東北地方における

交通に関する現況

参考資料（交通）

１．東北地方における現況

１

１．東北地方の社会経済情勢等の動向 ・東北地方では、平成7年の983万人をピークに人口減少が継続。 ・東北地方では、全国に比べて、人口減少が速く進むと予測。東日本大震災後は その流れが加速すると見込まれている。

2

東北及び全国の人口推移

128,057

110,679

127,247

112,124

7,430 9,122

6,701 6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

11,000

12,000

13,000

14,000

15,000

16,000

60,000

70,000

80,000

90,000

100,000

110,000

120,000

130,000

140,000

昭30 昭35 昭40 昭45 昭50 昭55 昭60 平2 平7 平12 平17 平22 平25 平27 平32 平37 平42 平47

（東北 単位：千人） （全国 単位：千人）

全国実績 H18.12時点全国予想 H24.1時点全国予想 東北実績 震災前東北予測 震災後東北予測

（資料）『全国実績』及び『東北実績』は、昭和30年～平成24年は総務省統計研修所編集「日本の統計 2014」 より 平成25年の実績値は、総務省統計局「人口推計（平成25年10月1日現在）」より 『H18.12時点全国予想』は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口（平成18年12月推計）」より 『H24.1時点全国予想』は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口（平成24年1月推計）」より 『震災前東北予測』は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の都道府県別将来推計人口（平成19年5月推計）」より 『震災後東北予測』は、公益社団法人日本経済研究センター「震災の影響を織り込んだ都道府県別将来人口の推計」（出口恭子氏）より

今後の予測→→

・東北地方は、平成25年時点で全国より2.1ポイント高齢化率が高く、この傾向は今後

も続くと予想される。

東北及び全国の高齢化率推移

3

１．東北地方の社会経済情勢等の動向

24.1% 24.7%

26.8%

29.1%

30.3%

31.6%

33.4%

26.6% 26.8%

28.8%

31.8%

33.7%

35.1%

36.4%

22.0%

24.0%

26.0%

28.0%

30.0%

32.0%

34.0%

36.0%

平２４ 平２５ 平２７ 平３２ 平３７ 平４２ 平４７

全国（H18.12）

全国（H26.1）

東北（H26.１)

(資料) 実績値は住民基本台帳人口（平成26年度版）。予測値は国立社会保障・人口問題研究所

１．東北地方の社会経済情勢等の動向

・東北地方では、人口千人当たり762台の自動車を保有しており、全国（625台）を

大きく上回っている。

東北の自動車保有台数と保有率

4

3,339

4,083

6,610 6,680 6,733 6,780 6,845 6,889 6,891 6,857 6,829 6,821 6,815 6,882 6,972 7,057

348.8

419.6

673.3 681.2 688.4 695.5 704.8 715.1 717.7 719.3 721.1 724.3 731.4 745.0 757.0 762.0

331.7

396.8

587.9 596.3 600.4 603.7 616.2 622.6 623.4 622.3 620.1 619.4 619.9 624.6 620.0 625.0

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

昭55 昭60 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 平25

（台／人口千人） （保有台数：千台）

軽自動車 乗合その他 乗用自動車 貨物自動車 東北 全国

（資料）自動車保有台数は東北運輸局、人口は各年国勢調査及び住民基本台帳推計人口。

２．旅客流動の動向（輸送人員）

・東北地方の公共交通機関における年間旅客輸送人員は、年々減少となって

いたが、回復傾向が見受けられる。

東北地方の輸送人員の推移

（資料）旅客地域流動調査 5

906

705 687 662 650 635 634 624

594 575

531

605

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

平6 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 （年度）

Ｊ Ｒ

民 鉄

バ ス

タクシー

旅客船・航空

（百万人）

(年度)

２．旅客流動の動向（輸送機関分担）

・公共交通機関における旅客分担では、バスとタクシーの分担率が高く、この二つで

約50％を占めている。全国と比較してもそれぞれの数値が約2～3倍と高い。

東北の旅客輸送機関分担 全国の旅客輸送機関分担

（資料）旅客地域流動調査 （資料）旅客地域流動調査

6

36%

36%

37%

35%

12.1%

12.1%

13.2%

12.6%

32%

33%

34%

33%

18.2%

17.4%

15.0%

18.3%

1.6%

1.4%

1.2%

1.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東北（平21）

東北（平22）

東北（平23）

東北（平24）

Ｊ Ｒ 民 鉄 バ ス タクシー 旅客船・航空

年度

（年度）

30%

30%

30%

30%

48%

48%

48%

48%

15%

15%

15%

15%

7%

6%

6%

6%

0.5%

0.5%

0.5%

0.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全国（平21）

全国（平22）

全国（平23）

全国（平24）

Ｊ Ｒ 民 鉄 バ ス タクシー 旅客船・航空

年度

（年度）

２．旅客流動の動向（鉄道）

・鉄道輸送人員全体については、平成20年以降減少が続いており、加えて、東日本

大震災の影響により大幅に減少したが、平成24年度以降は回復している。

東北の鉄道輸送人員の推移

(資料) 鉄道輸送統計年報

※ JR（新幹線を含む）、民鉄含む

※ 平成１３年度までは管内４県、１４年度以降は６県の合計となっている。 ７

252 249 248 244 265 271 267 267 265 267 ２６５ 259 253

240 255

264

0

50

100

150

200

250

300

平10 平11 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 平25

(百万人）

（年度）

・乗合バスの輸送人員は、東北、全国ともに緩やかな減少傾向にあったが、東北運輸局

においては平成24年度以降は輸送人員が増加している。

(資料) 東北運輸局

８

乗合バス輸送人員の推移

２．旅客流動の動向（乗合バス）

784

591

461

358

226 212 200 190 184 179 177 172 171 163 160 161 168 170

10,133

8,097

6,997 6,500

4,803 4,633 4,502 4,448 4,335 4,244 4,241 4,267 4,303 4,178 4,158 4,118 4,125

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

昭44 昭55 昭60 平2 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 平25

(東北 単位：百万人）

全国

(全国 単位：百万人）

東北

年

(年度）

３．貨物輸送の動向（輸送量）

・国内貨物輸送量（トン数ベース）は、東日本大震災の影響で大幅に減少、平成24年度

において増加はしているが、東日本大震災前の水準までは回復していない。

国内貨物輸送量の推移

(資料) 貨物地域流動調査

9

607

540

617 638

553 510 494 473 479

426 427 445

324 334

625

553

633 652

578 525 509

483 492

436 440 452

341 348

0

100

200

300

400

500

600

700

昭55 昭60 平2 平7 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 （年度）

（百万トン）

年度

東北発

東北着

３．貨物輸送の動向（輸送機関分担）

・全国に比べ自動車の分担率が高く、92～95％以上が自動車による輸送。

東北の貨物輸送機関分担率

(資料) 貨物地域流動調査

全国の貨物輸送機関分担率

10 (資料) 貨物地域流動調査

0.8%

0.8%

0.7%

1.0%

5%

5%

5%

7%

94%

95%

94%

92%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東北（平21）

東北（平22）

東北（平23）

東北（平24）

鉄道 海運 自動車 （年度）

0.6%

0.6%

0.6%

0.6%

10%

10%

10%

10%

90%

90%

90%

89%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全国（平21）

全国（平22）

全国（平23）

全国（平24）

鉄道 海運 自動車 （年度）

４．環境・バリアフリーの動向（低公害車普及率）

・平成25年3月末に比べ低公害車両数が増加しているが、全国の普及率に比べ低い傾向

にある。

低公害車普及率

11 （資料）東北運輸局 平成26年3月末

10%

22%

11%

26%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

H25.3末 H26.3末

東北

全国

•平成２６年３月末現在 低公害車普及状況

区分 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 計 全国

1 電気 274 322 624 428 553 1,057 3,258 39,169

2 ＦＣＶ（燃料電池車） 0 0 0 0 0 0 0 47

3 ＣＮＧ

（Ｈ２１Ｎｏｘ１０％低減） 0 0 32 2 0 1 35 6,540

4 ＰＨＶ

（プラグインハイブリッドカー） 355 385 690 287 373 602 2,692 30,176

5 クリーンディーゼル乗用 1,661 1,931 2,986 1,266 1,541 2,949 12,334 160,390

6 ガソリン車・低燃費かつ低排出ガ

ス認定車（１７年基準） 75,799 95,696 248,208 81,020 104,965 195,862 801,550 11,447,453

7 ディーゼル車・平成２１年排ガス規制適合Nox・ＰＭ１０％以上低減

3,970 5,644 12,512 3,908 3,770 11,285 41,089 373,727

8 ディーゼル車

平成２１年排ガス規制適合 566 594 1,146 462 394 791 3,953 31,477

低公害車合計 82,625 104,572 266,198 87,373 111,596 212,547 864,911 12,088,979

全車両 522,975 535,576 997,428 425,868 494,121 926,234 3,902,202 47,061,444

低公害車普及率 15.8% 19.5% 26.7% 20.5% 22.6% 22.9% 22.2% 25.7%