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EMC ® VNX ® Series バージョン VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用 する VNX の問題解決ロードマップ P/N 300-014-335 REV. 03

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EMC® VNX® Seriesバージョン VNX1, VNX2

ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップP/N 300-014-335 REV. 03

Copyright © 2012-2014 EMC Corporation . All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)

7 月, 2014 発行

EMC Corporation は、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく変更されることがあります。

この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載される情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたしません。

EMC²、EMC、および EMC ロゴは、米国およびその他の国における EMC Corporation の登録商標または商標です。他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

ご使用の製品に関する規制等についての最新情報は、EMC オンライン サポート(https://support.emc.com)を参照してください。

EMC ジャパン株式会社〒 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1新宿マインズタワーhttp://japan.emc.comお問い合わせはhttp://japan.emc.com/contact

2 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

5

はじめに 7

特定の VNX ドキュメントの参照........................................................................ 8

構成 9

VNX for File/Unified のインストール............................................................... 10VNX for Block のインストール.........................................................................11VNX for Block および従来型システム、および VNX for File/Unified システム... 12VNX ゲートウェイのインストール.....................................................................14

レポート作成 15

連絡先情報...................................................................................................16存在する問題に関する詳細...........................................................................16新しい問題に関する詳細...............................................................................16VNX for Block の構成情報............................................................................. 17VNX for File の構成情報................................................................................ 17システム上での診断......................................................................................19VNX for File の問題情報................................................................................ 19

自動的なログ収集と転送..................................................................20構成ファイル.................................................................................... 20Unisphere からの自動ログ転送の有効化......................................... 21CLI からのログ収集の実行............................................................... 21自動的な収集と転送ツールの無効化............................................... 22CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行..................................22

トラブルシューティング 25

EMC E-Lab Interoperability Navigator.............................................................26問題の報告...................................................................................................26自動的な収集と転送ツールのエラー メッセージ..............................................26EMC トレーニングおよびプロフェッショナル サービス.......................................27

29

序文

第 1 章

第 2 章

第 3 章

第 4 章

索引

目次

VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ 3

目次

4 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

はじめに

製品ラインのパフォーマンスと機能を改善および強化するための努力の一環として、EMCではハードウェアおよびソフトウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。 そのため、このドキュメントで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアのバージョンによっては、サポートされていないものもあります。 製品機能の最新情報については、お使いの製品のリリース ノートを参照してください。

製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合には、EMC の担当者にお問い合わせください。

このマニュアルで使用される特記事項の表記規則

EMC では、特別な注意を要する事項に次の表記法を使用します。

回避されなかった場合、死亡、または重傷につながる危険な状況を示します。

回避されなかった場合、死亡、または重傷につながる可能性のある危険な状況を示しま

す。

回避されなかった場合、軽微な、または中程度の怪我につながる可能性のある危険な状況

を示します。

負傷に関連しない作業を示します。

重要ではあるが、危険ではない情報を表します。

サポート

EMC のサポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。

製品情報:ドキュメント、リリース ノート、ソフトウェアの更新、または EMC 製品、ライセンス、サービスに関する情報については、EMC オンライン サポート(登録が必要です)http://Support.EMC.com をご覧ください。

トラブルシューティング:http://support.EMC.com から EMC オンライン サポートに進みます。 ログインした後、該当する[製品ごとのサポート]ページを検索してください。

テクニカル サポート:テクニカル サポートおよびサービス リクエストについては、EMC オンライン サポート(http://Support.EMC.com)の EMC カスタマー サービスにアクセスします。 ログインした後、該当する[Support by Product]ページを検索し、[ライブ チャット]または[サービス リクエストの作成]のいずれかを選択します。 EMC Online Support を通してサービス要求を開始するには、有効なサポート契約が必要です。 有効なサポート契約の入手方法の詳細や、アカウントに関する質問については、EMC 販売担当者にお問い合わせください。

VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ 5

お客様の個別のシステム問題に担当者がすでに割り当てられている場合を除き、特定のサ

ポート担当者へのお問い合わせはご遠慮ください。

ご意見

マニュアルの精度、構成および品質を向上するため、お客様のご意見をお待ちしております。

本書についてのご意見を以下のメール アドレスにお送りください。

[email protected]

はじめに

6 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

第 1 章

はじめに

このドキュメントは、次のソフトウェアを実行している VNX システムに関連しています。

u VNX OE(Operating Environment)for File バージョン 7.1 および 8.x

u VNX OE for Block バージョン 5.32 および 5.33

必要に応じて、例外を示しています。

EMC VNX の使用中に起こった技術的な問題解決に役立てるため、このドキュメントにある「問題解決ロードマップ」を推奨します。 ロードマップは VNX ドキュメントを使用してどのように問題を解決すべきかを特定します。 ロードマップでは、EMC カスタマーサービスまたはサード パーティ サービス プロバイダにリモート接続するために構成する必要がある内容について説明しています。 これはまた、EMC カスタマー サービス(またはサード パーティ サービス プロバイダ)に援助を求めて問い合わせする場合に、最適の結果が得られるように、問題をどのようにドキュメント化し、報告すべきか説明します。

トピックは次のとおりです。

u 特定の VNX ドキュメントの参照................................................................................ 8

はじめに 7

特定の VNX ドキュメントの参照クリティカルではない技術的な問題(本番を停止させない)を解決するためには、次のEMC® VNX®関連ドキュメントを推奨します。

本番が停止するようなクリティカルな問題に際しては、EMC カスタマー サービスに直ちにご

連絡ください。

u リリース ノート:リリース ノートには新しい機能、システム要件、VNX ソフトウェア インストールまたはアップグレードについての予防措置に関する情報が含まれています。 また、現在の問題の一覧も含まれています。 リリース ノートのコピーには VNX プロダクト キットが含まれており、また EMC オンライン サポートからも入手できます。

u EMC オンライン サポート:EMC VNX カスタマー向け資料一式は、EMC オンライン サポート Web サイト(http://Support.EMC.com)から入手できます。 ログイン後、製品ページごとの適切なサポート、および必要な特定製品の技術的ドキュメントへのリンクを探します。

次の GUI ベースの VNX 管理アプリケーションの 1 つに関連する問題については、アプリケーションのオンライン ヘルプに追加ガイドラインがあります。

u EMC Unisphere®

u Unisphere Service Manager

u VNX インストール ユーティリティ

u VNX ファイル/Unified 用インストール アシスタント

u Data Mover ユーザー管理ツール

l VNX AntiVirus の管理機能

l Data Mover セキュリティ設定

l ホーム ディレクトリ管理

l Active Directory ユーザーとコンピュータの UNIX プロパティ ページ拡張機能

l UNIX ユーザー属性移行ツール

l UNIX ユーザー管理

はじめに

8 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

第 2 章

構成

問題解決のサポートを得るために EMC Customer Service またはサード パーティ サービスプロバイダに接続できるようにリモート接続を構成する必要があります。 この章では、システムのタイプに基づいてリモート接続の構成に使用するソフトウェアと関連ドキュメントを説明します。

u VNX for File/Unified のインストール....................................................................... 10u VNX for Block のインストール.................................................................................11u VNX for Block および従来型システム、および VNX for File/Unified システム........... 12u VNX ゲートウェイのインストール.............................................................................14

構成 9

VNX for File/Unified のインストールVNX for File/Unified のインストールでは、問題解決のサポートを得るために、次の方法のいずれかを使用して EMC カスタマー サービスまたはサード パーティ サービス プロバイダに接続できるようにリモート接続を構成することができます。

u EMC Secure Remote Support(Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアント、VNX OE(Operating Environment)for File バージョン 7.1.56.x 以降対応)

u メール

u FTPu モニタリング ステーション HTTPS(監視ステーション上の ESRS IP Client)

ESRS(Control Station 上の組み込みデバイス クライアント)は、VNX OE for File バージョン

7.1.56.x 以降を搭載した VNX for File/Unified システムのリモート接続およびコールホーム

エージェントとして優先されます。 監視ステーション上の ESRS IP Client は、VNX for File/Unified システムに使用できるもう 1 つのリモート接続およびコールホーム エージェントです

(詳細については、「VNX for Block および従来型システム、および VNX for File/Unified シス

テム(12 ページ)」を参照)。 ダイヤルアップ モデムを使用したリモート接続はサポートさ

れていますが、推奨されません。このようなリモート接続を設定するには RPQ プロセスが必

要となります。

Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアント

VNX for File/Unified システムについては、Control Station が、関連するシステム(ControlStation および SP)のための ConnectHome 通知を生成します。 ESRS 組み込みデバイス クライアント ソフトウェアを使用すると、サービス プロバイダに ConnectHome 通知を送信できます。 このソフトウェアは、関連する Control Station を通じて特定の VNX for File/Unifiedシステムに安全に接続するために使用するパスをサービス プロバイダに提供します。 プライマリ転送メカニズムとして ESRS(Control Station 上の組み込みデバイス クライアント)オプションを選択すると、メール、FTP、モニタリング ステーション HTTPS、モデムの各オプションは無効になります。 この場合、Control Station の通信インフラストラクチャ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントが送信メカニズムとして使用されます。

新規インストール、または VNX OE for File バージョン 7.1.56.x 以降へのアップグレードの場合、ESRS は VNX OE for File に含まれています。 Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアントの機能をプロビジョニングする場合、ConnectHome のプライマリ転送メカニズムとして ESRS を選択する必要があります。 新規インストールに関する詳細については、VNX Installation Assistant オンライン ヘルプを参照してください。 Control Station 上のESRS 組み込みデバイス クライアントの管理および Connect Home の管理の詳細については、Unisphere オンライン ヘルプを参照してください。

Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアントを使用するリモート接続の構成

Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアントを経由したリモート接続を構成するには、次のシナリオのいずれかを使用します。

1. 新規インストールの場合は、ご使用のプラットフォームに対応するインストール ガイドを参照し、ネットワークに物理的に接続します。 各インストール ガイドでは、VNXInstallation Assistant ソフトウェアのインストールについても指示されます。 このソフトウェアは、EMC サポート用 Web サイト(http://Support.EMC.com)からダウンロードできます。 ダウンロード ページと各ソフトウェアをダウンロードするためのリンクを見つけます。 VNX Installation Assistant ソフトウェアには、Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアントを設定し、ConnectHome を構成する指示があります。

2. VNX OE for File を、Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアント ソフトウェアを含む、バージョン 7.1.56.x 以降にアップグレードします。 Unisphere を使用して、

構成

10 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

VNX for File/Unified システムへのリモート アクセスを構成します。 詳細については、Unisphere オンライン ヘルプおよび「VNX 用 EMC Secure Remote Support」ドキュメントを参照してください。 Connect Home を管理するには Unisphere を使用します。ConnectHome を使用して、ESRS、メール、FTP、モニタリング ステーション HTTPS、モデムをリモート アクセス用に構成します。 この目的で VNX for File CLI を使用することもできます。Unisphere のオンライン ヘルプでも、詳細については、「VNX for File イベントと通知の構

成」テクニカル モジュールを参照してください。

Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアントの機能を Unisphere でプロビジョ

ニングまたは再プロビジョニングするには、root ユーザーおよび Scope Local として ControlStation にログインしている必要があります。

VNX for Block のインストールVNX for Block のインストールでは、問題解決のサポートを受けるために、次のいずれかの方法で EMC カスタマー サービスまたはサード パーティ サービス プロバイダーに接続できるようにコールホーム エージェントを構成できます。

u EMC Secure Remote Support(ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアント、VNX for OE(Operating Environment)for Block の 5.32.000.5.209 より後のバージョン 5.32 および 5.33.000.5.051 より後のバージョン 5.33 用)

u メール

VNX OE for Block び 5.32.000.5.209 より後のバージョン 5.32 および 5.33.000.5.051 より

後のバージョン 5.33 を搭載した VNX for Block システムでは、ESRS(ストレージ プロセッサ

上の組み込みデバイス クライアント)が、リモート接続およびコールホーム エージェントとし

て優先されます。監視ステーション上の ESRS IP Client は、VNX for Block システムに使用で

きるもう 1 つのリモート接続およびコールホーム エージェントです(詳細については、「VNXfor Block および従来型システム、および VNX for File/Unified システム(12 ページ)」を参

照)。

ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアント

VNX for Block システムについては、ストレージ プロセッサが、関連するシステムのためのConnectEMC 通知を生成します。 ESRS 組み込みデバイス クライアント ソフトウェアを使用すると、サービス プロバイダーに ConnectEMC 通知を送信できます。 また、このソフトウェアは、サービス プロバイダーが安全に、関連するストレージ プロセッサを通して特定の VNXfor Block システムに接続するために使用するパスも提供します。 メール オプションは、ESRS(ストレージ プロセッサ上の組み込みデバイス クライアント)オプションをプライマリ転送メカニズムとしてとして選択したとき、セカンダリ転送メカニズムとしてのみ使用されます。この場合、ストレージ プロセッサの通信インフラストラクチャ上の ESRS 組み込みデバイスクライアントが送信メカニズムとして使用されます。

新規インストール、または VNX OE for Block の 5.32.000.5.209 より後のバージョン 5.32 および 5.33.000.5.051 より後のバージョン 5.33 へのアップグレードの場合、ESRS は VNX OEfor Block に含まれています。 ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントの機能をプロビジョニングする場合、ESRS は自動的に ConnectEMC のプライマリ転送メカニズムとして選択されます。 他のアクションは必要ありません。 ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントの管理および ConnectEMC の管理の詳細については、Unisphere オンライン ヘルプを参照してください。

構成

VNX for Block のインストール 11

ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントを使用するリモート接続の

構成

ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントを経由したリモート接続を構成するには、次のシナリオのいずれかを使用します。

1. 新規インストールの場合は、ご使用の VNX プラットフォームに対応するインストール ガイドを参照し、ネットワークに物理的に接続し、Unisphere を使用して機能をプロビジョニングします。 この機能をプロビジョニングするために VNX for Block CLI を使用することもできます。 ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントの機能をプロビジョニングする場合、ESRS は自動的に ConnectEMC のプライマリ転送メカニズムとして選択されます。 他のアクションは必要ありませんが、必要な場合は、Unisphere を使用して、ESRS およびメール転送プロトコルを構成するために使用する、ConnectEMCを管理できます。 詳細については、Unisphere オンライン ヘルプおよび「VNX 用 EMCSecure Remote Support」ドキュメントを参照してください。

2. VNX OE for Block を、ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアント ソフトウェアを含む、バージョンが 5.32.000.5.209 以降の 5.32 またはバージョンが5.33.000.5.051 以降の 5.33 にアップグレードします。 Unisphere を使用して機能をプロビジョニングします。 この機能をプロビジョニングするために VNX for Block CLI を使用することもできます。 ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアント能をプロビジョニングすると、ESRS は自動的にプライマリ リモート接続およびコールホーム エージェントとして選択されます。 他のアクションは必要ありませんが、必要な場合は、Unisphere を使用して、ESRS およびメール転送プロトコルを構成するために使用する、ConnectEMC を管理できます。 詳細については、Unisphere オンライン ヘルプおよび「VNX 用 EMC Secure Remote Support」ドキュメントを参照してください。

ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントの機能を Unisphere でプロ

ビジョニングまたは再プロビジョニングするには、管理者としてログインしている必要があり

ます。

VNX for Block および従来型システム、および VNX for File/Unifiedシステム

VNX for Block およびレガシー CLARiX システムでは、問題解決サポートを得るために VNX用 ESRS(EMC Secure Remote Support)IP Client 通信インフラストラクチャを使用して EMCカスタマー サービスまたはサード パーティ サービス プロバイダーに接続するように、リモート接続を構成できます。 VNX 用 ESRS IP Client は、VNX for File/Unified システムのリモート接続およびコールホーム エージェントとしても使用できます。

ストレージ プロセッサ上の ESRS 組み込みデバイス クライアントは、OE for Block バージョン

5.32.000.5.209 以降を実行している VNX for Block システムのリモート接続およびコールホ

ーム エージェントとして優先されます。 5.32.000.5.209 より前のバージョンの OE for Blockを実行している VNX for Block システムでは、VNX 用 ESRS IP Client がリモート接続および

コールホーム エージェントとして優先されます。

VNX 用 ESRS IP Client監視ステーションに VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアをインストールすると、指定する VNXfor Block およびレガシー CLARiX システムの動作にエラー イベントがないか監視し、エラーイベントがある場合はサービス プロバイダに自動的に通知します。 また、監視対象の VNXfor Block システムおよび従来型ブロック システムに安全に接続するために使用する経路をサービス プロバイダに提供します。

構成

12 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

VNX for File/Unified システムについては、Control Station が、関連するシステム(ControlStation および SP)のための ConnectHome 通知を生成します。 VNX 用の ESRS IP Client ソフトウェアをインストールすると、モニタ ステーションへ接続し、サービス プロバイダーにConnectHome 通知を送る Control Station を指定することを可能にします。 このソフトウェアは、関連する Control Station を通じて特定の VNX for File/Unified システムに安全に接続するために使用するパスをサービス プロバイダに提供します。 VNX 用の ESRS IP Clientソフトウェアをインストールすると、指定された Control Station 上の ConnectHome 情報が自動的に構成されます。 モニタリング ステーション HTTPS オプションを有効にすると、ESRS(VNX OE for File バージョン 7.1.56.x 以降の Control Station 上の組み込みデバイス クライアント)、メール、FTP およびモデム オプションは無効になります。 この場合 VNX 用 ESRS IPClient 通信インフラストラクチャが送信メカニズムとして使用されます。

VNX 用の ESRS IP Client ソフトウェアのインストール中に、技術的な問題に回答し、ステータス情報を提供することができる御社の担当者に対して必要な情報を提供します。 VNX 用ESRS IP Client の詳細については「VNX 用 EMC Secure Remote Support」を参照してください。

ESRS IP Client を使用する VNX for Block のリモート接続の構成

VNX for Block のリモート接続を設定するには、次の手順およびリソースを使用します。

1. ご使用のシステムに対応するインストール ガイドを参照し、VNX for Block システムをネットワークに物理的に接続します。 各 VNX インストール ガイドでは、UnisphereInstallation Utility ソフトウェアと VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアのインストールについても指示されます。 このソフトウェアは、EMC サポート用 Web サイト(http://Support.EMC.com)からダウンロードできます。 ダウンロード ページと各ソフトウェアをダウンロードするためのリンクを見つけます。 従来型システムに関する同様の詳細については、CLARix Interactive Installation Guide CD を参照してください。

EMC サポート用 Web サイトの VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアは、CLARiXInteractive Installation Guide CD の CLARiX 用 ESRS IP Client ソフトウェアより優先的に

使用してください。

2. Unisphere Initialization Utility ソフトウェアとオンライン ヘルプを使用して VNX forBlock コンポーネント(HBA など)を登録し、IP アドレスをストレージ プロセッサに割り当て、ホストを接続します。 従来型システムに関する同様の詳細については、CLARixInteractive Installation Guide CD を参照してください。

3. 「VNX 用 EMC Secure Remote Support」を使用して、VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアを監視ステーションにインストールします。 このドキュメントは、VNX 用 ESRS IP Client について説明しています。 また、CLI ユーティリティ regtool とその使用法についても説明しています。

4. VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアとオンライン ヘルプを使用して、モニタ ステーションによる VNX for Block と従来型システムの両方へのリモート アクセスを設定します。

VNX 用 ESRS IP Client 通信インフラストラクチャを使用せずに EMC カスタマーサービス

またはサード パーティ サービス プロバイダに接続するようにメール ホームを設定する

場合は、サービスに連絡する必要があります。 ダイヤルアップ モデムを使用したリモー

ト接続は推奨されません。このようなリモート接続のセットアップでは RPQ プロセスが必

要となります。 VNX for Block システムと従来型システムでは、FTP を使用したリモート接

続はサポートされていません。 モニタ ステーション上に自動的にインストールできる

ESRS 通信インフラストラクチャの使用をお勧めします。

VNX 用 ESRS IP Client を使用する File/Unified システムのリモート接続の構成

VNX 用 ESRS IP Client を経由したリモート接続を VNX for File/Unified システム用監視ステーションで構成するには、次の手順およびリソースを使用します。

構成

VNX for Block および従来型システム、および VNX for File/Unified システム 13

1. ご使用のプラットフォームに対応するインストール ガイドを参照し、ネットワークに物理的に接続します。 各インストール ガイドでは、VNX Installation Assistant ソフトウェアとVNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアのインストールについても指示があります。 このソフトウェアは、EMC サポート用 Web サイト(http://Support.EMC.com)からダウンロードできます。 ダウンロード ページと各ソフトウェアをダウンロードするためのリンクを見つけます。

2. VNX Installation Assistant ソフトウェアでは、ESRS のインストールと設定について指示されます。 「VNX 用 EMC Secure Remote Support」を使用して、VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアを監視ステーションにインストールします。 このドキュメントは、VNX 用 ESRS IPClient について説明しています。

3. VNX 用 ESRS IP Client ソフトウェアとオンライン ヘルプを使用して、モニタ ステーションによるファイル システムへのリモート アクセスを構成します。

4. ConnectHome を管理するには Unisphere のオンライン ヘルプを使用します。ConnectHome を使用して、ESRS、メール、FTP、モニタリング ステーション HTTPS、モデムをリモート アクセス用に構成します。 この目的で VNX for File CLI を使用することもできます。 Unisphere のオンライン ヘルプでも、詳細については、「VNX for File イベントと

通知の構成」テクニカル モジュールを参照してください。

VNX ゲートウェイのインストールVNX ゲートウェイ システムのインストールと構成は、広範なトレーニングを受けた EMC または EMC パートナーの担当者のみが実施します。 これには、問題解決のサポートを得るために EMC カスタマー サービスまたはサード パーティ サービス プロバイダーに接続できるようにリモート接続を設定する作業が含まれます。

Control Station 上の ESRS 組み込みデバイス クライアント(OE for File バージョン 7.1.56.x以降に搭載)および ESRS IP ゲートウェイ 2.0 以降(後期モデルの VNX ゲートウェイ システ

ムには、バージョン 2.22 以上が必須)は、VG2/VG8 ゲートウェイ構成のリモート接続および

コールホーム ソリューションとしてサポートされます。ESRS ゲートウェイ 1.x はサポートされ

ません。

ESRS IP Gateway の詳細については、EMC オンライン サポート用 Web サイト(Support.EMC.com)を参照してください。

構成

14 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

第 3 章

レポート作成

EMC カスタマー サービス、サポート担当者またはサード パーティ サービス プロバイダーに連絡をするときには、迅速に問題解決できるよう、次の情報を準備しておいてください。

u 連絡先情報........................................................................................................... 16u 存在する問題に関する詳細...................................................................................16u 新しい問題に関する詳細....................................................................................... 16u VNX for Block の構成情報..................................................................................... 17u VNX for File の構成情報........................................................................................ 17u システム上での診断..............................................................................................19u VNX for File の問題情報........................................................................................ 19

レポート作成 15

連絡先情報次の担当者情報を提供する必要があります。

u 御社名

u お客様のお名前

u 電話番号およびメール アドレス

u サイト ID 番号

u 御社の技術的な質問およびステータス情報の担当者(名前、電話番号、メール アドレス)

存在する問題に関する詳細u 存在するケース ID の提供(判明している場合)。

新しい問題に関する詳細u システム上で受け取っている正確なエラーについて EMC ナレッジ ベースを探しました

か。

ナレッジベースを検索する前に、解決方法を迅速に見つけるために VNX for File システ

ムで nas_checkupを実行してください。

u EMC 追跡システムで関連づけを希望するこの問題のための内部参照番号をお持ちですか。

u システムは動作していたことがありますか。それとも新しくインストールしたものですか。

u ソフトウェアが正常に動作していた条件。

u この機能を使用するのは初めてですか。

u この機能を使用して問題が発生したのは初めてですか。

u この問題が以前にも発生していた場合、どれくらい前に起こりましたか。 また、どのような状況で発生しましたか。

u 問題が発生する直前に、VNX または環境(SAN、ストレージ、LAN を含む)に対して、何か変更を加えましたか。

u その問題を解決するために、すでに何か行いましたか。 テストの結果すべてを提供ください。

u システムはどんなエラー メッセージあるいは問題の徴候を示していますか。 システム環境の完全なビューを再現することを手助けするため、問題が起こった場合には、すべての対応する数(コード)および表示されたすべてのメッセージ(たとえば Windows NT のイベント ビューア アラート)を提供してください。

u その問題は特定の VNX 特徴、機能、またはシステム コンポーネントと関連があると分かっていますか。

u VNX に本番データはありますか。

u その問題につながる正確なイベントの詳細説明。

(ソフトウェアが正しく動作していないことにいつ気づきましたか。 そのとき、これは特定のイベントと関連していましたか。)

レポート作成

16 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

u 問題を再現可能ですか。

u 実行しているソフトウェアの機能。

u 何名のユーザがこの問題を抱えていますか。そのユーザは同じネットワーク グループ上にいますか。

u VNX アーキテクチャーの現在の導入構成は何ですか。 VNX for File の構成情報(17ページ)は、VNX for File の問題を迅速に解決するために EMC が必要とするシステム構成情報について説明し、この情報を得るためのコマンドまたはロケーションを提供します。 VNX for Block の構成情報(17 ページ)は、VNX for Block の問題を迅速に解決するために EMC が必要とするシステム構成情報について説明し、この情報を得るためのコマンドまたはロケーションを提供します。

u 一般ストレージ環境情報を提供します。 VNX for File の構成情報(17 ページ)は、問題を迅速に解決するために EMC が必要とする情報について説明し、この情報を得るためのコマンドまたはロケーションを提供します。

u サポート情報およびログを収集します。 サポート情報およびログ情報を収集する詳細については、問題情報(19 ページ)を参照ください。

「VNX System の操作」は、VNX システム ログの情報を提供しています。

VNX for Block の構成情報VNX for Block ストレージ環境情報(17 ページ)に、問題を迅速に解決するために EMC が必要とする VNX for Block の構成情報と、この情報を得るためのコマンドまたはロケーションを示します。

表 1 VNX for Block ストレージ環境情報

ストレージ環境情報 ロケーションまたはコマンド

VNX for Block 製品 ID、シリアル番号、お

よび VNX Operating Environment ソフト

ウェア バージョン

l Unisphere で[システム リスト]タブをクリックしま

す。 詳細については、システムのアイコンをクリック

してから[プロパティ]をクリックする。

l naviseccli から次のように入力する。getall [-host]

VNX for File の構成情報VNX for File ストレージ環境情報(17 ページ)に、問題を迅速に解決するために EMC が必要とする VNX for File の構成情報と、この情報を得るためのコマンドまたはロケーションを示します。

表 2 VNX for File ストレージ環境情報

ストレージ環境情報 ロケーションまたはコマンド

VNX ID、シリアル番号、および VNX for Fileコード ソフトウェア バージョン

Unisphere で[システム リスト]タブをクリックします。

VNX for File コード ソフトウェア バージョン l CLI から次のように入力します。

レポート作成

VNX for Block の構成情報 17

表 2 VNX for File ストレージ環境情報 (続き)

ストレージ環境情報 ロケーションまたはコマンド

nas_version -lそして、次のように入力します。

server_version ALLl Unisphere からシステムを選択し、[システム]>

[ハードウェア]>[Data Mover]の順に選択す

る。 Data Mover の名前を選択し、[プロパティ]を

クリックする。 Data Mover のバージョンが[バージ

ョン]フィールドに表示されます。

バックエンド ストレージ VNX キャビネットを目視で検査して、VNX for File が

VNX for Block と一緒に構成されているか、EMCSymmetrix®または VNX for Block ディスク アレイに接

続されているかなどを確認してください。

ファイル共有プロトコル(NFS、CIFS、または

マルチプロトコル)

SAN ファブリック コンポーネントのタイプと

接続性

LAN インフラストラクチャ コンポーネントと

接続性

問題に適用できるものとして、次の情報を提供してください。

外部 Usermapper リリース レベル l Windows Usermapper ホストには、次のコマンド シンタクスを使用します。usrmap_svc -s -H[<usrmap_home_dir>]-c usrmap.cfg -vここで、

[<usrmap_home_dir>] = Usermapper ファイルが存

在するディレクトリ

l Linux または Solaris Usermapper ホストには、次

のように入力します。usrmap_control -v

内部 Usermapper リリース レベル Control Station 上で VNX for File ソフトウェア バージョ

ンを表示するには、次のように入力します。nas_version -lまたは

server_version -ALL

MMC スナップインのリリース レベル 管理 PC 上の Celerra MMC ソフトウェアから[スタート]

> [プログラム] > [Celerra ツール] > [Celerra CIFS管理について]を選択します。

VNX ツール(EMC ユーティリティ)リリース

レベル

Control Station 上にあるツールの Readme テキストを

表示するか、ツールを実行して、出力テキストをチェッ

クする。

クライアント OS リリース レベル UNIX マシン上で、次のように入力します。

レポート作成

18 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

表 2 VNX for File ストレージ環境情報 (続き)

ストレージ環境情報 ロケーションまたはコマンド

uname -aサービス パック情報を表示するには、Windows システ

ムから、[スタート] > [ファイル名を指定して実行]

を選択し、[Winver]を起動します。

クライアント アプリケーションおよびリリー

ス レベル

Windows アプリケーションについては、リリース レベル

は一般に[ヘルプ] > [バージョン情報]機能から入

手できます。

調整可能なパラメータ Data Mover パラメータには、次のコマンド シンタクスを

使用します。

cat /nas/server/slot_[<x>]/paramここで、

[<x>] = Data Mover の数。

グローバル VNX for File パラメータの場合、次のように

入力します。

cat /nas/site/slot_param

システム上での診断選択した VNX for Block または Unified システムで診断を実行するウィザードにアクセスするには、USM(Unisphere Service Manager)の[診断]タブを使用します。

診断ウィザードが使用可能な場合、どのウィザードが使用できるかはシステムのタイプによ

って決まります。 診断タブが表示されない場合は、現在のシステムではこの機能はサポー

トされていません。

VNX for Block または Unified システムでログを収集するには、USM を使用してシステムにアクセスし、[診断]>[診断情報の収集]を選択します。 この操作は、SP Collect Capture ウィザードを起動します。このウィザードは、選択されたシステムの各ストレージ プロセッサに対して SP Collect プロセスを開始し、Control Station でログ プロセスを開始します。 両方の処理の結果が 1 つの Zip ファイルに圧縮され、USM 収集が実行された Windows ワークステーションに保存されます。

VNX for File の問題情報Unisphere または VNX for File で問題が発生した場合は、サービス プロバイダーまたはEMC に問い合わせる前に、ログ収集をただちに実行してください。 収集スクリプトを早期に実行するほと、問題を修正するのに役立つ多くのコマンド出力、ログ、ダンプ ファイルを収集できます。

問題に関する情報を収集する場合のタスクは、次のとおりです。

u Unisphere からの自動ログ転送の有効化(21 ページ)

u CLI からのログ収集の実行(21 ページ)

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システム上での診断 19

CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行(22 ページ)は、VNX for File 用にスクリプト操作を実行するためのコマンド オプションの詳細を提供しています。

自動的なログ収集と転送

自動的な収集と転送ツールはシステム エラーやオートコールを発行するように構成されたVNX for File のその他の問題をトラブルシューティングし、解決するのに役立ちます。 VNXfor File サービスの実行中、収集スクリプトは Control Station のバックグラウンドで自動的に実行されます。 コールホームを生成するイベントに関連したコマンド出力、ログ、およびダンプ ファイルを収集し、保存します。 このようなイベントの例としては、Data Mover のパニックやレプリケーション セッションの障害などがあります。 自動転送を有効化した場合、この情報は生成されると、Control Station が事前構成 FTP サーバーに自動的に転送します。

システムをインストールするとき、およびアップグレードするときはスクリプトが実行されない

ため、これらの操作中に発生したイベントは収集されません。

このツールでは、問題の分析に必要な圧縮されたログのアーカイブ ファイルを作成し、/nas/var/emcsupport に書き込みます。 また、このツールでは、Data Mover パニックが発生したときのダンプもサポート資料とともに収集されます。 Data Mover パニック ダンプは、ディレクトリ/nas/var/dump に格納されます。 ログおよびファイルの収集後、転送スクリプトが有効である場合には、事前構成した転送モード(たとえばモニタリング ステーションHTTPS)を使用して、収集データがツールによって自動的に EMC へ転送されます。 デフォルトでは、転送機能は無効です。

ログ収集のアーカイブには最大 460 MB が使用され、最大 2 つの Data Mover パニック ダンプが作成されます。 構成ファイルで指定されたログおよびダンプが上限に達すると、最も古いログが削除されて新しいログ用のスペースとして使用されます。 ただし、古いダンプはそのまま残されるため、ダンプ ディレクトリから手動で削除する必要があります。

Data Mover パニック ダンプが/nas/var/dump に正常に転送されると、ダンプ パーティションが自動的にクリアされます。 ダンプ領域に 2 つのダンプがすでに存在する場合は、不要なダンプが手動で削除されるまで/nas/var/dump にダンプを抽出できないことを示すメッセージが sys_log に記録されます。

ダンプが事前構成した転送モードで EMC カスタマー サービスに転送されるたびに、システム ログにエントリーが作成されます。 ツールを手動で起動した場合は、コマンド出力と他の重要なメッセージが/nas/log/sys_log に記録されます。

ダンプを識別するシリアル番号の文字列全体が構成ファイルで使用されていると、ダンプの

転送場所が sys_log でトランケートされる可能性があります。 この場合、システム ログから

完全な転送場所が通知されなくても、ログに記録されたとおりに転送は正常に行われてい

ます。 CLI(コマンド ライン インタフェース)から実行される自動的な収集と転送ツールを起動

するには、管理者または root ユーザー権限が必要です。 EMC カスタマー サポートの担当

者から、ツールを実行してシステムの問題を診断し、解決するよう依頼される場合もありま

す。

構成ファイル

マスター スクリプトを初めて実行すると、構成ファイル/nas/site/automaticcollection.cfg が作成されます。このファイルには、プロセスの収集および転送を管理する各種パラメータを設定する行が含まれます。 たとえば、ファイルの転送元の場所は判別され、FTP が転送モードに構成されている場合、自動転送機能が有効化されていれば、ファイル転送用のユーザー名とパスワードが自動的に設定されます。 構成ファイルが変更されても、自動収集スク

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20 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

リプトによって再作成されることはありません。 この場合、デフォルトの構成ファイルに戻すには、編集した構成ファイルの名前を変更するか、またはシステムから削除します。

ツールを無効化するか転送モード構成に関連するファイルの部分を変更する以外は、構成ファイルでデフォルト値を使用することを強くお勧めします。 このようにしない場合は、ツールによって必要以上の Control Station リソースが消費されることがあります。

構成ファイルでは、次の情報が管理されます。

u 自動転送機能の無効化。

u /nas/var/dump ディレクトリに保持されるダンプ数。 デフォルトは、2 です。

u ツールの現在のバージョン。

u Control Station から同時に実行できる転送数。 デフォルトは、2 です。

u ファイルの構成済み転送モードのホスト IP アドレスまたは URL。

u 構成済み転送モードとしての FTP の場合、ファイルを手動で転送するためにツールを使用する管理者のユーザー名とパスワード。

u 構成済み転送モードとしての FTP の場合、ファイルの FTP 用のリモート ディレクトリ。

Unisphere からの自動ログ転送の有効化

自動ログ転送ツールは、VNX for File にあるサポート機能です。 ログ収集はデフォルトで有効です。 何らかのイベントが生成された場合には、システムは自動的にログおよびダンプを収集し、圧縮します。 サポート資料、ログ、およびダンプは、Control Station でローカルに保存されます。 ログおよびファイルが収集された後、収集されたデータが自動的に EMC に転送できるようにシステムを構成することが可能です。 自動転送オプションはデフォルトでは無効になっています。 自動転送を有効化した場合、システムはサポート資料(ログおよびダンプの両方)を Control Station から、FTP または監視ステーション HTTPS のような事前構成済みの転送モードに自動で転送します。

自動転送を有効にするには、次の手順に従います。

手順

1. [システム]を選択します。

2. [サービス タスク]で[ファイル用自動ログ転送]を選択します。

3. 表示されるダイアログ ボックスの[自動転送の有効化]を選択し、[適用]をクリックします。

CLI からのログ収集の実行

EMC カスタマー サポート担当者から、Control Station で自動収集スクリプトを実行するよう依頼される場合があります。

ログ収集スクリプトを実行してサポート資料ファイルを作成するには、次を実行します。

手順

1. nasadmin として Control Station にログインし、root にスイッチ(su)します。

2. スクリプトを実行するには、次のように完全パスを入力します。

Select /nas/tools/automaticcollection -getlogs3. スクリプトでは、圧縮ファイルに VNX for File のサポート情報をコンパイル

し、/nas/var/log ディレクトリ内のファイルを保存します。 ファイルは次のような名前になります。

support_materials_[<serial number>].[<yymmdd_hhss>].zipここで、

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Unisphere からの自動ログ転送の有効化 21

[<serial number>] = VNX for File のシリアル番号。

[<yymmdd_hhss>] = スクリプトが実行された日付および時間。

必要条件

サポート資料ファイルを作成したら、サービス プロバイダーまたは EMC カスタマー サービスセンターに連絡し、ファイルを分析用に送付する方法について指示を受けてください。 各種スクリプト操作を実行するための CLI オプションの使用方法については、CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行(22 ページ)を参照してください。

自動的な収集と転送ツールの無効化

自動的な収集と転送ツールを完全に無効にするには、次のように入力します。

$ /nas/tools/automaticcollection -disable -allまた、vi などのテキスト エディタを使用して構成ファイル/nas/site/automaticcollection.cfgを編集し、「OFF」という語を含む行のコメントを解除することによって、ツール全体を無効にする方法もあります。

以下は構成ファイル出力の例です。

[nasadmin@bulls-cs ~]$ cat /nas/site/automaticcollection.cfg# This is the configuration file for automaticcollection.# Anything after the # character on that line is ignored. Blank# lines are also ignored. Whitespace at the begining and end of each# line is also ignored.# To get back to the default configuration file, simply remove this# file (or rename it, of course), and a new one will be created the# next time automaticcollection runs. You may change this file if you wish,# and if you do so, automaticcollection will not recreate it.# However, you will not receive any updates to this file should you# choose to upgrade your control station software later.# Don't modify the following line unless instructed by authorized# service personnel.# OFF# Current version numberVERSION 2# Uncomment the following line to disable the transfer feature.# Disable# Uncomment the following line to control the number of copies of# panic dumps you would like to keep in /nas/var/dump directory.# We strongly suggest to keep the default value. The default is 2.# MaxCopyDump 2# Uncomment the following line to control the number of simultaneous# transfer you will allow from the Control Station. The default is# 2, and it should not go any lower.# MaxTransfer 2# The following configurations are used by the transfer process.# Please do not modify these unless instructed by authorized service# personnel.host ftp.emc.comuser anonymouspass [email protected]# Modify the following line to specify the remote directory where# the materials should be stored. The default is on the FTP server# /incoming/APM00055108049 directory.remote_directory /incoming/APM00055108049

CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行

このセクションでは、自分でまたは EMC カスタマー サービスの依頼で呼び出すかどうかにかかわらず、利用可能なオプションについて説明します。 このツールを使用するには、管理者権限が必要です。 したがって、このツールを使用する前に、nasadmin として ControlStation にログインしていることを確認してください。

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22 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

コマンド オプション

自動的な収集と転送ツールのコマンド オプションのリストを表示するには、次のように入力します。

$ /nas/tools/automaticcollection -help自動的な収集と転送ツールのコマンド オプション(23 ページ)に、自動的な収集と転送ツールのコマンド オプションと説明を示します。

表 3 自動的な収集と転送ツールのコマンド オプション

オプション 説明

-help オプションの一覧を表示します。

-getlogs 収集スクリプトを実行し、転送スクリプトが有効になっている場合は、

実行が完了した時点でログを転送します。

-filename <filename> サポート リクエスト番号などの追加情報をファイル名に含めます。

-retrievedump 最新のダンプを抽出し、転送スクリプトが有効になっている場合は、

ダンプの転送スクリプトを実行します。

-slot ダンプを取得するスロット番号を示します。

-local ダンプをローカル ディレクトリに書き込みます。

-transferlogs ログの転送スクリプトを実行します。 スクリプトは/nas/var/log に収

集されたすべてのログのタイムスタンプを確認し、このパーティション

で最新のログ セットを転送します。

-config 現在の構成を表示します。

-disable 転送スクリプトをオフにします。

-enable 転送スクリプトをオンにします。

-info 転送スクリプトの状態を確認します。

ユーザーの例

自動的な収集および転送ツールで使用頻度が高いと思われる機能の例を次に説明します。

u ログ ファイルおよびダンプの EMC カスタマー サービスへの自動転送を有効にするには、次のように入力します。$ /nas/tools/automaticcollection -enable

u 以前に有効になっていたログ ファイルおよびダンプの自動転送を無効にするには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$ /nas/tools/automaticcollection -disable

u 自動的な収集と転送ツールを完全にオフにするには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$/nas/tools/automaticcollection -disable -all

EMC カスタマー サービスとサポート プロバイダーの例

EMC カスタマー サービスまたは認定されたサポート プロバイダーから指示された場合に実行する可能性がある機能の例は次のとおりです。

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CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行 23

u ログの収集スクリプトを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$/nas/tools/automaticcollection -getlogs

u ダンプの転送スクリプトを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$/nas/tools/automaticcollection -retrievedump -slot <slot ID>

u ログの転送スクリプトを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$/nas/tools/automaticcollection -transferlogs

u 現在の構成を表示するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$/nas/tools/automaticcollection -config

u 転送スクリプトの状態を確認するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。$/nas/tools/automaticcollection -info

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24 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

第 4 章

トラブルシューティング

製品ラインのパフォーマンスと機能を継続的に改善および強化するための努力の一環として、EMC ではハードウェアおよびソフトウェアの新規バージョンを定期的にリリースしています。 そのため、このドキュメントで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアのバージョンによっては、サポートされていないものもあります。 製品機能の最新情報については、お使いの製品のリリース ノートを参照してください。

製品が正常に機能しない、またはドキュメントの説明どおりに動作しないなどの場合には、EMC カスタマー サポートの担当者にお問い合わせください。

次のようなトピックが含まれています。

u EMC E-Lab Interoperability Navigator.....................................................................26u 問題の報告........................................................................................................... 26u 自動的な収集と転送ツールのエラー メッセージ......................................................26u EMC トレーニングおよびプロフェッショナル サービス...............................................27

トラブルシューティング 25

EMC E-Lab Interoperability NavigatorEMC E-Lab ™ Interoperability Navigator は検索可能な Web ベースのアプリケーションです。このアプリケーションから、EMC 相互運用性サポート マトリックスにアクセスできます。これは、EMC オンライン サポート(http://Support.EMC.com)で入手できます。 ログインした後、[製品/サポート ツール]の下の右側のペインで、[E-Lab Navigator]をクリックしてください。

問題の報告EMC に報告された問題は、EMC カスタマー サポート担当者に送られ、必要であれば地域を担当する EMC サポート チームに連絡を取り、オンサイト サポートの手配がされます。 EMCカスタマー サービス センターは問題解決への取り組みを継続し、問題を解決する一方で、地域を担当する EMC サポート チームを通して定期的にステータスのアップデートを提供します。

追加の問題情報を送ります。

最初の問題報告を行った後に、問題に関する追加情報を EMC カスタマー サービスに送信するには、次を使用してください。

u メール:この問題の担当となった EMC カスタマー サービスのサポート担当者のメールアドレスにお問い合わせください。

u FTP:EMC が分析のために使用する、たとえばシステム ログ ファイルのような巨大データの送信は FTP を使用してください。 FTP を使用して、システムから取り出したファイルを EMC のような宛先へアップするか、宛先サーバから取得できるようにファイルをローカル システム ディレクトリにファイルを置きます。 ファイルの転送準備について話し合うために、EMC カスタマー サービスにお問い合わせください。

送信時は、問題のケース ID およびこのケースに割り当てられたサポート担当者の氏名を含めてください。 サポート情報およびログの収集は、問題の解決に役立ちます。 サポート情報およびログ情報を収集する詳細については、問題情報(19 ページ)を参照ください。

追加のステータス更新を受け取るか、問題のエスカレーションには、地域の EMC カスタマーサービス担当者にお問い合わせください。

自動的な収集と転送ツールのエラー メッセージVNX for File では、イベント メッセージ、アラート メッセージ、ステータス メッセージによって、問題の状況のトラブルシューティングに役立つ詳細情報と推奨されるアクションが提供されます。

メッセージの詳細を表示するには、次のいずれかの方法を使用します。

u Unisphere ソフトウェア:

l イベント、アラート、ステータス メッセージを右クリックして選択し、[Event Details]、[Alert Details]、[Status Details]を表示します。

u VNX CLI for File:

l nas_message -info <message_id>コマンドを使用して特定のエラーに関する詳細情報を取得します。

u 「Celerra Network Server Error Messages Guide」

l このガイドで、それ以前のリリースのメッセージ形式でのメッセージに関する情報を見つけます。

トラブルシューティング

26 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

u EMC オンライン サポート用 Web サイト:

エラー メッセージの簡単な説明のテキストまたはメッセージ ID を使用して、EMC オンラインサポート web サイトで Knowledgebase を検索します。 http://Support.EMC.com にログインした後、[サポート]に進みます。

EMC トレーニングおよびプロフェッショナル サービスEMC カスタマー エデュケーション コースは、インフラストラクチャに対する投資全体の効果を最大限に高めるために、自社の環境内で EMC ストレージ製品群を連携させる方法について学ぶのに役立ちます。 EMC カスタマー エデュケーションの利点は、世界各国に設置された便利な最新のラボで、オンライン トレーニングや実地トレーニングを受けられることです。 EMC カスタマー トレーニング コースは、EMC のエキスパートによって開発および提供されています。 http://Support.EMC.com から EMC オンライン サポートにアクセスし、コースと登録の詳細をご確認ください。

EMC プロフェッショナル サービスは、システムの効率的な導入を支援します。 コンサルタントがお客様のビジネス、IT プロセス、およびテクノロジーを評価し、所有する情報を最大限に活かせる手法をお勧めします。 ビジネス プランから導入まで、IT スタッフを酷使したり新たな人材を採用したりせずに、必要な各種サポートを受けることができます。 詳細についてはEMC カスタマー サービス担当者にお問い合わせください。

トラブルシューティング

EMC トレーニングおよびプロフェッショナル サービス 27

トラブルシューティング

28 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ

索引

EEMC E-Lab Navigator 26EMC カスタマー サービス

FTP 26メール送信 26問題報告情報 15

ESRS IP クライアントEMC カスタマー サービスへのエラー イベントの送信

12

FFTP

EMC カスタマー サービスへファイルを送信 26

UUSM で実行する診断 19

かカスタマー サービス

FTP 26メール送信 26問題報告情報 15

くクリティカルでない問題の解決 8

し自動的な収集と転送ツール

CLI からの実行 22構成 20コマンド オプション 23コマンドの例 23説明 20無効化 22問題の報告 20ユーザー コマンドの例 23

診断情報の収集 19

診断の実行 19

すストレージ環境情報

問題の報告 16

めメール

EMC へのお問い合わせ 26

も問題解決

くりてぃかるでないもんだいのための 8リリース ノート 8

問題の追加情報の送信FTP 26サポート担当者の氏名およびケース ID 26メール送信 26問題のケース ID 26

問題の報告追加情報の送信 26連絡先情報の提供 16ログの自動的な収集と転送 20ログ ファイルの収集 20

りリモート接続

VG10/VG50 ゲートウェイのインストール 14VG2/VG8 ゲートウェイのインストール 14VNX for Block システムおよびレガシー システムの 12

リリース ノート問題の解決 8

ろログ ファイル

自動的な収集と転送 20問題の報告 20

VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ 29

索引

30 VNX1, VNX2 ESRS for VNX および Connect Home を使用する VNX の問題解決ロードマップ