屋久島全島まるごと 100万円でit化 · 情報共有 ・セキュリティ対策...
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屋久島全島まるごと100万円でIT化
国立情報学研究所
社会共有知研究センター
新井 紀子
Net Commonsプロジェクト
広報効果を高めるため、公開用コンテンツを整理管理し、
Web画面上に最適化して容易に配信したい
情報を交換したいグループで、瞬時に多様な情報を
安全に共有するための「場」を構築し、継続的・弾力的に運用可能したい
複数の端末を有している個人が、
端末によらずに仕事を続行し情報を交換したい
広報用ホームページ構築支援
グループウェア・e-ラーニング
個人向けファイル管理システム
◆NetCommons導入によって期待される効果
■ コンテンツの流通促進やコンテンツの適切なマネージメントなど、ITの導入から活用。■ NPO、小規模大学・地方など、平等にITインフラを活用する社会。■ 生涯学習やバーチャルオフィス支援など、多様な学び方・働き方を支援。
日誌
図入りのテスト&アンケート
選択・記述式
テストやアンケートに回答後、お知らせが目立つところに移動
グループの共通予定表
自分専用のサーバ上のキャビネット
個人の予定表検索がかかる
・アクセスコントロールを備えた本格的グループウェア
・ e-ラーニング用モジュールを
標準装備・ 必要な機能を取捨選択し、
目的にあった柔軟な情報共有の場を構築できる
・ Webプログラミングやデザイン
を知らなくても、簡単に美しいポータルサイトが構築できる
・ メールマガジンの配信や管理・ 多様なコンテンツの
配信や管理
・ ウェブ上のファイル
格納庫・ 日誌・備忘録・ スケジュール管理
3つの顔をもつサイト
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社会共有知研究センター
• 次世代情報共有基盤システムNetCommonsの研究開発
– 産学連携での研究・開発(含 オープンソースのビジネスモデル)
• NPO法人コモンズネット
• 参画企業:日本ユニシス・ユニアデックス・CSソリューション・NTT-ATほか
– 普及・ビジネス展開
• Web2.0後の情報共有のあり方に関する研究
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社会共有知研究センターのコンセプト
国立情報学研究所NetCommonsプロジェクト
連 携 企 業 ユーザー・コモンズネット
社会共有知研究センター
・公式サイトや研修会を通じ、フィードバック
・実践・普及活動
・NetCommonsのコアプログラムの開発および維持・次世代情報共有システムの研
究開発
・オープンソースのビジネスモデルの検討
・Web2.0以降の社会モデルの検討
・NetCommonsのビジネス展開
(SaaS,SI,デザイン,新規サービスの開発)
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屋久島町のIT化に関する課題
• 町の合併– 旧上屋久町・旧屋久町のHPの統合の必要性
– 6箇所に分かれた庁舎
• 世界遺産登録– 海外も含め観光客の関心は高い
– 関心>情報発信
• Iターン・Uターン– 関心>情報発信
• 回線と電力– ISDNがメイン、徐々にADSL化、光通信は未定
– 天候等に左右され、停電が頻発
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屋久島まるごと100万円でIT化に成功
• 構築費用– LAMP環境のサーバのレンタル
– ドメイン取得
– NetCommonsのインストール
– コンテンツの収集
– コンサルティング
– デザイン
– 初期設定(SEO対策、メール設定等)
– サイト初期構築(モジュール配置)
– コンテンツ流し込み
– バックアップサーバの設定
屋久島の作業
NIIの作業
なぜ低コスト、短期間で実現可能だったか?
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従来のWebサイト
負担集中
掲載依頼
コンテンツ作成デザイン会員管理・サイト管理
情報発信者
サーバ管理者
サーバ
Webブラウザ
NetCommonsを使うことで・・・
• 各担当者が(管理者の承認を受け)Web上で編集• 編集に必要なITスキルはワープロとデジカメのみ
• 自由度の高いデザイン• 必要に応じ、機動的にサイトの構成を変更可• 複数のNetCommonsを導入することで、役所の公式サイトから、学校サイト、農
協・漁協、観光組合まで広い用途をカバー• 多くののレンタルサーバにインストール可能。
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残る課題・・・
• 他の自治体・地方公共団体にNIIはどのように貢献できるか?– 安定したNetCommonsの提供
• 年間の保守はどうすればよいのか?– セキュリティの確保
– バージョンアップ
– バックアップ
– ユーザサポート
– 他のウェブサービスとの連動(Webメール・画像認証・SSL・ストリーミング・e-ラーニングetc)
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データバックアップを定期的に自動実行
ホームページサーバ (NetCommons)
データセンター
データセンター
管理者管理者インターネット
①容易にHP更新が可能②利用者毎の権限設定③運用負荷の大幅低減④バックアップ状況等の受信
バックアップ用サーバ
閲覧者閲覧者
①担当者による容易なHP更新が可能
②団体内の情報共有実現③担当別グループによる情報共有
HP更新
情報共有
・セキュリティ対策・定期バックアップ・バージョンアップ対応・サポート対応
情報発信
産学連携のサービス展開 (社会共有知研究センター)
ITによる情報共有化を実現するためのサービスイメージを以下にまとめます。
サービス利用団体
サービス利用団体
ユニアデックス株式会社が2008年秋NetCommons2.0をベースに
サービスイン(予定)
資料提供:ユニアデックス株式会社
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NetCommonsプロジェクト:2008年活動予定
• 5月下旬 LinuxWorld EXPOに出展– 「屋久島全島100万円でIT化」
• 6月4~6日 U&U BITS2008– 「コミュニティナレッジポータル -NetCommons-」・ユニアデックス株式会社
• 8月11日第4回NetCommonsユーザカンファレンス– 文科省 先導的教育情報化推進プログラム委託事業
• 8月中旬 NetCommons2.0リリース
• 秋 NetCommons2.0 SaaSサービス開始
詳しくは http://www.netcommons.org/
補足資料
NetCommons2.0の特長
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NetCommons2.0の特長:シームレスなインターフェイス
◆エディターに全面的に◆エディターに全面的にWYSIWYGWYSIWYGを採用を採用
◆◆AjaxAjaxを全体的に採用を全体的に採用
ワープロ感覚でのコンテンツ編集が可能になりました。
モジュールのドラッグアンドドロップでの移動が可能になり、ページデザインは限りなくXウィンドウに近づきました。
ダブルクリックでその場でWYSIWYG編集可能!
ダブルクリックでその場でWYSIWYG編集可能!
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NetCommons2.0の特長:簡単操作でページの作成が可能
◆ブロック毎のデザイン変更が可能◆ブロック毎のデザイン変更が可能
◆用途に合わせた◆用途に合わせたWebWebページの作成ページの作成
ブロック毎のデザイン変更を実現し、個性溢れるデザイン性の高いWebページ
が作成可能になりました。
組み合わせにより、デザインできるWebページはまさに無限大。
告知用ページ、ブログページ、情報サイト、企業サイト、ポータルサイト等、幅広く対応しているので、用途に合わせたWebページの作成ができます。
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NetCommons2.0の特長:コンテンツ管理の利便性の向上
◆ルームやサイトを越えたコンテンツの共有が可能◆ルームやサイトを越えたコンテンツの共有が可能
ルーム毎のバックアップリストアができ、災害発生時にも、バックアップしたデータを別マシンへリストアすることが可能です。
◆短時間で安全にサーバー内コンテンツを復旧で◆短時間で安全にサーバー内コンテンツを復旧できますきます
モジュールの移動・エイリアスの作成が可能になりました。
◆◆各種携帯電話に対応各種携帯電話に対応
PCが苦手な保護者でも、Webサイトと同じURLに携帯電話でアクセスすれば同じ情報を見ることができます。
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NetCommons導入事例
• JICAグローバルネットワーク– http://jgn.jica.go.jp/top/– 海外から受け入れる研修生のe-ラーニング+情報共有サイト。ユー
ザ数年間5000人規模。NetCommonsとSNSの連携事例。
• 埼玉県総合教育センター– http://comweb.center.spec.ed.jp/– もっともNetCommonsが使われているのが、学校および教育委員
会・センターのウェブサイト
– 埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・鳥取県・山形県・石川県・福井県・長崎県・宮城県ほか
• 沖縄美栄タクシー– http://www.mietaxi-group.com/– 中小企業・商工会議所のウェブサイト・グループウェアとして急速に
普及中。上記サイトはICTによる経営改善を実践した企業として沖縄IT経営大賞(特別賞)を受賞
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問合せ先
• NetCommons公式サイト
– http://www.netcommons.org/– NetCommonsのダウンロード、MLの発行、(互
助的)ユーザサポート
• 社会共有知研究センター– メール:[email protected]