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Ver. IBM i World 2017 IBM i の視からみる 開発トレンドの動 ー ティアンドトラスト会社 小 誠 1.0 2017/04/21

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Ver.

IBM i World 2017

ー IBM i の視点からみる 開発トレンドの動向 ー

ティアンドトラスト株式会社 小川 誠

1.0 2017/04/21

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本日の内容

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本日の内容

1. IBM i の開発ツールの紹介2. IBM i システム開発の現状3. アプリケーション・ライフサイクル管理

- SoR、SoE- ウォーターフォール、アジャイル- DevOps

4. IBM i での開発手法5. 「異⽂化の衝突」6. Orion / git デモ

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IBM i の開発ツールの紹介

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IBM i (AS/400) 従来の開発環境︓ 5250

� ベーシックな開発環境� ソースコードはソース・ファイルに保管� エディターは SEU� メンバーの処理は PDM� ソースのバージョン管理は...

ソースメンバー

SEU

プログラム(*PGM)

CRTRPGPGM (RPGⅢ)

CRTBNDRPG (RPGⅣ)

ソースファイル

5250エミュレーター

IBM i

• SEU は V6R1 以降機能拡張なし

• ソースコードのバージョン管理は⾏われていない

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IBM i (AS/400) 従来の開発環境︓ RDi

� Rational Developer for i� 高機能

� ソースコードはPCのディスクに保管� コンパイル時に IBM i へ push

� バージョン管理システムとの連携が可能� git、Subversion

ソースメンバー

プログラム(*PGM)

CRTRPGPGM (RPGⅢ)

CRTBNDRPG (RPGⅣ)C: Dir

ソース1

ソース2

ソース3

RDi

プッシュ&

コンパイル

git や Subverion

コミット

ソースファイル

PCのディスク

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新しい オープンソースの開発環境︓ Orion

� ブラウザベースの開発環境� ブラウザさえあれば良い(PCへ専⽤ソフトのインストール不要)

� オープンソース� Eclipse Foundation(Eclipse プロジェクトを運営する非営利団体)

� IBM i 無償ライセンス� ライセンスキー不要� 他のサーバーは不要

� 2016年6月より提供開始� 5733OPS オプション8

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IBM i システム開発の現状

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SoR と SoE

データベース

SoR(Systems of Records)

基幹システム

SoE(Systems of Engagement)

記録のためのシステム

クラウド ビッグデータ

繋がり関わるシステム

閉鎖的寿命が⻑い資産継承が大事

オープン変化が速い

資産継承の必要性がない

企業内ユーザー 一般ユーザー / 各種デバイス

IBM i

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IBM i システム開発の現状(言語)

� SoR 開発に用いられている言語� RPG / COBOL

� RPGⅢ、Ⅳ� 今後は FFRPG も利⽤拡⼤

� Java� SoE 開発に用いられている言語

� Java� PHP� Perl� 今後は Python や Node.js も

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IBM i システム開発の現状(問題点)

� RPG 技術者の不⾜ / 高齢化� RPG は IBM i プラットフォームのみの言語

� 「古い言語」というイメージ� 将来性はあるのか(不安)� RPGⅣ(FFRPG)に移⾏すべきなのか

� 新しい言語の必要性はわかるが・・・� 要求はされるが RPGⅢ から他言語への習得はハードルが高い

RPGⅢRPGⅣFFRPG

PHPJavaその他の言語

複数言語を習得するのは難しい

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IBM i システム開発の現状(問題点)

� 複数の言語経験者によるシステム構築� 言語による開発環境の違いがある

�RPG技術者は SEU/PDM に慣れている�他言語技術者は統合開発環境があたり前

� バックグラウンド(あるいは文化)の違い�ソースコードのバージョン管理�開発⽅法論�情報共有に対する考え⽅

RPG

Java

複数の言語経験者でシステム構築

PHP

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IBM i システム開発の現状(RDBMS)

DB2 for i(RDBMS)

新機能テンポラル表監査列・・・

DDS SQL

� 安定(枯れた)機能� DDS

�物理・論理ファイル� SQL

�テーブル、ビュー、インデックス�新機能は SQL でのみ可能

既存のデータベースは DDS で作成したものが圧倒的に多いが、これからは SQL インターフェースが主流となる

RPG 技術者

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アプリケーション・ライフサイクル管理

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SoR と SoE

データベース

SoR(Systems of Records)

基幹システム

SoE(Systems of Engagement)

記録のためのシステム

クラウド ビッグデータ

繋がり関わるシステム

閉鎖的寿命が⻑い資産継承が大事

オープン変化が速い

資産継承の必要性がない

企業内ユーザー 一般ユーザー / 各種デバイス

IBM i

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アプリケーション・ライフサイクル管理とは︖

� Application Lifecycle Management : ALM� アプリケーション・ソフトウェアの「⼀⽣」を管理� 品質や⽣産性の向上� 様々な外部要因による変化への対応⼒の向上

� 様々なツールの使用が前提� 要件管理、設計、実装、検証、バグトラッキング、リリース管理など� 各ツールが連携することも必要条件

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ALM︓ 特徴

� プラットフォームに依存しない考え方� IBM i 、Linux 、Windows など、どの開発にも共通� 使⽤するツールも共通のものが利⽤可能(のはず)

IBM iLinuxWindows・・・

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ALM で管理すべき項目

� システムが利用されなくなるまで管理すべき項目� 要望、フィードバックは漏らさず管理されているか� きちんと計画されているか(各スケジュール、担当者など)� それぞれの状態が把握(⾒える化)されているか� ソースの変更管理は⾏われているか� 稼働前のテストは⼗分⾏われているか� プログラムが正しく配置(デプロイ)されているか

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開発手法

� システム開発の2大手法� ウォーターフォール開発� アジャイル開発

ウォーターフォール アジャイル特徴 ⻑期間

局面が厳密に定義されている後戻りは困難上記フローは一回限り

短期間変更が前提上記フローを何回も繰り返す

重視しているもの ドキュメント コミュニケーションや対話適しているもの 会社の基幹業務のシステム化

(SoR)変化の要求が多いシステム(SoE)

要件定義 設計 開発 テスト

注)優劣をつける表ではない

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開発手法

� 少し乱暴な言い方だが・・・� 開発者目線のアプローチ︓ウォーターフォール、アジャイル� 開発者チームと運⽤チームの共同作業︓DevOps

開発者

ユーザー

開発者チーム運用チーム

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アジャイル・マニフェスト

左記 右記プロセスやツール 個人と対話包括的なドキュメント 動くソフトウエア契約交渉 顧客との強調計画に従うこと 変化への対応

私たちは、ソフトウェア開発の実践あるいは実践を手助けをする活動を通じて、よりよい開発⽅法を⾒つけだそうとしている。この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。

すなわち、左記のことがらに価値があることを認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。

http://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html

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アジャイル・マニフェストの背後にある12の原則

1. 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。

2. 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味⽅につけることによって、お客様の競争⼒を引き上げます。

3. 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースします。

4. ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々⼀緒に働かなければなりません。

5. 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。

6. 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な⽅法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。

7. 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です。

8. アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。⼀定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。

9. 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます。

10. シンプルさ(ムダなく作れる量を最⼤限にすること)が本質です。

11. 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、⾃⼰組織的なチームから⽣み出されます。

12. チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて⾃分たちのやり⽅を最適に調整します。

http://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

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アジャイル︓スクラム開発

� チームのコミュニケーションを重視� 「スプリント(ソフトウェア開発の工程)」を短い間隔で繰り返す

1. バックログの作成2. バックログの優先順位、担当者、⾒積(期間、⾦額)などを実施3. 毎日ミーティングを⾏い進捗等を把握する(デイリースクラム︓朝会)4. スプリントの最後に実際に動くソフトを使ってレビュー5. レトロスペクティブ(振り返り)ミーティングを実施(次のスプリントに活かす)

1.バックログ作成

2.プランニング

3.朝会

3.朝会

・・・3.朝会

4.レビュー

5.振り返り

実際の開発作業

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DevOps

� 開発(Dev)と運用(Ops)が協⼒� ALM全般に渡って両者が協⼒し、最終的にビジネスの成功を目指す� Dev と Ops は利害が対⽴するものではない

�Dev︓システムへの機能追加を目的とする�Ops︓システムの安定稼働を最も⼤切なものとする�ビジネスのニーズ︓必要な機能を素早く実装し稼働させる

1. ユーザーが要求を出す2. 要求を動くプログラムとして開発3. テスト、配置、運用監視

ツールの使用が必須

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ライフサイクル管理でよく使われるツール / 手法

項目 代表的なツール / 手法ソフトウエア開発手法 スクラム開発バージョン管理システム git, Subversionバグトラッキング・システム Redmine, Mantis, Trac構成管理ツール Chef継続的インテグレーション(CI) Rational Team Concert, Jenkinsチャット chatwork仮想化 VMWare, Docker, VirtualBox

これらのツール / 手法を使うことを目的化しない

あくまでもツールを使うことで時間短縮、正確な情報の記録および共有を実現し、

変化に柔軟に対応できるシステム構築および保守を目指す

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時間がかかるフェーズについて

要件定義 概要設計 詳細設計 開発 テスト

� 自動化できれば全体の「高速化」が実現� 設計フェーズ︓ドキュメント作成、および管理� 開発フェーズ︓プログラマーによる⼿作業� テスト・フェーズ︓要件定義の項目が網羅されているかの確認

時間短縮、属人性の排除を実現可能な様々なツールを駆使する

・プログラム自動生成・ドキュメント自動生成・テスト自動化

プラットフォームに依存する場合が多い

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IBM i での開発手法

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IBM i での開発手法

� ウォーターフォール開発� IBM i で基幹業務システムを開発するケースで利⽤� ただし、新規で開発する案件はかなり少ない

� 稼働中のシステム保守案件に対して� 小規模、短納期、低価格の要求が多い� 新規案件も Web 系システム開発などが多い

要件定義

設計 開発テスト

IBM i システム開発で アジャイル(スクラム開発) / DevOps

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ツールを使いましょう

項目 代表的なツール / 手法 Pattern1 Pattern2ソフトウエア開発手法 スクラム開発 ○ ○エディタ RDi, Orion Orion RDiバージョン管理システム git, Subversion git どちらか

バグトラッキング・システム Redmine, Mantis, Trac Redmine, Mantis構成管理ツール Chef -継続的インテグレーション(CI) RTC, Jenkins - (RTC)チャット chatwork chatwork仮想化 VMWare, Docker,

VirtualBox-

Pattern1︓まずは始めてみよう(ソースのバージョン管理は全ての基本)Pattern2︓SoR システムも早期に管理対象とすること

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Pattern1︓Orion, git

� エディタ︓Orion� 無償、クライアント側はブラウザのみ� FFRPG のみだが⼿軽に始められる

� バージョン管理︓git� 無償、クライアント側はブラウザのみ� Orion との連携で⼿軽に始められる� 外部の git ホスティング・サービスとの連携可

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Orion の利用イメージ

1. ブラウザから IBM i の Orion サーバーへアクセス2. ブラウザで プログラムソースを編集

� ソースは IBM i の IFS に保管される

3. 5250 でコンパイル� IBM i Access for Web でも可

プログラム(*PGM)

CRTBNDRPG

/ Dir…

ソース1

ソース2

ソース3

編集

CRTRPGMOD+ CRTPGM

IBM i の IFS

Orion

SRCSTMFパラメータTGTCCSIDパラメータ(5035等に変換)

ブラウザCCSID(1208)

TGTCCSID については以下を参照のことhttps://ibm.biz/Bdr6K8

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git の利用イメージ

Merge / commit

Merge / commit

Or ion個人リポジトリ

git ホスティング・サービスPush / Fetch

1. ネイティブ環境で利用可能な VCS ツール� Orion と連携することによりソースのバージョン管理が可能に

2. 外部の git ホスティング・サービスとの連携が可能� gitHub� bitBucket etc…

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Pattern2︓RDi, git / Subversion, Redmine

� エディタ(統合開発環境)︓RDi� RPGⅢ、Ⅳ および FFRPG の編集が可能� 編集だけでなく、コンパイル(ビルド)およびデバッグなども可能

� バージョン管理︓git, Subversion� 該当の Eclipse プラグインを導入することで VCS と連携可能

� BTS︓Redmine� バックログ管理、バグ管理、情報共有(⾒える化)

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RDi / バージョン管理の利用イメージ

各種連携プラグイン

C:¥ Dir…

ソース1

ソース2

ソース3

編集

クライアントのディスク

RDi

リポジトリ

ソースメンバー

プッシュ

ソースファイル

i プロジェクトを使用してローカルにソースを保存使用するバージョン管理システム用のプラグインを RDi に導入- Subversion- gitPC上のソースとバージョン管理システムで直接更新/コミット

/ Dir…

ソース1

ソース2

ソース3IFS

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Redmine の利用イメージ要望(バックログ)、バグ情報をチケットで管理

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VCS / BTS / RDi / IBM i の関連イメージ

No Ticket! No Commit!

チケット駆動開発

1. チケットありき2. チケットに関連コミット№を記録3. コミット時関連チケット№を記録4. チケットには作業履歴を記録

チケットを中心に全ての作業記録を辿ることができるようにしていく

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異⽂化の衝突

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IBM i / RPG の技術者� 言語

� FFRPG(フリーフォームRPG)� 定位置記入形式に慣れていると読み慣れない(別言語のように⾒える)� SEU が利⽤できないのでなかなか試せない

� PHP、Java� RPG とあまりにも異なる「外国語」である� Web系(通信系)の知識も必要� SoR(基幹業務開発)には正直必要ないと思っている

� ツール� SEU / PDM で作業するほうが効率がよい

� GUI 系のツールは不慣れ� バージョン管理、BTS など必要であることはわかるが・・・

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若い技術者 / 他言語経験者� 言語

� 定位置記入形式の言語(RPGⅢ、Ⅳ)� コードが読めない(標識などの⽤語が独特)� RPG サイクルのプログラムは保守不可能� SEU は古臭く思える

� DB2 for i� SQL に慣れていると SoR 的なデータベース・アプローチが複雑に⾒える� 物理ファイル、論理ファイルなどの⽤語が独特� DDS でのデータベース作成はハードルが高い(DDL の⽅が簡単)

� ツール� 統合開発環境に慣れているので SEU / PDMは使いづらい� バージョン管理、BTS や Wiki などでの情報共有はあたり前

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IBM i は

� SoR も SoE も開発可能なプラットフォーム� 今後は異文化の開発者が⼀緒にシステム開発を⾏うのは当たり前

� IBM i の技術者は・・・� オープン系の開発基準に積極的に関わっていく

� Orion / RDi などの開発環境� git / Subversion などの VCS� FFRPG でフリーフォーム・関数に慣れる� SQL インターフェースに慣れる

� 若手社員 / 他言語技術者は・・・� IBM i の堅牢な機能を積極的に学習する

� FFRPG で SoR の開発に親しむ� OS の基本機能をしっかり学ぶ

� 実⾏管理� 回復設計� 機密保護

お互いの⽂化を尊重し良いところを積極的に取り入れていく(真の意味でのオープン)

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Orion, git, Bitbucketデモ(Macbook Air, safari)

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Orion

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IBM i Access for Web 5250

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git

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Bitbucket

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IBM i の将来性(ライフサイクル)

� 2017年04月時点の最新 OS は IBM i 7.3� 2018年04月30日で、IBM i 7.1 はサポート終了(EOS)� 最新 OS から 2 世代先の IBM i Next + 1 までスケジュールされている� 10年以上先までロードマップが策定されており、システムを安心して使い続けることができる

IBM i Strategy and Roadmap (2016年4月) より

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