釜石港湾口防波堤の概要釜石港湾口防波堤の概要

「釜石港湾口防波堤は、古くから数多くの津波に襲われ尊い人命と貴重な財産を奪わ

れてきた釜石湾の対策として、昭和５３年から世界最大水深（-63m）に設置される湾口

防波堤として建設がスタートしました。防波堤として初めて耐震設計が取り入れられて

おり、来襲津波に対して港内水位を防潮堤天端（T.P+4.0m）より低い水位に減衰させ

ることで背後生活圏への進水を防ぐこととなっています。（※必ずしも完全に防げるも

のではありませんので、避難指示には従って下さい。）」

概要説明ー

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◆ケーソン製作開始前（FD 6,500t積）

◆コンクリート打設（FD 1～4段目）

◆FDでの製作完了・進水準備

◆進水・仮置開始

◆海上打継コンクリート打設（5～12段目）

◆海上打継型枠組立

◆海上打継完了・浮上・移動・仮置

◆ケーソン製作完了（最終仮置場）

●●●● ケーソン製作 ●●●●

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◆ケーソン内排水・浮上（最終仮置場）

◆タグボートによる曳航

◆据付開始（ワイヤーリング作業）

◆据付位置決め・注水

◆中詰材投入

◆蓋コンクリート打設

◆上部コンクリート打設（暫定）

◆完成

●●●● ケーソン据付 ●●●●

釜石港湾口防波堤の整備効果

※湾口防波堤整備効果としては、津波浸水面積を141ha→25haへ縮小することが出来る。

また、湾奥市街地への浸水が一番懸念されるが、防潮堤を越えた津波が市街地へと浸水したとしても浸水深は0.5m程度と

予想されるため、被害は最小限に食い止められる。

※データは、明治29年（1896年）三陸沖地震（マグニチュード8.5）で発生した津波を想定条件として計算しています。

津波によっては浸水範囲が変化する場合もありますので、避難指示に従って下さい。

最大津波浸水深分布（湾口防波堤無し）

最大津波浸水深分布（湾口防波堤有り）

防波堤無しの場合のイメージ図

防波堤有りの場合のイメージ図

1977年（昭和52年）

1995年（平成7年）

2006年（平成18年）

1970年（昭和45年）

ー釜石港の移り変わりー ー平田地区の移り変わりー

1986年（昭和61年）

2006年（平成18年）

釜石港の 貌変

釜石市の双胴型高速観光船です。観光遊覧のほかに朝と夕方、泉作業基地で働く人たちの送り迎えも行っていました。

・ケーソン製作・根固めブロック製作・築造工事資材置き場

深部用ケーソン長さ30ｍ、幅23ｍ、高さ25ｍ、重さ12,000ｔ（FDで5,300ｔ迄製作）

生コンクリートプラントコルゲートサイロ砕砂1,000ｍ325砕石1,000ｍ340砕石200ｍ3セメントサイロ1,200ｔミキサー1.5ｍ3出荷能力90ｍ3／h細粗骨材：公共埠頭から運搬セメント：セメントタンカー水：上水道配管

泉防波堤370.0ｍ

100m

根固ブロック制作ヤード

砕石置場

残コン処理場

築造工事資材ヤード

築造工事資材ヤード

海上打継用鉄筋ヤード

水 中ポンプ発電機配管他

5 .6ロット型枠置場

受電所

トイレ監督員詰所

現場詰所（作業員休憩所）

休憩広場

沈殿池

型枠資材置場（共通）

足場資材置場（共通）

海上打継資材ヤード

8～10ロット型枠置場

7ロット型枠置場

岩手県沿岸生コンクリート工場

FD1ロット型枠置場

FD2～4ロット型枠置場

FD型枠用ヤ ー ド

FD足場用ヤ ー ド

FD鉄筋用ヤ ー ド

FD資材置場

護岸A30.0

通路桟橋　　　163.0

物揚場（－4.0ｍ）160.0

FD係留場第1打継場（－9.0）

第２打継場（－11.5）

第３打継場（－16.0）

第４打継場（－18.0）

仮置場（－21.0）

－12.0

－10.0

－8.0

－6.0

－4.0

第４打継場（－18.0ｍ）

第３打継場（－16.0ｍ）

第２打継場（－11.5ｍ）

第１打継場（－9.0ｍ）

仮置場（－21.0ｍ）

フローティングドック（6,500ｔ級）

10ロット（22.6～25.0ｍ）

8.9ロット（18.0～22.6ｍ）

6.7ロット（13.5～18.0ｍ）

5ロット（11.0～13.5ｍ）

1～4ロット（0.0～11.0ｍ）

0

岸　壁（－4.5ｍ）180.0

物揚場（－4.0ｍ）70.0

物揚場（－2.0ｍ）80.0 護岸（B）38.0

沈殿池

避難階段誘道路避難階段

大型交通船（観光船はまゆり）

泉作業基地

深部用ケーソン製作フロー図