知的資産経営報告書 - kansai.meti.go.jp · 1.ご挨拶 2016年10月 代表取締役...

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知的資産経営報告書 2016年10月版 真榮建創株式会社 new constraction create company

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Page 1: 知的資産経営報告書 - kansai.meti.go.jp · 1.ご挨拶 2016年10月 代表取締役 阿部 真一郎 -1- 知的資産経営報告書の作成にあたり一言ご挨拶申し上げます。

知的資産経営報告書2016年10月版

真榮建創株式会社new constraction create company

Page 2: 知的資産経営報告書 - kansai.meti.go.jp · 1.ご挨拶 2016年10月 代表取締役 阿部 真一郎 -1- 知的資産経営報告書の作成にあたり一言ご挨拶申し上げます。

目 次

1.ご挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2.経営哲学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3.事業概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4.市場環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

5.自社の強み・優位性(知的資産)・・・・・・・・・・・・・・・・・6(1)営業力・提案力・技術力に優れた人材の存在(人的資産)

(2)ユニークな事業構造(構造資産)(3)24時間対応のアフターフォロー体制の構築(構造資産)(4)高い顧客からの信頼(関係資産)

6.これからの事業展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7(1)クロスSWOT分析(2)将来の経営戦略

(3)KPI(重要業績評価指標)

7.知的資産活用マップと価値創造ストーリー・・・・・・・・9(1)知的資産活用マップ(2)価値創造ストーリー

8.会社概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

9.あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

<知的資産経営報告書とは?>知的資産とは、バランスシートに記載されていない無形資産のことです。その知的資産を活用した企業価値向上に向けた活動を、目に見える形で解り易く伝えるために作成した書類です。(詳細は、10.あとがき に記載しています)

<表紙写真の説明>

お客様の心と体が安寧することを願い、核となるように家の中にロゴマークを入れました。

下の3枚の写真は当社施工実績の写真です。

真榮建創株式会社

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1.ご挨拶

2016年10月

代表取締役阿部 真一郎

-1-

知的資産経営報告書の作成にあたり一言ご挨拶申し上げます。

当報告書は将来を見据えたステップアップのために作成いたしました。顧客提供価値をステップアップするとともに、企業も成長したいと思っています。弊社の考えや想いはホームページで発信していますが、ホームページでは伝えきれない部分がございます。それらもまとめた心算です。お客様をはじめとして取引先や金融機関等各ステークホルダーの方々に弊社の想い・将来の方向性等をご理解いただき共有して頂ければ幸いです。皆様から、忌憚のないご意見を頂きたく思います。

2000年に創業した我社は、住まいと設備事業に携わり15年を迎えることとなりました。質 ・・・ 質の充実と事業拡大。実 ・・・ 実務誠実のお客様のニーズに添った仕事であること。剛 ・・・ 剛い意思で最後まで責任を持ち続けること。健 ・・・ 健やかに真に榮える企業であり続ける。上記をモットーに、お客様のニーズに添った最適な住空間を提供する事を目指します。

住まいは心と体が安寧する場であること、それが≪幸せ創り≫であると考え、お客様に提供してきました。その≪幸せ創り≫はお客様の心(住まいに対する願い)・体(健康生活を視点とした動線)のニーズに応えることを基本に創造し続けることが重要と考えております。また、そのニーズの充足が様々な社会問題に対応できる住まい創りであると考えています。

真榮建創株式会社

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2.経営哲学

(1)経営理念

質実剛健という経営理念のもとお客様に最適な住空間を提供することが真榮建創の使命です。

(2)行動規範

-2-

経営理念

質・・・質の充実と事業拡大。実・・・実務を誠実にお客様のニーズに沿った仕事であること。剛・・・剛い意思で最後まで責任を持ち続けること。健・・・健やかに真に榮える企業であり続ける。

真榮建創株式会社

時間、約束厳守整理、整頓、清掃、清潔、躾を徹底する仕事を楽しみ向上心を持つ社会の動きに敏感に社員同士での共有お客様の心身ニーズの把握に努める

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(1)会社の沿革

期間

年 度 出 来 事 知的資産との関係

平成 7年1月~

平成12年3月

不動産会社に勤務主に不動産仲介とマンション管理の営業に従事

・マンション管理のノウハウ取得・不動産オーナー等現在も続く優良顧客と良好な関係構築

【創業動機】 勤務先企業が介護事業に経営の主体を移したのを機に退社(現社長は不動産関係に関心)当時の優良顧客より、「信頼のおけるリフォーム企業に対する要望」が多いことを聞き。それらの要望の担い手になろうと考えたことも独立を後押しマンション管理とリフォームを主とした企業の創業を計画

平成12年4月有限会社 関西美研設立設立当初はマンション定期清掃事業からスタート

・リフォームの基本的知識・ノウハウ取得。設計の基礎やCADの操作法等も身に着けた。

・当時の協力会社の多くは現在も良好な協力関係維持

・当設計事務所とは現在も良好な協力関係維持

平成13年~平成14年

リフォームのノウハウを取得すべく、リフォームを主体とした工務店で修業(関西美研の経営は継続)

平成15年住宅リフォーム工事進出当初は協力会社より多くの協力を得た

平成23年

住宅の増改築・改装に進出設計は建築設計事務所が実施その後店舗リフォーム・オフィスリフォーム工事等にも進出

平成25年 住宅リフォーム設計業務に進出

平成27年3月株式会社 真榮建創 と改称ほぼ同時に24時間アフターフォロー体制構築

・アフターフォロー体制は改善を加えながら現在も実施

平成27年5月 LIXILリフォームネット加入

平成28年10月弊社の強み・弱み・今後の在り方等検討整理し、「知的資産経営報告書」にまとめる

≪今後の予定≫

平成29年~

社員の二級建築施工管理技士の資格取得を進める(計3名取得予定)二級建築士資格取得予定マンション管理業務主任者資格取得予定

・現在他に1名は同資格取得済み

平成29年~不動産会社を設立し、中古マンションの1室を購入後リフォーム設計・施工を自社で行い販売する事業に進出したい

平成29年~ 御堂筋沿線沿いに支店を開設したい

-3-

3.事業概要

真榮建創株式会社創業当初の事務所(マンションの一室)

LIXILリフォームネット看板

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3.事業概要

(2)事業内容

-4-

事業名(製品・サービス名)

特徴 主要顧客(現状)とターゲット顧客(将来(現顧客に加え))

売上比率

①マンションビル建物管理事業事業開始時期平成12年

・管理物件は前職時代からの案件も含め、長期にわたる案件多い・管理物件のリフォーム後、入居者の募集まで行っている。(下の写真はその該当物件)

(現状)マンションオーナー(将来)社宅

10%

②住宅リフォーム事業事業開始時期平成15年

・大工・電気・配管・防水等は自社設計・施工管理・24時間体制でアフターフォロー実施・紹介案件多い

(現状)個人顧客(将来)法人・自社物件

50%

④店舗リフォーム・オフィスリフォーム事業事業開始時期平成○○(?)年頃

・施工には多くのリフォーム経験を反映 (現状)個人・法人(将来)現状と同じ

10%

③住宅増改築・改装事業事業開始時期平成23年

・協力関係にある建築設計事務所が設計・施工には多くのリフォーム経験を反映

(現状)個人・法人(将来)現状と同じ

30%

真榮建創株式会社

工場改築工事 シート防水工事

オフィスリフォーム工事店舗リフォーム後

キッチンリフォーム後

武庫荘の管理物件同左のリフォーム

後の一室

浴室リフォーム後

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-5-

(1)マンション管理業界の市場環境

(2)リフォーム業界の市場環境

真榮建創株式会社

マンション築年数の増加とともに、世帯主の高齢化も進行しており、60歳代、70歳代以上の割合が増加、50歳代以下の割合が減少傾向にあります。これに伴い、永住意識が、1990年代初頭までの約3

割から徐々に上昇、2013年度では52.4%が終の棲家として考えています。

リフォーム市場の重要性が増してきています。2016年3月には「中古住宅・リフォームトータルプラン」が策定された。これは、2010年に閣議決定された「新成長戦略」において、「2020年までに中古住宅

流通市場やリフォーム市場の規模を倍増させる」ことを目標に、リフォーム市場を12兆円まで引き上げ

ると明確な数値目標が示されたことを受け、具体的な施策を盛り込んだものです。今後は、同プランに基づいて、リフォーム市場の整備に向けた施策が進められることになります。

全国分譲マンションストック数は、国土交通省によると、2014年末時点で613万戸となっています。このうち、築30年超のマンションが約151万戸を占めており、

リフォーム市場における事業者別の事業高を見ると、総

事業高約7兆4,835億円のうち、45.2%となる3兆3,850億円

を地場の工務店が占めている。リフォーム市場には、ハウスメーカーやゼネコン・ディベロッパー、リフォーム専門業者だけでなく、ホームセンターや家電量販店、インターネット事業者など、異業種からの参入が次々と出始めています。

リフォームは多くの事業者が比較的容易に参入しやすい反面、1社のシェアが小さく、最も大きい会社でも市場全体の1.5%程度と見られています。つまり、会社の大小によら

ず取り組みやすい、まさに工務店が勝てる土俵であると言えます。

10年後には300万戸近くまで増加すると見込まれます。

4.市場環境

(3)それらの市場環境に対する弊社の取り組み①ストック型社会の構築に向けて、リフォームを行うことで、住宅の資産価値を向上させて、中古住宅流通を図る

といった、リフォームと中古住宅流通をセットにした形での住宅市場形成を目標に取り組んでいきたいと思います。②リフォーム市場においては地場の工務店にも十分商機があるという市場環境であるので、地域での高い顧客からの信頼・高い技術力・アフターフォロー力を更に高め、増大するリフォーム需要を獲得したいと思います。

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(1)営業力・提案力・技術力に優れた人材の存在(人的資産)

5.自社の強み・優位性(知的資産)

-6-

人的資産 従業員が退職時に一緒に持ち出す資産

例) イノベーション能力、想像力、ノウハウ、経験、柔軟性、学習能力、モチベーション等

構造資産 従業員の退職時に企業内に残留する資産

例) 組織の柔軟性、データベース、文化、システム、手続き、文書サービス等

関係資産 企業の対外的関係に付随したすべての資産

例) イメージ、顧客ロイヤリティ、顧客満足度、供給業者との関係、金融機関への交渉力等

知的資産の3分類

(2)ユニークな事業構造(構造資産)(一般的リフォーム会社では保有していないマンションビル管理部門の保有)

(3)24時間対応のアフターフォロー体制の構築(構造資産)

(4)高い顧客からの信頼(関係資産)

(1)営業力・提案力・技術力に優れた人材の存在(人的資産)(2)ユニークな事業構造(構造資産)(3)24時間対応のアフターフォロー体制の構築(構造資産)(4)高い顧客からの信頼(関係資産)

創業以来二十年弱の間に蓄積された主な当社の強み・優位性は次の4項目です。

真榮建創株式会社

これらの強みの概要を記述します。また、知的資産の3分類の定義も当ページ下部に記載します。

お客様の立場に立った施工を創業以来心がけてきました。そのことが顧客からの高い信頼につながり、既存顧客の方からの紹介による新規受注も数多く(約10件/年)あります。今後 お客さまリスト(クレーム対策等)をデータ化し、より細やかで迅速なサービスができるよう努めていく心算です。またそのデータをもとに社内で週1回のミーティングを行い、クレームの減少に努める計画です。

CAD操作中

現在不定期に開催されているクレーム対策会議

伊丹市の管理物件

営業力の高さは高い顧客維持率に現れていますが、さらに接客の質を高めるべく、定期的にロールプレイイングを行っています。その場では、営業力・提案力・協調性等を高めるため、お互いに指摘し合いレベルの向上を図っています。

技術力に関しては、二級建築施工管理技士の資格取得者の指導の下、施工・管理の向上に努めています。今後二級建築士資格の取得も計画していて、建築技術・設計技術のさらなる向上を目指しています。

その他宅地建物取引士の資格取得者もおり、不動産関係業務拡充に有効活用したいと思っています。

社長の前職時代の経験と人脈をもとに、当社創業時よりマンションビル管理業務を行っています。現在では、兵庫県・大阪府で数棟のマンションビル管理をさせて頂いています。当業務から派生するリフォーム受注も多く当社の独自の強みと思っています。

オーナー様のリスク軽減のため、マンションリフォーム後の迅速な入居者募集も引き受け、空室の長期化を避けるようにも努めています。

現在、24時間体制で(緊急の水漏れ、停電、入居者苦情など)アフターフォローを行っています。更なるサービス向上の為、定期点検(品質管理)の確立を目指しています。アフターフォロー体制のさらなる強化を図るため、マニュアル作成や対応履歴の記録・蓄積・共有に

も取り組み始めています。

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6.これからの事業展開

(1)クロスSWOT分析①クロスSWOT分析より導き出される戦略Ⅰ~Ⅳ

【 クロスSWOT分析 】

②戦略Ⅰ~Ⅳより導き出される将来戦略

≪強 み≫ ≪弱 み≫

【人的資産】①リフォーム・内装に関してデザイン力・設計力及び営業力・提案力のある人材の存在(社長他)

②優れた施工技能者の存在(大工・電気・配管・防水等)

【構造資産】③ユニークな事業構造(相乗効果のあるマンションビル管理部門の保有)

④営業力が優れている⑤アフターフォロー体制の確立(24時間対応)【関係資産】⑥顧客からの高い信頼(顧客紹介による新規受注多い)。

⑦信頼関係で結ばれた多くの協力企業の存在(設計事務所・工務店・エンジニアリング企業・資材仕入れ企業等)また顧客や協力企

業とのとの定期的交流会の開催⑧Lixilリフォームネットに所属(情報提供やセミナー参加)

【その他】・・・有形資産等

【人的資産】①社長が集客機能を一手に担っている。(属人的営業)

②若い技能者少ない

【構造資産】③お客様の管理が不十分④社員の情報共有不足(ナレッジマネジメント不十分)

⑤社員の経営戦略等のベクトル合わせ不十分

⑥社外への情報発信力不十分【関係資産】

【その他】・・・有形資産等

会≫

【マクロ環境】㋑資金的に余裕のある高齢者増加傾向(団塊世代の退職)

㋺IT化の進展(脅威でもある)【ミクロ環境】㋩リフォーム需要は増加傾向㊁高い空き家率(リフォーム対象になる可能性大)

強みを活かし、機会をものにする戦略(方法)・・・・・・・・・・・・・・・・・・戦略Ⅰ

威≫【マクロ環境】㋑少子高齢化・人口減少社会㋺IT化の進展(機会でもある)【ミクロ環境】㋩大手不動産企業・大手家電量販店等リフォームに注力

㋥若年者の建設業入職率低い㋭建築工事技能者を東京五輪関連工事等に撮られ、関西では人手不足傾向

-7-

強みを活かし、脅威の影響を受けないようにする戦略(方法)・・・戦略Ⅱ

弱みを克服し、脅威の影響を受けないようにする戦略(方)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戦略Ⅳ

弱みを克服し、機会を逃さないようにする戦略(方法)・戦略Ⅲ

(イ)優れた営業力・提案力・技術力を活かし、増加するリフォーム需要を獲得する。(ロ)ユニークな事業構造(マンション管理部門の保有)を活かし、それより派生するリフォーム需要

を獲得する。(ハ)優れた施工技術・アフターフォローを活かし、増加する高齢者のリフォーム需要を獲得する。(二)顧客リストの改善と顧客からの高い信頼を活かし、顧客紹介リフォーム案件の増加を図る。(ホ)高い技術力・営業力、マンション管理部門保有の強みを活かし、増加する管理物件の空家等

を自社リフォーム賃貸募集する。

内部環境

外部環境

(1)デザイン力・設計力・営業力を活かし増加するリフォーム需要を取り込む。(①×㋩)

(2)ユニークな事業構造(マンション管理部門の保有)を活かし、それより派生するリフォーム需要を取り込む。(③×㋩)

(3)優れた施工技術・アフターフォローを活かし、増加する高齢者のリフォーム需要を取り込む。(①,②.⑤×㋑、㋩)

(4)高い技術力・営業力、マンション管理部門保有の強みを活かし、増加する管理物件の空家等を自社リフォーム賃貸募集する。(①、②、③×㋥)

(1)お客さま管理を改善し、高齢者のリフォーム需要を取り込む。 (③×㋑、㋩)

(1)大手企業体に対し、優れた施工技術・アフターフォロー制のきめ細かさ等で対抗する。((①,②.⑤×㋩)

真榮建創株式会社

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6.これからの事業展開

(2)将来の経営戦略

①将来の経営戦略経営理念・経営者の想い及び前頁の経営戦略を総合して、将来の経営戦略を次のようにする。

(イ)優れた営業力・提案力・技術力・アフターフォロー力を活かし、一般リフォーム需要・高齢者リフォーム需要を取り込む。(ロ)顧客リストの改善と顧客からの高い信頼を活かし、顧客紹介リフォーム案件の増加を図る。

(ハ)ユニークな事業構造(マンション管理部門の保有)を活かし、それより派生するリフォーム需要を獲得する。(二)マンション管理部門保有の強みを活かし、増加する管理物件の空室等を自社リフォーム賃貸募集する。

-8-

社長の想い

【将来の経営戦略】

②将来の経営戦略を実現するための重要成功要因

③重要成功要因を達成するために獲得・補強すべき主な知的資産

質・・・質の充実と事業拡大。実・・・実務に誠実でお客様のニーズに沿った

仕事であること。剛・・・剛い意思で最後まで責任を持ち続けること。健・・・健やかに真に榮える企業であり続ける。

経営理念

(イ)優れた営業力・提案力・技術力を活かし、増加するリフォーム需要を獲得する。(ロ)ユニークな事業構造(マンション管理部門の保有)を活かし、それより派生するリフォーム需要を獲得する。(ハ)優れた施工技術・アフターフォローを活かし、増加する高齢者のリフォーム需要を獲得する。(二)顧客リストの改善と顧客からの高い信頼を活かし、顧客紹介リフォーム案件の増加を図る。(ホ)高い技術力・営業力、マンション管理部門保有の強み

を活かし、増加する管理物件の空室等を自社リフォーム賃貸募集する。

・不動産会社を設立し、自社で中古マンションをリフォーム・販売したい。

・北摂地域からの引き合いが増加しているので、北摂に支店を開設したい。

・技術力を更に高め、品質も更に向上させたい。

“重要成功要因”とは、経営戦略を達成する上で重要な影響を与える要因のことです。

◆品質の向上◆技術力の向上

◆アフターフォロー体制の強化◆新規お客様の獲得◆顧客からの信頼を更に高める◆マンション管理業務案件の増加

◆内製化率のアップ◆二級建築士の資格取得◆二級建築施工管理技士資格の取得◆アフターフォローマニュアル作成◆広告等情報発信力の強化・提案力強化◆顧客管理リストの作成(と活用)◆マンション管理業務主任者資格の取得

(3)KPI(重要業績評価指標):将来の経営目標を達成するためのKPI

KPI 現状(H28年2月期) 将来(H31年2月期)

売上高 1 (現状を1とする) 2

事業別売上比率(%)

①マンション管理 10②住宅リフォーム 50③住宅増改築・改装 30④店舗・オフィスリフォーム 10

① 30② 40③ 20④ 10

アフターフォローマニュアルの作成

無し 3年後までに作成

顧客管理リストの作成 現在作成中 1年後までに作成

真榮建創株式会社

SWOT分析よりの経営戦略

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7.知的資産活用マップと価値創造ストーリー

(1)知的資産活用マップ(将来の経営戦略を達成するための)

将来獲得すべき知的資産を示す

現在保有する知的資産を示す

③アフターフォロー体制の強化

⑥マンション管理業務案件の増加

【重要成功要因】(①~⑤)

(イ)優れた営業力・提案力・技術力・アフターフォロー力を活かし、一般リフォーム需要・高齢者リフォーム需要を取り込む。

(ロ)顧客リストの改善と顧客からの高い信頼を活かし、顧客紹介リフォーム案件の増加を図る。

(ハ)ユニークな事業構造(マンション管理部門の保有)を活かし、それより派生するリフォーム需要を獲得する。

(二)マンション管理部門保有の強みを活かし、増加する管理物件の空室等を自社リフォーム賃貸募集する。

【将来の経営戦略】

-9-

現在保有する知的資産を強化するとともに、不足する知的資産を補充し、それらを連携させ経営戦略達成に結びつける。

技術力に優れた人材の存在

<人的資産> <関係資産><構造資産>

アフターフォローマニュアルの作成

二級建築士・

二級建築施工管理技士の資格取得

安らぎを感じる空間(顧客提供価値)

更に強化する

アフターフォロー体制の確立

アフターフォロー対応履歴の記録・蓄積・共有

真榮建創株式会社

②技術力の向上

マンション管理業務主任者資格

の取得

内製化率のアップ

ユニークな事業構造

(マンションビル管理部門の保有)

⑤顧客からの信頼を更に高める

高い顧客からの信頼

④新規お客様の獲得(元請化指向)

①品質の向上

顧客管理リストの作成(と活用)

営業力・提案力に優れた人材の

存在

提案力を更に強化する

広告等情報発信力強化

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(2)価値創造ストーリー

7.知的資産活用マップと価値創造ストーリー

過 去 将 来現 在

【過去~現在のストーリー】(2000年~2012年)知的資産の活用状況

【現在~将来のストーリー】(2012年~)

知的資産の活用目標

-10-

左側が現在保有する知的資産で、それらを活用して提供してきた製品・サービスとその成果を示しています。

右側は将来獲得・補強したい知的資産で、それらを活用・連携(既存知的資産と)させて提供したい製品・サービスとその成果として達成したい目標値を示しています。

人的資産(ヒト)

・技術力に優れた人材の存在・優れた施工技能者の存在・営業力に優れた人材の存在

構造資産(組織・仕組み)

・ユニークな事業構造(マンションビル管理部門の保有)・アフターフォロー体制の確立

関係資産(顧客・自社外)

・顧客からの高い信頼・信頼関係で結ばれた多くの協力企業の存在・Lixilリフォームネットに所属

その他資産

製品・サービス・顧客ニーズを満たすリフォームの提供

人的資産(ヒト)

・二級建築士資格の取得・二級建築施工管理技士資格の取得・マンション管理業務主任者資格の取得

構造資産(組織・仕組み)

・アフターフォローマニュアルの作成・アフターフォロー対応履歴の記録・蓄積・共有・顧客管理リストの作成(と活用)・内製化率のアップ・広告等情報発信力の強化

関係資産(顧客・自社外)

・さらに高い顧客からの信頼

その他資産

製品・サービス ・顧客ニーズを満たす空間の提供

<取り組みの成果>

・顧客からの高い信頼

<取り組みの目標値>

・さらに高い顧客からの信頼を目指す

真榮建創株式会社

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8.会社概要

会社名 真榮建創株式会社

創立 平成27年3月9日

会社所在地

住所:大阪市旭区高殿5-5-3 Shineiビル1階TEL:06-6964-4545FAX:06-6951-8855メールアドレス:info@sineikensou.jp

代表取締役 阿部 真一郎

資本金 500万円

従業員 7名

事業内容マンションビル建物管理・住宅の増改築・改装工事リフォーム・リノベーション設計・施工店舗デザイン・オフィス改装

ホームページ http://www.sineikenso.jp/company.html

-11-

<本社外観>

真榮建創株式会社

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9.あとがき

(1)知的資産経営とは

知的資産経営とは、従来バランスシートに記載されている資産以外の無形の資産であり、 企業における競争力の源泉である人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランドなど)、組織力、経営理念、顧客とのネットワークなど、財務諸表には表れてこない、目に見えにくい経営資源の総称を意味します。よって、「知的資産経営報告書」とは、目に見えにくい経営資源、即ち非財務情報を、債権者、株主、顧客、従業員といったステークホルダー(利害関係者)に対し、「知的資産」を活用した企業価値向上に向けた活動(価値創造戦略)と して目に見える形でわかりやすく伝え、企業の将来性に関する認識の共有化を図ることを目的に作成する書類です。経済産業省から平成17年10月に「知的資産経営の開示ガイドライン」が公表されており、本報告書は原則としてこれに準拠しています。

(2)注意事項

本知的資産経営報告書に掲載しました将来の経営戦略及び事業計画ならびに付帯する事業見込みなどは、全て現在入手可能な情報をもとに、当社の判断にて掲載しています。そのため、将来にわたり当社の取り巻く経営環境(内部環境及び外部環境)の変化によって、これらの記載内容などを変更すべき必要が生じることもあり、その際には本報告書の内容が将来実施

又は実現する内容と異なる可能性もあります。よって、本報告書に掲載した内容や数値などを、当社が将来に亘って保証するものではないことを、十分にご了承願います。

(3)作成者

代表取締役 阿部 真一郎

(4)作成支援

当報告書は次の団体・個人により作成支援されています。

●中小企業支援地域プラットホーム:近畿中小企業専門家相談センター(代表機関:(株)エフアンドエム)

●中小企業診断士 : 菊田 倶光登録 : 中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業

登録派遣専門家●中小企業診断士 : 山本 将嗣

登録 : 中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業登録派遣専門家

(5)お問い合わせ先

真榮建創 株式会社大阪市旭区高殿5-5-3 Shineiビル1階Tel:06-6964-4545

(6)発行

2016年10月

-12- 真榮建創株式会社

<本社所在地>