where20 2009report
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Where2.0 2009報告会 ジオメディアサミット版in 横浜TRANSCRIPT
Where2.0 2009 参加報告
2009年6月4日 森亮@オークニー
ジオメディアサミット版
知っていますか?
大半のセッションはビデオで公開
今朝現在、42個のビデオがアップロードされている
例えば彼の講演早くしゃべりすぎるので、何を言っているかよくわからない(特に時差ぼけの私の頭には)
ビデオを見ると、何をしゃべっていたかがよくわかっ
た
こんなところや
あんなところに行ったけど
30万円かけてわざわざサンノゼまで
行かなくても、良かったかも...orz
by
ご静聴、ありがとうございました。
でも、ちょっとだけしゃべりたいので...
Where2.0とは
• O’Reilly Media, Inc.が主催する商業イベント
– “ITの目から見た”、位置情報・地理情報技術の
最先端を知るイベント• IT系の参加者が大半で、測量業界からの参加者は希
少– 「ESRIユーザーカンファレンス」や、「地理空間情報システム
展」とは根本的に異なる
• 参加目的は様々だが、シリコンバレー的– 有名IT企業のPR、起業家や起業志望者の資金や顧客開拓、
ベンチャーキャピタルによる投資先探し、海外からの調査、技術の売り込み全般
O’Reillyのイベント
• ITの注目分野のイベントを欧米で開催
– 2~3日の会期で10万円程度の参加費用
なぜO’Reillyが?
• なぜO’Reillyが目をつけたか?
– 位置情報、地理情報がITの注目分野になっている
• インフラが整備
– GPSや携帯デバイスの飛躍的発展、ネットワーク帯域の増大と利
用コスト低下
• 日用品化
– Googleを始めとしたIT系のポータルメディアが参入
– 地理情報関係のオープンソースツール(FOSS4G)が急拡大
– 一過性のブームではなくて、継続的に拡大している• 位置情報、地理情報はITの1つの分野として定着
– それまでは、“孤立した”専門分野
今年で5回目
• シリコンバレー近辺で開催されている– 第1回(2005年)
• サンフランシスコのThe Westin St. Francis– 第2回(2006年)
• サンノゼのThe Fairmont San Jose– 第3回(2007年)
• サンノゼのThe Fairmont San Jose– 第4回(2008年)
• BurlingameのSan Francisco Airport Marriott– 第5回(2009年)
• サンノゼのThe Fairmont San Jose
主要スポンサーの推移
2008 2009200720062005
なし!
今年のスポンサー
• 全部で7社だけ!!
– 昨年は17社• おかげで、カンファレンスのバッグも、朝食も無くなった..orz
今年のWorkshopは充実• 昨年初めて採用した1日目の「Workshop」が今年は充実して17(昨年は8)に増加
• タイトル(黒字)、発表者(青字)– GeoServer, GeoWebCache + OpenLayers: The OpenGeo Stack Justin Deoliveira (OpenGeo), Sophia
Parafina (OpenGeo)– Digital Cities Modeling Workshop Lynda Sharkey (Autodesk)– Hacking with Google, Virtual Earth and Yahoo's Maps API I Andrew Turner (FortiusOne), Evan 'Rabble'
Henshaw-Plath (entp.com)– Google Maps API: Advanced Integration Case Studies Daniel Chu (Google, Inc.), Chris Conway (Trulia,
Inc.), Mark Taylor (Weather Decision Technologies / iMap), Robert Fritchie (Weather Decision Technologies)– Spatial Database Tips and Tricks Paul Ramsey (OpenGeo), Mike Pumphrey (OpenGeo)– Be a Cartographer: Thinking About the Design of Maps Bruce Daniel (Cartifact)– Hacking with Google, Virtual Earth and Yahoo's Maps API II Andrew Turner (FortiusOne), Evan 'Rabble'
Henshaw-Plath (entp.com)– Leading the Next Wave of LBS: What’s New in Mapping and Content Marc Naddell (NAVTEQ), Uday
Keshavdas (Intel)– Navigating Privacy Laws when Developing and Deploying Location Tracking Applications Marc Lindsey
(LB3)– Building Map based RIA's in Adobe Flex and AIR Duane Nickull (Adobe Systems), Bess Ho (Silicon Valley
Web Builder), Andreas Falley (Synchrodipity), Rev. Dan Tripp (a2sg.com)– Maps from Scratch: Online Maps from the Ground Up Michal Migurski (Stamen Design), Shawn Allen
(Stamen Design), Josh Livni (Umbrella Consulting), Dane Springmeyer (Freelance Consultant)– Extending Google Earth Frank Taylor (Google Earth Blog)– Location on the Web Ryan Sarver (Skyhook Wireless)– Computing with Maps: A Gentle Introduction to Spatial Statistics in R Mark Hansen (UCLA)– Building Our World With Sketchup Alex Oliver (Igloo Studios)– Giving Your Mobile Apps a Sense of Place Dave Johnson (Nitobi)– KML Techniques Every Developer Should Know Mano Marks (Google, Inc. )
司会者はBrady Forrestオシャレで格好良い
(大したことをしゃべらないけど)
参加者は2006年並の400名少々
人が減った分、机もあるし、熾烈な場所取り競争から開放される
セッションの他にはパネルディスカッションも
今年も永遠のテーマ
「Monetize」(お金にするには?)
それでもiPhoneの登場で
余程リアリティが出てきている
展示ブース
昨年までの規模よりもかなり小さい
何とか食える昼飯今年からいきなり朝飯が無く
なった
(怒)
私の泊まったホテル
隣のホテルに泊まった(結構きれい)
ここが会場のThe Fairmont(高級ホテル)
ホテルには無線LANと
これが標準装備
目覚ましと一体でとても便利
やっぱ、シリコン
バレーです
日本からの参加者は激減...
• 10名くらい(昨年の半分弱)– JokerRacer関係者が赤松さん他3~4名– 凸版印刷(NY駐在田辺さん)
– クウジット(塩野さん他1名)
– IPC(サンノゼ駐在福原さん)
– 慶応大学(メディアデザイン研究科教員根津さん)
– 他?名• Y!やMapionからの予定者もインフルエンザ騒動でキャンセル
日本からは少し寂しいです
インフルエンザ騒動のためキャンセルした人が何人もいた
はず...orz
貴重な日本勢JokerRacerは大受け
「前夜祭」のLaunch Padで注目を集めた
クウジットさんも頑張ってました
昨年に続き、Where Fairでの展示
カンファレンス自体の感想
• さすがに景気悪化の影響を受けている– スポンサーの激減、参加者数の大幅減、出展ブースの縮小、ノベルティの激減...
• ただ、これだけの景気悪化にもかかわらず、参加者の減少率がまだ低い– 話によるとWeb2.0 Expoは悲惨だったらしいが
• FOSS4Gはどうなるかな?
• 来年も開催することになっている– まだこの分野が成長するとO’reillyが考えている
発表を聞いた感想
• 位置情報を利用できるインフラはここ2~3年で見違えるほど進化– Googleに代表される位置情報プラットフォームとAPI– iPhone3Gに代表されるモバイルWebデバイス– 無線LAN、3G(広帯域モバイルインターネット)– 今後はOSレベルでの位置情報サポート
• Googleは、圧倒的に強いけれども、それだけが君臨する時代ではない– 様々なGeospatialなWebサービスが存在することが当たり前– しかも、利用するだけではなく、localコンテンツを集約する役割を果たしている– その中でOSMの存在感が高まっている
• GeoSpatialなWebサービスにおいて、商用GISツールはもはや特殊な存在– どこかでオープンソースツールを使うのは当たり前– ESRIがPlatinumスポンサーでなかったら、商用ツールを誰も意識しないだろう
• ビジネスをするにあたりクリアすべき問題– やはり「プライバシー」か
印象に残った発表から
Google MapMaker
データを使うだけからデータを作る側に
色の付いているところが地図がEditable(編集可能)
1年間の編集の状況
3ヶ月毎にデータが
倍増する勢い
Create accessible location platform
Google Maps Data APIデータの参照データの格納データの更新を提供するAPI
AdSense for Google Maps APIGeo-targeted Google Maps Ad Unit
ローカルサーチに連動する広告
(既存)
地図の表示エリアに連動する広告
(新規)
日本では存在感がないNOKIAだが
Ovi Mapsの2年間の進歩をPR
ノキアのMobileデバイスとWeb(PC)とでシームレスにコンテン
ツが共有できる仕組みを提供
GoogleやAppleといろい
ろ競合している
最近何かと話題のY!
GeoPLANET世界中の住所や地名DBにアクセスできる
API今回、データ自体もCCラ
イセンスでダウンロード可能に
Placemaker
テキストなどのコンテンツを解析して場所を
返すAPI
OkiLabのLocoStickerと同じようなもの
地味だけど着想は良い
MicrosoftOSレベルでの位置情報サポート
OSレベルで位置情
報を世界で初めてサポートする
Windows7OSに“Location API”があるロケーションガジェットも提供され
ているブラウザもGeolocation APIをサ
ポート
OpenStreetMap
真のオープンとは
誰がコミュニティの力を信じているか
OpenGTS - オープンソースのGPSトラッキングアプリケーション
世界で使われているが、日本ではまだ...
ESRI
必ずJackが出てくる
ESRI=GeoWeb?GeoWebという用語を
何度も使うESRI=GeoWebを
狙っている
ArcGIS Online
クライアントユーザーの囲い込み政策
LaunchingToday!
presented by Orzney
突然ですが!
サービス内容
• Twitterの「つぶやき」の中から、失意情報の
みをテキストマイニングして、ジオコーディングし、位置情報を導き出す
• この情報をOrzenStreetMap上にマッピング
する
その名も
お粗末様でした!!
To be continued
さあ、飲み会だぁ!