都路 事前調査説明会 2015.3.19
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平成27月 3月
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル部
>各市町村等との打合せ等により、廃棄物の保管量及び既存処理施設での処理の可能性を検討 し、処理対象物の量等を精査 しました。
>農林業系廃棄物では、田村市・川内村が全体の1/2を 占めています。
<処理対象物とする廃棄物の量>
農林業系廃棄物
下水汚泥
除染廃棄物 ※2
合 計※1既存の処理施設での処理可能性を模索中であり、それが困難な場合に限り、処理対象に加えることとします。
※2田 村市、川内村の除染実施区域分(20km圏外 ) (注)端数処理の関係で合計と内訳は一致しません。
100t
l,400t
10,300t
ll,100t
l,900t
24,800t
Ot
77,000t
101,700t
稲わら
牧草
牛ふん堆肥
ほだ木
その他 (バーク※1等)
小計
住宅等除染によるもの
1,000t
5,400t
17,000t
23,700t
2,100t
49,300t
Ot
77,000t
126,200t
1 事前調査の経緯等
2 結果概要
(1.)周辺状況調査
(2)処理対象物の精査
(3)施設規模等の検討
(4)生活環境影響調査等
(5)運搬に関する調査
(6)施設の内容に関する調査
>調査の目的
・東京電力 (株)南いわき開閉所における可燃性廃棄物の減容化
事業について、実施できるかどうか、実施できる場合にどの
ような事業内容 とするかを検証 ・判断する
>調査着手時の経緯
・平成26年7月 15日 地元住民の皆様へ「調査実施のお知らせ」
を発送
・平成26年7月 22日 事前調査着手
>調査実施スケジュール
・平成26年7月 下旬~12月 現地調査及び机上調査・平成26年 12月 ~27年 1月 調査結果とりまとめ
① 現地測量>設置候補地及びその周辺において、使用区域を確定するため、進入道路工事区域の測量を実施しました。
基準点測量の様子(開閉所進入道路)
縦断測量の様子(開閉所北側付近)
使用区域 (案)斜 線部分
>処理対象物とする農林業系廃棄物は、24市町村 (う ち会津は2町村)
で保管されています。
農林率孫鵬睾犠0処理対象量
□□ 一
>農林業系廃棄物の放射能濃度(平均)は約2干Bq/kgで、焼却後に生じるばいじん等の放射能濃度は10万Bq/kgを下回ると見込まれます。
ヽ―――ノ
とご」村町市の物棄
量廃象
系対
業理
林処
膿
い
>周辺状況調査、処理対象物の精査の結果及び敷地の使用可能期間等を踏まえ、農林業系廃棄物を処理する期間限定の事業として実施可
能 と判断 しま した。
1.周 辺状況調査・取水量 112m3日
施設規模・60トン日程度
施設稼働終了
後、解体撤去し、
現状復旧します
2.処理対象物口農林業系 49,300トン
施設の稼働期間口~3年間
・60~ 90トン 日(農林業系)
・155~ 230トン 日(全体)
敷地の使用可能期間・~5年間
◆処理対象物 :農林業系 49,300トン◆施設の稼働期間 :3年間◆施設規模 :60トン日
> 廃棄物処理法等に基づき、周辺地域の生活環境等の現況を把握するとともに、施設の稼働と運搬車両の走行に伴う影響 (大気質、騒音、振動、悪臭)をモデル等を用いて予測 し、評価 しました。
【例】リトガスの排出に伴う大気質濃度の予測手順
施設計画 : 1 気象観測結果 :(既存資料調査結果)
(現地調査結果)
一= 気象のモデル化
予測計算 (プルーム式又はパフ式により、排ガスの排出に伴う影響を予測)
長期 (有風時・弱風時・無風時)
短期 (大気不安定時・逆転層時・ダウンウォッシュ時)
予沢1結果 (付加濃度)
風向・風速の観測
(開 閉所構内)
上層気象の観測
(田村市内)
予浸1結果 (将来濃度)
iバ ックグラウンド濃度
目標値 との整合を分析
>いずれの調査項目についても目標値を満たし、施設の稼働と運搬車両の走行によって、生活環境に影響を及ぼさないことを確認 しました。
【例】リトガスの排出に伴う大気質濃度の予沢1結果
二酸化硫黄 (S02)
単位 :ppm
二酸化窒素 (N02)
単位 :ppm
浮遊粒子状物質 (SPM)単位 :mg/m3
塩化水素 (HC:)
単位 :ppm
ダイオキシン類単位 :pg―丁EQ/m3
放射性セシウム
単位:(msv/年 に相当)
0.01 <0。 04>
0。 006 <0。 06>
0。03 <0.10>
1時間値 0.08 <0.1>
1時間値 0。02 <0。 2>
1時間値 0。06 <0.20>
1時間値 0。009 <0.02>
1時間値年換算 0。00007<1 >
日平均値
日平均値
日平均値
年平均値
年平均値
0.006 <0.6>
0.000009<1 >
>設置候補地周辺の道路の現況、交通量等を調べました。>その結果を踏まえて設定 した搬入・搬出ルー ト案のうち、自治体ご
とに所要時間が最短となるルー トを選定 しました。
滅審化施設・輸i
テブタタリ…ンセンター
藤 ll
<国道399号の1日 当たり車両台数>厖 盛 華謳 匹 ヨL姪郵 ■
>国道399号を通る本事業の運搬車両は、田村市側が9台/日 程度、川内村側が3台/日 程度です。
●
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大型 小型 計
田村市側 131台 742台 873台川内村側 125台 688台 813台
大型9台程度3台程度
【搬入ルート】
;;II:::三 i:::二 ::::三:::111
【搬出ルート】
● ルートC:呂速道→R399
● ルートD:一般道→R399川内村側
>搬出入日時●原則、土日祝日・年末年始を除く日の8:30~ 17:00
>運搬方法●10tト ラックを基本とします。●運搬車両への表示等を徹底 します。●廃棄物の飛散等防止対策を講 じます。
(容器十固縛十シー ト被覆、焼却灰は湿潤化またはセメント固型化)
>管理体制の整備>搬出入道路の交通対策●狭俗箇所は、交通誘導員の配置又は先導車による誘導を行います。●国道399号大久保地区 (春 日前工区)の未改良区間は、道路管理者 (県 )
が、バイパスルー トを検討 しており、27年度以降に、道路詳細設計、地
元への説明会、道路整備事業に必要な測量が予定されています。
>運搬時の安全対策●運搬車両の始業前点検と定期点検を励行 します。●運搬車両の四方の空間線量率を測定 し、基準を満たすことを確認 します。●電離則に基づく教育、緊急時の対応策の構築を事前に行います。
輸送車両の表示
容器の例
(注)今後の詳細設計により
変更する可能性があります。
>廃棄物処理フロー① <受入れ→破砕処理→混合>
一
貯留ヤード
【安全対策】・建屋 (テ ント等)を設置 し、雨水等の浸入を防止 します。・床はコンクリー ト舗装 し、地中への浸透を防止 します。・建屋内は「火気厳禁」とするとともに、火災に備え消火設備を設置 します
・破砕処理・混合スペニスは、出入り口を二重扉とし、空気を集 じん装置
で処理 します。
混合ヤード
建屋(テント等)の例 建屋内作業の例 粗破砕機の例
>廃棄物処理フロー② <焼却→排ガス処理>(注)今後の詳細設計により
変更する可能性があります。
有害ガス除去薬剤
【安全対策】・ 排ガスの急冷で放射性セシ
ウムが凝集 したばいじんを、2段バグフィルタにより除去 します。
・ バグフィルタ出口にばいじん計を設置 し常時監視 します。
・ 施設から出る水は循環利用し、外部への排水はありま
廃棄物
二酸化炭素
本分
|
設
図鰤イメ.ジ 一時保管後に臓出せん。 <放射性セシウムの挙動>
集じん装置No2
850℃ 以上で
完全燃焼Oo°C以下に急冷することでシウムがばいじんに凝集
バグフィルター①
>廃棄物処理フロー③ <灰の処理→搬出>(注)今後の詳細設計により
変更する可能性があります。
管理型処分場へ搬出
※燃えがら(主灰)は地盤改良用フレキシブルコンテナに封入
【安全対策】・ 建屋 (テ ン ト等)を設置 し、雨水等の浸入を防止 します。・ 床はコンクリー ト舗装 し、地中への浸透を防止 します。・ セメン ト固型化・灰出 し施設は、出入 り口を二重扉とし、空気を集 じ
ん装置で処理 します。・ ばいじん (飛灰)は、セメン ト固型化を行い、容器に詰め込みます。
燃えがら (主灰)は、原則としてそのまま容器に詰め込みます。
■■■■一
>緊急時対応●施設の設計は、施設の故障や人為的ミスが発生 しても事故に繋がらない
よう多重安全対策を講 じます。●緊急時は安全を最優先 し、速やかに施設の運転を停止 します。●運転員が運転状況を制御室等で常時監視するとともに、巡回点検 します。●施設の異常を感知する機器を設置 します。●緊急時の連絡体制を事前に整備 し、訓練を行います。
<緊急事例と対策イメージ>
(注)今後の詳細設計により
変更する可能性があります。
> 設備の配置イメージ
灰一時保管施設
口 焼却炉
セメント固型化・灰出し施設
フェンスで仕切る
距離の確保等によ
互のリスクを管理
:
120m
破砕 理施設
混合ヤード
●仮設焼却施設と開閉所施設をこと、 離隔り、施設相します。
II
開閉所全体図
>モニタ リング●各種法令を踏まえて、排ガス、放射線、騒音、振動、悪臭に関するモニ
タリングを行います。
●モニタリング結果は、環境省のホームページ等を通 じて公表 します。
また、定期的に地元へ報告する機会を設けます。
●敷地境界の空間線量率を、施設の稼働開始前と概ね同程度の水準に維持
します。
<排ガス>
煙突 (排ガス
の排出口)
放射性セシウム濃度 (Bq/m3N)
ばいじん濃度
(mg/m3N)
公定法
煙道中監視装置※
ダス ト濃度測定法
ばいじん計
1回以上/月
自動測定
1回以上/6月
常時 口自動測定
測定 します。(注)上記のほか、ダイオキシン類、窒素酸化物等の大気汚染物質についても、
※ 計数率 (cpm、 1分間当たりのカウント数)に より監視 します。
> モニタリング (続き)
<モニタリング地点案(排ガス・放射線)>ジオ
さノ 〃 ヽ 「
~`ヽヾヽヽヽ
~
祗<騒音・振動・悪臭>
敷[地境界4地点 軍歩じ父;` 1昌チ::
1回 /年敷地境界2地点他 臭気指数
珍
<放射線>
敷地境界4地点
雨水調整池 (既存 )
空間線量率 (μ Sv/h)
水の放射性セシウム濃度 (Bq/L)
常時 口自動沢1定
(モニタリンク゛ホ゜スト)
1回 /月
ァ、ミヘlノ
ンズ
<作業環境>
管理区域、 線量当量率 (μ Sv/h)、
事故由来廃棄 空気中の放射性セシウム 1回以上/月
物取扱施設 濃度 (Bq/m3)
(注)上記のほか、粉じん、ダイオキシンについても測定します。
● :空間線量率● :水の放射性
セシウム濃度