drupal market in japan @ 「drupalcon 2016 new orleans」情報交換会

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DBCJ Drupal Business Consortium in Japan ~自由な PaaS 環境を日本に~ 201606.02. 池田 秀一 [email protected] Drupal is a registered trademark of Dries Buytaert.

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DBCJ Drupal Business Consortium in Japan

~自由な PaaS 環境を日本に~

2016.06.02.

池田 秀一 [email protected]

Drupal is a registered trademark of Dries Buytaert.

とは何か?

LEGO ブロックのように部品を組み合わせ、

企業の外部向け、内部向けサイト、情報系システムを

素早く、楽に作れる、システム構築での中核基盤です!

海外では数百以上の業務テンプレート提供も♪

3

レゴブロックのようにビジネスロジックを組み立てる

Drupal is Legos for Websiteshttp://el-studio.com/blog/drupal-is-legos-for-websites.html

”Working with Drupal is like building with Legos. Drupal and its modules provide the building blocks -- the basic rectangles, the windows. And someone with a bit of practice can do a very fine house.”

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Drupal での選択肢の豊富さ

Module(Drupal Add-On)

Drupal

自社サーバ

Private Cloud

Hosting

IaaS/ OSS PaaS

AWS,Azure,SoftLayer

2万個以上の豊富なアドオン部品が流通している!200種類以上のテンプレートが流通している!

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Drupal 基盤でのビジネス形態

Module(Drupal Add-On)

Drupal

自社サーバ

Private Cloud

Hosting

IaaS

Acquia

Cloud

(Drupal CORE)

新たなPaaS提供

SPARCPower8

新規のアドオン機能

業種ごとのテンプレート

の提供と保守

日本地域から世界へ発信

多言語対応で東京オリンピックに向けたサイトへ

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World Wide Trend

Drupal

Joomla

WordPress

・Enterprise

Web Application Framwork

User count

・Small

Only CMS

7

2014年 DBCJ 設立から、2016年の今現在

• 実は、表に見える部分では、あまり変わっていない

• Drupal8 での日本語対応は進んだが、実システムは Drupal7 主体

• Drupal8 の周辺環境は、世界的にまだ整備が進まない

• 日本では• WordPress での無理な適用 ⇒ トラブル多発 ⇒ トラブル対応ソリューション!?

• 人件費が稼げる Java Application Severでの構築 ⇒ 高額、長期開発の課題

• 裏では、

• IaaS 上での Drupal事例が、増えている• 日本で事例公開する手間を掛ける企業や組織が、ほぼ存在しない

• 大手IT企業も、マトモな企業なら準備は進めている• 表に出た事例では、豆蔵HD社のアイキューム社の事例

PDF http://pdf.irpocket.com/C3756/VuON/Pv8L/lhz9.pdf

8

Drupal 8.1.1. 2016年5月5日に公開。 8.1.0 から半月での提供。

https://www.drupal.org/project/drupal/releases/8-1-1

Drupal 8.1.0 2016年4月20日に公開。 Beta-1 から1ヶ月半の短期間での公開。

https://www.drupal.org/blog/drupal-8-1-0

2016年3月3日に 8.1.0 Beta-1 公開開始。

https://www.drupal.org/node/2357303

英語が苦手な人なら、Wikipedia を見てると更新判りますよ♪https://ja.wikipedia.org/wiki/Drupal

Drupal 8.1.1 が公開済

9

DrupalGap

https://www.drupal.org/project/drupalgap

http://drupalgap.org/

他にも探すと、多種多様なプロジェクトが走ってます!

Drupal 派生プロジェクトも多種多様

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DrupalCon は、世界で年に3回(2014年以前は年2回)

開催される Drupal 専門イベントです。

有償参加(数百ドル)にも関わらず、数千人規模の参加者。

年3回開催に: 北米と欧州+EMIA(中近東アジア)追加

https://www.drupal.org/drupalcon

直近は、New Orleans 開催

https://events.drupal.org/neworleans2016/

DrupalCon

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DrupalCon は、参加レポートは、日本語だと少ないですね。

今回の 2016 NewOrleans @井村さんなど

http://knowledge.sakura.ad.jp/event-seminar/5059/

http://knowledge.sakura.ad.jp/event-seminar/5107/

http://shizuku.io/projects/drupalcon-2016May9-13News1

http://drupal-navi.jp/content/drupalcon-new-orleans-2016%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%81-%E5%88%9D%E6%97%A5

他の DrupalCon の日本語レポート: 日本語ページ限定で検索♪

DrupalCon 参加レポート:日本語版

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Drupal 7以降の日本語書籍は、紙の書籍がない!!!※講師の程田さんの kindle 書籍はある

「はじめてのDrupal 7 入門編: Drupal 7 でWebサイトを作ってみよう! Kindle版」https://www.amazon.co.jp/dp/B01EFYRUAO

DBCJ としても、出版社などにコネを使って働き掛ける予定

みんなで情報を増やしましょう♪ (ネット上も含めて)

現状だと、ネットで探す! +英語の勉強しましょう♪

Drupalの歩き方 2015年12月07日 (※良記事、書いてる人誰だろ?)

http://scorpion1950.blog.jp/archives/49661007.html

動向を知るのならば、

Drupal 関連企業の北米の2強である Acquia社、Pantheon社の動きを追う、動画を見る

Drupal.org をチェックする

Facebook DBCJ グループページ https://www.facebook.com/groups/DrupalBCJ/

Drupal の学習方法:日本語版

Drupal 8.1. Tryal Site Try!

http://simplytest.me/

Check !

Azure or AWS or

SoftLayer

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海外市場と同等に、

日本で Drupal を企業システム構築に浸透させる為

大手SI企業から勧誘中

今後は多くの中堅SI企業や、ユーザー企業も勧誘予定

⇒ 「三方一両得」を目指しますSI企業、コミュニティ、ユーザー企業が良くなる方向へどの環境に居る【技術者】も楽しく♪

2014年9月2日付けで設立を広報済

Drupal Business Consortium in Japan

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Drupal 関連広報• 2014年9月2日以降に3回

Drupal 説明会• 2014年9月9日、10月2日の DBCJ 説明会

Drupal ハンズオン勉強会• 2014年10月31日、IBM SoftLayer 上での Drupal8 Beta ハンズオン

• 2014年11月26日、Microsoft Azure 上での Drupal8 Beta ハンズオン in マイクロソフト社@品川

Drupal ビジネスコンソーシアム 実績

すいません m(_ _)m この1年ほどは、ほとんど動けてませんでした。 本業の人が居ない。。。

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Oracle ライセンス勉強会

http://eventdots.jp/event/588730以下引用:従来、オラクル社は、“保守に入っているライセンス、入っていないライセンス”をお客様が混在して保有していることを認めていました。しか

し現在では『商用で使っている全てのライセンスについて保守に加入すること』を求めてきています。そして、1つでも保守に入ってもらえない場合、その法人の「全てのORACLE ライセンスの保守を引き受けない」、との方針を打ち出しています。

代理店の Oracleライセンス体系説明• http://www.fujitsu.com/jp/documents/products/software/partners/partners/oracle/catalog/oracle-notice.pdf

• http://jpn.nec.com/soft/oracle/support_buy_attention.html

Oracle 社のライセンス体系資料• http://www.oracle.com/jp/support/matching-service-level/index.html

• http://www.oracle.com/jp/support/library/software-technical-support-policies-079764-ja.pdf

Drupal も含めた OSS への追い風

Oracle 製品群のライセンス体系が、利用企業側には強烈なリスク。PostgreSQL の採用が中小規模で、急速に拡大しつつある。MySQL のリスクは??

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1. 他者に使われる追加機能(Module)を提供し、有償サポート⇒ ISV企業向け

2. サイトのイメージに重要な Thema(背景画像集)を有償提供⇒ デザイン会社向け

Digital Marketing Tool に仕上げて SaaS 提供もあり!

3. 特定業種に特化した形(ディストリビューション)での提供⇒ SI企業向け

美味しい技術で稼ぐ方法?

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他者に使われる追加機能(Module)を提供し、

有償サポート ⇒ ISV企業向け

追加機能(Module)が約2万個も既に流通しているが組み合わせ確認は必須

商用向けとして追加機能を有償で提供することも可能

無償で追加機能を提供し、サポートのみ有償

日本語環境などでの追加機能同士の組み合わせ、ストレステスト日本独自の商習慣、例えば「手形」や「印鑑」など

稼ぐ方法1 ISV企業

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サイトのイメージに重要な Thema(背景画像集)を有償提供

⇒ デザイン会社向け

有償で提供する、企業や個人が(海外では)既に存在https://www.drupal.org/project/project_theme

デジタルマーケティングに必要な利用形態でSaaSで提供

⇒ マーケティング部門に対するサービス

稼ぐ方法2 デザイン会社

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特定業種に特化した形(ディストリビューション)での提供

⇒ SI企業向け

業種やサービス形態ごとに得意とする企業が(海外では)既に存在

https://www.drupal.org/project/project_distribution

電子商取引: Commerce Kickstart

社内サイト用: Open Atrium

社外向けサイト: TB Sirate Starter

メディア企業用: OpenPublish

公共機関用: OpenPublic

農学機関向け(農学情報共有): AgriDrupal ※厳密にはアドオン

稼ぐ方法3 SI企業

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海外で実績豊富な Web Application Platform であり、PaaS 中核となる

追加機能(Module)が約2万個も流通している

数百のテンプレート:ディストリビューション(業務、業種など)

100カ国以上の言語に対応(※180カ国との情報もあるが言語ごとの品質?)

Ruby on Rails からの置き換えや、PaaS 基盤での利用 単なるCMSでない

複数RDBMS に対応しており、企業システムへ容易な適用、強固なセキュリティ

PHP ベースの OSS Enterprise CMS としても、多くの Award 受賞

ウォルト・ディズニー(1億ページ以上!)、ホワイトハウス、NASA など多数実績あり

国内でも、インプレス、国立国会図書館など

ディストリビューション企業やサポート企業が多い

コアディストリビューターとして Acquia 社

http://www.acquia.com/

欧米や東南アジアでも、サポートする企業が多数展開https://www.drupal.org/drupal-services

美味しい技術「Drupal」?

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1. 部品の豊富な開発環境 であり、PaaS 中核となる競合するのは Ruby on Rails や SFDC、kintone

こちらを主に DBCJ としては推進していく

Web Application Framework として大手SIへ

2. 多言語対応、大規模対応の Enterprise CMS(※従来から国内でも展開されていた市場分野):既存 Drupal 開発企業向け

競合するのは、数千万円、数億円規模の商用CMS

HP Autonomy、SiteCore、Adobe CQ、etc

美味しい技術「Drupal」?2つの顔

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It's not enough to build a system of Japan?

短納期でのシステム構築

マイナンバー制度対応

消費税対応

東京オリンピック

多言語への対応

東京オリンピック

多国籍企業

ユーザービリティ強化は必須「WCAG 2.0 (Web Content Accessibility Guidelines 2.0)」 &「JIS X 8341-3:2010」

http://jis8341.net/minkyo.html

圧倒的な人手不足

流通する大量の部品の活用

世界で共同開発されたOSS

To be more specific,

OSS + Cloud Services : AWS、Azure、SoftLayer、etc

日本市場での切実な要求

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1. 日本語対応が不十分で初心者泣かせDrupal version 7.x までは、インストール完了までは、英語のみ。

インストール完了後に日本語環境を設定する必要があった。

Drupal 8 からは、インストールの最初に日本語選択することで対応

Drupal 8では解決済み!

2. 日本国内のコミュニティでの過去の内部抗争での開発者離反Drupal version 6.x から version 7.x の頃(2011年前後)に、日本の開発コミュニティでの争いが顕著

であり、多くの開発技術者が、他の PHP ベースの CMS などに移行してしまった。

開発者の多くが離反した為に、それに伴う日本語での技術情報の少なさ。

時間が解決してきているのと、Drupal 8で敷居が低くなる期待

日本市場では浸透しない「Drupal」?2つの過去の要因

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Drupal 基盤でのビジネス形態

Module(Drupal Add-On)

Drupal

自社サーバ

Private Cloud

Hosting

IaaS

Acquia

Cloud

(Drupal CORE)

新たなPaaS提供

SPARCPower8

新規のアドオン機能

業種ごとのテンプレート

の提供と保守

日本地域から世界へ発信

多言語対応で東京オリンピックに向けたサイトへ

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日本企業に足りないのは?

素早いシステム構築

より具体的に言えば、

OSS + クラウド・サービスの活用

今、求められるのは??【美味しい技術】

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企業システム構築の方向

既存システム

塩漬け

IaaS 上へ

新規開発

商用PaaS

OSS PaaS

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企業システム構築の選択肢

企業内の

業務システム

既存修正

SaaS

IaaS

新規開発 PaaS

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選択肢としての PaaS

OSS PaaS

閉鎖的PaaS

SaaS

IaaS・定形業務サービス

・Cybozu Kintone

・SalesForce.com

・Acquia Cloud

・RH OpenShift

・Cloud Foundry

・IBM BlueMix

・AWS

・MS Azure

・Google CP

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Drupal を中核とした PaaS (Acquia Cloud や Pantheon Cloud) は他の PaaS と競合するが、

Drupal 自体は、多様な IaaS / PaaS の上で活用可能

PaaS の中核として 『Drupal + アドオン』が生きる約2万個の外部モジュール群(アドオン)

豊富な業種ディストリビューション(テンプレート)

より具体的に言うと、

Cloud Foundry や BlueMix とは競合しません

OpenShift も競合しません

競合するのは、クローズな商用 PaaS(SFDC、kintone)

実は、OSS PaaS と競合しません!

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IaaS /PaaS の日本の状況 by Ikeda主観 2016.06

国内実績 開発環境 OSS対応 国内SI対応 国内技術情報

Azure ○凄まじい追い上げ

◎Visual Studio

◎OSS専門子会社

◎IBM系を除いて

AWS ◎圧倒的に先行

○ △「Aurora」はクローズ

△SI企業と連携弱

◎書籍は多い

SoftLayer △ ○ ○ ○IBM系には強いSLA でも優位

△書籍無い

参考: 国内クラウド市場ユーザー利用動向調査 2014年度 vol.3

http://cloudsoken.jp/report/2014_vol3.html

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昔: IaaS /PaaS の日本の状況 2014.11.25.

33

IaaS /PaaS の日本の状況 2016.06.01.

34

IaaS /PaaS の米国の状況 2016.06.01.

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大規模ほど Drupal が強い!1位 WordPress 、2位 Drupal 、3位 Joomla! 、

4位以下は非常にシェア低い(数%)ので誤差

WordPress の位置付けは、Enterprise ではない?!

http://trends.builtwith.com/cms/open-source

個人的な主観でのイメージですが、• Excel ≒ WordPress • MS-Access / FileMaker ≒ Joomla! • Oracle RDBMS / SQL Server ≒ Drupal

• 北米市場で強い Drupal • 欧州市場で強い Joomla!

World Wide Trend OSS CMS Market Share 2016

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World Wide Trend OSS CMS Market Share

http://trends.builtwith.com/cms/open-source

2016.06.01. 時点での情報の画面ショット

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Defact Standard

OEM Supply

Big Account User

Large SI’er

SOHO

SMB

Japan Drupal Market

Change

・Enterprise

Web Application Framework

・ Only CMS

Time

2014.09.

Start

2014.08.

2014.12. Drupal 8

ship.

2015.02.

DBCJ Start

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Drupal Business Consortium in Japan

39

昔:DBCJ Big Impact!! Google Trend results

2014.09.15.

DBCJ Press Release

40

マーケティング欠落の悪い実例 Google Trend results

2016.06.01.

DBCJ Press Release

41

昔 DBCJ Competitor Trend 2014.11.25.

vs OSS CMS in Japan

vs Closed Conpornent PaaS in Japan

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DBCJ Competitor Trend 2016.06.01.

vs Closed Conpornent PaaS

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DBCJ Competitor Trend 2016.06.01.

vs Closed Conpornent PaaS in Japan

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DBCJ Competitor Trend 2016.06.01.

vs OSS CMS in Japan

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DBCJ Competitor Trend 2016.06.01.

vs OSS CMS in Japan

vs Closed Conpornent PaaS in Japan

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小薗井 康志の経歴日本IBM社 在籍(2014年9月より)デル社(2014年8月末まで) 技術者向けコミュニテイ担当インテル社でのハードウェア技術者としてスタート。日本Linux協会理事、OSDL(現Linux foundation)立ち上げその後、2007年に OSS 関連企業を起業

http://blogs.itmedia.co.jp/osonoi/bprofile.html

DrupalサイトLinuxfoundation.jp, Moblin.jp, Meego.jpなど

Drupal japan コミュニティサイト オーガナイザーhttps://groups.drupal.org/japan

主催者紹介

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池田秀一の経歴

本業はプロダクトマーケティングのコンサルタント

LPI-Japan(世界最大の Linux認定資格団体)の理事を14年http://www.lpi.or.jp/about_lpi/

日本オラクル社(11年)、NEC(8年)などでのマーケティング活動実績※日本で最初に Linux版Oracle DBMS の必要性を主張

ミラクル・リナック社の設立企画、創立者の1人

http://ascii.jp/elem/000/000/300/300902/

スタートは生産管理システム構築技術者、その後に RDBMS 技術者となり、より良い技術を伝える為にマーケッターとなる

http://blog.marketing.itmedia.co.jp/redcommet/profile.html

http://blog.marketing.itmedia.co.jp/redcommet/

主催者紹介

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この資料で提示された情報は、情報提供時に認識された情報であり、今後すべてを保障するものではありません。

技術面においては、必要に応じて、最新情報を再度確認頂くことを推奨致します。

また、情報に対する御意見、御質問は、Info [@] itmakers.jp や Facebook でのメッセージでお受けします。

https://www.facebook.com/hidekazu.ikeda.3

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諸注意

Drupal is a registered trademark of Dries Buytaert.