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デイトナが提案する新しい建築のカタチ A R E A 0 5 3 G L B & L G S G L B 1 A R E A 0 5 3 彿 D L G S 2 1 s i t e R 9 25 2 F グラスファイバーで強化されたコンクリート版 と 50㎜(北海道は 80㎜)の断熱材を一体成型し た床版“Gスラブ”。ガレージ空間の鉄骨を露出 させながら、そのイメージを増幅させる最良の 素材として開発しました。この素材は、まさに GLB のために生まれてきた材料なのです。 ガレージ付きアパート“GLB”で、楽しいライフスタイルを紹介し、 同時に新規の賃貸募集情報をお知らせする新企画『デイトナ不動産』。 今月は、現在苫小牧に建設中のGLB第1号の途中経過をレポートします。 曲面屋根には世田谷ベースで お馴染みの『Rスパン』を採用 これで寒くない ガレージ上階には オリジナル断熱材『Gスラブ』を採用 北海道苫小牧に 9月を目途に オープンします デイトナハウスの軽量鉄骨システム工法、、 『LGS システム 』で作り上げる新機 軸ガレージアパートメント“GLB”の真骨頂は、何と言ってもそのハードボイル ドなガレージ内部の空間性です。ツヤ消し黒のパウダーコーティングの鉄骨と ガルバリウム壁面は、これぞ男心くすぐる鉄のコントラスト。次号ではその内部 空間を写真でご覧いただく予定です。 GLBアパートメントAREA053とは? 世田谷ベースでも採用された、高 耐久ガルバリウム曲面屋根“R スパ ン”の工事も始まりました。この屋根 を用いる事で、2Fは豊かな吹き抜け のある圧巻の空間になります。最上 部の二本のスリット窓から差し込む 朝の光は、一日の喜びと元気をもたら してくれることでしょう。天井に趣味 のグッズを思う存分つりさげて、自分 だけの空間を演出してください。この 吹き抜け仕様は、Rスパンの合理的な 経済性の賜物なのです。 Rスパンは、現場に材料ロールを運 び込んで、その場で R形状に曲げて いきます。最前線基地の格納庫の材 料として開発されたので、いつでもど こでもスペースさえあればドーム型 3棟合計で25世帯のモーターライフ前線基地 AREA053は7月29日より内覧開始です の大空間を作れる仕様なのです。い わば、巨大な鉄のテント。しかも屋根 を支える骨を必要としません。動物の 世界でいうと外骨格。フナムシやマ ルムシのような原始的な生物の甲羅 に習ったもので、単なる三角屋根で はなく、そのような武骨な材料を適材 適所で使用していることも住んでい る人の愛着を永い間持続させる大切 な要素なのです。 北海道苫小牧の趣味人が集まるガ レージアパートメント『AREA053』 は、単にクルマやバイクの格納に留 まりません。アウトドア用品や ATV やボート、カヌーなどで爽やかな北 海道の夏を満喫し、冬になったら、ス キーやスノーボードと言った定番ギ アはもちろん、スノーモービルなど の乗り物系も格納し、ウインタース ポーツのベースとして使うのもピッ タリです。更に居住者同士がお互い に情報交換し合って、今まで知らな かった新たなライフスタイルの扉を あけるのも楽しい事でしょう。 そんな豊かな趣味生活を進展させ ていける遊びの前線基地に、命が吹 き込まれる日もいよいよ間近。7 月 29日から、いよいよ内覧会がスター ト。同時に正式入居契約も開始しま す。現在は事前募集中。続々予約が入 っていますので、ご興味ある方は是 非お早めにお問い合わせください。 入居開始は9月下旬の予定です。 GLB の記念すべき第 1 号物件 AREA053 が着々と建築中 全戸数 25 世帯の AREA053 は、3 つの棟に分か れています。南向きの site-R と site-H。site-M は 北向きで若干お家賃がお安めとなっています。ま た、車幅の広いクルマのユーザーのために、3 スパ ンの広いタイプを 2 世帯 site-M に用意しました。 詳しい仕様は、下記の HP で検索お願いします。 Text/Atsushi TAMADA CG/Kenta KITAGAWA ldk, Soma YOKOI Photo/Yumi SATO city digit99 98

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Page 1:  Ø0 txH > iÕ µp S à w°3µÍï ±> ;...H > iÕ µp S à w 3µÍï ±> ; Ms\ Xpä ¨è ´ Í tx æ´Æç äP (µåÒ >± ; t t b à ÄÆË¢µw0 . ³µÂÜ -»( O4zz³µÂÜp±^

デイトナが提案する新しい建築のカタチ

AREA053

祝上棟!

 前回ご紹介した〝GLB〞。その名

称は〝ガレージ・リビング・ベッド〞の

略で、クルマ&バイク好きにとって、

それだけあれば十分! というテー

マの元、設計される物件です。そんな

デイトナハウスのLGSで作る新機

軸のガレージアパートメントGLB。

その記念すべき第1号物件『AREA

053』の建築工事が、北海道の苫小

牧市内で着々と進行しています。

 このほど、鉄骨の建て方工事が完

了し、世田谷ベースの増築を彷彿と

させる、アルファベットのD文字型

のフォルムが浮かび上がってきまし

た。写真からも分かる様にLGSパ

ネル2枚分で1世帯になります。こ

の『siteー

R』という棟で9世帯

(全体では25世帯)が並びます。

 2F建てのアパートの上部には

世田谷ベースでお馴染みの曲面屋根

を採用し、吹き抜け空間を構築。その

空間性の豊かさは特筆すべきモノで

す。また、鉄骨の素材感と緊張感がそ

のまま露出したガレージ内部は、鉄

の無骨さをそのまま残したイメージ。

ここ日本においては、このようなガ

レージアパートはまだ存在していな

いと言っても過言ではありません!

 まさに日本初の試みですが、クル

マ好き、バイク好きの趣向性を考え

ると、今までなかったことが逆に不

思議なくらいです。

 ともかく、モーターライフの達人

たちのための至福の空間がこうして

出来上がりつつあるということは、

実にワクワクするものです。

グラスファイバーで強化されたコンクリート版と50㎜(北海道は80㎜)の断熱材を一体成型した床版“Gスラブ”。ガレージ空間の鉄骨を露出させながら、そのイメージを増幅させる最良の素材として開発しました。この素材は、まさにGLBのために生まれてきた材料なのです。

ガレージ付きアパート“GLB”で、楽しいライフスタイルを紹介し、同時に新規の賃貸募集情報をお知らせする新企画『デイトナ不動産』。今月は、現在苫小牧に建設中のGLB第1号の途中経過をレポートします。

曲面屋根には世田谷ベースでお馴染みの『Rスパン』を採用!

これで寒くない! ガレージ上階にはオリジナル断熱材『Gスラブ』を採用!

北海道苫小牧に9月を目途にオープンします!

デイトナハウスの軽量鉄骨システム工法、、『LGSシステム』で作り上げる新機軸ガレージアパートメント“GLB”の真骨頂は、何と言ってもそのハードボイルドなガレージ内部の空間性です。ツヤ消し黒のパウダーコーティングの鉄骨とガルバリウム壁面は、これぞ男心くすぐる鉄のコントラスト。次号ではその内部空間を写真でご覧いただく予定です。

GLBアパートメントAREA053とは?

 世田谷ベースでも採用された、高耐久ガルバリウム曲面屋根“Rスパン”の工事も始まりました。この屋根を用いる事で、2Fは豊かな吹き抜けのある圧巻の空間になります。最上部の二本のスリット窓から差し込む朝の光は、一日の喜びと元気をもたらしてくれることでしょう。天井に趣味のグッズを思う存分つりさげて、自分だけの空間を演出してください。この吹き抜け仕様は、Rスパンの合理的な経済性の賜物なのです。 Rスパンは、現場に材料ロールを運び込んで、その場でR形状に曲げていきます。最前線基地の格納庫の材料として開発されたので、いつでもどこでもスペースさえあればドーム型

3棟合計で25世帯のモーターライフ前線基地AREA053は7月29日より内覧開始です!!

の大空間を作れる仕様なのです。いわば、巨大な鉄のテント。しかも屋根を支える骨を必要としません。動物の世界でいうと外骨格。フナムシやマルムシのような原始的な生物の甲羅に習ったもので、単なる三角屋根ではなく、そのような武骨な材料を適材適所で使用していることも住んでいる人の愛着を永い間持続させる大切な要素なのです。

 北海道苫小牧の趣味人が集まるガレージアパートメント『AREA053』は、単にクルマやバイクの格納に留まりません。アウトドア用品やATVやボート、カヌーなどで爽やかな北海道の夏を満喫し、冬になったら、スキーやスノーボードと言った定番ギアはもちろん、スノーモービルなどの乗り物系も格納し、ウインタースポーツのベースとして使うのもピッタリです。更に居住者同士がお互いに情報交換し合って、今まで知らなかった新たなライフスタイルの扉をあけるのも楽しい事でしょう。 そんな豊かな趣味生活を進展させていける遊びの前線基地に、命が吹き込まれる日もいよいよ間近。7月29日から、いよいよ内覧会がスタート。同時に正式入居契約も開始します。現在は事前募集中。続々予約が入っていますので、ご興味ある方は是非お早めにお問い合わせください。入居開始は9月下旬の予定です。

GLBの記念すべき第1号物件AREA053が着 と々建築中

全戸数25世帯のAREA053は、3つの棟に分かれています。南向きのsite-Rとsite-H。site-Mは北向きで若干お家賃がお安めとなっています。また、車幅の広いクルマのユーザーのために、3スパンの広いタイプを2世帯site-Mに用意しました。詳しい仕様は、下記のHPで検索お願いします。

Text/Atsushi TAMADA CG/Kenta KITAGAWA(ldk), Soma YOKOI Photo/Yumi SATO(city digit)99 98

Page 2:  Ø0 txH > iÕ µp S à w°3µÍï ±> ;...H > iÕ µp S à w 3µÍï ±> ; Ms\ Xpä ¨è ´ Í tx æ´Æç äP (µåÒ >± ; t t b à ÄÆË¢µw0 . ³µÂÜ -»( O4zz³µÂÜp±^

デ イト ナ が 提 案 す る 新 し い 建 築 の カ タ チ

 

何度も説明してきましたが、デイ

トナハウスの最大の特長は、ツヤ消

し黒の鉄骨の素材感と、クルマやバ

イクのフレームが共鳴する独特の空

間性にあります。土地に余裕のある

郊外型の立地であれば、ガレージの

空間と生活空間を並列させるような

余裕のある土地の使い方が許されま

すが、土地の面積に制限がある都市

型の住宅の場合はそうはいきません。

1Fにガレージ空間を設けると、ど

うしても生活空間は2Fになります。

それも悪くはないのですが、もっと

クルマとLGSパネルの鉄感が共

鳴する空間を味わい尽くしたいとい

う願望も捨てきれません。そこで今

回は、ガレージの吹き抜け空間にカ

ーリフトを上手に組み込んだ、新機

軸の生活空間のイメージを提案しま

す。題して『二段ガレージの家』です。

2Fの床部分に丁度カーリフトの

上段のレベルがくるように設定する

ことで、愛車がプライベート空間に

浮かび上がります。ガレージと寝室

はガラス壁で仕切られているので、

過度にオイル臭がせず、落ち着いた

空間となっています。その向こうには、

水まわりの生活機能もそのまま見え

てきます。すなわち、すべてが一体空

間。クルマやシンプルな生活感のあ

る水まわり機能との相乗効果で、ツ

ヤ消しの鉄骨は一層いい味を醸し出

すことでしょう。実にシンプルで最

小限、しかし贅沢な空間。クルマ好き

ならではの快楽なのです。

 

もちろん1Fのガレージ空間には

バイクやギアの格納も可能。シャー

プな外観と2Fで顔をのぞかせる

愛車の表情のコントラストが、この

家の価値をさらに引き上げるのです。

 

照明を落とした寝室からのクルマ

の風情は、今まで語られたこともな

いでしょう。まさに新機軸。さて、あ

なたなら、上段にどんなクルマを格

納しますか?

デイトナハウスを構成するのは、LGS と呼ばれる軽量鉄骨のパネルで、厚さ3.2㎜、幅12.5㎝、厚み5㎝の『C チャンネル』と呼ばれる部材を、横幅180㎝、縦270㎝の長方形に溶接して製作しています。対角線のクロスしたパーツは、『ブレース』と呼ばれる筋違いで、力の伝達を受け持つ大切な役割を持っています。“柱”と“梁”と呼ばれる縦と横の部材を使って軸組を作っていく一般的な建築とは違って、デイトナハウスはこのLGS パネルを連結することで住宅、ガレージ、別荘、店舗、マンションなどの様々な建築を可能とする、全く新しいカタチのシステムなのです。つまりこのLGSパネルを使った建物全てがデイトナハウスと言う訳です。パネルの枚数を数えるだけで、建築の広さ、およその予算がイメージできる分かりやすさと、パウダーコーティングが施されたその鉄の素材感が醸し出すハードボイルドな空間のテイストも持ち味です。

Text/Atsushi TAMADA CG/Kenta KITAGAWA(ldk), Soma YOKOI

デイトナをはじめ、カーマガジンでの長期連載、ムック本であるCAR&HOMEにて、常にクルマと住宅の関係について提案し続けてきた建築プロデュース会社LDK inc。建築設計はもちろんのこと、建築システムの開発や商品開発も行う。

部屋の構成が解るようにファサード面を取り外したイメージ図。立体ガレージの吹き抜けを介して、家全体がすべて見通せる一体空間になっている様子がよく分かります。デイトナハウスのLGSシステム工法は原則的に2スパン=パネル2枚おきに間仕切り壁が必要になるため、間口が2+2+1のこの構成は、案外無駄がなくバランスのいいカタチと言えるのです。

ベッドルームから立体ガレージの愛車を眺める。緊張感のある艶消し黒の鉄骨骨格と流麗な愛車のボディーラインの対比が極上の空間を創り上げます。立体ガレージは、ガラスで仕切られていて、クルマの奥のスペースにはシンプルな浴室とトイレがあります。必要な物だけを最小限にちりばめた、ハードボイルドな男の住まいです。

均整のとれた2+2+1スパンのファサード。最前面の上部には、『ブリーズソレイユ』と呼ばれる日よけのルーバーを配置。スチールと適度にあしらったウッドのコントラストで落ち着いた印象に。2Fにクルマのフロントが見える面白さと、そのリズム感がこの家の魅力。シンプルな外壁面に映りこむルーバーの筋状の影も美しいです。

この建物は、モーターライフを人生の中心に据える男にとって、必要かつ十分な面積であることが図面からよく読み取れます。1Fが3.5スパン×5スパンで17.5坪。総2階で35坪のインナーガレージ住宅。クルマ2台とバイク2台を美しく格納する合理的プランで、男が男として生きていくためのソリッド感をテーマに、必要な物だけを潔く抽出した、都会で生きていくためのアジトともいえるモノ。向かって左側の上下階の居住スペースから、ガレージ空間がすべて見渡せる空間空間性が、この家の最大の特長で、ガレージと居住スペースの分離を回避して、程よく一体化を演出しています。

クルマと眠る男の家二段ガレージが作る新しい快楽

愛車のフォルムと呼応するツヤ消し鉄骨の空間を生活に引き入れてみると、全く新しい暮らしの境地が開けていきます。

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