避難所状況可視化アプリ

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概要

コンセプト– 「ちょっと安心できる」避難所状況可視化アプリ

防災担当者

– 必要な支援の概況がわかる

避難者

– 周辺の状況が確認できる

知的財産の有無– オープンソースにする予定

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避難所の状況をどう把握するのか？

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避難所状況

報告

状況把握意思決定

行動

誰でも簡単に使える解が必要

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本アプリケーションの目的と想定

目的– 避難所の食料、飲料水、物資、衛生状況等の状況集約を迅速に行い、的確に支援の判断ができるようにすることを目的としています。

– 指定避難所だけではなく、仮説避難所の状況も把握できる仕組みです。

想定利用者– 報告機能利用者は、避難所管理者、避難者、救援者等。

– 表示機能利用者は、行政の防災部局とNPO支援計画担当者等。

想定利用場面– 大規模災害の翌日から2週間程度。避難者支援体制が安定するまでの情報収集。

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デジタル化による課題解決

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ファックスによる報告→回線負荷大→集計が手作業

webによる報告→回線負荷小→自動集計→リアルタイム

従来 Shelter Report

意思決定が迅速化人員を他の支援に回せる

主な機能

報告機能– 避難所の人数や食料等の状況を報告できます。

– Webの表示に加え、ｗｅｂＡＰＩで情報を入手できます。

表示機能– 指定避難所の場所を表示できます。（国土数値情報を入力済）

– 仮説避難所の状況も含めて、地図上に報告が表示されます。

– 食料、医療等の支援分野や報告者等により情報をフィルターできます。

※メンテナンス性をよくするために、分析などの機能は必要最低限のみ実装しています。

※通信困難地域でのモバイル機能も、現場の導入環境を想定し、搭載していません。（紙と代行入力で対応可能）

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報告イメージ（基礎情報） 端末の位置情報から、近所の指定避難所を候補として表示します。

指定避難所以外に避難しているときには、その位置を登録することもできます。

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報告イメージ（状況報告）

避難所の衣食住の基本情報を入力します。

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報告イメージ（衛生・医療等情報）

避難所の基礎インフラとして健康、安全情報を入力します。

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報告イメージ（電源・通信状況）

電源や通信の状況を入力します。

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報告イメージ（対象者）

避難所の避難人数と自宅避難者などの支援対象人数を入力します。

乳児などの特別な要支援避難者を入力します。

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報告イメージ（自由記述）

その他の必要項目を入力します。

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報告イメージ（報告）

報告内容を確認します。

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災害対策本部（全体俯瞰） デフォルトで3日分の表示をします。

全ての報告を集計し、総合点で表示します。

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災害対策本部（医療状況）

医療状況の評価だけ抽出して、支援を検討。

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災害対策本部（詳細確認） 危機的状況にある避難所を確認

– 飲料水の不足も発見。また、妊婦がいることを確認。

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多重報告の防止

防災計画にある避難所報告様式の項目を入力できるようにする予定です。

報告

webAPIで報告を取得

一般的な避難所報告様式の内容を入力可能なように追加開発中

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通信不可の場合の対応

通信が困難なエリアの情報は、いったん紙に記録して、通信可能エリアで送信します。

1日１回なので負担は大きくありません。

報告

メモで情報を収集 報告（通信可能エリアで入力）

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通信可能通信不可

実証・導入

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災害対応訓練

高知県須崎市、横浜市金沢区で災害対応訓練を実施

シナリオ群

訓練

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EpiNurse

UNSDR国連国際防災戦略事務局とGRF（Global risk forum）が主催するRISK AWARD 2017で、日本チームが支援するNepal地震でのEpiNurseの取り組み（ネパール看護協会）がAwardを受賞。

災害直後には多くの避難所が設置され、避難所によっては、食料や水の支援が不十分、衛生状況が悪化等の問題を抱える場合がある。

その状況を迅速に収集し、的確な支援を行うことが求められており、その情報収集の仕組みを実際の災害看護現場に導入したのが今回の表彰プロジェクト。

避難所では、決められた調査項目に従い避難所の状況を入力していく。その入力された情報は一覧で整理され支援計画に反映される。また位置情報付きの避難所の写真を送ることにより、位置の特定と状況の正確な把握を可能としている。

テクノロジーを的確に使った災害対策として評価が高かった。 22

参考

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アプリケーションの構造（データ交換）

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クラウドサーバー上にサービス（アプリケーション）を構築

インターネット

ブラウザがあれば、どこからでもアクセス可能

画面からサーバにダイレクトにデータを入力

サーバから画面を表示

webAPI

これまでの取り組み

ハッカソンベースのプロトタイプのSherepoを、設計を踏襲し、実用ベースのSherepo2に発展。

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世界銀行防災ハッカソン

• 48時間で設計から基本モデルまで実装

IODD横浜

•報告者検索などフィルター強化

会津Health2.0ハッカソン

•モバイル機能の追加

国土地理院防災アプリコンテスト

•指定避難所事前入力機能の実装

• SNS報告機能

須崎市防災訓練

•機能検証

二次開発

•従来の設計検証をもとに、機能強化

訓練

インフォコム（企画・設計・一次モデル開発）

フィクサー（改修設計、二次モデル開発）

ボランタリーな参加組織の開発負荷を分散するため、一次二次開発を分担

他参加組織、参加者所属組織企画：東京大学、ハートビーツ、自動処理デザイン：アイズ・ジャパン訓練：高知県立大学インフラ：マイクロソフト

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http://sherepo2.azurewebsites.net/避難所状況の報告• 避難所からの報告は1日1回です。（救援作業終了後を想定）• プッシュ型の支援を想定しているので、支援物資名ではなく配給状況と人数

の情報収集を重視しています。• 報告者として、避難者、救援者、避難所管理者を選択できます。

※国際対応を想定して設問が設定されているので、質問の答えが選択しにくい場合があります。

食料、飲料水、衣類（寝具）、施設（スペース）、衛生、医療、安全、電気、インターネット・電話、収容人数、周辺被災者人数、要支援者コメント（自由記述）

避難所の状況を左画面のイメージで順次入力します

指定避難所がある場合には、入力支援されます。また、既に報告済の避難所は名前を打つと画面上に表示されます。

避難所を独自設定するときには、避難所の名称を記入して、地図の中心の＋を避難所にして「位置を指定する」を押すと、地図上に印が付き、下に次画面に行くボタンが表示されます。

開始したら、報告者の立場を入力します。（救援者とは、市の職員や自衛隊等の支援に行った専門家のことです）

入力の流れ

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http://sherepo2.azurewebsites.net/analytics避難所状況の報告の確認• 避難所の報告位置が地図上に表示されます。• 避難所毎に色で状況が表示され、詳細はレーダーチャートで見られます。• 食料が不足等、目的別にフィルターして表示できます。• 同じ避難所から複数の報告があった場合には、過去のデータも見ることができます。

レポート選択※横スクロールで確認※画面サイズにより左メニューが表示されないときはブラウザ機能で縮小

選択レポート内容レポート平均避難所を選択すると右の詳細情報がみられる

期間選択

市町村選択

フィルター