002 2 1-13

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二点透視図法

介線法によるグリッド作画

 これから描く絵のELと視心と画角を目測で決める。

EL

視心

 図では目測で立方体を描き、その側面の対角線を描くことでMLを作図している。建築パースではなく絵を描くためであれば、このあたりは目測で済ませることが得策である。

 作図の邪魔になるので不要な線を消してある。

 VPが画面内にないためELと消失線の間隔の1/2の長さを利用する。

 1/2の間隔を延長する。

 対になる点を通る消失線を描く。これが立体の側面の水平方向のグリッドとなる。

 水平方向のグリッドとMLの交点を通る垂線を描く。これが立体の側面の垂直方向のグリッドとなる。

 地面のグリッドを描く準備としてDVPを求める。これは分度器を使って消失線の角度の二等分線を描いて求めれば良い。

 DVPと、垂直方向のグリッドと地面の交点とを繋いで対角消失線を描く。

 垂直方向のグリッドと地面の交点を、手前から順番に対になる点同士を繋ぐ。つまり対角消失線に直行する正方形の対角線を描いていることになる。

 二つの正方形の対角線に囲まれた部分にできる正方形はグリッドの正方形より小さくなる。ところが、その対角線の長さはグリッドの正方形の一辺の長さに等しくなる。つまり、図中の青の正方形の対角線の長さを利用してグリッドの正方形を1マスずつ作図できる。図は地面のパース線を一本描いたところである。

 一本でも地面のパース線が描けたら、あとは対角消失線を使って正方形を描いていけばよい。

 そして連鎖的に地面のパース線と対角消失線を利用して地面のグリッドを埋めていくと完成。

 ただ一つ注意することは、この作図手順では理論的には正確なグリッドが描けることになっているが、実際に手作業で作図していくと必ず誤差が出て来る。この図でも手前の地面のパース線と対角消失線が正しい位置で交わっていないことが分かる。

 ちなみに、グリッドを描く領域を逆転させると室内パースのグリッドを描く事ができる。

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