プレゼンの技術 1 考え方

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プレゼンの技術 満足度が高いプレゼンのつくり方 - 考え方編 - Acroquest Technology株式会社 谷本 心 ( @cero_t )

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プレゼンの技術満足度が高いプレゼンのつくり方

- 考え方編 -

Acroquest Technology株式会社 谷本 心 ( @cero_t )

プレゼンで大切なことって何でしょう?

十分な情報量   

十分な情報量 整ったレイアウト

 

十分な情報量 整ったレイアウト見やすい図表

 

十分な情報量 整ったレイアウト見やすい図表

インパクトのある見せ方

アイスブレークは最初に持ってくる

会場の緊張と自分の緊張の両方がほぐれる

ただし最初はスルーされて滑りやすい

メンタル強く! 滑ったことすらネタに!

話を戻して

プレゼンで大切なことは何か?

そもそもプレゼンとは何か?何のためにあるのか?

相手にメッセージを伝えること

相手の行動に影響を与えること

プレゼンの技術満足度が高いプレゼンのつくり方

- 考え方編 -

Acroquest Technology株式会社 谷本 心 ( @cero_t )

自己紹介

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自己紹介• 谷本 心 (Shin Tanimoto)

- Acroquest Technology株式会社

- Javaによるシステム開発- トラブルシューティング- 監訳:Javaパフォーマンス (O’Reilly)

- コミュニティ活動- JavaOne / Java Day Tokyoスピーカー

- 日本Javaユーザー会幹事

- 関西Javaエンジニアの会幹事

- Twitter : @cero_t (日本語)

- Facebook : shin.tanimoto (英語)

自己紹介そんなことよりも好きなアーティストはBABYMETAL

デス!

ここで会場がシーンとなることも想定済みです!

自己紹介自己紹介は大切。自分のポジションを明確にする。

アイスブレークにも使える。

自己紹介で示す「ポジション」とは?

「ポジション」は「メディア力」を示す

× めでぃあか○ めでぃありょく

「この人が言うから説得力がある」

実際のところ「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」に人は影響される

新人研修はOJTであるべきだ(19歳 大学生)

新人研修はOJTであるべきだ

(25歳 新人教育担当)

新人研修はOJTであるべきだ(23歳 新人)

だから自己紹介は大切に。

そろそろ本題

プレゼンに大切な4つのこと

1. 共感2. 価値の提供3. ストーリー4. メッセージ

1. 共感

問題意識の共有

これで困ってる(よね)これをやりたい(よね)まさかこう思ってない?

スピーカーの問題意識に共感した聴衆だけが話の続きを聞いてくれる

共感しそこなうとあとはただの時間つぶし

相手が共感しそうなエピソードや問題を選択すること

× Java楽勝すぎ吹いた○ Javaのここが難しい

2. 価値の提供

何を提供するか?

知識の共有

それ、一番たいくつなヤツ

経験の共有

それ、みんな聞きたいヤツ

思想の共有

それ、みんな理解できないヤツ

想いや思想、本質を話すことは大切だがまず伝わらない

必ず先に「経験の共有」をしてから

そこから学んだ想いを伝えるべき

× Springこそ至高○ なぜ僕はJavaEEより  Springを選んだのか

3. ストーリー

プレゼンは映画のようなもの

聴衆の心理を的確に誘導する必要がある

序破急

起承転結でも良いけどプレゼンなら

3部構成ぐらいでいい

失敗事例

JavaDayTokyo2015

まったく質の異なる2つの話を

1つのセッションに詰め込んだ

聴衆が混乱するし、スピーカーも

リズムが悪くなる

JJUGナイトセミナーfrom old Java to modern Java

淡々と話を続けた。資料は注目を浴びたがプレゼンはつまらない

成功事例

いくつでもあるので(^^)

一番伝えたいメッセージを中核に据えて

周りを肉付けするとストーリーをつくりやすい

4. メッセージ

これが一番大事。

相手に伝えたいことは何か?

聴衆がプレゼンから学んだ「たった1つのこと」は何だったのか?

たいていにおいて メッセージは

プレゼンターの思想である

メッセージがないプレゼンは

小学生の日記と変わらない

ただし、最初からメッセージありきにする必要はない

メッセージは、プレゼンを作っている間に

気づいたりする

ひとたびメッセージが明確になれば

それを目立たせるよう演出すれば良い

まとめ

序:共感破:経験急:思想

で、終わると思うでしょ?

序破Q:II

さらにプレゼンの価値を上げるために大切な3つのこと

1. 笑い

プレゼンはエンターテイメント

みんな別にプレゼンに知識を求めていない

プレゼンで学ぶのではなくプレゼンできっかけを得てそれから自分で学ぶ

つまり刺激を受けることや楽しむことを求めている

だからプレゼンはエンターテイメント

笑いとストーリーが大事

プレゼンターよ 芸人たれ

2. 裏切り

共感からの裏切り共感からの意外性

共感だけで終わるプレゼンは確かに後味が良い

ただ共感ばかりでNothing newでは

物足りない

聴衆にとっての 「新発見」が重要

聴衆にとって「共感できない考え」が時には新発見になる

聴衆と共感しながら先を想像させながらそれに従って進み

そして、裏切る

プレゼンするなら一つぐらい裏切りポイントを入れよう!

例:某EC系システムで性能問題に直面した。遅いクエリを見直し、サーバ台数も増やしたがそれでも解決しなかった。

例:最終的に問題を解決した手段はサーバ台数を

減らすことでした。

3. 感動

感動こそ、人を動かす最も大きな感情

僕はその境地まで達していない

まだまだ学ぶべき事は

たくさんありますね!

まとめ

プレゼンターよ 芸人たれ!