questetra ハンズオンセミナー 業務プロセス設計 ステップアップ編 2014/05/12
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事前準備
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Questetra ハンズオンセミナー 2014/05/12
「業務プロセス設計 ステップアップ編」
アジェンダ
1. ビギナー編のおさらい
2. 様々なパターンで、処理担当者を設定する
3. 業務プロセスでメールを活用する
ビギナー編のおさらい 1/2
プロセスモデル
• 組織が特定の業務を遂行する上において、守るべきルール
• 「業務ルール」「規定」など
プロセス
• プロセスモデルに従って実際に行われる、特定の一連業務
• 特定の「稟議」「申請」「案件」「問い合わせ対応」など
従うべきルール
ルールにそって動く 実際の業務
ビギナー編のおさらい 2/2
プロセスモデルの3要素
• プロセス図(業務フロー図) – 工程、および工程の前後関係
• データ項目(タスク処理画面) – 取り扱うデータ – タスク処理画面(入力画面)
• 処理担当者 – 誰が各タスクを処理するか
様々なパターンで、処理担当者を設定する
担当者設定の種類
• 組織で指定
– 〇〇に直接所属する人/のリーダ
– 〇〇の下位組織に所属する人/のリーダ
• ユーザで指定
• プロセスデータで指定
– 組織型やユーザ型データで指定されたユーザ/組織
• スイムレーンを用いた相対的な指定
– スイムレーン〇〇のタスクを処理した人より上位組織の人など
• ロールで指定 – ロール〇〇に所属する人
ユーザ・組織・ロール
• Questetra には「ユーザ」「組織」「ロール」の概念 – 組織とロールは、複数のユーザをグループ化するためのもの – 組織とロールは、プロセスモデルの担当者設定で使用する
• 組織はツリー構造で、ルートは1つ
– 企業の組織構造を、そのまま反映させる前提
• ロールはツリー構造を持たない
– 企業の組織とは異なった、グループを作るためのもの – 例えば組織横断的なグループなど、組織を補助する目的
• 全ユーザは、いずれかの組織に所属しなければならない
– 所属しなければ、ワークフローの各機能が使用できない
• 組織への所属に際して、「リーダ」「メンバ」の属性がある
– 「リーダ」「メンバ」の属性も、プロセスモデルの「担当者設定」で使用
全社
開発部 営業部
営業1課
営業2課
管理部
ユーザと組織の設定
• 以下の組織構造にあわせてください – 「システム設定」→「組織一覧」→「組織新規作成」
• またユーザを5ユーザ以上作成し、 いずれかの組織に所属させてください – 「システム設定」→「ユーザ一覧」→「ユーザ新規作成」
– 各組織にバラけるように
– 各組織に「リーダ」「メンバ」となるユーザがいるように
– 兼任もOK
• ロールについては、今は割愛
全社
開発部 営業部
営業1課
営業2課
管理部
担当者設定で組織を活用 1/10
プロセスモデルを新規作成し、以下のプロセス図にしてください
• タスクやスイムレーンの名称変更を忘れずに
担当者設定で、”担当者2” のスイムレーンの設定を以下の通りに
担当者設定で組織を活用 2/10
保存後、「開発中のバージョン○のリリース」をし、
プロセスを動かしてみてください
担当者設定で組織を活用 3/10
• 設定に該当するユーザが1人しかいない場合
• 仕事は、自動的にそのユーザのものとなる
• 設定に該当するユーザが2人以上いる場合
• 仕事は「誰かが引き受けてくれるのを待つ」(引き受け待ち)状態に – 対象ユーザに依頼メール
• 仕事は、引き受けたユーザのものとなる
いずれにせよ、管理部ユーザの仕事になる
担当者設定で組織を活用 4/10
• 設定に該当するユーザに1人も いない場合 – 今回は「管理部」所属のユーザが1人もいない
• 仕事は、「コントロール権限」ユーザに メールで通知され、「エラー」一覧に入る
– 「コントロール権限」はプロセスモデル 単位の権限の1種
• プロセスモデルの詳細ページから「権限の編集」
• 「エラー」一覧からは「処理」できない 「強制割当」で他のユーザに – 「エラー」一覧は、 「コントロール権限」を持つユーザだけが持つ 特別なメニュー
管理部に所属するユーザを 0 にして、
試してください
担当者設定で、”担当者1” のスイムレーンの設定を以下の通りに
担当者設定で組織を活用 5/9
保存後、「開発中のバージョン○のリリース」をし、
プロセスを開始できるかどうか確認してください
担当者設定で組織を活用 6/9
• 開始イベントのあるスイムレーンでは、担当者設定の意味が異なる
• 「該当業務のプロセスを開始できるのは誰か」という意味に
• それ以外のスイムレーンでは、 「そのスイムレーンで発生した仕事を処理できるのは誰か」
• 「営業部」「開発部」に所属しているユーザは、プロセスを開始できる
• 「管理部」に所属しているユーザは、プロセスを開始できない
• 「確認」の仕事は来る
担当者設定で、”担当者1” のスイムレーンの設定を以下の通りに
担当者設定で組織を活用 7/9
保存後、「開発中のバージョン○のリリース」をし、
管理部ユーザもプロセスを開始できることを確認してください
担当者設定で組織を活用 8/9
• 「組織:全社 に直接所属している人」は 「全社」組織に所属しているユーザ“のみ”が対象
• 「組織: 全社より下位組織に所属している人」は 「開発部」「営業部」「管理部」…に所属しているユーザが対象
– 「全社」は除かれる
• この2つを組み合わせると、全ユーザが対象になる
全社
開発部 営業部
営業1課
営業2課
管理部
担当者設定で組織を活用 9/9
○ • プロセスモデルの設定が解りやすい
• プロセスモデルの設定時点で、誰が担当候補者か解る
• 厳格にルールを適応できる – 管理部がすべき仕事は、管理部だけに限定できる
× • 処理したユーザによって、 動的に次の担当者を変更することができない – 「『確認』は直属の上長にしてもらう」というようなことができない
ユーザ型データ項目を追加し、担当者設定で追加したデータ項目を指定
追加したデータ項目についての「データ編集許可設定」も忘れずに
担当者設定でプロセスデータを活用 1/2
「確認」は、「入力」で指定した
ユーザに割りあたることを
確認してください
担当者設定でプロセスデータを活用 2/2
○ • プロセスモデルの設定が解りやすい
• 処理したユーザによって、動的に次の担当者を 変更することができる
• あらゆる場合に対応できる
× • プロセスモデルの設定時点で、誰が担当候補者か解らない
• 厳格にルールを適応できない
担当者設定で、”担当者2” のスイムレーンの設定を以下の通りに
担当者設定でスイムレーンを活用 1/3
「確認」が、プロセスを開始したユーザの
所属組織のリーダに割りあたることを確認してください
担当者設定でスイムレーンを活用 2/3
「同じ組織の人」を指定したが、他に5パターン
営業2課のユーザから見ると
• 同じ組織(営業2課)
• 親組織(営業部)
• より上位組織(営業部と全社)
それぞれ「人(リーダ+メンバ)」または「リーダ」の2パターン
全部で 3×2=6パターン
全社
開発部 営業部
営業1課
営業2課
管理部
担当者設定でスイムレーンを活用 3/3
○ • 処理したユーザによって、動的に次の担当者を変更する ことができる
• かつ厳格にルールを適応できる
• 1つ上位組織のリーダを指定することも可能
× • プロセスモデルの設定が解りにくい
• プロセスモデルの設定時点で、誰が担当候補者か解らない
• 「部長」や「課長」といった特定のポジションを指定できない – 組織にレベルの概念が無いため
担当者設定でロールを活用 1/3
• 「部長」ロールを作成してください – 「システム設定」→「ロール一覧」→「ロール新規作成」
• 「部長」であるユーザを、「部長」ロールに 所属させてください
担当者設定で、”担当者2” のスイムレーンの設定を以下の通りに
担当者設定でロールを活用 2/3
「確認」が、プロセスを開始したユーザの
所属組織のリーダに割りあたることを確認してください
担当者設定でロールを活用 3/3
○ • 処理したユーザによって、動的に次の担当者を変更する ことができる
• かなり柔軟に指定が可能
• かつ厳格にルールを適応できる
× • プロセスモデルの設定が高度
• プロセスモデルの設定時点で、誰が担当候補者か解らない
• 複数のポジションを兼任しているユーザがいると、 うまく動作しない場合がある – これを解決できる方法もありますが、更に高度なので割愛
業務プロセスでメールを活用する
プロセスの途中でメールを送る 1/4
プロセスモデルを新規作成し、以下のプロセス図にしてください
• 「送信」で使用しているアイテムは、 「メッセージ送信中間イベント(メール)」
• Advanced のタブ内にあります
• トークンが到達すると、自動的にメールを送信
プロセスの途中でメールを送る 2/4
• 「メッセージ送信中間イベント(メール)」の設定を以下の通りに
• アンダーバーがついている変数の部分は、「データ埋込」のところから選択して、コピー&ペースト
• 宛先にある固定アドレスは、適当なものを
プロセスを動かして、変数の部分が置き換わって、
メールが届くことを確認してください
プロセスの途中でメールを送る 3/4
• 「メッセージ送信中間イベント(メール)」の設定を以下の通りに
• メールに、「プロセス詳細ページ」への URL を埋め込みます
• ${var[applicationRoot]} は、Questetra インスタンスのルートを表すURL https://online-demo-ja.questetra.net/OR/ProcessInstance/listView ^^^ この部分 ^^^
プロセスを動かして、プロセス詳細へのURLが
埋め込まれていることを確認してください
プロセスの途中でメールを送る 4/4
• 「メッセージ送信中間イベント(メール)」の設定を以下の通りに
• 「文字型複数行」「ファイル型」のプロセスデータを定義し、メールに埋込
• 「入力」タスクでの、データ編集許可設定を忘れずに
プロセスを動かして、プロセスデータの値に応じたメールが送信されることを確認してください
メール受信でプロセスを開始 1/4
• 特定のメールアドレスにメールが来ると、 自動的にプロセスが開始されるようにします
• まずシステム全体の設定 1. 「システム設定」→「プロセスモデル外部連携」→「メッセージ開始イベント(メール)」
2. 「メッセージ開始イベント(メール)を有効にする」にチェックを入れて保存 「プロセスの起動に失敗した場合に通知するメールアドレス」の指定も忘れずに
メール受信でプロセスを開始 2/4
プロセスモデルを新規作成し、以下のプロセス図にしてください
• 「開始」で使用しているアイテムは、 「メッセージ開始イベント(メール)」
• Advanced のタブ内にあります
メール受信でプロセスを開始 3/4
• メールの内容を受け取るプロセスデータを定義 – 文字型単一行×2
– 文字型複数行×3
– 日時型
– ファイル型
• 「タスク」タスクでのデータ編集許可設定は、標準のままで良いです
メール受信でプロセスを開始 4/4
• メッセージ開始イベント(メール)の設定を以下の通りに
• 「メールの件名」は、「プロセスの件名」で受け取るので、 空のままで良いです
「プロセス開始アドレス」のアドレスにメールを送ると、
プロセスが自動的に起動することを確認してください