クラウドマイグレーションの始め方 · リソース使用率 etc. 2estimate ......

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Confidential & Proprietary

クラウドマイグレーションの始め方

Google Cloud JapanToshitaka “Hawk” Yasuhara

インフラストラクチャ

モダナイゼーションスペシャリスト

安原 稔貴 ”Hawk”

1

なぜクラウドマイグレーショ

ンが必要なのか?

3

マイグレーションの

最初の一歩

アジェンダ

2

マイグレーションと

は?

なぜクラウドへの

マイグレーションが必要なのか?

”2025年の崖”は日本のIT業界の深刻な課題

多くの経営者が、将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネス・モデルを創出・柔軟に改変するデジタル・トランスフォーメーション (=DX)の必要性について理解しているが・既存システムが、事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができなかったり、過剰なカスタマイズがなされているなどにより、複雑化・ブラックボックス化・経営者が を望んでも、データ活用のために上記のような既存システムの問題を解決し、そのためには業務自体の見直しも求められる中( 経営改革そのもの)、現場サイドの抵抗も大きく、いかにこれを実行するかが課題となっている

この課題を克服できない場合、DX が実現できないのみでなく、 年以降、最大 12 兆円 / 年(現在の約 3 倍)の経済損失が生じる可能性(2025 年の崖)。

※ 第4回 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/004.html※ DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服と DXの本格的な展開~https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

80% → 90%の 予算がシステム運用管理費として費やされ、現状維持で手一杯に

技術負債による運用費用の高騰

10% → 40%のワークロードがデジタル関係となるが、これに対応できない組織は競争力を失う

デジタル競争の激化

17 万人 → 43 万人の 人材が不足し、運用保守の担い手が不在となり、サイバーセキュリティや事故・災害によるシステムトラブルやデータ滅失等のリスクが高まる

IT 人材の不足

”2025 年の崖”で顕在化する課題

※ 第 4 回 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/004.html※ DXレポート ~IT システム「2025 年の崖」克服と DX の本格的な展開~https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

DX レポートにおける ”2025年の崖” に対する提言

2025 年までの間に、複雑化・ブラックボックス化した既存システムについて、廃棄や塩漬けにするもの等を仕分けしながら、必要なものについて刷新 しつつ、DX を実現する

技術負債による運用費用の高騰

デジタル競争の激化IT 人材の不足

刷新で技術的負債を解消しつつ、クラウド等の活用により運用を効率化、システム運用管理費をIT予算の

6割程度に

マイクロサービスの導入やテスト環境の自動化により、

開発の効率化やリリース作業を短縮化

既存システムの維持・保守業務から最先端のデジタル技術分野に

人材をシフト

※ 第 4 回 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/004.html※ DXレポート ~IT システム「2025 年の崖」克服と DX の本格的な展開~https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

Confidential & Proprietary

超高 起動 : 数分ではなく数秒で VM 起動

(※ 1,000VMs でも 5 分以内に起動 )

ダウンタイム無しでディスクサイズ変更可

ライブマイグレーション

Lift and improve

インフラ観点での GCP の優位性

カスタムマシンタイプ

サイジングリコメンデーション

“秒” 単位の課金

継続利用割引

(Sustained Use Discounts)

確定利用割引(Committed Use Discounts)

デフォルトで暗号化

グローバルネットワーク / LB

チップレベルまで自社製インフラ

厳格な取得済み第三者認証

Spec / Performance Cost Security

Google Cloud Platform世界中に拡がる134 のエッジ POP(接続拠点)20 リージョン14 の海底ケーブル

ネットワーク

接続拠点

現時点でのリージョンとゾーン数

今後追加されるリージョンとゾーン数 3

3

3

3

3

33

3

3 33

3

3

34

3

3

33

3

3

3 3

Confidential & Proprietary

Anthos はアプリケーションをモダナイズするプラットフォーム

Google Cloud オンプレミス 他社クラウド

Anthos の マルチクラウド技術は業界において非常にユニークである

Forbes, April 2019

AI を、すべての人にAI for everyone

Google CEO, スンダー・ピチャイ

Google I/O 2018 Conference 基調講演より

マイグレーションとは?

最適化

日々の生活環境の改善離れた家族との通信手段の整備

移行

引っ越し業者との連携、船便や航空便を利用したコスト最適化は?

計画

家族全員が移住するのか?全員同時? 最初に一人がお試し移住してから?持病の治療は問題無い?

評価

なぜ海外移住したいのか?海外移住して何を得たいのか?本当に生活費は安いの?

マイグレーションのステップを老後の海外移住で考えると・・・

最適化

アプリケーション、運用プロセスを最適化し、コストを削減

移行

ツールを活用しつつ、チーム、ベンダーと連携し、移行を行う

計画

どれが移行できるか、どれを移行するべきか、どのパターンで移行するか、どの順番で移行するか

評価

既存のアプリケーションを分析し、全体像を把握コストを試算ワークロードのポートフォリオを評価

クラウドマイグレーションに話を戻すと・・・

移行

ツールを活用しつつ、チーム、ベンダーと連携し、移行を行う

計画

どれが移行できるか、どれを移行するべきか、どのパターンで移行するか、どの順番で移行するか

評価

既存のアプリケーションを分析し、全体像を把握コストを試算ワークロードのポートフォリオを評価

今回は移行までのフェーズについて解説します

よくあるお客様の課題とアプローチ

● 運用はパートナー任せで既存環境の全体像を把握していない

● クラウド移行の効果を経営層に説明出来ない

GCAF● 人、プロセス、テクノロジーの軸で組織のクラウドジャーニーへの適応力を Fit & Gap 分析

● 体制の整備や、教育計画、セキュリティポリシーの整備の指針などを明確化

アセスメントツールの利用● エージェントをインストールすることで、

VMware 環境の構成を自動的に調査することが可能

● クラウド移行をした場合のコスト削減効果を自動試算することが出来る

● クラウドジャーニーに対応できる社内体制が無い

● クラウド移行の前にセキュリティポリシーの整備、社内合意が必要

● マイグレーション期間が長すぎる、コストがかかりすぎる

● 長すぎるダウンタイムは許容出来ない

GCPの解決策

フェーズ

お客様の悩み

計画評価 移行

Migrate for Compute Engine● リアルタイムのエージェントレス ストリーミングにより、移行期間、ダウンタイムを最小化

● 大規模移行向けの移行の自動化機能● データ移行中に平行してテストが可能● インスタンスの正しいサイズ検出と推奨によるコストの最適化

それぞれのイメージ

GCAFMigrate for

Computer Engine

移行

ツールを活用しつつ、チーム、ベンダーと連携し、移行を行う

計画

どれが移行できるか、どれを移行するべきか、どのパターンで移行するか、どの順番で移行するか

評価

既存のアプリケーションを分析し、全体像を把握コストを試算ワークロードのポートフォリオを評価

クラウドマイグレーションで何を得たいか?

コスト

アジリティ

インサイト

柔軟性

可用性

Platform as a Serviceサーバレス / Cloud Functions自動化のためのツール群

機械学習データウェアハウスデータ分析基盤

コンテナオーケストレーショングローバルな負荷分散クラウドモニタリング

ワークロードの移行柔軟なスケーリングバックアップ / アーカイブ

マネージドなコンテナオープンソースプラットフォームオープンハイブリッド

インフラストラクチャ

モダナイゼーションスペシャリスト

岡田 庄平 (Shohei Okada)

●現状構成がわからない●クラウド移行実現性がわからない●移行効果を経営層に説明出来ない

クラウド移行検討時の悩み

1 Discover 既存システムの見える化

2 Estimate コスト推定

3 Assess ワークロード ポートフォリオ評価

アセスメントのステップ

Discover1

● ホスト名● CPU● Memory● OSのVersion● リソース使用率 etc.

Estimate2

$移行前後のコストを算出

● ビジネスクリティカルでない

● ナレッジベースを作るのに適してい

● センターメンバーでマネージできる

● 関係組織が協力的

● コスト効果が高い

● システム / ネットワーク間の依存性

が少ない

● ステートレス

● アプリのリファクタリングが少なくてす

● 移行データ量が少ない

● コンプライアンス上の移行しても問題

がない

● サードパーティのライセンスを含まな

● カットオーバーまでに時間的余裕が

ある

Assess3

アプリの移行特性を判定する

Assess3

アプリの分類と移行難易度判定

Disconnected & non-critical

Connected & non-critical

Connected & critical

Marketing website

Backup & archive

Dev / test

Experiments

Back office

Batch processing

Data analysis

ERP

OLTP database

E-commerce application

Legacy hardware

Easy Hard Mostcomplex

Legend:

アセスメントツール紹介

ツール紹介

● オンプレ VMWare / AWS 環境のインフラ見える化● 移行前 / 移行後のコストを簡単にシミュレーション● GCP と現環境の互換性を判定

On-Premises Data Center (VMware)

構成概要(VMware)vSphere 環境に構築した Observer から、vCenter の情報を CloudPhysics 上にアップロード

ゲスト OS のログイン情報を設定することで、ゲスト OS 内部の情報を収集することも可能

vCenter VM

VM Observer

CloudPhysicsデモ

41

〜ツール利用の流れ

Registration or Invitation

Activation Assessment

Google かパートナー会社からポータルへの招待を送信

Observer のデプロイと設定(5 分程度)

ポータルからコスト / ワークロード分析等を確認

移行

ツールを活用しつつ、チーム、ベンダーと連携し、移行を行う

計画

どれが移行できるか、どれを移行するべきか、どのパターンで移行するか、どの順番で移行するか

評価

既存のアプリケーションを分析し、全体像を把握コストを試算ワークロードのポートフォリオを評価

期待される効果

マイグレーションリスク・難易度

優先度 低

優先度 高

簡単難しい

大きい

小さい

既存のワークロードを四象限で整理する

期待される効果

マイグレーションリスク・難易度 簡単難しい

大きい

小さい

●バックオフィスシステム● イントラネット

● 共通データ基盤

● データ分析基盤

● マーケティング用のWebサイト

整理結果のサンプル

新しいワークロードをクラウドに適した形で開発しデプロイする。

クラウドファースト<Cloud First>

そのままクラウドへ移行し、その後クラウドに最適化する。

リフト&シフト<Lift & Shift>

既存のワークロードのリファクタリングを行い、その後クラウドへ移行する。

トランスフォーム&ムーブ<Transform & Move>

既存のワークロードを停止し、代わりのワークロードをデプロイする。

リップ&リプレイス<Rip & Replace>

現状を維持するケースいわゆる塩漬け

保持<Retain>

稼働中のシステムを停止、もしくは破棄する

リタイア<Retire>

1.移行

2.最適化

2.移行

1.最適化

優先度が高いワークロードに対して、移行方針を決定する

リフト&シフトとは?

クラウドネイティブ アプリ & オペレーション

従来型アプリ & オペレーション

パブリッククラウド

オンプレミス

リフト & シフト モダナイズ

既存アプリケーション

クラウドに適したアプリケーション

ビジネス環境の変化

● ビジネスの多様化● 変化スピードが加● テクノロジーの進化に伴

うゲームチェンジ● グローバル競争の

ボーダーレス化

モダナイズAgility変化へ迅 に対応できる

構築 / 開発

ScalabilityStart Small, Scale Fast

Flexibility柔軟な IT インフラ構成やコスト構

● アジャイル / DevOps● CI / CD● マイクロサービス

アーキテクチャ● マネージドサービス /

サーバレス / PaaS● コンテナ / Kubernetes● SRE

モダナイズでビジネス環境の変化へ対応出来るIT組織へ

リフトによっていち早くクラウドのメリットを享受することが可能

クラウドネイティブ アプリ & オペレーション

従来型アプリ & オペレーション

パブリッククラウド

オンプレミス

リフト & シフト モダナイズ

既存アプリケーション

クラウドに適したアプリケーション

リフトで得られるクラウドのメリット・インフラの標準化、統合運用・拡張性、敏捷性・利用分のみの支払い・セキュリティ

クラウド移行を成功させるために解決すべき課題はテクノロジーだけではない

テクノロジー プロセス

Google Cloud Adoption Frameworkでテクノロジー以外の課題を網羅的に解決し、マイグレーションを加 する

テクノロジー プロセス

スケール

教育 主導

セキュア

教育

主導

セキュア

スケール

GCAF のそれぞれの領域に対して三段階のレベルを定義

教育 主導 スケール セキュアTactical

Transformational

Strategic

クラウドのスキルは独学、ベストエフォートで身につける形、外部リソースに技術を依存し

ている

トレーニングが標準化され、外部リソースをサポートとして利

用する

仲間同士で継続的に教え合う、学び合う文化が醸成されており、外部の人材はスタッフの増強のために利用

各チームは機能ごとにサイロ化しており、チーム間の連携は有能なプロジェクトマネージャーに依存している

クラウド推進を担うクロスファンクショナルなチームが形成され

ている

プロダクトごとに機能横断的なチームがグルーピングされており、それぞれが一気通貫した

責任をもち、自律的に動いている

変更は遅く、リスクがあり、運用は効率化されていない

システムの構成がテンプレート化され、マニュアルレビューを必要とせずガバナンスを確保

クラウドネイティブなアーキテクチャ、

マネージド サービスを使い、頻繁にリスクを

抑え変更を加えることが出来る

公衆インターネットを恐れ、暗黙的にプライベート

ネットワークを信頼している

IDの中央管理、ハイブリッドな

ネットワーク構成

適切なサービス、データにアクセスが可能な人、デバイスを信頼する

GCAF を用いて、現状を可視化し、目指すべき地点を明確にする

1 5432

Tactical Strategic Transform

Learn

Lead

Scale

Securehttps://cloud.google.com/adoption-framework/

移行

ツールを活用しつつ、チーム、ベンダーと連携し、移行を行う

計画

どれが移行できるか、どれを移行するべきか、どのパターンで移行するか、どの順番で移行するか

評価

既存のアプリケーションを分析し、全体像を把握コストを試算ワークロードのポートフォリオを評価

次のセッションにて解説させていただきます

マイグレーションからクラウドジャーニーへ

期待される効果

マイグレーションリスク・難易度

優先度 低

優先度 高

簡単

難しい

大きい

小さい

1st

2nd

3rd最適化移行 計画 評価

1st Wave Migration

最適化移行 計画 再評価

2nd Wave Migration

最適化移行 計画 再評価

3rd Wave Migration

クラウドジャーニー

全社的なシステム刷新とデジタルトランスフォーメーションを実現

マイグレーションの最初の一歩

クラウドマイグレーションの最初の一歩は評価から

評価

マイグレーションからクラウドジャーニーへ

期待される効果

マイグレーションリスク・難易度

優先度 低

優先度 高

簡単

難しい

大きい

小さい

1st

2nd

3rd最適化移行 計画 評価

1st Wave Migration

最適化移行 計画 再評価

2nd Wave Migration

最適化移行 計画 再評価

3rd Wave Migration

クラウドジャーニー

全社的なシステム刷新とデジタルトランスフォーメーションを実現

クラウドジャーニーに対応するために”Strategic” を目指す

教育 主導 スケール セキュアTactical

Transformational

Strategic

クラウドのスキルは独学、ベストエフォートで身につける形、外部リソースに技術を依存し

ている

トレーニングが標準化され、外部リソースをサポートとして利

用する

仲間同士で継続的に教え合う、学び合う文化が醸成されており、外部の人材はスタッフの増強のために利用

各チームは機能ごとにサイロ化しており、チーム間の連携は有能なプロジェクトマネージャーに依存している

クラウド推進を担うクロスファンクショナルなチームが形成され

ている

プロダクトごとに機能横断的なチームがグルーピングされており、それぞれが一気通貫した

責任をもち、自律的に動いている

変更は遅く、リスクがあり、運用は効率化されていない

システムの構成がテンプレート化され、マニュアルレビューを必要とせずガバナンスを確保

クラウドネイティブなアーキテクチャ、

マネージド サービスを使い、頻繁にリスクを

抑え変更を加えることが出来る

公衆インターネットを恐れ、暗黙的にプライベート

ネットワークを信頼している

ID の中央管理、ハイブリッド

なネットワーク構成

適切なサービス、データにアクセスが可能な人、デバイスを信頼する

Thank you

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