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PMI2005北米大会参加報告ー ＪＰＭＦ／ＰＭＩ調査団 －
２００５年１０月２８日
PMI北米大会調査団
佐藤 義男
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参加者
IT系調査団：１．田中 健治／（株）野村総合研究所２．森 敬二／（株）野村総合研究所
３．宮南 研／アイエックス・ナレッジ（株）
４．渡辺 敏之／（株）アルゴ２１５．山田 勝美／（株）アルゴ２１
６．中西 全二／（株）プラネット
７．香月 秀文／（株）プラネット８．佐藤 義男／（株）アルゴシステム創研
９．寺村 鏡一／（株）アルゴシステム創研
JPMF派遣：PMP試験部会１．中西 道夫／富士通
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１．PMI2005北米大会概要
9月 8日（木）～10日（土）：SeminarsWorld（有料セミナー） 9月10日（土）：開会式、PMI Award Ceremony and Reception
9月11日（日）：PMI Standards Program Working Session
General Session with Keynote Grand Opening Reception
9月12日（月）：PMI 2005第１日目
Area of Focus Presentation（シンポジウム） Cooperative Association Reception（PMI提携協会懇親会）
9月13日（火）：PMI 2005第2日目
Area of Focus Presentation （シンポジウム） 9月14日（水）～15日（木）：SeminarsWorld （有料セミナー）
大会日程
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? 開催場所Metro Toronto Convention CenterToronto, Canada
? 大会ハイライト– 新PMI スタンダードの発表によりPMI最新状況が聞けた。– SIG Meetingにて分科会活動の内容を把握。– Paper Presentationでは、７３件の論文と８トラックから選択。– 世界最大のPM展示会を通じて、PM関連産業の代表者と交流。– PMI提携協会懇親会にてPMI幹部と各国協会代表との懇親が図
れた。– 世界から３０００名が参加
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PMI2005北米大会の特徴
? PMBOKガイド第3版で追加されたプロセス関連トピックス– ステークホルダー・マネジメント、プロジェクト・チームのマネジメントなど。
? 新PMIスタンダードの発表– WBS、自動車業界版PMBOKガイド、建設業界版PMBOKガイド– Standards Working Sessionでも討議
? PMの戦略アプローチが目立つ– Strategic Project Office、Strategic Portfolio Managementなど。
? 企業レベルPMの実践的アプローチが目立つ– OPM3（組織的PM成熟度モデル）第２版の開発や診断ソフトの発表– EPM支援ソフトの出展（Tenrox社、Sciforma社、Microsoft社、Welcom社）
? PMP資格を格上げし、若手PM向け「CAPM」資格取得プログラムを推進
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PMI2005北米大会8-15 Sep. 2005, Metro Toronto Convention Center,Toronto, Canada
トロントは人種のモザイクである
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開会式
? CEO挨拶– PMの価値が増大している。– 会員の増加（180,000人）– PMI活動が理解され、企業で適用（BMWなど）。– PMIスタンダードが着実に成果（OPM3 Second Edition, Program
Management, Portfolio Management）
? 基調講演– Keith Harrell氏（Harrell Performance System Inc.）– チーム・パフォーマンスを高める成功の鍵は、態度で示すこと。– 効果的なチームワークには、有言実行が欠かせない。– ソウル音楽に乗って登場し、チームを鼓舞する方法を実演する
パフォーマンスで、参加者に強いインパクトを与えた。
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CEOの挨拶
基調講演のKeith Harrell氏
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Cooperative Association Reception（PMI提携協会懇親会）
? PMI幹部（PMI会長、CEO及び新Boardメンバー）、各国PM団体（ドイツ、中国、ニュージーランド）と交流を深めた
? 日本からはENAA/JPMFが6名、PMITが参加
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PMI会長と
フランクフルト支部長と
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２．PMI Standards Program Working SessionBy Dottie Michois, PMI Standards Manager
? 背景– 2005年のPMI Standards Program Management Teamを設立– 今回、新規のPMI StandardsとしてWBS、建設業向けPMBOK、
自動車業界向けPMBOKを出版。– 今後、Program Management、Portfolio Managementが出版予定。
（2006年Q2）
? Breakout Session– 5つのグループに分かれてブレーン・ストーンミングにて討議。① PMBOK第４版、② OPM3 第2版、③ PMCD Update
Project、④ 自動車業向けPMBOK、⑤ 建設業向け
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PMCD Update Projectに参加
? PMCD改訂の目的は、現行標準の更新（PMBOKガイド第3版への対応、産業及びビジネス・プロセス変革の調査、現行標準へのフィードバック）と診断製品の開発
? 開発予定は、2006年4月にドラフト、2007年に出版
? PMCDフレームワークとして４レベルを定義Project Coordinator, Project Manager, Senior Project Manager, Principle Project Manager
? Workshop上記４レベル間の違い、影響を与える３トピックスを討議した。
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３．PMI Research Program Working SessionBy RMAG (Research Program Member Advisory Group)
? 背景– 研究部門は１９９７年に設置された。– PMIの核となる目的はプロジェクトマネジメントの実践、科学、
プロとしての職業性を進化させることである。– アカデミックな研究をすることにより以下の流れを作る。
理論⇒ソリューション⇒実践⇒ベストプラクティス⇒標準
? ５つのトピックスについて討議を行った– 柔軟性– KSM（知識共有管理）
– キャパシティ・マネジメント （リソース効率化）– インテグレーション・マネジメント– リスク・マネジメント
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４．展示会場
? PMI認定教育ベンダー、IBM社など112社の出展。朝食時ベンダー・プレゼンターション実施。
? 主な出展企業– PM Solutions 元PMI会長が経営者であるPMコンサル会社。戦略的Project Officeを提唱。
– ESI International 大手のPM教育会社。世界に400人の講師。
– RMC Project Management PMP資格試験の参考書「PMP EXAM PREP」や「リスクマネジメント」を販売。
– WELCOM Portfolio Analysis、Risk Management（PMBOK準拠の定性的リスク分析）機能ソフト
を提供。
– PALISADE Microsoft Project アドインによる定量的リスク分析ソフトを出展。日本では日立東
日本ソリューションが販売。
– SCIFORMA EPM支援ソフトを展示。
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SCIFORMA社のブース
PALISADE社のブース
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５．分野別発表論文解説
? 論文数は７３（昨年は７７）。? 分野別では、PM応用、専門領域のスキルと知識が多い。
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分野別発表論文件数
1. Advanced Topics for PMP ：１０件2. Education and Certification ： ８件
3. New Trends ： ９件4. Problems with Projects: How to Avoid or Fix Them ： ９件5. Project Management in Specific Industries ： ９件
6. Project Management Maturity ： ９件7. Project Management Tools and Approaches ： ９件8. Team, Leadership and Marketing Skills ：１０件
合計：７３件
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PMP: Advanced Topics for the PMP（PMプロフェッショナル向け最新トピックス）
? 新しいPMI標準、複雑プロジェクトの取り組み、リスクマネジメント、などが発表された。参加者が多かった。
? 主な参加論文– The New PMI Program Management Standard and Portfolio
Management Standard Impact on the Profession– Avoiding the Risks of Risk Management– Decisions, Decisions…– PMP: Not a Destination. Journeys of the Master Project Manager
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ENC : Education and Certification（教育と資格）
?プロジェクトマネジメント教育においてどのような変革が進んでいるか、一流のPMPとして認められる基準とはどのようなものか、などについて８つのセッションが開催された。
?主な参加論文? What a Project Manager Really Needs to Know about
Requirements? Using Project Management to Develop Performance Based
Training Programs
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NTR：New Trends（新しいＰＭ動向）
? 戦略的PMアプローチに関する発表が中心であった。
? 主な参加論文– Strategic Portfolio Management– Operation Urgent: Project Management in Conflict and Post-
Conflict Countries– Optimizing Human Capital with a Strategic Project Office– Project Tools for the Rest of Us– The Four Ps of Strategy Execution: Integrating Project, Portfolio,
Program, and Performance Management
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PWP : Problems with Projects:How to Avoid or Fix Them （プロジェクトの問題解決）
?プロジェクトマネジメントにて発生する問題を引き起こさないための考え方や手法、などについて９つのセッションが開催された。
?主な参加論文? Gathering Requirements – Go Away Please! ? Accelerating Your Project Using Facilitated Work Sessions? How Health is Your Project ? ( An Introduction to a Healthcheck
Process )
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PSI : Project Management in Specific Industries （業界におけるPM応用事例）
?様々なインダストリーにおいて、プロジェクトマネジメントの質が問われている。プロジェクトマネジメントでは普遍的な基本要件とインダストリー固有の要件を合せて扱う必要がある。PSI分野では、各インダストリーにおけるプロジェクトマネジメントの事例発表を中心に９つのセッションが開催された。
?主な参加論文? Risk Management in Healthcare Information Technology Project? Planning for Productivity Measurement in Application Outsourcing
Contract: Value in the Details!
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PMM：Project Management Maturity（プロジェクトマネジメント成熟度）
? PM成熟度、OPM3、CCMやプログラムマネジメント、ポートフォリオマネジメントに関する発表が中心であった。
? 主な参加論文– Achieving PM Performance Maturity by Engineering Your PM Process– Business Development Maturity: The Front End to OPM3– Configuration Management - Release the Handcuffs– Portfolio and Program Management implementation in European IT
organization
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PTA: Project Management Tools and Approaches（PM支援ツールとアプローチ）
? 企業レベルのPM支援システム、パフォーマンス測定技術などの発表が中心であった。
? 主な参加論文– Rescuing Runaway Projects: Recent Experiences Of A Hand-On
CIO
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TLM: Team, Leadership and Marketing Skills（チーム、リーダシップ及びマーケティング・スキル）
? ステークホルダー・マネジメントやオフショア開発プロジェクトに必要なスキルに関する発表が中心であった。
? 主な参加論文– Evolving the Paradigm :Leading Multicultural Team– Stakeholder Management Strategies applying Risk Management to
People– Championship Dragon Slaying