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๏東大石田研究室が推進中の基盤研究（科研 2008-）๏メディアテクスト、知識、思想、芸術etc...を対象にした批評のためのプラットフォームを、IT環境上に制作するプロジェクト

๏複数の「批評モジュール」（アーカイブ設計、メタデータ付与、知識ネットワーク）で構成される

➡ハイパーメディア型理論事典制作プロジェクト「テレビ分析の知恵の樹」を発展させたもの

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概要クリティカル・プラトー（批評の台地）とは？

๏方法論：記号論をベースにしたコンテンツ分析

๏背景：番組および映像コンテンツを取り巻く環境の激変Ex.) 世界規模で増殖する巨大な映像アーカイブ

　→テレビ時代の（ある意味での）終焉　　→だからこそ研究対象にすることが可能に

　→だが個人の認知能力では、研究を行えない対象でもある

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前史科研「テレビ分析の知恵の樹」（2005-2007）

๏戦略：情報技術の可能性を生かしたITベースの研究環境で、　研究者間で概念共有のネットワークを構築し、　集団的にメディアの実証研究を蓄積していく

๏成果：蓄積された事例分析と原理論を再編集し、　書籍＋ハイパーメディアで出版

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前史科研「テレビ分析の知恵の樹」（2005-2007）

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「知恵の樹」を構成するモジュール

「知恵の樹」を構成する基本要素

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番組映像の蓄積（土壌）


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個々の番組分析（根）


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理論的概念（幹や枝葉）

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必要な3つのモジュール





➊アーカイブ技術／制度コーパス蓄積と検索

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➋映像アノテーションインデキシング／メタデータ付与個々の番組分析（根）




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➌ナレッジベース概念ネットワークの可視化

➋映像アノテーションインデキシング／メタデータ付与個々の番組分析（根）



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「テレビ分析の知恵の樹」動作イメージ

では、クリティカル・プラトーとは？

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๏知恵の樹の場合：3つのモジュールはインディペンデントな規模で構想（TV録画サーバを用いた独自のアーカイブ作成、市販のオーサリングソフトを用いたネットワーク作成etc...）

๏プラトーの場合：エンジニア、企業、海外の研究機関など他の組織との共働体制を強化。専用ソフトの開発など単一の機関では不可能な横断的研究を目指す

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クリティカル・プラトーとは？側面1：モジュール開発、他の機関との連携の強化

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構成モジュールの具体

➊アーカイブ技術／制度

コーパス蓄積と検索


➋映像アノテーションインデキシング／メタデータ付与

➊大規模なテレビ番組アーカイブと結びついた「アーカイブ学」の構想→デジタル・アーカイブが可能にする、　番組コンテンツのメディア・テクスト層からの知見とは？

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➋仏ポンピドゥーセンターとの共同研究ポンピドゥー IRI開発による映像インデキシングソフト「リーニュ・ド・タン Lignes de temps」


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➌日立システムアンドサービス社との共同研究トピックマップ技術を応用した「知のコンシェルジェ」を用いた概念ネットの制作など


๏「プラトー」においては、研究対象はテレビに限らない（ただしテレビは現在でも中心的な研究課題の一つ）

๏3つのレベル（アーカイブ、インデキシング、概念ネット）という発想や、各モジュールの技術を転用し、多様な対象への「批評critique」を可能にするITベースの環境をデザインするプロジェクト

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クリティカル・プラトーとは？側面2：研究対象の拡張、複数の派生プロジェクトへ

๏The Modernization Project：（By ポンピドゥーIRI、東大学環、ロンドン大ゴールドスミス、バルセロナCCC）

「モダニゼーション」をテーマとする国際ディスカッション（2010年上海万博でエキシビジョンに）

•世界トップレベルの100人の研究者、芸術家、産業人に同じ設問でインタビューし、動画を Lignes de tempsに

•Webベースでお互いのインタビュー映像にアノテーション・タグを付け合う（アノテーションは一般にも解放）

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プロジェクトの具体例国際的な「概念批判」の環境をデザインする

๏モデルケース：インタビュー動画をLignes de tempsに取り込み、お互いにアノテーションを付けあう

๏その成果をもとに、日仏間でのビデオ学会を毎月開催中

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๏モデルケース：インタビュー動画をLignes de tempsに取り込み、お互いにアノテーションを付けあう

๏その成果をもとに、日仏間でのビデオ学会を毎月開催中

๏ドミニク・ルクールの映像にアノテーション・タグを付けオンラインで討議を

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๏石田記号論の概念ネットをコンシェルジェ化→他の研究者の概念、他の書物、授業素材、シラバスなどへ

๏Metaspace（学会のハイパー化～成果報告書籍との融合）国際学会UMATにて（阿部卓也・久松慎一が企画）

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プロジェクトの具体例大学の知を再デザインする

石田の理論体系での「モダニティー」概念周辺のネットワーク Metaspace

๏大学院1年の基礎授業（テクスト・クリティーク）に知のコンシェルジェを適用

๏学部3～4年生のメディア・テクスト研究法の授業でLignes de tempsを使ったミクロな分析を⇔桜井

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プロジェクトの具体例教育環境をデザインする

大学院1年の学生課題学部3～4年の学生課題

まとめ&問題提起我々は何を目指しているのか？

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๏クリティークの再生：かつてはいわゆる文字でおこなわれていた「批評」をテクノロジーの文字（メタデータ付与etc...）で可能にしなければならない。なぜなら対象がテクノロジーの文字で書かれているから。→そのためのプラットフォームとは？

๏知の公共性：→クリティークとは、知識をリファインする／定義する活動→知識を共有することで生み出されるネットワークが　「公共空間」

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我々が目指すものクリティカル・プラトーと知の公共性

๏現状：インターネット上には無数の情報が行き交っている。では「本当の知識」とは？

๏大学やメディアの、情報化社会の中での使命は？：新しい認知テクノロジーをベースにした、公共空間の担保

๏「産学連携」の本来的意義は？：「知識社会」においては、「知」は「産業の外部に保持されている何か」ではまったくない。むしろ「知」は資本／産業と本質的に結びついたもの

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クリティカル・プラトーと知の公共性我々が目指すもの

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