農業における新たな生物資源の利用とリスク管理

2010年9月4日

農業環境技術研究所

藤井 義晴yfujii@affrc.go.jp

第33回農業環境シンポジウム 農業からみた生物多様性、生物多様性からみた農業

農業における

新たな生物資源：とは

①外来生物、②雑草のような未利用生物、あるいは

昔使われていたもの

本日は外来植物について紹介します。外来動物についてはこの本をご参照下さい。

外来生物の利用とリスク管理に関する日本農学会シンポジウム

外来生物のリスク管理と有効利用2008年、日本農学会 (編)

養賢堂, 2300円

「生物多様性条約」の３つの目的

１．生物多様性の保全

２．生物多様性構成要素の

持続可能な利用

３．遺伝資源の利用から生じる

利益の公正かつ衡平な分配

先進国、特にアメリカ合衆国は反対（そのため、現在も批准していない）

CBD（Convention on Biological Diversity）

岩槻邦夫先生I. 生物多様性の持続的な利用-人と自然の共生- pp.13-22

藤井義晴II. 生物多様性を活用した農業

の生産性の向上-とくにアレロ

パシー活性の強い未利用の作物について- pp.42-51

★30数億年前に地球上に出現した

とき生物はたったひとつの型だった→多様化は生き物の存在意義

★多様であるほど良い訳ではない砂漠と熱帯林では異なる

★里山など人為的な環境では自然の進化で生じたのとはちがった顔ぶれもある・・・さらに研究が必要

（昭和堂、1400円）

池田清彦さん（早稲田大学国際教養部教授）

第１章 地球温暖化はウソ【CO2が原因ではない】

第２章 ダイオキシンは危険ではない【人間には毒性が弱い】

第３章 外来種は悪玉ではない

第４章 自然保護運動はあやしい

ちくまプリマー新書 2005年

どれも、農環研で重要な研究課題である・・・面白い本だが、反論したい

外来植物とは？• 稲も大豆もソバもダイコンも、全て外来

種 ・・・伝統食も文化も外来のもの・・・

• 今の農業はこのような「外来植物」を使って成り立っている。外来植物はむしろ農業にとって不可欠なものである！

池田清彦さんの疑問

「外来」の定義、考え方に誤解がある・・・一方的な考え★大豆はツルマメから栽培化された日本原産の植物かもしれない

★

CBD（生物多様性条約事務局）が2008年に作成した冊子（環境省訳）生物多様性は農業の基盤

←全ての作物・家畜高等植物27,000種のうち、7,000種を利用→主要30種

パキスタンの伝統的混合農法（絨毯の絵）

特に米、小麦、トウモロコシの３種

外来生物の定義外来生物法（2005）で外来生物を定義

おおむね「明治元年」以降に我が国に入ってきた生物

環境省の見解

狩山 (1987)+山下・榎本 (2007)

明治維新

第二次世界大戦

終戦

日本の外来植物の種数の増加

米、麦、さつまいも、大根等は環境省の言う外来生物ではない（江戸時代より前に導入）

したがって、

明治維新以降、外来の植物の導入が増加している！

この新たな導入・侵入を問題にしている

帰化植物

外来植物

明治以降の「外来植物」も日本人の食生活に貢献している

明治以降に導入された野菜・果樹• トマト

• 白菜

• タマネギ

• キャベツ

• レタス

• メロン

• ピーマン

• リンゴ

• キウイ

• オレンジ

年間売上高 約６兆円！江戸時代に食べられていた野菜・青物・ダイコン（大根）・ゴボウ（牛蒡）・サトイモ（里芋）野菜（青物）として、よめな（嫁菜）、たんぽぽ、よもぎ（蓬）、はこべ（繁縷）、なずな（薺）、ははこぐさ（母子草）、つくし（土筆）、せり（芹）、くさぎ（常山）、うど（独活）、わらび（蕨）、ぜんまい（薇）、すべりひゆ（滑克）、あかざ（葱）、蓼、うこぎ、のびる、など・・・

リンゴも環境省の定義では「外来植物」！日本で品種改良した「ふじ」が世界に広がり有名・・・・日本の育種技術は世界一

アレロケミカルの探索と新規生理活性物質の開発

農林業への貢献環境保全・生態系の保護

新たな除草剤の出発物質

安全性の高い作用機構解明

新除草剤開発新除草剤開発 被覆植物利用被覆植物利用

減農薬栽培の実施

O

O

O

O

HOHO O-R

R O

O

K

SS

OHCHOH

H

H

H

O

OO

OH

アレロケミカル由来の物質の利用

O

HO

H3C OH

アレロパシーの強い植物の利用

強いアレロパシーを示す植物

国際共同研究を実施する国・地域

南米

東南アジア

イスラム

生研センター「イノベーション創出基礎研究推進事業」技術シーズ開発型（一般枠）平成２０～２４年度 （農環研、徳島大学、九州大学）

生物多様性条約の目的のうち２．生物多様性構成要素の

持続可能な利用３．遺伝資源の利用から生じる

利益の公正かつ衡平な分配

共同研究とし、資源の略奪にならないように配慮した研究をしています

研究代表者 藤井義晴

アレロパシー（他感作用）Allelopathy

植物から放出される天然の物質が，他の植物・微生物・昆虫・動物等に，

阻害・促進，あるいはその他の何らかの影響，を及ぼす現象

アレロパシーは、植物に含まれる特殊な成分の存在意義→除草剤、殺虫剤、殺菌剤等を減らした有機農業に利用できる

シラン 日本原産のラン（紫蘭）庭園や畦畔に植えると雑草抑制能が高い⇒被覆植物として有望

OOHO

HOOH

OH

O

O

O

OOH

OO

HO

OH

OHOH

militarin

dactylorhin A

OOHO

HOOH

OH

O

O

O

O

O OO

HO

OH

OHOH

O

HO

OH

OHOH

シラン粗抽出液の活性

militarin 純品の活性

0

50

100

1 10 100 1000 10000

Inhi

bito

ry ra

te (

%)

Concentration (mg/L)

3 mg F.W./dish

1 mg F.W./dish

10 mg F.W./dish

30 mg F.W./dish

100 mg F.W./dish

300 mg F.W./dish

1000 mg F.W./dish

militarineEC50: 100～150 mg/L活性それほど強くないが、含有量が生葉中で0.6％と多い

Bletilla striata Reichb.fil.

Militarine

Dactylorhin A

全活性=220MilitarineのEC50=100 mg/L (ppm)含有量=生葉中0.6％

⇒アレロケミカルの本体Sakuno et al., Weed Biology and Management, in press (2010)

Sakuno et al., Weed Biology and Management, 10, 202-207 (2010)

Vicia villosa Roth.ヘアリーベッチ

大潟村にて 1ha大潟村にて 1ha

シアナミド 生物界で初めての発見

殺虫・殺菌・除草・雑草の

休眠覚醒作用

NH

HC N

Kamo, et al., J. Chemical Ecol. 29, 275-283 (2003)

アレロケミカルは

果樹園 水田（ＪＡＳ認証）

レンゲに替わる緑肥、休耕地管理、果樹園下草管理植物として普及→約5000ヘクタールに普及

藤井義晴, 農業技術 50(5), 199-204 (1995)

中央アジア～欧州原産

L-DOPA

HO

HONH2

COOH

L-tryptophanN

CH2 CH COOH

NH2

juliflorine

N

HO

H3C

H N

N

H3C

OH

rosmarinic acid

OH

OHO

OHOO

H

HO

HO

1-O-cis-cinnamoyl-β-D-glucopyranose

O

O

O

OH

HOHO OH

cyanamide

C NNH

H

L-mimosine

NHO

ONH2

COOH

SS

OHCHOH

H

H

H

Ozeylanoxide A

COORHO

OCH2OH

OH

HO

OH

OH

CH2OH

Ｒ＝α-L-Rha-(1→3')-β-D-Api-(1→4)-α-L-Rha- (1→2)-β-L-Ara　 (durantanin I)Ｒ＝α-L-Rha-(1→3)-β-D-Xyl-[β-D-Api(1→3)] -α-L-Rha-(1→2)-β-L-Ara (durantanin II) Ｒ＝α-L-Rha-(1→3)-β-D-Xyl-(1→4)-α-L-Rha- (1→2)-β-L-Ara　 (durantanin III)

OH

OHOHO

OH

OH

(-)-catechin

C

CH

CH3HO

HO1,2-propanediol

図 これまでに農環研で同定した有力なアレロケミカル

COORHO

OCH2OH

OH

O

HO

OH

OH

CH2OH

ジャガイモアンデス・中南米からヨーロッパに導入

＋産業革命 → ヨーロッパの発展開拓者、新大陸アメリカに移住 → 先住民から

トウモロコシを教わる → アメリカの発展

コメ、サツマイモ → 日本・薩摩藩の発展

新しい作物の導入は国を強くし、歴史を変える

世界にはまだ知られていない植物がある

アフリカにテフ、フォニオ、インドにバジラ、南米にキウイチャ、キノア（以上は穀類あるいは擬穀類）イモ類等で、南米に、ヒカマ、オカ、アラカチャ、マシュア、オユコ、マウーカ、アキラ、ペカイなど・・・

ジャガイモの疫病で

個人的な意見

テフ、Teff、＜エチオピアの主食＞Eragrostis tef (Zucc.) Trotter★C4 植物, エチオピアで、紀元前3359年

に利用の記載がある。 イネ科エチオピア以外では、インドとオーストラ

リアで少量栽培されるのみ。★種子はたいへん小さい（穀物中で 小）。★パンをつくったり、発酵食品を作る。

発酵食品は、 ‘Enjera’ と呼ばれ、パンケーキの

ようなパンでエチオピアでのみ食べられる。パンはスポンジ状で柔らかく、酸味がある。

★タンパク質含有量は１３％。

河川敷で繁茂して問題となる外来植物のシナダレスズメガヤに近縁Eragrostis curvula

アレロパシー活性、雑草抑制能強いそれ自身が雑草化する危険性も・・

キウイチャ（ヒモゲイトウ）＜ペルーの穀物＞Amaranthus caudatus Ｌ．

★南米（インカ）で、7000年以上前

から食用。ヒユ科（擬穀類）。Ｃ４型で高い光合成能。インカでは、トウモロコシに匹敵する重

要作物（現在も食べられている）。

★日本に江戸時代に鑑賞用に伝来。★小麦、米、ソバを上回る栄養価。

タンパク質１６％、脂質5.5％

★中央農業研究センター、九州農業試験場等で研究

強害雑草のアオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)に近縁

アレロパシー活性は中程度 それ自身が雑草化する危険性は低いが環境への影響に関する研究は必要・・・

ヒカマ Yam bean（Pachyrhizus erosus）

• インカの人が食べていたイモ

• マメ科、耐虫性、雑草抑制

• 作用成分 ロテノン等（殺虫剤）

• 無農薬栽培可能

• （緑肥・食糧・雑草抑制）

• メキシコ、カリフォルニアで市販

• 東南アジア(ﾌｨﾘﾋﾟﾝ、ﾏﾚｰｼｱ､ﾀｲ）にも普及

• → 日本でも、新たな食糧に！

• 高知大学・前田和美先生「トロピカルポテト」命名

OO O

O

C

OCH3

CH3O

CH3

CH2

Rotenone

アメリカでは１キロ３ドル、自然食品店で販売

牧草・緑化植物はほとんど外来種イネ科

イタリアンライグラス（ネズミムギ）、ペレニアルライグラス（ホソムギ）、

オーチャードグラス（カモガヤ）、トールフェスク （オニウシノケグサ）、

ケンタッキーブルーグラス （ナガハグサ）、チモシー （オオアワガエリ）、

レッドトップ（コヌカグサ）、ウイーピングラブグラス（シナダレスズメガヤ）、

ダリスグラス（シマスズメノヒエ）、バミューダグラス（ギョウギシバ）、

ギニアグラス（ギニアキビ）、ナギナタガヤ

マメ科

アルファルファ（ウマゴヤシ）、シロクローバ（シロツメクサ）、

アカクローバ（アカツメクサ）

牧草名（和名）

牧草名：英語をカタカタ読みしたものが多い和名：雑草化したときに呼ばれることが多い

一方、

外来牧草・緑化植物が雑草化して、生態系・人間・農業に悪影響を及ぼすとの報告がある（ホソムギ、ネズミムギが国立公園に侵入、花粉症の原因、麦畑の雑草になる）

しかし、畜産業に不可欠で代替がない植物もある→ リスク管理 が必要

リスク管理（リスクマネージメント）

リスクの把握：どのようなリスクがあるのか調べる

リスクの評価： 雑草性リスク評価法発生頻度（P)と影響の程度(S)の積でリスクの大きさを評価する

リスクへの対策：・リスクの種類に応じて対策を講じる・リスクを 小限に抑える対策を取る

特定外来生物被害防止法「外来生物法」

公布：平成１６年６月２日（法律第７８号）施行：平成１７年６月１日法律の目的：

による

生態系、人命や健康、農林水産業への

被害を防止する。

この法律に貢献するために「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」

に関する研究を実施しました

環境省外来生物法ホームページhttp://www.env.go.jp/nature/intro/index.html

特定外来生物

＝リスクの把握・リスクの評価・その対策を行う研究

外来植物のリスク評価と蔓延防止策

文部科学省科学技術振興調整費・重要課題解決型プロジェクト

参画研究機関：農環研（中核機関）、岡山大学、畜産草地研、近畿中国四国農業研究センター、雪印種苗、植調協会 研究費：３年間で５億円（人件費込み）

平成１７年から１９年まで３年間実施

＊ RuLISRural Landscape Information System

全国の農村景観（農業生態系）を類型化（60タイプ）

関東地方（利根川流域）の水田景観で生態系をモニタリング

１

２

風土による景観、生物相の違いを考慮した調査・解析を行う

広域データと詳細データの結びつけと、生態系の変化の解析を行う

地形、土壌、気象、植生等の自然立地条件や農業立地条件を利用した農業生態系の類型化（３次メッシュ単位） 農業生態系の分類

・全国の農業生態系を60のクラスに分類＊この地図はレベル３で表示

64666768

legend

利根川流域における６つのクラス● 6-e 内陸部の水田景観● 6-f 下流域低地水田景観● 6-g 下流域台地谷津田景観● 6-h 下流域台地市街地景観

地形、土壌、気象、植生等の自然立地条件や農業立地条件を利用した農業生態系の類型化（３次メッシュ単位）

地形、土壌、気象、植生等の自然立地条件や農業立地条件を利用した農業生態系の類型化（３次メッシュ単位） 農業生態系の分類

・全国の農業生態系を60のクラスに分類＊この地図はレベル３で表示

64666768

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利根川流域における６つのクラス● 6-e 内陸部の水田景観● 6-f 下流域低地水田景観● 6-g 下流域台地谷津田景観● 6-h 下流域台地市街地景観

地形、土壌、気象、植生等の自然立地条件や農業立地条件を利用した農業生態系の類型化（３次メッシュ単位） 農業生態系の分類

・全国の農業生態系を60のクラスに分類＊この地図はレベル３で表示

64666768

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利根川流域における６つのクラス● 6-e 内陸部の水田景観● 6-f 下流域低地水田景観● 6-g 下流域台地谷津田景観● 6-h 下流域台地市街地景観

地形、土壌、気象、植生等の自然立地条件や農業立地条件を利用した農業生態系の類型化（３次メッシュ単位）

地形、土壌、気象、植生等の自然立地条件や農業立地条件を利用した農業生態系の類型化（３次メッシュ単位） 農業生態系の分類

・全国の農業生態系を60のクラスに分類＊この地図はレベル３で表示

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利根川流域における６つのクラス● 6-e 内陸部の水田景観● 6-f 下流域低地水田景観● 6-g 下流域台地谷津田景観● 6-h 下流域台地市街地景観

利根川流域におけるモニタリング地点

legendMonitoring Sites

モニタリング地点における土地被覆分類等の調査手順の汎用化、サンプルプロットにおける調査手順の汎用化等、調査システムの確立

生態系に関するデータの収集1.土地被覆の現況状況

2.土地被覆の変化の把握

3.地区内の植生把握

4.希少種の分布

5.外来種の分布

current land cover

既存の植生調査データ等の収集利根川流域におけるモニタリング地点

legendMonitoring Sites

モニタリング地点における土地被覆分類等の調査手順の汎用化、サンプルプロットにおける調査手順の汎用化等、調査システムの確立

生態系に関するデータの収集1.土地被覆の現況状況

2.土地被覆の変化の把握

3.地区内の植生把握

4.希少種の分布

5.外来種の分布

current land cover

既存の植生調査データ等の収集

モニタリング地点における土地被覆分類等の調査手順の汎用化、サンプルプロットにおける調査手順の汎用化等、調査システムの確立

生態系に関するデータの収集1.土地被覆の現況状況

2.土地被覆の変化の把握

3.地区内の植生把握

4.希少種の分布

5.外来種の分布

current land cover

生態系に関するデータの収集1.土地被覆の現況状況

2.土地被覆の変化の把握

3.地区内の植生把握

4.希少種の分布

5.外来種の分布

current land covercurrent land cover

既存の植生調査データ等の収集

景観・調査情報システム（RuLIS）の活用生物多様性の観点から調査研究の成果を効果的に蓄積・利用するためのシステム生物多様性の観点から調査研究の成果を効果的に蓄積・利用するためのシステム

楠本・山本他、平成19年度農環研主要成果 2

農環研で開発したRuLISというシステムを用いて

どのような場所に外来植物が侵入しやすいのかを明らかにしました

リスクの把握

セイヨウタンポポと雑種タンポポの全国分布セイヨウタンポポと雑種タンポポの全国分布（芝池ら２００２）（芝池ら２００２）

4倍体雑種 3倍体雑種 雄核単為生殖雑種 セイヨウタンポポ

470個体(54.9%) 174個体(20.6%) 76個体(9.0%) 131個体(15.5%)

日本で普通に見られるセイヨウタンポポのほとんどは日本タンポポとの雑種であることを遺伝子レベルで明らかにしました→日本に近縁在来種がある外来植物には注意が必要です

芝池ら、平成16年度農環研主要成果 24

リスクの把握

オーストラリア方式の雑草性リスク評価法４９項目の質問事項

→日本型に改造

雑草性リスク評価法

点数による判定

10点超 「導入を避ける」

侵入する前に評価し、リスクの高いものは導入しないようにする

西田ら、平成20年度農環研主要成果 6

リスクの評価

表 外来植物の改良FAO方式による雑草性リスク評価

和名

水生植物

同種に雑草がある

人間活動で広がる

刺や針を持つ

人や動物に有害有毒

他感作用

蔓性か被覆力が強い

種子寿命長い

栄養繁殖す

切断や耕耘・火入れに耐性

改良FAO点数

用途

ﾎﾞﾀﾝｳｷｸｻ 3 2 2 0 0 1 1 0 1 1 11 アクアリウムﾐｽﾞﾋﾏﾜﾘ 3 2 2 0 0 1 1 0 1 1 11ﾌﾞﾗｼﾞﾙﾁﾄﾞﾒｸﾞｻ 3 2 2 0 0 1 1 0 1 1 11 アクアリウムﾅｶﾞｴﾂﾙﾉｹﾞｲﾄｳ 3 2 0 0 0 1 1 1 1 1 10 （不明）ｱﾚﾁｳﾘ 0 2 2 1 0 1 1 1 0 1 9 （非意図的）（ｱｿﾞﾗ・ｸﾘｽﾀｰﾀ） 3 2 2 0 0 1 0 0 1 0 9ｵｵﾌｻﾓ 3 2 2 0 0 0 0 0 1 0 8 アクアリウムｵｵｶﾜﾁﾞｼｬ 3 2 0 0 1 1 0 0 0 0 7（ｽﾊﾟﾙﾃｨﾅ・ｱﾝｸﾞﾘｶ） 3 2 0 0 0 0 0 1 0 0 6 未侵入ﾅﾙﾄｻﾜｷﾞｸ 0 2 0 0 1 1 0 1 1 0 6 鑑賞用ｵｵﾊﾝｺﾞﾝｿｳ 0 0 2 0 1 0 1 1 0 0 5 鑑賞用ｵｵｷﾝｹｲｷﾞｸ 0 0 2 0 0 0 1 1 0 1 5 緑化植物

ｵｵｻﾝｼｮｳﾓ 3 2 2 0 0 1 1 1 1 0 11 アクアリウムﾎﾃｲｱｵｲ 3 2 2 0 0 0 1 1 1 0 10 アクアリウムｷﾞﾝﾈﾑ 0 2 2 1 1 1 1 1 0 1 10 緑化植物ｷｼｭｳｽｽﾞﾒﾉﾋｴ 3 2 2 0 0 0 1 1 0 1 10 緑化植物ﾊﾘｴﾝｼﾞｭ 0 2 2 1 0 1 1 1 1 1 10 蜜源植物ｵｵｶﾅﾀﾞﾓ 3 2 2 0 0 1 0 0 1 1 10 アクアリウムｾｲﾀｶｱﾜﾀﾞﾁｿｳ 0 2 2 0 1 1 1 1 1 0 9 園芸植物ｷｼｮｳﾌﾞ 3 2 2 0 0 0 0 1 1 0 9 園芸植物

ﾂﾉｱｲｱｼ 0 2 0 1 1 1 1 1 1 1 9ﾅﾝﾊﾞﾝｱｶﾊﾞﾅｱｽﾞｷ 0 2 2 0 0 1 1 1 0 0 7 緑肥作物ﾋｹﾞﾅｶﾞｽｽﾞﾒﾉﾁｬﾋｷ 0 2 0 1 0 1 1 1 0 1 7ｱﾒﾘｶﾀｶｻﾌﾞﾛｳ 3 2 0 0 0 0 0 1 0 0 6ｱﾒﾘｶｷﾝｺﾞｼﾞｶ 0 2 0 0 1 0 0 1 1 1 6

特定外来生物（現在指定されている12種）

要注意外来生物

（トップ８）

今後導入・侵入の可能性のある植物（トップ

FAO方式雑草性リスク評価法を寄与率で評価し簡素化したもの

藤井ら、平成19年度農環研主要成果 6

リスクの評価

侵入してしまったものに対してそのリスク・蔓延危険性を評価するネット情報等から簡単に評価できる

ナガエツルノゲイトウに注意！

中国では水路に蔓延大問題に！

初は豚のえさに導入

日本でも、千葉県・兵庫県などで急に広がりつつある

表2.7 今後導入される可能性のある外来植物600種のアレロパシー活性の検定結果（抜粋、データは追加・変更の可能性あり）

学　　名 和　　名 科　　名 SW法 ＤＰ法 PB法 総合評価 学　　名 和　　名 科　　名 SW法 ＤＰ法 PB法 総合評価 学　　名 和　　名 科　　名 SW法 ＤＰ法 PB法 総合評価

Abutilon theophrasti ｲﾁﾋﾞ ｱｵｲ科 31 105 21 1 Echinochloa frumentacea ｲﾈ科 38 109 55 0 Melilotus officinalis ｾｲﾖｳｴﾋﾞﾗﾊｷﾞ ﾏﾒ科 2 62 19 3Aegilops cylindrica ﾔｷﾞﾑｷﾞ ｲﾈ科 60 111 27 1 Echinochloa hispidula ｲﾈ科 46 109 68 0 Melilotus sulcata ﾏﾒ科 1 37 30 2

Agropyron repens ｲﾈ科 44 119 60 0 Echinochloa oryzzoides ﾉｹﾞﾀｲﾇﾋﾞｴ ｲﾈ科 25 94 30 1 Mentha arvensis ｼｿ科 32 75 97 1Agrostis canina ﾋﾒﾇｶﾎﾞ ｲﾈ科 36 97 29 0 Echinochloa utilis ｲﾈ科 22 131 54 1 Myosotis arvensis ﾑﾗｻｷ科 64 88 37 0Agrostis capillaris ｲﾄｺﾇｶｸﾞｻ ｲﾈ科 42 90 24 1 Echium italicum ﾑﾗｻｷ科 73 89 41 0 Nicotiana sylvestris ﾅｽ科 71 100 40 0

Agrostis castellana ｲﾈ科 46 106 43 0 Echium plantagineum ｼｬｾﾞﾝﾑﾗｻｷ ﾑﾗｻｷ科 28 129 43 0 Oenanthe crocata ｾﾘ科 25 95 93 1Agrostis gigantea ｲﾈ科 43 88 43 0 Echium vulgare ｼﾍﾞﾅｶﾞﾑﾗｻｷ ﾑﾗｻｷ科 39 107 46 0 Oenothera erythrosepala ｱｶﾊﾞﾅ科 65 113 47 0

Agrostis stolonifera ｲﾈ科 56 100 43 0 Eclipta alba ｾﾘ科 82 124 79 0 Onobrychis viciifolia ﾏﾒ科 64 105 49 0Agrostis tenuis ｲﾈ科 41 106 37 0 Eclipta erecta ｾﾘ科 96 96 62 0 Ononis spinosa ﾊﾘﾓｸｼｭｸ ﾏﾒ科 45 68 32 1Alopecurus geniculatus ｲﾈ科 64 134 95 0 Eclipta prostrata ｾﾘ科 77 107 79 0 Panicum clandestinum ｲﾈ科 39 95 39 0Alopecurus myosuroides ｲﾈ科 31 91 61 0 Eleusine indica ｼｺｸﾋﾞｴ ｲﾈ科 19 135 22 2 Panicum miliaceum ｲﾈ科 58 81 31 0Alopecurus pratensis ｲﾈ科 63 88 38 0 Emex australis ﾀﾃﾞ科 60 107 54 0 Panicum virgatum ｲﾈ科 45 104 62 0Althaea officinalis ﾋﾛｰﾄﾞｱｵｲ ｱｵｲ科 41 109 41 0 Emex spinosa ｲﾇｽｲﾊﾞ ﾀﾃﾞ科 57 92 69 0 Papaver dubium ﾅｶﾞﾐﾋﾅｹﾞｼ ｹｼ科 44 98 25 1Amaranthus albus ﾋﾕ科 47 106 50 0 Erodium cicutarium ﾌｳﾛｿｳ科 69 131 21 1 Papaver hybridum ﾄｹﾞﾐｹﾞｼ ｹｼ科 17 104 17 2Amaranthus lividus ｲﾇﾋﾞﾕ ﾋﾕ科 40 107 30 0 Erysimum orientale ｱﾌﾞﾗﾅ科 39 111 16 1 Paspalum scrobiculatum ｲﾈ科 40 112 65 0Amaranthus palmeri ｵｵﾎﾅｶﾞｱｵｹﾞｲﾄｳ ﾋﾕ科 25 76 53 1 Eupatorium cannabinum ﾀｲﾜﾝﾋﾖﾄﾞﾘ ｾﾘ科 37 97 48 0 Pennisetum glaucum ﾄｳｼﾞﾝﾋﾞｴ ｲﾈ科 36 113 30 0Amaranthus rudis ﾋﾕ科 31 100 60 0 Euphorbia corollata ﾄｳﾀﾞｲｸﾞｻ科 18 64 17 3 Phalaris aquatica ｵﾆｸｻﾖｼ ｲﾈ科 49 42 26 2Amaranthus spinosus ﾋﾕ科 42 86 64 0 Euphorbia cyparissias ﾄｳﾀﾞｲｸﾞｻ科 80 136 39 0 Phalaris canariensis ｶﾅﾘｰｸｻﾖｼ ｲﾈ科 50 94 34 0Amaranthus thumbergii ﾋﾕ科 27 100 31 0 Euphrasia rostkoviana ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 63 97 75 0 Phalaris minor ﾋﾒｶﾅﾘｰｸｻﾖｼ ｲﾈ科 26 86 39 1Ammi majus ｾﾘ科 44 92 15 1 Festuca arundinacea ｲﾈ科 35 110 61 0 Physalis alkekengi ﾖｵｼｭﾎｳｽﾞｷ ﾅｽ科 60 88 40 0Anisantha madritensis ｲﾈ科 21 86 7 2 Festuca ovina ｲﾈ科 61 97 29 0 Picris echioides ﾊﾘｹﾞｺｳｿﾞﾘﾅ ｾﾘ科 54 109 46 0Anisantha rigida ｲﾈ科 50 96 24 1 Fimbristylis littoralis ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 47 127 79 0 Pimpinella anisum ｱﾆｽ ｾﾘ科 25 100 56 1Anoda cristata ｱｵｲ科 44 89 64 0 Fimbristylis milliacea ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 33 100 85 0 Plantago lanceolata ﾍﾗｵｵﾊﾞｺ ｵｵﾊﾞｺ科 76 101 75 0Anthriscus caucalis ｾﾘ科 41 59 57 1 Fumaria capreolata ﾆｾｶﾗｸｻｹﾏﾝ ｹｼ科 27 153 30 0 Poa pratensis ｲﾈ科 53 122 55 0Apera spica-venti ｾｲﾖｳﾇｶﾎﾞ ｲﾈ科 24 96 34 1 Galium mollugo ｱｶﾈ科 39 100 54 0 Poa trivialis ｵｵｽｽﾞﾒﾉｶﾀﾋﾞﾗ ｲﾈ科 32 119 34 0

Arctium minus ｾﾘ科 56 93 48 0 Geranium molle ﾌｳﾛｿｳ科 77 77 21 1 Poterium sanguisorba ﾊﾞﾗ科 63 89 47 0

Argemone mexicana ｱｻﾞﾐｹﾞｼ ｹｼ科 38 98 24 1 Geranium pratense ﾌｳﾛｿｳ科 57 104 38 0 Prunella vulgaris ｼｿ科 76 86 91 0Artemesia vulgaris ｾﾘ科 34 123 39 0 Geranium pusillum ﾌｳﾛｿｳ科 72 117 37 0 Puccinellia distans ｱﾚﾁﾀﾁﾄﾞｼﾞｮｳﾂﾅｷﾞ ｲﾈ科 15 20 64 2

Astragalus danicus ｸﾛｶﾞｸﾓﾒﾝﾂﾞﾙ ﾏﾒ科 23 95 35 1 Geranium pyrenaicum ﾌｳﾛｿｳ科 82 89 39 0 Pueraria javanica ﾏﾒ科 38 122 33 0Avena fatua ｶﾗｽﾑｷﾞ ｲﾈ科 32 101 16 1 Geranium robertianum ﾌｳﾛｿｳ科 56 98 33 0 Ricinus gibsonii アカネ科 45 102 75 0Avena sterilis ｲﾈ科 38 95 10 1 Geum rivale ﾊﾞﾗ科 73 115 72 0 Rorippa austriaca ﾐﾐｲﾇｶﾞﾗｼ ｱﾌﾞﾗﾅ科 16 78 53 1Brachiaria decumbens ｼｸﾞﾅﾙｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 24 88 28 2 Geum urbanum ﾊﾞﾗ科 56 102 74 0 Rottboellia exaltata ﾂﾉｱｲｱｼ ｲﾈ科 63 108 35 0Bromus arvensis ｲﾈ科 41 79 29 0 Guizotia abyssinica ｷﾊﾞﾅﾀｶｻﾌﾞﾛｳ ｾﾘ科 37 115 65 0 Rubus fruticosus ﾊﾞﾗ科 24 90 67 1Bromus hordeaceus ｲﾈ科 58 115 43 0 Hirschfeldia incana ｱﾚﾁｶﾞﾗｼ ｱﾌﾞﾗﾅ科 17 112 22 2 Rumex conglomeratus ｱﾚﾁｷﾞｼｷﾞｼ ﾀﾃﾞ科 73 92 85 0Bromus lanceolatus ｲﾈ科 58 85 27 1 Holcus lanatus ｼﾗｹｶﾞﾔ ｲﾈ科 20 100 46 1 Rumex crispus ﾀﾃﾞ科 72 147 70 0Bromus racemosus ｲﾈ科 78 98 18 1 Hyoscyamus niger ﾋﾖｽ ﾅｽ科 14 27 47 2 Rumex hydrolapathum ﾀﾃﾞ科 79 95 75 0Bromus rubens ﾁｬﾎﾞﾁｬﾋｷ ｲﾈ科 20 105 22 2 Hypochaeris glabra ｾﾘ科 81 101 79 0 Rumex patientia ﾀﾃﾞ科 84 96 60 0Bromus secalinus ｲﾈ科 36 83 63 0 Hypochaeris radicata ﾌﾞﾀﾅ ｾﾘ科 78 88 69 0 Rumex rupestris ﾀﾃﾞ科 76 103 78 0Bromus sterilis ｱﾚﾁﾉﾁｬﾋｷ ｲﾈ科 23 65 20 3 Ipomoea aquatica ﾋﾙｶﾞｵ科 25 96 57 1 Rumex sanguineus ﾀﾃﾞ科 71 128 82 0Camelina sativa ﾅｶﾞﾐﾉｱﾏﾅｽﾞﾅ ﾂﾊﾞｷ科 28 95 22 1 Ipomoea hederacea ﾋﾙｶﾞｵ科 45 84 66 0 Rumex stenophyllus ﾀﾃﾞ科 55 123 70 0Cardamine pratensis ｱﾌﾞﾗﾅ科 26 48 37 2 Ipomoea lacunosa ﾋﾙｶﾞｵ科 75 109 72 0 Sagina subulata ﾅﾃﾞｼｺ科 31 81 53 0Cenchrus longispinus ｾﾘ科 39 106 57 0 Isatis tinctoria ﾊﾏﾀｲｾｲ ｱﾌﾞﾗﾅ科 42 71 25 2 Salvia hormoroides ｼｿ科 59 103 23 1Centaurea maculosa ﾔｸﾞﾙﾏｷﾞｸ類 ｾﾘ科 33 83 29 0 Juncus articulatus ｲｸﾞｻ科 54 88 83 0 Sanguisorba minor ｵﾗﾝﾀﾞﾜﾚﾓｺｳ ﾊﾞﾗ科 70 83 70 0Centaurea phrygia ｾﾘ科 40 91 84 0 Juncus bufonius ｲｸﾞｻ科 49 111 40 0 Senecio jacobaea ｾﾘ科 42 141 43 0Centaurium erythraea ﾍﾞﾆﾊﾞﾅｾﾝﾌﾞﾘ ﾘﾝﾄﾞｳ科 53 0 60 1 Kichxia commutata ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 15 92 59 1 Senecio vulgaris ﾉﾎﾞﾛｷﾞｸ ｾﾘ科 37 103 77 0

Centaurium tenuiflorum ﾊﾅﾊﾏｾﾝﾌﾞﾘ ﾘﾝﾄﾞｳ科 28 11 70 1 Lathyrus latifolius ﾏﾒ科 23 110 59 1 Sesbania exaltata ﾏﾒ科 16 99 45 1Centrosema pubescens ﾑﾗｻｷﾁｮｳﾏﾒﾓﾄﾞｷ ﾏﾒ科 40 105 46 0 Lathyrus nissolia ﾏﾒ科 47 77 43 0 Setaria faberi ｱｷﾉｴﾉｺﾛｸﾞｻ ｲﾈ科 24 124 23 2

Cerastium frontanum ﾐﾐﾅｸﾞｻ ﾅﾃﾞｼｺ科 20 98 47 1 Lathyrus phaseoloides ﾏﾒ科 36 122 40 0 Setaria macrostachia ｲﾈ科 25 99 37 1Cerastium glomeratum ｵﾗﾝﾀﾞﾐﾐﾅｸﾞｻ ﾅﾃﾞｼｺ科 55 105 55 0 Legousia speculum veneris ｵｵﾐｿﾞｶｸｼ ｷｷｮｳ科 42 115 37 0 Setaria verticillata ｻﾞﾗﾂｷｴﾉｺﾛｸﾞｻ ｲﾈ科 28 71 29 1

Chamaenerion angustifolium ﾔﾅｷﾞﾗﾝ ｱｶﾊﾞﾅ科 17 106 40 1 Leontodon autumnalis ｾﾘ科 51 96 72 0 Setaria viridis ｴﾉｺﾛｸﾞｻ ｲﾈ科 19 86 26 2Chloris gayana ﾛｰｽﾞｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 31 100 47 0 Leontodon hispidus ｾﾘ科 69 130 61 0 Sida alba ｱｵｲ科 9 114 51 1Chrysanthemum parthenium ｷｸ科 42 95 85 0 Leontodon taraxacoides ｶﾜﾘﾐﾀﾝﾎﾟﾎﾟ ｾﾘ科 50 74 51 1 Sida rhombifolia ｱｵｲ科 35 100 71 0Cichorium intybus ｾﾘﾆｶﾞﾅ ｾﾘ科 74 91 47 0 Lepidum sativum ｺｼｮｳｿｳ ｱﾌﾞﾗﾅ科 36 94 38 0 Sida spinosa ｱｵｲ科 58 121 46 0Cnicus benedictus ｻﾝﾄﾘｿｳ ｾﾘ科 46 69 48 1 Lespedeza striata ﾌﾄﾓﾓ科 68 138 27 1 Sison ammonum ｾﾘ科 72 114 56 0Cochlearia danica ﾄﾓｼﾘｿｳ ｱﾌﾞﾗﾅ科 37 20 28 2 Leucanthemum vulgare ﾌﾗﾝｽｷﾞｸ ｾﾘ科 35 113 61 0 Sorghum bicolor ｿﾙｶﾞﾑ ｲﾈ科 21 80 21 2Cochlearia officinalis ﾔｸﾖｳﾄﾓｼﾘｿｳ ｱﾌﾞﾗﾅ科 15 115 28 2 Lolium multiflorum ｲﾈ科 24 84 56 1 Sorghum sudanense ｽｰﾀﾞﾝｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 38 30 18 2Conium maculatum ﾄﾞｸﾆﾝｼﾞﾝ ｾﾘ科 33 85 25 1 Lolium rigidum ｲﾈ科 29 114 81 0 Spergularia bocconei ｳｼｵﾊﾅﾂﾒｸｻ ﾅﾃﾞｼｺ科 36 99 44 0Consolida orientalis ﾙﾘﾋｴﾝｿｳ ｷﾝﾎﾟｳｹﾞ科 42 61 13 2 Lolium temulentum ｲﾈ科 50 118 60 0 Sporobolus cryptandrus ｲﾈ科 51 122 30 0Crepis capillaris ｾﾘ科 39 100 59 0 Lotus corniculatus ﾏﾒ科 40 18 61 1 Stachys annua ｼｿ科 32 106 54 0Criteson secalinum ｲﾈ科 39 90 47 0 Lupinus perennis ﾏﾒ科 68 115 36 0 Tanacetum vulgare ﾖﾓｷﾞｷﾞｸ ｾﾘ科 38 80 93 0Cymbopogon citratus ﾚﾓﾝｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 47 126 39 0 Lychinis viscaria ﾅﾃﾞｼｺ科 48 99 32 0 Tephrosia purpurea ﾏﾒ科 22 133 35 1Cyperus difformis ﾀﾏｶﾞﾔﾂﾘ ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 35 74 75 1 Malva alcea ｱｵｲ科 26 108 54 1 Trifolium album ﾏﾒ科 29 110 15 1Cyperus fuscus ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 62 95 77 0 Malva hirsuta ｱｵｲ科 24 100 81 1 Trifolium arvense ﾏﾒ科 51 121 48 0Dactylis glomerata ｶﾓｶﾞﾔ ｲﾈ科 39 86 32 0 Malva neglecta ｾﾞﾆﾊﾞｱｵｲ ｱｵｲ科 21 48 29 2 Trifolium campestre ﾏﾒ科 59 119 42 0Dactylocenium aegyptum ﾀﾂﾉﾂﾒｶﾞﾔ ｲﾈ科 16 107 20 2 Malva parviflora ｳｻｷﾞｱｵｲ ｱｵｲ科 12 88 34 1 Trifolium dubium ｺﾒﾂﾌﾞﾂﾒｸｻ ﾏﾒ科 52 82 21 1Datura stramonium ﾖｳｼｭﾁｮｳｾﾝｱｻｶﾞｵ ﾅｽ科 33 63 10 2 Marubium vulgare ﾆｶﾞﾊｯｶ ｼｿ科 26 107 83 1 Trifolium pratense ｱｶﾂﾒｸｻ ﾏﾒ科 56 110 65 0

Deschampsia flexuosa ｺﾒｽｽｷ ｲﾈ科 45 105 82 0 Matricaria discoidea ｾﾘ科 63 119 92 0 Tripleurospermum maritimum ｾﾘ科 59 98 70 0Desmodium ovalifolium ﾏﾒ科 77 94 24 1 Matricaria inodora ｾﾘ科 70 110 57 0 Verbascum nigrum ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 72 126 43 0

Digitalis purpurea ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 44 104 38 0 Matricaria maritima ｾﾘ科 32 110 47 0 Verbascum thapsus ﾋﾞﾛｰﾄﾞﾓｳｽﾞｲｶ ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 69 101 24 1Digitaria adscendens ｲﾈ科 27 111 58 0 Matricaria perforata ｾﾘ科 65 108 102 0 Verbena officinalis ｸﾏﾂﾂﾞﾗ科 77 87 82 0Digitaria ischaemum ｲﾈ科 50 115 82 0 Matricaria recutita ｾﾘ科 30 98 61 0 Veronica anagalloides ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 52 148 97 0Diplotaxis muralis ｱﾌﾞﾗﾅ科 22 90 27 2 Matricaria suaveolens ｾﾘ科 50 93 94 0 Veronica persica ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 39 117 46 0

Dipsacus fullonum ﾏﾂﾑｼｿｳ科 66 112 83 0 Medicago lupulina ﾏﾒ科 45 88 28 1 Vicia hirsuta ｽｽﾞﾒﾉｴﾝﾄﾞｳ ﾏﾒ科 29 77 3 1Dipsacus pilosus ﾏﾂﾑｼｿｳ科 54 130 58 0 Medicago sativa ﾏﾒ科 28 91 39 0 Vulpia bromoides ｲﾈ科 46 81 46 0Dipsacus sylvestris ﾏﾂﾑｼｿｳ科 66 116 77 0 Melandrium album ﾏﾂﾖｲｾﾝﾉｳ ﾅﾃﾞｼｺ科 58 93 28 1 Vulpia myuros ﾅｷﾞﾅﾀｶﾞﾔ ｲﾈ科 18 81 30 1Echinochloa colonum ｲﾈ科 26 99 71 1 Melandrium rubrum ﾅﾃﾞｼｺ科 37 109 31 0 Xanthium spinosum ｾﾘ科 21 104 64 1Echinochloa crus galli ｲﾈ科 23 90 42 1 Melilotus albus ｼﾛﾊﾞﾅｼﾅｶﾞﾜﾊｷﾞ ﾏﾒ科 13 61 29 2 Xanthium strumarium ｾﾘ科 42 120 79 0

注１）SW法は葉から溶脱する物質による活性を、DP法は葉から揮発する物質による活性を、PB法は根から滲出する物質による活性を示す。注２）表注の数字は、検定植物レタスの生育率（％）を表しており、数値が小さいほどアレロパシーによる阻害活性が強いことを示す。注３）判断基準は、それぞれの活性の全てのデータの平均値から標準偏差を引いた値よりも小さい場合、活性が強いとした。

表８今後導入される可能性のある外来植物600種のアレロパシー活性の検定結果（抜粋）表2.7 今後導入される可能性のある外来植物600種のアレロパシー活性の検定結果（抜粋、データは追加・変更の可能性あり）

学　　名 和　　名 科　　名 SW法 ＤＰ法 PB法 総合評価 学　　名 和　　名 科　　名 SW法 ＤＰ法 PB法 総合評価 学　　名 和　　名 科　　名 SW法 ＤＰ法 PB法 総合評価

Abutilon theophrasti ｲﾁﾋﾞ ｱｵｲ科 31 105 21 1 Echinochloa frumentacea ｲﾈ科 38 109 55 0 Melilotus officinalis ｾｲﾖｳｴﾋﾞﾗﾊｷﾞ ﾏﾒ科 2 62 19 3Aegilops cylindrica ﾔｷﾞﾑｷﾞ ｲﾈ科 60 111 27 1 Echinochloa hispidula ｲﾈ科 46 109 68 0 Melilotus sulcata ﾏﾒ科 1 37 30 2

Agropyron repens ｲﾈ科 44 119 60 0 Echinochloa oryzzoides ﾉｹﾞﾀｲﾇﾋﾞｴ ｲﾈ科 25 94 30 1 Mentha arvensis ｼｿ科 32 75 97 1Agrostis canina ﾋﾒﾇｶﾎﾞ ｲﾈ科 36 97 29 0 Echinochloa utilis ｲﾈ科 22 131 54 1 Myosotis arvensis ﾑﾗｻｷ科 64 88 37 0Agrostis capillaris ｲﾄｺﾇｶｸﾞｻ ｲﾈ科 42 90 24 1 Echium italicum ﾑﾗｻｷ科 73 89 41 0 Nicotiana sylvestris ﾅｽ科 71 100 40 0

Agrostis castellana ｲﾈ科 46 106 43 0 Echium plantagineum ｼｬｾﾞﾝﾑﾗｻｷ ﾑﾗｻｷ科 28 129 43 0 Oenanthe crocata ｾﾘ科 25 95 93 1Agrostis gigantea ｲﾈ科 43 88 43 0 Echium vulgare ｼﾍﾞﾅｶﾞﾑﾗｻｷ ﾑﾗｻｷ科 39 107 46 0 Oenothera erythrosepala ｱｶﾊﾞﾅ科 65 113 47 0

Agrostis stolonifera ｲﾈ科 56 100 43 0 Eclipta alba ｾﾘ科 82 124 79 0 Onobrychis viciifolia ﾏﾒ科 64 105 49 0Agrostis tenuis ｲﾈ科 41 106 37 0 Eclipta erecta ｾﾘ科 96 96 62 0 Ononis spinosa ﾊﾘﾓｸｼｭｸ ﾏﾒ科 45 68 32 1Alopecurus geniculatus ｲﾈ科 64 134 95 0 Eclipta prostrata ｾﾘ科 77 107 79 0 Panicum clandestinum ｲﾈ科 39 95 39 0Alopecurus myosuroides ｲﾈ科 31 91 61 0 Eleusine indica ｼｺｸﾋﾞｴ ｲﾈ科 19 135 22 2 Panicum miliaceum ｲﾈ科 58 81 31 0Alopecurus pratensis ｲﾈ科 63 88 38 0 Emex australis ﾀﾃﾞ科 60 107 54 0 Panicum virgatum ｲﾈ科 45 104 62 0Althaea officinalis ﾋﾛｰﾄﾞｱｵｲ ｱｵｲ科 41 109 41 0 Emex spinosa ｲﾇｽｲﾊﾞ ﾀﾃﾞ科 57 92 69 0 Papaver dubium ﾅｶﾞﾐﾋﾅｹﾞｼ ｹｼ科 44 98 25 1Amaranthus albus ﾋﾕ科 47 106 50 0 Erodium cicutarium ﾌｳﾛｿｳ科 69 131 21 1 Papaver hybridum ﾄｹﾞﾐｹﾞｼ ｹｼ科 17 104 17 2Amaranthus lividus ｲﾇﾋﾞﾕ ﾋﾕ科 40 107 30 0 Erysimum orientale ｱﾌﾞﾗﾅ科 39 111 16 1 Paspalum scrobiculatum ｲﾈ科 40 112 65 0Amaranthus palmeri ｵｵﾎﾅｶﾞｱｵｹﾞｲﾄｳ ﾋﾕ科 25 76 53 1 Eupatorium cannabinum ﾀｲﾜﾝﾋﾖﾄﾞﾘ ｾﾘ科 37 97 48 0 Pennisetum glaucum ﾄｳｼﾞﾝﾋﾞｴ ｲﾈ科 36 113 30 0Amaranthus rudis ﾋﾕ科 31 100 60 0 Euphorbia corollata ﾄｳﾀﾞｲｸﾞｻ科 18 64 17 3 Phalaris aquatica ｵﾆｸｻﾖｼ ｲﾈ科 49 42 26 2Amaranthus spinosus ﾋﾕ科 42 86 64 0 Euphorbia cyparissias ﾄｳﾀﾞｲｸﾞｻ科 80 136 39 0 Phalaris canariensis ｶﾅﾘｰｸｻﾖｼ ｲﾈ科 50 94 34 0Amaranthus thumbergii ﾋﾕ科 27 100 31 0 Euphrasia rostkoviana ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 63 97 75 0 Phalaris minor ﾋﾒｶﾅﾘｰｸｻﾖｼ ｲﾈ科 26 86 39 1Ammi majus ｾﾘ科 44 92 15 1 Festuca arundinacea ｲﾈ科 35 110 61 0 Physalis alkekengi ﾖｵｼｭﾎｳｽﾞｷ ﾅｽ科 60 88 40 0Anisantha madritensis ｲﾈ科 21 86 7 2 Festuca ovina ｲﾈ科 61 97 29 0 Picris echioides ﾊﾘｹﾞｺｳｿﾞﾘﾅ ｾﾘ科 54 109 46 0Anisantha rigida ｲﾈ科 50 96 24 1 Fimbristylis littoralis ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 47 127 79 0 Pimpinella anisum ｱﾆｽ ｾﾘ科 25 100 56 1Anoda cristata ｱｵｲ科 44 89 64 0 Fimbristylis milliacea ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 33 100 85 0 Plantago lanceolata ﾍﾗｵｵﾊﾞｺ ｵｵﾊﾞｺ科 76 101 75 0Anthriscus caucalis ｾﾘ科 41 59 57 1 Fumaria capreolata ﾆｾｶﾗｸｻｹﾏﾝ ｹｼ科 27 153 30 0 Poa pratensis ｲﾈ科 53 122 55 0Apera spica-venti ｾｲﾖｳﾇｶﾎﾞ ｲﾈ科 24 96 34 1 Galium mollugo ｱｶﾈ科 39 100 54 0 Poa trivialis ｵｵｽｽﾞﾒﾉｶﾀﾋﾞﾗ ｲﾈ科 32 119 34 0

Arctium minus ｾﾘ科 56 93 48 0 Geranium molle ﾌｳﾛｿｳ科 77 77 21 1 Poterium sanguisorba ﾊﾞﾗ科 63 89 47 0

Argemone mexicana ｱｻﾞﾐｹﾞｼ ｹｼ科 38 98 24 1 Geranium pratense ﾌｳﾛｿｳ科 57 104 38 0 Prunella vulgaris ｼｿ科 76 86 91 0Artemesia vulgaris ｾﾘ科 34 123 39 0 Geranium pusillum ﾌｳﾛｿｳ科 72 117 37 0 Puccinellia distans ｱﾚﾁﾀﾁﾄﾞｼﾞｮｳﾂﾅｷﾞ ｲﾈ科 15 20 64 2

Astragalus danicus ｸﾛｶﾞｸﾓﾒﾝﾂﾞﾙ ﾏﾒ科 23 95 35 1 Geranium pyrenaicum ﾌｳﾛｿｳ科 82 89 39 0 Pueraria javanica ﾏﾒ科 38 122 33 0Avena fatua ｶﾗｽﾑｷﾞ ｲﾈ科 32 101 16 1 Geranium robertianum ﾌｳﾛｿｳ科 56 98 33 0 Ricinus gibsonii アカネ科 45 102 75 0Avena sterilis ｲﾈ科 38 95 10 1 Geum rivale ﾊﾞﾗ科 73 115 72 0 Rorippa austriaca ﾐﾐｲﾇｶﾞﾗｼ ｱﾌﾞﾗﾅ科 16 78 53 1Brachiaria decumbens ｼｸﾞﾅﾙｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 24 88 28 2 Geum urbanum ﾊﾞﾗ科 56 102 74 0 Rottboellia exaltata ﾂﾉｱｲｱｼ ｲﾈ科 63 108 35 0Bromus arvensis ｲﾈ科 41 79 29 0 Guizotia abyssinica ｷﾊﾞﾅﾀｶｻﾌﾞﾛｳ ｾﾘ科 37 115 65 0 Rubus fruticosus ﾊﾞﾗ科 24 90 67 1Bromus hordeaceus ｲﾈ科 58 115 43 0 Hirschfeldia incana ｱﾚﾁｶﾞﾗｼ ｱﾌﾞﾗﾅ科 17 112 22 2 Rumex conglomeratus ｱﾚﾁｷﾞｼｷﾞｼ ﾀﾃﾞ科 73 92 85 0Bromus lanceolatus ｲﾈ科 58 85 27 1 Holcus lanatus ｼﾗｹｶﾞﾔ ｲﾈ科 20 100 46 1 Rumex crispus ﾀﾃﾞ科 72 147 70 0Bromus racemosus ｲﾈ科 78 98 18 1 Hyoscyamus niger ﾋﾖｽ ﾅｽ科 14 27 47 2 Rumex hydrolapathum ﾀﾃﾞ科 79 95 75 0Bromus rubens ﾁｬﾎﾞﾁｬﾋｷ ｲﾈ科 20 105 22 2 Hypochaeris glabra ｾﾘ科 81 101 79 0 Rumex patientia ﾀﾃﾞ科 84 96 60 0Bromus secalinus ｲﾈ科 36 83 63 0 Hypochaeris radicata ﾌﾞﾀﾅ ｾﾘ科 78 88 69 0 Rumex rupestris ﾀﾃﾞ科 76 103 78 0Bromus sterilis ｱﾚﾁﾉﾁｬﾋｷ ｲﾈ科 23 65 20 3 Ipomoea aquatica ﾋﾙｶﾞｵ科 25 96 57 1 Rumex sanguineus ﾀﾃﾞ科 71 128 82 0Camelina sativa ﾅｶﾞﾐﾉｱﾏﾅｽﾞﾅ ﾂﾊﾞｷ科 28 95 22 1 Ipomoea hederacea ﾋﾙｶﾞｵ科 45 84 66 0 Rumex stenophyllus ﾀﾃﾞ科 55 123 70 0Cardamine pratensis ｱﾌﾞﾗﾅ科 26 48 37 2 Ipomoea lacunosa ﾋﾙｶﾞｵ科 75 109 72 0 Sagina subulata ﾅﾃﾞｼｺ科 31 81 53 0Cenchrus longispinus ｾﾘ科 39 106 57 0 Isatis tinctoria ﾊﾏﾀｲｾｲ ｱﾌﾞﾗﾅ科 42 71 25 2 Salvia hormoroides ｼｿ科 59 103 23 1Centaurea maculosa ﾔｸﾞﾙﾏｷﾞｸ類 ｾﾘ科 33 83 29 0 Juncus articulatus ｲｸﾞｻ科 54 88 83 0 Sanguisorba minor ｵﾗﾝﾀﾞﾜﾚﾓｺｳ ﾊﾞﾗ科 70 83 70 0Centaurea phrygia ｾﾘ科 40 91 84 0 Juncus bufonius ｲｸﾞｻ科 49 111 40 0 Senecio jacobaea ｾﾘ科 42 141 43 0Centaurium erythraea ﾍﾞﾆﾊﾞﾅｾﾝﾌﾞﾘ ﾘﾝﾄﾞｳ科 53 0 60 1 Kichxia commutata ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 15 92 59 1 Senecio vulgaris ﾉﾎﾞﾛｷﾞｸ ｾﾘ科 37 103 77 0

Centaurium tenuiflorum ﾊﾅﾊﾏｾﾝﾌﾞﾘ ﾘﾝﾄﾞｳ科 28 11 70 1 Lathyrus latifolius ﾏﾒ科 23 110 59 1 Sesbania exaltata ﾏﾒ科 16 99 45 1Centrosema pubescens ﾑﾗｻｷﾁｮｳﾏﾒﾓﾄﾞｷ ﾏﾒ科 40 105 46 0 Lathyrus nissolia ﾏﾒ科 47 77 43 0 Setaria faberi ｱｷﾉｴﾉｺﾛｸﾞｻ ｲﾈ科 24 124 23 2

Cerastium frontanum ﾐﾐﾅｸﾞｻ ﾅﾃﾞｼｺ科 20 98 47 1 Lathyrus phaseoloides ﾏﾒ科 36 122 40 0 Setaria macrostachia ｲﾈ科 25 99 37 1Cerastium glomeratum ｵﾗﾝﾀﾞﾐﾐﾅｸﾞｻ ﾅﾃﾞｼｺ科 55 105 55 0 Legousia speculum veneris ｵｵﾐｿﾞｶｸｼ ｷｷｮｳ科 42 115 37 0 Setaria verticillata ｻﾞﾗﾂｷｴﾉｺﾛｸﾞｻ ｲﾈ科 28 71 29 1

Chamaenerion angustifolium ﾔﾅｷﾞﾗﾝ ｱｶﾊﾞﾅ科 17 106 40 1 Leontodon autumnalis ｾﾘ科 51 96 72 0 Setaria viridis ｴﾉｺﾛｸﾞｻ ｲﾈ科 19 86 26 2Chloris gayana ﾛｰｽﾞｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 31 100 47 0 Leontodon hispidus ｾﾘ科 69 130 61 0 Sida alba ｱｵｲ科 9 114 51 1Chrysanthemum parthenium ｷｸ科 42 95 85 0 Leontodon taraxacoides ｶﾜﾘﾐﾀﾝﾎﾟﾎﾟ ｾﾘ科 50 74 51 1 Sida rhombifolia ｱｵｲ科 35 100 71 0Cichorium intybus ｾﾘﾆｶﾞﾅ ｾﾘ科 74 91 47 0 Lepidum sativum ｺｼｮｳｿｳ ｱﾌﾞﾗﾅ科 36 94 38 0 Sida spinosa ｱｵｲ科 58 121 46 0Cnicus benedictus ｻﾝﾄﾘｿｳ ｾﾘ科 46 69 48 1 Lespedeza striata ﾌﾄﾓﾓ科 68 138 27 1 Sison ammonum ｾﾘ科 72 114 56 0Cochlearia danica ﾄﾓｼﾘｿｳ ｱﾌﾞﾗﾅ科 37 20 28 2 Leucanthemum vulgare ﾌﾗﾝｽｷﾞｸ ｾﾘ科 35 113 61 0 Sorghum bicolor ｿﾙｶﾞﾑ ｲﾈ科 21 80 21 2Cochlearia officinalis ﾔｸﾖｳﾄﾓｼﾘｿｳ ｱﾌﾞﾗﾅ科 15 115 28 2 Lolium multiflorum ｲﾈ科 24 84 56 1 Sorghum sudanense ｽｰﾀﾞﾝｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 38 30 18 2Conium maculatum ﾄﾞｸﾆﾝｼﾞﾝ ｾﾘ科 33 85 25 1 Lolium rigidum ｲﾈ科 29 114 81 0 Spergularia bocconei ｳｼｵﾊﾅﾂﾒｸｻ ﾅﾃﾞｼｺ科 36 99 44 0Consolida orientalis ﾙﾘﾋｴﾝｿｳ ｷﾝﾎﾟｳｹﾞ科 42 61 13 2 Lolium temulentum ｲﾈ科 50 118 60 0 Sporobolus cryptandrus ｲﾈ科 51 122 30 0Crepis capillaris ｾﾘ科 39 100 59 0 Lotus corniculatus ﾏﾒ科 40 18 61 1 Stachys annua ｼｿ科 32 106 54 0Criteson secalinum ｲﾈ科 39 90 47 0 Lupinus perennis ﾏﾒ科 68 115 36 0 Tanacetum vulgare ﾖﾓｷﾞｷﾞｸ ｾﾘ科 38 80 93 0Cymbopogon citratus ﾚﾓﾝｸﾞﾗｽ ｲﾈ科 47 126 39 0 Lychinis viscaria ﾅﾃﾞｼｺ科 48 99 32 0 Tephrosia purpurea ﾏﾒ科 22 133 35 1Cyperus difformis ﾀﾏｶﾞﾔﾂﾘ ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 35 74 75 1 Malva alcea ｱｵｲ科 26 108 54 1 Trifolium album ﾏﾒ科 29 110 15 1Cyperus fuscus ｶﾔﾂﾘｸﾞｻ科 62 95 77 0 Malva hirsuta ｱｵｲ科 24 100 81 1 Trifolium arvense ﾏﾒ科 51 121 48 0Dactylis glomerata ｶﾓｶﾞﾔ ｲﾈ科 39 86 32 0 Malva neglecta ｾﾞﾆﾊﾞｱｵｲ ｱｵｲ科 21 48 29 2 Trifolium campestre ﾏﾒ科 59 119 42 0Dactylocenium aegyptum ﾀﾂﾉﾂﾒｶﾞﾔ ｲﾈ科 16 107 20 2 Malva parviflora ｳｻｷﾞｱｵｲ ｱｵｲ科 12 88 34 1 Trifolium dubium ｺﾒﾂﾌﾞﾂﾒｸｻ ﾏﾒ科 52 82 21 1Datura stramonium ﾖｳｼｭﾁｮｳｾﾝｱｻｶﾞｵ ﾅｽ科 33 63 10 2 Marubium vulgare ﾆｶﾞﾊｯｶ ｼｿ科 26 107 83 1 Trifolium pratense ｱｶﾂﾒｸｻ ﾏﾒ科 56 110 65 0

Deschampsia flexuosa ｺﾒｽｽｷ ｲﾈ科 45 105 82 0 Matricaria discoidea ｾﾘ科 63 119 92 0 Tripleurospermum maritimum ｾﾘ科 59 98 70 0Desmodium ovalifolium ﾏﾒ科 77 94 24 1 Matricaria inodora ｾﾘ科 70 110 57 0 Verbascum nigrum ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 72 126 43 0

Digitalis purpurea ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 44 104 38 0 Matricaria maritima ｾﾘ科 32 110 47 0 Verbascum thapsus ﾋﾞﾛｰﾄﾞﾓｳｽﾞｲｶ ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 69 101 24 1Digitaria adscendens ｲﾈ科 27 111 58 0 Matricaria perforata ｾﾘ科 65 108 102 0 Verbena officinalis ｸﾏﾂﾂﾞﾗ科 77 87 82 0Digitaria ischaemum ｲﾈ科 50 115 82 0 Matricaria recutita ｾﾘ科 30 98 61 0 Veronica anagalloides ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 52 148 97 0Diplotaxis muralis ｱﾌﾞﾗﾅ科 22 90 27 2 Matricaria suaveolens ｾﾘ科 50 93 94 0 Veronica persica ｺﾞﾏﾉﾊｸﾞｻ科 39 117 46 0

Dipsacus fullonum ﾏﾂﾑｼｿｳ科 66 112 83 0 Medicago lupulina ﾏﾒ科 45 88 28 1 Vicia hirsuta ｽｽﾞﾒﾉｴﾝﾄﾞｳ ﾏﾒ科 29 77 3 1Dipsacus pilosus ﾏﾂﾑｼｿｳ科 54 130 58 0 Medicago sativa ﾏﾒ科 28 91 39 0 Vulpia bromoides ｲﾈ科 46 81 46 0Dipsacus sylvestris ﾏﾂﾑｼｿｳ科 66 116 77 0 Melandrium album ﾏﾂﾖｲｾﾝﾉｳ ﾅﾃﾞｼｺ科 58 93 28 1 Vulpia myuros ﾅｷﾞﾅﾀｶﾞﾔ ｲﾈ科 18 81 30 1Echinochloa colonum ｲﾈ科 26 99 71 1 Melandrium rubrum ﾅﾃﾞｼｺ科 37 109 31 0 Xanthium spinosum ｾﾘ科 21 104 64 1Echinochloa crus galli ｲﾈ科 23 90 42 1 Melilotus albus ｼﾛﾊﾞﾅｼﾅｶﾞﾜﾊｷﾞ ﾏﾒ科 13 61 29 2 Xanthium strumarium ｾﾘ科 42 120 79 0

注１）SW法は葉から溶脱する物質による活性を、DP法は葉から揮発する物質による活性を、PB法は根から滲出する物質による活性を示す。注２）表注の数字は、検定植物レタスの生育率（％）を表しており、数値が小さいほどアレロパシーによる阻害活性が強いことを示す。注３）判断基準は、それぞれの活性の全てのデータの平均値から標準偏差を引いた値よりも小さい場合、活性が強いとした。

表８今後導入される可能性のある外来植物600種のアレロパシー活性の検定結果（抜粋）

近い将来導入・侵入が予想される外来植物・ワイルドフラワー類約６００種の他感作用活性を検定した

→リスク評価のためのデータベース構築に貢献

外来植物の他感作用の検定

リスクの評価

外来植物のアレロパシー活性の検定（特異的な検定手法を用いた）

藤井義晴：「外来植物のリスクを評価しその蔓延を防止する」、pp.19-60、「外来植物のリスク管理と有効利用」、養賢堂、pp.61-78 (2008)

http://www.rib.okayama-u.ac.jp/wild/index.sjis.html

外来植物６４科５５４種を記載したデータベースを完成（岡山大学）

写真・検索機能付き日本で普通に見られる外来植物を収蔵

リスクへの評価

今後導入される可能性がある外来植物800種について、試験的に栽

培し、種子生産量、草丈・開花・出穂・群の広がりを調査した。種子の形態、百粒重、大きさ、飛散・布付着性も測定した。これらの情報をまとめた図鑑を作成した（未公開）

雑草化に関する基礎データになるので、今後データベース化して公表したい

今年は予算がつかず・・・

カバークロップデータベース

①水生植物 （川や水路で急に蔓延する）

②種子が多産で雑草化しやすいもの

③有毒成分、花粉症成分、アレロケミカル、トゲを持つもの

④農地や国立公園等に侵入する雑草

⑤人間が好み、つい播いてしまうもの

特に危険な外来植物

「かわいい」ものに気を許さないこと ナガミヒナゲシなど・・・

リスクの評価

有毒物質は、ごく少量でも、生態系における他の生物や人間への影響が大きい

ケチョウセンアサガオ(Datura inoxia)

種子を容易につけ、すぐ発芽

全草に有毒成分（アトロピン）を含み人畜に有害 N

O

O

HOHH

H3C

atropine

マウス経口毒性LD50：80mg/kg

種子１０～２０粒でも子供なら死ぬことがあるといわれる

東南アジアで問題雑草。沖縄に既に侵入あり。

アレロパシー活性が強く他の植物の生育を阻害する

ツノアイアシ：(Rottboellia cochinchinensis)

茎にガラス状のトゲがあり、皮膚に刺さると痛い（危険）

種子が鱗状に剥がれて、容易に再生

温暖化で増加

藤井ら、平成19年度農環研主要成果 6

(Vulpia myuros (L.) C. C. Gmel).ナギナタガヤ(Vulpia myuros (L.) C. C. Gmel).ナギナタガヤ 欧州～中央アジア

原産のイネ科被覆植物。愛媛県等で、ミカン園等の下草として雑草防除に利用され農家に好まれる

HO

O

(-)-3-hydroxy-beta-ionone (+)-3-oxo-alpha-ionol

O

OH

Kato et al., Plant Growth Regulation 60:127-131(2010)

種子による再生産能が旺盛で強いアレロケミカルを含むことが明かとなったので、雑草化リスクを研究する必要がある

藤井ら、平成21年度農環研主要成果 8

ロゼット葉 花と未熟な実 実の中の種子（赤い円内） 完熟した実

ロゼット葉 花と未熟な実 実の中の種子（赤い円内） 完熟した実

ナガミヒナゲシ①ナガミヒナゲシはアレロパシー活性が強く、改良FAO方式で

評価した侵入後の雑草化リスクも大きい。②現在日本全土に急速に分布を広げており、農地への侵入も

みられるようになった。③種子は一株から１５万粒も生産され、未熟種子からの再生

も可能、梅雨時に車のタイヤにくっつき道路沿いに広がる。④防除には開花前の駆除が重要。

平成２１年度農環研主要成果 １０

花が美しいので播く人もいる

藤井ら

被覆植物としてソバを使った生物除草の検討事例

春先に発生してきたオオブタクサを一度除草剤で枯らした後、ソバを播種して被覆することで後から発生するオオブタクサを抑えた→ 種子供給場所となっている河川敷内の放棄畑などでの活用を

（独）農業環境技術研究所

除草剤→ソバ区

無処理区

リスクへの対策

場所のリスク

外来植物が発生しやすい土壌環境

酸性 中性 アルカリ性

有効

態リ

ン酸

土壌ｐＨ

高い

中程度

低い

外来植物が分布する領域

在来植物が分布する範囲

農業活動

土木工事などによる表土の撹乱

土壌の化学的特性をもとの自然状態へ戻す

在来植生の回復外来植物の蔓延防止

外来植物の蔓延防止策へのヒント！？

平舘らによる成果平舘らによる成果

平舘俊太郎ら、平成20年度農環研主要成果 7

外来植物は人為的攪乱のある所に発生する

リスクへの対策

37

個人的な意見

世界中で、日本人ほど、いろいろなものを食べている民族はない。

日本人には、新しいものを受け入れる勇気と好奇心があった。

古いモノを大切にしながら、新しいモノ（植物）も積極的に導入したい

日本には世界中の美味しいもの、良いものが集まっている

危機をバネにして、しぶとく生き残る柔軟性がある

新たな生物資源の導入は重要そのリスクに関する研究が必要である

しかし、外来種のリスク研究は縮小→なくなりそう→助けてほしい