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SDP-RIP Canon Pluｇin

SDP-RIP Canon Plug-Inマニュアル

Ver.1.10

2009.9.4


SDP-RIP Canon Pluginマニュアル

１) 概要 p1

２) インストール手順 p2

1. プラグインのインストール

2. 基本設定のインストール

3. RIP環境設定

4. 簡易色補正ツールのインストール

３) プリンタのセットアップ p6

1. Windowsプリンタの追加

2. RIPからの呼び出し

3. 用紙のセットとキャリブレーション

４) 設定項目 p12

1. ページ設定

2. 出力機器設定

3. カラー設定

4. 簡易色補正ツールを使った出力色調整

５) 参考 p18

・パスワードの再入力方法

・現在判明している不具合


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１)概要

SDP-RIP Canon Pluginは、出力デバイスとして大判インクジェット

プリンタのCanon iPF6100またはiPF5100を選択し、直接プルーフ

出力するためのSDP-RIPのオプション機能です。

ICC規格に準拠したカラーマッチング機能を内蔵しており、３種類のIJ

プルーフ紙（DDCP-Kote、DDCP-GN、DDCP-MG）において標準

印刷色（JapanColor2001Coated）に合わせこむための設定が付属

しています。

SDP-RIPはVer8.0以降が対象となります。

Canonプラグインを購入すると、プラグインとカラーマッチング機能

（ColorProオプション）のパスワードが発行されます。

このプラグインは、プルーフ用紙以外の紙やシート物、およびCanon

iPF8100やCanon iPF9100に出力することができますが、メーカー

による検証はされていません。

このマニュアルは、ネットワーク接続したプリンタ（固定IPアドレス）

を対象としています。

マニュアルVer1.1：簡易色補正ツール関連の説明を追加


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２) インストール手順

(1) プラグインのインストール

SDP-RIP Ver8.0以降のDisk2をPCにセットします。

インストーラー画面が表示されます。「Japanese Install Plug-in」

をクリックしてください。

RIPの選択画面が表示されます。「Browse..」ボタンをクリックし、

インストール先のSDP-RIPのフォルダを選択してください。

次にインストール先のSDP-RIPのアプリケーション名の選択画面

が表示されます。既にインストールしたRIP名を選択します。


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プラグインの一覧が表示されます。「Canon 12-Color Proofer

Plugin」にチェックを入れて、「Next」をクリックします。

（注）”Canon 12-Color..”が表示されない場合、間違ってDisk1や旧バージョ

ンのDisk2をセットした可能性があります。

パスワード入力ダイアログが表示されるので、Canonプラグイ

ンのパスワードを入力します。パスワードはRIP製品に添付の表

に記載されています。パスワードが２０桁の場合には上側、５

桁の場合は下側の欄に入力してください。

続けてパスワード入力ダイアログが表示されるので、ColorProのパ

スワードを入力します。


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（注）Canonプラグインパスワード入力にミスがあると、出力時にライセンスエ

ラーとなります。またColorProパスワード入力にミスがあるとカラーマネージメ

ント関連の設定ができなくなります。パスワードを再設定する方法は５章を参照

してください。

インストール完了です。「Finish」をクリックしてください。

(２) 基本設定のインストール

（注）この操作はプラグインのインストール直後にだけ行うようにしてください。

独自のCanon Plugin設定操作を作った後で基本設定をインストールすると、作

成済みのカラー設定が破損することがあります。

Canonプラグイン用CDまたは、SDP-RIP Ver8.0 r8-B以降の

Disk1をPCにセットしてください。

SDP-RIPを起動します。

メニューバーから「SDP-RIP」>「ファイル出力」を選択し、CD中

の「Canon_Plugin_Setup.ps」ファイルをDefault Page Setup条

件で「出力」します。

（SDP-RIP CD Disk1の場合、「\Tools\JPN_Local」フォルダ中にあり

ます）

SDP-RIPを終了してください。

これで、３種類のプルーフ用紙のカラーマッチング設定および、

DDCP-Kote紙用のページ設定（Canon_Plugin）がインストール

されます。


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DDCP-Kote以外の用紙のページ設定を作る時は、

「Canon_Plugin」設定をコピーし、「カラー」設定を選択しなお

してください。

(３) RIP環境設定


メニューバーから「SDP-RIP」>「環境設定」を選択します。

「プリンターバッファー」の欄に「50000」KBと入力し、「OK」

をクリックしてください。RIPの再起動を求めるダイアログが表示

されるので、「はい」をクリックしてRIPを終了させます。

なお「50000」KBは、あくまで推奨デフォルト値です。出力画像

サイズによっては、大きめの値にした方が良い場合があります。

(４) 簡易色補正ツールのインストール

Canonプラグイン用CDまたは、SDP-RIP Ver8.0 r8-B以降の

Disk1をPCにセットします。

RIP用PCの任意の場所にフォルダを作成（デフォルトとしてはRIP

フォルダ中に「簡易色補正ツール」フォルダを作成）し、CD中に

あるInputProfAdjust.exeとlcms.dllをコピーしてください。

InputProfAdjust.exeを右クリックし、送る > デスクトップを選択

してショットカットをデスクトップに作成します。


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ショートカットをダブルクリックし、入力プロファイルトーン補正

ツールが正常に起動するか確認してください。

“.NET Framework”という言葉が含まれたエラーダイアログが表示さ

れるようならば、.NET環境をインストールする必要があります。

RIP用CDのSDP-RIP Ver8.0 以降のDisk1中にある、dotnetfx.exeを

起動して.NET環境をインストールしてください。（インストールには数

分かかります）


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３) プリンタのセットアップ

(１) Windowsプリンタの追加

予めプリンタにIPアドレスを割り振り、ネットワークに接続した上

で電源を入れておいてください。プリンタ付属のCDは使用しませ

ん。

「スタート」>「設定」>「プリンタとFax」を選択します。

「プリンタの追加」（またはプリンタのインストール）を選択し、

「プリンタの追加ウィザード」を起動します。（実際の起動方法は

OSの表示設定によって異なります）

「このコンピュータに接続されているローカルプリンタ」にチェッ

クを入れ、下側の「プラグアンドプレイ対応….」のチェックは外し

て「次へ」をクリックします。


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下側の「新しいポートの作成」にチェックを入れ、ポートの種類と

して「Standard TCP/IP Port」を選択し、「標準TCP/IPプリン

タポートの追加ウィザード」を起動します。

「プリンタ名またはIPアドレス」の欄にネットワークに接続した

iPF6100またはiPF5100のIPアドレスを入力してください。「ポ

ート名」は自動的に生成されます。

「完了」をクリックすると、しばらくしてからプリンタモデルの選

択ダイアログが開きます。

製造元：Generic

プリンタ：Generic / Text Only

を選択してください（Canon製の設定は使用しません）。


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プリンタが見つからないという意味のダイアログが表示された場合は、ネ

ットワークにプリンタが接続されているか、また入力したIPアドレスが正

しいか確認した上で、もう一度最初からやり直してください。

「既存のドライバを使う」ダイアログが表示された場合は、「現在

のドライバを使う」を選択します。

「プリンタ名」ダイアログが表示されるので、単純にプリンタ名

（iPF6100またはiPF5100）を入力します。通常使うプリンタの

欄では「いいえ」を選択します。

共有する必要はありません。


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テストページは出力しないでください。

以上でWindowsプリンタの追加は完了です。

(２)RIPからのプリンタ指定


メニューバーから、「SDP-RIP」>「ページ設定」を選択します。

基本設定のインストールが完了していると、ページ設定マネージャ

ーのリストに「Canon_Plugin」という設定が表示されています。

これをダブルクリックしてください。

ページ設定ダイアログが開きます。左上の「出力機器の設定」ボタ

ンをクリックします。

Configure Canonダイアログが開きます。「Windows Print

Spooler」欄で、作成したWindowsプリンタの名前を選択してくだ


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さい。

「OK」を３回クリックして、RIPの基本画面に戻ります。

SpoolフォルダやAppleTalk等の入力チャンネルから、「Canon

Plugin」ページ設定を選択することで、プルーフ出力が可能になり

ます。

(３)用紙のセットとキャリブレーション

プリンタの操作マニュアルに従って、ロール紙のプルーフ用紙をセ

ットしてください。完了すると、プリンタ操作画面上で用紙の種類

を聞いてくるので、上下キーを押して「プルーフ紙２」を選択しま

す。

最初のセットアップ時には以下の手順でキャリブレーション操作を

実施します。

・［メニュー］キーを押して、［ﾒｲﾝﾒﾆｭｰ］を表示します。

・上下キーを押して、[印字調整]を選択し、右キーを押します。

・上下キーを押して、[キャリブレーション] を選択し、右キーを押します。

・上下キーを押して、[する] を選択し、OKキーを押します。

１５分程度でキャリブレーションが完了します。

キャリブレーションは、プリンタヘッドを交換した時や、色再現に

ずれが生じてきた場合にも実施します。頻繁にキャリブレーション

をする必要はありません。


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４) 設定項目

(１) ICCプロファイルのインストール方法

独自のターゲット（JC2007、高演色印刷、印刷会社固有の標準色

etc）やプリンタ用紙出力のICCプロファイルを使用する場合は、以

下の手順でインストールします。

SDP-RIPを起動し、メニューバーから「カラー」>「ICCプロファ

イルのインストール」を選択してください。

ファイル選択ダイアログが開きます。目的のICCプロファイルを選

択してください。

プリンタ用のICCプロファイルの場合は、以下のように設定します。

使用目的：デバイスプロファイルにチェック

対象デバイス：iPF6100 Roll （またはiPF5100 Roll）

カラースペース：RGB

リニアキャリブレーション元：線形

インストール時に再サンプリング：チェックなし


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印刷色用のICCプロファイルの場合は、以下のように設定します。

使用目的：入力プロファイルとエミュレーションにチェック

対象デバイス：---

カラースペース：---

リニアキャリブレーション元：---

(２) カラー設定

メニューバーから「カラー」>「カラー設定マネージャー」を選択し

てください。


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「新規ColorPro設定」をクリックします。

CMYKデータ：ターゲット印刷色のプロファイルを指定します。

出力プロファイル：プリンタ出力のプロファイルを指定します。

Kote紙やJapanColor以外にもいくつかプロファイルが

添付されていますが、これらは海外市場向けの設定です。

RGBデータ：通常は（なし）を選択します。

RGB原稿の印刷結果の再現をシミュレートする場合は、

ここで原稿のRGB色のプロファイルを指定し、右側の出

力エミュレーションの欄で、ターゲット印刷色を選択しま

す。

メインインデント：「ICC測色」を選択します。

入力ドキュメント調整：オーバープリントの方針と、アプリケーションに

よって設定内容は違ってきます。とりあえずデフォ

ルトの設定を使って様子を見てください。

その他、「入力分版角度」「RGB出力調整」「出力調整」の項目は

デフォルト設定のままでかまいません。


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(３) ページ設定

デバイス：iPF6100 Roll またはiPF5100

カラー：DDCP-GN紙を使う場合は、「JapanColor-GN」

DDCP-MG紙を使う場合は、「JapanColor-MG」を選

択します。その他、独自のターゲット色や用紙色のプロフ

ァイルをインストールしてカラー設定を作成した場合は、

その設定をここで選択します。

追加設定：PlateLayoutでIn-RIP面付け設定を作成してある場合は、

ここで選択します。

簡易面付け：EPSファイル入校時は、BoundingBoxを選択します。

・以下の設定は、原則としてデフォルトのままにします。

スタイル：RGB合成

（Canon PluginはRGBデータをプリンタへ送ります）

解像度：600dpi

キャリブレーション：ICCプロファイル名の設定が表示されますが、選択して

も色再現に影響はありません。

トーンカーブ：色調整用に使うことができます。ただしRGBのトーン

なので意図したとおりに色調整ができるかどうかは保証

されません。


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(４) 出力機器設定

Direct Connect via USB… ：チェックを入れません。

Windows Print Spooler ： Windowsプリンタを選択します。

２章の手順で作成したものを選んでください。

Media Type ：「Proofing Paper」を選択します。

Print Quality ：「標準」

Cutting Method ：用紙カット方法を指定します。

「Cut media at every page」を選択すると、ペ

ージ毎に用紙カットを行います。

Between Pages ：「なし」

Between Bands ：「なし」

Manual Feed… ：チェックを入れません。

Save paper on roll … ：用紙の送り量を少なくする時はチェックします。


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(5) 簡易色補正方法

Canonプラグインでは、入力プロファイルのトーン再現を修正する

独立したツール（InputProfAdjust.exe）を利用することにより、

ある程度出力色再現を調節することができます。

2章４節の説明に従ってインストールしたInputProfAdjust.exeを

起動し「RIP選択ボタン」をクリックして、Canon Plug-inをセッ

トアップしたSDP-RIPのフォルダを選択してください。なおRIPは

起動したままでもかまいません。

次に下側のコンボボックスで入力プロファイルを選択します。

Canon Plug-inではJapanColor2001Coatedがデフォルトの入

力プロファイルです。

必要に応じてCMYKのスライダを調節して「保存」ボタンをクリッ

クします。上図はY版のドットゲインを５％低めにしたい時の補正

例です。調整後、RIPを再起動する必要はありません。

なお、このツールで調整できるのはCMYK一次色の大まかなトーン

再現だけです。

CMYK単色のプリント再現が不適切な（特に墨単色に色味がついて

いる）場合は補正できません。出力条件が正常か確認したうえで、

必要ならばプリンタプロファイルを作り直してください。


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５)参考

●パスワードの再入力方法

・プラグインパスワード

RIP済みのデータを出力しようとすると、License Errorがログ画面

に表示される場合、入力したパスワードが間違っている可能性があ

ります。以下の手順で、パスワードの確認、再入力をしてください。

「スタート」>「すべてのプログラム」>「SDP-RIP(ver8.0r8)」>

「PB2Diag」（または「SDPDiag」）を起動します。

メニューバーの「Utilities」>「Edit Password Files」を選択しま

す。

「Set RIP directories」をクリックし、SDP-RIPのフォルダを開

き、中のフォルダを選択せずに「開く」クリックします。

インストール時に入力したパスワードが一覧表示します。

内容を確認した上で、必要ならば「Edit」ボタンをクリックしてパ

スワードを再入力します。

・ColorProパスワード

ページ設定の「カラー」からカラーマッチング用の設定が選択でき

ない場合は、入力したColorProパスワードが間違っている可能性が

あります。以下の手順でパスワードを再入力してください。

SDP-RIPを起動し、メニューバーの「SDP-RIP」>「RIP環境設定」

を選択します。

「追加機能」ボタンをクリックします。

追加機能一覧の中から「Harlequin ColorPro」を選択します。右

側の表示が「いいえ」となっていた場合、「追加」ボタンをクリッ

クして、正しいColorPro パスワードを入力してください。


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●現在判明している不具合

現行のCanon Plug-Inから出力を行うと、プリンタのメッセージラ

ンプが点灯しディスプレー上にW1234という警告が表示されます。

これは純正ドライバからの出力ではないという程度の意味であり、

プリントアウト自体に支障はありません。

以上

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