うるま市消防本部では、平成 26 年 2 月 3 日（月）、4 日（火）、17 日（月）

の 3 日間、うるま市民芸術劇場において、三消防署の署員を対象とした多数傷

病者対応訓練を実施しました。

～ 三署合同（具志川消防署・石川消防署・与勝消防署） ～

今回の訓練は、三消防署の署員を対象とし、具体的な内容を伝えないブライン

ド型の訓練内容で、うるま市管内の施設等で多数の傷病者が発生したとの想定で

先着隊活動訓練及び後続隊との連携活動を目的に実施しました。

災害発生

訓練目標として、①先着隊の活動ができる ②トリアージ（一次・二次）がで

きる ③トリアージタッグの記載ができる ④観察結果から搬送の優先順位を

決定できるを掲げ、実動訓練を通して活動時における課題を確認できることが

できました。

特殊災害を想定

一次トリアージ

二次トリアージ 軽症者への対応

災害などで多数の傷病者が発生したときに医療従事者（医師や救

急救命士）が、迅速な観察をおこない、重症度に応じて処置や搬送順などを選別

し、適切な医療機関へ搬送する方法で、災害現場でおこなう一次トリアージと救

護所でおこなう二次トリアージがあります。これにより災害時において限られ

た医療資源を効率的に配分し最大多数の人命を救うことを目的としています。

トリアージ

この訓練により職員の知識、技術の向上だけでなく、災害時における署間のス

ムーズな連携活動について確認することができました。

終了報告（お疲れ様でした。） 緊張感の中での訓練

災害現場で使用するトリアージタッグは、３枚写しになっており、１枚目を現

場指揮本部、２枚目を救急隊、３枚目を搬送先医療機関が保管し、災害現場での

簡易カルテになります。また、下部分は重症度に併せてもぎ取れるようになって

おり（赤）最優先治療群（黄）非緊急治療群（緑）軽処置群（黒）最終処置群に

振り分けます。

表 裏 トリアージタッグ

背部の損傷

部位を記載

特記事項

を記載

前部の損傷

部位を記載

氏名・年齢

等を記載

実施者・場

所等を記載

トリアージ

区分を記載