私が思う無印良品の ブランドと組織燃焼

Wang Zhiqiang

2018/7/30

アジェンダー

・MUJIの基本情報、理念とコンセプト

・MUJIの「芯」の内部要因はどういう風に良い循環になっている？

・MUJIの特別な組織（商、販、宣、VMD）と Advisory Board

・MUJIの人材ポリシー

・MUJIの五感分析（強みと弱み）

会社概要

1989年 良品計画 設立 1980年 「無印良品」デビュー

設立 ：

3,796億円 営業収益 ：

866店舗（国内 419店舗、 海外 457店舗） 店舗数 ：

460億円 経常利益 ：

17,652名 ※国内、海外計 従業員数 ： 2018年2月末現在

｢これがいい｣ではなく｢これでいい｣

無印良品は「これがいい」というような、強い個性や嗜好性を誘う商品づくりではなく、「これでいい」 という理性的な満足感を持っていただく商品づくりを目指しています。 つまり「が」ではなく「で」なのです。 「が」には微かなエゴイズムや、不協和が含まれますが、 「で」には抑制や譲歩を含んだ理性が働いています。 一方で、「で」の中には、あきらめや、我慢が含まれるかもしれません。 このあきらめや我慢のない「なるほど！」と多くの人々に共感、納得していただける視点と理由を 持った、明晰で自信に満ちた「これでいい」を表現することが無印良品のヴィジョンです。

良い商品

良い環境 良い情報

The quest for the good product

There is no one answer to what a good product is. Simply asking the question, though, creates infinite possibilities, and we pursue them.

Product design

• Muji is known for its distinctive design, which is extended throughout its more than 7,000 products.

• The basis of our product development is to create products that are truly fundamental to day-to-day life without any unnecessary complexity. To create simple, beautiful products that people will cherish for years.

• Put both the consumer and the manufacturer in mind to realize our vision of a simple, pleasant life for people around the world.

• Our focus is on bringing pleasure to people and beauty to their lives, as well as contributing to society, through the very businesses in which we engage.

省き･簡素化することで魅力を創出する

・ 素材の選択

・ 工程の点検

・ 包装の簡略化

無印良品有楽町

上海淮海755（China)

上海淮海755（China)

No-brand branding

• Muji's no-brand strategy means that little money is spent on

advertisement or classical marketing, and Muji's success is attributed to word of mouth, a simple shopping experience, and the anti-brand movement.

• Muji's no-brand strategy also means its products are attractive to customers who prefer unbranded products for aesthetic reasons, and because it provides an alternative to traditional branded products.

MUJIの特別な組織

①Marketing部がなくて、商品部、販売部、VMD、宣伝

販促室、WEB事業部で一緒に。

②ユニークなAdvisory Board

③高速回転人事、異業種交流

アドバイザリーボード 位置づけと役割

株主総会

Advisory Board

良い商品

深澤 直人

須藤 玲子

良い環境

杉本 貴志

良い情報

原 研哉

小池一子

経営 Branding Board of Directors

株主総会

安心してチャレンジできる会社へ

雇用制度

時短制度

再雇用制度

NR社員制度

転居一時免除制度

専門職制度

ﾃﾚﾜｰｸ・ﾓﾊﾞｲﾙﾜｰｸ

新定年制度

ハートフル採用

人材育成

人材育成委員会

人材委員会

選抜研修

組織活性度調査

ｼﾞｮﾌﾞ･ﾃﾞｨｽｸﾘﾌﾟｼｮﾝ

自己申告制度 役員行脚

表 彰 売上達成、WH運動、 改善提案、匠の技

公募制度

働きがいのある会社

持株会制度 （E-ship)

産業医・EAP

パレット共済会 パレット健保 Gｲﾝｾﾝﾃｨﾌﾞ制度

ﾌｧﾝﾄﾑｽﾄｯｸ

国内 海外

年間ノー残業

確定拠出年金

安 心 挑 戦

金銭報酬

非金銭報酬

今後の取り組み

福利厚生

■ 本部は店舗のサポート機能である。

■ 上司、部下、同僚、性別に関係なく「さん付け」

■ 資料はA4 １枚。印鑑は３つまで。

■ 社内のいくつかの会議では、会長、社長の意見に対し

必ず反対意見を言うルール。

「無は是れ無に非ず即ち是れ無なり」＝「地動説」

■ 仕事を無くして、減らして「毎日がノー残業デー」

“グローバルな中小企業宣言” と行動（2002年~）

■ アルバイトの意見も経営に反映する「改善提案制度」

■ 良い事は２倍、無駄は半分に！本部の「WH運動」

■ 希望すれば正社員になれる公平なキャリアパス

■ システムの自前化「７割主義で、時間とコスト半分」

■ 仕事には必ず「デッドライン」

■ 高速回転人事、異業種交流、課長３ヶ月海外研修

■ 「全体最適主義」全社課題を業務標準化委員会で。

■ 基本の徹底、反復連打「あいさつ運動と掃除」

■ 組織活性化とお取引先様アンケートの継続調査

疾走感

達成感

連帯感

信頼感 納得感

評価尺度の 透明性

理念の共有 理解

理念の明確化

メンバーの 相互理解

オープンな 文化

結果の共有

無理難題

目標の明確化

実践・協働

満足しない 文化

仲間への 信頼・感謝

尊敬・信頼 できる上司

再チャレンジ の機会

家族主義

機会の 平等

仲間の賞賛 ねぎらい

個人の夢＝ 会社の夢

役割の明確化

挨拶・笑顔

評価の フィードバック

外部からの 賞賛

仕事の自由度

会社への誇り

仕事への誇り

社員の 交流空間

緊張感ある 仕事

結果+プロセス の評価

しっかりした 教育

評価結果の 透明性

部門を超えた 交流

全員参加

快適な 仕事空間

《組織の五感図》

鮮度ある仕事 顧客と一体

疾走感

達成感

連帯感

信頼感 納得感

評価尺度の 透明性

理念の共有 理解

理念の明確化

メンバーの 相互理解

オープンな 文化

結果の共有

無理難題

目標の明確化

実践・協働

満足しない 文化

仲間への 信頼・感謝

尊敬・信頼 できる上司

再チャレンジ の機会

家族主義

機会の 平等

仲間の賞賛 ねぎらい

個人の夢＝ 会社の夢

役割の明確化

挨拶・笑顔

評価の フィードバック

外部からの 賞賛

仕事の自由度

会社への誇り

仕事への誇り

社員の 交流空間

緊張感ある 仕事

結果+プロセス の評価

しっかりした 教育

評価結果の 透明性

部門を超えた 交流

全員参加

快適な 仕事空間

《ＭＵＪＩ組織の五感図》

鮮度ある仕事 顧客と一体

MUJI組織の五感分析

1.明確な理念、目標と透明な評価尺度と、研修教育と、簡単な人

間関係で、「納得感」と「信頼感」を持っています。

2.メンバー全員の参加、満足しない文化を持っていますが、部門を

超えた交流、オープンな文化関わっている「連帯感」と「疾走感」はま

だ改善できる余地があります。

3.結果の共有、フィードバックと会社の良い成長を全社で共有し、メ

ンバーの「達成感」を高める

MUJI組織の五感分析

一方、「CS」、「実行」、「本部と店舗の連携」が非常に高いですが、 「コミュニケーション」、「明確な施策提示」、「高い意欲」がちょっと弱いと表示されています。 MUJIは今後も現場を主役に据えて大切にし、全員で「良心とクリエイティブ」を実践する風土と仕組みをグローバルに発展させることを目指しています。

Oceania

ASIA

Middle East

North & South America

EUROPE

ご清聴、ありがとうございます！