ナトリウムを浸る程度に入れる。

吐物を取り除いた床面を再びペーパータオルで覆い、十分濡れるように次亜塩素酸ナトリウムを注ぎ、二つ

目のポリ袋に入れる。さらに次亜塩素酸ナトリウムに浸したペーパータオルで床面を拭き、その後水拭きを

する。拭き取ったペーパータオルは二つ目のポリ袋に入れる。

処理後はシューズカバー、手袋、エプロンを順に外側が内側になるように脱ぎ、最後にマスクを外し、二つ

目のポリ袋に入れる。内側を触らないように袋の口を固く結んで閉じる。その後しっかりと手洗いとうがいを

行う。

デモンストレーションで行われたように、吐物の速やかな処理や処理者の防護がノロウィルス感染拡大防

止のポイントとなる。家庭でも突然の嘔吐に備えてツールセットを常備しておけば安心だ。

毎年 11月頃から発生件数が増え始めるノロウィルス感染。感染しないための対策はもちろん、突然の吐物

処理の知識もしっかりと身につけておいてはいかがだろうか?

★豊洲市場1カ月 客足遠のき、仕入れ代行が繁盛

【毎日新聞 2018年 11月 10日】

https://mainichi.jp/articles/20181111/k00/00m/040/038000c

築地市場が移転した豊洲市場(東京都江東区)が開場して11日で1カ月。衛生・温度管理が徹底した新市

場への期待もあり、取扱量は築地に比べて微増した。一方、築地から2.3キロ移動した影響で、「市場に足

を運ぶ客が減った。電話でのやり取りだけでは信頼関係が崩れかねない」との声も。飲食店や小売店の仕

入れを代行する業者には注文が殺到している。【市川明代、森健太郎】

豊洲の10日までの青果取扱量は約2万3000トンで、築地時代の前年同期に比べ8%増。水産物も前年

同期比4%増の約3万1000トンと堅調だ。

壁がなかった築地と違い、空調も完備された豊洲は、産地から届く魚や青果を低温のまま出荷できる「コー

ルドチェーン」に対応している。「鮮度が保てるようになりスーパーや外食チェーンの期待も大きい」と、青果

卸会社「東京シティ青果」の岡田亨常務は話す。市場にはスーパーなどが店頭ですぐに販売できるよう商品

の包装や小分けをする施設も備えられた。食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」にも対応してお

り、同社は取扱量を築地時代より3割増やす計画だ。

豊洲には、仕入れ量が少なく、公共交通機関を乗り継いで来る飲食店主も多い。都心からは新交通ゆりか

もめと路線バスだけ。銀座からは地下鉄やゆりかもめで約30分ほどはかかる。

「来るのがおっくうだ」。銀座で和食店「旬菜青山」を営む青山公彦さん(50)はハマグリやノドグロで重くな

った竹かごを肩にかけてため息をつく。「仕入れは週3回でいいかな、とも思う。でも魚は自分の目で見なき

ゃ」。不便さを理由に閉店を決めた高齢の同業者もいるという。

すし種専門の仲卸「丸金水産」の金子行晴さん(76)は「魚を見ずに電話注文するようになった客もいる。

店に来れば買うつもりのなかったものにも手を伸ばしてくれる。単価が大きいから、それがなくなると痛いね」

とこぼす。高級鮮魚を扱う仲卸の社長(55)は「魚は相場の変動が激しくて、値段が1週間前と全く違うことも

ある。電話で値段を言うと『そんなに高いの』と言われちゃう。変にもうけていると不審がられたら困るね」。電

話やファクスでの注文は送料がかかり、「買ってもらえる額が減る」との声もある。

インターネット上で小規模の飲食店から注文を取り、仕入れを代行している「フーディソン」(中央区)は市場

移転後、新しい客が以前の3倍近いペースで増えている。

登録店舗は約1万軒。当日午前3時まで注文を受け、仕入れた鮮魚を配送業者を通じて小売店に届ける。

手数料は1回500円。注文額が1万5000円を超えれば無料だ。サイト担当の伊藤貴彦さん(34)は「まと

めて仕入れるからコストを抑えられる。『豊洲は不便だ』と感じている飲食店は多く、自分たちにとってはチャ

ンスだ」と話している。

★全鳥連青年部が全国大会 チキン消費拡大の取り組みなど紹介

【鶏鳴新聞最終更新日 : 2018年 11月 14日】

http://keimei.ne.jp/article/%e5%85%a8%e9%b3%a5%e9%80%a3%e9%9d%92%e5%b9%b4%e9%83%a8%e3%81%8c%e5%

85%a8%e5%9b%bd%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e3%80%80%e3%83%81%e3%82%ad%e3%83%b3%e6%b6%88%e8%b2%bb%e6

%8b%a1%e5%a4%a7%e3%81%ae%e5%8f%96%e3%82%8a.html

総会の部では、各都府県組合の青年部代表らが登壇。目下の課題や取り組みを、全国の会員やOBらと

共有した

全国食鳥肉販売業生活衛生同業組合連合会(全鳥連、新井眞一会長)の青年部は 10月 27日、東京都

台東区の台東区民会館で平成 30年度の全国大会を開き、神奈川、愛知、埼玉、京都、大阪、香川、福岡、

徳島、東京などの各都府県から多数の青年部会員やOBらが出席した。

東京大会は、ローテーションでは香川大会の翌年だったが、オリンピック・パラリンピックを控える東京では

来年以降、諸準備や施設の確保などがより難しくなることが懸念されたことから、香川県の組合員の快諾を

得て今年実施したもの。

東京都食鳥肉販売業生活衛生同業組合(東京食鳥組合)青年部の磯田聖規氏(㈱鳥新)の司会で進め、

同青年部の青鹿孝元部会長(合羽橋栃木屋)の開会の辞に次いで、東京食鳥組合の鈴木章夫理事長(㈱

鳥籘)があいさつし、全国からの出席者を歓迎。専門店の魅力について「食材のことは一番分かっている。ス

ーパーは売れ筋以外のものは置かず、余る部位が出たりしている。一方、消費面では切ったもの、加工した

もの以外は売れなくなり、特に若い人は鶏肉の食べ方を知らないが、レストランや焼き鳥屋で食べておいし

いものは浸透し、『白レバはないの』などといった質問が来たりしている。

生産面では、増羽により鶏肉の流通量が増えている。相場は以前から、生産が最も増えている暮れの時

期に急に上がる傾向があり、これはなぜかと食鳥協会でも常に話しているが、今年は落ち着いた推移が予

想され、良い傾向と思っている。直近も、景気が良いわけではなく、作っている量に比べると売れていない。

このような情勢下で専門店は、様々な部位を使い、買った人がおいしく食べられるような、また見た目でお

いしさがはっきり伝わるような加工品を開発すると良いのではないか。今後も皆さんとともに相談しながら進

めていければと思う。青年部の皆さんが、食鳥業界を背負っていく。この業界がますます発展することを祈念

している」と述べた。

総会の部では、各都府県の青年部の代表が、今年度の活動内容を報告。神奈川県は鈴木隆氏(㈱鈴音)、

愛知県は市川勝丸氏(㈲鳥市精肉店)、京都府は松本嘉広氏(㈱とり治)、大阪府は芝池宏訓氏(㈱チアフ

ルフーズ)、福岡県は河津英弘氏(トリゼンフーズ㈱)、東京都は鈴木昌樹氏(㈱鳥籘)、香川県は西原瑶二

氏(農協食品㈱)が登壇し、各地の課題や取り組みを紹介。

台風など相次いだ災害による施設・設備への直接被害や流通ストップ、これに伴う観光客の減少などへ

の対策、〝モノ〟から〝コト〟へのインバウンド消費の形態の変化、人手不足・人件費・物流費の高騰への

対策、高付加価値品や安全・安心を担保した商品の伸長、専門店の強みを生かした情報発信力・提案力・

新商品開発の大切さ、来年の消費増税による景気悪化への懸念と「お買い得感」のある商品開発の重要性

などについて意見が出された。

来賓の新井会長が祝辞を述べ、全鳥連の運営について「会員減により、かなり厳しい運営状況になって

いることから、全国の日本食鳥協会員に賛助のお願いをすることになった」ことを報告した一方、近況につい

て「鶏肉自体は最もヘルシーかつ安価な食肉として、今後も伸びていくと考えている。ただ今年は、本当に災

害が多く、温暖化の影響もあるかと思うが、異常な暑さと、これまでとは異なる進路の台風にも襲われた。今

後は、このような異常が通常になっていくのではないかとも感じるため、備えをしていかなければならないと

思っている」と述べた。

新井会長と、東京食鳥組合の鈴木理事長が、青年部への助成金をそれぞれ贈呈。来年度の青年部大会

は、香川県で開くことを決め、東京食鳥組合の樋口和氏(㈱トーモト)のあいさつで総会の部を終えた。

研修会の部では、保護司として 22年間活動し、昨年の国連極東アジア犯罪防止研修会に東京代表として

参加した台東区保護司会の針谷修会長が「修学は更生への近道(保護司と協力雇用主制度)」をテーマに

講演した。容疑者の書類送検や逮捕後の経過、保護司の仕事などを解説し、現在の刑務所は、いわば近代

的な工場となっており、食事もベジタリアンやアレルギー患者に対応したメニューも用意されるなど変化して

いる一方、出所者の就職先は依然、見つかりにくく、無職者の犯罪が非常に多いことなどを説明。

このような背景から、出所者らを受け入れる協力雇用主制度があり、各都道府県の保護観察所に登録し

て出所者を雇用した企業には奨励金などが出ることや、万一問題が起きた際は 200万円まで補償があるこ

と、雇用前にテレビ電話で面接が可能なことなどを説明し、「ぜひ協力雇用主になっていただき、社会を明る

くする運動に参加してほしい」と呼びかけた。

来賓の井元弘名誉会長(㈱鳥芳)も登壇し、全鳥連の活性化策について「我々会員だけの考え方でやっ

ていれば、会員が増えることはない。現状の問題は何かについて、第三者に調査依頼をしてはどうか。それ

に伴う調査費は決して高くない。それくらいのことをすれば、今までと違うことが分かってくる。心ある人は検

討していただきたい。青年部の行き方も大胆に見直してはどうかと痛切に感じている。見れば明るい顔が少

なく、それでは商売は繁盛しない。特に東京には全国の軸になっていただかなければならない。さらに、食鳥

肉という名称は、消費者には分かりにくい。お客様に売り込んでいくには、チキンという名称のほうが良いの

ではないか。そのような思いもしている。

HACCPにも取り組んでいかなければならない。〝既に保健所から様々言われている〟との思いの方も

おられるかもしれず、様々な難問題もあるかと思うが、国政レベルの話であり、消費者の信頼を得るため、こ

れまでの衛生管理に上乗せするのではなく、整理をしているとの気持ちで取り組んでいただきたい。このよう

なことは、これからのトリ屋を背負っていく方々にはぜひとも考えてほしい。自分だけでなく、産業全体が良く

ならないと、自分の店も良くならない。消費者団体とも、親戚づきあいをしていかなければならない」と激励し

た。

引き続き開いた懇親会は、東京食鳥組合青年部の根本修氏(㈱鮒忠)の司会で進め、戸田貴久氏(宮川

食鳥鶏卵㈱)が開会の辞を述べ、東京食鳥組合の戸田勝彦副理事長(同)の発声で乾杯。東京食鳥組合の

青年部会員が用意した余興を楽しみながら、にぎやかに懇親を深めた。