basler pylon...

Edition 5.0 2016 年 1 月 18 日

Basler pylon スタートアップガイド

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ご使用にあたっての注意

Microsoft, Windows, Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10 および Visual

Basic .NET, Visual C#, Visual C++は、マイクロソフト社の商標もしくは登録商標です。

その他の商品名などは、各社の商標もしくは登録商標です。

本書で使用しているソフトウエアやマニュアルの一部または全部を、株式会社リンクスの書面

による許可なくして転載することはできません。また、このマニュアルで記載している内容や

ソフトウエアを、現状のまま、もしくは一部改良を加えて再販することは固く禁じられていま

すのでご注意ください。

なお、本書の内容は将来予告なしに変更する場合があります。また、内容に関しては万全を期

して作成いたしましたが、万一、本書の記述に誤りがあった場合でも弊社では一切その責任を

負いかねますのでご了承ください。

技術的お問い合わせについて

BASLER カメラのご使用に関して疑問が生じた場合は、下記までお問い合わせください。

⻄日本地区（北陸を含む）におけるお問い合わせ窓⼝は、関連会社の TOOLSTAR が担当させ

ていただきます。

株式会社リンクス

〒225-0014 神奈川県横浜市⻘葉区荏⽥⻄ 1-13-11

FAX : 045-979-0732

e-mail : [email protected]

Web : http://www.linx.jp

株式会社 TOOLSTAR

〒532-0003 大阪市淀川区宮原 2-14-4 MF 新大阪ビル 7F

FAX : 045-6350-0862

e-mail : [email protected]

Web : http://www.toolstar.co.jp

技術サポートを正確に行うために、お問い合わせはファックスまたは電子メールでお願いしま

す。


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更新履歴

初版： 2009 年 10 月 18 日

2 版： 2010 年 2 月 3 日

3 版： 2010 年 4 月 22 日

4 版： 2010 年 6 月 11 日

5 版： 2010 年 8 月 11 日

6 版： 2011 年 8 月 31 日

7 版： 2012 年 10 月 24 日

8 版： 2013 年 2 月 1 日

9 版： 2013 年 8 月 19 日

10 版： 2016 年 1 月 18 日

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目次

1. はじめに .......................................................................................................................... 1

1.1 システム環境 ........................................................................................................... 1

1.2 用意するもの ........................................................................................................... 1

2. セットアップ ................................................................................................................... 2

2.1 インタフェースカードの取り付け .......................................................................... 2

2.1.1 Gigabit イーサネットカードの取り付け ......................................................... 2

2.2 pylon のインストール ............................................................................................. 2

2.3 インタフェースカードの設定 ................................................................................. 8

2.3.1 Gigabit イーサネットカードの設定 ................................................................ 8

2.4 アンインストール .................................................................................................. 15

3. 画像の取り込み ............................................................................................................. 19

3.1 Pylon Viewer による画像取込 .............................................................................. 19

3.2 HALCON による画像取込 .................................................................................... 23

3.3 pylon API による画像取込 .................................................................................... 25

4. 基本・上級設定 ............................................................................................................. 32

4.1 複数枚イーサネットカードを使用する場合 ......................................................... 32

4.2 スイッチングハブを利用した複数台カメラの取り込み ...................................... 32

4.3 PoE 対応ネットワークカードインストール方法 ................................................. 33

5. 補足................................................................................................................................ 37

5.1 カメラの使用環境温度と湿度について ................................................................ 37

5.2 ace 外部インタフェースについて ........................................................................ 37

5.2.1 ace カメラピンアサイン ............................................................................... 37

5.2.2 ace 外部インタフェース内部回路................................................................. 38

5.3 scout 外部インタフェースについて ..................................................................... 39

5.3.1 scout カメラピンアサイン ............................................................................ 39

5.3.2 scout 外部インタフェース内部回路 ............................................................. 39

5.4 pilot 外部インタフェースについて ....................................................................... 41

5.4.1 pilot カメラピンアサイン .............................................................................. 41

5.4.2 pilot 外部インタフェース内部回路 ............................................................... 41

5.5 runner 外部インタフェースについて ................................................................... 43

5.5.1 runner カメラピンアサイン ........................................................................... 43


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5.5.2 runner 外部インタフェース内部回路 ............................................................ 44

5.6 aviator 外部インタフェースについて .................................................................. 48

5.6.1 aviator GigE カメラピンアサイン ................................................................. 48

5.6.2 aviator 外部インタフェース内部回路 ........................................................... 48

1


1. はじめに

本文書は pylon インストール手順を説明したものです。この文書を読み進めることで、カメラ

から画像を取り込むまでの一連の手順を理解することができます。

1.1 システム環境

pylon を動作させるには、以下の環境が必要です。

� OS : Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10

� メモリー： 1 カメラにつき 50MB

� HDD: 150MB 以上の空き

1.2 用意するもの

インストールを行う前に、以下のものをご用意ください。

� システム環境の条件を満たした PC

� Gigabit イーサネットワークカードとケーブル、カメラおよびカメラの付属品

もしくは IEEE1394 カードと対応するケーブル、カメラおよびカメラの付属品

� pylon インストーラー

� HALCON インタフェース（HALCON で使用する場合）


2

2. セットアップ

2.1 インタフェースカードの取り付け

2.1.1 Gigabit イーサネットカードの取り付け

Gigabit イーサネットカードの取り付けおよびデバイスドライバについては、各ボードメ

ーカー様が提供されているデバイスドライバとマニュアルに従いインストールを行って

ください。

2.2 pylon のインストール

本節では pylon SDK について説明します。pylon SDK は GigE カメラ、IEEE1394 カメ

ラ、Camera Link カメラおよび USB3 カメラ共通のデバイスドライバ群です。カメラを

コントロールすることができる Viewer ソフトや関数にいたるまで共通化されており、利

用者はインタフェースの接続方法を意識することなく画像の撮影を行うことができます。

1. Windows 7/8/8.1/10 の起動

パソコンの電源を入れ、Windows 7/8/8.1/10 を起動します。Windows 起動後、Administrator

権限を持つユーザでログオンしてください。インストール後は一般ユーザで各プログラムを実

行できます。

古いバージョンの pylon がインストールされている場合は、「2.4 アンインストール」に⺬す

手順でアンインストールしてください。

なお、インストールの際には GigE カメラは PC に接続していない状態で行ってください。

2. pylon インストーラ起動

pylon のインストーラをダブルクリックして、インストーラを起動します。

3. pylon インストール “Welcome”

インストーラが起動します。‘ソフトウエアの使用許諾契約’の内容を確認後、“Next”ボタンをク

リックして次へ進んでください。

3


4. pylon インストール “Profiles”

インストールタイプを選択します。インストールタイプは以下の 3 つに分類されます。

・Camera User : Basler カメラを動作させるために必要なファイルをインストール

・Developer : pylon SDK を使用した開発を行うたのソフトウェアパッケージをインストール

・Custom : カスタムインストール

※Developer を選択した場合、かつ次のダイアログで GigE, USB, CameraLink, IEEE の全てに

チェックを入れた場合は、全てのファイル・機能がインストールされます。

ここでは、カスタムインストールについて説明します。

“Custom”にチェックを入れ、“Next”ボタンをクリックして次へ進んでください。


4

5. pylon インストール “Features”

インストール項目が表⺬されます。インストールしたい項目をチェック後、“Next”ボタンをク

リックして次へ進んでください。

ここでは全てのチェックボックスを選択し、ランタイムやドライバ、SDK を全てインストー

ルするようにしています。

5


6. pylon インストール “Destination Folder”

“インストールフォルダ”が表⺬され、pylon をインストールするフォルダを選択することがで

きます。デフォルトの設定でよければ“Next”をクリックして次へ進んでください。“Change”ボ

タンをクリックすると、インストールするフォルダを指定することができます。ご希望のフォ

ルダ名を指定される場合には、2 バイト文字は使用しないでください。不具合が発生する原因

となります。インストールフォルダを選択した後、“Next”をクリックして次へ進んでください。


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7. pylon インストール “Ready to Install”

“インストールプログラムの確認”が表⺬されます。“Back”をクリックすることでインストール

するプログラムの設定を確認することができます。“Install”ボタンをクリックすると、インスト

ールが開始します。なお、インストールの途中でネットワークが一時的にシャットダウンされ

ます。そのため、インストールを開始する前にネットワーク接続を必要とするソフトウエアを

終了させてください。

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8. pylon インストール “Enjoy pylon”

“Finish”をクリックしてインストーラを終了させてください。“Open the pylon Viewer”にチェッ

クを入れると、インストーラ終了後に pylon viewer が起動します。


8

2.3 インタフェースカードの設定

2.3.1 Gigabit イーサネットカードの設定

pylon インストール後に、ネットワークアダプタの設定を行う必要があります。本節では、

GigE カメラを使用するために必要な設定について説明します。なお、ここではネットワ

ークカード 1 枚に対して 1 台のカメラを接続する場合を想定しています。もし、スイッチ

ングハブを利用した複数台カメラ取り込みや、ネットワークカードを複数枚利用した取り

込みを行う場合には、固定 IP アドレスを利用した取り込みを行う必要があります。この

場合には、“4 基本・上級設定”の “複数枚イーサネットカードを使用する場合”、“スイッ

チングハブを利用した複数台カメラの取り込み”をご参照ください。

１. ネットワーク接続ウインドウ

ネットワークアダプタの設定を行うため、ネットワーク接続のウインドウを開きます。ウイ

ンドウはスタート→コントロールパネル→ネットワークと共有センター→アダプターの設

定の変更から開くことができます。

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２. ネットワークカードプロパティ

ネットワーク接続のウインドウにおいて、GigE カメラが接続されるネットワークカー

ドのプロパティを開きます。ネットワークカードを選択した状態で右クリックし、コン

テキストメニューからプロパティを選択します。

３. TCP/IP と pylon GigE Vision Streaming Filter の確認

プロパティダイアログにおいて TCP/IP と Pylon GigE Vision Streaming Filter にチェックが

入っていることを確認し、それ以外はチェックを外します。


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TCP/IP の設定は、デフォルトでは DHCP になっています。設定確認を行うため、TCP/IP

の項目を選択した状態で、プロパティボタンをクリックしてください。表⺬されているダイ

アログにおいて“IP アドレスを自動的に取得する”が選択されています。接続されているカメ

ラの区別を用意するために、手動で IP を設定します。初めに PC 側の設定を行います。ここ

では、GigE カメラに接続されているネットワークアダプタの IP を 192.168.1.1 としていま

す。次に、サブネットマスクについては 255.255.255.0 と指定します。


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４. ネットワークカードの設定

ネットワークカードの設定を GigE カメラ接続に最適化します。ネットワークカードの設定

は、ネットワークプロパティ画面で構成ボタンをクリックすることで開きます。

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５. 設定詳細

ネットワークカードの設定では、4 つの項目を設定します。Jumbo Frame、Receive

Descriptor, Interrupt Moderation rate, Speed and Duplex Mode です。これらのパラメータ

ーは、使用する機器によっては、別の名前になっていることやサポートされていないことが

ありますのでご注意ください。

BASLER GigEVision Driver と表⺬されている場合（Intel Pro1000 系のネットワークカード

を使用する場合）は、デバイスドライバとして pylon パフォーマンスドライバが使用されて

います。この場合には、4.3 PoE 対応ネットワークカードインストール方法をご参照くださ

い。

Jumbo Frame には、ネットワークカードがサポートする最大の値を設定してください。

Receive Descriptor についても最大の値を設定します。Interrupt Moderation rate は、パケ

ットが送られてくる度に CPU に発生する割り込みの数を設定するものです。この値は設定

可能な最小の値にしてください。Speed and Duplex Mode は通信速度を決定するパラメー

ターです。この値は自動に設定してください。


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６. ファイアウォール

ファイアウォールを無効化します。これは、カメラから送られてくるパケットをファイ

アウォールが攻撃されていると判断し、パケット伝送を遮断してしまうためです。ファ

イアウォールの設定は、コントロールパネルの Windows ファイアウォールから行いま

す。

“Windows ファイアウォールの有効化または無効化”を選択し、それぞれの Windows フ

ァイアウォールを無効化します。

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7. IP Configurator によるカメラの IP の設定

ここではカメラ側の IP の設定を行います。デスクトップに IP Configurator へのショー

トカットが作成されていますので、ダブルクリックで起動します。ダイアログには以下

のように表⺬されます。接続されているカメラの IP アドレスが不適切な場合には、

Status の項目に警告が表⺬されます。

先程ネットワークの IP アドレスは 192.168.1.1 と設定しました。このため、カメラ側

は 192.168.1.*という IP アドレスになり、＊の部分には 1 以外の値で 0∼255 の値を指

定する必要があります。ここでは、192.168.1.10 をカメラに指定します。ダイアログに

おいてカメラを選択し赤丸部分の選択を Static IP に指定します。IP アドレスを

192.168.1.10 としていし、subnet Mask を 255.255.255.0 と指定します。Save ボタン

をクリックし、Refresh ボタンをクリックして Status に OK と表⺬されたならば設定

が正しく行えていることを意味します。以上で、取り込みを行うための設定は完了です。

2.4 アンインストール

1. Windows 7/8/8.1/10 の起動

パソコンの電源を入れ、Windows7/8/8.1/10 を起動します。Windows 起動後、


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Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください。

2. アプリケーションの追加と削除

Windows の“スタートボタン”をクリックし、メニューから“設定”→“コントロールパ

ネル”を選択して、“プログラムと機能“を開きます。

“pylon 5 Camera Software Suite 5.0.****”を選択して、アンインストールと変更をク

リックします。(x.x.x.x はバージョン番号を表します。)

3. アンインストールの選択

Setup Wizard ダイアログが表⺬されますので、 “Uninstall this pylon version

completely“にチェックを入れたあと、“Next”ボタンをクリックします。

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4. アンインストールの実行

3.を実行後、アンインストール実行の最終確認ダイアログボックスが表⺬されますの

で、“Yes”をクリックします。

5. 終了確認

“Goodbye“が表⺬されるとアンインストールは完了です。“Close”ボタンをクリック

して Setup Wizard を終了してください。


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3. 画像の取り込み

本章では、Pylon Viewer と HALCON を利用した画像取込を説明します。この章の内容を実行

することにより、Pylon Viewer および HALCON を利用した基本的な取込を理解することがで

きます。

3.1 Pylon Viewer による画像取込

pylon をインストールすると、Pylon Viewer というソフトウエアがインストールされます。こ

のソフトウエアでは、Basler 社の GigE、IEEE1394 カメラをグラフィカルに操作することが

できます。このソフトウエアで画像処理を行うことはできませんが、カメラの設定変更や取込

確認を容易に行うことができるため、カメラの動作確認には非常に便利です。

１. GigE カメラおよび IEEE1394 カメラの接続

Gigabit イーサネットカードと GigE カメラをネットワークケーブルで接続し、カメラに電源を投

入します。カメラを起動してから PC とのネットワークが確立されるまでには少し時間がかかりま

す。ネットワークが確立すると、システムトレイに“限定された接続”と警告を促すアイコンが表⺬

されます。

２. Pylon Viewer の起動

Pylon Viewer を起動します。pylon をインストールするとデスクトップ上にアイコンが作成される

ので、このアイコンをダブルクリックして Pylon Viewer を起動してください。Pylon Viewer を起

動すると、以下の画面が表⺬されます。


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３. 接続カメラの選択と設定

カメラを接続している場合、Devices の GigE / IEEE1394 /Camera Link / USB ツリーに接続し

ているカメラの型式とシリアル番号が表⺬されます。カメラの型式をクリックしてボタン

をクリックすると、カメラのプロパティが Features に表⺬されます。ここでカメラの設定をイン

タラクティブに設定することができます。また、Features ウインドウの下に User Level Selector

が表⺬されます。ここで、設定可能なカメラのパラメーターを制限することができます。User Level

Selector では“Beginner”, “Expert”, “Guru”の 3 種類が選択でき、“Beginner”は基本的な設定しか操作

できませんが、“Guru”にすると設定可能なパラメーターすべてを操作することができます。

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GigE カメラの場合

４. パケットサイズの変更

カメラから転送を行う際のデータのパケットサイズを変更します。Features ウインドウ内でカメ

ラ名の左の“+”をクリックし、カメラ固有の設定パラメーターリストを表⺬します。リスト中にあ

る Transport Layer カテゴリの“+”をクリックし、パラメーター“Packet Size”の値を設定します。こ

こで、ネットワークカードの JumboFrame 設定の値より約 500 小さい値を設定してください。例

えばネットワークカードの JumboFrame が 9000 に設定されている場合、8500 付近の数値を設定

してください。(IntelPro1000 系のネットワークカードを使用している場合は、ほとんどの場合

JumboFrame：9000 に対応しています。)


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５. 画像の取り込み

Pylon Viewer 画面上部のアイコンをクリックします。このアイコンをクリックすると連続取

込が開始されます。Pylon Viewer の右半分にウインドウが現れ、カメラから送信されてくる画像

データを表⺬します。

もしカメラからの取込画像が表⺬されない場合には、以下の項目をご確認ください。

1. プロパティの Acquisition Control カテゴリにおいて、カメラのフレームレートを下げて

ください。

2. Transport Layer カテゴリにおいて、“Packet Size”の値を 1500 にしてください。

3. Acquisition Control カテゴリにおいて、カメラの露光時間 Exposure Time の値が適切か

ご確認ください。

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６. 画像の取り込み終了

Pylon Viewer においてアイコンをクリックし、取込を終了します。

3.2 HALCON による画像取込

本節では HALCON による Basler GigE カメラの取込方法を紹介します。Pylon Viewer 同様、

HALCON に関しても同じインタフェースを利用することができ、異なるインタフェース接続

の違いを意識することなく取り込みを行うことができます。

１. HALCON インタフェースの確認

HALCON をインストールすると、HALCON 関数で画像取込を行うために必要な HALCON イン

タフェースも一緒にインストールされますが、これは最新の HALCON インタフェースでない可

能性があります。そのため、最新の HALCON インタフェースを常にお使いいただくことをお勧

めします。最新バージョンは LinX ホームページよりダウンロードすることができます。HALCON

インタフェースのバージョンは、HALCON の関数である info_framegrabber を用いて、Name に

“pylon”、Query に“revision”を指定して実行することで確認できます。


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２. サンプルプログラムを開く

HALCON をインストールすると、デフォルトで pylon 用の取込プログラムがインストールされま

す。メニュー“ファイル”→“サンプルを開く”で表⺬されるダイアログから、“オペレーター

別 ”→“Image”→“Acquisition”→“grab_image” を選択し、表⺬されるサンプルの一覧から

“pylon.hdev”を選択します。

３. 画像の取り込み

サンプルプログラムを開いて、F5 キーを押して実行・取込を行います。Pylon Viewer と同様の

画像が取り込まれることをご確認ください。

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3.3 pylon API による画像取込

本節では、pylon API による画像取り込みサンプルプログラムを紹介します。ここでは詳

しいプログラミング方法については解説していません。プログラミング方法の詳細につい

ては、“pylon API スタートアップガイド”をご参照ください。

１. サンプルプログラムを開く

pylon API サンプルプログラムは、pylon インストールフォルダ\Development\Samples フォル

ダにインストールされます。サンプルプログラムは、Samples フォルダ内にプログラミング言語

C++と C#で区別されています。各言語のフォルダ内には、取込方法や機能別にサンプルプログ

ラムが用意されています。サンプルプログラムを開くため、各言語のフォルダ内にある sln ファ

イル（ソリューションファイル）を Visual Studio にて開きます。

C++用のサンプルプログラムでは接続するカメラの種類毎にソリューションファイルが分けら

れています。お使いになるカメラに合わせてソリューションファイルを開いてください。例えば

GigE カメラの場合、ソリューションファイルは PylonSamples_GigE.sln になります。C#の場合

には共通のソリューションファイルになります。


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２. 画像の取り込み

コンパイルを行いたいプロジェクトをソリューションエクスプローラから選択し、ビルドを行い

ます。コンパイルが終了すると、生成された実行ファイルを実行することで取り込みを行うこと

ができます。

C++の場合

27


C#の場合


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pylon API の各サンプルプログラムについて説明します。

まず C++の GigE サンプルを紹介します。カメラの種類によっては利用できないプログラムが

ありますのでご注意ください。

DeviceRemovalHandling

カメラが取り外されたことを通知するためのサンプルです。

Grab

CInstantCamera クラスを利用した撮像サンプルです。

Grab_CameraEvents_GigE

露光完了イベントを発行するサンプルです。

Grab_ChunkImage_GigE

チャンクデータを取得するためのサンプルです。

Grab_MultiCast_GigE

カメラをマルチキャストモードで動作させるためのサンプルです。

Grab_MultipleCameras

CInstantCameraArray クラスを利用した複数台カメラの撮像サンプルです。

Grab_Strategies

Grab strategies を紹介するサンプルです。

Grab_UsingActionCommand_GigE

GigE Vision 規格の ACTION CMD を使用し、複数カメラへトリガを出力するサンプ

ルです。

Grab_UsingBufferFactory

ユーザーがあらかじめ確保したバッファに対して画像を保存するサンプルです。

Grab_UsingExposureEndEvent_GigE

露光完了イベントを利用した撮像を高速化するサンプルです。

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Grab_UsingGrabLoopThread

カメラクラスが提供するループスレッドを利用して連続撮像を行うサンプルです。

Grab_UsingSequencer_GigE

シーケンサ機能を利用したサンプルです。

GUI_ImageWindow

CPylonImageWindow クラスの使用方法を紹介するサンプルです。

ParametrizeCamera_AutoFunction_GigE

カメラのオートファンクション機能を紹介したサンプルです。

ParametrizeCamera_Configurations

Standard Configuration 機能を利用してカメラをセットアップするサンプルです。

ParametrizeCamera_GenericParameterAccess

カメラのノードアクセスによりパラメータの設定を行うサンプルです。

ParametrizeCamera_LoadAndSave

カメラの設定を保存、読み出しを行うサンプルです。

ParametrizeCamera_LookupTable_GigE

LUT の設定を行うサンプルです。

ParametrizeCamera_NativeParameter_GigE

ノードアクセスではなく、カメラクラスに実装されている機能を使用してカメラの

設定を行うサンプルです。

ParametrizeCamera_Shading_GigE

Runner 用のシェーディングを行うサンプルです。

ParametrizeCamera_UserSets_GigE

カメラのユーザセットに設定を保存するサンプルです。

Utility_GrabAvi


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AVI フォーマットの動画データを保存するサンプルです。

Utility_Image

CPylonImage と CPylonBitmapImage を利用したサンプルです。

Utility_ImageFormatConverter

CImageFormatConverter を利用したサンプルです。

Utility_ImageLoadAndSave

画像の読み込みと保存を行うサンプルです。

続いて C#のサンプルです。

ActionCommands

GigE Vision 規格の ACTION CMD を使用し、複数カメラへトリガを出力するサンプ

ルです。

Chunk

チャンクデータを取得するためのサンプルです。

Event

露光完了イベントを発行するサンプルです。

GenApiParam

GenICam API を利用してカメラのノードアクセスを行い、パラメーターを取得する

サンプルです。

GrabTwoCameras

2 つのカメラから同時に画像を取得するサンプルです。

OverlappedGrab

オーバーラッピングモードでの画像を取り込むサンプルです。

ParametrizeCamera

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カメラのパラメーターを参照または、書き込みを行うサンプルです。

Pylon.NETSupportLibrary

取り込みの手続きをまとめたクラスを提供するライブラリです。PylonLiveView に

て使用します。

PylonLiveView

画像 Viewer サンプルです。

SimpleGrab

1 枚画像を取得するサンプルです。

SurpriseRemoval

カメラが取り外されたことを通知するためのサンプルです。


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4. 基本・上級設定

本章では pylon を使用した基本的な設定方法と上級設定を説明します。

ネットワーク用語

IP アドレスはサブネットマスクにより、ネットワーク番号とホスト番号という 2

つの数値を⺬しています。例えば 192.168.1.20/24 と表現されている場合、

IP アドレスは 192.168.1.20、サブネットマスクは 255.255.255.0 となり、

ネットワーク番号は 192.168.1、ホスト番号は 20 となります。

4.1 複数枚イーサネットカードを使用する場合

1 台の PC で複数枚イーサネットカードを使用する場合には、固定 IP アドレス設定を行

う必要があります。このとき、イーサネットカードには個別のネットワーク番号を持つよ

うに IP アドレスを設定する必要があります。例えば、192.168.1.20/24 のような IP アド

レスおよびサブネットマスクの場合、個々のイーサネットカードでは 3 つ目のドットまで

の値（192.168.1）は重複しないように設定してください。

下図をご参照ください。イーサネットワークカードが 2 枚 PC に挿入されている場合を想

定しています。上段のカメラおよびイーサネットカードには同一のネットワーク番号

（192.168.1）を設定し、下段のネットワーク番号（192.168.2）とは重複がないように設

定します。

4.2 スイッチングハブを利用した複数台カメラの取り込み

スイッチングハブを利用して、1 枚のネットワークカードに複数台のカメラを接続する場

合には、スイッチングハブに接続されているカメラのホスト番号の重複がないように設定

33


を行います。

4.3 PoE 対応ネットワークカードインストール方法

本節では、株式会社リンクスが販売する PoE（Power over Ethernet）対応ネットワーク

カードのインストール方法について説明します。このネットワークカードは Intel 社のネ

ットワークチップセットが搭載されており、最高のパフォーマンスが発揮できるように設

計された Basler 社製ドライバセット（パフォーマンスドライバ）を利用することができ

ます。このドライバセットを利用することで、標準ドライバと比較して CPU へかかる負

荷を低減させることができます。

１. Basler Pylon SDK をインストールする

PC にボードを差し込む前に、Pylon SDK をインストールします。

インストール方法については、2.2 章“pylon のインストール”をご参照ください。

２. ボードの取り付け

本ボードは PCI Express バスの x4 スロット対応になります。そのため、x4 以上のスロットに挿

入してください。ボードを取り付ける際には、AC 電源のコンセントを必ず外してください。パ

ソコンの電源を切った状態でもしばらくは通電されている場合がありますのでご注意ください。

また、静電気により電子部品が破損する可能性がありますので、体に蓄積されている静電気を除

去し、十分に注意して作業を行ってください。

PCIe-GIE62

PoE 機能を有効にするには、電源コネクタに PC 電源を接続して別途電源を供給する必要があり

ます。

GIE64+

PoE 機能は PCI-Express ポートよりバスパワー供給されます。より安定した電源供給を行う場合

は、電源コネクタに PC 電源を接続してください。

いずれのボードも、以下の図のように基板上に電源コネクタが用意されています。このコネクタ

に PC 電源のケーブルを接続してください。コネクタの種類は 4 ピンドライブ用になります。PC

によってはシリアル ATA 用の電源コネクタしか用意していないものもあります。このような場合


34

には変換コネクタを使用してください。変換コネクタは、PC パーツ店で容易に入手可能です。

３. ドライバのインストール

PC を立ち上げると、自動的にドライバがインストールされます。

インストールが適切に行われたことを確認するため、ネットワークカードのプロパティを開いて

ください。下図のように、“Basler GigE Vision Adapter”として認識されます。

もし、“Intel Pro1000“として認識されている場合、手動でインストールを行います。デバイスマ

ネージャより該当のネットワークアダプタを選択し、コンテキストメニューよりドライバーソフ

トウェアの更新を選択します。表⺬されるダイアログにおいてコンピューターを参照してドライ

バーソフトウェアを選択し、C:\Program Files\Basler\pylon 5\Development\Redist\Drivers に

保存されているドライバを選択してインストールを行います。

35


4. ジャンボパケットの設定

ネットワーク設定のプロパティ画面において、詳細設定のタブを確認します。プロパティの項目

Jumbo Frames を“GigE Vision Only”に設定します。


36

上記で設定は完了です。その他の手順については通常のネットワークカードと同じです。設定に

ついては、「2.3.1 Gigabit イーサネットカードの設定」をご参照ください。

37


5. 補足

5.1 カメラの使用環境温度と湿度について

Basler GigE カメラは、以下の条件下で使用してください。

� 動作時カメラ表面温度：0∼50℃

� 動作時湿度：20∼80%

カメラの正常な動作および不具合発生を防ぐため、必ず上記条件を満たす環境下で使用し

てください。特に温度に関しては、理想的にはカメラの表面温度をセンサーでチェックす

ることをお勧めします。また、可能な限りしっかりと放熱が行えるように設置位置を検討

してください。例えば、カメラのマウントに金属部品を利用し、カメラ筐体とマウントの

設置面を広くすることでも十分な放熱効果が得られます。または、カメラの取り付け位置

周辺にファンを設置し、強制的に空気の流れを作り出すことも有効です。

5.2 ace 外部インタフェースについて

Basler ace カメラの外部インタフェースについて紹介します。

5.2.1 ace カメラピンアサイン

ace カメラは背面に 6 ピンコネクタが実装されており、電源、デジタル入力およびデジタ

ル出力を１ラインずつ用意しています。カメラ側コネクタは HR10A-7R-6PB を使用して

います。このコネクタに合うものは HR10A-7P-6S になります。

1. 12V 電源

2. デジタル入力 1

3. 未接続

4. デジタル出力 1

5. デジタル入出力用 GND

6. 12V 電源用 GND


38

5.2.2 ace 外部インタフェース内部回路

ace は外部入出力インタフェースとしてデジタル入力を 1 ライン、デジタル出力を 1 ライ

ン備えています。以下に、デジタル入力の内部回路(概略)を⺬します。

接続例については ace ユーザーマニュアルをご参照ください。

次に、デジタル出力の内部回路(概略)を⺬します。

接続例については ace ユーザーマニュアルをご参照ください。

39


5.3 scout 外部インタフェースについて

Basler scout カメラに関する外部インタフェースについて紹介します。

5.3.1 scout カメラピンアサイン

scout カメラは背面に 12 ピンのコネクタが用意されており、電源、デジタル入力 2 ライ

ン、デジタル出力 4 ラインを用意しています。カメラ側コネクタは HR10A-10R-12P を使

用しています。このコネクタに合うものは HR10A-10P-12S になります。

下図は GigE タイプの scout カメラになりますが、ピンアサインは IEEE タイプも同じで

す。

1. カメラ電源用 GND




5. デジタル入力用 GND



8. カメラ用電源


10. デジタル出力用電源



※ピン 1 と 2、8 と 9 は内部で接続

5.3.2 scout 外部インタフェース内部回路

scout は外部入出力インタフェースとしてデジタル入力を 2 ライン、デジタル出力を 4 ラ

イン備えています。以下に、デジタル入力の内部回路と接続例を紹介します。


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scout は 2 つの入力ラインを備えていますが、内部回路はすべて同じです。

次に、デジタル出力の内部回路とその接続例を⺬します。

scout は 4 つの出力ラインを備えていますが、内部回路はすべて同じです。

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5.4 pilot 外部インタフェースについて

Basler pilot カメラに関する外部インタフェースについて紹介します。

5.4.1 pilot カメラピンアサイン

pilot カメラは背面に 12 ピンのコネクタが用意されており、電源、デジタル入力を 2 ライ

ン、デジタル出力を 4 ライン用意しています。カメラ側コネクタは HR10A-10R-12P を使

用しています。このコネクタに合うものは HR10A-10P-12S になります。

下図は GigE タイプの pilot カメラになりますが、ピンアサインは IEEE タイプも同じです。














5.4.2 pilot 外部インタフェース内部回路

pilot は外部入出力インタフェースとしてデジタル入力 2 ライン、デジタル出力 4 ライン

を備えています。以下に、デジタル入力の内部回路と接続例を紹介します。


42

pilot は 2 つの入力ラインを持ちますが、内部回路はすべて同じです。


pilot は 4 つの出力ラインを備えていますが、内部回路はすべて同じです。

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5.5 runner 外部インタフェースについて

Basler runner カメラに関する外部インタフェースについて紹介します。

5.5.1 runner カメラピンアサイン

runner カメラには 2 つのコネクタが実装されています。1 つは電源供給用のコネクタ、も

う 1 つが外部入出力接続のためのコネクタになります。

電源供給用のコネクタは 6 ピンコネクタであり、これに適合するコネクタはヒロセ

HR10A-7P-6S になります。

1. 12V カメラ用電源

2. 12V カメラ用電源

3. 未接続

4. 未接続



外部入出力用のコネクタには 12 ピンコネクタを使用しており、これに適合するコネクタ

はヒロセ HR10A-10P-12 になります。


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1. デジタル入力 1-

2. デジタル入力 1+



5. デジタル入出力 GND

6. デジタル出力 1-

7. デジタル出力 1+



10. 未接続

11. デジタル出力 2-

12. デジタル出力 2+

5.5.2 runner 外部インタフェース内部回路

runner カメラが有する外部インタフェースについて、初めにデジタル入力内部回路につい

て説明します。runner カメラでは、内部の回路を切り替えることで、複数の信号種類に対

応します。対応する信号は Low voltage TTL, TTL, RS-422, RS-644 です。初めに、RS-422,

RS-644 信号入力時の内部回路と接続例について紹介します。

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内部回路の切り替えはソフトウエアで行います。詳しくは runner ユーザーマニュアルを

ご参照下さい。

次に、low voltage TTL もしくは TTL 信号入力時の内部回路と接続例を⺬します。

次に、runner 出力回路について説明します。こちらも同様に、low voltage TTL, TTL,

RS-422, RS-644 の出力に対応しています。

RS-422 信号出力時の内部回路とその接続例について紹介します。


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次に、RS-644 時の内部回路と接続例を紹介します。RS-422 時と異なる点は、接続に際

して終端抵抗を用意する必要がある点です。

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最後に、low voltage TTL もしくは TTL 出力時の内部回路と接続例を紹介します。


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5.6 aviator 外部インタフェースについて

Basler aviator カメラに関する外部インタフェースについて紹介します。

5.6.1 aviator GigE カメラピンアサイン

aviator GigE カメラは背面に 12 ピンのコネクタが用意されており、電源、デジタル入力

2 ライン、デジタル出力 4 ラインを用意しています。カメラ側コネクタは HR10A-10R-12P

を使用しています。このコネクタに合うものは HR10A-10P-12S になります。














5.6.2 aviator 外部インタフェース内部回路

aviator GigE は外部入出力インタフェースとしてデジタル入力を 2 ライン、デジタル出力

を 4 ライン備えています。初めに、デジタル入力の内部回路と接続例を紹介します。

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basler pylon...

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