1

Epson Print Plug-Inの特長

Epson Print Plug-In for Photoshop( 以降、Epson Print Plug-In と省略 ) は次の特長を持ったAdobe Photoshop用のプラグインソフトウェアです。

Epson Print Plug-In の使用方法は、Epson Print Plug-In のオンラインヘルプをご覧ください。以下の仕様については、Epson Print Plug-In のダウンロードページでご確認ください。

• Epson Print Plug-In が使用可能なAdobe Photoshop のバージョン• Epson Print Plug-In でプリント可能なエプソン製インクジェットプリンタ

Epson Print Plug-In for Photoshop補足説明書

• Adobe Photoshop で開いた画像データを簡単に、エプソン製プリンタでプリントするためのプラグインソフトウェアです。

• 複数の画像データを1枚のページに自由なサイズで自由にレイアウトしてプリントできます。• Epson Print Plug-In の設定だけで（プリンタドライバの画面を開かずに）プリントできます。• 複雑な設定を行わずにカラーマネージメントしてプリントできます。N本書4ページ「Epson Print Plug-In のカラーマネージメント」

• 起動したEpson Print Plug-In は Adobe Photoshopとは独立して動作します。Epson Print Plug-In を終了せずに、Adobe Photoshopの操作を行えます。Adobe Photoshop で加工した画像を再度Epson Print Plug-In に転送すれば、加工前、加工後の画像データを並べてプリントして比較することもできます。

• Epson Print Plug-Inに転送した画像データは、Epson Print Plug-Inを終了させる際にハードディスクに保持しておくことができます。ハードディスクに保持した画像データは、Epson Print Plug-In を起動させて再度プリントすることができます。

2

Epson Print Plug-Inの起動と終了 Epson Print Plug-In のダウンロードページの説明に従って、Epson Print Plug-In をインストールしてください。

Epson Print Plug-Inの起動

A Adobe Photoshop を起動して、プリントしたい画像を表示します。

B Adobe Photoshop の［ファイル］メニュー－［自動処理］－［Epson Print Plug-In for Photoshop］の順にクリックします。

C Epson Print Plug-In に転送したい画像を選択して［OK］をクリックします。［すべての画像を転送（X枚）］は、Adobe Photoshop で 2枚以上の画像を表示しているときに選択できます。

L Adobe Photoshop Elements 5/ Adobe Photoshop Elements 6 の場合は、［写真編集モード］で起動し、［ファイル］メニュー－［自動処理］－［Epson Print Plug-In for Photoshop］の順にクリックします。

L Adobe Photoshop の［ファイル］メニュー－［自動処理］－［Epson Print Plug-In for Photoshop］の順にクリックするたびに、Epson Print Plug-In に画像データを転送することができます。加工前の画像データを転送後、Adobe Photoshop で加工した画像データを転送すれば、加工前、加工後の画像データを並べてプリントして比較することもできます。

3

Epson Print Plug-Inの終了

A Epson Print Plug-In の［ファイル］メニュー－［終了］をクリックします。

B 終了方法をクリックします。［破棄して終了］をクリックすると、Epson Print Plug-In で使用していた画像すべてを破棄して終了します。［保持して終了］をクリックすると、画像データをハードディスク上に保持した状態で Epson Print Plug-In を終了します。次回、Epson Print Plug-In を起動すると、前回終了時に使用していた画像データを再び使用することができます。

L • ［保持して終了］を選択した場合、画像データはAdobe Photoshop を終了しても保持されます。• 画像を選んで保持することはできません。［破棄して終了］を選択すれば、すべての画像を破棄することができます。

4

Epson Print Plug-InのカラーマネージメントEpson Print Plug-In ではプリント用紙を選択するだけで、カラーマネージメントされたプリントを行うことができます。一般的に、デジタルカメラで撮影した写真や画像データをカラーマネージメントしてプリントする場合、次の条件が必要です。①デジタルカメラで撮影された画像データに Exif や ICC プロファイルによる色空間情報が付加されている。②プリントを行うアプリケーションソフトが、画像データの色空間情報を正しく検出して色変換処理を行える。③プリントを行うアプリケーションソフトが、プリンタドライバに画像情報を伝えるための設定と、プリンタドライバがどのような方法でアプリケーションソフトから画像情報を受け取り、どのような色処理をするかを正しく設定できる。

Epson Print Plug-In は、このようなカラーマネージメントの条件の中で複雑な②、③を自動的に最適な方法で処理します。特に③については、Epson Print Plug-In が自動的にプリンタドライバの設定を行いますので、一般的なアプリケーションソフトとは異なり、プリンタドライバの画面を開いて設定を行う必要がありません。

L Epson Print Plug-In は、色空間情報が付加されていない画像データを扱う場合、その画像データをレイアウトするタイミングで自動的に［カラースペースの選択］画面を表示します。この画面で、画像データの色空間を選択（不明の場合は、ｓRGBなど画像データの色空間と思われる設定を選択する）すれば、Epson Print Plug-In は、選択された色空間に定義されたとみなして以降の処理を行います。

5

カラーマネージメントの種類Epson Print Plug-In は「ダイレクトマネジメント」と「ICC プロファイルによるマネジメント」の 2種類のカラーマネージメントを持っています。

■ダイレクトマネジメントプリンタドライバの基準となる色空間を使ってカラーマネージメントを行います。この色空間は、ほぼAdobe RGBと同等の色域を持ち、それぞれのプリンタで最大限の色情報を扱うことができるよう最適化されたものです。インクの色域を最大限生かした、階調性に優れたプリントを行います「ダイレクトマネジメント」は、プリンタごと、プリント用紙ごとのメディア ICCプロファイルに影響されることなく、メディア ICCプロファイルがない場合でも、カラーマネージメントされたプリントが行えるメリットがあります。

■ ICCプロファイルによるマネジメントプリンタ別、プリント用紙別のメディア ICCプロファイルを用いたカラーマネージメントです。キャリブレーションされたディスプレイなどの機材と組み合わせることで、カラーマッチングされた環境を構築することができます。Epson Print Plug-In は、選択されたエプソン製プリント用紙のメディア ICCプロファイルを自動的に取得して、色空間変換処理を行います。一般的なアプリケーションソフトで、これと同等の処理を行う場合には、アプリケーションソフトとプリンタドライバに対して、手動で正しい設定を行う必要があります。Epson Print Plug-In を使えば、このような複雑な設定は不要です。

ダイレクトマネジメント プロファイルによるマネジメント

画像データ色空間：

【色空間変換エンジン】

　プリンタ別の最適な色空間

　　【プリンタドライバ】プリンタ別の最適な色空間 ・各機種別の色空間を最適化処理 ・ガンマ処理

【プリンタドライバ】［色補正なし］で処理

【色空間変換エンジン】

　用紙別 プロファイルの色空間

“ ”は“ ”や“ ”など、画像データに設定されている色空間を指しています。

ほぼ と同等の色空間です。プリンタごとに自動的に最適な値が設定されます。

色空間変換エンジンは、「 」、「 標準のエンジン」、「 」から選択できます。　 選択は の［ファイル］－［環境設定］で行います。 を使用する場合は、　 社のホームページからダウンロードしてください。　＜

プリント

6

NPD 3831-00

L • カラーマネージメントの種類は、［プリント］ステージの［用紙種類とプリントモード］－［モード］－［カラー］で選択できます。

• 「ICCプロファイルによるマネジメント」では、お客様が独自に作成したメディア ICCプロファイルを使用したプリントを行うことも可能です。［用紙種類とプリントモード］のスパナアイコンをクリックすると、［カラーモードの設定］画面が表示されます。この画面で ICCプロファイルの確認や独自の設定を行うことができます。

Mac OS X で PX-G5000/PX-G5100/PX-G920/PX-G930を使用する場合、ICCプロファイルの自動設定には対応していません。直接設定を選択して、ICCプロファイルを選択してください。詳細は、Epson PrintPlug-In のオンラインヘルプの「ICC プロファイルによるマネージメント」をご覧ください。

本書では Windows XP 上で Adobe Photoshop CS3 を使った画面を説明しています。ほかの OS や Adobe Photoshop の異なったバージョンでも操作は同様です。【商標】

• Windowsは米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。• Adobe、Adobe Photoshop、Adobe Photoshop Elements は Adobe Systems Incorporated の各国での商標または登録商標です。

Photoshop CS5.x の Mac OS 32 ビット 起動について

32 ビットと 64 ビットそれぞれの起動方法 (Photoshop CS5.x)

Mac OS 版 Photoshop CS5 の場合、インストールされるアプリケーションは、１つのみで、起動モードを切

り替えることにより、３２ビットと 64 ビットを使い分けることができます。初期設定では、64 ビットで起

動します。32 ビットで起動するには、以下の操作を行います。

１．Finder で、移動／アプリケーションを選択し、Adobe Photoshop CS5 フォルダーを開きます。

２．　Adobe Photoshop CS5.app ファイルをクリックして選択します。

３．　Finder で、ファイル／情報を見るを選択します。

４．　「32 ビットモードで開く」にチェックを入れます。

7

Photoshop CS5.ｘ　は、64 ビット版のMac OS　（10.5 以降 ) にインストールすると、32 ビットモードと 64 ビッ

トモードを選択して Photoshop を起動することができます。Mac OS X 10.4 以前の場合、32 ビット版

Photoshop のみがインストールされます。

５．　Adobe Photoshop CS5 の情報ダイアログボックスを閉じます。

６．　Photoshop を起動します。

Epson Print Plug-In for Photoshop の 64 ビット起動について

８

３２ビット版 Photoshop では、従来通り、Epson Print Plug-In for Photoshop を起動することが可能です。

また、Epson Print Plug-In for Photoshop　Ver.1.20 以降では、６４ビット起動用プラグインを対応したことに

より、64 ビット版 Photoshop から起動することが可能です。