グリップヒータアタッチメント...
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取扱・取付説明書
取扱・取付前に必ずお読みください。販売店様へこの取扱・取付説明書は、必ずお客様にお渡しください。
お客様へこの取扱・取付説明書は、必ず保管してください。
安全に関する表示 「運転者や他の方が傷害を受ける可能性があること」を回避方法と共に、下記の表記で記載しています。これらは重要ですので、しっかりお読みください。危険 指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至るもの警告 指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至る可能性のあるもの注意 指示に従わないと、傷害を受ける可能性があるもの
その他の表示アドバイス お車と用品のために守っていただきたいこと知識 知っておいていただきたいこと知っておくと便利なこと
© Honda Motor Co.,Ltd. 2012 87951-MGS-J300
適用機種
取 扱 に つ い て
グリップヒータアタッチメント
取 扱 に つ い て
NC700X/XA/XD/XL/XAL/XDL
取り扱いについては、別売品のグリップヒータキットに同梱の・取扱説明書をご覧ください。ヒューズを交換するときは、必ず現在ご使用のものと形状・定・格電流が同じヒューズと交換してください。それ以外のヒューズは使用しないでください。グリップヒータアタッチメント用ヒューズ: 5A–リレーセット用ヒューズ: 7.5A–ときどき、用品の取り付け状態を確認して必要に応じて増し締・めしてください。
取 付 に つ い て
警告スロットルケーブルを車両から取り外すときは、プライヤなどで・無理に外さないでください。スロットルケーブルが折れ曲がり、スロットルの戻り不良が原因で転倒事故などを起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性が高くなります。左側グリップヒータとハンドルの接着を確実に行うために必ず指・定の接着剤(HondaボンドA)を使用し、接着されるまで乾燥させ、必ず確実に接着されているか確認してください。指定外の接着剤を使用したり、十分な乾燥時間をとらないと走行中にグリップヒータが外れることが原因で転倒事故などを起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性が高くなります。右側グリップヒータを車両に取り付けたときは必ずスロットルの・開閉を行い、引っかかりが無いか確認してください。確認をおこたった場合、スロットルの戻り不良が原因で転倒事故などを起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性が高くなります。
この用品の取り付けには専門知識と特殊工具および設備が必要・になるため、自動車整備有資格者のいる販売店での取り付けをお勧めします。この用品の取り付けには、下記の別売品が必要です。・グリップヒータキット(08T50-MGE-000)–リレーセット(08A70-MGS-D30)–サブハーネス(08A71-MGS-D30)–
リレーセット装着車には、リレーセットは必要ありません。・サブハーネス装着車には、サブハーネスは必要ありません。・取り外した部品は、元の仕様に戻すとき必要になりますので大・切に保管してください。外装部品などの再取り付け時、配線類のかみ込みがないことを・確認してください。取り付けは、必ずバッテリのマイナス端子を外してから行って・ください。バッテリを外すと、時計がリセットされるので再度設定してく・ださい。ハーネスバンドの余った部分はカットしてください。またカッ・トした部分が他のハーネスやブレーキパイプなどに干渉しないようにしてください。車両の部品の締め付けトルクはサービスマニュアルを参照して・ください。取り付け完了後、灯火器(ヘッドライト、左右のウインカ、ブレー・キランプ)の作動確認およびスロットルグリップの引っかかりが無いことを確認してください。
注意取り付け作業はエンジン、マフラが完全に冷えてから行ってくだ・さい。高温のまま作業を行うと、火傷などを負う可能性が高くなります。
必 要 工 具
ニッパ・はさみ・定規・マーカ・ビニールテープ・Honda ボンドA・グリース・ネジロック剤・脱脂洗浄剤(イソプロピルアルコール)・ウエス・車両の部品の取り外し、取り付けに必要な工具は、サービスマ・ニュアルを参照してください。
知識
<共通手順>• の表示について:サブハーネス装着車は、この表示がある手順を省略することができます。表示は、別売品のサブハーネス(08A71-MGS-D30)を使用する用品に共通の取り付け手順であることを表しています。本製品に必要な別売品を交換するときは、本書が必要になります。•取り付け方法は必ず本書に従ってください。
アドバイス部品の脱着をするときは、塗装面への傷付きに注意して作業をし・てください。
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構 成 品
見出し番号 部品名称 個数
(1) グリップヒータハーネス 1
(() ハーネスブーツ 1
(3) ハーネスバンドA(幅×長さ:7× 1(5mm) 3
(() ハーネスバンドB(幅×長さ:7× 165mm) (
(5) ハーネスバンドC(幅×長さ:7× 95mm) (
(6) ハーネスバンドD(幅×長さ:7× (35mm) (
(7) ハーネスバンドE(幅×長さ:(.5 × 100*mm) (
(()(1)
見出し番号 部品名称 個数
(1) ヒューズ(7.5A) 1
(() リレー 1
リレーセット(08A70-MGS-D30)別売品
見出し番号 部品名称 個数
(1) サブハーネス 1
(() ハーネスバンド 1
サブハーネス(08A71-MGS-D30)別売品
(1)(()
見出し番号 部品名称 個数
(1) 右側グリップヒータ 1
(() 左側グリップヒータ 1
(3) コントローラ 1
(() 取扱説明書 1
グリップヒータキット(08T50-MGE-000)別売品
(()(()
(1)
(3)
取 付 方 法
1. リレーセットの取り付け
リレーセット装着車にはこの手順は不要です。・1)図の車両部品を取り外し、バッテリのマイナス端子を外す。
スクリュ
ボルト
メンテナンスリッド
マイナス端子
(()
*:バンド結束部の長さ含む
(1)
(3)
(()
(6)(7)
(5)
3
()図のようにヒューズボックスカバーを取り外す。
ヒューズボックスカバー
3)図の位置にヒューズ、リレーを取り付ける。
リレー
リレー
ヒューズ
ヒューズ
2. 車両部品の取り外し1)図の車両部品を取り外し、バッテリのマイナス端子を外す。
シングルシート
ピリオンシート開く。
ボルト
()図の車両部品を取り外す。
左側エアダクト
スクリュクリップ
3)クリップを外し、図のように左側シートカウル前端部を開く。
クリップ
左側シートカウル
4
()図の車両部品を取り外す。
左側サイドカバー
ボルト
ボルト
ボルト
クリップ
スクリュ
クリップ
クリップ
5)図の車両部品を取り外す。
左側フロントサイドカウル
ボルト
カプラ接続を外す。
ボルト
クリップ
クリップ
3. サブハーネスの取り付け
1)図のように車両のカプラを取り出す。
<共通手順>
()図のようにサブハーネスを接続する。
3)図のようにカプラをテープで固定する。
車両の 6P防水カプラ
車両のハーネス
6P防水カプラビニールテープ6P 防水カプラを車両のハーネスに固定する。
サブハーネス車両のハーネス
サブハーネス
5
図のようにグリップヒータハーネスを固定する。
ヒューズヒューズケース
ヒューズコード
6)図のようにグリップヒータハーネスを接続する。
()図のようにヒューズを取り外す。
3)図のようにブーツをかぶせる。
()図のようにブーツをかぶせる。
ハーネスブーツヒューズコードを通す。
ハーネスブーツ
ビニールテープ
10mm
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
コントローラ
コントローラ
コントローラ
5)取り外しの逆手順でヒューズを取り付ける。
ヒューズヒューズケース
グリップヒータハーネス
サブハーネス
4. 各ハーネスの取り廻し1)図のようにコントローラを接続する。
6
9)図のようにグリップヒータハーネスを取り廻し、バンドで固定する。
10)図のようにグリップヒータハーネスを取り廻す。
グリップヒータハーネス
8)図のようにサブハーネスをバンドで固定する。
7)図のようにブーツをかぶせる。
ハーネスバンドBグリップヒータハーネスを車両のハーネスに固定する。
ハーネスブーツ
車両のハーネス
ハーネスバンドBグリップヒータハーネスをフレームに固定する。
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
ハーネスブーツサブハーネス
ハーネスバンドサブハーネスに同梱。ハーネスブーツを車両のハーネスに固定する。
車両のハーネス
7
11)図のようにグリップヒータハーネスを固定する。 ()図のようにボルトをゆるめ、マスタシリンダをずらす。
マスタシリンダ
ボルトゆるめる。
5. 右側グリップヒータの取り付け1)図のようにハンドルウエイトを取り外す。
左側も同様に取り外してください。・
スクリュ
ハンドルウエイト
3)図のように右側ハンドルスイッチを取り外す。スクリュ スイッチカバー
右側ハンドルスイッチ
スロットルハウジングカバー
スクリュ
()図のようにスロットルハウジングカバーを取り外す。
ハーネスバンドAグリップヒータハーネスをフレームに固定する。
グリップヒータハーネス
車両のハーネス
グリップヒータハーネス
ハーネスバンドDグリップヒータハーネスをフレームに固定する。
アドバイスハンドルパイプを傷つけないように注意してください。・
8
右側グリップ(保管)
スロットルケーブル
スロットルケーブル
5)図のように右側グリップを取り外す。
警告スロットルケーブルを右側グリップから外すときは、プライヤな・どで無理に外さずに必ず車両のサービスマニュアルを参照してください。無理にプライヤなどで外すとケーブルが折れ曲がり、スロットルの戻り不良が原因で転倒事故などを起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性が高くなります。
6)図の寸法でマークを付ける。
右側グリップヒータ
右側グリップヒータハーネス
ボルト締め付けトルク:12N・m(1.2kgf・m)
マーカ
スロットルパイプ右側グリップヒータ
右側グリップヒータ
マスタシリンダ 合わせ面ポンチマークに合わせる。
ポンチマーク
グリース
グリース
7)図の 部にグリースを塗布する。
8)取り外しの逆手順で右側グリップヒータ、右側ハンドルスイッチを取り付ける。取り付け後、サービスマニュアルを参照してスロットルの・遊びを調整してください。
9)図のようにマスタシリンダを元の位置に戻し、ボルトを締め付ける。
NC700X/XA/XL/XAL:150mmNC700XD/XDL:120mm
アドバイスハンドルパイプを傷つけないように注意してください。・
9
スクリュ(再使用)
ハンドルウエイト(再使用)
左側グリップ(保管)
10)図のようにハンドルウエイトを取り付ける。ネジロック剤を塗布する前に、ネジ部を清掃してください。・
11)図のようにスロットルの開閉を行う。開閉がスムーズに行われるか確認してください。・
右側グリップヒータ
6. 左側グリップヒータの取り付け1)図のように左側グリップを取り外す。
ネジロック剤必ず使用してください。
脱脂洗浄剤
脱脂洗浄剤
()脱脂洗浄剤を使用し、左側ハンドルパイプに付いている接着剤を取り除く。
左側ハンドルパイプ
3)左側グリップヒータの穴周辺にHonda ボンドAを多めに塗布する。
アドバイス手順3)〜6)は、作業内容を一読し全て確認してから、接着剤・が乾かないうちに作業してください。また、車両が倒れないように補助を一人付けてください。
左側グリップヒータ
Honda ボンドA
10
スイッチに当たるまで差し込み、図の位置に合わせる。
スイッチに当たるまで差し込む。
左側ハンドルスイッチ
()図のように左側ハンドルパイプにHondaボンドAを塗布する。
左側ハンドルパイプ
Honda ボンドA
5)脱脂洗浄剤を左側グリップヒータ内周面、左側ハンドルパイプ外周面にスプレーする。取り付け位置を合わせやすくするために行います。・
左側グリップヒータ
左側ハンドルパイプ
脱脂洗浄剤
アドバイスグリップヒータを挿入するとき、「グリップエンドをハンマでたた・く」「グリップを強くねじる」などは行わないでください。グリップヒータ内で断線する恐れがあります。
左側グリップヒータを挿入するとき、スイッチ部を押しての挿入・は行わないでください。スイッチ部が破損する恐れがあります。また、スイッチとの隙間がないように取り付けてください。
万一、グリップヒータが途中で入らなくなったときは、グリップ・ヒータとハンドルパイプの隙間に脱脂洗浄剤を入れて取り外してください。無理に配線ドライバなどでこじ開けると、グリップヒータ内で断線する恐れがあります。
6)図の位置に左側グリップヒータを取り付ける。はみ出た接着剤は拭き取ってください。・
左側グリップヒータ
左側グリップヒータ
<NC700X/XA/XL/XAL>
合わせ面合わせる。
11
コード(青)7)図のようにハンドルウエイトを取り付ける。
ネジロック剤を塗布する前に、ネジ部を清掃してください。・
()図のようにグリップヒータハーネスを接続する。
スクリュ(再使用)
ハンドルウエイト(再使用)
ネジロック剤必ず使用してください。
車両のハーネス
ハーネスバンドCグリップヒータハーネスを車両のハーネスに固定する。
グリップヒータハーネス
7. 各ハーネスの取り廻し1)図のようにグリップヒータハーネスを取り廻す。
グリップヒータハーネス 左側グリップヒータハーネス
<NC700XD/XDL>スイッチに当たるまで差し込み、図の位置に合わせる。
左側グリップヒータ合わせる。
スイッチに当たるまで差し込む。
ラバー
ラバーがグリップヒータの根元に付いていることを確認する。
3)図のようにテープを巻き、固定する。
ビニールテープ各ハーネスを束ねる。
ビニールテープ
コード(緑)
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()図のように各ハーネスをバンドで固定する。ハンドルを右にきった状態で固定します。その後、ハンド・ルを左右に動かしてハーネスのかみ込み、引っ張りがない事を確認しください。
車両のハーネスバンド(保管)
ハーネスバンドAグリップヒータハーネス、左側グリップヒータハーネス、車両のハーネスをハンドルパイプに固定する。
ハーネスバンドEグリップヒータハーネス、左側グリップヒータハーネスを車両のハーネスに固定する。
グリップヒータハーネス
5)図のように各ハーネスを接続する。グリップヒータハーネス
左側グリップヒータハーネス
車両のハーネス
車両のハーネス
6)図のように右側グリップヒータハーネスを取り廻し、接続する。
左側グリップヒータハーネス
ビニールテープカプラをテープで巻く。
左側グリップヒータハーネス
右側グリップヒータハーネス
右側グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
グリップヒータハーネス
右側グリップヒータハーネス
7)図のように各ハーネスをバンドで固定する。
ハーネスバンドAグリップヒータハーネス、左側グリップヒータハーネスを車両のハーネスに固定する。
ハーネスバンドDグリップヒータハーネス、左側グリップヒータハーネスをメインスイッチに固定する。
左側グリップヒータハーネス
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<NC700XD/XDL>
9)各ハーネスを確認する。ハンドルを左右に動かしてハーネスのかみ込み、引っ張り・がない事を確認しください。
8. 車両部品の取り付け1)取り外しの逆手順で車両の部品を取り付ける。
ハーネスのかみ込み、引きつりがないことを確認してくだ・さい。
8)図のように右側グリップヒータハーネスを取り廻し、バンドで固定する。スロットルの開閉を行い、グリップヒータハーネスの引き・つりがないことを確認してください。
マーク
マークブーツ
右側グリップヒータハーネス
右側グリップヒータハーネス
車両のハーネス
<NC700X/XA/XL/XLA>
ハーネスバンドE右側グリップヒータハーネスのマーク部を車両のハーネスに固定する。
車両のバンド(再使用)右側グリップヒータハーネスを共締めする。
40mm
販売店様故障診断グリップヒータ作動確認以外の各部品、回路の点検はエンジンを◎停止し、メインスイッチをOFFにしてください。
不具合事象 確認内容
グリップヒータが作動しない。グリップヒータ・の不良グリップヒータ・コイルの不良ヒューズの不良・ハーネスの断線、・またはショート
1コード類(端子、カプラ)の結線は確実に行われているか?
2グリップヒータの点検端子間で各グリップヒータの抵抗を測定する。
標準値 右側 (.( Ω± 10% 左側 (.( Ω± 10%
3ヒータハーネスの点検回路図を参照し、導通検査を行う。
4上記の123の点検で異常がなく、グリップヒータが作動しないときはグリップヒータの交換を行う。
※スイッチは IC 回路が含まれているため通常の点検(導通点検等)での確認は困難です。
車両の取扱説明書に添付して保管してください。
取扱・取付説明書の保管
5mm
スロットルパイプハーネスバンドE右側グリップヒータハーネスのマーク部をスロットルパイプに固定する。