第第第7 第777章章章章 次世代次世代サービスステーション ...125...
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第第第第7777章章章章 次世代次世代次世代次世代サービスステーションサービスステーションサービスステーションサービスステーションのののの今後今後今後今後のののの展開案展開案展開案展開案 7777----1111 SS のののの次世代化次世代化次世代化次世代化にににに関関関関するするするする研究会研究会研究会研究会ワークショップワークショップワークショップワークショップおよびおよびおよびおよび実態調査実態調査実態調査実態調査からからからから導導導導きききき出出出出ささささ
れたれたれたれた次世代次世代次世代次世代 SS ビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデル
今回の調査において EV 普及時代における次世代サービスステーションの今後の展
開を検討するうえで、4回のワークショップ(第 6 章参照)を開催した。本ワークシ
ョップでは、SS も含めた新たなイノベーションに繋がる可能性がある異業種のビジネ
ス事例等について話を伺い、新たな視点を踏まえた検討を行った。また、平成 21 年
度電気自動車普及環境整備実証事業(ガソリンスタンド等における充電サービス実証
事業)の結果も踏まえ、今後展開が期待できる新サービス(ビジネスモデル)の案を
導き出した。大きな枠としては、SS の持つ立地やサービスの特性など SS の拠点を活
用した新サービス、SS の垣根を越えた共通基盤によって生まれる新サービス、さらに
は会員制サービスによる持続可能なビジネスモデルに整理された。
次項以降、各ビジネスモデルについてイメージを示すとともに、これらのビジネス
を統合した全体像について提示する。
図表 7-1-1 新サービス(ビジネスモデル)の導出
①①①①EVEVEVEVカーシェアカーシェアカーシェアカーシェア・SSを拠点としたEVカーシェアサービス
①‘①‘①‘①‘SSSSSSSS間間間間でのでのでのでの乗乗乗乗りりりり捨捨捨捨てててて可能可能可能可能ななななEVEVEVEVカーシェアカーシェアカーシェアカーシェア・複数のSSが連携し、SS間での乗り捨てが可能なEVカーシェアリング
②②②②EVEVEVEVカーケアカーケアカーケアカーケア・・・・メンテナンスメンテナンスメンテナンスメンテナンス・ユーザごとのEV走行情報、機器劣化情報などを収拾し、それを元にしたヘルスチェックサービス
③③③③待待待待ちちちち時間利用時間利用時間利用時間利用サービスサービスサービスサービス・充電待ち時間を利用した洗車、飲食物提供等
④④④④情報配信情報配信情報配信情報配信・EVユーザの消費動向・趣味嗜好を組合わせた行動分析や地域周辺情報に基づく消費者ごとの魅力的なコンテンツ・広告のカーナビ等への配信サービス
⑤⑤⑤⑤充電設備相互利用充電設備相互利用充電設備相互利用充電設備相互利用・EVユーザがSS系列にとらわれずに充電設備を利用できる仕組み
⑥⑥⑥⑥充電設備情報提供充電設備情報提供充電設備情報提供充電設備情報提供・SSを網羅した充電スタンドの位置情報・満空情報等の提供
⑦⑦⑦⑦EVEVEVEV関連情報関連情報関連情報関連情報のののの共有共有共有共有・EVユーザごとの車両走行情報やEV搭載機器の
使用・劣化情報の収集とその活用
プローブプローブプローブプローブ情報情報情報情報ユーザーユーザーユーザーユーザー情報活用情報活用情報活用情報活用
車車車車ののののITネットワークネットワークネットワークネットワーク化化化化
SSにおけるにおけるにおけるにおけるプラットフォームプラットフォームプラットフォームプラットフォーム戦略戦略戦略戦略
リアルリアルリアルリアルととととバーチャルバーチャルバーチャルバーチャルがががが融合融合融合融合したしたしたしたビジネスビジネスビジネスビジネス
EVのののの新新新新たにたにたにたに使使使使いいいい方合方合方合方合わせたわせたわせたわせたビジネスビジネスビジネスビジネス提供提供提供提供
新新新新たなたなたなたな消費行動消費行動消費行動消費行動のののの確立確立確立確立
人人人人のののの移動移動移動移動とととと地域地域地域地域をををを結結結結ぶぶぶぶ情報情報情報情報ビジビジビジビジネスネスネスネス
楽楽楽楽しめるしめるしめるしめる・・・・人人人人がががが集集集集まるまるまるまる・・・・滞留滞留滞留滞留したしたしたしたくなるくなるくなるくなるSS
EVカーシェア(H21実証)
充電中洗車(H21実証)
充電設備相互利用(H21実証)
SS
拠点活用新サービス
SS
相互利用基盤構築
オンデマンドオンデマンドオンデマンドオンデマンド交通交通交通交通ととととSSカーシェアビジネスカーシェアビジネスカーシェアビジネスカーシェアビジネスととととSS
移動中移動中移動中移動中のののの個人個人個人個人にににに向向向向けたけたけたけた情報情報情報情報ココココンテンツンテンツンテンツンテンツのののの配信配信配信配信
異業種異業種異業種異業種とのとのとのとの連携連携連携連携
SSのののの垣根垣根垣根垣根をををを越越越越えたえたえたえたプラットォープラットォープラットォープラットォームムムム戦略戦略戦略戦略
街街街街ののののコンテンツコンテンツコンテンツコンテンツがががが生生生生むむむむビジネスビジネスビジネスビジネス
情報流通情報流通情報流通情報流通のののの拡大拡大拡大拡大
SSののののエネルギービジネスエネルギービジネスエネルギービジネスエネルギービジネスのののの展開展開展開展開
のののの可能性可能性可能性可能性
⑧⑧⑧⑧会員制充電会員制充電会員制充電会員制充電サービスサービスサービスサービス・SS・石油元売単独での充電設備投資回収が難しい
中で、SS共同の会費制充電サービスの提供
⑨⑨⑨⑨エネルギービジネスエネルギービジネスエネルギービジネスエネルギービジネス・SSに二次電池を設置し、今後のエネルギー動向
を踏まえた新たなサービスの提供
第第第第1111回回回回WS「「「「次世代自動車次世代自動車次世代自動車次世代自動車((((EVをををを中心中心中心中心としてとしてとしてとして))))社会社会社会社会にににに関関関関するするするするメーカーメーカーメーカーメーカーのののの見解見解見解見解とととと充電充電充電充電インフラインフラインフラインフラのののの展開動向展開動向展開動向展開動向」」」」・自動車メーカーが描く未来像(日産自動車)・CVSにおける充電インフラへの取り組みについて(ローソン)・EV時代を見据えた事業対応の御紹介(パーク24)
第第第第2222回回回回WS「「「「EV社会社会社会社会におけるにおけるにおけるにおける自動車自動車自動車自動車をををを巡巡巡巡るるるる情報社会情報社会情報社会情報社会とととと情報情報情報情報コンテンツコンテンツコンテンツコンテンツ」」」」・生活情報を利用した次世代ビジネスの可能性(MRI)
・プラットフォーム戦略(ネットストラテジー)・Shufoo!で拡がる街の情報コンテンツ(凸版印刷)
第第第第3333回回回回WS「「「「次世代次世代次世代次世代SSSSSSSSにおけるにおけるにおけるにおける様様様様々々々々ななななビジネスチャンスビジネスチャンスビジネスチャンスビジネスチャンスのののの可能性可能性可能性可能性1111」」」」・進化する電気自動車とその未来(三菱自動車工業)・オンデマンド交通ビジネスとカーシェアリング(東京大学大学院 大和教授、同 保坂教授)
・充電ステーション情報の整備と流通(インクリメントP)
第第第第4444回回回回WS「「「「次世代次世代次世代次世代SSSSSSSSにおけるにおけるにおけるにおける様様様様々々々々なななな
ビジネスチャンスビジネスチャンスビジネスチャンスビジネスチャンスのののの可能性可能性可能性可能性2222」」」」・「デジタルグリッド」におけるSSの可能性(東京大学大学院 阿部特任教授)・インターネットで人を動かす『位置ゲー』の可能性
(コロプラ)・IT化の進展に伴うライフスタイルの変化
(イプシ・マーケティング研究所)
諸外国諸外国諸外国諸外国におけるにおけるにおけるにおける先進事例調査先進事例調査先進事例調査先進事例調査((((ビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデルへのへのへのへの示唆示唆示唆示唆))))
次世代自動車次世代自動車次世代自動車次世代自動車をををを巡巡巡巡るるるるユーザーアンケートユーザーアンケートユーザーアンケートユーザーアンケート((((ユーザーニーズユーザーニーズユーザーニーズユーザーニーズ等等等等))))
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7777----2222 次世代次世代次世代次世代 SS におけるにおけるにおけるにおける新新新新ビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデル案案案案 図表 7-1-1 で導出された各ビジネスモデルを整理したものが図表 7-2-1 である。
その結果、「SS を拠点とした新サービス群」と「SS の垣根を越えた相互利用基盤の構
築」ならびに「持続可能なキャッシュフローモデルの確立」に整理される。情報配信
サービスなどの新サービス群は各 SS や石油元売会社の差別化、競争領域であるが、
これらのビジネスが成立するには、前提として EV の普及やユーザの利便性向上のた
めの共通プラットフォーム(相互利用基盤や持続可能なキャッシュフローモデル:EV
インフラネットワーク)作りを業界の共通課題として取り組む必要がある。今後は、
この協調領域と競争領域におけるビジネスの両立に関する検証を実施する。
また、将来的な方向性として SS に設置する二次電池の活用等を行うエネルギービ
ジネスについても重要なビジネスチャンスと捉え提示した。
図表 7-2-1 次世代に SS における新ビジネスモデル案
項番項番項番項番 ビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデルビジネスモデル案案案案 概要概要概要概要 カテゴリカテゴリカテゴリカテゴリ 事業領域事業領域事業領域事業領域
HHHH21212121のののの取組状況取組状況取組状況取組状況
①①①① EVカーシェア ・SSを拠点としたEVカーシェアサービス
SS拠点を活用した新サービス
競争領域
○
①’①’①’①’SS間での乗り捨て可能なEVカーシェア
・複数のSSが連携し、SS間での乗り捨てが可能なEVカーシェアリング -
②②②②EVカーケア
・メンテナンス
・EV向けカーケア・メンテナンスサービス・ユーザごとのEV走行情報、機器劣化情報などを収拾し、それを元にしたヘルスチェックサービス △
③③③③待ち時間利用
サービス・充電待ち時間を利用した洗車、飲食物提供等のサービス
○
④④④④ 情報配信・EVユーザの消費動向・趣味嗜好を組合わせた行動分析や地域周辺情報に基づく消費者ごとの魅力的なコンテンツ・広告のカーナビ等への配信サービス
-
⑤⑤⑤⑤ 充電設備相互利用・EVユーザがSS系列にとらわれずに充電設備を利用できる仕組み
SSの垣根を越えた相互利用基盤の構築
協調領域
○
⑥⑥⑥⑥ 充電設備情報提供 ・SSを網羅した充電スタンドの位置情報・満空情報等の提供 △
⑦⑦⑦⑦ EV関連情報の共有・EVユーザごとの車両走行情報やEV搭載機器の使用・劣化情報の収集とその活用
-
⑧⑧⑧⑧ 会員制充電サービス・SS・石油元売単独での充電設備投資回収が難しい中で、SS共同の会費制充電サービスの提供
キャッシュフローモデルの確立
-
⑨⑨⑨⑨ エネルギービジネス・SSに二次電池を設置し、今後のエネルギー動向を踏まえた新たなサービスの提供
SSに設置する二次電池の活用
- △
○…平成21年度実証済み △…平成21年度一部実証済み -…未着手
石油製品の国内需要が減少する中では、「ゼロサムゲーム」でシェアを奪い合っていて
は勝者のいない競争になってしまうため、「競業から協業への転換」が必要である。つまり、
協業部分としての緑枠(⑤~⑦)、青枠(⑧)の領域を二重投資にならないように効率的に
構築して、その上で競争部分である赤枠の領域(①~④)を展開することで、SS、事業者、
消費者など、共通プラットフォームに参加する関係者それぞれに利点のあるビジネスモデ
ルの構築を実現することが重要である。
以下、個々のビジネスモデルについてイメージを提示する。
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7777----2222----1111 SS をををを拠点拠点拠点拠点としたとしたとしたとしたサービスサービスサービスサービス
(1)EV カーシェアリング
全国津々浦々、ロードサイドに広がる SS を拠点とした EV カーシェアリングサービ
スの実施。さらに、複数の SS が連携した SS 間での乗り捨てが可能な EV カーシェア
リングやオンデマンド交通等の新たな交通システムとの連携を視野に入れた新たな
ビジネスモデルを検討する。
図表 7-2-2 EV カーシェアリングサービス
サービスイメージ
サービス概要
解決すべき課題
SSSSSSSS____AAAA
会員会員会員会員カードカードカードカード会員会員会員会員カードカードカードカード
利用者
SSSSSSSS____BBBB
SSSSSSSS____CCCC オンデマンドオンデマンドオンデマンドオンデマンド交通交通交通交通
EVEVEVEVセンターセンターセンターセンター
①
①SSを拠点としたEVカーシェアリング(H21実証)②1枚の会員カードでEVカーシェアの利用(利用者認証)と充電
サービスの利用者認証を実現③充電情報の収集及び配信④他のSSと連携し、SS間での乗り捨てが可能なカーシェアリング⑤オンデマンド交通などの新たな交通システムとの連携による
新サービス
②充電設備利用者認証
③
④ ⑤
①SSを拠点としたEVカーシェアリングの実現性、収益性の検証(H21実証)
②カーシェア利用と充電設備利用の認証の共通化によるシステム連携、構築
③収集すべき実績情報の検討及び収集した情報の活用方法の検証
④乗り捨ての運用ルール、ドミナント出店によるサービスの相乗効果の検証
⑤オンデマンド交通などの新たな交通システムとの連携による新たなビジネスモデル案に関する検討
カーシェアカーシェアカーシェアカーシェアセンターセンターセンターセンター
②カーシェア利用者認証
情報連携
【第 4章 次世代自動車(EV)を巡るユーザの認識 アンケート結果抜粋】
(EV の使い方)
○EV の使い方として、レンタカーやカーシェアで必要な時だけ利用したい人の
割合は、1割強。
→今後カーシェアリングの利用も増加すると考えられ、ビジネスチャンスが期
待できる。
(参考:わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移)
○交通エコロジー・モビリティ財団による 2011 年 1 月の調査では、わが国のカ
ーシェアリング車両ステーション数は 2,917 ヶ所(前年の 3.4 倍)、車両台数
は 3,911 台(同 3.0 倍)、会員数は 73,224 人(同 4.5 倍)と急増している。(2011
年 2 月 7 日公表)
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(2)EV カーケア・メンテナンス
EV の走行情報や充電情報を収集・分析することによって EV ごとの状態を把握し、
SS 従来の強みである車両のカーケア・メンテナンスを実施する。
図表 7-2-2 EV カーケア・メンテナンスイメージ
サービスイメージ
サービス概要
解決すべき課題SSSSSSSS EVEVEVEVセンターセンターセンターセンター
EVEVEVEVユーザユーザユーザユーザ
カーナビ スマートフォン
会員会員会員会員カードカードカードカード会員会員会員会員カードカードカードカード
SSSSSSSS////石油元売石油元売石油元売石油元売
充電設備利用実績
情報分析・結果提供
メール
充電
メンテ/カーケア
自動車自動車自動車自動車メーカメーカメーカメーカ
①
走行データ 走行データ
充電設備利用実績
走行データ
充電設備利用実績
②
②
②
②
③
③
③
①SSを拠点としたEVカーケア、メンテナンス(H21実証)②充電設備の利用実績を収集・分析することによってEVごとの
状態を把握したEVカーケア・メンテナンス③EV走行データ等のSS以外(自動車メーカ等)が所有している
情報を組み合わせたEVカーケア・メンテナンス
①SSを拠点としたEVカーケア、メンテナンスの実現性、収益性の検証(H21実証)
②収集する情報が個人情報に当たる場合の取扱いに関する検討
③SS以外(自動車メーカ等)が保有するどの情報を活用するか、また、情報公開に向けた諸調整
【第 4章 次世代自動車(EV)を巡るユーザの認識 アンケート結果抜粋】
(EV の安全性へのニーズ)
○電気自動車の安全性は、現状のガソリン車と同程度を求める意見が7割強。
→カーメンテナンスの受容性は高い。
(新興国の電気自動車の印象)
○新興国の電気自動車の受け入れ意向として、「安くて質が良いとわかれば購入
の選択肢として検討する」や「安くて、質が多少劣っても実用的に問題なけ
れば、購入の選択肢として検討する」が半数以上。
→このように輸入車が多くなった場合、カーケア・メンテナンスの拠点として
SS は重要な役割を果たす可能性が期待できる。
(充電に伴う履歴等の情報の扱いについて)
○「電気自動車メンテナンスや電池放電防止サービス等のため、自動車メーカ
に提供されるのは良い」が 4割強。
○「自動車メーカに加え、充電ネットワークの利便性向上や関連サービス等の
情報を得るため、充電情報システムの運営事業者に提供されるのは良い」と
いう意見は 3割弱。
→充電情報を提供してでもよりよいサービスを求めるニーズが高い。
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(3)待ち時間利用サービス
充電待ち時間を利用した新たな付加価値サービスを SS のみならず近隣の商業施設
等との連携をも踏まえ実施する。
図表 7-2-3 待ち時間利用サービスイメージ
サービスイメージ
サービス概要
解決すべき課題
SSSSSSSS
商店商店商店商店
遊技場遊技場遊技場遊技場
② ①
洗車
物販
場所貸し
他業種との連携
①充電待ち時間を利用したSSにおける洗車、飲食物提供等のサービス(H21実証)
②近隣の商業施設と連携した充電待ち時間を利用したサービス
①SSを拠点とした充電待ち時間を利用したサービスの実現性、収益性の検証(H21実証)
②近隣の商業施設でのサービスとユーザのニーズの検証
【第 4章 次世代自動車(EV)を巡るユーザの認識 アンケート結果抜粋】
(急速充電(約 20~30 分かかる)時にしたいこと)
○買物、食事、喫茶がいずれも半数以上
○洗車が 4 割強
○清掃が約 4 割
○電池チェックも含めた点検が約 3 割
→充電という EV の特徴を鑑み、工夫によっては SS にとって新たなビジネスに繋が
る可能性がある。
(充電以外で SS に期待すること)
○電池チェックも含めた点検が約 7 割
○部品交換や消耗品の補充が約 4 割
○タイヤ交換が約 2 割強
→従来から SS が取り組んできたガソリン車向けのサービスを EV でも期待する意見
が多い。
【第 5章 国内における電気自動車関連のサービスの現状 ヒアリング結果抜粋】
○ EV によってカフェに入る人やサービスルームの利用頻度が上がったという声が
ある。
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(4)情報配信
ユーザの充電行動や EV の走行情報、ユーザの属性、趣味・嗜好情報を組み合わせ
た行動分析を実施し、ユーザ毎に異なる情報(広告、コンテンツなど)を SS が提供す
る共通基盤(EV ネットワーク)を用いて提供するサービスを実施する。
図表 7-2-4 情報配信サービスイメージ
サービスイメージ
サービス概要
解決すべき課題EVEVEVEVユーザユーザユーザユーザ
カーナビ
スマートフォン
会員会員会員会員カードカードカードカード会員会員会員会員カードカードカードカード
PC
情報端末
EVEVEVEVセンターセンターセンターセンター
近隣店舗近隣店舗近隣店舗近隣店舗
SSSSSSSS
WebWebWebWeb コンテンツクーポン情報
コンテンツクーポン情報
充電設備利用実績
コンテンツ/クーポン配信
充電
来店・購買
アクセス・購買
・充電器利用実績・コンテンツ情報・クーポン情報
①①
②
②
②
①EVユーザの充電行動情報や位置情報をEVあるいは充電設備から収集し、あらかじめ会員登録の際に登録をしたユーザ属性、趣味・趣向等と合わせて行動分析を実施(H21実証(一部))
②近隣の商業施設やウエブサイトなどから広告料や情報提供手数料を料金として徴収し、共通基盤であるEVネットワークを活用し、EVユーザの状況に合わせて配信
①-1充電行動情報の分析方法等の検討
①-2収集した充電行動情報の活用方法の検討
②-1SSにおける情報配信サービスの実現性、収益性の検証
②-2情報のカーナビ等への配信データ、方式等の検討
②-3EV関連情報とユーザ固有情報との連動方法、行動分析方法等の検討
②-3個人情報を含むデータの統合的管理方式の検討
【第 4章 次世代自動車(EV)を巡るユーザの認識 アンケート結果抜粋】
(EV 充電支援情報システムで期待される付加的情報)
EV 充電支援情報システムで充電可能スタンドの情報や充電の予約機能以外に提供
が望まれる情報
○周辺の商業施設の一般的な利用情報(お買い得品情報など)を 5 割程度が期
待。
○利用者のプロフィールやニーズに応じた周辺の商業施設の情報を 2 割程度が
期待
→便利な情報が配信されれば、より多くの利用者が生まれる可能性が期待。
(参考:スマートフォンの市場規模の推移・予測)
○スマートフォン出荷台数(スマートフォン台数比率)は 2011 年度:1,545 万台(40.6%)、
2012 年度:1,925 万台(50.1%)、2013 年度:2,120 万台(56.4%)、2014 年度:2,245 万
台(60.5%)、2015 年度:2,410 万台(63.1%)と拡大傾向が続き、2012 年度にはスマー
トフォン出荷台数比率が過半数を突破すると予測している。(MM 総研 2010 年 12
月 18 日公表)
→スマートフォンの拡大が情報配信サービスの拡大を後押しすると考えられる。