webデベロッパに必要なスキルとしてのamazon ec2

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実はAmazon EC2はWebデベロッパにとっての強力な開発支援ツールとしての側面も持っています。 「開発環境のスピーディーな構築」や「複数のサーバーで構成される検証用環境の作成」といった実例を交えてWebデベロッパが開発業務においてAmazon EC2を活用する方法についてご紹介します。

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Serverworks

2010年4月14日

株式会社サーバーワークスクラウドオペレーショングループ

小倉 純也 <ogura@serverworks.co.jp>

Serverworks

Webデベロッパに必要なスキルとしてのAmazon EC2

?

2006/7

2006/72006/8

2006/72006/8

2006/11

2006/72006/8

2006/11

2007/6

4年

http://www.flickr.com/photos/spidermandragon5/2922128673/

Heroku - Rubyアプリ専用PaaS

http://heroku.com/

(her-OH-koo)

開発者にとってのEC2どう活用する?EC2の始め方利用時のコツ

http://www.flickr.com/photos/enwiie/3817631532/

開発者にとってのEC2

http://www.flickr.com/photos/dunkv/97119622/

EC2の話題は

運用インフラとしての話題ばかり

http://www.flickr.com/photos/mayhem/4403152760/

運用環境以外でもメリットはある

http://www.flickr.com/photos/icco/2246383366/

•サーバーの追加・削除が簡単•課金は1時間単位•Windows Serverが使える•柔軟なディスク構成が可能•スナップショット作成が簡単•グローバルIPが割り当てられる

どう活用する?

携帯サイト開発環境として

http://www.flickr.com/photos/lnx/7204949/

携帯サイト開発環境として

http://www.flickr.com/photos/lnx/7204949/

PublicIPElasticIP

CloudworksでElasticIPを追加してみる

CloudworksでElasticIPをインスタンスに割り当てる

•携帯サイトのアクセスログを記録・収集する•1時間あたり数万~数十万アクセス•期間は1週間程度•「2~3日中に稼働させたい」という要望

携帯サイト+SimpleDBの事例

•データベースはAmazon SimpleDB•セットアップ、メンテナンス不要•スキーマ設計・定義が不要•ドメイン(テーブル)あたりの要素数上限は10億•負荷分散は自動•フロントエンドはPHP•シンプルな1ページ•Amazonのサンプルコードをベースに•ログ閲覧用の管理画面はRails + Heroku•迅速に開発し、無償でデプロイできる

携帯サイト+SimpleDBの事例

12月15日 (火)開発用インスタンス起動PHPのコーディング

12月16日 (水)

開発用インスタンスからAMIを作成 AMIから運用インスタンスを2つ起動Herokuにサインアップ管理画面を作成・デプロイ

12月17日 (木)ログダウンロード用インスタンスの構築運用インスタンスを10台に拡大

12月18日 (金)サーバー設定を変更してAMIを作り直し運用インスタンスを新AMIで立ち上げ直し

1月5日 (火) インスタンスおよびデータベースを削除

複数台構成の検証に

http://www.flickr.com/photos/pjvenda/4196446504/

20台まで起動可能

従来の開発環境

本番環境

Webサーバー

Appサーバー

DBサーバー

開発環境

Web+App+DBサーバー

EC2を利用した開発環境

本番環境

Webサーバー

Appサーバー

DBサーバー

開発環境

Webサーバー

Appサーバー

DBサーバー

タグによる管理

データベース構成の検証

プライマリDB

セカンダリDB

セカンダリDB

複数台構成時の費用目安

1時間 24時間 30日間

Linux × 10 90円 2,160円 64,800円Windows × 10 130円 3,120円 93,600円

US-WESTリージョンの場合

8時間 8時間×3日間

Linux × 10 720円 2,160円Windows × 10 1,040円 3,120円

US-WESTリージョンの場合

複数台構成時の費用目安

Windows Serverとして

http://www.flickr.com/photos/jetsetwilly/2581863218/

Windows Server 2003Windows Server 2008SQL Server ExpressSQL Server Standard 2005SQL Server Standard 2008

ライセンス購入不要

社内システムのリハーサル環境として

http://www.flickr.com/photos/robertraymondut/2944984479/

セキュリティアップデート適用時ミドルウェアのバージョンアップ時RPM, PEAR, CPAN, Rubygemの更新時

社内システムに問題が起こるとき

EC2の始め方

利用開始までのステップ

AWSのページでアカウントを取得する

EC2にサインアップする

確認用の電話番号を登録する

電話がかかってきたら確認用の4桁の数字を入力する

利用開始!http://www.flickr.com/photos/katphotos/2281673189/

利用開始までのステップ

AWSのページでアカウントを取得する

EC2にサインアップする

確認用の電話番号を登録する

電話がかかってきたら確認用の4桁の数字を入力する

利用開始!

登録する電話番号

登録する電話番号

03-1234-5678

81-3-1234-5678

登録する電話番号

03-1234-5678

81-3-1234-5678

090-1234-5678

81-90-1234-5678

EC2へのサインアップ詳細な手順はCloudworksのサイトでも解説しています。

http://cloudworks.jp/

ツール

http://www.flickr.com/photos/icco/2246383366/

AWS Management Console

AWS Toolkit for Eclipse

Ylastic

ツール

https://console.aws.amazon.com/ec2/

•無料•EC2の新機能にもすぐに対応

AWS Management Console

•インターフェースが英語のみ•大量のインスタンス管理には不向き•名前を付けられない•操作ミスの心配がある

AWS Toolkit for Eclipse

http://aws.amazon.com/eclipse/

•無料、オープンソース•Eclipseの中から使える•JavaアプリをEC2インスタンスにデプロイできる•Tomcatによるクラスタも可能

•日本語の情報があまりない•運用管理向けではない

Ylastic

http://ylastic.com/

•機能が豊富•新機能への対応が早い

•有償 $25/月•インターフェースは英語のみ•日本語の情報はほとんどない

どれがベスト?

AWS Management ConsoleAWS Toolkit for Eclipse

Ylastic

Cloudworks

+

AWS Management ConsoleAWS Toolkit for Eclipse

Ylastic

Cloudworks

+

AWS Management ConsoleAWS Toolkit for Eclipse

Ylastic

Cloudworks

+ インスタンス管理はCloudworksで•日本語での名前付け•タグによる分類

利用料金の予測

http://www.flickr.com/photos/icco/2246383366/

1時間 24時間 30日間

Linux 9円 216円 6,480円Windows 13円 312円 9,360円

US-WESTリージョンのSmallインスタンス

利用時のコツ

AMIAmazon Machine Images

http://www.flickr.com/photos/neweyes/222877428/

1.自分で1からAMIを作る2.Public AMIを利用する3.インスタンスを元に自分用AMIを作る

http://www.flickr.com/photos/neweyes/222877428/

1.自分で1からAMIを作る1からAMIを作るのは、手間がかかり難易度も高いので最初のうちはおすすめできません。

http://www.flickr.com/photos/jiazi/3116676730/

2.PublicAMIを利用する

既存のAMIを使う場合は、そのAMIの製作者をどれくらい信用できるかがポイント。

3. インスタンスを元に自分用AMIを作る

EC2に慣れてきたら、稼働中のインスタンスを元に自分用のAMIを作成するのがおすすめ。

スナップショットを活用する

http://www.flickr.com/photos/robot_zombie_monkey/2375319616/

スナップショットを活用する

スナップショットの保存料金は安価なので、どんどん使いましょう。

1GB 10GB 50GB

1ヶ月 18円 180円 1,800円

US-WESTリージョンの場合

アクセスを制限する開発環境やリハーサル環境は、運用環境よりも慎重に厳しくセキュリティグループを設定する。

稼働状況を常にチェックする

• 意図しないインスタンスが稼働していないか注意しましょう• EC2からはレポートや警告は一切送信されてきません• AWS Management Consoleはリージョンをまたいでのインスタンス一覧表示ができません• Cloudworksではすべてのリージョンのインスタンスを1つのページで確認できます

EC2の障害情報をチェックするAWS Service Health Dashboard

http://status.aws.amazon.com/

まとめ

•クラウドの運用案件がなくてもEC2は便利•開発環境として•検証環境として•学習環境として•などなど

運用案件がなくてもEC2は便利です

http://www.flickr.com/photos/lcrf/1831917223/

•概念に慣れておきましょう•インスタンスとは?•データの安全な保存方法•将来の案件のための材料を集めておきましょう•Google App EngineやAzureとの違い•プライベートクラウドとの使い分け・併用

今後、EC2で運用するときのために

今すぐ、EC2に触れてみてください!

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