genexus day 2020 webinar

2020年11月12日

Canadian Solar Japan

GeneXus Day 2020 Webinar

カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社開発事例

カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社

カスタマーサポート部保証課

今野陽介

2Canadian Solar Inc.

カナディアン・ソーラー・ジャパンとは？


太陽光パネルメーカーです！


日本法人カナディアン・ソーラー・ジャパン㈱設立

太陽光発電システム販売開始

施工ID講習会開始

OEMパワーコンディショナ JPEC登録完了

OEMマルチアレイコンバータ JPEC登録完了

施工ＩＤ研修の1泊2日体制本格運用開始

関西にて施工ID講習会場を新たに開設

大阪営業部を開設

福岡営業所、仙台営業所を開設

国内出荷量820MW達成

住宅設置累計90,000棟達成

オンラインによるシステム保証申請サービス

「e-Warranty」開始

名古屋営業所を開設

住宅設置累計100,000棟達成

■カナディアン・ソーラー（本社）

2009年 6月

2009年 12月

2010年 1月

2010年 4月

2010年 9月

2011年 5月

2011年 7月

2013年 11月

2015年 12月

2016年 12月

2017年 1月

2017年 6月

2018年 3月

■カナディアン・ソーラー・ジャパン


太陽光パネルで発電した電気をどのように使用するのか？


構成部材


太陽光発電システムの保証書について


冷蔵庫や洗濯機等、家電の保証書は製品に同梱されている。


太陽光発電システムの保証書は

申請を頂き保証書を発行している。


・太陽光発電システムは家の屋根に穴をあけてパネルを取り付ける金具を設置したり、部屋もしくは外壁に製品を取り付ける必要がる。

・専門知識を持った人が設置する必要がある。

・どこの販売店が設置しているか把握が必要。

・製造番号よりどこに何が設置されているか把握が必要。

・購入方法によって提供する保証の種類が異なる。

太陽光発電システムの保証書について


保証の種類

◆システム全体での保証◆（主に住宅用）

■システム保証

■エクストラ保証

■パッケージ製品保証

■材料工事一括保証

■15年メンテナンスフリー保証

◆パネルのみの保証◆（主に産業用）

■モジュール製品保証－標準モジュール用

■モジュール製品保証－ダブルガラスモジュール用

■モジュール製品保証－Bifacialモジュール用

■モジュール製品保証－Kuモジュール用

■モジュール製品保証－HiDMモジュール用

◆製品単体の保証◆（主に蓄電池）

■製品単体保証

■交換後製品単体保証


保証の種類

◆システム全体での保証◆（主に住宅用）

■システム保証

■エクストラ保証

■パッケージ製品保証

■材料工事一括保証

■15年メンテナンスフリー保証

◆パネルのみの保証◆（主に産業用）

■モジュール製品保証－標準モジュール用

■モジュール製品保証－ダブルガラスモジュール用

■モジュール製品保証－Bifacialモジュール用

■モジュール製品保証－Kuモジュール用

■モジュール製品保証－HiDMモジュール用

◆製品単体の保証◆（主に蓄電池）

■製品単体保証

■交換後製品単体保証

種類が多すぎ！


保証申請方法


保証申請方法

発行まで早くて1～2か月！


保証申請書


保証申請書

最低6枚使用製品が多くなると数十枚になることも！


保証書発行に必要な情報

・お名前・電話番号・住まい住所・設置場所住所・各種日付・販売店情報・施工者情報・製品型名・製品製造番号・保証書郵送先情報・点検表・各製品写真


保証書発行に必要な情報

・お名前・電話番号・住まい住所・設置場所住所・各種日付・販売店情報・施工者情報・製品型名・製品製造番号・保証書郵送先情報・点検表・各製品写真

必要な情報が多い為、不備が多発！不備連絡にも時間がかかる！


申請書の問題点

◇紙での申請の為、コストがかかる郵送費用、申請用紙費用、保証書台紙費用、バインダー費用等

◇申請書が紙の為、不備が多発。また、不備連絡・解消も郵送でのやりとり申請書の記入方法間違い、記入忘れ、設置写真添付忘れ等、簡単な不備が多発

◇審査がある為、保証書発行までに申請から1～2か月必要人の目で審査を行い、基幹システムに入力。製品情報が多い場合、1案件の処理時間が長い

◇申請者は申請状況の把握がしにくい申請者は申請案件は管理できるが、保証書の発行確認は把握できない


申請書の問題点

◇紙での申請の為、コストがかかる郵送費用、申請用紙費用、保証書台紙費用、バインダー費用等

◇申請書が紙の為、不備が多発。また、不備連絡・解消も郵送でのやりとり申請書の記入方法間違い、記入忘れ、設置写真添付忘れ等、簡単な不備が多発

◇審査がある為、保証書発行までに申請から1～2か月必要人の目で審査を行い、基幹システムに入力。製品情報が多い場合、1案件の処理時間が長い

◇申請者は申請状況の把握がしにくい申請者は申請案件は管理できるが、保証書の発行確認は把握できない

結果

業務工数が多くなり、審査のスピードが遅くなる。審査待ち案件が増大


開発日記


e-Warranty開発日記～2016年7月～保証課の現状を把握した経営トップから「出来れば数分、遅くとも1時間程度で保証書発行できる仕組みをつくるように」


～2016年7月～保証課の現状を把握した経営トップから「出来れば数分、遅くとも1時間程度で保証書発行できる仕組みをつくるように」

「2017年1月からシステムをリリースしたい！！」

e-Warranty開発日記


どうすれば数分から数時間で保証書発行できるか？？





WEB申請だな！！




WEB申請だな！！

IT部に相談だ！！


■WEB保証申請システム概要■◇申請IDを取得すれば申請可能施工店、販売店、代理店どこからでも申請可能

◇申請者が入力する項目を最小限に保証書発行に必要な入力項目のみ入力（お客様情報、製品情報、確認項目）施工写真、点検数値は不要

◇申請情報に不備がある場合はその場で訂正可能未入力、製品情報不備等の不備がある場合は申請不可となり、その場で再入力可能

◇保証書PDFデータの即時発行申請者は申請完了後（申請情報に不備が無い場合）に、即時に保証書PDFデータをダウンロード可能

◇申請案件の管理が可能申請者は自分が申請した案件を確認できる




数分～1時間程度で保証書発行が実現可能！！



しかし、IT部からは技術的に2017年1月リリースは難しいとの回答


～2016年9月1日～社内プレゼン



～2016年9月1日～社内プレゼン


この時点では2017年1月にリリースできるとは誰も思っておりません！！


～2016年9月～

・合計6社に見積り依頼

・1社からは納期的に厳しい

・最終選考で2社に絞る

・1社はスクラッチ開発

・1社は超高速開発ツールとプロトタイプ



～2016年9月～








～2016年9月～







決定！！


～2016年10月～・すぐにキックオフミーティング

・要件定義？？？

・打ち合わせは週1回のペースメンバー：開発会社（株式会社ウイング）、IT部2名、保証課1名

・要件についてはほとんど1人で強引に決定



～2016年11月～・開発会社（株式会社ウイング）常駐

・打ち合わせは、ほぼ毎日





・プロトタイプデビュー！！







思い描いた妄想と

ちょっと違う！！






思い描いた妄想と

ちょっと違う！！

しかし、プロトタイプを元に説明する事により、

自分の妄想を現実化


～2016年12月～・代理店へ新システム運用のリリース済み

・テストケース開始

・データ移行





・データ移行

・不具合発覚！！でもすぐ直る！





・データ移行


・要件変更！！でもすぐ反映する！





・データ移行


・要件追加！！でもすぐ反映する！

・12月中に完成（12月27日でした。）





・データ移行


・要件追加！！でもすぐ反映する！

・12月中に完成（12月27日でした。）


これが超高速開発ツールか！！


～2017年1月～

・無事にリリース完了！



開発日記

終


・代理店、販売店からはとても便利！との連絡保証書発行状況、保証書再発行、申請内容の確認

・使用率が右肩上がり2017年1月 34％2017年2月 61％2017年4月 73％2017年12月 79％

リリース後①


・代理店、販売店からはとても便利！との連絡保証書発行状況、保証書再発行、申請内容の確認

・使用率が右肩上がり2017年1月 34％2017年2月 61％2017年4月 73％2017年12月 79％⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓2018年 93％2019年 98％2020年 99％

リリース後①


・営業、アフタースタッフでの案件共有が可能

・製造番号の管理が実現

・残業時間の削減

・郵送費、紙代のコスト削減

リリース後②


・営業、アフタースタッフでの案件共有が可能

・製造番号の管理が実現

・残業時間の削減

・郵送費、紙代のコスト削減

・プロトタイプがある為、次の開発がしやすい現在17フェーズ開発中

リリース後②


保証情報管理


製造番号管理


システム構成

・開発期間3か月

・50機能 43画面主な機能：保証情報登録、保証書ダウンロード、シリアル検索、ユーザー登録、他システム連携、各マスタメンテ

・2000ユーザー（うち100ユーザーはCSJ）

・シリアル数モジュール：1700万件パワコン：20万件

・保証情報10万件


最後に

GeneXusで開発を行った際の個人的印象


最後に


・誰もが驚く超高速開発ツール


最後に


・誰もが驚く超高速開発ツール

・自分の妄想を現実としてくれるプロトタイプ


THANK YOU!

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