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都立●●高校宿泊防災体験学習 -災害時に役立つグッズ選び- 災害救援ボランティア推進委員会 主任 一般社団法人防災教育普及協会 事務局長 宮﨑 賢哉(防災教育コンサルタント/社会福祉士) 2015©KenyaMiyazaki 1 参考資料:東京臨海広域防災公園「そなエリア東京」 人と防災未来センター 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 「首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告) 平成2512

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都立●●高校宿泊防災体験学習-災害時に役立つグッズ選び-

災害救援ボランティア推進委員会 主任

一般社団法人防災教育普及協会 事務局長

宮﨑賢哉(防災教育コンサルタント/社会福祉士)

2015©KenyaMiyazaki 1

参考資料:東京臨海広域防災公園「そなエリア東京」

人と防災未来センター

中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ

「首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告) 平成25年12月

本資料について

• 本資料は、都立高校で行われた宿泊防災体験

学習におけるプログラムで使用したスライド

です。

• 文中の「うさぎ一家の防災グッズえらび」は

先生のための教育事典EDUPEDIAよりダウン

ロードできます。ぜひご覧ください。

https://edupedia.jp/article/53b1576b03de53289

d165df7

2015©KenyaMiyazaki 2

なんで備えは必要なのだろう?

A:東京近県は、人口がものすごく多い。

B:帰宅困難者(都心近郊に通勤通学して

いて、帰れなくなる人)がとても多い。

C:公共の備蓄品は、原則として住んでいる

人のために、数日分が用意されている。

A+B+C =モノが足りない、届かない

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A : 一都三県で日本総人口の3割

• 日本の総人口は 約130,000,000 人

• 一都三県の人口は 約36,000,000 人

(日本の総人口の3割程度)

• 東北六県の人口は 約9,000,000 人

• 神奈川県の人口は 約9,000,000 人

= 人口が多いと必要なモノも多くなる。

必要なモノが一人一人に行き渡らない。

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B :一都四県の帰宅困難者800万人800

600

400

200

埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県

約 310 万人

東京都 約 490万人

(うち23区 約350万人)

昼の12時に発生した場合に想定される帰宅困難者数

約800万人

参考:

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B : 震災時の帰宅困難者の様子

映像教材

「助け合う防災教育

~学校・家庭・地域のつながりをつくる~」

東京都教育庁 製作

災害救援ボランティア推進委員会 企画

貸出や問い合わせは下記または災害救援ボランティア推進委員会 まで

http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/net/netkyou0812.htm

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東日本大震災時の帰宅困難者

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東日本大震災時の帰宅困難者

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B : 交通機関がマヒすると・・・

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C : 食料と水が不足する(1日3食時)20,000(万食)

15,000

5,000

10,000

帰宅困難者720万人と想定

約3,400万食が不足

備蓄等による食料

帰宅困難者等への食料

1週間の最大必要量

151,200,000食!

参考:

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C : 食料と水が不足する(一日3L時)20,000( 万リットル )

15,000

5,000

10,000

帰宅困難者720万人と想定

約1,700万㍑が不足

備蓄等による水

1週間の最大必要量

151,200,000リットル!

帰宅困難者等への水

参考:

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C : 電気も不足する

1,500(万軒)

1,000

500

010日 20日 30日

地震発生から7日程度は

約1,220万軒が停電

ピークの電力需要に対する割合

約51%

参考:

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どのようにして備えるか

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映像教材

「まもるいのち

ひろめるぼうさい」

-A15 命を守る備え(備蓄編)-

日本赤十字社 製作

どのようにして備えるか

0次の備え : いつも持ち歩けるもの

1次の備え : 非常持出品として用意するもの

2次の備え : 押し入れなどでストックするもの参考:人と防災未来センター

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どのようにして備えるか

● 1年に2回はチェックしよう● 使い方を覚えよう、身に付けよう● 日用品の汎用性、工夫、知恵を知ろう!● 「自助」に加えて「共助」の備えも。(自分たちだけでなく地域や学校の備えも大事)

参考:人と防災未来センター

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何を備えておけばいいか

参考:人と防災未来センター

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何を備えておけばいいか

参考:人と防災未来センター

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身近にあるモノで備えよう

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身近にあるモノで備えよう

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身近にあるモノで備えよう

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災害時に役立つ防災グッズとは・・・

•災害時に「本当に必要なモノ」

は、普段からも必要なはず。

普段から「これがなかったら

困る」というモノをイメージ

して備えておこう。

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災害時に役立つ防災グッズとは・・・

•「本当に必要なモノ」は、家族

でひとりひとり違うはず。家族

で1つの袋ではなく、ひとりひ

とりが「自分用」の非常持出袋

を用意しておこう。

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災害時に役立つ防災グッズとは・・・

•災害時に役立つグッズに、高い

お金をかける必要はない。日用

品を少し多めに用意したり、

100円ショップで探してみる

だけでも充分揃います。

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実際に考えてみよう!

• うさぎ一家の防災グッズを選んでみよう!

【指導・説明】

ボランティア同好会のみなさん

(都立高校防災活動支援隊)

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うさぎ一家の防災グッズえらび

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(報告)生徒による指導の様子

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ボランティア同好会(防災活動支援隊)による指導のながれ

事前:指導員から教材を使ったプログラムで事前指導を受ける。

事前:教材を作成する(うさぎ一家~)

事前:自分たちで教材を使った模擬授業をしてイメージをつくる

当日:指導員の講義の後、生徒に教材の内容について説明する。その後、各クラスの男子女子をAチームとBチームに分け、防災グッズをえらぶ→

もう一方のチームにプレゼンする、を行う。最後に、同好会生徒からまとめの説明をして終了。

(報告)生徒による指導の様子

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(報告)生徒による指導の様子

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まとめ(指導員から)

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心と身体に”ゆとり”を持たせ、助け合えるように、

モノで焦り、不安になることが少しでも減るように、

今から用意しておきましょう!