桃太郎に学ぶ成功ストーリー...

Post on 24-Jun-2020

2 Views

Category:

Documents

0 Downloads

Preview:

Click to see full reader

TRANSCRIPT

桃太郎に学ぶ成功ストーリー~桃太郎物語の裏側編~

『育ててくれたおばあさん、おじいさんに恩返しがしたい』 そんなことを思い、「何か2人にしてあげられることはないか?」なんて考え、 食事中とか通常の雑談の中でさりげなく聞くんです。 「ねえねえ、最近なんか困ってることとかないの?」 そう言うとおばあさんは、「そうねえ、特にはないわよ。でも強いていうなら鬼が・・・ねえ」 と言います。 そしておじいさんが、「あいつら人とか食うしな・・隣町にいる山田さんちのご実家も やられたそうだ・・・」 「林さんちなんて川で鬼を見かけたらしいの。毎日川には行かねばならないし、 他人事じゃないわ・・・」 「川で見かけたのか!となると、山もそろそろダメじゃな・・芝刈りもあるというのに・・・ まったく」 「山はダメよ!鬼たちが栗拾いやたけのこ狩りをしてるって噂よ」 「そうか・・・桃太郎は足が速いから大丈夫だろうが、せめてわしらが生きている間は村には 来ないでほしいんじゃがなあ」 「そうねえ・・・どうしましょう」

などと会話が進み、2人の話を聞きながらうんうんと頷いてただけの桃太郎は決心します。

「俺をここまで育ててくれたおばあさん、おじいさんが困っている・・・となると俺のやることは ひとつだ。 なあに、一度は産まれた直後に死にかけた身!玉砕覚悟で行けばなんとかなるさ・・ははっ」

そうして、桃太郎は何日かかけて荷物をまとめ、ある日の早朝。  まだ、2人が寝ている時間に 「鬼退治に行ってきます。心配しないでください」

とだけ書いた手紙を置いて旅立ちます。

しかし、ここの所なにやらコソコソやっていた桃太郎を、おばあさんは女の勘で怪しいと 思っていたため、出発直前で見つかってしまいます。  手紙を見たおばあさんは号泣。 「あなたを鬼に食わせるために育ててきたんじゃない!」 とか 「なんて親不孝なの!」 とか 「あなたが死んだら私はどうしたらいいか・・ううっ」 とか泣き喚き、ひたすらヒステリックに言いたいことを言って旅立とうとする桃太郎を放しません。

しかし桃太郎はどんな困難な道であろうと、鬼退治をして恩返しをすると心に決めているため、 いくらおばあさんに説得されても決意は揺らぎません。

そうすると、影でやり取りを聞いてたおじいさんがノコノコ出てきて、 「ばあさんや。桃太郎はもう腹を括っているようじゃよ。こりゃ、男の顔じゃよ!」 とかなんとか言いながら、部屋の隅に立てかけてあった日本刀を桃太郎に渡します。 「これはわしが若いころ戦で使った刀じゃ・・・名刀じゃからのう。錆びれてはおるまい」

おじいさんがそんなことを言うので、おばあさんはまた泣き叫び、離婚だの、 うるせ~じじぃ~!だの、あなたはあの時もそうだった!とか大昔の話を持ち出して 乱れまくりますが、おじいさんは話を続けます。

「桃太郎。男はなあ、やると決めたことは必ずやらないかんのじゃ。心して戦って来い。」 「ばあさんや。桃太郎の好物のきび団子を作ってやりなさい。途中で腹も減るじゃろう」 「そうじゃ。鎧も必要じゃのう・・・確か押入れの奥に・・・」 と、桃太郎を送り出す準備を始めます。 そんなおじいさんと桃太郎を見て、おばあさんも渋々きび団子の準備を始めます。 きび団子を作りながら、おばあさんは色々なことを思い出します。 川から桃が流れてきた日のこと・・・ 桃から桃太郎が出てきたこと・・・ 幼稚園でおばあさんの似顔絵を桃太郎が描いてくれたこと・・・ 授業参観で一組だけ圧倒的に年齢が高く、親子共々浮いてしまったこと・・・ 「名前がださい!」と友達からいじめら、、泣きながら家に帰って来た時のこと・・・ 桃太郎がはじめて反抗したときのこと・・・ 桃太郎がグレて謹慎になり、学校から呼び出された日のこと・・・

そんなことを思いながら作ったきび団子は愛情たっぷりなのでした。 そして、  「やるからには日本一になってくるのよ・・ぐすっ」 と、桃太郎に日本一と書かれた旗と、ハチマキを渡します。 そして、おばあさんとおじいさんに玄関で見送られ、うるっと来て泣きそうな桃太郎は 2人に背を向けて、鬼ヶ島に向かって歩き始めます。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

そして、物語はイヌ、サル、キジの三匹に出会い、きび団子と引き換えで仲間にして鬼退治に 向かっていくのですが、

本当はもっと多くの友達に声をかけました。

実は、最初に亀に出会います。 「おーひさしぶりだな桃太郎。元気にしてる?・・・・・・ええっ!?鬼退治!? マジかよ!?やめとけやめとけ!お前死ぬぞ!」 とか言われて、亀にも行かないほうがいいと説得されます。

でも、桃太郎は鬼退治をして、あばあさんとおじいさんへ恩返しすると決めているので、 そんなことでは揺らぎません。

その姿に感動した亀は、 「・・・わかった!俺も鬼退治に連れてってくれ!足は遅いけど、甲羅とか結構硬いから、 防御とかに使ってくれ!武器がなくなったら投げたりぶつけたりしてくれてもいいぞ! だから仲間にしてくれ!!!! そうと決まれば身支度だ!今荷物をまとめてくるから、桃太郎ちょっと待っててくれ!!!!!」 と桃太郎に言い、家に一度帰ります。 家に帰って荷物をまとめ、さあ行くぞと、両親に鬼退治に行くことをメールします。 すると亀に速攻で折り返しの電話がかかってきます。

「なんだよお袋か。。。もう行くってのにうるせ~な~~!!」

「鬼退治に行くなんて何言ってるの!!あなた学校の単位や出席もやばいし、就活だってあるでしょ!?   大体鬼退治なんて野蛮なこと亀のすることじゃないわ!! あなたは昔からそう!すぐそうやって人に影響されて出来もしないことを・・・ もうほんとにバカな子だよ。。今お父さんに電話代わるからね!!!!   うんたらかんたらなんちゃらかんちゃら」 と、両親にこっぴどく叱られ、鬼退治をやめることを説得されます。

そして、1時間後、桃太郎のところに戻ってきて 「すまん桃太郎・・・俺は鬼退治に行きたいんけど、親にすごい説得されてさ・・・・ ほら、しかも俺今就職活動もしてるだろ?だからあんまり時間もないんだよな。 本当に行きたかったけどごめん。 また何か力になれることがあったらいつでも連絡してきてくれ・・・協力すっからよ・・・」 と、桃太郎に伝えます。  しかし、桃太郎は揺るぎません。 何故なら絶対に鬼退治をすると心に決めているからです。

しばらくすると、今度は猫に出会います。

「桃太郎か!ひさびさだな~そろそろ彼女でも出来たか??・・・・・・・へえっ!?鬼退治!? なんでまたそんな野蛮な!やめといたほうがいいぞ絶対!!」 とか言われて、今度は猫にも行かないほうがいいと説得されます。

でも、桃太郎は鬼退治をして、あばあさんとおじいさんへ恩返しすると決めているので、 そんなことでは揺らぎません。

その姿に感動した猫は、 「・・・お前そんなこと考えてたんだな!よし俺も行く!俺ひっかくのとか強いし、 自分で言うのもなんだけど 結構スピードはあるからよ!俺も鬼退治に連れてってくれ!」

と桃太郎に言います。

しかし桃太郎は、 「でも両親とか心配するし・・・無理しなくてもいいよ・・・給料とかも特に払えないし・・・」 と猫に伝えます。

すると猫は 「ははっ!俺は親とか関係ねえよ!気にすんな!金?んーーそのうまそうな団子でいいよ! じゃあ荷物まとめてくるぜ!」

と家に帰って荷物をまとめます。

親とか関係ない!と豪快にいった猫でしたが、長年付き合ってる彼女には報告しておかないと思い、彼女に電話をかけます。

「プルルルルルル・・・あ、もしもし? 俺だけど。うん。うん。 いや、俺、今から鬼退治行ってくるからさ! しばらく会えなくなるな。・・うん。うん。 えっ?結婚はいつするんだって?いやーそりゃまだ先の話。。 いや、そうだけどよー。悪いとは思ってるよ・・・いや、でも、・・・違うんだ。へ?

あたしと鬼どっちが大事なの? そりゃあお前だけどさあ・・・それとこれとは別の・・え?別れる!? ちょっと待ってくれよお・・・おいっ・・」

そして彼女にやんや言われた亀は桃太郎に電話をし、こう言います。

「すまん桃太郎・・・彼女が鬼退治行くなら別れるって言い始めてさ・・・ 今から彼女んち行ってくるわ。。。 ごめんな・・・あ。さっきの団子は今度返すよ。 てか、おまえもやっぱりやめとけよ!  みんな無理だ!って言ってたぞ。。。」

2人目の裏切りです。 しかもなんと、、、自分がやらないと決めた瞬間に、桃太郎を止めはじめました。

「みんな・・・って、、いったい誰だよ。。」と思いながらも桃太郎は揺るぎません。

何故なら絶対に鬼退治をすると心に決めているからです。 しばらくすると、今度はタヌキに出会います。

「おー桃太郎~高校の卒業式以来だな!そんな大荷物まとめてどうする!?・・・えっ鬼退治!? マジかよーー。 そりゃあ大胆な・・・でもあれだな。俺も行くわ!こう見えて昔ボクシング習ってたし。」

と桃太郎に言います。 

でも桃太郎は、

「ありがとう。みんな応援してくれてうれしいよ。でも両親とか心配するし・・・ ほら彼女とかもさ??? 無理しなくてもいいよ?」 とタヌキに伝えます。

するとタヌキは

「親?俺んち親とか無関心だからよ~~。それに生まれてこの方彼女なんかいないぜ! ははっ・・・ んじゃちょっと待っとけよ!」 と家に帰って荷物をまとめます。

親は無関心だし、彼女もいないタヌキでしたが、鬼退治に行くなら情報が少なすぎると思い、 グーグルで検索することにしました。

すると

「鬼ヶ島 被害」 「鬼ヶ島 攻略 無理」 「鬼 最強」 「鬼退治 成功率 低い」  などの消極的な検索結果が並び、タヌキはビビッてしまいます。

「うお・・・鬼ヶ島ってかなりやばいんだな・・・見くびってたぜ・・・ え? 鬼って身長2mもあんのか!?  超強そうだな・・・。しかも鬼ヶ島ってトラップあんのかよ。。。俺避けれるのかな???・・  なになに『鬼退治はかつて何人もの勇者が挑んできましたが、未だかつて成功した例は ありません』・・・だと・・・??これはやばいな。てか、無理だわ・・・」

そして完全に意気消沈したタヌキは桃太郎にメールを送ります。

『えーーーー。ごめんなさい。休養が出来ました^^; 鬼退治がんばってね★byタヌキ』

3人目の裏切りです。 しかも直接ではなく、メールでのバックレです。

しかし、桃太郎は揺るぎません。 何故なら絶対に鬼退治をすると心に決めているからです。 そんなこんながありながら、目標に向かって真剣に取り組む中で桃太郎は 「イヌ・サル・キジ」という、共に命をかけてくれる三匹の大事な仲間と出会います。

イヌとサルはともかく、キジなんてただの鶏肉ですからね!! 使える使えないの次元ではないのです。 しかし桃太郎は、使えないキジですら、共に戦ってくれるならと仲間にし、 不屈の精神で鬼ヶ島で鬼を退治します。

鬼退治は苦戦の連続でしたが、桃太郎の強い意思で、3匹の仲間もマックスの実力を発揮し、 鬼を1匹退治していく中で急成長を遂げ、難攻不落の鬼ヶ島を攻略するのです。

最初は鬼退治さえできればと思っていましたが、なん当初は思いもしていなかった、 金銀財宝も手に入れることに成功し、大船に乗って自分の村へ帰還しました。

すると久しぶりにたまたま会った 亀からは「俺も親が反対しなかったら、、行ってたのにな~~~!!」と一言。 猫からは「久しぶり~~! マジ最悪だよ、俺の彼女、、結局あのあと、浮気されて別れたし!!  俺も英雄になりて~!」 タヌキからは「ちょっ、、、金貸してくんない?! 彼女が妊娠してさ~。絶対返すから!! m(._.)m」と1本メールが。

いい加減な3匹はさておき。 おばあさん、おじいさん。そして命を懸けて共に戦った三匹の仲間と、 豊かに楽しく暮らしていったとさ。。。。。。。おしまい。

大切な人に恩返しをするという目標を達成するために、自分の全てをささげ、 色んな人に反対や説得をされても決して思いを曲げず、 友人たちの動向に振りまわされず、本気で目指す中で大切な仲間と出会い、 最後は目標以上の成果を得て、無事に恩返しをする。

という、、、世の中のほぼすべての成功者が体験するサクセスストーリーである。

つまり桃太郎というのは、

top related