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~10.補助科目・申告科目設定編~
平成 27 年 2 月
JA 長野県営農センター
㈱長野県協同電算
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1.このマニュアルについて
<はじめに> このマニュアルは、JA長野県らくらく Web農業簿記システム(以下、らくらく Web簿記)における、補助科目と申告科目の設定についてまとめたものです。
<目次>
1.このマニュアルについて・・・1ページ
2.補助科目設定・・・2ページ
3.申告科目設定・・・6ページ
4.その他・・・20ページ
らくらく Web 農業簿記では、勘定科目の登録・修正を行うことはできません。費目の詳細な管理を行う場合には、補助科目の設定により行ってください。
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2.補助科目設定
補助科目設定は、らくらく Web簿記トップメニューの「マスタ設定」内にある「補助科目設定」にて行います。
※注意ユーザーが設定できる補助科目コードは、勘定科目ごとに補助科目コード「 0700」から「0999」までです。
①マスタ設定から「補助科目設定」を選択します。
②「新規」ボタンをクリックします。
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③入力画面が表示されますので必要事項を入力します。
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勘定科目コードを入力します。
任意の補助科目コードを入力しま す 。 設 定 可 能 な コ ー ド は「700~999」の範囲内です。
補助科目名称を入力します。
補助科目略称を入力します。
税区分を選択します。「(空白のまま)」「課税仕入(課税口)」「課税仕入(非課税口)」「課税仕入(共通口)」「課税売上」「非課税売上」「非課税仕入」「課税対象外(入金)」「課税対象外(出金)」
イニシャルキーを入力します。(英文字 10字まで入力できます。)
最後に「登録」をクリックし、登録を完了させます。
勘定科目コード欄には、イニシャルキー、勘定科目コード、もしくは「探」ボタンにより、補助科目を設定したい勘定科目を指定してください。
例として、勘定科目「0659 雑費」の補助科目として、補助科目コード 700 の「福利厚生費」を設定してみます。
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②雑費を指定します。
①「新規」ボタンをクリックします。
③補助科目コード「700」とします。
④名称を「福利厚生費」とします。
⑤略称を「福利厚生費」とします。
⑥ 税区分を「課税仕入(共通口)とします。
⑦イニシャルキーを「fukurikous」とします。
⑧「登録」ボタンを選択すると、確認メッセージが表示されますので「はい」を選択し、登録を完了させます。
3.申告科目設定
らくらくWeb簿記の青色(白色)申告決算書では、らくらくWeb簿記の勘定科目を、青色(白色)申告決算書の申告科目に集計し表示させる仕組みになっています。申告科目の集計、表示の変更は、「マスタ設定」メニューの、「申告科目設定」にて行います。
① 設定を確認する。各項目を入力・選択して「表示」ボタンを選択します。
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申告区分を「青色」か「白色」を選択します。
部門区分を「農業」か「不動産」を選択します。
決算書区分を「損益計算書」か「貸借対照表」を選択します。
表示ボタンを選択します。
対象年を指定します。
【表示画面の見方】表示ボタン選択後、次の画面が表示されます。
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らくらくWeb簿記の勘定科目 申告書項目No.と項目名
例えば、表示№1勘定科目「0500 売上高(補助科目 0000~9999)」は申告書項目№(1)販売金額に紐付けされ、表示№3勘定科目「0700 作業受託収益(補助科目 0000~9999)」、表示№4「0701 奨励金(補助科目 0000~9999)」、表示№5「0702 受取共済金(補助科目 0000~9999)」、表示№6「0709 雑収入(補助科目 0000~9999)」は申告書項目№(3)雑収入に合算されて紐付けされる、という仕組みになっています。
表示№
申告科目設定の注意点(損益計算書)決算書の損益計算書に新たに申告科目を設定できるのは、経費項目の No. ( 28 )・
( 29 ) 、各種引当金・準備金等の繰戻額等項目№( 38 )・( 39 ) 、繰入額等項目№( 43 )・( 44 ) のみです。それ以外の項目の削除、名称変更はできません。
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申告科目設定の注意点(貸借対照表)決算書の貸借対照表に新たに申告科目を設定できるのは、資産項目の№ 21 ・ 22 ・ 23 、
負債科目の№ 32 ~ 36 、 39 ~ 45 のみです。それ以外の項目の削除、名称変更はできません 。 (申告書の貸借対照表には項目№は表示されていませんのでご注意ください。)
次のページから、申告科目設定を2パターンに別けて、事例により説明します。パターン① 1つの勘定科目(および全補助科目)を空白の項目に表示させる。パターン② 1つの勘定科目のうち、特定の補助科目を空白の項目に表示させる。
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パターン① 一つの勘定科目(全補助科目)を空白の項目に表示させる。
例として、勘定科目「0620 作業委託料(補助科目 0000~9999)」を空白の申告書項目№ 28 欄 に表示します。
初期設定では、勘定科目「0620 作業委託料(補助科目 0000~9999)」は「0625賃借料(補助科目 0000~9999)」、「0626地代(補助科目 0000~9999)」と合算されて、申告書項目№( 24 )地代・賃借料 として表示される仕組みになっています。
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作業委託料を別表示にします。
例では、作業委託料を空白の申告書項目№( 28 ) に表示する設定を行います。
①マスタ設定メニューの、「申告科目設定」をクリックします。
②各項目を入力・選択して「表示」ボタンをクリックします。
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①対象年を入力します。
②申告区分を「青色」、「白色」から選択します。
③部門区分を「農業」、「不動産」から選択します。
④決算書区分を「損益計算書」を選択します。
⑤表示ボタンをクリックします。
③ 表示ボタンクリック後、次の画面が表示されます。
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初期設定では次のようになっています
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
28 0620 作業委託料 0000 9999 24 地代・賃借料29 0625 賃借料 0000 9999 24 地代・賃借料30 0626 地代 0000 9999 24 地代・賃借料
勘定科目「0620 作業委託料(補助科目 0000~9999)」は、「0625賃借料(補助科目 0000~9999)」、「0626地代(補助科目 0000~9999)」と合算されて、申告書項目№( 24 )地代・賃借料 として表示される設定になっています。
例では作業委託料を表示№34 空白の申告書項目№( 28 ) に表示する設定を行います。
④現在紐付けられている「作業委託料」を削除します。
⑤申告書項目№(28)に「作業委託料」を追加します。
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ア.表示№28「作業委託料」を選択します。
イ.「行削除」を選択し、削除します。
④の作業で作業委託料が削除されています。
勘定科目コード欄には、イニシャルキー、勘定科目コード、もしくは「探」ボタンにより、設定したい勘定科目を指定してください。
エ.「修正」をクリックし、確定します。
ウ.表示№33(④の削除作業により表示№が一つ繰り上がります。) 空白の申告書項目№(28)に、勘定科目「0620作業委託費」、補助FROM「0000」、補助TO「9999」、項目名「作業委託料」と入力します。
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
33 0620 作業委託料 0000 9999 28 作業委託料
項目№は変更できません。
パターン② 1つの勘定科目のうち、特定の補助科目を空白の項目に表示させる。
例として、この手引きの5ページで作成した、勘定科目「0659 雑費」の補助科目「700福利厚生費」を空白の申告書項目№ 29 欄 に表示します。
初期設定では、勘定科目「0659 雑費(補助科目 0000~9999)」は「0630接待費(補助科目 0000~9999)」、「0809 雑損失(補助科目 0000~9999)」と合算されて、申告書項目№( 30 )雑費 として表示される仕組みになっています。
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例では、補助科目「福利厚生費」を表示№29 空白の申告書項目№( 29 ) に表示する設定を行います。
①マスタ設定メニューの、「申告科目設定」をクリックします。
②各項目を入力・選択して「表示」ボタンをクリックします。
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①対象年を入力します。
②申告区分を「青色」、「白色」から選択します。
③部門区分を「農業」、「不動産」から選択します。
④決算書区分を「損益計算書」を選択します。
⑤表示ボタンをクリックします。
③ 表示ボタンクリック後、次の画面が表示されます。
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初期設定では次のようになっています
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
36 0630 接待費 0000 9999 30 雑費37 0659 雑費 0000 9999 30 雑費38 0809 雑損失 0000 9999 30 雑費
勘定科目「0659 雑費(補助科目 0000~9999)」は「0630接待費(補助科目0000~9999)」、「0809 雑損失(補助科目 0000~9999)」と合算されて、申告書項目№( 30 )雑費 として表示される仕組みになっています。
例では「0659 雑費」の補助科目コード 700「福利厚生費」のみ、表示№35 空白の申告書項目№( 29 ) に表示する設定を行います。
この操作により、「0659雑費」のうち、補助科目コード 700「福利厚生費」のみが申告書項目№( 29 ) に表示され、他の雑費の補助科目は引き続き、申告書項目№( 30 ) 雑費に表示されます。
④ 行を挿入します。
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ア.表示№37「雑費」を選択します。
イ.「行挿入」を選択します。
表示№ 37 「雑費」の下に空白の表示№ 38 が追加されます。
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
37 0659 雑費 0000 9999 30 雑費38 30 雑費
⑤ 補助科目コードを変更します。
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ウ. 表示№37の補助TOを「0699」に変更し、表示№38に勘定科目「0659 雑費」、補助FROM「0701」、補助TO「9999」と入力しま
す
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
37 0659 雑費 0000 0699 30 雑費38 0659 雑費 0701 9999 30 雑費
勘定科目コード欄には、イニシャルキー、勘定科目コード、もしくは「探」ボタンにより、設定したい勘定科目を指定してください。
項目№は変更できません。
⑥ 空白の申告書項目№(29)に「福利厚生費」を追加します。
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オ.「修正」をクリックし、確定します。
エ.表示№35 空白の申告書項目№(29)に勘定科目「0659 雑費」、補助FROM「0700」、補助TO「0700」、項目名「福利厚生費」と入力します
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
35 0659 雑費 0700 0700 29 福利厚生費
勘定科目コード欄には、イニシャルキー、勘定科目コード、もしくは「探」ボタンにより、設定したい勘定科目を指定してください。
項目№は変更できません。
※注意以上の例のように、補助科目を他の項目に表示させたい場合は、補助科目が「0000」~「9999」まで設定される状態になるように注意してください。
№ 勘定科目補助FROM
補助TO
項目№ 項目名
35 0659 雑費 0700 0700 29 福利厚生費37 0659 雑費 0000 0699 30 雑費38 0659 雑費 0701 9999 30 雑費
雑費の補助科目が「0000~9999」まで設定されている
4.その他
1.申告科目設定の留意点申告科目設定で「修正」ボタンを選択した際、黄色の文字で、「21 行目:損害保険料(科目コード 0650)は農業部門の科目コードではありません。」と表示されますがそのまま「確定」ボタンを選択して、確定させてもかまいません。
これは、初期設定で申告科目に紐付けられている「損害保険料(科目コード0650)」が不動産部門専用の勘定科目であるためです。この科目を使用しない場合には、この行を削除してもかまいません。
2.申告科目設定のリセット 申告科目の設定をリセットしたい場合は、「申告科目設定」画面で、リセットを行い
たい区分を選択して「初期状態に戻す」を選択してください。初期設定にリセットされます。
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①リセットしたい区分を指定します。
②「初期状態に戻す」をクリックします。
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