cisco spark cisco spark サービス...cisco spark は包括的なコラボレーション...

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Cisco Spark サービス Cisco Spark


目次 I. Cisco Spark の概要 ............................................................................................................................................... 3 II. Cisco Spark Meetings .......................................................................................................................................... 5 III. Cisco Spark Messaging ...................................................................................................................................... 9 IV. Cisco Spark Calling .......................................................................................................................................... 11 V. Cisco Spark の管理と運用 .................................................................................................................................. 16

VI. Cisco Spark サービスの可用性、発注、サポート ................................................................................................. 18

注：Cisco Spark™ で提供される機能や種類（会議、メッセージング、通話、ルームデバイス、Cisco Spark Board）は国ご

とに異なります。地域で提供されている機能については、http://www.cisco.com/go/spark-availability [英語] を参照して

ください。

http://www.cisco.com/go/spark-availability


I. Cisco Spark の概要 Cisco Spark は、完結したコラボレーションスイートを提供するアプリケーションセントリックなクラウドベースのサービスで

す。チームは同じ場所にいても、離れていても、作成、会議、メッセージング、通話、ホワイトボードの利用、共有を行うこと

ができます。これにより、会議前、会議中、会議後で統合された継続的なワークストリームが実現します。Cisco Spark は、

チームのシームレスな連携を実現するために作られました。シンプルでセキュア、完結したオープンなシステムであり、仕事

の質を高められるスペースを創出します。Cisco Spark のコア機能は、会議、メッセージング、そして通話です。Cisco Spark のプラットフォーム、アプリケーションセントリック設計、ハイブリッドサービスおよび Cisco Spark のアーキテクチャ

が、他にはない独自のサービスを生み出します（図 1）。

図 1. Cisco Spark

デジタル化は、私たちが使用するツール（ワークプレイス）、組織のプロセスとの連携方法、ビジネスプロセスのアプリケー

ションやツールとの連携方法（ワークストリーム）を変化させています。

シスコはこの市場の変化を通じてコラボレーション市場をリードしており、あらゆる会議室、デスクトップ、モバイル、およびア

プリケーションに妥協のないコラボレーションをもたらしています。その取り組みの一貫として、従来のチームコラボレーショ

ンを一新させる Cisco Spark プラットフォームを構築しました。

Cisco Spark は、以下の方法により職場のデジタル化を実現します。

● 物理チームと仮想チームをまとめる

● チーム作業を場所やデバイスの制約から開放する

Cisco Spark はシンプルでセキュア、完結したオープンなクラウドベースのアプリケーションセントリックなサービスです。

1. シンプルなサービス：Cisco Spark は、すべてが Cisco® コラボレーションクラウドから提供されます。各アクティビティ

は、ユーザと管理者にシンプルかつ直感的なエクスペリエンスを提供できるように設計されています。そのため、この

サービスは使いやすく管理も簡単です。このサービスは、シンプルなサブスクリプションベースで提供され、オンデマン

ドでサービスを追加できます。

2. Cisco Spark に組み込まれた高いセキュリティ Cisco Spark には、世界最大規模のネットワーク保護で幅広いシスコ

の経験が活かされています。業界トップクラスのエンタープライズコミュニケーション、そしてクラウドサービスのハー

ドウェアとソフトウェア要素が組み込まれています。これによりサービスのセキュリティと信頼性を確保します。（詳細に

ついては、http://www.ciscospark.com を参照してください）。

http://www.ciscospark.com/


3. 完全性：Cisco Spark では、市場をリードするシスココラボレーションサービスのすべてがオファーとして集約されてい

ます。場所やデバイスを問わず、ユーザに素晴らしいエクスペリエンスを提供します。同じ場所にいても、離れていても、

作成、会議、メッセージ、通話、ホワイトボード、共有を行うことができます。サービスはシスココラボレーションクラウド

でホストされるため、業界トップクラスの最新アプリケーションやサービスを常に利用できます。

4. オープン：Cisco Spark API と統合は、ビジネスのデジタル化を後押しする上で重要な役割を果たします。自己完結型

の統合、ボットそして使いやすい API を、既存のプロセスやワークストリームに合わせてカスタマイズできます。

Cisco Spark は包括的なコラボレーションスイートです。Cisco Spark の 3 つの中心機能は、会議、メッセージング、そして

通話です。

● ミーティング：会議前、会議中、会議後まで、統合された 1 つの継続的なワークストリームとし、作成、コミュニケー

ション、コラボレーションを一元化することでチームの効率をさらに向上できます。これらの作業を任意のモバイルデバイスやビデオデバイスで行うことができます。デスク、ブランチオフィス、自宅、または外出先の参加者を招待

できます。

● メッセージング：他のユーザやグループとメッセージを交換しファイルを共有する機能。誰にでもメッセージを送れま

す。社員名簿から送信先を選ぶか、電子メールアドレスをそのまま入力して、顧客、パートナー、および協力する必

要のある人へのメッセージングを開始しましょう。

● 通話：Cisco Spark にはクラウドベースの電話システムが含まれています。Cisco Spark では、SIP ダイヤリングで

あらゆる会社のあらゆる Cisco Spark ユーザに通話発信できるほか、PSTN 経由で通常の固定電話や携帯電話

への一般通話も可能です。オフィスの Cisco Spark サービスに接続された電話や、携帯電話またはデスクトップの Cisco Spark アプリから、受発信が可能です。

Cisco Spark アプリケーションは Cisco Spark の中心機能です。このアプリケーションを使用することで、ユーザのライセン

ス権限に応じて、Cisco Spark の会議、メッセージング、通話、ホワイトボード、および通話機能にアクセスし、使用し、制御

することができます。ユーザは、会議中、メッセージ中、または通話中であるかを問わず、誰とでもコンテンツを共有できま

す。Cisco Spark アプリケーションは、ユーザが自分のスマートフォン、ブラウザ、Mac または Windows PC の専用クライ

アントを介してサービスにアクセスする手段です。

メッセージングを行う場合、ユーザはサービスの中で 1 人以上と一緒にスペースを作成します。これらのスペースは Cisco Spark 内の仮想空間であり、チームがメッセージの送信、ファイル共有、会議の開催を行うためのチャネルまたはコンジット

として機能します。

この Cisco Spark スペースでは以下を実行することができます。

● 会議：会議の作成や出席

● メッセージ：スペース内のユーザや個人とのメッセージのやり取り

● 通話：スペース内の誰にでも発信できる

● ホワイトボード：ホワイトボード機能や既存のドキュメントへの注釈機能を使用してクリエイティビティを促進

● ユーザ：会議、メッセージや通話の相手を検索する

● ファイル検索：自分の業務ファイル、共有ファイル、ホワイトボードのコンテンツを検索


Cisco Spark Hybrid Services Cisco Spark Hybrid Services は、オンプレミスサービスおよび Cisco Hosted Collaboration Solution（HCS）を Cisco Spark に接続する一連のサービスです。投資を保護することに役立ち、エンドユーザと IT 部門により素晴らしい体験をもた

らす大規模なコラボレーション機能です。これが Cisco Spark Hybrid Services です。

● ハイブリッドコールサービスは、Cisco Unified Communications Manager、Business Edition 6000 および 7000、ならびに HCS を Cisco Spark Message に接続し、単独の統合されたユーザエクスペリエンスを実現します。これ

により、Cisco Spark はユニファイドコミュニケーションシステム全体ですべての通話を認識し、それらを接続して

連携させます。その機能には、インスタントデスクトップ共有、モバイルクライアントとして Cisco Spark アプリケー

ションを使用する機能、携帯電話と Cisco Spark 電話機の間で統合された通話履歴、デスクフォンの管理などが

含まれます。

● ハイブリッドカレンダーサービスは、Microsoft Exchange/Outlook を Cisco Spark に接続し、2 つの重要な機能

を提供します。まず、Outlook の会議招待メールに「@Spark」を追加すると、すべての会議招待者が追加された Cisco Spark ルームが自動的に作成されます。ここでは会議の前後でも情報やドキュメントを共有できます。第 2 に、Outlook の会議招待メールに「@webex」を追加すると、自動的に Cisco WebEx® 会議のスケジュールが設定

されます。会議招待メールには会議への参加情報が含まれます（特定のライセンス権限が必要）。詳細およびユー

スケースについては、このドキュメントの「Cisco Spark Meetings」セクションを参照してください。

● ハイブリッドディレクトリサービスは、Active Directory を Cisco Spark に接続し、Cisco Spark アプリの [ユーザ

（People）] タブからすべての社内担当者を確認できるため、クリックするだけでメッセージング、会議、通話を行うこ

とができます。

● ハイブリッドメディアサービスは、お客様の社内にある Cisco Spark Meeting にメディア処理用のローカルインス

タンスを提供します。これにより、遅延が縮小してユーザエクスペリエンスが向上するとともに、インターネットの帯

域幅要件とコストも削減できます。

Cisco Spark の利点 ● 生産性の向上：会議前、会議中、会議後に使用可能なツールによりチームの俊敏性を向上させ、優れた意思決定

をより迅速に行えます。

● エンゲージメントの向上：対面会話と同じリアルなビデオエクスペリエンスにより、信頼関係を構築できます。

● 創造性を捕捉する：現実の会議室と仮想会議室を接続するホワイトボードを使用してアイデアを引き出し、注釈を付

けます。

● 有効性の向上：アジェンダを追加し、メモとアクション項目を取得し、チームの責任を高めるためにそれらを循環させ

ることで、効果的な会議を実施します。

II. Cisco Spark Meetings 「Cisco Spark Meetings」は、Cisco Spark の会議機能を説明する一般的な用語です。Cisco Spark Meetings は、会議前、

会議中、会議後まで統合された 1 つの継続的なワークストリームを形成します。会議作成、コミュニケーション、コラボレー

ションを一貫的に行うことでチームの効率をさらに向上します。これらの作業を任意のモバイルデバイスやビデオデバイス

で行うこともできます。デスク、ブランチオフィス、自宅、または外出先の参加者を招待できます。世界中の顧客、パート

ナー、同僚と会議を行います（図 2）。

http://www.cisco.com/go/sparkhybrid


図 2. Cisco Spark Meetings

Cisco Spark にはさまざまなワークスタイルに応じた 2 種類の会議機能があります。

Cisco Spark Basic Meetings の概要 Cisco Spark Basic Meetings にはビデオとコンテンツの共有が含まれます。これをホストする Cisco Spark アプリは最大 25 人のユーザに対応します。これらの会議は Cisco Spark メッセージスペースにリンクされるため、Cisco Spark アプリ

ケーション、Cisco Spark フォン、またはルームデバイスを介して参加できます。次のような機能があります。

● インスタント Cisco Spark ミーティングは、Cisco Spark アプリケーションからクリックするだけで開始されます。対象

のスペース内で、通話アクティビティの範囲をクリックします。会議が始まると、スペース内の誰もが会議に参加した

り、スペースの外からゲストを追加したりできます。

● スケジュールされた会議には、Cisco Spark アプリケーションから、または Cisco Spark に登録された Cisco Spark デバイスから参加できます。

● スケジュールされた会議は、Cisco Spark ハイブリッドサービスを使用して実施できます。カレンダーサービスを有

効にすると、Microsoft Outlook の招待メールに「@spark」を追加できます。これにより Cisco Spark のスペースが

作成されるだけでなく、招待メールの下部に Click-to-join 情報が入力されます。

Cisco Spark Advanced Meetings の概要 Cisco Spark Advanced Meetings では、Cisco Spark Basic Meetings のすべての機能に加えて、以下の機能が含まれ

ます。

● Cisco WebEx で利用できるすべての機能を使用して会議を開催します。これには Cisco WebEx Meeting Center ビデオ会議（旧 CMR）が含まれます。モバイルデバイス、Web、公衆電話交換網（PSTN）を介した電話機、Cisco Spark ルームデバイス、Cisco Spark に登録されたシスコフォン、Microsoft Skype for Business エンドポイント、

サードパーティの各種標準規格に準拠したビデオエンドポイントなどを含むあらゆるデバイスから誰でも参加できます。

● Advanced Meetings のサブスクリプションを登録した各ユーザには、自分専用の会議 URL および URI を持つ

パーソナルルームが与えられます。これを使用すれば会議のスケジュール設定と参加が簡単に行えます。パーソ

ナルルームは会議の参加者すべてが使用できます。ここでのエクスペリエンスは統一されており、そのルームを所

有するホストに関連付けられています。ホストが到着するまで、参加者はロビーで待機します。

● 会議のスケジュールを設定できます（Cisco Spark ハイブリッドサービスは必要ありません）。

● 最大参加者数 200 名の会議を開催できます。


● Cisco Spark ハイブリッドサービスを使用することで、スケジュール設定やメッセージスペースが簡単に作成できま

す。Advanced Meetings のカレンダーサービスでは、Microsoft Outlook の招待メールに「@webex」を追加するこ

とで、Cisco WebEx の会議情報が招待メールの本文に自動的に入力されます。また、Microsoft Outlook の招待

メールに「@spark」を追加すると Cisco Spark のスペースが作成され、そのスペースに会議が追加されます。

Cisco Spark デスクデバイスとルームデバイス、および Cisco Spark Board Cisco Spark では、会議室を簡単にビデオ対応にすることができるため、参加者を集め、Cisco Spark のエクスペリエンス

を物理的な会議に拡張できます。参加者はどの会議室からでも会話に参加できるようになります（図 3）。

Cisco Spark 会議デバイスでは、社員名簿を検索したり、Cisco Spark デバイスから通話発信したり、Cisco Spark アプリ

ケーションからペアリング機能を使用したりするなどして、他の Cisco Spark アプリケーションユーザまたはルームデバイ

スと音声/ビデオ通話を行うことができます。Cisco Spark アプリケーションを使用すれば 3 者間通話も簡単に実施できます。

Cisco Spark ルームデバイスは URI ダイヤリング（[email protected]）をサポートするため、サードパーティの SIP ビデオエンドポイントまたは会議ブリッジを使用するものを含めて、社外のビデオユーザとも接続できます。

図 3. Cisco Spark に登録された Cisco TelePresence® SX10 クイックセット

Cisco Spark は、Cisco Spark 会議で使用するさまざまなビデオデバイスをサポートします。

Cisco Spark Board

Cisco Spark Board は、ワイヤレスプレゼンテーション機能、デジタルホワイトボード機能、およびビデオ会議を統合する

タッチベースのスリーインワンコラボレーションデバイスです。緊密なチームコラボレーションのために設計されており、

Cisco Spark を通じて物理会議スペースと仮想会議スペースを安全に接続します。会議の開始前だけでなく、物理的な会

議室から全員が去った後にも継続的なワークフローを形成します。

Cisco Spark ルームデバイス

シスコでは Cisco Spark サービスに接続できる、さまざまな種類の認定 Cisco ビデオルームデバイスを提供しています

（Cisco TelePresence MX および SX シリーズ）。

mailto:[email protected]


Cisco Spark Board とルームデバイスの設定と使用

設定は簡単です。セルフサービス型のソリューションである Cisco TelePresence SX10 クイックセットは、既存のディスプ

レイと組み合わせることにより、わずか数分で小さな打ち合わせスペースに適したビジネス品質のビデオ会議デバイスを作

成します。Cisco TelePresence SX20 クイックセットおよび SX80 Codec では、カスタムおよび複雑なビデオ要件を満た

すように中規模から大規模な会議室をカスタマイズできます。これらのソリューションで必要なものは、Cisco Spark に接続

するためのインターネットアクセスのみです。

MX シリーズと Cisco Spark Board は完全に統合されたデバイスであるため、プロビジョニングは非常に簡単です。デバイ

スを設定し、Cisco Spark に登録すると、リモート制御を使用したり、一部のモデルで採用されているタッチパネルを使用し

たり、Cisco Spark アプリケーションをモバイルデバイスでペアリングして会議に参加・管理したりすることができます。

ペアリング：ペアリングとは、コンテンツの共有と受信、スマートフォンやタブレットからの通話を Cisco Spark ルームデバイ

スへ転送するか、またはスマートフォンかタブレットを使用して Cisco Spark ルームを制御するために、Cisco Spark ルー

ムデバイス、Cisco Spark Board またデスクフォンと Cisco Spark アプリケーションを接続するプロセスです。

ペアリングは次の 3 つの方法のいずれかで有効化できます。

● Cisco Spark Proximity

Cisco Spark Proximity は、インストールした Cisco Spark アプリケーションを Cisco Spark ルームデバイスにワ

イヤレス接続できるようにする機能です。モバイルデバイスでは、会議室に入ると自動的に接続されます。Cisco Spark Proximity のオンとオフは、Cisco Spark アプリ内の設定で切り替えられます。デスクトップデバイスと Web の場合、Cisco Spark アプリケーションはルームシステムに手動で接続します。

● モバイル音声用 Cisco Intelligent Proximity

モバイル音声用 Cisco Intelligent Proximity は、ユーザのモバイルデバイスを Bluetooth 経由で Cisco 8800 および 8900 シリーズの IP フォンに接続する機能です。これにより、モバイルからデスクフォン（Cisco 8845、8851、8861、および 8865 電話機のみ）に連絡先や通話履歴を容易にインポートできます。Cisco Spark Proximity とは

異なり、Cisco Spark アプリケーションはこの接続には含まれません。

● コンテンツシェアリング用 Cisco Intelligent Proximity

コンテンツシェアリング用 Cisco Intelligent Proximity では、Cisco Spark ルームデバイスを搭載したスマートフォ

ン、タブレット、ラップトップが一定の範囲内に来た時に、自動的にペアリングします。次の 3 つの機能を使用可能で

す。最初の機能は、ユーザのモバイルデバイスからビデオシステムをリモートで制御する機能です。次の機能は、

モバイルデバイスのビデオエンドポイントで共有しているコンテンツを表示する機能です。最後の機能は、ラップ

トップ（MAC または Windows）をルームデバイスとペアリングしてから、ルームシステムを介してラップトップの画

面をワイヤレスで共有する機能です。これは Cisco TelePresence MX および SX シリーズでサポートされます。

会議室に到着する前に Cisco Spark モバイルアプリケーションで会議を開始して、到着したら Cisco Spark ルームデバ

イスに会議を転送することもできます。同様に、会議の途中で退室する必要がある場合でも、モバイルデバイスに会議を

転送すれば、外出先でも会議に参加し続けることができます。これらの機能は、すべてのモバイル版 Cisco Spark ユーザ

が利用できます（無償版の場合も同様）。

Cisco Spark ルームデバイスでは、1 対 1 の SIP 通話用にルームシステムのサブスクリプションを購入する必要がありま

す。会議機能には会議サービスが必要です。Cisco Spark ルームデバイスは Cisco Spark Basic および Advanced Meetings 機能、または Cisco WebEx でサポートされます。

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/intelligent-proximity.html

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/intelligent-proximity.html


Cisco Spark ルームデバイスおよび Cisco Spark アプリケーション上での通話はすべてエンドツーエンドで暗号化されま

す。Cisco Spark ルームデバイスは、デバイスの登録や有効化情報も暗号化します。管理インターフェイスおよびエンド

ユーザインターフェイスもすべて暗号化されるため、管理も安全に行えます。表 1 は、Cisco Spark ルームシステムの機

能を示しています。

表 1. Cisco Spark により実現される Cisco Spark ルームシステム

システム説明

Cisco Spark Board

Cisco Spark Board は、ワイヤレスプレゼンテーション機能、デジタルホワイトボード機能、およびビデオ会議を統合するタッチベースのスリーインワンコラボレーションデバイスであり、物理会議室と仮想会議室を接続してシームレスなワークフローを実現します。

Cisco Spark デスクデバイス DX70 および DX80

さまざまな種類の認定シスコデスクトップデバイスを Cisco Spark に接続できます。Cisco DX70 および DX80 では、14 インチまたは 23 インチのタッチスクリーンを使用し、あたかも同じ部屋にいるかのようにコラボレーションを行うことができます。これらは小さな共有会議室に最適です。注：DX シリーズを Cisco Spark サービスに登録している場合、発着信などのテレフォニー機能は利用できません。DX シリーズでは URI ダイヤリング機能のみ利用できます。

Cisco Spark ルームデバイス MX シリーズ

シスコでは Cisco Spark サービスに接続できる、さまざまな種類の認定 Cisco ビデオルームデバイスを提供しています。 MX シリーズでは、会議室を簡単にビデオコラボレーションのハブに切り替えられます。性能重視モデルの MX700 および MX800 シリーズと価格重視モデルの MX300 および MX200 シリーズの 2 つの製品ラインがあり、ビジネスニーズに合わせてビデオ機能を柔軟に導入・拡張できます。

Cisco Spark ルームデバイス SX シリーズ

ビデオコラボレーションルームを構築して、小さな打ち合わせスペースから中規模および大規模な会議室に至るまで、組織のニーズに合わせることができます。 SX10 および SX20 クイックセットは、フラットパネルディスプレイを中小規模の会議室や打ち合わせスペース向けのビデオコラボレーションシステムに切り替えます。 SX80 は、豊富な機能と高い性能を持つコーデックであり、卓越した高画質ビデオと高性能オーディオを実現します。これにより、考えられる限り大規模なビデオコラボレーション体験をカスタマイズすることができます。

III. Cisco Spark Messaging Cisco Spark Messaging は Cisco Spark のメッセージング機能を表す一般的な用語であり、1 対 1 およびチームのパー

システントメッセージングとコンテンツを可能にします。Cisco Spark Messaging は Cisco Spark アプリケーションに含ま

れる、クラウドベースの永続的なビジネスメッセージングサービスです。メッセージング機能は、あらゆるデバイスからアク

セス可能で、すべての有料版に標準で付属します（図 4）。

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/collaboration-endpoints/desktop-collaboration-experience-dx600-series/datasheet-c78-731878.html

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/collaboration-endpoints/desktop-collaboration-experience-dx600-series/datasheet-c78-731879.html

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/telepresence-mx-series/index.html

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/telepresence-quick-set-series/index.html


図 4. Cisco Spark Messaging

Cisco Spark Messaging の概要俊敏性の高い人材にとって、「チームコラボレーション」は中心的存在です。これらのワーカーは、よりフラットな自己管理型

構造の中で稼働しています。彼らは組織内外のチームと連携し、どこからでもコラボレーションを進めます。彼らは組織の

縦割り構造や階層を破壊することで、企業全体のペースよりも速く動きます。正しいチームコラボレーションツールを使用

すると、よりすばやく対処し、締め切りより短時間で仕上げ、複数のプロジェクトを同時に進行できます。

Cisco Spark のメッセージング機能は、関連するソリューションを安全かつ確実に提供するとのコンセプトに基づき、俊敏な

ワーカーと IT チームの両方のニーズに対応します。モバイルファーストのメッセージエクスペリエンスは、説明、意思決定

および作業が行われる、ユーザとグループのインタラクションのためのセキュアな仮想空間に基づいています。これらのス

ペースは多目的で検索にも対応します。あらゆるデバイスから、いつどこでもアクセスできます。メッセージの送信やファイ

ル共有に加え、必要に応じて他のツールやビジネスプロセスと統合することもできます。会話中でも、ワンクリックでビデオ

通話またはフェイスツーフェイスの会議に簡単に移行することができます。チーム、プロジェクト、トピックに関連付けられた

コミュニケーションおよびコンテンツは、簡単に整理して分類できます。エンドツーエンドの暗号化は、アプリケーション内で

送信されるすべてのメッセージやファイルを保護します。必要な場合はスペースへのアクセスを制御するモデレータを割り

当てることができます。

Cisco Spark Messaging の主なメリット ● チームでの作業が効率化され一元的に検索可能になるため、生産性が向上する。

● 業務上の新しいコミュニケーション基盤としてメッセージングを利用することで、より緊密な関係が構築される。

● チーム全体が最新のアイデアを共有するため、会議の効率が向上する。

● 場所やデバイスを問わず、その場で素早く意思決定できるようになる。

● 単独のシンプルなインターフェイスを使用して、会議や通話を含むすべての Cisco Spark 機能にアクセスできる。

● チーム、プロジェクトやトピックに関する会話、ディスカッションおよびコンテンツを整理してタグ付けできる。


Cisco Spark Messaging の機能表 2 は、Cisco Spark Messaging の機能を示しています。

表 2. Cisco Spark Messaging の機能

機能説明

Cisco Spark Messaging これは Cisco Spark のメッセージング機能を表す一般的な用語であり、1 対 1 およびチームのパーシステントメッセージングとコンテンツを可能にします。

Cisco Spark チーム（アプリ内の機能）

メッセージングであっても、管理されていないと手に負えなくなる可能性があります。Cisco Spark は、スペースやユーザを「チーム」にまとめることでこの問題を積極的に解決します。チームとは実際のプロジェクトやトピックに関する Cisco Spark スペースをまとめたフォルダであり、メンバーはスペースに手軽に探してアクセスできます。チームのメンバーは、招待を受けなくてもチーム内のすべてのスペースを閲覧して参加できます。つまり、チームに関連付けられたスペースは、すべてのチームメンバーに対して開かれています。チームのメンバーではないユーザは、アドホックベースでチーム内の特定のメッセージスペースへの招待を受けることができます。

検索 Cisco Spark では、重要な情報、コンテンツ、人、チーム、またはスペースをいつでも検索できます。

@Mention 重要や緊急にハイライトすることで誰かの注意を喚起したり、他のユーザが同様にハイライトしたメッセージを確認したりできます（下の「フィルタ処理」を参照）。ユーザがメッセージ内で相手の名前に言及するだけで、相手の表示画面でもハイライトされます。これは他の一般的なソーシャルメディアアプリケーションのタグ付けと同様です。

お気に入りお気に入りに優先順位を付けることによって、最も重要なスペースを選択できます。これらのスペースをフィルタ処理することで、見やすく表示できます（後述の「フィルタ処理」を参照してください）。

フラグメッセージを読んでいる際に、後で確認するためにメッセージやコンテンツにマーキングやピンを残したい場合は、メッセージまたはコンテンツを長押しすることでフラグを設定できます。メッセージはフラグが付いた項目に表示されます（後述の「フィルタ処理」を参照してください）。

フィルタ処理 Cisco Spark には、関連情報（未読メッセージ、1 対 1 のメッセージ、お気に入り、名前の言及、フラグ）の絞り込みを可能にするメッセージフィルタシステムがあります。

コンテンツのプレビュー Cisco Spark に投稿されたファイルやドキュメントは、あらゆるデバイスから簡単にプレビューできます。

モバイルからコンテンツをアップロードする

クラウドストレージサービスに保存するファイルは、モバイルデバイスからアップロードできます。

通知自分が言及されるか、会話に追加されるか、または通話を受信するルームにメッセージが投稿されるたびに、Cisco Spark に登録済みのデバイスすべてに通知が送信されます。

セキュリティおよび暗号化 Cisco Spark では、デバイス上のメッセージ、ファイル、ルーム名をクラウドに送信する前に暗号化します。コンテンツは暗号化された状態でサーバに到着します。使用するデータは処理され、保管するデータは対象の受信者のデバイスで復号されるまで、暗号化された状態で保存されます。デバイスとサーバ間のデータ転送はセキュア HTTP（HTTPS）によって暗号化されます。暗号化されたコンテンツの送信者と受信者の ID も同様に保護されます。エンドツーエンドのコンテンツ暗号化には Advanced Encryption Standard 256（AES-256）を使用し、転送データの暗号化には HTTPS を使用します。

ルームおよびチームのモデレーション

チームワークが機密情報を含む場合、ルームをロックしてモデレータを割り当てることができます。参加者の追加や削除、ルーム名の編集、全員の共有メッセージやファイルの削除ができるのはモデレータだけです。モデレータは、共同モデレータを割り当てることもできます。

ケアアシスタント Cisco Spark の組み込み型ケアアシスタントは、各分野の専門家に自動的にユーザを接続するため、社内サポートとヘルプデスクに最適です。詳細は、https://communities.cisco.com/docs/DOC-64634 [英語] を参照してください。有料版のみで利用できます。

言語サポート Cisco Spark メッセージアプリケーションは、複数の言語をサポートします。完全なリストについては、http://cs.co/lang [英語] を参照してください。

IV. Cisco Spark Calling Cisco Spark Calling は、Cisco Spark の通話機能を説明する一般的な用語です。クラウドベースの電話システム（および Cisco Spark ハイブリッドサービスを通じて他の Cisco Call Control 機能とサービスに接続する機能）が含まれ、通話に使

用するデバイスすべてが対象となります（図 5）。

https://communities.cisco.com/docs/DOC-64634

http://cs.co/lang


図 5. Cisco Spark Calling

Cisco Spark Calling の概要多くの企業にとって、クラウドを導入してユニファイドコミュニケーションサービスを提供することは、シンプルで効果的であ

るばかりでなく、リソースを解放しコアビジネスに注力できることも意味します。

Cisco Spark の通話機能は中小規模の組織向けに最適化されています。このシステムは、従来の電話システムのすべて

の利点を提供します。その一方でオンプレミスのハードウェアベースで問題となるシステムのコストと複雑性がありません。

Cisco Spark アプリケーションと緊密に統合し、どこであっても作業を迅速に終わらせるために他のユーザと容易に接続で

きる、新しい革新的な機能を提供します。

オフィス内：Cisco Spark は Cisco IP Phone 7800 および 8800 シリーズをサポートし、従業員の作業場所が、本社、支社、

または自宅オフィスのいずれであるかを問わず、あたかも同じ場所にいるかのように全員を接続します。社員名簿から内線

番号をダイヤルしたり、クリック通話を行うことで、どこでも、誰にでも連絡することができます。

シスコの電話には幅広い選択肢があります。休憩室から電話をするための基本的なテレフォニー機能だけが必要なユーザ

や、統合ビデオや Bluetooth 機能を必要とするナレッジワーカーなど、すべてのニーズに向けた電話ソリューションが用意

されています。コンピュータやモバイルデバイスをオフィスで使用したい方向けには、Cisco Spark アプリケーションに対応

したソリューションを用意しています。

外出先：Cisco Spark アプリケーションは Cisco Spark Calling によって完成します。通話機能により、Cisco Spark アプリ

ケーションはあらゆるデバイス上で会議、メッセージング、音声およびビデオ通話のための統合モバイルプラットフォームと

なります。Cisco Spark アプリケーションは、1 回タップするだけで高解像度の音声およびビデオ通話を発着信できます。オ

フィスから離れている間もコラボレーションを継続できます。

モバイルとオフィスを橋渡し：Cisco Spark アプリケーションをシスコ IP Phone やデバイスと接続することで、特にモバイル

による通話とオフィスでの通話を統合します。それと同時に、生産性を高めるための各種機能も提供します。デスクから離

れた通話でも、通話相手はその事にまったく気がつかないでしょう。通話は Cisco Spark アプリケーションと緊密に統合さ

れるため、音声またはビデオ会話の中で画面やコンテンツの共有を自然かつ簡単に行えます。Cisco IP Phone から他の Cisco Spark ユーザに発信する場合、シングルクリックで手軽にデスクトップを共有できます。形式張った会議を設定する

必要はありません。

会議はすべて Cisco Spark アプリケーションから簡単に設定できます。


Cisco Spark の従来のコール機能表 3 に、Cisco Spark のビジネス用音声およびビデオ通話機能を掲載します。

表 3. Cisco Spark Calling の機能とメリット

機能利点

HD ビデオ通話 Cisco Spark アプリケーション、または Cisco Spark サービスに登録されている Cisco IP Phone 8845 または 8865 を介して、誰とでもビデオ通話を受発信できます。

HD 音声通話 Cisco Spark アプリケーション、または Cisco IP Phone 7800 または 8800 シリーズから、社内や社外を問わず誰とでも HD 音声通話を発信/受信します。アプリケーションは PSTN 通話 * をサポートします。サービスはユーザごとに最大 10 台のデバイスと、回線ごとに最大 8 件の通話をサポートします。 * Cisco Spark には PSTN サービスは含まれないことに注意してください。市内、長距離、ダイヤルイン（DID）サービスを含めたこれらのサービスを購入するには、シスコパートナーにお問い合わせください。

ボイスメールパーソナル留守番電話ボックスまたは電子メールで留守番電話を受信できます。

メッセージ待機インジケータ（MWI）

MWI は、パーソナル留守番電話ボックスに未開封の留守番電話があるときに通知します。

発信者 ID 電話中に接続しているサードパーティに表示される発信者 ID をカスタマイズします。個人用の回線番号または会社の代表番号を表示できます。

ビデオや音楽を使用した通話保留/再開

保留中は、顧客や同僚にビデオや音楽を流すこともできます。

通話転送特定番号に通話着信を転送します。

通話中転送確立されたコールを他の人に転送します。

通話保留他のデバイスまたはユーザによって検索できるように、アクティブな通話をコールパーク内線番号に保留（一時的に保存）します。

3 者間通話事前にスケジュールを設定せずに、最大 2 組と通話できます。その仕組みについては、こちらのビデオをご覧ください。

共有回線複数のユーザに対して 1 つの電話番号を設定します。

ハントグループ電話番号グループを設定することで、着信アルゴリズムに基づいて特定の順番で着信するようにできます。

自動応答（仮想受付機能）インバウンド発信者の電話に応答し、インバウンド発信者側が指定した従業員や部門に通話をルーティングします。

着信拒否（DND）通話着信に対して呼出音をオフにし、重要なタスクに集中できるように呼出音が鳴らないようにします。

短縮ダイヤルとステータスモニタリング

すぐに発信するための短縮ダイヤルを設定します。短縮ダイヤルの接続先が Cisco Spark ユーザである場合、ステータス情報がラインキーに表示されます。

緊急ダイヤル（911） 911 をダイヤルし、PSTN サービスプロバイダーが提供する緊急サービスに連絡します。*Cisco Spark は、PSTN 電話番号ごとのサービスアドレスの設定をサポートします。 * Cisco Spark には PSTN サービスが含まれません。注意してください。市内、長距離、DID サービスを含むこれらのサービスを購入するには、シスコパートナーにお問い合わせください。

ディレクトリベースのダイヤルシスコデスク IP Phone または Cisco Spark アプリケーションから社内ディレクトリの連絡先にアクセスし、発信できます。

セキュリティおよび暗号化 Cisco Spark は電話の登録、有効化、コールシグナリング、そのオーディオストリームとビデオストリーム、ボイスメールを暗号化します。管理インターフェイスおよびエンドユーザインターフェイスもすべて暗号化されるため、管理も安全に行えます。

エンドユーザセルフケアポータル

IT 部門のサポートを受けることなく、自分だけの電話機設定をカスタマイズし、デバイス有効化のコードを生成し、着信拒否（DND）、シングルナンバーリーチ（SNR）、および通話転送をカスタマイズできます。

国際電話向けのサービスクラス

ユーザ単位で国際電話を許可する権限を管理者に与えることができます。

https://www.youtube.com/watch?list=PLF2B449AC79859DC5&v=o9yLjsnUAgc


モビリティとコラボレーション機能 – すべてが統合された Cisco Spark アプリケーション表 4 に、Cisco Spark のモビリティおよびコラボレーション機能のメリットをリストします。

表 4. Cisco Spark のモビリティとコラボレーション機能のメリット

機能説明

すべての機能を備えたモバイルアプリケーション

Cisco Spark アプリケーションは、音声通話およびビデオ通話、会議、メッセージングを担う、単一のソフトウェアクライアントです。表 3 に記載するコア通話機能を提供し、以下のデバイスでサポートされます。 ● iOS、Android、および Windows デバイス ● Windows および Mac OS X

Cisco Spark アプリケーションは、これらすべてのプラットフォームでエクスペリエンスを統一するため、ユーザは新たなトレーニングなしでデバイス間をスムーズに移行できます。また、表 3 に示したものと同じコア通話機能も提供します。

Cisco Spark アプリケーションと Cisco IP Phone の統合

Cisco Spark アプリケーションをシスコのデスクフォンとペアリングすることで、以下の事柄を実行できます。 ● シスコのデスクフォンまたは Cisco Spark アプリケーションを使ってコールに応答する（Cisco Spark Proximity 経由） ● デスクにいないことを発信者に気付かれることなく、アプリケーション側で発着信する ● アプリケーション内からボタンをクリックすることで、デスクフォン側から発着信、通話終了または着信拒否を行う ● Cisco Intelligent Proximity を使用して、モバイルデバイスからデスクフォンに連絡先や通話履歴をインポートする

（Cisco IP Phone 8845、8851、8861、8865 のみ）

インスタントデスクトップ共有デスクフォンから発信する場合、Cisco Spark を使用する同僚に発信すると、画面、ファイルおよびメッセージを共有する Cisco Spark ルームが自動的に開始されます。

URI/メールダイヤリングを使用したビデオ通話

URI ダイヤリングをサポートするため、サードパーティの SIP ベースのビデオエンドポイントまたは会議ブリッジを搭載したものを含めて、組織外のビデオユーザと接続できます。

シングルナンバーリーチ（SNR）

SNR を使用すると、Cisco IP Phone の内線番号が自動的に生成されます。自宅の電話およびアナログ電話を含む他のどの電話からでも、相手の電話の種類や数に関わらず同時に呼び出すことができます。通話に応答がない場合、Cisco Spark の通話機能はリモートデバイスの留守番電話ではなく Cisco Spark の留守番電話機能に通話をルーティングするため、発信者がメッセージを残すことができます。この機能は、自宅で作業していて、モバイルデバイスではなく自宅の電話を使用したい場合に便利です。何よりも、発信者がオフィスにいないことにまったく気付かれません。

物理的な会議室のビデオエンドポイント（アドオン）

Cisco Spark ルームシステムを Cisco Spark 会議サービスに追加し、会議を HD ビデオ会議ルーム切り替えると、相手や場所を選ばずに HD ビデオ会議を開始できます。この機能を使用するには Cisco Spark ルームシステムのデバイスと Cisco Spark ルームシステムのサブスクリプションの購入が必要です。詳細については、このドキュメントのセクション II を参照してください。

注：Cisco Spark コールを購入できるのは、請求先住所が米国にある場合のみです。米国以外に居住している場合、Cisco Unified Communications Manager, Business Edition 6000 または 7000、あるいは Cisco Powered™ Cloud Services（認定 Cisco Hosted Collaboration Solution（HCS）パートナーから）を通話制御機能として使用し、Cisco Spark の会議

およびメッセージと統合すると、本書で説明する完全なエクスペリエンスを実現できます。詳細は、Cisco Spark Hybrid Services を参照してください。

PSTN 通話用 Cisco Spark 通話には PSTN サービスが含まれていないため、市内、長距離、緊急発信、DID サービスを使用するには PSTN サービスを購入する必要があります。これらのサービスを使用するには、シスコパートナーにお問い合わせください。

また、緊急通報（E911）をするためには、サードパーティーが提供する PSTN にアクセスする必要があります。ご注意くださ

い。PSTN にアクセスできない場合、E911 通報は、PTSN に関連付けられたロケーション情報に基づいて正しい公安応答

局（PSAP）にルーティングされません。緊急時に適切な PSAP にアクセスするには、Cisco Spark Call の購入に合わせて

サードパーティプロバイダーから PSTN を購入する必要もあります。

http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/callmgr/index.html

http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/callmgr/index.html

http://www.cisco.com/jp/go/be6000

http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/be7000/index.html

http://www.cisco.com/go/hcs

http://www.cisco.com/go/hcs




電話サポート Cisco Spark Calling は Cisco IP Phone 7800 および 8800 シリーズをサポートし、すべてのタイプのユーザおよび状況に

適した幅広い選択肢の電話機を提供します。電話機はオフィス環境に適したチャコールグレーとホワイトから選択できます

（Cisco IP Phone 7811 はチャコールグレーのみとなりますのでご注意ください）。電話機は Cisco Spark の月単位の

ユーザサービスとは別に購入する必要があります。電話機には Cisco Spark Phone OS が必要です。最後に、誰でも電

話機を設定できます。必要な作業は、電話機をコンセントにつないで登録コードを入力するだけで、その場で自動登録され

ます。

Cisco IP Phone 7800 シリーズ Cisco IP Phone 7800 リーズは、共用部分、ナレッジワーカー、管理スタッフ、マネージャに最適です。この電話機はコスト

効率が高く、フル機能を備えた VoIP 電話機です。このモデルは軽めのアクティブな音声コミュニケーションのニーズをサ

ポートし、強化された音響効果と広帯域オーディオから澄んだ音がもたらされるため、疲労が回避されます。こちらから詳細

を確認してください。表 5 は、7800 シリーズ IP フォンの機能を比較したものを示しています。

表 5. Cisco IP Phone 7800 シリーズの機能概要

7811 7821 7841 7861

ディスプレイ

384 X 106 ピクセルベース、モノクログラフィカル

ディスプレイ

396 X 162 ピクセルベース、モノクログラフィカルディスプレイ、ホワ

イトバックライト搭載





広帯域オーディオ

オプション

統合ビデオ非対応 X X 非対応

プログラム可能な回線キー

0 2 4 16

イーサネットスイッチ

10/100 10/100 10/100/1000 10/100

ヘッドセットポート

該当なし

全二重方式のスピーカーフォン

（ナローバンド）

壁面取り付け対応

Cisco IP Phone 8800 シリーズ Cisco IP Phone 8800 リーズは、オンサイトおよびリモートのナレッジワーカー、管理スタッフやマネージャに最適です。手

頃な価格により HD ビデオ電話を導入でき、離れていてもフェイスツーフェイスで会議を行えます（一部モデル）。音響効果

の強化と広帯域のサポートによるクリアな VoIP で生産性を向上します。個人用モバイルデバイスとの統合といった高度な

機能により作業効率が向上します。こちらから詳細を確認してください。表 6 は、8800 シリーズ IP フォンの機能を比較した

ものを示しています。

http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/ipp7800/index.html

http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/ipp8800/index.html

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/unified-ip-phone-7800-series/index.html

http://www.cisco.com/c/en/us/products/collaboration-endpoints/unified-ip-phone-8800-series/index.html


表 6. Cisco IP Phone 8800 シリーズの機能概要

8811 8841 8845 8851 8861 8865

ディスプレイ 5 インチ高解像度（800 X 480）グレースケールディスプレイ

5 インチ高解像度（800 X 480）WVGA カラーディスプレイ





広帯域オーディオ

HD ビデオ（720p）

プログラム可能な回線キー

5 5 5 5 5 5

イーサネットスイッチ

10/100/1000 10/100/1000 10/100/1000 10/100/1000 10/100/1000 10/100/1000

ヘッドセットポート（RJ9）

全二重方式のスピーカーフォン

統合 Bluetooth

USB（物理ポート）

(1) (2) (2)

キー拡張モジュールサポート

(2) (3) (3)

Wi-Fi

外部オーディオポート

壁面取り付け対応

V. Cisco Spark の管理と運用

Cisco Cloud Collaboration 管理ポータルの概要 Cisco Spark を使用することで管理ワークフローを最適化できます。Cisco Spark が提供するすべての機能（会議、メッ

セージング、通話）を画面の単一ペインで直感的に操作できる、シンプルなクラウドサービスとして構築しました。

Cloud Collaboration Management は、経営、権限付与、管理、レポート機能のための単一のツールを提供します。管理

者は Cisco Spark のエクスペリエンス全体を効果的かつ簡単に管理することができます。これはアプリケーションのすべて

の有料サブスクリプションに含まれています。

すべては非常に簡単なユーザのオンボーディングから始まります。設定方法が指示され、プロセス全体を説明します。ユー

ザは電子メールアドレス、またはコンマ区切り値（CSV）のアップロードにより、または Cisco Spark ハイブリッドサービス

のディレクトリサービスを使用して簡単に追加できます。ディレクトリサービスを使用すると、組織はオンプレミスの Microsoft Active Directory を Cisco Spark サービスとクラウドで同期できます。このディレクトリ同期はユーザを自動的に

追加および削除し、複数のディレクトリデータベースを管理する必要が完全になくなります。シングルサインオン（SSO）

サービスを統合すると、ユーザが Cisco Spark アプリケーションにアクセスする際に、必ず IT 部門から承認されたパス

ワードが使用されるように徹底できます。ロールベースのアクセスでは、管理者、サポートスタッフ、エンドユーザといった

組織内の各ユーザに向けて、アクセス権と使用レベルを定義できます。また、必要に応じて、管理や設定をシスコパート

ナーにアウトソーシングすることで、将来のリソースを解放することもできます。表 7 に、Cisco Cloud Collaboration Management の機能と利点を示します。


表 7. Cisco Cloud Collaboration Management の機能とメリット

機能利点

Web ベースの管理 Cloud Collaboration Management は、IT 部門のサポートが不要なシンプルで使いやすいツールです。管理ポータルは、Cisco Spark サービス全体（会議、メッセージング、通話）のユーザ、権限、デバイスおよびサービスをプロビジョニングして管理する単一のインターフェイスを提供します。

シングルサインオン（SSO）

エンドユーザによる Cisco Spark サービスへの透過的なアクセス、簡素化されたセキュリティ、高い運用効率、および迅速なサービス導入が可能になります。会社が承認した認証と、セキュリティアサーションマークアップ言語（SAML）2.0 および Open Authorization（OAuth）2.0 プロトコルを使用したアイデンティティプロバイダーが必要です。

Microsoft Active Directory の統合

Cisco Spark ハイブリッドサービス、ディレクトリサービスを使用した企業の Microsoft Active Directory との同期により、IT の運用を簡素化します。

ロールベースアクセスコントロール（RBAC）

管理者権限を割り当てると、Cisco Cloud Collaboration Management ポータルから管理画面へのアクセス権が与えられます。RBAC はセキュリティを強化し、コンプライアンスチェックを簡素化します。RBAC を使用すると、完全な管理者、サポート管理者、エンドユーザといった組織内の各ユーザにロールベースのアクセスを定義できます。

エンドユーザセルフケアポータル

IT 部門からのサポートなしで、Cisco Spark コールのエンドユーザが自分の電話機の設定をカスタマイズし、デバイスの有効化コードを生成し、DND、SNR や通話転送をカスタマイズできます。ユーザが自分で、どこからでも行えます。

セキュリティおよび暗号化

HTTPS によって、Cisco Cloud Collaboration Management とサーバ間の通信が暗号化されます。暗号化されたコンテンツの送信者と受信者の ID も保護されます。エンドツーエンドのコンテンツ暗号化には AES-256 を使用し、転送データの暗号化には HTTPS を使用します。

共通の管理とモニタリング

Cisco Spark サービスのすべての機能の中央管理インターフェイスが、一元的なモニタリングと管理を実現します。

ユーザ管理 Cisco Spark サービスのプロビジョニングは一元化されています。シスコハイブリッドサービス、ディレクトリサービスを通じて、ユーザの電子メールアドレスの追加、CSV のアップロード、またはディレクトリの同期を行えます。ユーザのセルフオンボーディング機能で自動的にプロビジョニングされます。

権限付与の管理購入した権限、割り当て可能な権限、および現在の使用状況をすばやく表示できます。

デバイス管理 Cisco Spark ルームシステムと Cisco IP Phone を Cisco Collaboration Cloud に登録するための有効化コードおよび QR コードを容易に生成して管理できます。

初回ウィザード簡単な手順に従って、クラウド通話の設定、データ保持ポリシー、SSO、ディレクトリ統合、ユーザの追加、権限の割り当てを設定できます。

Cisco Spark ハイブリッドサービス管理

Cisco Cloud Collaboration Management を使用すると、すべての Cisco Spark ハイブリッドサービス（通話、ディレクトリおよびカレンダー）を簡単に制御できます。

未購読ユーザの移行電子メールドメインの電子メールアドレスから「無料版」の Cisco Spark に登録したユーザは、全機能を利用できる有料サブスクリプションへ簡単に移行できます。

グループ管理 CSV テンプレートをアップロードすることで、最大 250 人のユーザを一括してプロビジョニングできます。

レポートダッシュボード

アクティブユーザ、共有されたメッセージ数、作成された Cisco Spark ルーム数、登録済みのデバイス数、通話件数とその品質、共有ファイルの数とサイズを示す使用状況レポートを表示します。この情報は、使用状況を把握し、導入とエンゲージメントを促進するのに役立ちます。

外部ヘルスポータルこのポータルは、ステータスとパフォーマンスのモニタリングを提供します。電子メール、ショートメッセージサービス（SMS）、またはフィードでサービスメンテナンスやインシデントの通知を受けるには、http://status.ciscospark.com に登録します。運用は統合サービス管理によって簡素化されています。

オンラインヘルプとナレッジベース

Cisco Spark サービス全体のナレッジベースに簡単にアクセスできます。

ログ通話アクティビティを表示し、特定のタイプの問題を診断するには、通話詳細履歴（CDR）にアクセスして検索します。

概要ページメトリック、クラウドステータスなどを含むコラボレーションサービスに関する情報を提供します。

ライセンスリーダーボード

各サービスの使用中および使用可能なライセンスを表示します。ライセンスが不足すると管理者に通知してアップグレードを促します。

遅延バインディング購入したよりも多くのライセンスの割り当てることができる機能です。ライセンスを有効化したユーザのみがアクティブなライセンス数としてカウントされます。

エンタープライズポリシー

顧客が権限、保持ポリシーや分析設定などを設定できるように、ポリシーから定義します。

ドメイン検証簡単な手順でドメインを検証します。Cisco Spark ハイブリッドコールサービスの導入に対するセキュリティを強化します。

ブランディング組織がエンドユーザの Cisco Spark エクスペリエンスをブランディングすることができます。


http://status.ciscospark.com/



VI. Cisco Spark サービスの可用性、発注、サポート

国ごとの可用性 Cisco Spark で提供される機能や種類（会議、メッセージング、通話）は国ごとに異なります。地域で利用できる機能につい

ては、http://www.cisco.com/go/spark-availability を参照してください。

会議やメッセージングとは異なり、Cisco Spark 通話は現在米国でのみ利用可能なことに注意してください。Cisco Spark では、Cisco Spark ハイブリッドサービスを使用するともできます。これは Cisco Unified Communications Manager、Cisco Business Edition 6000/7000、または Cisco HCS パートナーからの Cisco Powered クラウドサービスのような他

のシスコ電話システムのソリューションの代替となり、Cisco Spark サービスの全機能を同様に利用できます。

言語サポート Cisco Spark でサポートされる言語については、http://cs.co/lang を参照してください。

発注情報発注または詳細情報を確認するには、Cisco Spark の Web サイトにアクセスしてください。表 8 に、ユーザ単位、月単位

のサブスクリプションベースで購入可能なオファーを示します。

表 8. 有効なオファー

SKU Cisco Spark には以下の機能が含まれます。

A-SPK-NU-M1 Business Messaging

A-SPK-NU-M2 Business Messaging、Basic Meetings

A-SPK-NU-M3 Business Messaging、Basic Meetings、Advanced Meetings

A-SPK-NU-C0-INTRO Basic Business Messaging 機能を備えた Basic Cloud Calling Intro（非モバイルユーザ、休憩室やロビーなどの共有スペースの電話機に最適）

A-SPK-NU-C1 Cloud Calling、Business Messaging

A-SPK-NU-C2 Cloud Calling、Business Messaging、Basic Meetings

A-SPK-NU-C3 Cloud Calling、Business Messaging、Basic Meetings、Advanced Meetings

A-SPK-ND-SR Cisco Spark ルームシステム登録（Cisco Spark ルームシステムのデバイスは別売）

PSTN サービス、Cisco Spark ルームシステム、および Cisco IP Phone は個別に販売されています。これらのエンドポイ

ントとサービスの詳細については、上記の該当セクションを参照してください。

Cisco Cloud Collaboration Management と Cisco Spark アプリケーションはメッセージサービスに含まれています。

Chrome、Safari、Firefox、Internet Explorer バージョン 11 の Web ブラウザから、Windows および Mac 用の Cisco Spark アプリケーションをダウンロードし、Cisco Spark にアクセスできます。他にも Apple の App Store および Google Play からモバイルアプリを入手することもできます。

最新の Cisco Spark 機能の互換性およびプラットフォームの要件については、http://www.cisco.com/go/spark-compatibility [英語] を参照してください。

Cisco Spark のサポート Cisco Spark サービス全体のサポートは年間を通していつでも利用できます。オンラインサポートを受けるには、

http://support.ciscospark.com にアクセスするか、または Cisco Spark アプリケーションで [設定（Settings）] > [サポート

（Support）] に移動します。有料ユーザにはテクニカルサポート番号が表示され、24 時間即時にサポートを受けることがで

きます。すべての Cisco Spark ユーザはサポートチケットを申請できます。平日であれば 24 時間以内に返信されます。

http://www.cisco.com/go/spark-availability


http://cs.co/lang


http://www.cisco.com/go/spark-compatibility

http://www.cisco.com/go/spark-compatibility

http://support.ciscospark.com/


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関連情報 Cisco Spark Service が社内のコミュニケーションを変革する方法の詳細については、http://www.ciscospark.com [英語] を参照してください。

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