Nikon Trimble Co. Ltd.サーベイ営業部 2012年7月

Trimble S6 Trimble VISION

トータルステーションに搭載したビデオテレスコープで変わる測量手法のご提案

新製品

進化を遂げるTrimble S6シリーズ2005年にデビューしたTrimble S6●Mag Driveによる1秒間に115度の高速旋回

●シュアポイントによる唯一無二の傾き補正機構

●優れたハードウェア性能と豊富な観測アプリケーションによる高い作業効率

●オートロックによる高速追尾

●スピーディなオートフォーカス機能

Trimble S6 5”Trimble VISIONロボティック

Trimble S6 5”Trimble VISIONロボティックが2012年5月10日リリース致しました

1．写真撮影機能の搭載

2．ファイル名自動作成機能

3．エアタグ測設機能

4．ビデオサーチ機能

Trimble S6 Trimble VISIONは現場で撮影や作業するだけでなく

内業(TOWISEとの連携)を強く意識した製品としての進化を目指します。

Trimble S6 Trimble VISIONの主な機能

１．写真撮影機能の搭載Trimble S6 Trimble VISIONに搭載しているビデオテレスコープによる写真撮影機能を搭載しました。

器械本体にUSBメモリを設置していれば、USBメモリに優先的に保存が可能です。

●現況測量の“観測点”の写真記録

●測設点の確認写真の保存

●遠景/近景の撮影が可能（x2/x4/x8）

シャッターボタンにて

現在の画像をJPEG形式で

保存できます

3.1Mピクセルカメラ搭載

１．写真撮影機能の搭載

測量したポイントの写真を撮影できる機能は非常に便利です。しかし…

街中での現況測量現場

現況測量現場

山の中での現況測量現場

実際の測量現場では、似たような写真ばかり…

2．自動ファイル名作成機能

モード 保存ファイル名称（JPEG）

自動作成モード 現場名+撮影時間.jpg

自動作成モード（観測中） 現場名+点名称（または点番号）.jpg

任意作成モード 任意のファイル名作成可能.jpg（自動カウントアップ可能）

“観測測点名称と撮影写真ファイル名の同期が可能”

観測プログラム使用時に撮影した場合、現在の測点名（または点番）を元に撮影ファイル名を自動作成できます。

保存先は、各現場ごとに上記のフォルダを自動作成し撮影ファイルを保存します（任意指定も可能）

Genba_T-107.jpg

Genba_T-107

（観測プログラムで入力した点名称）

【TOWISE 】

●この自動ファイル名作成はTOWISEとの連携で活きてくる機能です。

●TOWISEとGoogleの連携で、実際の現場風景をベースに現況測量の確認作業が可能です。

①現場で撮影（自動ファイル名作成）

②トラバース計算後座標DBにて写真の紐付

③プロット図にて測点を選択すると該当写真を表示

④Google上で撮影写真を確認

2．自動ファイル名作成機能“S6 VISION⇒TOWISE⇒Googleへの展開”

とぅわいず

Google表⽰

【Trimble S6 VISION】

【TOWISE 】【Google Earth】

TOWISE（撮影写真の取込み～自動測点割付け）

TOWISEでは、撮影写真情報を一気に取込み、測点に割付けをする機能を搭載しております。

Trimble VISIONで自動ファイル名作成機能を利用して撮影した写真は、各観測測点とTOWISE上で自動関連付けを

行う事がTOWISE Ver.5では可能になりました。

測点と撮影写真の自動関連付けが可能

S6VISION TOWISE Ver.5

TOWISE（プロット図）

TOWISEのプロット図表示で、測点にマウスカーソルを移動させるとTrimble VISIONで撮影した写真が表示出来ます。

VISIONの写真は観測と同時の“最新情報”になりますので、図面作成時の参考資料として利活用が可能です。

TOWISEの“Google Earth上で表示”コマンドを使用するとGoogle Earth上に測点と観測方向線、さらに測点と紐付された

写真を実際の風景上に表示する事が出来ます。

実際の作業現場を上空から詳細に写真と共に確認が出来ますので、現場確認（図面作成時など）や調査、作業の進捗状況

や作業計画などでこの機能を利活用する事が可能となります。

Google Earthでの表示

Google EarthはWeb環境があれば、誰でも簡単に無料で利活用する事が最大の特長です。Google Earthを利用すると

作業者側の観測状況などが簡単に作業発注者側でも全く同じ状況で閲覧する事が可能です。

Google Earthでは、この測点情報と撮影写真情報を含んだ状態を“kmz”という形式で保存が可能です。またこのkmzは

非常にコンパクトなファイル形式な為、メールでのやり取りが可能です。作業発注者⇔作業者、協力会社間などで状況

を簡単に共有する事ができます。

Google Earthを活用する情報共有のご提案

作業発注者側

作業者側

***.kmz

協力会社など

3．エアタグ測設機能 ～エアタグとは？～

✔ iPhone/スマートホーンのアプリケーションとその機能

✔カメラを通じて風景に仮想的に付箋のようにタグを添付できる機能

✔ iPhoneの場合は、iPhoneを所持したユーザーが実際にいる場所をGPS等で把握し、更に電子コンパスにて位置登録されているエアタグの位置情報とを紐付け、画面上にそれらの情報タグを仮想的に表示します

●街中での飲食店をエアタグで表示タグをクリックすると該当する飲食店の詳細情報を表示

●震災復興写真東日本大震災前で失われた街並みや風景、復興に向けての経過などを表示するサービス

この機能をサーボTSを融合させビジュアル的な操作で効率化を提供

3．エアタグ測設機能

後視点(赤)

測設済点(青)

測設点(緑)

座標リストから測設座標を選ぶのではなく、ビジュアル的に測設点を選択

●測設済点から次の測設点への無駄な移動をなくす

●座標リストからの測設点座標の選び間違えを回避

Trimble VISIONによる効率化の提案

1．写真撮影機能の搭載2．ファイル名自動作成機能

3．エアタグ測設機能

4．ビデオサーチ機能

●現場写真の保存とTOWISE～Googleへ連携

●測点記録/管理/調査などに活用可能

●エアタグによる測設点の選び間違いを回避

●ミラーの無駄な移動を省略し効率化を提供

●追尾遮断時における迅速な追尾継続を実現