160225 kurume 02

Post on 16-Apr-2017

383 Views

Category:

Health & Medicine

0 Downloads

Preview:

Click to see full reader

TRANSCRIPT

会社概要 ヒト試験の概要

ヒト試験について

ヒト試験の流れと詳細

機能性表示制度について

機能性表示制度とは

機能性表示制度とヒト試験

オルトメディコの実績

Contents

本日の内容

会社概要 ヒト試験の概要

ヒト試験について

ヒト試験の流れと詳細

機能性表示制度について

機能性表示制度とは

機能性表示制度とヒト試験

オルトメディコの実績

Contents

ヒト試験について

健康食品のあれこれ

世間では健康食品やサプリメントが多く出回っています

本当に効果があるのか?それはどうやって調べているのか?

機能性を示すための研究

In vitro培養細胞

マウス・ラットウサギなど

ヒト

食品分析センター

ヒト試験実施の前には• in vitro 試験 / 培養細

胞による実験• 動物実験等により、安全性と有効性 ( 作用機序 ) などを示す

他の要因による影響を極力取り除き、対象となる食品・サプリメント・化粧品等が

高い安全性があるかどのように効果 ( 有効性 ) があるのか

 ヒトを対象とし科学的に確かめること

ヒト試験の目的は科学的根拠(エビデンス)を取得し、安全性・有効性を証明することです

ヒト試験とは ?

エビデンスとは?

「科学的根拠」を英語でエビデンス( evidence )と言います。健康食品・サプリメントの場合、「~に効く」「~に効かない」といった情報をいろいろなところで見かけることがあるかと思います。その「~に効く」「~に効かない」という情報の根拠となるのがエビデンスであり、通常は、臨床試験を行って効くかどうかを証明した研究成果のことを指します。

臨床試験といってもいろいろな方法があり、なるべく、人の意志が入らずに、より客観的に評価できるように計画された試験の方が、結果の信頼性が高いといえます。

信頼性の高い結果が得られる研究方法であるほど、研究の実施は困難になります。また、試験に参加した人が多いほど結果の信頼性が高くなります。

健康食品エビデンス・ナビより

エビデンスとは ?

エビデンスレベル

Level 内容

1a ランダム化比較試験のメタアナリシス / システマティックレビュー

1b ランダム化比較試験

2a 非ランダム化比較試験( 前向き研究、コホート研究など )

2b ランダム割付を伴わないコントロールを伴うコホート研究(historical cohort study など )

3 ケース・コントロール研究 ( 後ろ向き研究 )4 処置前後の比較などの前後比較、対照群を伴わない研究

5 症例報告・ケースシリーズ

6 専門家個人の意見

世界的に有名なコホート研究である久山町コホートはここになります。

ランダム化比較試験

RCT: Randomized Controlled Trial

対象をランダムに選び、試験食品群とプラセボ群にわけ、評価を行う方法

機能性食品・サプリメントを摂取

有効成分が入っていないプラセボを摂取

結果の例:血糖値の場合

10

血糖

サプリメント摂取 プラセボ摂取

0W 4W 0W 4W

†*

† 0.05<p<0.1(傾向差あり)

* p <0.05(有意差あり)

ヒトレベル

ヒト試験の種類

11

ヒト試験

安全性試験 有効性試験過剰摂取試験長期摂取試験

脂肪燃焼促進疲労軽減免疫改善腸内環境改善

など

安全であり、有効性もあることをヒトレベルで示す

ヒト試験の流れと詳細

ヒト試験の流れ(ビジネスモデル)

・モニター募集、同意書の取得・倫理委員会開催・試験スケジュール管理・検体サンプリング・結果データの集計・統計解析

モニター

クリニック

オルトメディコ

・独自の募集サイト「 Go106 」

・内科・皮膚科・眼科・歯科

企業

食品・健康食品などの安全性・有効性試験の依頼

試験のご提案試験報告学会発表論文発表

14

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

15

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

試験計画書(プロトコル)の作成

オルトメディコは豊富な実績と高度な情報収集力により、お客様の立場に立った最適な試験計画書をご提案します。

また学会発表や論文投稿などの学術サポートも充実しています。

試験計画書の構成

⒈試験参加者 選定基準 ・管理方法

研究の目的や、研究の経緯をもとに試験参加者の選定基準、除外基準、選抜基準などを決定します。また、試験参加者の管理方法についても予め決め、事前説明会時に試験参加者へ説明し管理を徹底します。

⒉研究方法

・試験デザイン(二重盲検試験・並行群間比較試験、クロスオーバー比較試験等)・試験日程(倫理委員会・モニター募集期間・試験実施期間・報告書提出)・試験参加者数・試験食品(試験食品・プラセボ等)・摂取期間と摂取量

⒊実施・運営機関 試験内容によって試験実施機関(提携医療機関)を決定します。

⒋検査項目身体測定・理学検査・内科的検査・尿検査・末梢血液検査・アンケート調査・検査日誌(摂取開始日から摂取終了日まで)・その他特殊項目(免疫力・抗酸化能、酸化ストレス、肌評価、腸内環境等)

⒌統計解析方法 各試験デザインに合わせ、統計解析方法を決定します。

16

ヒト試験を行う目的 (販促用・学会発表・ 論文投稿 ) によって試験デザイン ( 人数・検査項目・期間 ) などを決定します。

試験を実施するにあたり、 UMIN 等への事前登録業務も承ります

17

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

18

倫理委員会倫理委員会の必要性我が国においては、ヘルシンキ宣言に基づき臨床研究に関する倫理指針が策定されているため、自ら倫理審査を実施することが求められています

   研究の対象となる試験参加者の尊厳・人権・利益並びに

プライバシーの保護

研究によって生じる試験参加者の危険性予測のため

医師、看護師、弁護士を含む第三者の目線で、試験の妥当性・安全性を事前にチェックします

18

◆Point  用語◆

【倫理委員会報告システム】

2015年 4月から、すべての倫理委員会の審査案件・審査結果などを厚生労働省のデータベースに登録することが義務付けられました。オルトメディコのヒト試験を審査する倫理委員会も本報告システムに登録し、報告しています。

倫理面の配慮【ヘルシンキ宣言】

19

医学研究者が自らを規制する為に採択された人体実験に対する倫理規範

ヘルシンキ宣言のなかで重要な基本原則1. 患者・被験者福利の尊重2. 本人の自発的・自由意思による参加3. インフォームド・コンセント取得の必要4. 倫理審査委員会の存在5. 常識的な医学研究であること

臨床研究に関する倫理指針

文部科学省、厚生労働省が定める倫理指針です。「全ての関係者は、次に掲げる事項を基本方針としてこの指針を遵守し、 研究を進めなければならない。」 ① 社会的及び学術的な意義を有する研究の実施② 研究分野の特性に応じた科学的合理性の確保③ 研究対象者への負担並びに予測されるリスク及び利益の総合的評価 ④ 独立かつ公正な立場に立った倫理審査委員会による審査 ⑤ 事前の十分な説明及び研究対象者の自由意思による同意⑥ 社会的に弱い立場にある者への特別な配慮 ⑦ 個人情報等の保護 ⑧ 研究の質及び透明性の確保

21

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

モニター募集と管理

モニ

ター募集

事前説

明会

試験

実施【モニター募集と管理の仕方】

 自社運営サイト「 GO106 」にて、独自にモニターを募集し 試験にあった質の高いモニターを選定しています

• 試験計画書(プロトコル)のモニター選定基準に従ってモニター募集をします。

• 応募者の中から厳選し、スクリーニングを兼ね事前説明会を開催します。

• 説明会参加態度や、アンケート・ヒアリング等実施し独自のノウハウの下、モニターを選定します。

   

徹底したモニター管理をすることで、高精度の試験を実現します

モニター募集と管理において大切なこと ⒈試験計画書の条件に合致するモニターを集めること ⒉モニターの管理を徹底すること

 試験実施中は電話やメールなどで、  密なモニター管理をします

• 検査時の遵守事項を細かく設け、日報記入方法の確認や体調管理など、密に連絡を取ることでモニターのモチベーション維持に努め試験参加意識を高めています。

• 検査日程の調整や検査時の注意事項(食事摂取制限など)のために検査 1週間前と前日に事前電話連絡等を徹底しています。

モニター募集サイト「 Go106 」のキャラクターメディコちゃん

22

募集サイト Go106http://www.monitor-touroku.jp/

23

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

24

検査の実施

検査実施場所内科、眼科、皮膚科、歯科等

試験デザインに合わせて

医療機関を選定します

検査は試験責任医師の監督のもと実施いたします。

新しい試験デザインや検査項目などがある場合、現場運営者(看護士等含む)が必ず事前シュミレーションを行い、スムーズな試験運営に努めております。

25

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

26

結果の解析・最終報告書の作成

試験結果を統計解析し、結果の検証を行い、考察を加えた最終報告書を作成します。

統計解析は摂取前後の比較だけでなく、その後の層別解析、多変量解析等にも対応可能です。試験結果を多方向から見ることで、新しい方向性が見えてきます。

p = 0.004**

pre intake0

1

2

3

4

5

6

7

active placebo

排便回数(

回/週)

p = 0.000***例) 1  免疫スコアを使用した結果

例) 2

統計解析とは ?データマネジメントによりまとめられている症例データに対して製品(サプリメントや食品)の有効性や安全性を統計学的に評価します

27

ヒト試験全体の流れ(機能性表示に向けて)

試験計画期間 試験実施期間データ解析報告期間

倫 理

委 員

契 約

試 験

依 頼

試験

計画書

作成

試 験

実 施

事 前

説 明

モニ

ター募

デー

タ集

計・

分析

学 会

発 表

論 文

投 稿

試 験

報 告

約 1ヶ月間 約 5ヶ月間 約 1ヶ月間

28

学会発表・論文投稿

学会発表・論文投稿の実績につきましては弊社HPにて随時アップしております。

また、学会発表の内容は社内にて動画作成・音声録音しyoutube にアップすることが可能です。学会発表にお越しいただけない一般の方にも公開できます。

【学会発表】薬事法による規制がある健康食品等では、学会発表がエビデンス発信の最良の場であると言えます。弊社が学会発表を行わせていただく場合もございます。

【論文投稿】

結果を学術誌などに投稿します。CONSORT声明に準拠した論文の作成を致します。日本語・英語の両方に対応しております。

試験を実施した第三者機関が試験結果を学会や論文で発表することで

客観性が増し学術的な価値をさらに高めることができます

CONSORT声明

29

CONSORT声明ってなに?

ランダム化並行群間比較試験(RCT)報告のためのガイドラインRCTの発表を「完全」「明快」「透明性の高い」情報として発表する試み

30

ヒト試験で行ったこと・結果は包み隠さず、正直に発表しましょう

簡単にいうと…

チェックリスト

RCTを報告する際に含まれるべき情報のチェックリスト

タイトル・抄録はじめに方法結果考察その他の情報

31 CONSORT2010声明 (2010) 薬理と治療

項目数: 37項目

CONSORT に準拠して発表することの利点

ヒト試験の報告に対する信頼度が増す日本国内だけでなく、海外でも信頼されるヒト試験結果として発表出来ます!

CONSORT を条件とする学術雑誌に論文を投稿できる

学術価値の高い雑誌は CONSORT を必須条件とすることが多いです!

2016年 4月 1 日以降機能性表示制度をヒト試験を用いて活用する場合、 CONSORT に準拠することが必要に!

32

33

プロトコルの事前登録とは?

University hospital Medical Information Network の略名であり、大学病院の医療情報におけるネットワーク組織のことです。 

機能性表示制度でのヒト試験では試験の計画について、 UMIN-CTR などへの事前登録が必須となります。

オルトメディコでは、これまでも多くの試験で UMIN-CTRへの登録を支援しております。

臨床試験を実施するうえで、 CONSORT声明(ランダム化比較試験の報告に関するガイドラインに準拠した試験の実施が推奨されます。

その中でも、公正さを保つために試験計画書の内容を UMIN-CTR などへの事前登録が望ましいです。

UMIN-CTR (http://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm) は国際的に 承認された試験登録機関です。

メリット試験に対する信頼度が高まる。CONSORT声明に準拠した論文が書ける

デメリット他社や消費者が、試験を実施していることやその内容をあらかじめ知ることができる。機能性表示食品の要件を満たすことができない。( 2016年 3月までは移行期間)

CONSORT に準拠するためにはプロトコルを事前に登録する必要があります。その登録機関は日本ではUMIN が有名です。

オルトメディコのUMIN登録実績

現在 20件の登録機能性表示の話が出る前からUMINに積極的に取り組んできました!

top related