hbstudy#6 lt xymonグラフの改良

Xymonグラフの改良

株式会社スカイホビット越川康則

2009/12/5 1/15Xymon グラフの改良～ hbstudy6

自己紹介

越川康則株式会社スカイホビット　代表取締役業務範囲– サーバ・ネットワーク運用・監視– 小規模システム開発

2009/12/5 Xymon グラフの改良～ hbstudy6 2/15

Xymon

ネットワーク監視ソフト– 昔は Hobbit との名称

– その昔は BigBrother との名称

オープンソース– デンマークの Henrik さん• ↑ サッカー W 杯で同じ 1 次リーグだ


監視画面の例


Xymon 特徴

使いやすい– 設定する人にも– 監視する人にも

UNIX 系設定はテキスト指向グラフは RRDTool


グラフ

RRDTool 使ってる。– RRDTool でできることは、できる。できないことは、できない。

監視と連動していて、グラフ用の設定は不要。– グラフ用の Cacti 面倒


Xymon グラフの気に入らない点 5 分毎の HOUR GRAPH は 48 時間を保持 48 時間以降は、 30 分毎の値に丸められる。


48 時間は短い

改善案

48 時間以降も、 5 分毎の値がほしい。– 土日明けてから、金曜の夜のデータが見たい。

– もっと前もほしい。– MRTG もそうでしたが、いまどきディスク容量ケチって嬉しいことないでしょ。

とりあえず、 48 時間でなく、 96 時間 (4日 ) にする。


ソース変える

HOUR_GRAPH のデフォルト 48h を96h に

ほか関連箇所。


31 行目 #define HOUR_GRAPH "e-96h"155 行目 persecs = 96*60*60;157 行目 glegend = "Last 96 Hours";561 行目 graph_link(stdout, okuri, "hourly", 96*60*60);( 行数は、 hobbitgraph.c v1.51 のもの )

RRD を変える

RRD ファイルを手動で大きくする。– rrdtool の resize コマンド

– 0 は、 RRA(RoundRobinArchive) 番号。Hourly グラフは 0 固定。

– GROW は伸ばす場合

– 576(=24 時間 *(60 分 /5 分間隔 )*2 日 ) で、 2 日間伸ばす。

– カレントディレクトリに resize.rrd ファイルができるので、それを差し替える。• resize コマンドは危険らしいので注意。


rrdtool resize /xymon パス /data/rrd/ ～～ 0 GROW 576

設定変える

グラフを横長に。– もともと横 640 でも閲覧可能にデザインされている。

– hobbitserver.cfg の RRDWIDTH を 576 から1152 に。

必須ではない。


結果

96 時間のグラフが取れます。


96 時間

考察

便利になる。負荷など問題なさそう– 96 時間経過後のローテートも問題ない。

– データファイルのサイズは 19552 バイトから24160 バイトへ

– RRD増加によるローテートの負荷、グラフ表示時の速さなど、影響ない


今後やるかもしれないこと

48 時間でなく、 5年くらい残す。– ファイルサイズは 2 日追加で 1 グラフ 5K増。

– 2000 日で 5M 。


おわり

ご静聴ありがとうございました。

LT の機会を提供してくださったハートビーツさんに感謝します。


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