つくらない ものづくり ~明日からできるリーンスタートアップ~

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・ 2013 7/17 サイバードさんで行われた「LeanStartupNight - The LeanStartupStory」で使用したスライドです。会場提供、運営、軽食提供してくださったサイバードさん、対バン(?)張ってくれた志田さん、DevLoveメンバーのみなさん、ありがとう! ※ 素人による独学なので誤訳等々あるかもです。間違ってたら是非教えて下さい。 ※ わたしが働いているディップ株式会社ではリーンなひとを募集しています。ご興味ある方はぜひコンタクトください。 ※ DevLOVEとはDevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。 http://www.devlove.org/

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つくらない ものづくり

明日からできるリーンスタートアップ

・ 2013 7/17 サイバードさんで行われた「LeanStartupNight - The LeanStartupStory」で使用したスライドです。会場提供、運営、軽食提供してくださったサイバードさ

ん、対バン(?)張ってくれた志田さん、DevLoveメンバーのみなさん、ありがとう!

・ お話したうち、みなさまの独習のための補足が必要なものを追記しました。

いつも学びをくださる、クレイさん、リズムタイプさん、永和さん、ディップメンバーのみな

さま、ありがとう!

※ 素人による独学なので誤訳等々あるかもです。間違ってたら是非教えて下さい。

※ わたしが働いているディップ株式会社ではリーンなひとを募集しています。

ご興味ある方はぜひコンタクトください。

◆ 話をした人 http://www.facebook.com/shintokeimail

お気軽に友達申請してくださいね! http://about.me/sin10k/

▼ テーマに出た「まごラブ」はこちら ▼

https://mago-love.com/login

名前: 進藤 圭

歴史: 新卒入社7年目

使命: 新規事業開発

役柄: 室長代理(代打?)

趣味: 焼肉

権利の関係上お見せできません

<※ SlideShare版のための追記>

権利関係はなかなか大変です。

この会場のパパ、ママが全部

インストールするまで

帰らないぞ!

エンジニア、熱烈募集中です

https://www.wantedly.com/projects/968

そんな心意気でお送りする…

本題です

権利の関係上お見せ

できません

2勝、18敗

10%くらい?

勝率

正直、失敗は人一倍してるけど

新サービスの成功のヒケツ

よくわかりません

GrowthHackとか…いろいろ試し

たっちゃ試してるんですけど

ひとつ言えるのは

行動せずに

仮説を仮説のままにしていると

サービスの成功率と成長速度は

どんどん落ちる

1歩を踏み出すことが大事

(踏み出してばっかだし)

そのために使える考え方が

「リーン・スタートアップ」

読んではみたものの…な方

USのシリアルアントレプレナー、コンサルタントであるエリック・リースの書籍 ※日本語版は日経BP社より発売中

実戦で1歩踏み出すには…

それが知りたいところです

予算20万、2週間を

お手元にご用意ください

(どうにかして)

今日は、

それを元手に誰でも1歩を

踏み出すことができるお話です

ほんと、どこの会社でも

やっている、隠すほどでもない

かんたんな話。

つくらない ものづくり

明日からできるリーンスタートアップ

1、失敗する原因を知る

2、開発する前に作って、聞く

3、開発する前に知らせて、売る

お話は3つだけ

失敗する原因を知る

%

新サービスの成功率

<※ SlideShare版のための追記>

1、出典:中小企業庁「中小企業白書2011年版」 =30年企業生存率40%2、出典は『日経コンピュータ』2008年12/1号「特集1-成功率は31.1% 第2回プロジェクト実態調査」や、

米国スタンディッシュ・グループのリポート『CHAOS Summary 2009』など。いずれも30%程度の成功率

= 上記を掛け合わせると「IT系スタートアップの生存(成功)率は12%前後

ものづくりに失敗したから?

%

新サービスのコンセプト合致率

(出典) 朝野煕彦,山中正彦 (2000):『新製品開発』

世の中の新サービスの大半は

コンセプト通りに作って

失敗している

初期仮説=かなりあやしい

初期仮説に合致した

プロダクトを作る

=MVPではない

初期仮説は

検証されていない

1、ユーザーが誰か

2、課題がなんなのか

3、価値が実現できるかどうか

4、価値が理解されるかどうか

コード書かなくたって

作れるし、検証できる

コードを書こうとするから

話は壮大になり

1歩を踏み出せなくなり

踏み出したら戻れなくなる

ぼくも

ものづくり側の人間なので

「作りたい気持ち」

はよくわかります

しかし

スタートアップにとって

作る=借金をすること

(とくにウチは外製なので、キャッシュ!)

スタートアップならば

「作らず」毎日改善すること も

追求すべきではないでしょうか

ヒントはものづくり

以前にある

開発する前に作って、聞く

まごラブは前例がない市場で

成長してきた

数値情報は非開示ルールのためお出しすることができません

<※ SlideShare版のための追記>

基本に忠実

USのシリアルアントレプレナー、コンサルタントであるエリック・リースの書籍 ※日本語版は日経BP社より発売中

スタートアップは仮説と実験。

・何が作られるべきなのか

・それが持続可能なのか

という仮説を立てて、

「最小限の機能で」

実験していく。

検証できるなら、

プロダクトである必要すらない

ある文章をMVPとして

使っています

ユーザーの: ◯◯◯◯◯◯ は

欲求(うれしいこと): ◯◯◯◯◯◯ したいが

課題(お困り): ◯◯◯◯◯◯ ないので

価値(サービス): ◯◯◯◯◯◯ ができるとうれしい

ユーザーの: ◯◯◯◯◯◯ は

きっかけ: ◯◯◯◯◯◯ して

再度使う理由: ◯◯◯◯◯◯ なる

クレイさんの「かんがえるシート」をとても参考にさせていただき、ずいぶん洗練されました。

http://kray.jp/blog/agile_1/#think ありがとうございます。

<※ SlideShare版のための追記>

よく知られた3つの手法で

まず、価値と成長の仮説を作る

1、ペルソナマッピング

→ 属性(居住、性別、嗜好etc)価値(何に喜ぶか)シーン(サービスを使う時)を明確にで

きます。機能やマーケティングで迷った時の判断基準になります。

2、エクスペリエンスマッピング

→ どんな時に、どんなデバイスで、どんな気分でどんなことに困るか、どうすると嬉しいか

(価値/UX)が分かります。マーケやデバイスの選択判断基準になります。

3、ストーリーマッピング

→ 価値(UX)の実現に必要不可欠な機能と画面の表現(UI)を洗い出します。同時に不

要な機能をそぎ落とします。サイト開発のミニマム要件と優先順位の判断基準になります。

クレイさん、リズムタイプさんとの実践、永和さんとのワークショップでやりかたが洗練されました。

http://kray.jp/blog/agile_entrusted_dev/http://www.rhythmtype.com/http://agile.esm.co.jp/userstorymapping/startup_userstorymapping.html細かいやり方の社内勉強会資料は近いうちにスライドシェアに…

<※ SlideShare版のための追記>

← 属性=性別、職業、年齢、居住、通勤時間、

使っているデジタル機器、メディア接触、ファッションの好み、

好きなサイトや雑誌、キャラクター、などそのひとを構成する

要素

← シーン=この人が今回のサービスを利用する

であろう理由

← 価値=この人が今回のサービスで受けたいで

あろう「喜び」

みんなで登場人物の「属性」「価値」「シーン」を

出しあい議論しましょう。認識が揃えばOKです。

← 感情=「忙しい」「腹立つ」「楽しい」のシンプル

な感情を「+の感情」「-の感情」に分けて書く

← 状況=「起床」「出社」「風呂」のシーンを書く。

← 行動=「着替え」「トイレ」「電車に乗る」の行動を

書く。

← 接点=「トイレ」「電車車中」など接点が持てそう

な行動に目印を付ける。

みんなでユーザーの行動を描き出しましょう。

サービスの接点、その時の感情がわかればOKです。

← ストーリー=「TOPにきてTOPが見れる」

「TOPページでサービスの内容がわかる」という文章で機能

ではなく「こういうことができればいい」を書く。

みんなでサービスの価値提供に不可欠な「こと」を

洗い出しましょう。機能でなくて構いません。

結果を作文に入れなおす

ユーザー(相手)の は

うれしいこと したいが

課題(お困り) ないので

価値(サービス) とうれしい

子育て中のスマホ世代(28歳⼥性)のママ

離れて暮らす親と写真を気軽に共有

メールは容量制限あるし、SNSでは安全では

手軽に安全に家族だけで共有できる

ユーザー(相手)の は

きっかけ して

再度使う理由 なる

子育て中のスマホ世代(28歳⼥性)のママ

写真を⾒せるために家族を「まごラブ」に招待

招待された家族が増えてまた使いたく

<目標と実績>

1つの価値仮説

1つの成長仮説

「家族招待制で安心して写真共有」

写真は招待したひとだ

けが見える。

まるで家族アルバムを

食卓で囲むようなイ

メージ。

そして、プレスリリース(的なもの)をつくる

プレスリリースの実例はこちらがご参考になるかもしれません。

【実績アリ!】新サービスを出すときにリリースを送りたい連絡先300連発!

http://matome.naver.jp/odai/2134760521028179301

<※ SlideShare版のための追記>

● 見出し

顧客が商品を理解できるタイトル

● リード

ターゲット層と、彼らのメリットを1行で。

● 概要

商品の特徴と利点をまとめる。

この段落で全てを理解できるように。

● 課題

このプロダクトが解決する課題を説明。

● 解決

プロダクトがどのように課題を解決するかを説明。

● 使い方

どれくらい使い方が簡単かを説明。

● ユーザーからの声

仮想ユーザーからのコメント。

● 締め

次にユーザーがどうすればいいかを示します。

(AppStoreからDL!等)。

実際のプレスリリースはこちら http://www.dip-net.co.jp/news/press-release/2012/07/sns7-31.html

<※ SlideShare版のための追記>

この仮説をMVPとして

ペルソナにあったユーザーに聞く

個人情報に類する内容にマスクをさせていただきました

<※ SlideShare版のための追記>

質問はただ2つ

1、「このサービスを使いたいと

思いますか」

2、「このサービスを友人や家族に

知らせたいと思いますか」

<※ SlideShare版のための追記>

ネットプロモータスコアの考え方が参考になりました

http://web-tan.forum.impressrd.jp/g/nps

PV/UU

(絶対数)

会員登録率

家族招待率

家族招待数

(絶対数)

会員登録者数

(絶対数)

その質問を革新会計で計測する

10分でわかったつもりになるLean Analytics_10min lean analyticshttp://www.slideshare.net/shintokeimail/10min-lean-analytics

革新会計、計測の考え方はこちらが参考になるかもしれません。

<※ SlideShare版のための追記>

この工程を成功基準に乗るまで

やり続ける

1、MVP作文をさっさと作る

→ 4行(価値)3行(成長)の2仮説作文を作る

2、声を聞き検証する

→ 作文の価値に満足した人、満足しなかった人の声を聞き仮説を確かめる

3、計測し作文を改善する

→ アクション想定率に注目して、改善する

ここまで

1週間、0円

これで

なんてことはなくなる

うわっ・・・メーカー v0.96 を利用させていただきました http://hogehogepu.appspot.com/<※ SlideShare版のための追記>

開発する前に営業して、売る

15.8億

ナースではたらこは3年で

15億まで成長した

<※ SlideShare版のための追記>

業績についてはコーポレートサイトよりご確認ください http://www.dip-net.co.jp/ir/highlight.html

まじめ。基本に忠実。基本に忠実

スタートアップは仮説と実験。

・何が作られるべきなのか

・それが持続可能なのか

という仮説を立てて、

「最小限の機能で」

実験していく。

初期仮説が検証できたら

LPを作って、

リスクが一番高いことを実際試す

3年前、10万で作ったLP

<※ SlideShare版のための追記>

サイト自体はすでにWeb上からなくなっています…

ナースでは

「集客単価」「紹介単価」

が見合うかをLPで検証した

(広告出して、実際紹介してみる)

もうひとつ

LPを作って、

リスクが一番高いことを実際試す

1年前、10万で作ったLP

https://mago-love.com/login

<※ SlideShare版のための追記>

ティザーはそのままLPとして活用されています

まごラブでは

「無広告の反響率」「会員登録率」

が見合うかをLPで検証した

(PRをやって、会員登録率を見る)

この2ステップを回せば

成功の確率はグッとあがる

実績ができる

怖くない

<※ SlideShare版のための追記>

いろいろ…怖いものを取りました(笑)

1、検証済の初期仮説MVPを作る

→ 検証済みの4行(価値)3行(成長)の2仮説作文をMVPとして作る

2、リスクがもっとも高い点を試す

→ これがないと事業が成立しない点を試す

3、実績をベースに初期投資をする

→ 初期仮説の検証、事業リスクの検証を終えたらプロダクトを作る

ここまで

2週間、20万円

新サービス開発だけでなく

既存サービス改善でも

この2工程を基本にしています。

1.05の14乗=約2倍

毎日5%成功確率があがれば

サービスの成功確率は2倍に

ここまでは

コードを書かなくてもできる

プロダクトを作るのは

ここからでも遅くない

最後に、もうひとつ

DevLoveの

みなさんには簡単すぎる

お話だったかも…

正解かどうかは

わかりません

でも、行動しないと

実績も学びも何も得るものが

ないまま時間だけが過ぎます

わたしでもできた。

これだけの仲間がいる。

あなたにもできる。

さあ行動しよう。

行動したらぜひ教えて下さい!

ありがとうございました。

話しかけてください!

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