focus ch apter

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䟡倀創造 報告 Chapter 2 FOCUS 1 FOCUS2 FOCUS3 その方らしさに、 深く寄りそうためにp34) どんな環境においおも、 孊びず成長を支えるためにp29) 時代に合わせた 新しい孊びのためにp31) Chapter 1 ビゞョンず戊略 Chapter 2 䟡倀創造報告 Chapter 3 経営基盀の匷化 22 Benesse Report 2021

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Page 1: FOCUS Ch apter

売䞊高 営業利益売䞊高営業利益率

CAPEXROEROA 枛䟡償华費及びのれんの償华額

自己資本比率 有利子負債有利子負債比率 1株圓たり配圓金配圓性向

芪䌚瀟株䞻に垰属する圓期玔利益株圓たり圓期玔利益

ROE  ROA

■ 営業利益巊  売䞊高営業利益率右 ■ 芪䌚瀟株䞻に垰属する圓期玔利益巊  1株圓たり圓期玔利益右

■ 有利子負債巊  有利子負債比率右 ■ 1株圓たり配圓金巊  配圓性向右

泚有利子負債にはリヌス債務含む

財務ハむラむト

䟡倀創造報告

Chapter2

FOCUS1

FOCUS2

FOCUS3その方らしさに、深く寄りそうためにp34)

どんな環境においおも、孊びず成長を支えるためにp29)

時代に合わせた新しい孊びのためにp31)

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Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

2019181716 2019181716 2019181716

2019181716 2019181716

20191817162019181716

億円 億円

億円

% 億円 % %円

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幎床

幎床末 幎床末 幎床

幎床 幎床

幎床 幎床

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33.634.9 34.5 32.7 31.3

16 17 18 19 20

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226194

203 198 198 188199

95 95

73.8

5050 50

4,300 4,344 4,394 4,485 4,275

256.9256.9

154.3154.398.298.276.676.6

1,1101,0581,236

1,3721,206

63.963.958.658.6

72.272.277.077.0

68.168.1

4.74.73.13.13.73.7

2.92.91.81.8

2.9

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2.11.0

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21 Benesse Report 2021 22Benesse Report 2021

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■売䞊高

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億円 億円

2018 2019 2020幎床

営業利益

■売䞊高

600

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億円 億円

2018 2019 2020幎床

営業利益

1,920 2,003 2,057

140 120100

■売䞊高

1,500

1,200

900

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180

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120

90

60

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億円 億円

1,169 1,228 1,238113 103113

2018 2019 2020幎床

営業利益

■売䞊高

600

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△200

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△100

億円 億円

492 450

264

2018 2019 2020幎床

営業利益

48.1%

12.9%

29.0%6.2%

3.8% △31△47△67

介護・保育事業ベネッセグルヌプの第2の柱、介護・保育事業。品質の向䞊ず地域ドミナント戊略の深耕に泚力しおいたす。

グロヌバルこどもちゃれんじ事業ベネッセのノりハりを掻かした幌児向け通信教育講座「こどもちゃれんじ」を軞に競争力のあるブランドのグロヌバル展開を掚進しおいたす。※ 2021幎床から生掻関連事業を統合し、「KidsFamily」にセグメントの名称を倉曎

囜内教育事業

●長幎培った信頌ず圧倒的な顧客基盀

●業界No.1の事業スケヌルず、小䞭高の孊校ず校倖孊習をカバヌする総合力

●“自ら孊ぶ力ず意欲向䞊”を支揎しおきた豊富な教育知芋

●顧客䞭心の理念を䜓珟する倚圩な人財ず䌁業文化

●侖界70以䞊の囜ず地域に有する357校の語孊センタヌ

●140幎にわたり䞖界で実蚌されおきた、実生掻でのコミュニケヌション力に焊点を圓おその蚀語だけで孊ぶ「ベルリッツ・メ゜ッド」

●異文化理解を通しお語孊を孊ぶこずを提䟛

◆進研れミ事業 デゞタル教材の掻甚率向䞊により残存率、収益性が倧幅に改善

◆孊校事業 GIGAスクヌル構想は小・䞭孊校事業にプラスに働いたが、高校事業は孊校䌑校の圱響を受け暡擬詊隓が倧幅にマむナス

◆塟・教宀事業 䌑校の圱響を受け倧きくマむナス

◆日本はコンサヌト事業が新型コロナりむルスの圱響を受けるも、講座事業は奜調

◆䞭囜は新型コロナりむルスの圱響に加え、競合の参入が脅嚁に

●「その方らしさに、深く寄りそう。」を理念ずする入居者芖点のホヌム運営

●25幎を超える実践知を科孊的アプロヌチで䜓系化した「ベネッセメ゜ッド」

●メ゜ッドの展開により向䞊・差別化されたサヌビス品質

●戊略的な採甚ず人財育成

●「その子らしく、䌞びおいく。」を理念ずする子ども芖点の保育園・孊童クラブ運営

◆新型コロナりむルスの圱響による第1四半期の営業自粛ず入居を控えるご怜蚎者の増加により、入居率が䜎䞋

◆拠点数を増やしたこずで増収ずなったが、入居率の䜎䞋により枛益

◆新型コロナりむルスの圱響で2020幎床の売䞊高は倧幅に枛少

◆構造改革により固定費は倧幅削枛

◆ベルリッツ2.0の導入は遅延

連結売䞊高の玄半分を占めるグルヌプの䞻芁事業。 教育のデゞタル化・ICT化を機䌚点にさらなる成長を目指しおいたす。

At a Glance

事業の匷み 2020幎床の振り返り

売䞊高・営業利益

売䞊高・営業利益

売䞊高・営業利益

売䞊高・営業利益

ベルリッツ事業䞖界最倧玚の語孊教育䌁業。黒字化に向け抜本的な構造改革ず、デゞタルを掻甚した新商品「ベルリッツ2.0」による売䞊拡倧に取り組んでいたす。

※ 2018幎床の数倀は、新セグメントに合わせお組み替えたものです。

売䞊高構成比2021幎3月期

その他事業

●囜内倖200䞇人を超える䌚員数ず30幎にわたる幌児向け教育事業のノりハり

●囜内倖で高い認知床・奜感床を誇る「したじろう」のブランド力

●発達段階に応じた意欲を育むカリキュラム

●劊嚠・出産・育児関連事業の顧客基盀

●幎間45䞇ダりンロヌドを誇る「たたひよアプリ」

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

23 Benesse Report 2021 24Benesse Report 2021

ai1631895256129_+2328_囜内教育事業.pdf 1 2021/09/18 1:14

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■売䞊高

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億円 億円

2018 2019 2020幎床

営業利益

■売䞊高

600

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億円 億円

2018 2019 2020幎床

営業利益

1,920 2,003 2,057

140 120100

■売䞊高

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2018 2019 2020幎床

営業利益

■売䞊高

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2018 2019 2020幎床

営業利益

48.1%

12.9%

29.0%6.2%

3.8% △31△47△67

介護・保育事業ベネッセグルヌプの第2の柱、介護・保育事業。品質の向䞊ず地域ドミナント戊略の深耕に泚力しおいたす。

グロヌバルこどもちゃれんじ事業ベネッセのノりハりを掻かした幌児向け通信教育講座「こどもちゃれんじ」を軞に競争力のあるブランドのグロヌバル展開を掚進しおいたす。※ 2021幎床から生掻関連事業を統合し、「KidsFamily」にセグメントの名称を倉曎

囜内教育事業

●長幎培った信頌ず圧倒的な顧客基盀

●業界No.1の事業スケヌルず、小䞭高の孊校ず校倖孊習をカバヌする総合力

●“自ら孊ぶ力ず意欲向䞊”を支揎しおきた豊富な教育知芋

●顧客䞭心の理念を䜓珟する倚圩な人財ず䌁業文化

●侖界70以䞊の囜ず地域に有する357校の語孊センタヌ

●140幎にわたり䞖界で実蚌されおきた、実生掻でのコミュニケヌション力に焊点を圓おその蚀語だけで孊ぶ「ベルリッツ・メ゜ッド」

●異文化理解を通しお語孊を孊ぶこずを提䟛

◆進研れミ事業 デゞタル教材の掻甚率向䞊により残存率、収益性が倧幅に改善

◆孊校事業 GIGAスクヌル構想は小・䞭孊校事業にプラスに働いたが、高校事業は孊校䌑校の圱響を受け暡擬詊隓が倧幅にマむナス

◆塟・教宀事業 䌑校の圱響を受け倧きくマむナス

◆日本はコンサヌト事業が新型コロナりむルスの圱響を受けるも、講座事業は奜調

◆䞭囜は新型コロナりむルスの圱響に加え、競合の参入が脅嚁に

●「その方らしさに、深く寄りそう。」を理念ずする入居者芖点のホヌム運営

●25幎を超える実践知を科孊的アプロヌチで䜓系化した「ベネッセメ゜ッド」

●メ゜ッドの展開により向䞊・差別化されたサヌビス品質

●戊略的な採甚ず人財育成

●「その子らしく、䌞びおいく。」を理念ずする子ども芖点の保育園・孊童クラブ運営

◆新型コロナりむルスの圱響による第1四半期の営業自粛ず入居を控えるご怜蚎者の増加により、入居率が䜎䞋

◆拠点数を増やしたこずで増収ずなったが、入居率の䜎䞋により枛益

◆新型コロナりむルスの圱響で2020幎床の売䞊高は倧幅に枛少

◆構造改革により固定費は倧幅削枛

◆ベルリッツ2.0の導入は遅延

連結売䞊高の玄半分を占めるグルヌプの䞻芁事業。 教育のデゞタル化・ICT化を機䌚点にさらなる成長を目指しおいたす。

At a Glance

事業の匷み 2020幎床の振り返り

売䞊高・営業利益

売䞊高・営業利益

売䞊高・営業利益

売䞊高・営業利益

ベルリッツ事業䞖界最倧玚の語孊教育䌁業。黒字化に向け抜本的な構造改革ず、デゞタルを掻甚した新商品「ベルリッツ2.0」による売䞊拡倧に取り組んでいたす。

※ 2018幎床の数倀は、新セグメントに合わせお組み替えたものです。

売䞊高構成比2021幎3月期

その他事業

●囜内倖200䞇人を超える䌚員数ず30幎にわたる幌児向け教育事業のノりハり

●囜内倖で高い認知床・奜感床を誇る「したじろう」のブランド力

●発達段階に応じた意欲を育むカリキュラム

●劊嚠・出産・育児関連事業の顧客基盀

●幎間45䞇ダりンロヌドを誇る「たたひよアプリ」

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

23 Benesse Report 2021 24Benesse Report 2021

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0 2017 2018 2019 2020幎床

2,1002,400

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0 2017 2018 2019 2020幎床

6,0457,400

8,3009,300

継続率のさらなる向䞊を目指し、䞀人ひずりの目暙ず習熟床

に応じた孊習を提䟛できるデゞタル孊習ず、やる気を匕き出

す人の指導を組み合わせた、ブレンディッド孊習に磚きをか

けおいきたす。

教材のデゞタル化に合わせお、ダむレクトメヌル䞭心のマヌ

ケティングからデゞタルを掻甚したマヌケティングぞの移行

を図っおいたす。たた、保護者サポヌトアプリ「たなびの手垳」

を通じお、進路・孊習情報や教材䜓隓を提

䟛し、お客さたずの接点拡倧や継続的な

関係構築に取り組んでいたす。

新芏入䌚者に幎間50䞇台以䞊提䟛しおいる専甚タブレット

をプラットフォヌムにしお、倚様な孊びのコンテンツを提䟛す

るこずで、事業のさらなる拡倧を図りたす。その第1匟ずしお、

2021幎床はプログラミング講座を立ち䞊げ、䌚員数が3䞇人

ず奜調なスタヌトを切っおいたす。

囜内教育事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

コロナ犍で進んだデゞタルシフトを掻かし“デゞタル+人の指導”のさらなる進化ぞ

採甚校数 採甚校数

※ 小・䞭孊校のみの数字

進研れミでブレンディッド孊習の提䟛を開始GIGAスクヌル構想の状況ず打ち手

参加型授業で「わかる」 蚘述問題も先生の指導で「できる」

オンラむンラむブ授業

個人別レッスンで「解ける」

個人別デゞタルレッスン デゞタル赀ペン先生

自分で 先生ず

2020幎床は、コロナ犍でデゞタル孊習ぞのニヌズや受容性がさらに高たった幎で

した。進研れミは、デゞタル䌚員の継続率向䞊が牜匕し、幎間の延べ圚籍数を倧幅

に䌞ばすこずができたした。進研れミは、玄200䞇人の孊習履歎や赀ペン先生をは

じめずする人の指導など、他瀟にない匷みを保有しおおり、デゞタル化によりこれら

の匷みがより高い䟡倀を生むず考えたす。子どもたちの孊力栌差の拡倧や孊習ニヌ

ズの倚様化が進むなか、デゞタルによる個人別孊習ず人の指導を組み合わせるこず

で、䞀人ひずりの孊びを匷力に支揎しおいきたす。

●コロナ犍におけるデゞタル孊習ニヌズや受容性の高たり

●䟡倀芳や入詊の倚様化による孊習ニヌズの倚様化

◆少子化による垂堎の瞮小◆教育DXの加速による参入障壁の䜎䞋やそれにずもなう競争激化

成長戊略

❶デゞタル講座䌚員の継続率向䞊

❷マヌケティング倉革

❞倚様な孊びニヌズぞの察応「たなびの手垳」

GIGAスクヌル構想※により、党囜玄3䞇校の小䞭孊校でPC

䞀人䞀台化が実珟されおいたす。珟圚、圓瀟では有償タブ

レット孊習゜フト「ミラむシヌド」を7,000校、300䞇人に提䟛

しおいたす。教育珟堎で掻甚しやすいサヌビス蚭蚈ず、掻甚を

支揎するICTサポヌタ制床を評䟡いただき、順調に採択数が

増加しおいたす。今埌も利甚校の拡倧を掚進し、今幎床末に

8,000校たでの拡倧を蚈画しおいたす。

孊校のICT化支揎プラットフォヌム「Classi」および小䞭孊校

向け統合型校務支揎システム「EDUCOM」の採甚校は、幎々

増加しおいたす。そうした䞭で、「Classi」のサヌビスずしおの

さらなる充実を図るため、グルヌプの他のアセスメントサヌビ

スず連携し、䞀人ひずりに応じた孊びの実珟を掚進しおいき

たす。たた、校務支揎システム「EDUCOM」は、スクヌルラむフ

ノヌトの提䟛や「ミラむシヌド」などの関連サヌビスず連携す

るなど、ICTを掻甚した日垞的指導の支揎を進める方針です。

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

新型コロナりむルス感染症の圱響からの回埩ず、「ミラむシヌド」のさらなる拡倧を目指す2020幎床は、高校事業を䞭心に新型コロナりむルス感染症にずもなう孊校䌑校の

マむナス圱響を倧きく受けたした。䞀方で、GIGAスクヌル構想による小・䞭孊校で

の䞀人䞀台PC導入がコロナ犍のなか前倒しで進み、孊校で掻甚する゜フトり゚ア

垂堎が拡倧しおいたす。圓瀟の「ミラむシヌド」も利甚校を拡倧しおおり、2021幎4月

時点で玄6,000校で掻甚がスタヌトしおいたす。2021幎床は新型コロナりむルス感

染症の圱響からの回埩ず「ミラむシヌド」のさらなる拡倧を目指しおいたす。

●入詊の倚様化による個別察応の必芁性の高たり●GIGAスクヌル構想をはじめずする孊校教育におけるICT掻甚

◆教員の倚忙化や䞖代亀代◆新課皋察応やコロナ察応など孊校教育のパラダむムシフト

成長戊略

❶GIGAスクヌル構想の状況ず打ち手 ❷孊校向けプラットフォヌム事業の拡倧

䞀人䞀台のPC導入率

有償教育゜フト導入

→ミラむシヌドの詳现はP32 Focus2ぞ

党小䞭孊校のうち97%完了

箄4割地方䞭心に今埌導入を拡倧

箄6割銖郜圏や政什郜垂、䞭栞郜垂䞭心

進研れミ事業

山元 倫明

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション 校倖孊習カンパニヌ長

孊校事業

山河 健二

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション 孊校カンパニヌ長

※ 文郚科孊省が掚進する、人台の端末環境ず高速ネットワヌク環境の敎備をベヌスずした、個別最適化された創造性を育む教育ICT環境を実珟させる斜策

ミラむシヌドの利甚校が拡倧

箄6,000æ ¡(240䞇人)が掻甚2021幎4月時点玄900人のICTサポヌタがいる安心感から採択数を拡倧⇒今幎床末に8,000校たで拡倧を蚈画

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

25 Benesse Report 2021 26Benesse Report 2021

ai1631895256129_+2328_囜内教育事業.pdf 2 2021/09/18 1:14

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2,000

1,000

0 2017 2018 2019 2020幎床

2,1002,400

2,8003,100

10,000

8,000

6,000

4,000

2,000

0 2017 2018 2019 2020幎床

6,0457,400

8,3009,300

継続率のさらなる向䞊を目指し、䞀人ひずりの目暙ず習熟床

に応じた孊習を提䟛できるデゞタル孊習ず、やる気を匕き出

す人の指導を組み合わせた、ブレンディッド孊習に磚きをか

けおいきたす。

教材のデゞタル化に合わせお、ダむレクトメヌル䞭心のマヌ

ケティングからデゞタルを掻甚したマヌケティングぞの移行

を図っおいたす。たた、保護者サポヌトアプリ「たなびの手垳」

を通じお、進路・孊習情報や教材䜓隓を提

䟛し、お客さたずの接点拡倧や継続的な

関係構築に取り組んでいたす。

新芏入䌚者に幎間50䞇台以䞊提䟛しおいる専甚タブレット

をプラットフォヌムにしお、倚様な孊びのコンテンツを提䟛す

るこずで、事業のさらなる拡倧を図りたす。その第1匟ずしお、

2021幎床はプログラミング講座を立ち䞊げ、䌚員数が3䞇人

ず奜調なスタヌトを切っおいたす。

囜内教育事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

コロナ犍で進んだデゞタルシフトを掻かし“デゞタル+人の指導”のさらなる進化ぞ

採甚校数 採甚校数

※ 小・䞭孊校のみの数字

進研れミでブレンディッド孊習の提䟛を開始GIGAスクヌル構想の状況ず打ち手

参加型授業で「わかる」 蚘述問題も先生の指導で「できる」

オンラむンラむブ授業

個人別レッスンで「解ける」

個人別デゞタルレッスン デゞタル赀ペン先生

自分で 先生ず

2020幎床は、コロナ犍でデゞタル孊習ぞのニヌズや受容性がさらに高たった幎で

した。進研れミは、デゞタル䌚員の継続率向䞊が牜匕し、幎間の延べ圚籍数を倧幅

に䌞ばすこずができたした。進研れミは、玄200䞇人の孊習履歎や赀ペン先生をは

じめずする人の指導など、他瀟にない匷みを保有しおおり、デゞタル化によりこれら

の匷みがより高い䟡倀を生むず考えたす。子どもたちの孊力栌差の拡倧や孊習ニヌ

ズの倚様化が進むなか、デゞタルによる個人別孊習ず人の指導を組み合わせるこず

で、䞀人ひずりの孊びを匷力に支揎しおいきたす。

●コロナ犍におけるデゞタル孊習ニヌズや受容性の高たり

●䟡倀芳や入詊の倚様化による孊習ニヌズの倚様化

◆少子化による垂堎の瞮小◆教育DXの加速による参入障壁の䜎䞋やそれにずもなう競争激化

成長戊略

❶デゞタル講座䌚員の継続率向䞊

❷マヌケティング倉革

❞倚様な孊びニヌズぞの察応「たなびの手垳」

GIGAスクヌル構想※により、党囜玄3䞇校の小䞭孊校でPC

䞀人䞀台化が実珟されおいたす。珟圚、圓瀟では有償タブ

レット孊習゜フト「ミラむシヌド」を7,000校、300䞇人に提䟛

しおいたす。教育珟堎で掻甚しやすいサヌビス蚭蚈ず、掻甚を

支揎するICTサポヌタ制床を評䟡いただき、順調に採択数が

増加しおいたす。今埌も利甚校の拡倧を掚進し、今幎床末に

8,000校たでの拡倧を蚈画しおいたす。

孊校のICT化支揎プラットフォヌム「Classi」および小䞭孊校

向け統合型校務支揎システム「EDUCOM」の採甚校は、幎々

増加しおいたす。そうした䞭で、「Classi」のサヌビスずしおの

さらなる充実を図るため、グルヌプの他のアセスメントサヌビ

スず連携し、䞀人ひずりに応じた孊びの実珟を掚進しおいき

たす。たた、校務支揎システム「EDUCOM」は、スクヌルラむフ

ノヌトの提䟛や「ミラむシヌド」などの関連サヌビスず連携す

るなど、ICTを掻甚した日垞的指導の支揎を進める方針です。

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

新型コロナりむルス感染症の圱響からの回埩ず、「ミラむシヌド」のさらなる拡倧を目指す2020幎床は、高校事業を䞭心に新型コロナりむルス感染症にずもなう孊校䌑校の

マむナス圱響を倧きく受けたした。䞀方で、GIGAスクヌル構想による小・䞭孊校で

の䞀人䞀台PC導入がコロナ犍のなか前倒しで進み、孊校で掻甚する゜フトり゚ア

垂堎が拡倧しおいたす。圓瀟の「ミラむシヌド」も利甚校を拡倧しおおり、2021幎4月

時点で玄6,000校で掻甚がスタヌトしおいたす。2021幎床は新型コロナりむルス感

染症の圱響からの回埩ず「ミラむシヌド」のさらなる拡倧を目指しおいたす。

●入詊の倚様化による個別察応の必芁性の高たり●GIGAスクヌル構想をはじめずする孊校教育におけるICT掻甚

◆教員の倚忙化や䞖代亀代◆新課皋察応やコロナ察応など孊校教育のパラダむムシフト

成長戊略

❶GIGAスクヌル構想の状況ず打ち手 ❷孊校向けプラットフォヌム事業の拡倧

䞀人䞀台のPC導入率

有償教育゜フト導入

→ミラむシヌドの詳现はP32 Focus2ぞ

党小䞭孊校のうち97%完了

箄4割地方䞭心に今埌導入を拡倧

箄6割銖郜圏や政什郜垂、䞭栞郜垂䞭心

進研れミ事業

山元 倫明

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション 校倖孊習カンパニヌ長

孊校事業

山河 健二

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション 孊校カンパニヌ長

※ 文郚科孊省が掚進する、人台の端末環境ず高速ネットワヌク環境の敎備をベヌスずした、個別最適化された創造性を育む教育ICT環境を実珟させる斜策

ミラむシヌドの利甚校が拡倧

箄6,000æ ¡(240䞇人)が掻甚2021幎4月時点玄900人のICTサポヌタがいる安心感から採択数を拡倧⇒今幎床末に8,000校たで拡倧を蚈画

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

25 Benesse Report 2021 26Benesse Report 2021

ai1631895256129_+2328_囜内教育事業.pdf 2 2021/09/18 1:14

Page 6: FOCUS Ch apter

Kids&Family事業

岡田 晎奈

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション Kids & Familyカンパニヌ長

12

11

10

9

䞇人

2019 2020 2021 幎床

10.9

9.9

11.0

0

2020幎床におけるグルヌプ塟の4月圚籍数は、新型コロナりむルス感染症の圱響

による新芏営業停止や教宀䌑校などにより、䞀昚幎から倧きく枛少したした。しか

しその埌、感染察策の匷化や圚校生のサヌビス満足床向䞊、新芏募集匷化などの

斜策を着実に実斜しおきたこずで、圚籍数は順調に回埩しおいたす。2021幎4月は

11䞇人でスタヌトを切るこずずなり、通期でもV字回埩を達成できる芋蟌みです。

グルヌプ各瀟では、新型コロナりむルスの圱響の長期化やニュヌノヌマルの定着を

芋据えた映像・オンラむン察応の拡充を進めおおり、すでに進研れミ個別指導教宀

のオンラむン授業提䟛や、英語教宀ビヌスタゞオにおけるオンラむン・映像レッスン

を開始しおいたす。今埌さらなるオンラむンでの商圏拡倧やハむブリッドサヌビス

の展開を芖野に入れ、2023幎床以降の成長を拡倧させおいく蚈画です。

囜内教育事業 Kids&Family事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

アフタヌコロナを芋据えお、教宀映像授業・オンラむン䜓制を完備。䞀人ひずりに最適な孊びを提䟛

コロナ圱響䞋での成長に向けたハむブリッド戊略のポむント

コロナ前の氎準に戻ったグルヌプ塟の4月圚籍数

顧客に合わせお提䟛䟡倀を匷化しワヌルドを拡倧

2020幎床は、新型コロナりむルス感染症の拡倧にずもない4月の新孊期に向けた

営業掻動を自粛せざるを埗なかったこずにずもなうスタヌト圚籍の枛少や、教宀の

䌑校などの圱響を倧きく受けたした。2021幎床は、4月時点では新芏募集を匷化し

たこずなどが奏功し、圚籍数がコロナ前の2019幎床の䌚員数を超え、順調に回埩

しおいたす。たた、コロナ犍のなかで、各瀟オンラむン䜓制の敎備も完了しおいたす。

●オンラむンによる生埒の利䟿性向䞊●オンラむンを掻甚するこずで、特色のある塟はより広範囲から生埒を獲埗するこずが可胜に

◆オンラむン化により参入障壁が䜎䞋◆教育のデゞタル化加速により、孊校・塟・家庭孊習の垣根が䜎䞋するこずによる競争激化

成長戊略

❶新型コロナりむルスの圱響からの早期回埩

❷オンラむンによるハむブリッド戊略匷化

2021幎4月に、顧客接点の匷化などを目的ずしお、「たたひよ」

「こどもちゃれんじ」などを統合し、Kids&Family事業ずした

した。劊嚠・出産期の顧客に高い支持を埗おいる「たたひよア

プリ」幎間45䞇ダりンロヌドを起点ずし、「したじろうクラ

ブアプリ」ぞの接続を図っおいきたす。顧客のラむフステヌゞ

に応じたサヌビス提䟛により関係性を積み䞊げおいくこずで

新たなニヌズに察応し、既存事業の匷化および新芏事業の開

発を進めおいきたす。

䞭囜では、幌児教育におけるデゞタルコンテンツの普及が急

速に進む䞀方で、競合の流入による察象マヌケットの過熱・競

争激化が進んでいたす。たた、垂堎でECが拡倧するなか、圓瀟

はショップや電話を通じた販売が未だ䞻流であり、販売効率

が䜎䞋しおいたす。これらを螏たえ、事業環境を芋据えながら

戊略の再蚭蚈を進めおいたす。商品改善、ECの拡倧、デゞタル

接点拡倧、デヌタ掻甚などによる販売構造の倉革に取り組ん

でいたす。

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

「たたひよ」ず「こどもちゃれんじ」の組織を統合し、グルヌプの「ファヌストコンタクトブランド」ずしお、顧客接点の拡倧ず幅広い支揎を実珟2020幎床は、新型コロナりむルス感染拡倧による䞭囜での講座営業停止や日本・

䞭囜・台湟でのコンサヌト䞭止の圱響を受ける䞀方、講座に぀いおは「したじろうク

ラブアプリ」を含め教材の掻甚率が䞊がったこずで、継続率が安定し奜調に掚移し

たした。たた䞭囜は競合の参入が盞次ぎ、競争もいっそう激化しおいたす。2021幎

床は、新䞭期経営蚈画の実珟を目指し日本では䜓制倉曎によりこれたで以䞊に顧

客の継続性ず新芏顧客開発を進めおいきたす。䞭囜もデゞタル䞊の接点の匷化、販

売構造の改革ず商品の耇局化を掚進しおいきたす。

●日本子育おにおけるデゞタル利甚の増加、顧客の䟡倀芳の倚様化

●䞭囜デゞタル化の加速、ECの拡倧

◆日本少子化の加速、デゞタル競合の増加◆䞭囜少子化の加速、競争激化、教育事業ぞの芏制の動向

成長戊略

❶日本たたひよ事業ずこどもちゃれんじ事業を統合し連携匷化

❷䞭囜事業環境を芋据えた戊略の再蚭蚈

塟・教宀事業

山河 健二

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション 孊校カンパニヌ長

❶契玄率向䞊オンラむンでの入塟䜓隓をはじめずする問い合わせ枛少のカバヌ

❷ハむブリッド提案ご家庭の状況に応じお受講できる効果的なハむブリッドの提案

❞映像オンラむン、 ハむブリッドサヌビスのレベルアップ孊習効果向䞊に向けた、プログラムや教材、講垫のレベルアップ

劊嚠・出産 子育お 生掻 ペットラむフシニア

たたひよアプリしたじろうクラブアプリ

サンキュアプリ

各サヌビスブランドの連携を匷化するこずで新芏顧客接点の拡倧ず販売効率の向䞊ぞ

いぬのきもちねこのきもちアプリ

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

27 Benesse Report 2021 28Benesse Report 2021

ai1631895256129_+2328_囜内教育事業.pdf 3 2021/09/18 1:14

Page 7: FOCUS Ch apter

Kids&Family事業

岡田 晎奈

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション Kids & Familyカンパニヌ長

12

11

10

9

䞇人

2019 2020 2021 幎床

10.9

9.9

11.0

0

2020幎床におけるグルヌプ塟の4月圚籍数は、新型コロナりむルス感染症の圱響

による新芏営業停止や教宀䌑校などにより、䞀昚幎から倧きく枛少したした。しか

しその埌、感染察策の匷化や圚校生のサヌビス満足床向䞊、新芏募集匷化などの

斜策を着実に実斜しおきたこずで、圚籍数は順調に回埩しおいたす。2021幎4月は

11䞇人でスタヌトを切るこずずなり、通期でもV字回埩を達成できる芋蟌みです。

グルヌプ各瀟では、新型コロナりむルスの圱響の長期化やニュヌノヌマルの定着を

芋据えた映像・オンラむン察応の拡充を進めおおり、すでに進研れミ個別指導教宀

のオンラむン授業提䟛や、英語教宀ビヌスタゞオにおけるオンラむン・映像レッスン

を開始しおいたす。今埌さらなるオンラむンでの商圏拡倧やハむブリッドサヌビス

の展開を芖野に入れ、2023幎床以降の成長を拡倧させおいく蚈画です。

囜内教育事業 Kids&Family事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

アフタヌコロナを芋据えお、教宀映像授業・オンラむン䜓制を完備。䞀人ひずりに最適な孊びを提䟛

コロナ圱響䞋での成長に向けたハむブリッド戊略のポむント

コロナ前の氎準に戻ったグルヌプ塟の4月圚籍数

顧客に合わせお提䟛䟡倀を匷化しワヌルドを拡倧

2020幎床は、新型コロナりむルス感染症の拡倧にずもない4月の新孊期に向けた

営業掻動を自粛せざるを埗なかったこずにずもなうスタヌト圚籍の枛少や、教宀の

䌑校などの圱響を倧きく受けたした。2021幎床は、4月時点では新芏募集を匷化し

たこずなどが奏功し、圚籍数がコロナ前の2019幎床の䌚員数を超え、順調に回埩

しおいたす。たた、コロナ犍のなかで、各瀟オンラむン䜓制の敎備も完了しおいたす。

●オンラむンによる生埒の利䟿性向䞊●オンラむンを掻甚するこずで、特色のある塟はより広範囲から生埒を獲埗するこずが可胜に

◆オンラむン化により参入障壁が䜎䞋◆教育のデゞタル化加速により、孊校・塟・家庭孊習の垣根が䜎䞋するこずによる競争激化

成長戊略

❶新型コロナりむルスの圱響からの早期回埩

❷オンラむンによるハむブリッド戊略匷化

2021幎4月に、顧客接点の匷化などを目的ずしお、「たたひよ」

「こどもちゃれんじ」などを統合し、Kids&Family事業ずした

した。劊嚠・出産期の顧客に高い支持を埗おいる「たたひよア

プリ」幎間45䞇ダりンロヌドを起点ずし、「したじろうクラ

ブアプリ」ぞの接続を図っおいきたす。顧客のラむフステヌゞ

に応じたサヌビス提䟛により関係性を積み䞊げおいくこずで

新たなニヌズに察応し、既存事業の匷化および新芏事業の開

発を進めおいきたす。

䞭囜では、幌児教育におけるデゞタルコンテンツの普及が急

速に進む䞀方で、競合の流入による察象マヌケットの過熱・競

争激化が進んでいたす。たた、垂堎でECが拡倧するなか、圓瀟

はショップや電話を通じた販売が未だ䞻流であり、販売効率

が䜎䞋しおいたす。これらを螏たえ、事業環境を芋据えながら

戊略の再蚭蚈を進めおいたす。商品改善、ECの拡倧、デゞタル

接点拡倧、デヌタ掻甚などによる販売構造の倉革に取り組ん

でいたす。

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

「たたひよ」ず「こどもちゃれんじ」の組織を統合し、グルヌプの「ファヌストコンタクトブランド」ずしお、顧客接点の拡倧ず幅広い支揎を実珟2020幎床は、新型コロナりむルス感染拡倧による䞭囜での講座営業停止や日本・

䞭囜・台湟でのコンサヌト䞭止の圱響を受ける䞀方、講座に぀いおは「したじろうク

ラブアプリ」を含め教材の掻甚率が䞊がったこずで、継続率が安定し奜調に掚移し

たした。たた䞭囜は競合の参入が盞次ぎ、競争もいっそう激化しおいたす。2021幎

床は、新䞭期経営蚈画の実珟を目指し日本では䜓制倉曎によりこれたで以䞊に顧

客の継続性ず新芏顧客開発を進めおいきたす。䞭囜もデゞタル䞊の接点の匷化、販

売構造の改革ず商品の耇局化を掚進しおいきたす。

●日本子育おにおけるデゞタル利甚の増加、顧客の䟡倀芳の倚様化

●䞭囜デゞタル化の加速、ECの拡倧

◆日本少子化の加速、デゞタル競合の増加◆䞭囜少子化の加速、競争激化、教育事業ぞの芏制の動向

成長戊略

❶日本たたひよ事業ずこどもちゃれんじ事業を統合し連携匷化

❷䞭囜事業環境を芋据えた戊略の再蚭蚈

塟・教宀事業

山河 健二

グルヌプ執行圹員ベネッセコヌポレヌション 孊校カンパニヌ長

❶契玄率向䞊オンラむンでの入塟䜓隓をはじめずする問い合わせ枛少のカバヌ

❷ハむブリッド提案ご家庭の状況に応じお受講できる効果的なハむブリッドの提案

❞映像オンラむン、 ハむブリッドサヌビスのレベルアップ孊習効果向䞊に向けた、プログラムや教材、講垫のレベルアップ

劊嚠・出産 子育お 生掻 ペットラむフシニア

たたひよアプリしたじろうクラブアプリ

サンキュアプリ

各サヌビスブランドの連携を匷化するこずで新芏顧客接点の拡倧ず販売効率の向䞊ぞ

いぬのきもちねこのきもちアプリ

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

27 Benesse Report 2021 28Benesse Report 2021

ai1631895256129_+2328_囜内教育事業.pdf 3 2021/09/18 1:14

Page 8: FOCUS Ch apter

FOCUS1どんな環境においおも、孊びず成長を支えるために

コロナ犍のなかで孊びを止めないために

コロナ犍における瀟䌚情勢ずベネッセの支揎

䞖の䞭の動き

幌児ず芪子の支揎

進研れミ事業

その他の事業

新型コロナりむルスの感染が拡倧するなか、ベネッセにできるこず

2020幎床は、新型コロナりむルス感染症の拡倧によっお子どもたちの孊びにも倧きな圱響が及びたした。ベネッセグルヌプでは、子どもたちの成長や孊びを支えるために、さたざたな取り組みを進めおいたす。

進研れミ 倉化するニヌズに応え教材・プログラムを無償提䟛

こどもちゃれんじ 䌑園䞭の芪子を支える「オンラむン幌皚園」

 進研れミでは、䞀斉臚時䌑校の長期化にずもなう孊力栌差ぞの䞍安の高たりを受け、

2020幎3月から6月たでの間に、自宅でも受隓できる「党囜実力蚺断テスト」および蚺断結

果ず連動した「個別埩習ドリル」、3孊期の孊習の総たずめができる小・䞭・高校生向け「春の

総埩習ドリル」、䌑校期間䞭の自宅での生掻リズムが぀くれるオンラむン教宀「きょうの時間

割」の無償提䟛を実斜したした。毎週アンケヌトを実斜し、ご家庭のその時々の䞍安に応え

る教材・プログラム提䟛を行っおいった結果です。

 なかでも、䌑校芁請が衚明された圓日に決定した「春の総埩習ドリル」の無償提䟛は、受

付開始初日に10䞇郚の申蟌みがありたした。受付ず同時

進行で教材を制䜜するハヌドスケゞュヌルでした

が、進研れミ瀟員ずパヌトナヌ䌚瀟が䞀

䞞ずなっお取り組んだ結果、1週間でお

届けするこずができたした。今埌もニヌズ

倉化に即応する瞬発力を倧切にしながら、「子

どもにずっおどうか」を培底しお考える進研れミ

らしさを远求しおいきたす。

ベネッセコヌポレヌションブランドコミュニケヌション課

氎䞊 宙士

 新型コロナりむルス感染症察策のために幌皚園や保育園の䌑園が盞次ぎ、自宅で過ごす

時間が増えるご家庭の状況を受け、2020幎3月に開園したのが「オンラむン幌皚園」です。

 オンラむン幌皚園は、専門家監修の時間割に沿っお「歯磚き」「手掗い」「うた」「ダンス」

「知育」などの孊習・運動映像を配信するこずで、お子さたが自宅にいながら園生掻のように

孊べたり、楜しめるよう蚭蚈したした。加えお、自宅で仕

事をされる保護者の方々のリフレッシュに圹立぀運動

コンテンツもご甚意したした。2カ月の間に60䞇人以䞊

に芖聎いただき、「オンラむン幌皚園のおかげで圚宅

ワヌクがはかどった」「䌑園䞭でもこどもの生掻リズム

を敎えられる」などの嬉しい声をいただきたした。芪子

の状況は、これからも倉化しおいくず思いたすが、そうし

た倉化に合わせお、教材にも新たな䟡倀を持たせおい

きたいず考えおいたす。

ベネッセコヌポレヌションナヌサリヌ事業郚

山田 麗倮那

春の総埩習ドリル

1日の流れに合わせおコンテンツを配信

 新型コロナりむルスの圱響で瀟䌚にさたざたな混乱が生

じ、䌑園・䌑校や、孊校教育のカリキュラム倉曎を䜙儀なくさ

れたした。そうしたなかベネッセグルヌプでは、進研れミ、こど

もちゃれんじ、孊習塟・英語教宀をはじめ各事業が子どもたち

の孊びを止めないための支揎掻動にいち早く取り組み、䌚員

以倖の方に向けおも、無償提䟛を含めたさたざたな教材・コ

ンテンツ・サヌビスを開発したした。これらは、お子さたやご家

庭のご䞍安、困りごずにお応えしたいずいう瀟員䞀人ひずり

の匷い思いが原動力ずなった掻動です。ベネッセコヌポレヌ

ションではコロナ犍以前から、昚今の激しい環境倉化ぞの

察応ずしお「パヌパス存圚意矩」ず「むズム刀断基準・ 行動

基準」を自ら問い、蚀語化する掻動を進めおいたした。短期

間でさたざたなチャレンゞができた背景には、この「パヌパ

ス」「むズム」の浞透がありたした。今埌もお客さたに向き合

い、ベネッセらしい䟡倀の提䟛を続けおいきたす。

2020幎1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

3/2党囜小䞭高校䞀斉䌑校開始

4/7緊急事態宣蚀䌑校延長

6/1党囜の小䞭高校再開

こどもちゃれんじ●「したじろうずいっしょWebちゃれんじ園」開蚭

●「オンラむン幌皚園」開園

たたひよ●劊産婊支揎特蚭Webサむト「たたひよ コロナ犍をのりきるために」開蚭

こどもちゃれんじ●実隓・䜓操・アヌト・英語など、分野の教宀レッスンに参加できる「オンラむンサマヌスクヌル」 を開講

こどもちゃれんじ●カゎメ株ず子ども食堂ず協働で「野菜でカンパむPARTY “オンラむン課倖授業”」を開催

小・䞭・高れミ●「春の総埩習ドリル」無償提䟛スタヌト䞭れミ●「進研れミのオンラむン授業」開講

小・䞭れミ●オンラむン教宀「きょうの時間割」開講高れミ●参加型オンラむン授業開始

小・䞭れミ●「 å…š 囜 実力蚺断テスト」無償実斜

●「個別埩習ドリル」も無償提䟛

高れミ●オヌプンキャンパス䞭止を受け、「Webオヌプンキャンパス」開催

塟・教宀●順次察面での授業を䌑校孊童●受け入れ時間拡倧

クラスベネッセ●䞭孊生向けオンラむンサヌビス「スタキャス勉匷䌚」開催

ビヌスタゞオ●「オンラむンレッスン」「映像レッスン」配信開始

塟・教宀●「 æµ· 倖 進孊・留孊ラボ」を開蚭 し、海倖倧進孊生たちのオンラむン座談䌚を開催

塟・教宀●「ルヌトH」ず「鉄緑䌚」が「日米トップ倧 オンラむンサマヌスクヌル」を共同開催

●アップ教育䌁画の「英語通」が「英語孊習法セミナヌ」「海倖倧進孊セミナヌ」をオンラむンで無料開催●お茶の氎れミナヌルが無料オンラむンセミナヌを開催

ベネッセ教育情報フォヌラム●コロナ犍での受隓生の困り・悩みを解消する無償サヌビス「ベネッセ教育情報フォヌラム」を開始

塟・教宀●「Benesse 鉄緑䌚個別指 導 セ ンタ ヌ 」がW e b 講座を拡充

こどもちゃれんじ●おうち時間を楜しめる人気の楜曲をストリヌミング配信

こどもちゃれんじ●子どもの発衚の機䌚ずしおオンラむンショヌ「おうちでハッピヌハロりィン」を無償配信

ベネッセ教育情報フォヌラム●郜道府県別「高校入詊セミナヌ」を党囜27の塟・教宀ず協働開催

ベネッセ教育情報フォヌラム●オンラむン解説むベント「共通テスト培 底 解 剖フェス」無償開催

小・䞭・高校生の支揎

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

29 Benesse Report 2021 30Benesse Report 2021

2936_FOCUS1-3.pdf 1 2021/09/24 19:03

Page 9: FOCUS Ch apter

FOCUS1どんな環境においおも、孊びず成長を支えるために

コロナ犍のなかで孊びを止めないために

コロナ犍における瀟䌚情勢ずベネッセの支揎

䞖の䞭の動き

幌児ず芪子の支揎

進研れミ事業

その他の事業

新型コロナりむルスの感染が拡倧するなか、ベネッセにできるこず

2020幎床は、新型コロナりむルス感染症の拡倧によっお子どもたちの孊びにも倧きな圱響が及びたした。ベネッセグルヌプでは、子どもたちの成長や孊びを支えるために、さたざたな取り組みを進めおいたす。

進研れミ 倉化するニヌズに応え教材・プログラムを無償提䟛

こどもちゃれんじ 䌑園䞭の芪子を支える「オンラむン幌皚園」

 進研れミでは、䞀斉臚時䌑校の長期化にずもなう孊力栌差ぞの䞍安の高たりを受け、

2020幎3月から6月たでの間に、自宅でも受隓できる「党囜実力蚺断テスト」および蚺断結

果ず連動した「個別埩習ドリル」、3孊期の孊習の総たずめができる小・䞭・高校生向け「春の

総埩習ドリル」、䌑校期間䞭の自宅での生掻リズムが぀くれるオンラむン教宀「きょうの時間

割」の無償提䟛を実斜したした。毎週アンケヌトを実斜し、ご家庭のその時々の䞍安に応え

る教材・プログラム提䟛を行っおいった結果です。

 なかでも、䌑校芁請が衚明された圓日に決定した「春の総埩習ドリル」の無償提䟛は、受

付開始初日に10䞇郚の申蟌みがありたした。受付ず同時

進行で教材を制䜜するハヌドスケゞュヌルでした

が、進研れミ瀟員ずパヌトナヌ䌚瀟が䞀

䞞ずなっお取り組んだ結果、1週間でお

届けするこずができたした。今埌もニヌズ

倉化に即応する瞬発力を倧切にしながら、「子

どもにずっおどうか」を培底しお考える進研れミ

らしさを远求しおいきたす。

ベネッセコヌポレヌションブランドコミュニケヌション課

氎䞊 宙士

 新型コロナりむルス感染症察策のために幌皚園や保育園の䌑園が盞次ぎ、自宅で過ごす

時間が増えるご家庭の状況を受け、2020幎3月に開園したのが「オンラむン幌皚園」です。

 オンラむン幌皚園は、専門家監修の時間割に沿っお「歯磚き」「手掗い」「うた」「ダンス」

「知育」などの孊習・運動映像を配信するこずで、お子さたが自宅にいながら園生掻のように

孊べたり、楜しめるよう蚭蚈したした。加えお、自宅で仕

事をされる保護者の方々のリフレッシュに圹立぀運動

コンテンツもご甚意したした。2カ月の間に60䞇人以䞊

に芖聎いただき、「オンラむン幌皚園のおかげで圚宅

ワヌクがはかどった」「䌑園䞭でもこどもの生掻リズム

を敎えられる」などの嬉しい声をいただきたした。芪子

の状況は、これからも倉化しおいくず思いたすが、そうし

た倉化に合わせお、教材にも新たな䟡倀を持たせおい

きたいず考えおいたす。

ベネッセコヌポレヌションナヌサリヌ事業郚

山田 麗倮那

春の総埩習ドリル

1日の流れに合わせおコンテンツを配信

 新型コロナりむルスの圱響で瀟䌚にさたざたな混乱が生

じ、䌑園・䌑校や、孊校教育のカリキュラム倉曎を䜙儀なくさ

れたした。そうしたなかベネッセグルヌプでは、進研れミ、こど

もちゃれんじ、孊習塟・英語教宀をはじめ各事業が子どもたち

の孊びを止めないための支揎掻動にいち早く取り組み、䌚員

以倖の方に向けおも、無償提䟛を含めたさたざたな教材・コ

ンテンツ・サヌビスを開発したした。これらは、お子さたやご家

庭のご䞍安、困りごずにお応えしたいずいう瀟員䞀人ひずり

の匷い思いが原動力ずなった掻動です。ベネッセコヌポレヌ

ションではコロナ犍以前から、昚今の激しい環境倉化ぞの

察応ずしお「パヌパス存圚意矩」ず「むズム刀断基準・ 行動

基準」を自ら問い、蚀語化する掻動を進めおいたした。短期

間でさたざたなチャレンゞができた背景には、この「パヌパ

ス」「むズム」の浞透がありたした。今埌もお客さたに向き合

い、ベネッセらしい䟡倀の提䟛を続けおいきたす。

2020幎1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

3/2党囜小䞭高校䞀斉䌑校開始

4/7緊急事態宣蚀䌑校延長

6/1党囜の小䞭高校再開

こどもちゃれんじ●「したじろうずいっしょWebちゃれんじ園」開蚭

●「オンラむン幌皚園」開園

たたひよ●劊産婊支揎特蚭Webサむト「たたひよ コロナ犍をのりきるために」開蚭

こどもちゃれんじ●実隓・䜓操・アヌト・英語など、分野の教宀レッスンに参加できる「オンラむンサマヌスクヌル」 を開講

こどもちゃれんじ●カゎメ株ず子ども食堂ず協働で「野菜でカンパむPARTY “オンラむン課倖授業”」を開催

小・䞭・高れミ●「春の総埩習ドリル」無償提䟛スタヌト䞭れミ●「進研れミのオンラむン授業」開講

小・䞭れミ●オンラむン教宀「きょうの時間割」開講高れミ●参加型オンラむン授業開始

小・䞭れミ●「 å…š 囜 実力蚺断テスト」無償実斜

●「個別埩習ドリル」も無償提䟛

高れミ●オヌプンキャンパス䞭止を受け、「Webオヌプンキャンパス」開催

塟・教宀●順次察面での授業を䌑校孊童●受け入れ時間拡倧

クラスベネッセ●䞭孊生向けオンラむンサヌビス「スタキャス勉匷䌚」開催

ビヌスタゞオ●「オンラむンレッスン」「映像レッスン」配信開始

塟・教宀●「 æµ· 倖 進孊・留孊ラボ」を開蚭 し、海倖倧進孊生たちのオンラむン座談䌚を開催

塟・教宀●「ルヌトH」ず「鉄緑䌚」が「日米トップ倧 オンラむンサマヌスクヌル」を共同開催

●アップ教育䌁画の「英語通」が「英語孊習法セミナヌ」「海倖倧進孊セミナヌ」をオンラむンで無料開催●お茶の氎れミナヌルが無料オンラむンセミナヌを開催

ベネッセ教育情報フォヌラム●コロナ犍での受隓生の困り・悩みを解消する無償サヌビス「ベネッセ教育情報フォヌラム」を開始

塟・教宀●「Benesse 鉄緑䌚個別指 導 セ ンタ ヌ 」がW e b 講座を拡充

こどもちゃれんじ●おうち時間を楜しめる人気の楜曲をストリヌミング配信

こどもちゃれんじ●子どもの発衚の機䌚ずしおオンラむンショヌ「おうちでハッピヌハロりィン」を無償配信

ベネッセ教育情報フォヌラム●郜道府県別「高校入詊セミナヌ」を党囜27の塟・教宀ず協働開催

ベネッセ教育情報フォヌラム●オンラむン解説むベント「共通テスト培 底 解 剖フェス」無償開催

小・䞭・高校生の支揎

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

29 Benesse Report 2021 30Benesse Report 2021

2936_FOCUS1-3.pdf 1 2021/09/24 19:03

Page 10: FOCUS Ch apter

ベネッセコヌポレヌション孊校カンパニヌ 小䞭孊校事業郚 郚長

小柳 博厇

ベネッセの教育事業の匷み進研れミのテクノロゞヌ掻甚の歎史

タブレット孊習甚オヌルむンワン゜フト「ミラむシヌド」

基瀎孊力の向䞊 䞻䜓的・察話的な孊びの支揎 孊習デヌタの蓄積 効果怜蚌

時代に合わせた新しい孊びのために

ベネッセにしか提䟛できない“人×デゞタル”の融合

FOCUS 2

培った匷みずデゞタルを組み合わせ、さらなるサヌビスの進化ぞ

ベネッセグルヌプは、党囜の小・䞭・高校のICT化を倚角的にサポヌトするクラりドサヌビスの提䟛や小・䞭孊生利甚者数NO.1の孊習専甚タブレットを提䟛しおいる教育プラットフォヌムずしおの匷みず、長幎培った人の指導力を最倧限に掻かし、圓瀟グルヌプにしかできない商品・サヌビスの開発・提䟛に取り組んでいたす。

 ベネッセでは、教育のデゞタル化を加速させるこずで、孊

力・孊習意欲に合わせた個別察応や倚様な孊びのニヌズに応

えおいくこずを目指しおいたす。他業皮からの参入も増えるな

かで、圓瀟の競合優䜍性の源ずなるのが、これたでの教育

サヌビスで培っおきた「人の指導」「教育知芋」「顧客基盀」の

䞉぀の匷みです。「人の指導」では玄9,000人の赀ペン先生、グ

ルヌプ塟の講垫陣など、「教育知芋」ずしおは50幎以䞊の指導

で培ったノりハり・コンテンツ、ベネッセ教育総合研究所の調

査・研究成果、「顧客基盀」ずしおは進研れミの孊習履歎、進研

暡詊のアセスメントデヌタ、党囜の孊校ずの接点ずいう資産

がありたす。こうした匷みにデゞタルを掛け合わせるこずで、

優䜍性をさらに高め、目指す教育の姿を実珟しおいきたす。

進研れミ 「やる気を匕き出す人の指導」ず「䞀人ひずりに合ったデゞタル孊習」を組み合わせ、顧客満足床を向䞊

å­Šæ ¡ 未来を創造する子どもたちの䞻䜓的・察話的な深い孊びを実珟する

 珟圚玄40䞇人の「進研れミ䞭孊講座」䌚員のうち、玄割が専甚タブレットずテキストで

孊ぶ「ハむブリッドスタむル」を受講しおいたす。タブレット孊習の広がりにより、孊力レベル

や郚掻の頻床など䞀人ひずりの状況に合わせた孊習提案をスピヌディに提䟛できるように

なりたした。2021幎4月からは、孊習デヌタからテストの点数を予枬し、目暙点を突砎する

ための孊習プランを生成する「習熟スコア」を導入しおいたす。8月号ではさらにAIを導入し、

今たでの取り組み履歎から、習熟スコアが最も䌞びるレッスンを倏講座で提䟛しおいたす。

たた、週で実斜しおいる双方向型のオンラむンラむブ授業は、子どものやる気を䞊げ、週

のリズムを぀くるずずもに、䞀人では理解しにくい問題を先生がわかりやすく解説し、その堎

で個別質問にも答えおいきた

す。デゞタルず人の指導を組み

合わせた孊習サむクルの構築に

より、教材掻甚率を䞊げ、継続

いただくこずを目指しおいたす。

 GIGAスクヌル構想によっお、ほずんどの小䞭孊生が䞀人䞀台デゞタル端末を持぀ように

なり、孊校におけるデゞタル孊習のフェヌズは端末の普及から掻甚ぞず移行しおいたす。圓

瀟が提䟛するタブレット孊習゜フト「ミラむシヌド」は、ドリル孊習や授業での意芋共有など

に掻甚できるだけでなく、デヌタの蓄積から効果怜蚌たでの䞀連の流れをサポヌトしおい

るこずが特長です。タブレットが子どもたちの意芋の敎理・発信の助けになるこずで、グルヌ

プワヌクやクラス党䜓での議論が掻発化し、アクティブ・ラヌニング型授業が拡倧しおいけ

ばず期埅しおいたす。

 そしお今埌は、「ミラむシヌド」の掻甚を通じお、各自治䜓、孊校が目指す教育ぞの成果を

実感しおいただけるよう、たた、子どもたちが「だれでも」「い぀でも」「どこでも」䞻䜓的に孊

ぶこずができるよう、地方自治䜓ずの協働もさらに進めおいきたいず考えおいたす。

習熟スコアに応じお孊習プランを生成

● 赀ペン先生玄9,000人の先生● グルヌプ塟の豊富な講垫陣玄8,000人● れミサポヌタヌ 進研れミのOB・OG玄13,000人

● 50幎以䞊の指導で培った ノりハり、コンテンツ● アセスメントのノりハり● ベネッセ教育総合研究所の調査・研究

● 箄200䞇人の進研れミの孊習履歎● アセスメントデヌタ 進研暡詊など延べ受隓者数玄900䞇人幎● 孊校ずの接点玄9割の高校ずお取匕

教育知芋

顧客基盀

実珟させた技術

䞀人で続けられる チャレンゞタッチ(’14) タブレット

自分に合わせ続けおくれる ブレンディッド孊習 AI/Live配信

ニガテの解消 理解教材(’08) ネット/映像

぀らい暗蚘を楜しく ポケットチャレンゞ(’95) ポケットコンピュヌタヌ

自分の県の受隓察策 県別入詊察応(’92) デヌタベヌス

授業に合った勉匷 教科曞察応(’78) 印刷技術

マンガ×キャラ(’74) 線集技術

WAY(’69)

顧客ニヌズ

人の指導

手玙

ベネッセコヌポレヌション「進研れミ䞭孊講座」商品責任者

山根 䌊郜子

双方向型のオンラむンラむブ授業

孊びの䞀元管理孊習教材集個別孊習 話し合い

支揎授業支揎 協働孊習 ゚ビデンスに基づく授業支揎

プログラミング的思考力の育成

指導ナレッゞの共有

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

31 Benesse Report 2021 32Benesse Report 2021

2936_FOCUS1-3.pdf 2 2021/09/24 19:03

Page 11: FOCUS Ch apter

ベネッセコヌポレヌション孊校カンパニヌ 小䞭孊校事業郚 郚長

小柳 博厇

ベネッセの教育事業の匷み進研れミのテクノロゞヌ掻甚の歎史

タブレット孊習甚オヌルむンワン゜フト「ミラむシヌド」

基瀎孊力の向䞊 䞻䜓的・察話的な孊びの支揎 孊習デヌタの蓄積 効果怜蚌

時代に合わせた新しい孊びのために

ベネッセにしか提䟛できない“人×デゞタル”の融合

FOCUS 2

培った匷みずデゞタルを組み合わせ、さらなるサヌビスの進化ぞ

ベネッセグルヌプは、党囜の小・䞭・高校のICT化を倚角的にサポヌトするクラりドサヌビスの提䟛や小・䞭孊生利甚者数NO.1の孊習専甚タブレットを提䟛しおいる教育プラットフォヌムずしおの匷みず、長幎培った人の指導力を最倧限に掻かし、圓瀟グルヌプにしかできない商品・サヌビスの開発・提䟛に取り組んでいたす。

 ベネッセでは、教育のデゞタル化を加速させるこずで、孊

力・孊習意欲に合わせた個別察応や倚様な孊びのニヌズに応

えおいくこずを目指しおいたす。他業皮からの参入も増えるな

かで、圓瀟の競合優䜍性の源ずなるのが、これたでの教育

サヌビスで培っおきた「人の指導」「教育知芋」「顧客基盀」の

䞉぀の匷みです。「人の指導」では玄9,000人の赀ペン先生、グ

ルヌプ塟の講垫陣など、「教育知芋」ずしおは50幎以䞊の指導

で培ったノりハり・コンテンツ、ベネッセ教育総合研究所の調

査・研究成果、「顧客基盀」ずしおは進研れミの孊習履歎、進研

暡詊のアセスメントデヌタ、党囜の孊校ずの接点ずいう資産

がありたす。こうした匷みにデゞタルを掛け合わせるこずで、

優䜍性をさらに高め、目指す教育の姿を実珟しおいきたす。

進研れミ 「やる気を匕き出す人の指導」ず「䞀人ひずりに合ったデゞタル孊習」を組み合わせ、顧客満足床を向䞊

å­Šæ ¡ 未来を創造する子どもたちの䞻䜓的・察話的な深い孊びを実珟する

 珟圚玄40䞇人の「進研れミ䞭孊講座」䌚員のうち、玄割が専甚タブレットずテキストで

孊ぶ「ハむブリッドスタむル」を受講しおいたす。タブレット孊習の広がりにより、孊力レベル

や郚掻の頻床など䞀人ひずりの状況に合わせた孊習提案をスピヌディに提䟛できるように

なりたした。2021幎4月からは、孊習デヌタからテストの点数を予枬し、目暙点を突砎する

ための孊習プランを生成する「習熟スコア」を導入しおいたす。8月号ではさらにAIを導入し、

今たでの取り組み履歎から、習熟スコアが最も䌞びるレッスンを倏講座で提䟛しおいたす。

たた、週で実斜しおいる双方向型のオンラむンラむブ授業は、子どものやる気を䞊げ、週

のリズムを぀くるずずもに、䞀人では理解しにくい問題を先生がわかりやすく解説し、その堎

で個別質問にも答えおいきた

す。デゞタルず人の指導を組み

合わせた孊習サむクルの構築に

より、教材掻甚率を䞊げ、継続

いただくこずを目指しおいたす。

 GIGAスクヌル構想によっお、ほずんどの小䞭孊生が䞀人䞀台デゞタル端末を持぀ように

なり、孊校におけるデゞタル孊習のフェヌズは端末の普及から掻甚ぞず移行しおいたす。圓

瀟が提䟛するタブレット孊習゜フト「ミラむシヌド」は、ドリル孊習や授業での意芋共有など

に掻甚できるだけでなく、デヌタの蓄積から効果怜蚌たでの䞀連の流れをサポヌトしおい

るこずが特長です。タブレットが子どもたちの意芋の敎理・発信の助けになるこずで、グルヌ

プワヌクやクラス党䜓での議論が掻発化し、アクティブ・ラヌニング型授業が拡倧しおいけ

ばず期埅しおいたす。

 そしお今埌は、「ミラむシヌド」の掻甚を通じお、各自治䜓、孊校が目指す教育ぞの成果を

実感しおいただけるよう、たた、子どもたちが「だれでも」「い぀でも」「どこでも」䞻䜓的に孊

ぶこずができるよう、地方自治䜓ずの協働もさらに進めおいきたいず考えおいたす。

習熟スコアに応じお孊習プランを生成

● 赀ペン先生玄9,000人の先生● グルヌプ塟の豊富な講垫陣玄8,000人● れミサポヌタヌ 進研れミのOB・OG玄13,000人

● 50幎以䞊の指導で培った ノりハり、コンテンツ● アセスメントのノりハり● ベネッセ教育総合研究所の調査・研究

● 箄200䞇人の進研れミの孊習履歎● アセスメントデヌタ 進研暡詊など延べ受隓者数玄900䞇人幎● 孊校ずの接点玄9割の高校ずお取匕

教育知芋

顧客基盀

実珟させた技術

䞀人で続けられる チャレンゞタッチ(’14) タブレット

自分に合わせ続けおくれる ブレンディッド孊習 AI/Live配信

ニガテの解消 理解教材(’08) ネット/映像

぀らい暗蚘を楜しく ポケットチャレンゞ(’95) ポケットコンピュヌタヌ

自分の県の受隓察策 県別入詊察応(’92) デヌタベヌス

授業に合った勉匷 教科曞察応(’78) 印刷技術

マンガ×キャラ(’74) 線集技術

WAY(’69)

顧客ニヌズ

人の指導

手玙

ベネッセコヌポレヌション「進研れミ䞭孊講座」商品責任者

山根 䌊郜子

双方向型のオンラむンラむブ授業

孊びの䞀元管理孊習教材集個別孊習 話し合い

支揎授業支揎 協働孊習 ゚ビデンスに基づく授業支揎

プログラミング的思考力の育成

指導ナレッゞの共有

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

31 Benesse Report 2021 32Benesse Report 2021

ai1631895413138_2936_FOCUS1-3.pdf 2 2021/09/18 1:17

Page 12: FOCUS Ch apter

センサヌ・ロボット スタッフ・ご入居者さた

2019幎床

2020幎床

2021幎床

デヌタを取り出す

サヌナビ画面でアラヌトを出す

リアルタむム

❷ケアぞの蚘録掻甚

サヌビスナビゲヌションシステム

スタッフ・ご入居者さた

❞IoTず人間知の融合

❶蚘録のデゞタル化

介護IoT×

AIプラットフォヌム

スタッフが芋るべき芳点+

お客さたごずに最適なケア

ホヌム

IoT×AIで分析・予枬+

「マゞ神」スタッフのノりハり

センサヌ掻甚したホヌム

蓄積されたデヌタ

求職者を集め、クラむアントを開拓できる有力メディアを保有

株匏䌚瀟プロトメディカルケア 株匏䌚瀟ベネッセMCM

求職者ぞの集客力ず求人数の䞡方を兌ね備えた、介護・犏祉・医療に特化した求人・転職サむト

登録スタッフの質の高さを匷みに持぀医療介護に特化した人材掟遣・転職支揎䌚瀟

介護保険情報や介護サヌビス事業者情報を掲茉した地域密着型フリヌペヌパヌ

人によるキャリア支揎

圓瀟は倧郜垂郚を䞭心に幎間10拠点皋床ホヌムを開蚭しお

きたした。今埌も特色のあるハむ゚ンドホヌムの匷化やドミナ

ント戊略の拡倧、採甚戊略ず連動した未開蚭゚リアぞの展開

などを通じお、着実にホヌム数の拡倧を進めおいきたす。

介護業界では、定着率をいかに高めるかが事業を安定的に運

営するうえで重芁です。ベネッセスタむルケアでは、2019幎床

に凊遇改善を行うずずもに、認知症、介護技術、安党管理ず再

発防止の専門性を認定する瀟内資栌制床も蚭け、専門性ず凊

遇を連動させた新人事制床を導入したした。䞀人ひずりが専

門性を高めるこずで、成長実感やプロずしおの自芚、やりがい

を感じ、仕事を続けるモチベヌション向䞊に぀ながるこずを

狙っおおり、たたそれが、サヌビスの質の向䞊、さらには圓瀟

の競争優䜍に぀ながるず考えおいたす。

介護領域では、ホヌム運営事業を安定的に䌞ばすずずもに、

呚蟺事業の拡倧も戊略に掲げおいたす。その方針のもず、

2021幎6月に介護・犏祉・医療分野の人材関連事業を手がけ

るプロトメディカルケアの党株匏を取埗し、連結子䌚瀟ずし

たした。同瀟を䞭心に、人材玹介事業の非連続な成長を目指

したす。たた、テクノロゞヌを掻甚した“ベネッセ版センシング

ホヌム”の開発・メ゜ッド化にも取り組んでいきたす。

介護・保育事業

介護・保育事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

新型コロナりむルスぞの察応を行いながら䞭期経営蚈画の戊略を着実に遂行2020幎床は、ホヌム数をカ所増やし売り䞊げは䌞びたしたが、新型コロナりむル

ス感染症の圱響により入居率が䜎䞋したした。2021幎床も8月珟圚新型コロナり

むルスの感染が拡倧しおいたすが、感染防止を最優先に察応を確実に行いながら、

䞭期経営蚈画で掲げたホヌム数の拡倧、専門性開発を軞ずした人財育成、呚蟺事

業の拡倧などの戊略を着実に遂行したす。

●倧郜垂における高霢者人口の増加●介護保険サヌビスの受絊者数の増加●介護人材玹介ニヌズの拡倧

◆新型コロナりむルスの感染拡倧◆深刻な介護・保育人材䞍足

滝山 真也

取締圹 å…Œ グルヌプ執行圹員介護・保育カンパニヌ長 ベネッセスタむルケア代衚取締圹瀟長

成長戊略

❶ホヌム数の拡倧

❷専門性開発を軞ずした人財育成

❞呚蟺事業の拡倧

FOCUS 3その方らしさに、深く寄りそうために

QOL向䞊を目的ずしたテクノロゞヌ掻甚

ベネッセの“介護×テクノロゞヌ”は、ご入居者さたのQOL向䞊や、スタッフがご入居者さたず向き合う時間を増やしお気付きを生むこずを重芖しおいたす。䞻圹である人をテクノロゞヌで支え、より良いサヌビスを提䟛するために進化を続けおいたす。

 圓瀟では2017幎から介護・看護蚘録プラットフォヌム「サヌビスナビゲヌションシステム」サヌナビを自瀟開発し、介護蚘録を

デゞタル化し集玄するこずで、業務の効率化や事故の再発防止だけでなく、ご入居者さたぞの“気付き”の醞成に掻甚しおきたし

た。珟圚は、テクノロゞヌの掻甚をさらに進化させ、ホヌム党䜓でセンサヌを掻甚した「センシング

ホヌム」を2022幎に開蚭するこずを目指し、準備・開発を進めおいたす。

 センシングホヌムでは、これたでサヌナビで蓄積しおきたデヌタず、センサヌで集めたご入居者さ

たの睡眠や排泄などの状態を解析したデヌタを掛け合わせ、AIによっお最適なケアを分析・予枬し

たす。加えお、「マゞ神」ず呌ばれる瀟内の資栌制床で高い専門性ず実践力を認定されたスタッフずも

情報共有しながら暗黙知を具珟化しおいくこずで、スタッフ党䜓のスキルを向䞊させおいきたす。

ベネッセスタむルケア執行圹員 サヌビス掚進本郚本郚長

祝田 健

サヌビスナビゲヌションの進化

2瀟の匷みを掻かし、介護・医療に特化した人材事業

ベネッセスタむルケア

蓄積したデヌタず珟堎の暗黙知を掛け合わせ党スタッフのスキル向䞊ぞ

ベネッセスタむルケアの「介護業務支揎システムの開発」が、囜立研究開発法人 日本医療研究開発機構AMEDの什和3幎床ロボット介護機噚開発等掚進事業開発補助に採択されたした。今埌最長3幎にわたり助成を受け、システム開発を加速させおいきたす。

AMEDのロボット介護機噚開発等掚進事業開発補助に採択

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

33 Benesse Report 2021 34Benesse Report 2021

ai1631895413138_2936_FOCUS1-3.pdf 3 2021/09/18 1:17

Page 13: FOCUS Ch apter

センサヌ・ロボット スタッフ・ご入居者さた

2019幎床

2020幎床

2021幎床

デヌタを取り出す

サヌナビ画面でアラヌトを出す

リアルタむム

❷ケアぞの蚘録掻甚

サヌビスナビゲヌションシステム

スタッフ・ご入居者さた

❞IoTず人間知の融合

❶蚘録のデゞタル化

介護IoT×

AIプラットフォヌム

スタッフが芋るべき芳点+

お客さたごずに最適なケア

ホヌム

IoT×AIで分析・予枬+

「マゞ神」スタッフのノりハり

センサヌ掻甚したホヌム

蓄積されたデヌタ

求職者を集め、クラむアントを開拓できる有力メディアを保有

株匏䌚瀟プロトメディカルケア 株匏䌚瀟ベネッセMCM

求職者ぞの集客力ず求人数の䞡方を兌ね備えた、介護・犏祉・医療に特化した求人・転職サむト

登録スタッフの質の高さを匷みに持぀医療介護に特化した人材掟遣・転職支揎䌚瀟

介護保険情報や介護サヌビス事業者情報を掲茉した地域密着型フリヌペヌパヌ

人によるキャリア支揎

圓瀟は倧郜垂郚を䞭心に幎間10拠点皋床ホヌムを開蚭しお

きたした。今埌も特色のあるハむ゚ンドホヌムの匷化やドミナ

ント戊略の拡倧、採甚戊略ず連動した未開蚭゚リアぞの展開

などを通じお、着実にホヌム数の拡倧を進めおいきたす。

介護業界では、定着率をいかに高めるかが事業を安定的に運

営するうえで重芁です。ベネッセスタむルケアでは、2019幎床

に凊遇改善を行うずずもに、認知症、介護技術、安党管理ず再

発防止の専門性を認定する瀟内資栌制床も蚭け、専門性ず凊

遇を連動させた新人事制床を導入したした。䞀人ひずりが専

門性を高めるこずで、成長実感やプロずしおの自芚、やりがい

を感じ、仕事を続けるモチベヌション向䞊に぀ながるこずを

狙っおおり、たたそれが、サヌビスの質の向䞊、さらには圓瀟

の競争優䜍に぀ながるず考えおいたす。

介護領域では、ホヌム運営事業を安定的に䌞ばすずずもに、

呚蟺事業の拡倧も戊略に掲げおいたす。その方針のもず、

2021幎6月に介護・犏祉・医療分野の人材関連事業を手がけ

るプロトメディカルケアの党株匏を取埗し、連結子䌚瀟ずし

たした。同瀟を䞭心に、人材玹介事業の非連続な成長を目指

したす。たた、テクノロゞヌを掻甚した“ベネッセ版センシング

ホヌム”の開発・メ゜ッド化にも取り組んでいきたす。

介護・保育事業

介護・保育事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

新型コロナりむルスぞの察応を行いながら䞭期経営蚈画の戊略を着実に遂行2020幎床は、ホヌム数をカ所増やし売り䞊げは䌞びたしたが、新型コロナりむル

ス感染症の圱響により入居率が䜎䞋したした。2021幎床も8月珟圚新型コロナり

むルスの感染が拡倧しおいたすが、感染防止を最優先に察応を確実に行いながら、

䞭期経営蚈画で掲げたホヌム数の拡倧、専門性開発を軞ずした人財育成、呚蟺事

業の拡倧などの戊略を着実に遂行したす。

●倧郜垂における高霢者人口の増加●介護保険サヌビスの受絊者数の増加●介護人材玹介ニヌズの拡倧

◆新型コロナりむルスの感染拡倧◆深刻な介護・保育人材䞍足

滝山 真也

取締圹 å…Œ グルヌプ執行圹員介護・保育カンパニヌ長 ベネッセスタむルケア代衚取締圹瀟長

成長戊略

❶ホヌム数の拡倧

❷専門性開発を軞ずした人財育成

❞呚蟺事業の拡倧

FOCUS 3その方らしさに、深く寄りそうために

QOL向䞊を目的ずしたテクノロゞヌ掻甚

ベネッセの“介護×テクノロゞヌ”は、ご入居者さたのQOL向䞊や、スタッフがご入居者さたず向き合う時間を増やしお気付きを生むこずを重芖しおいたす。䞻圹である人をテクノロゞヌで支え、より良いサヌビスを提䟛するために進化を続けおいたす。

 圓瀟では2017幎から介護・看護蚘録プラットフォヌム「サヌビスナビゲヌションシステム」サヌナビを自瀟開発し、介護蚘録を

デゞタル化し集玄するこずで、業務の効率化や事故の再発防止だけでなく、ご入居者さたぞの“気付き”の醞成に掻甚しおきたし

た。珟圚は、テクノロゞヌの掻甚をさらに進化させ、ホヌム党䜓でセンサヌを掻甚した「センシング

ホヌム」を2022幎に開蚭するこずを目指し、準備・開発を進めおいたす。

 センシングホヌムでは、これたでサヌナビで蓄積しおきたデヌタず、センサヌで集めたご入居者さ

たの睡眠や排泄などの状態を解析したデヌタを掛け合わせ、AIによっお最適なケアを分析・予枬し

たす。加えお、「マゞ神」ず呌ばれる瀟内の資栌制床で高い専門性ず実践力を認定されたスタッフずも

情報共有しながら暗黙知を具珟化しおいくこずで、スタッフ党䜓のスキルを向䞊させおいきたす。

ベネッセスタむルケア執行圹員 サヌビス掚進本郚本郚長

祝田 健

サヌビスナビゲヌションの進化

2瀟の匷みを掻かし、介護・医療に特化した人材事業

ベネッセスタむルケア

蓄積したデヌタず珟堎の暗黙知を掛け合わせ党スタッフのスキル向䞊ぞ

ベネッセスタむルケアの「介護業務支揎システムの開発」が、囜立研究開発法人 日本医療研究開発機構AMEDの什和3幎床ロボット介護機噚開発等掚進事業開発補助に採択されたした。今埌最長3幎にわたり助成を受け、システム開発を加速させおいきたす。

AMEDのロボット介護機噚開発等掚進事業開発補助に採択

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

33 Benesse Report 2021 34Benesse Report 2021

ai1631895413138_2936_FOCUS1-3.pdf 3 2021/09/18 1:17

Page 14: FOCUS Ch apter

700

600

500

400

300

200

100

億円

0

損益分岐売䞊高の掚移

2021幎床損益分岐売䞊高芋蟌み

2018幎床損益分岐売䞊高

579

-61

教宀事業

384-52

-83

ELS事業

フランチャむズ化など斜策

リストラによるコスト改善

2020幎床に実斜した远加構造改革により、2021幎床は前幎

比でコスト削枛に成功し、これたでのリストラ効果で損益分

岐点も倧幅に䞋げるこずができたした。たた、新たなオンラむ

ン倖囜語コヌスに぀いおも2021幎床前半に完党実装し、新

プログラムを党䞖界で提䟛開始したした。これにより、デゞタ

ルマヌケティング、営業改革を加速させ、オンラむン・デゞタル

を䞭心に売り䞊げ拡倧を目指すずずもに、黒字化に向けた道

筋を芋極めおいきたす。

ベルリッツ事業

環境認識ず事業の展望

機䌚

リスク

2022幎床黒字化の達成可胜性を早期に芋極める2020幎床は、過去数幎にわたる構造改革を進めるなかで、コロナ犍によるさらなる

マむナス圱響を受けた幎でした。ベルリッツは、倖囜語習埗に定評のある「ベルリッツ

メ゜ッド」や、高いブランド認知を誇る䞀方で、䞖界70以䞊の囜や地域で展開するオ

ペレヌションの難しさを抱えおいたした。さらに商品、マヌケティング面のデゞタル

化でも埌れを取っおいたした。商品・マヌケティング改革がようやく成果を䞊げよう

ずする矢先に䞖界的なコロナ犍により、察面でのレッスン、海倖留孊などに倧幅な制

限がかかったこずなどにより、2020幎床の売り䞊げ・利益は倧幅に枛少したした。

●ビゞネスのグロヌバル化による語孊ニヌズの䞖界的な高たり●䞭長期では、経枈成長にずもなう留孊者数増加

◆デゞタル化の進展による商品サヌビスの倚様化ず競争激化◆コロナ犍における察面レッスン、ビゞネス・留孊などの海倖枡航の制限

成長戊略

❶2022幎床の黒字化ぞ向けた道筋の明確化

ベルリッツ

オンラむン・デゞタル化のポむントグロヌバル共通プラットフォヌムの確立 ●䞖界䞭の講垫がオンラむンで授業を提䟛 ●顧客接点のフロントシステムからバックオフィスたでシヌムレスなプラットフォヌム接続 ●オペレヌションの自動化

プロダクトの刷新 ●Live Online授業提䟛プラットフォヌムの刷新 ●AI・音声認識機胜を掻甚した自孊自習のデゞタルプロダクツの提䟛Berlitz Flex

マヌケティング ●Google、Facebookからのマヌケティング専門人財を招聘。 䞖界共通CRMを掻甚し、デゞタルマヌケティングのベストプラクティスを暪展開

経営基盀の匷化

Chapter3nvironmentEocialS

overnanceG

Input

レッスン動画やAIで

1.予習3.埩習

Output

倖囜人教垫のラむブ・コヌチングで

2.実践䌚話緎習

Chapter1 ビゞョンず戊略 Chapter2 䟡倀創造報告 Chapter3 経営基盀の匷化

35 Benesse Report 2021 36Benesse Report 2021

ai1631895413138_2936_FOCUS1-3.pdf 4 2021/09/18 1:17