そか引り作るかき穏そスれ荒穏な中今程...

松浦國樹個展

今回の展覧会は日本の自然の景色を描かれている

『松浦國樹個展』でした。

先生の作品は全てオイルパステルという、こどもの

時に馴染みのあるクレヨンのような画材で100

程の大きな作品まで作られています。

今回の描いたモチーフは和歌山の自然が多く、その

中でも水のある風景、川、滝、渓流、水面など様々

な流れの表情を描いています。水の表現というのは

穏やかな所では透明感を出し、渓流や滝などでは

荒々しい白い水しぶきを上げており、夕日などがそ

れに反射をし、美しく輝く様子、それらをオイルパ

ステルの優しい色で表現していました。

その他にもみどり豊な公園や、桜の舞い散る景色、

穏やかな海辺の街並み、雪景色や、黄金に輝くすす

きなどをしっかりとパステルで細かなところまで描

かれていました。現地に赴き、その場所を感じてい

る事で、作品にもよりリアルに空気感がありました。

作品を観ているとアクセントに紫色を多く用いてお

り、それにより作品の奥深さや色のバランスなどが

引き立っています。先生の描かれている絵画はどこ

か懐かしく、そして優しく語りかけてくれるような

そんな雰囲気の展覧会でした。

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