トルコギキョウ新規就農者

あぶくまカットフラワーグループ川俣町山木屋地区で、トルコギキョウを中心に切り花などを

生産する花卉農家のグループ。１９８９年、高品質で需要の高いトルコギキョウに着目し、

本格的な栽培をスタート。現在では、グループで年間約３０万本を出荷し県内の特産品に育て上げています。

担当：川俣町産業課商工交流係024-566-2111（内線1505）

福島県の県北に位置する川俣町（福島市から車で1時間）。平安時代から始まった養蚕業・絹織物業により「絹の里」としても知られ、絹織物・羽二重の輸出産地として栄えました。町の南東部の山木屋地区（川俣町中心街から車で20分）は農村地帯。比較的温暖で積雪量も少なく、降雨量も県平均なみの気候は、花の栽培に恵まれています。

１．川俣町山木屋地区の特色

地域おこし協力隊（※１）として、任命後３年間、里親（※２）のもとで作業を手伝い、その後独立を目指します。４年目以降は、川俣町産業課の全面的なサポートの上、自ら就農してもらいます。

２．新規就農者になるには

【サポート体制】

都市地域から川俣町などの過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した方を、川俣町が「地域おこし協力隊員」として委嘱する制度です。隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・ＰＲ等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を目指していただきます。

募集条件

【活動時間】活動日数や活動時間は、受入先と協議し決定※農繁期、農閑期で活動時間等が変動します。

【雇用形態・期間】川俣町と業務委託契約を締結いただきます。隊員の委嘱は1年以内とし、最長3年まで延長することができます。（年度単位で更新）

【委託料等】委託料月額 219,300円他に活動に必要な経費（車両借上費、研修費等）として上限5万円を支援。

【待遇・福利厚生】住居は町が用意（無償貸与）します。社会保険は自己負担で加入いただきます。

３．地域おこし協力隊制度（※１）とは

山木屋地区での営農の特徴や栽培の実務知識・技術を習得するため、地域おこし協力隊任期中の３年間は、あぶくまカットフラワーグループの営農者（里親）に弟子入りしていただきます。

４．里親制度（※２）とは

4～9月は、トルコギキョウの栽培が主な作業期間となります。なお、採花が可能となる7～9月（繁忙期）は出荷前日夜及び出荷当日早朝より出荷作業が必要となります。休耕期の10～3月は、別の作物（ほうれん草など）を栽培することや他の地域振興策に従事することも可能です。

５．年間スケジュール

トルコギキョウ栽培の収入例例 家族２名で1日1300本を単価160円で出荷した場合

４～９月の作業で、552万円

上記に加え、 49歳以下の方で「就農計画」が川俣町に認定され、独立後経営開始時から経営が安定するまで最長5年間を支援する制度（農業次世代人材投資

資金）を利用した場合は、225万円支給されます。

さらに、ほうれん草等の栽培（10～3月）により収入を増やすことが可能です。

６．独立後１年目の収入について