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2013/7/17
1
宿主依存性修飾
発育鶏卵
赤血球凝集反応(Hemagglutination: HA)
+ ‐
溶血反応(Hemolysis)
細胞融合現象(Cell fusion)
センダイウイルス感染マウス
2013/7/17
2
正常マウス肺
感染マウス肺コンソリデーション
組織培養事始め‐1957年
センダイウイルス感染L細胞 宿主依存性修飾
トリプシンによるセンダイウイルスの活性化
トリプシン処理感染L細胞は感染中心となる
2013/7/17
3
非活性型 L‐Sendaiをトリプシンで活性化させる
トリプシン処理 L‐Sendai
(感染性、溶血能、細胞融合能の同時回復)
感染性
溶血能
細胞融合能
トリプシン濃度
トリプシン処理 L‐Sendaiの細胞内侵入(Envelope Fusion)
清水洋子 撮影
トリプシンはL‐Sendai のenvelope 融合能を活性化する
トリプシン活性化および
エンベロープの状態から見た
センダイウイルスのモデル
・溶血能・融合能・感染性
・溶血能・融合能・感染性
蛋白分解酵素
F
F1F2 (トリプシンによる活性化の分子機構)
2013/7/17
4
トリプシン処理前
処理後
トリプシンによるF糖蛋白の開裂活性化
F糖蛋白の開裂活性化
F糖蛋白の開裂活性化
(浅野モデル)
トリプシン処理後に出現するF1のN末端の疎水性アミノ酸配列
センダイウイルスのモデル
本間・戸澤・清水
2013/7/17
5
卵の中でのセンダイウイルスの活性化
卵漿尿液中にはトリプシン様活性化物質がある
様
溶血能
感染性
卵漿尿液中にはトリプシン様活性化物質
卵漿尿液中の活性化物質の
性状
トリプシン存在下でのプラーク
(肺病原性の機構)
Egg‐Sendai 感染マウス
(肺捻発音, 立毛, 体重減少)
2013/7/17
6
接種後の日数
Egg‐Sendai感染マウス(体重減少, 死)
体重
Egg‐Sendai感染マウスの肺組織像 (HE染色)
ウイルスは気管支上皮細胞で増える(PAP染色)
時間経過に伴う感染拡大
感染量少ない感染量多い
肺内での多段増殖
L‐Sendai接種マウス
(感染の兆候なし)
L‐Sendai感染マウス
接種後の日数
体重
(体重減少なし)
2013/7/17
7
L‐Sendai感染マウス肺組織像(HE染色)
増殖の所見なし(PAP染色)
トリプシン処理L‐Sendai
肺感染性の発現
(プロテアーゼ変異株による肺病原性の解析)
トリプシン抵抗性
変異ウイルスTRの作出
TRのトリプシン抵抗性
キモトリプシン
キモトリプシン
トリプシン
トリプシン
酵素濃度
キモトリプシン活性化TR感染マウスの肺組織像
(HE染色)
2013/7/17
8
感染量少ない感染量多い
キモトリプシン活性化
TR 感染マウス
接種後の日数
体重
ウイルス増殖
抗体反応
肺病変スコア
TRからトリプシン感受性復帰
ウイルス Tsrevの作出
センダイウイルスのマウス肺病原性の機構
(田代・本間)
(プロテアーゼ抵抗性の分子機構)
プロテアーゼ変異株の塩基配列―アミノ酸配列
トリプシン、キモトリプシン
プロテアーゼ変異株のトリプシン、キモトリプシン作用部位
キモトリプシン トリプシン
伊藤正恵
2013/7/17
9
(プロテアーゼインヒビターによる肺炎の治療)
トラジロール対照
プロテアーゼ変異株TRを用いる
あらたな生ワクチンの概念
キモトリプシン活性化
TRの感染防御効果
コントロール
5HA
0.5HA
0.05HA
ワクチン効果の持続
6ヶ月
8ヶ月
10ヶ月
ワクチンのブースター効果
2013/7/17
10
TR生ワクチンとコンポーネントワクチンの比較
0.5HA
0.05HA
0.005HA
1600HA
160HA
対照
TR接種量とワクチン効果
250HA
25HA
2.5HA
野生ウイルス感染マウスから同居マウスへの感染 TR感染マウスから同居マウスへの感染
センダイウイルスの溶血現象
リクエストに応えて
2013/7/17
11
溶血現象の謎
(学生実習で解決のヒントを得る)
赤血球表面への吸着 → エンベロープ融合
↓
細胞内侵入
ヘモグロビンの遊出開始
ヘモグロビンの細胞外遊出⇒ ヌクレオカプシドは残る
教科書的センダイウイルス像(Late harvest)
1.形が不揃い2.ヌクレオカプシドが見える3.溶血能あり
真のセンダイウイルス像(Early harvest)
1.丸いピチピチ粒子2.ヌクレオカプシドは
見えない3.溶血能なし
2013/7/17
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ピチピチ粒子の血球凝集像
ピチピチ粒子による赤血球融合
ヘモグロビンは遊出しない
ピチピチ粒子を凍結融解する(Late harvest)
Late harvest による溶血
エンヴェロープの状態から見た溶血モデル
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