ー劇場版名探偵コナン特集号ーー劇場版名探偵コナン特集号ー Vol.462020年3月6日発行

近日公開近日公開全国東宝系ロードショー全国東宝系ロードショー原作／青山剛昌「名探偵コナン」（小学館「週刊少年サンデー」連載中）Ⓒ2020 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

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永岡智佳さん　櫻井武晴さん　ほか各セクションの制作スタッフからコメントが到着！

監督 脚本

めい たん ていめい たん てい

ー今作は「赤井一家」に焦点が当たり、劇場版初登場となるキャラクターも多く登場しますが、注目キャラクターはいますか？ また、その理由は？メアリーです。母は強しだなと思います。赤井秀一、羽田秀𠮷、世良真純…と性格もバラバラで、キャラが濃い子供達…ただ、全員一本筋がきちんと通っていて。メアリーの教育の賜物が、しっかり受け継がれているなぁと感じます。

ー真空超電導リニアやスポーツの祭典、FBI、赤井一家など、今作も注目ポイントがたくさんありますが、作品を通して監督が面白いなと感じた部分はどのような部分ですか？また、ディレクションしていくのが楽しみな部分は？作品を通して面白いなと感じたのは、コナンの正義とFBIの正義の差です。この「想い」の差をきちんと表現したいと思っています。ディレクションで一番楽しみな部分は、真空超電導リニアです。特に1,000キロというスピードをどうやって映像として表現するのか、是非劇場で確認していただけたらと。

ー永岡監督が思う今作の見どころを教えてください。最後に、アニメール読者へのメッセージもお願いいたします。作中に登場する真空超電導リニアという存在がどのように赤井一家、FBI、コナン達に絡み、話が広がっていくのか、楽しみにしていただけたらなと。そして、メインキャラ達と赤井一家の関係性は全く知らないよりは、少しでも知っていた方がより今回の世界観に入り込めるのではないかと思います。また今回は「赤」という色が名字に入った赤井一家がメインとなるお話です。絡めて色んな「赤色」が劇中で出てきますので探してみてください！

ー劇場版「名探偵コナン」の監督を担当されるのは2作目となりますが、前作「紺青の拳（フィスト）」（2019）の監督を経て、環境や心境の変化はありましたか？ また、今作とはどのように向き合っていますか？環境の変化は、特にありません。コナンの現場は、長年共に仕事をしてきている尊敬する先輩たちがいて、仲間がいて、私の良い所も悪い所も熟知している安心感のあるメンバーがいる環境です。そして、信頼しているからこそ、色々頼ってしまう所がたくさんあります。心境の変化としては、実制作に入ると色んな部分で壁にぶちあたり、悩む時があります。その時に一人で抱えるのではなく、その悩みを相談してアドバイスをもらうようにしています。意外と話をしている中で別のアイデアが閃いたり、いただく意見に突破口を見出すことがたくさんあります。まあ、悩みを聞かされている方は大変かもしれませんが…笑今作との向き合いとしては、劇場版初登場キャラクターがたくさん出てくる中で、彼らが原作内でコナンたちメインキャラとどのような関係値なのか再度確認してから制作に入りました。赤井家はまだ原作でも明らかになっていないミステリアスな部分も多いので、制作さんの方で一度整理してもらい、キャラクター関係図を作ってもらっています。

ー脚本をお読みになっての感想をお教えいただけますか？シナリオ打ち合わせをした時から、感じていましたが、櫻井さんの知識の引き出しがとにかくすごくて。化学的な知識、リニアに関しての知識、将棋に関しての知識…等々ジャンル問わずの知識力の幅広さに改めて脱帽しました。私自身も常日頃から色んな所にアンテナを張って情報を得ていかないとなぁと…脚本からはテーマ性をビシバシと感じとることができる内容でした。私が読んで受け取った櫻井さんの想いを映像に落とし込み、映像を観ていただくお客様に届けることができたらよいなと思います。

はやパズルであり、そこに「この事はこのキャラクターは知っていても、読者はまだ知らない」「この件は映画公開までに原作で明らかになる」をプラスすると、天文学的なピースの数のパズルをしている気分になります。それが苦しくもあり、楽しくもあった点です。

ー今作は「赤井一家」に焦点が当たり、劇場版初登場となるキャラクターも多く登場しますが、注目キャラクターはいますか？ また、その理由は？今作では「赤井一家」全員が重要キャラクターです。中でも、個人的に強いてあげるとすれば、メアリーです。青山先生から聞けば聞くほど、彼女の抱えているものはすごい。今作をよく見ていただくと、メアリーの新しい情報を知ることができると思います。

ー自身の脚本が映像化されるにあたって楽しみにしている部分はどんなところでしょうか？「アフレコ台本」を見るのが楽しみでもあり、恐ろしくもあります。こちらの読者でしたら知っているでしょうが、「アフレコ台本」とは「私が書いた脚本をもとにして別の人が書いた台本」です。そのため、「私の書いたセリフがこんなセリフになったのか」「私の書いたシーンがこんな表現になったのか」という衝撃を最初に受ける媒体です（その後、試写会などでさらに衝撃を受けます）。「アフレコ台本」は実写ドラマや実写映画にはない過程なので、「前回とほぼ同じページ数の脚本を書いたのに、前回の倍近いページ数の台本になってる！」など、驚きしかない瞬間です。

ー櫻井さんが思う今作の見どころを教えてください。最後に、アニメール読者へのメッセージもお願いいたします。事件、キャラクター、アクション、今作の見どころはたくさんあると思います。脚本家としては、さらにテーマを感じてくれたら嬉しいです。「過去の罪」が「現在の罪」を作ってしまうドラマはこれまでたくさんあったと思います。でも、「過去の正義」が「現在の罪」を作り出してしまうこともある。そんな時、人はどうすればいいのか。そこに、コナンと赤井の「和」と「差」が出せれば。そんな思いで書きました。

ー劇場版「名探偵コナン」の脚本を担当されるのは5作目となりますが、櫻井さんにとって初めてのコナンとなる「絶海の探偵（プライベート・アイ）」（２０１３）を執筆した当時と今作とで、心境の変化やコナンという作品との接し方・捉え方などに何か変化はありましたか？劇場版「名探偵コナン」の脚本を作る時はいつも、「ゲストとなるレギュラーキャラクター」や「テーマ」をプロデューサーと決め、私がストーリーを書き、それを青山先生や監督に直されながら、青山先生が欲しいエピソードを入れる、という流れです。この流れに変化はありませんが、「絶海の探偵（プライベート・アイ）」の時は困難が分からない中でがむしゃらに挑み、今は困難が分かった中で力を試されている感じです。つまり、「挑戦」から「試練」へ変化したわけで、どんな仕事でも続ければきっと起きる変化だと思います。

ー前作では「安室透」、今作では「赤井秀一」という作中きっての人気キャラを描くことになりましたが、二人のキャラクターを比べて何か感じるものはありましたか？また、今作で「赤井秀一」を描くにあたって気をつけたり工夫された点、もしくは楽しく書けた点などはありますか？安室と赤井の共通点は「孤独」だと思います。安室は「帰る場所のない孤独」、赤井は「帰る場所に帰れない孤独」。安室は「すがるものがある孤独」、赤井は「すがらないと決めた孤独」。安室には「一人で孤独を抱えられる強さ」があり、赤井には「孤独な人と伴走できる強さ」がある。二人を書きながら、そんなことを感じています。「赤井秀一」を書くにあたって気をつけるべきは「沖矢昴」です。この二人は同一人物ながら別人格を持っています。しかし、沖矢でありながら、人格がほぼ赤井の時もあります。各シーンで「何％赤井成分の沖矢」を出すのか、そのすり合わせを青山先生や制作チームとするのが大変でした。しかし、赤井というキャラクターにはその大変さを凌駕するほどの困難がありました。それは、コナン、灰原、世良、メアリー、秀𠮷、ジェイムズ、ジョディ、キャメルが、赤井の何を知っていて何を知らないのか、赤井の何を誰に知らせていて何を誰に隠しているのか、自分の何を知らせていて何を隠しているのか、それが全員違うのです。これを青山先生や制作スタッフと確認し、「このシーンでそれは出来るけどそれは出来ない」をジャッジしていく作業がも

永岡 智佳 さん永岡 智佳 さん監督監督 コナンの現場は安心感のある環境コナンの現場は安心感のある環境

櫻井 武晴 さん櫻井 武晴 さん脚本脚本 何％赤井成分の沖矢！？ パズルのような関係性何％赤井成分の沖矢！？ パズルのような関係性

今回は舞台が“東京～名古屋”ということで前回に引き続きまた、ビルが多いなと始まる前から心配になっていました。

やはりビルが多いと大変ですので （笑）しかも前回のシンガポールと違って今回はリニア、芝浜駅、新名古屋駅など、現実にはない場所も出てきます。実際にある街とそういった架空のものをどうリアルに描くかがとても難しく、また面白い所でもあります。今回は監督から「赤井に青空は似合わないかも」との話を聞きまして昼の青空をいつもより渋めの落ち着いた色にしています。

なかなか気づかれないところもあると思いますが、そういった細かい所にもこだわって作っていますのでコナンの世界

観を楽しんでもらえたら嬉しいです。

題名の緋色にちなんで、4日間の日取りの中で必ず誰かに赤い色が入っています。

今回は舞台が“東京～名古屋”ということで前回に引き続きまた、ビルが多いなと始まる前から心配になっていました。

やはりビルが多いと大変ですので （笑）しかも前回のシンガポールと違って今回はリニア、芝浜駅、新名古屋駅など、現実にはない場所も出てきます。実際にある街とそういった架空のものをどうリアルに描くかがとても難しく、また面白い所でもあります。今回は監督から「赤井に青空は似合わないかも」との話を聞きまして昼の青空をいつもより渋めの落ち着いた色にしています。

なかなか気づかれないところもあると思いますが、そういった細かい所にもこだわって作っていますのでコナンの世界

観を楽しんでもらえたら嬉しいです。

題名の緋色にちなんで、4日間の日取りの中で必ず誰かに赤い色が入っています。

キャラクターのイメージカラーのみに固執すると偏り過ぎてしまうので、その部分も踏まえつつ基本はラストシーンでの服装をカッコ良く・可愛く見えるように、お話の関係性も含めて色を決めています。

赤井一家も含め、各キャラ同士の関係性や思いがよくわかる感じになっているかと思います。

シーン内でキャラクターが映える色調整を心がけていますので、そんな所も気にしつつ楽しんで貰えればと思います。

アニメーション制作における「撮影」と言うセクションは、絵素材の総まとめを行う部門であると言えます。作画、背景、

CG等、様々なクリエイター達が作成した作品群を素材として捉え直し、改めて合成することにより、より高次元の作品に昇華させる作業です。ただし、素晴らしい素材を使った料理が必ずしも美味しいとは限らないように、調理の仕方でより良くなる場合も、台無しになる場合もあり得ます。そこが「撮影」の苦しさであり、やり甲斐でもある訳です。今回の「緋色の弾丸」では、真空超電導リニアやスポーツの祭典などがテーマですので、スピード感や躍動感を大切にした絵作りを目指しています。

数多くのキャスト、スタッフの共同作業の結果で、誕生する総合芸術である映画アニメーションですので、それぞれのセク

ションの細やかな拘りが濃縮されています。コナンくんや赤井一家の活躍も勿論ですが、一見しただけでは気付かない「撮影」処理による空気感、スピード感、シズル感、も楽しんでいただければ嬉しいです。

今回は物語に関わる主要な物が3DCGで用意されます。それらをすべて作りだし、各カットに反映

していく作業は大変ですが、同時に使われ方やそれを見たお客さんの反応を想像するとやりがい

キャラクターのイメージカラーのみに固執すると偏り過ぎてしまうので、その部分も踏まえつつ基本はラストシーンでの服装をカッコ良く・可愛く見えるように、お話の関係性も含めて色を決めています。

赤井一家も含め、各キャラ同士の関係性や思いがよくわかる感じになっているかと思います。

シーン内でキャラクターが映える色調整を心がけていますので、そんな所も気にしつつ楽しんで貰えればと思います。

アニメーション制作における「撮影」と言うセクションは、絵素材の総まとめを行う部門であると言えます。作画、背景、

CG等、様々なクリエイター達が作成した作品群を素材として捉え直し、改めて合成することにより、より高次元の作品に昇華させる作業です。ただし、素晴らしい素材を使った料理が必ずしも美味しいとは限らないように、調理の仕方でより良くなる場合も、台無しになる場合もあり得ます。そこが「撮影」の苦しさであり、やり甲斐でもある訳です。今回の「緋色の弾丸」では、真空超電導リニアやスポーツの祭典などがテーマですので、スピード感や躍動感を大切にした絵作りを目指しています。

数多くのキャスト、スタッフの共同作業の結果で、誕生する総合芸術である映画アニメーションですので、それぞれのセク

ションの細やかな拘りが濃縮されています。コナンくんや赤井一家の活躍も勿論ですが、一見しただけでは気付かない「撮影」処理による空気感、スピード感、シズル感、も楽しんでいただければ嬉しいです。

今回は物語に関わる主要な物が3DCGで用意されます。それらをすべて作りだし、各カットに反映

していく作業は大変ですが、同時に使われ方やそれを見たお客さんの反応を想像するとやりがい

があります。特に真空超電導リニアは監督のこだわりでもありまして、デザインや質感にアイデアを色々と提案しながら制作しています。真空超電導リニアの活躍を早く皆様にお見せしたいです！

色々と書いてしまうと、ネタバレになってしまうので、イメージで表現しますが、今回の見どころはなんといっても、佐藤

純彌監督の映画「新幹線大爆破」（1975）のような追い詰められた環境での緊張感とそれを演出する真空超電導リニアの掛け合いです。そして、出てくるキャラクターたちがそれを全力で解決しようとする展開を僕ら3DCGチームが少しでも緊迫感のプラスαが出来る映像を用意したいと思っています。

今作は真空超電導リニア、新幹線、自動車、バイク等、様々な乗り物が登場しています。

その乗り物の多くに3DCGが使われており、登場シチュエーションによって様々な色や質感の表現を試みています。また、乗り物ということでキャラクターが乗り込んだり背景の画の中を走ったりするので、その際に見え方に違和感が出ないように試行錯誤をして、場合によっては全体的に3DCGに置き換えての制作をしています。そのような作業の中で演出的な要望などを反映して永岡監督のイメージに沿った映像を作り上げるという部分は苦労もあり、やりがいもあるところです。

やはり目玉は謎に迫るコナンと赤井一家になるかと思いますが、彼らの活躍のキーポイントとしての真空超電導リニ

アや世界的なスポーツの祭典、そしてそれらも絡んだ大胆なアクションなど、映画全体として見どころの多い内容になっていると思います。また、3DCGはキャラクター、背景など意外なところで使われていたりするのでそのあたりに注目すると違う見方で楽しんでいただけるかもしれません。

があります。特に真空超電導リニアは監督のこだわりでもありまして、デザインや質感にアイデアを色々と提案しながら制作しています。真空超電導リニアの活躍を早く皆様にお見せしたいです！

色々と書いてしまうと、ネタバレになってしまうので、イメージで表現しますが、今回の見どころはなんといっても、佐藤

純彌監督の映画「新幹線大爆破」（1975）のような追い詰められた環境での緊張感とそれを演出する真空超電導リニアの掛け合いです。そして、出てくるキャラクターたちがそれを全力で解決しようとする展開を僕ら3DCGチームが少しでも緊迫感のプラスαが出来る映像を用意したいと思っています。

今作は真空超電導リニア、新幹線、自動車、バイク等、様々な乗り物が登場しています。

その乗り物の多くに3DCGが使われており、登場シチュエーションによって様々な色や質感の表現を試みています。また、乗り物ということでキャラクターが乗り込んだり背景の画の中を走ったりするので、その際に見え方に違和感が出ないように試行錯誤をして、場合によっては全体的に3DCGに置き換えての制作をしています。そのような作業の中で演出的な要望などを反映して永岡監督のイメージに沿った映像を作り上げるという部分は苦労もあり、やりがいもあるところです。

やはり目玉は謎に迫るコナンと赤井一家になるかと思いますが、彼らの活躍のキーポイントとしての真空超電導リニ

アや世界的なスポーツの祭典、そしてそれらも絡んだ大胆なアクションなど、映画全体として見どころの多い内容になっていると思います。また、3DCGはキャラクター、背景など意外なところで使われていたりするのでそのあたりに注目すると違う見方で楽しんでいただけるかもしれません。

A.1A.1

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A.2A.2

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A.2A.2

A.2A.2

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A.2A.2

A.2A.2

ー今回で劇場版「名探偵コナン」のイメージボードを担当されるのは3回目となり、劇場コナンにイメージボードというものが定着してきたように思います。loundrawさんにとって、コナンのお仕事はどのような立ち位置になりましたか？不思議なもので、いまだにコナンに関わっているという実感が湧いてこない瞬間があります。子どもの頃から読んでいた漫画で、国民的な作品で、劇場の大画面で流れている映像づくりの一端を自分が担っている、という現実があまりに壮大すぎて、他人事のようにさえ思えてしまうのかも

しれません。ですが、劇場版「名探偵コナン」における自分に与えられた役割への手応えは、お仕事を重ねるほどに、着実に増しているように感じます。キャラクターを愛し、世界観を壊すことなく、でも自分なりのアイデアを詰め込む。その絵がスタッフの方々のお役に立てているというのであれば、これ以上ないことです。劇場版「名探偵コナン」のイメージボードというお仕事は、幼少期の自分と向き合う時間だなと感じます。かつての自分に誇れるように身を引き締めつつ、でもどこか懐かしくなりながら、毎回新鮮に描かせていただいています。

ー脚本からどのようなイメージを受けて、今作のイメージボードを制作されましたか？永岡監督や制作チームのみなさんとお話をしながら脚本を拝読し、今回はスタイリッシュにしよう

と自分の中で方針を定めました。歴代の劇場版「名探偵コナン」全体で見ても、今作は作中で開催されるイベントが指折りに規模が大きく、そこに付随するサスペンス、アクションもとてもスリリングなものになっています。ジェットコースターのような展開を劇的に描くためにも、光などのシーン演出には意識的に大きな強弱をつけました。そしてそれは、今作に登場する「赤井一家」

にも繋がります。謎や影を持つ赤井一家。けれどもその影は、むしろ魅力として赤井一家を輝かせている。光と影、正義と悪、表裏一体の緊張と興奮を、そのまま絵を通して伝えられるよう苦心しました。

loundraw さんloundraw さんイメージボードイメージボード 幼少期の自分と向き合う時間幼少期の自分と向き合う時間

今作の見どころはどんなところでしょうか？

今作「緋色の弾丸」の制作作業において、苦労していることや、こだわっていること、やりがいのあることなど、エピソードをお教えいただけますか？

アニメール初登場スタッフ多数！ 各セクションからの見どころも満載です！アニメール初登場スタッフ多数！ 各セクションからの見どころも満載です！

Q.2Q.2

Q.1Q.1

福島 孝喜 さん福島 孝喜 さん美術監督美術監督

西山 仁 さん西山 仁 さん撮影監督撮影監督

中尾 総子 さん中尾 総子 さん色彩設計色彩設計

松倉 大樹 さん松倉 大樹 さんCG監督CG監督

小岩 寛満 さん小岩 寛満 さんCG監督CG監督

今作の舞台“名古屋”にロケハンに行ってまいりました。名古屋出身の制作スタッフと永岡監督で、シナリオ決定稿を基にロケーションを相談して取材場所を決めました。まずは前作『紺青の拳（フィスト）』のぶら下がり映像でも登場した、名古屋のシンボル・テレビ塔とオアシス21。ここは夜景もすごくキレイなのですが取材日は上にあがれず、ライトアップを下から見上げる形

でロケしました。雨の日は滑りやすいので要注意です！続いて、名古屋城近くにある、いかにも映えそうなモニュメント…！ 思わず全員が赤色に注目してしまい、ここで記念撮影をしました。

そして日本最大級の貿易港である、名古屋港。5つの自治体に跨る港で、レジャー施設もたくさんあります。我々取材班も、遊覧船に乗り、名古屋港内を散策しました。今回登場する羽田秀𠮷が豊臣秀吉に由来しているのはご存知だと思いますが、名古屋は豊臣秀吉ととても縁深く、毎年開催される名古屋まつりでは、三英傑である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人にちなみ、郷土英傑行列が行われています。豊臣秀吉の出生地である名古屋市中村区では、太閤通と名付けられた通り

があり、名古屋駅にも太閤通口という名の出口が存在していたりと、豊臣秀吉の名は、生活に溶け込んでいます。そんなご縁を感じつつ、美味しい名古屋飯を味わいつつ、しっかりと取材をしてきました。とても良いところなので公開後、沢山のファンの方々に名古屋へ聖地巡礼に行ってもらえると嬉しいです！ 今作に名古屋がどう登場していくのか、楽しみにして頂ければと思います。 （設定制作・鈴木美玲）

2020年3月6日発行　Vol.46 〒164-0001 東京都中野区中野3-31-1 （株）トムス・エンタテインメント アニメール編集部　Tel:03-6382-7053〇デザイン・レイアウト：清水友紀（株式会社美松堂）　〇編集： 岡本浩樹　〇協力：鈴木美玲

〇印刷・加工：（株）美松堂　〇発行：（株）トムス・エンタテインメント　〇監修：名探偵コナン製作委員会

NOT FOR SALE

前作『紺青の拳（フィスト）』は興行収入93億円突破！ そして劇場版シリーズは7年連続興行収入最高記録を達成！「名探偵コナン」は週刊少年サンデーで絶賛連載中。コミックス全世界累計2億3000万部突破。毎週土曜夜6時～読売テレビ・日本テレビ系にて放送中。前作『紺青の拳（フィスト）』は興行収入93億円突破！ そして劇場版シリーズは7年連続興行収入最高記録を達成！「名探偵コナン」は週刊少年サンデーで絶賛連載中。コミックス全世界累計2億3000万部突破。毎週土曜夜6時～読売テレビ・日本テレビ系にて放送中。

conan-movie.jp

答えは最新作の中でたしかめよう！！答えは最新作の中でたしかめよう！！

世界初の「真空超電導リニア」に、既に乗っているのは誰？1.弁護士 2.医師 3.宣教師

コナンからの特捜情報 !コナンからの特捜情報 !

©2019 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

“日本を貫く弾丸”真空超電導リニアが起動する時危険すぎる“一家”が引き合わされ、いま共鳴し始める―！

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コナンCCQシネマクイズ

世界最大のスポーツの祭典「WSG｠-ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式に合わせて、日本の技術を総結集した、最高時速1,000kmを誇る世界初「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表された。世間の注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生し、企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。コナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だった事が判明する。果たしてこれは偶然なのか？世界中から大勢の人々が集まる日本で、一体何が起ころうとしているのか？

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第43回 日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞！！第43回 日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞！！

シリーズ第23作「名探偵コナン 紺青の拳」シリーズ第23作「名探偵コナン 紺青の拳」今回のアニメールでは、例年以上に多くの制作セクションから本作の見どころや作業のこだわりをお聞きでき、映画を観る際の注目ポイントがたくさんあるなと今から楽しみが増えました！ 「赤色」…全部見つけられるでしょうか？快くご協力いただいたスタッフの皆様、ならびにTMS制作チーム、委員会スタッフ各位に改めてお礼申し上げます。これ

からもアニメールは制作現場からの声をいち早くコナンファンの皆様にお届けいたします！

編集後記

フィストフィスト

●登場する人物･団体･設定などは全てフィクションです。実在のものとは関係ありません。