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The University of Tokyo Research Administrators URA URA University Research Administrator )制 度のすべて あなたは URA候補者かも しれません RESEARCHER ADMIN. STAFF RESEARCHER URA URA

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Page 1: 東京大学 URApark.itc.u-tokyo.ac.jp/ura/assets/img/about/UTRA...2 URA 研修を受けましょう 毎年6月頃に開催されるURA 研修の受 講は、URA 認定申請要件の一つです。URA

The University of TokyoResearch Administrators

URA東京大学URA(University Research Administrator)制度のすべて

あなたはURA候補者かもしれません

RESEARCHER

ADMIN. STAFF

RESEARCHER

URA

URA

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01 02

関連専門業務に携わっています。中核業務のスキルを高め、URAにチャレンジしたいです。

専門性を活かし、研究成果の社会還元、国際的プレゼンスの向上に貢献します。

スキル(経験×

能力)

的確に体制を整え主導できる

自ら企画・立案し自律的に対応できる

上司の助言を受け主体的に対応できる

上司の指導の下対応できる

URAの業務区分

プレアワード

ポストアワード

関連専門業務

研究戦略推進支援

URA URAの卵

Aさん

Bさん

Cさん

Dさん

中核業務

研究プロジェクト開始を支援

研究を戦略的に支援

研究プロジェクト実施を支援

研究を多面的に支援

URA(リサーチ・アドミニストレーター)とは? 東京大学が考えるURAとは?

URAの業務内容とは?

リサーチ・アドミニストレーターとは、大学等の研究推進支援を担う専門人材で、Univers i ty Research Administratorを略して「URA」と呼ばれています。近年、社会ニーズへの対応、教育・研究の高度化、国際競争の激化などにより、研究活動に付随

する業務が増加しています。また、競争的資金の増大に伴って、申請業務や適正管理などの研究マネジメント業務に割かれる時間が増大し、研究者に過度な負担が生じています。このような状況の中、高度専門人材としてURAを配置することにより、研究者が研究に専念でき

る環境を実現し、大学の研究活動の質的強化を図ることが期待されています。

URAのバックグラウンドは様々です。それぞれの専門性に加えて、URAとしての業務の拡がりを意識し、「業務を主体的に行う能力」が求められます。下の図は、バックグラウンドが異なる3人のURAとURAの卵の、各URA業務に関するスキルをイ

メージ化したものです。経験と能力をかけあわせたものをスキルと想定しています。中核業務を幅広く遂行できるURAや、関連専門業務に特化したURAなど、異なる強みを持ったURAを集結させることにより、高度で総合力のある研究推進体制を目指しています。

関連専門業務を軸とする場合には、その業務にとどまらず、中核業務に関するスキルと業務を俯瞰する力が必要です。

● プロジェクト企画立案

● 関係者等との折衝・調整

● 外部資金の獲得 など

● 進捗管理・予算管理

● 評価対応

● 報告書の作成 など

● 政策動向の調査・分析

● 研究力の調査・分析

● 研究戦略の策定 など

● 産学連携、国際連携

● 研究倫理・コンプライアンス

● 研究広報、安全管理 など

プレアワード

研究戦略推進支援

ポストアワード

関連専門業務

URAは研究の幅広いプロセスに関わり、研究活動の活性化に貢献しています。その業務は3つの中核業務(プレアワード、ポストアワード、研究戦略推進支援)とそれらに付加される専門的な業務(関連専門業務)に区分され、「URAスキル標準」としてまとめられています。研究プロセスに切れ目がないように、URAの業務も「点」で捉えるのではなく連続性を意識するこ

とが重要です。近年では、URAがIR( institutional research)や大学運営に関わることもあり、URAの業務は日々多様化し、深化しています。

企業で研究開発に携わった経験があります。プロジェクト管理から研究の発展を支えます。

研究経験を活かし、研究活動のプロセス全体を支えます。特に外部資金獲得支援が得意です。

Aさん

Bさん

Cさん

Dさん

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高度学術専門員

高度学術専門職員

URA認定制度と育成・キャリアパス

あなたはURA候補者かもしれません

URAに認定されるメリットとは?

URA認定には3つの区分があります

1

3

4

優れたURAの育成・確保に向け、東京大学では、学内でURA業務を行っている教職員の方について、その能力に応じて本学のURAとして総長が認定しています。他大学に先駆けてURA認定制度を進め、さらに人材育成、雇用制度をセットとして、継続的なURAの活躍を実現しています。

URAに認定されると、認定者間のネットワー

ク構築やノウハウ共有、スキルアップに向

けた勉強会などの機会が得られます。所属

部局での認定度が上がり、業務の幅が拡

がったと感じる認定者も多いようです。

URA認定には経験等に応じて3つの区分があります。また、シニアURA・プリンシパルURAの認定者については、高度学術専門職員・高度学術専門員へのキャリアパスが開かれています。

プリンシパルURA

● シニアURAの中でも特に優れた専門性・知識・経験

● 他のURAへの管理能力

シニアURA

● URA業務経験:認定されたURAとして5年以上(または学内外を問わず8年以上)● 広範な知識、経験に基づく高度な判断・ 対応能力

URA

● URA業務経験:学内外を問わず3年以上● 実務的な知識、応用力

研究支援業務の専門性を高めて、アドミニストレーションに尽力したい。

URA研修を受けましょう2

毎年6月頃に開催されるURA研修の受講は、U R A認定申請要件の一つです。URA業務の基礎から実践まで、URAとして活躍する講師から幅広く学ぶことができます。座学に加えてグループワークの時間もあり、異なる部署の方と交流できる点も好評です。

研究経験を活かして、研究分野の発展に貢献したい。

研究経験者

研究推進支援業務経験者

教育研究経験者

研究者時代に培った研究マネジメント経験を、新たなキャリアにつなげたい。

企画・運営業務経験を活かし、研究活動の強化に寄与したい。

専門業務経験者

無期雇用

本部所属職員として年俸制無期雇用。エフォート管理により部局業務にも参画。

「私もURAかも?」と思ったら http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/ura/ からURA認定申請要領を確認してください。

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05 06

東京大学で働くURA

東京大学では、2016年の認定制度開始から2019年3月現在まで、のべ43人のURAを認定してきました。2022年までには認定者100人を目指しています。

累計認定数と認定時の職位別内訳

9%

28%

30%

9%

14 %

7%3%

シニアURA 9人URA 34人

地区名 シニアURA URA

本郷地区キャンパス 5人 21人

駒場地区キャンパス 1人 3人

柏地区キャンパス 3人 2人

白金台キャンパス 0人 3人

合計 38人(うち博士号取得者18人)

データで見る東京大学URA

認定者のキャンパス分布

※データは

いずれも2019年3月現在

究者時代、「周りの研究者は仕事に追われ、能力のごく一部しか研究に使えていない。今の倍でも研究に充てられればもっと

成果が出るのに」と常々感じていました。そこで、研究者が研究に打ち込める環境作りで貢献できると考え、URAに転身しました。業務に取り組む中で、直接的な研究者の支援の他にも、科学の発展に寄与できることが様々あるとの思いを強くしました。研究者魂はそのままに、俯瞰的な見方を兼ね備えて学術の振興を牽引する存在を目指しています。

011年にポスドクとして来日しましたが、実験をするより研究者を支援する方が向いていると気づき、研究者としての経験・国

際的バックグラウンド・日本語学習の努力を活かせる仕事に挑戦したいと思い、学術英文校正会社を経て、現職に就きました。着任してから大学制度の複雑さがわかり、研究者支援の重要性を改めて認識しました。多岐に渡るURAの仕事に戸惑う一方、業務の多様性によって、将来のキャリアパスの選択肢が多く、やりがいを感じています。

東京大学URAの活躍事例をもっと知りたい方は http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/ura/ へアクセス

野上 識理学系研究科

ハリス ケイト理学系研究科

URA

2

分ならできると思って、研究職から転身。URAとしての活動では、国内外での研究経験や人脈、自身のキャラクター、全てが

活かせ、また、多様な分野の研究者との研究内容にまで踏み込んだ議論や様々な業種の方との交流は、世界をどんどん拡げてくれます。研究者目線で一緒に研究を育てて、いかに世に出すかを意識する中で、個々の研究から大きな研究戦略までをつなぐ1つ1つのプロセスを大切にしています。

イエンスと社会をつなぐ仕事がしたいと研究者からキャリアチェンジしました。研究も教育も、研究者や教員、事務など様々な立

場の方の働きによって成り立っています。URAとして、異なる器官をつなぎながらそれぞれが活きるように巡る血液のような働きができればと思っています。認定URAどうしの所属を越えた交流を通し、東京大学がどこに向かいどんな取り組みをしているのか知る機会を得たことは、自らの業務が組織全体の中で持つ意味を考える効果も生んでいます。

鈴木 博之物性研究所

中西 もも農学生命科学研究科

シニアURA

シニアURA

業でのマネジメント経験を国家プロジェクト推進に活かすため、大学のマネージャーに着任。大学内外の複数の研究チーム

を束ね、成果を社会実装する業務に携わっています。URA認定後は、企業と大学を通して培ったスキルやノウハウをURA人材育成の場で展開、東京大学ビジョン2020に沿った他機関連携業務も開始し、取り組む課題の幅を広げています。学内のURAネットワークを深化させ、大学全体のマネジメント力強化につなげていきます。

古宇田 光物性研究所

シニアURA

く公共の利益に資する仕事を希望する中で、大学に職を求めたのは、真理に基づいて考え行動するアカデミアにこそ果た

し得る役割があるという、学問研究への信頼からです。海外の有力大学でURAが活躍する様子にも刺激を受けました。URA認定後は、業務は同じでも周囲の視線が変わり、様々な立場の方と共働しやすくなりました。地道な工夫やチームワークが成果や新展開に繋がる実感が、次への原動力になります。

池田 泉新領域創成科学研究科

シニアURA

■ 特任教員

■ 特任研究員

■ 学術支援専門職員

■ 特任専門員

■ 特任専門職員

■ 技術専門職員

■ 技術補佐員

URA

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東京大学 リサーチ・アドミニストレーター推進室〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/ura/

研究を加速するアドミニストレーションを。

2019.3

The University of TokyoResearch Administrators