現地視察資料 - mlit...0 第2回...
Post on 26-Jun-2020
0 Views
Preview:
TRANSCRIPT
0
第2回
長良川川原町鵜飼屋地域のかわまちづくり懇談会
現地視察資料
資料1
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
1
現地視察ルート現地視察ルート
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
2
洪水時における鵜飼船の避難洪水時における鵜飼船の避難
長良橋より上流を望む
長良橋より下流を望む
この周辺区域では流下能力が不足しており、出水時において計画高水位以下で安全に流下させることができないため河道掘削が必要であり、掘削を実施すると洪水時に鵜飼船等の船が流出してしまう懸念があり、鵜飼船ドックの移転が必要である。
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
3
洪水時における鵜飼船の状況洪水時における鵜飼船の状況
過去の出水において、鵜飼船の流出や転覆等の被害がある。
平成11年9月出水時の状況
平成11年9月出水時における鵜飼船の転覆状況
平成11年9月出水時における鵜飼船の被災状況
※岐阜市鵜飼観覧船事務所提供
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
4
施設の老朽化等施設の老朽化等
防水壁の状況を見るとかなり老朽化が進んでいる。また、防水壁の連続上では陸閘が数多く有り、安全性が一連として確保されていない。個人の陸閘では、一部木製の角落とし材を使用している。
設置されてからかなりの年月が経過している防水壁 防水壁の連続上にある陸閘
補修等状況
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
5
長良南町陸閘
長良陸閘
鵜飼屋陸閘№101 法久寺町陸閘
鵜飼屋陸閘№110
鵜飼屋陸閘№107
鵜飼屋陸閘№106
鵜飼屋陸閘№104
鵜飼屋陸閘№102
築地陸閘
鵜飼陸閘№127
金碧町陸閘
鵜飼屋陸閘№113
大前町陸閘
鵜飼屋陸閘№114
鵜飼屋陸閘№115
鵜飼屋陸閘№116
鵜飼屋陸閘№119鵜飼屋陸閘№123
今町陸閘
材木町陸閘
港町陸閘№205
上茶屋町陸閘
港町陸閘№225
港町陸閘№215
港町陸閘№218
港町陸閘№211
港町陸閘№217
大宮陸閘
港町陸閘№226
大宮陸閘第二
港町陸閘№227
港町陸閘№224
本 堤
本 堤
防水壁
陸閘の設置状況等陸閘の設置状況等日 時 ピーク水位
陸閘操作
(19.36m)
18.94m
出動水位
(19.63m)
19.63m
陸閘全閉
(19.86m)
19.74m
高水位
(21.79m)
21.79m
○
0
○
○
○
○
○
6
S51.9.9 7:00 21.50m ○ ○
S56.7.13 2:00 19.78m ○ ○
H2.9.20 6:00 20.62m ○ ○
H6.9.30 6:00 19.93m ○ ○
H10.10.18 8:00 19.81m ○ ○
H11.9.15 19:00 20.66m ○ ○
H12.9.12 1:00 19.77m ○ ○
H14.7.10 13:00 19.78m ○ ○
H16.6.21 18:30 19.24m ○
H16.10.20 23:45 21.53m ○ ○
合計(回) 10 9
大宮陸閘
港町№218陸閘
長良陸閘
大宮・長良陸閘操作状況(S51~H16) ※( )はH14まで
長良川右岸の鵜飼屋地区では、本堤6箇所、防水壁13箇所の計19箇所、左岸の川原町地区では、本堤5箇所、防水壁9箇所の計14箇所の直轄陸閘があり、個人陸閘を含めると多数の陸閘が存在する。水防団の団員数の減少や高齢化を考えると非常に水防活動の負担と
なっている。
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
6
計画高水位までの浸水状況計画高水位までの浸水状況
※計画高水位より地盤高との差を示したもの。概ね計画高水位より高い場合は着色していない。
川原町及び鵜飼屋地区の河川保全区域内において、計画高水位まで浸水した場合、最大で3m以上浸水すると考えられ、非常に危険な地域である。
長良橋
長良川
洪水が防水壁を越えた場合に想定される状況
1m程度
※イメージ
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
7
河原の状況河原の状況
岐阜市のHPよりhttp://www.city.gifu.lg.jp/c/12040108/12040108.html
河原の利用状況(長良川水浴場)
昭和56年5月当時の長良橋周辺の状況
平成21年5月現在の河原の状況
過去、砂礫河原だった場所が緑地化している。
木曽川上流河川事務所木曽川上流河川事務所
8
長良川緊急改修(長良橋上流区間)長良川緊急改修(長良橋上流区間)
河道掘削範囲
H20 護岸実施済
H21 護岸延伸予定
標準断面(53.2k)
標準断面
(53.2k)
8
河道掘削範囲
○玉石積み護岸による歴史的風景の保存 ①玉石積み護岸は、中段部で勾配が変化する特徴のある構造を 受け継ぎました。 ・玉石材は、現地採取などにより同粒径・同色彩のものを使用 しました。 ・玉石積みの配置は、既設護岸と同様に、谷積・深目地となる よう施工に留意しました。 ②流水の阻害とならないよう、なめらかな護岸法線としました。
②なめらかな法線設定・流水を阻害しない、なめからな護岸法線としました。
①玉石景観の保全と再生・勾配変化に特徴のある既設護岸の構造を踏襲しました。
③鵜飼観覧船乗降性の向上・踏み幅・蹴上げを一定にし、三割勾配としました。
⑥進入路と小段幅の確保・緊急車両等の進入可能な幅を確保しました。
④車椅子での利便性の向上・上下流方向へのスロープとしました。
⑤自然素材の防舷材の使用・ヒノキ角材としました。
治水安全度の向上と、文化的景観の保全の両立
○解消すべき課題・粒径の違う石材や、コンクリートが混在した 既設護岸・勾配が不揃いな玉石積み護岸・使われない階段・角落としが撤去されず、 そのまま残されている・緊急車両が進入出来ない、狭い小段・踏み幅・蹴上げが不揃いな階段施設
玉石積み護岸とパラペットによる特殊堤と、
鵜飼観覧船乗降場施設において、老朽化や基礎
部の空洞化が生じていました。
対策として、特殊堤の補強と低水護岸の設置
を行い、治水安全度の向上をはかりました。
○老朽化・空洞化が生じた船着き場の基礎部分
施工前
計画策定
施工中
○玉石積み護岸の施工状況
コンクリート護岸
玉石積み護岸
パラペット
古い階段
狭い小段
○階段護岸による利便性と親水性の確保 ③低水護岸は、ゆるやかな勾配の階段構造としました。 ④鵜飼観覧船が横付けしやすく、車いすの利用に配慮しスロープ を設けました。 ⑤階段護岸の端部にヒノキ角材の防舷材を設置し、護岸や船に損 傷を与えないようにしました。 ⑥小段は現況と同じ高さとすることで、親水性を確保し、緊急車 両の進入にも対応しました。
施工後
○長良橋より完成箇所を望む
☆計画検討にCGを活用し、様々な角度からの見え 方等を確認しました。
☆岐阜市景観アドバイザー、まちづくり会の皆様等 にご意見をいただき、計画・施工に反映しました。
国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所 TEL 058-251-1321 長良川第一出張所 TEL 058-231-9051
長良橋 ← 長良川
金華山岐阜城
工事箇所L=284m
標準断面図
Co
As
Co 14.50
(1:0.2)
(1:0.4)
(1:100)
1:3.0
0.809@0.533=4.80
=1.60
9@0.178
(1.46)
2.25
0.23
階段ブロック張
プレキャスト基礎
(前面防舷材貼付)
捨 石
(前面防舷材貼付)
コンクリート張A(t=200)
(1.65)
0.10 4.40
4.500.90(0.33)
(0.29)
玉 石 積 A
(玉石φ300内外)
玉 石 積 B
(玉石φ300内外)
既設階段護岸
既設玉石積護岸
位置図
○長良川プロムナード計画「世界イベント村ぎふ」から長良川温泉旅館街に面する主要地方道岐阜美濃線を含む長良川右岸と玉井町周辺から鵜飼大橋までの左岸の河畔をゆったりと散策できるプロムナードを整備することを目的として、平成11年度に市・県・国により策定しました。
長良川プロムナード計画
長良川プロムナード計画・長良川湊町ゾーン整備
鵜飼観覧ゾーン整備(平成16年度完成)
平成20年度長良川湊町護岸工事
(景観形成事業推進費)
な が ら が わ み な と ま ち
○長良西小学校4年生のみなさんの現場見学の様子と、玉石への記念サイン
資料2
top related