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このガイドでは、お客様およびパートナー様向けに Microsoft Enterprise Mobility Suite (EMS) のライ

センス認証の方法について概要を説明します。本書は詳細なガイドではありません。また、本書で既に

説明した情報と重複しないように、必要に応じて追加情報へのリンクを示します。

このガイドは、組織の EMS サブスクリプションのライセンス認証を行う担当者を対象としています。

Enterprise Mobility Suite

Microsoft のユーザー中心の IT のビジョンは、以下の方法で組織が IT のコンシューマリゼーションを

実現し、活用できるように支援します。

エンド ユーザーが任意のデバイスで作業し、それらのデバイスから会社のリソースにセキュリ

ティで保護された一貫性のある方法でアクセスできるようにします。EMS では、Azure Active

Directory プレミアムによってハイブリッド ID ソリューションを提供します。

Microsoft System Center Configuration Manager、Windows Server、Active Directory な

どの既存のオンプレミス インフラストラクチャと、Microsoft Intune、Windows Azure などの

クラウドベース サービスの両方から包括的にアプリケーションとモバイル デバイスを管理でき

るようにして、環境の統一を支援します。EMS では、Microsoft Intune によってモバイル デバ

イスの管理を可能にします。

会社の情報を保護し、リスクを管理することでデータを保護できるように支援します。EMS で

は、Azure Rights Management サービスによってデータの保護を可能にします。

これらの各サービスは、Enterprise Mobility Suite に含まれています。詳細については、

http://aka.ms/kkems を参照してください。

Enterprise Mobility Suite ライセンス認証ガイド

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EMS のライセンス認証の設定手順

EMS では各クラウド サービス (Azure Active Directory プレミアム、Microsoft Intune、Azure RMS)

に個別にアクセスできますが、ライセンス認証のプロセスは 1 つです。以下の手順を完了したら、3 つ

のサービスそれぞれに特有の追加手順を実行する必要があります。

手順 1: EMS にサインアップする

最初の手順は、EMS の購入 (サインアップ) です (完了していない場合)。購入時に、お客様のオンライ

ン サービスの連絡先となる電子メール アドレスを入力してください。購入完了後の手順は以下のとおり

です。

ライセンス認証メールがお客様のアドレスに送信されます。

お客様は、既存の Microsoft Online Services アカウントの有無に応じて、電子メールの指示に

従ってください。

サインアップまたはサインインすると、お客様に別の電子メールが送信されます。その電子メー

ルには、Azure Active Directory プレミアムまたは Enterprise Mobility Suite のライセンスお

よび機能の管理を開始する方法についての情報が含まれています。

手順 2 および手順 3 では、このプロセスの詳細について説明します。

手順 2: ライセンス プランのライセンス認証を行う

Microsoft の企業向けボリューム ライセンス プログラムを通じてライセンス プランを初めてご購入いた

だいた場合は、Azure Active Directory からライセンスの割り当てを行う前にライセンス プランの認証

を行う必要があります。ライセンス プランの初回購入手続きの完了後に送信される確認電子メールに含

まれる [Sign In] または [Sign Up] のいずれかのリンク (次ページの図を参照) を、既存の Microsoft

Online Services アカウントの有無に応じてクリックしてください。このディレクトリの次回以降の購入

では、ライセンスは自動的に同じディレクトリでライセンス認証されます。

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既存ユーザーの場合は、[サインイン] リンクを選択してください。すると、既存の管理者アカウントで

サインインするように求められます。アカウントの入力を確定すると、"Thank You" ページが表示され、

ライセンス認証が完了したことを示す "Welcome" メールが送信されるまで待つように求められます。

ライセンス認証を行う必要のあるディレクトリから全体管理者の資格情報を使用してサインインするこ

とが重要です。

ライセンス プランで使用する新しい Azure Active Directory テナントを作成する場合は、[サインアッ

プ] リンクを選択してください。すると、次の画面が表示されます。

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電子メールから開始したサインアップ プロセスまたはサインイン プロセスを完了すると、ライセンス

プランが認証されたことを示す以下の画面が表示されます。

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補足事項)

Azure Active Directory を購入する前に該当契約下で他のオンラインサービス（Office 365、CRM

Online、Microsoft Intune）を購入および有効化済みの場合は、ライセンス認証メール(有効化)は送信

されず、プロビジョニング準備完了メールが送付されます。

手順 3: アクセスのライセンス認証を行う

ディレクトリへのライセンスのプロビジョニングが完了すると、Azure Active Directory プレミアムま

たは Enterprise Mobility Suite のライセンスおよび機能の管理を開始できることを示す "Welcome"

メール (次ページの図を参照) が送信されます。

Microsoft Azure を以前に使用したことがある場合は、http://manage.windowsazure.com に進んで

新しいライセンスを割り当てることができます (詳細な手順については、以下の手順 4 を参照)。

Microsoft Azure を初めて使用する場合は、電子メールの [Sign In] リンクを選択するか、[Azure

Active Directory へのアクセス] ライセンス認証ページにアクセスして、Azure の管理ポータルを通じ

てディレクトリにアクセスするための一連の手順を実行してください。

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正常にサインインしたら、第 2 要素認証の画面に必要な情報を入力します。携帯電話番号の入力と確認

を行ってください (次ページの図を参照)。これにより、[Sign Up] を選択して、Azure Active

Directory へのアクセスのライセンス認証を行えるようになります。

このライセンス認証には数分かかる場合があります。下図に示すとおり、アクセスが有効になると茶色

のバーが表示されなくなり、右上隅にある [Portal] リンクをクリックしたり、

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http://manage.windowsazure.com にアクセスしたりして、Azure Active Directory 管理ポータルを

利用できるようになります。

この場合、Azure へのアクセスは、Azure Active Directory に限られます。

以前の使用から、Azure に既にアクセスできる場合、追加の Azure サブスクリプションのライセンス認

証を行うことによって、Azure Active Directory へのアクセスを Azure へのフル アクセスにアップグ

レードすることもできます。その場合、以下のように Azure 管理ポータルでより多くの機能を利用でき

るようになります。

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前述の "Welcome" メールを受信する前に Azure Active Directory へのアクセスのライセンス認証を試

行すると、以下のようなエラー メッセージが表示される場合があります。その場合は、電子メールを受

信してから数分後にやり直してみてください。

サブスクリプションにおける新しい管理者は、このリンクから Azure Active Directory 管理ポータルへ

の自身のアクセスをライセンス認証することもできます。

手順 4: ユーザーにライセンスを割り当てる

購入したプランの使用を開始する前に、組織内のユーザー アカウントにライセンスを手動で割り当てて、

ユーザーがプレミアムで提供される豊富な機能を使用できるようにする必要があります。以下の手順を

実行して、ユーザーが Active Directory プレミアムの機能を使用できるように、ライセンスを割り当て

てください。

ユーザーにライセンスを割り当てるには

1. Azure 管理ポータルに、カスタマイズするディレクトリの全体管理者としてサインインします。

2. [Active Directory] をクリックし、ライセンスを割り当てる必要のあるディレクトリを選択します。

3. [Licenses] タブを選択し、[Active Directory Premium] または [Enterprise Mobility Suite] を選

択して、[Assign] をクリックします。

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4. ダイアログ ボックスで、ライセンスを割り当てる必要があるユーザーを選択し、チェック マーク

アイコンをクリックして変更内容を保存します。

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管理者は、"Welcome" メールからライセンス ポータルを通じて Windows Azure、Microsoft Intune、

および Office 365 の各ポータルにアクセスし、Azure Active Directory プレミアム、Microsoft Intune、

および Azure Rights Management サービスを管理することができます。

同様に管理者は、"Welcome" メールから EMS License Provisioning Portal または Windows

PowerShell にアクセスし、EMS のライセンスを管理することができます。

まとめ

職場へのコンシューマーテクノロジの流入によって、IT に対する標準ベースのアプローチがうまくいか

なくなってきています。また、場所を問わず任意のデバイスからすべての作業リソースにアクセスでき

ることへのユーザーの期待が高まっています。多くの組織が、これらの状況から生じる課題に対処しよ

うと懸命に取り組んでいます。Enterprise Mobility Suite は、ユーザー中心の IT ソリューションを提

供することによって、組織がこれらの課題に対処できるように支援することを目的としています。ユー

ザーが任意のデバイスから会社のリソースにアクセスできるようにすると同時に、IT 管理者がさまざま

なプラットフォームにまたがるデバイス、データ、およびアプリケーションを、セキュリティ保護され

た方法で容易に管理できるようにします。